ネイバー探索（ND）プロキシは、ワイヤレスクライアント宛てのネイバー送信要求パケットに応答するコントローラの機能です。ネイバー探索の抑制中に、コントローラは宛先のワイヤレスクライアントに対してプロキシが有効になっているかどうかを確認します。プロキシが有効になっている場合、コントローラはネイバー送信要求パケットをドロップし、パケットがワイヤレスクライアントから送信されたように見える方法で、ネイバー送信要求の送信元への応答を生成します。これは、ワイヤレスクライアントへのトラフィックを制限するのに役立ちます。

ネイバー探索プロキシが有効になっていない場合、マルチキャストネイバー送信要求は、ターゲットクライアントの MAC アドレスを使用してユニキャストネイバー送信要求に変換され、そのクライアントに転送されます。

（注）	ネイバー探索プロキシは、中央スイッチングモードでのみ適用されます。 宛先アドレスがワイヤレスクライアントのアドレスではない場合、コントローラはネイバー送信要求パケットをプロキシしません。

IPv6 Duplicate Address Detection（DAD）機能は、特定のセグメントに割り当てられるすべての IP アドレスを一意なアドレスにします。プロキシは、それが有効になっているワイヤレスデバイスに、マルチキャストおよびユニキャストパケットが送信されないようにするために必要です。

DAD で、ホストアドレスが一意であるかどうかを確認します。IPv6 DAD プロキシ機能は、アドレスが使用中の場合、そのアドレスの所有者に代わって応答します。

ただし、ノードがレイヤ 2 で相互に通信しないように制限されているシナリオでは、DAD は重複アドレスを検出できません。DAD プロキシが無効になっている場合、マルチキャストパケットはユニキャストに変換され、ターゲットクライアントに送信されます。

（注）	DAD プロキシは、中央スイッチングモードでのみ適用されます。 宛先アドレスがワイヤレスクライアントのアドレスではない場合、コントローラは DAD NS パケットをプロキシしません。