QoS Basic Set Service 負荷について
QoS Basic Set Service(QBSS)情報要素(IE)ノブは、ビーコンフレームおよびプローブ応答で送信される、QBSS IE を含めるか除外するように設定される WLAN ごとの設定です。QBSS IE は、AP のチャネル負荷情報をアドバタイズします。QBSS IE 機能はデフォルトで有効になっています。
Cisco IOS XE Amsterdam 17.1.1s 以前は、Wi-Fi マルチメディア(WMM)を有効にすると、プローブとビーコンで QBSS 負荷アドバタイズメントが自動的に有効になり、QBSS 負荷 IE をオンにするための個別のノブはありませんでした。しかし、Cisco IOS XE Amsterdam 17.2.1 以降では、個別の設定ノブが導入され、この動作が変更されました。
Cisco IOS XE Amsterdam 17.1.1s 以前:
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WMM が WLAN で有効になっている場合、QBSS 負荷がビーコンおよびプローブフレームでアドバタイズされました。
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WLAN で WMM が無効になっている場合、QBSS IE はビーコンおよびプローブフレームでアドバタイズされませんでした。
Cisco IOS XE Amsterdam 17.2.1 以降:
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WLAN で WMM と QBSS ID を有効にすると、QBSS IE はビーコンおよびプローブフレームでアドバタイズされます。
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WLAN で WMM を有効にし、WLAN で QBSS 負荷 IE を無効にすると、QBSS 負荷はビーコンおよびプローブフレームでアドバタイズされません。
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WLAN で WMM を無効にし、WLAN で QBSS 負荷 IE を有効にすると、QBSS IE はビーコンおよびプローブフレームでアドバタイズされます。
![]() (注) |
デフォルトでは、QBSS 負荷 IE は有効になっています。この動作はポリシープロファイルで設定できます。 |