IP MAC バインディング

IP MAC バインディングについて

盗難検出、プロキシ、DHCP リレー、グリーニング、抑制などのワイヤレス デバイス トラッキング機能は、IP MAC アドレスバインド設定で有効になります。


（注）  

IP MAC アドレスバインドは、ポリシープロファイルでデフォルトで有効になっています。

IP MAC バインディングなし

ワイヤレスクライアントの IPv4 アドレスのすべてのワイヤレス デバイス トラッキング機能を無効にします。


（注）  

次のシナリオを除き、通常は IP MAC バインディングを無効にする必要はありません。

  • 複数の IP アドレスを持つ単一のワイヤレスステーションがある場合。

  • クライアント間で重複 IP アドレスを意図的に設定している場合。

  • ARP スプーフィング ネットワーク アクセス コントロール（NAC）デバイスを使用している場合。

IP MAC バインディングなしの使用例

次に、IP MAC バインディングなしの使用例を示します。

  • FlexConnect モードでの IP 学習の無効化

  • NAC デバイスをサポートするためのデバイストラッキングの無効化

  • FlexConnect モードでの IP 学習の無効化

IP MAC バインディングの無効化（CLI）

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

configure terminal

例:

Device# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

wireless profile policy profile-policy-name

例:

Device(config)# wireless profile policy test-profile-policy

ワイヤレス プロファイル ポリシーを設定します。

ステップ 3

shutdown

例:

Device(config-wireless-policy)# shutdown

ワイヤレス ポリシー プロファイルを無効にします。

（注）  

 

ポリシープロファイルを無効にすると、関連付けられた AP とクライアントが再参加します。

ステップ 4

no ip mac-binding

例:

Device(config-wireless-policy)# no ip mac-binding

IP MAC バインディングを無効にします。

ステップ 5

no shutdown

例:

Device(config-wireless-policy)# no shutdown

ワイヤレス ポリシー プロファイルを有効にします。

ステップ 6

exit

例:

Device(config-wireless-policy)# exit

特権 EXEC モードに戻ります。

IP MAC バインディングの確認

IP MAC バインディングが無効になっているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。


Device# show run | b wireless profile policy test-profile-policy
wireless profile policy test-profile-policy
 no ip mac-binding
 vlan VLAN0169