EoGRE の概要
Ethernet over GRE(EoGRE)は、ホットスポットから Wi-Fi トラフィックをグループ化するための集約ソリューションです。このソリューションでは、顧客宅内機器(CPE)デバイスにおいて、エンドホストから届いたイーサネットトラフィックをブリッジし、そのトラフィックを IP Generic Routing Encapsulation(GRE)トンネルでイーサネットパケットにカプセル化できます。IP GRE トンネルがサービスプロバイダのブロードバンド ネットワーク ゲートウェイで終端すると、エンドホストのトラフィックが転送され、サブスクライバセッションが開始されます。
クライアント IPv6
クライアント IPv6 トラフィックは IPv4 の EoGRE トンネルでサポートされています。クライアントごとに、最大 8 つの異なるクライアント IPv6 アドレスをサポートしています。ワイヤレスコントローラ は、学習したすべてのクライアント IPv6 アドレスを、アカウンティング更新メッセージを使用してアカウンティングサーバーに送信します。コントローラ とトンネルゲートウェイ間、または RADIUS サーバー間では、すべての RADIUS メッセージやアカウンティングメッセージが EoGRE トンネルの外側で交換されます。
WLAN の EoGRE
WLAN の EoGRE を有効にするには、ワイヤレス ポリシー プロファイルをトンネルプロファイルにマッピングする必要があります。これには次のものが含まれる可能性があります。
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AAA オーバーライド:クライアントのルールフィルタリングをバイパスできます。
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ゲートウェイ RADIUS プロキシ:トンネルゲートウェイへの AAA 要求の転送を許可します。
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トンネルルール:各レルムに使用するドメインを定義します。また、トンネルゲートウェイに向かうクライアントトラフィックの VLAN タグ付けも定義します。
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DHCP オプション 82:一連の定義済みフィールドを提供します。
複数のトンネルゲートウェイを使用した EoGRE の導入
ワイヤレスコントローラ 組み込みワイヤレスコントローラは、キープアライブ ping をプライマリおよびセカンダリ トンネル ゲートウェイに送信し、失われた ping を追跡します。失われた ping について特定のしきい値レベルに達すると、スイッチオーバーが実行され、セカンダリトンネルがアクティブとしてマークされます。このスイッチオーバーによって、すべてのクライアントが認証解除され、アクセスポイント(AP)に再び参加できるようになります。プライマリトンネルがオンラインに戻ると、すべてのクライアントトラフィックがプライマリトンネルに戻されます。ただし、この動作は冗長性のタイプによって異なります。
EtherChannel でのロードバランシング
Etherchannel を介してトンネリングされるトラフィックのロードバランシングは、トンネルエンドポイントペアの送信元または宛先の IP アドレスまたは mac アドレスをハッシュすることによって機能します。トンネルの数はクライアントの数と比較すると非常に制限されるため(各トンネルは多数のクライアントのトラフィックを伝送します)、ハッシュの拡散効果が大幅に低下し、Etherchannel リンクの最適な使用率が得られなくなる可能性があります。
EoGRE 設定モデルを使用すると、各トンネルインターフェイスの tunnel source オプションを使用して、ロードバランシングのパラメータを調整し、複数のリンク間でトンネルを分散することができます。
トンネルごとに異なる送信元インターフェイスを使用して、送信元または宛先 IP アドレスに基づくロードバランシングを実現できます。その場合は、送信元と宛先の IP ペアごとにトラフィックフローが異なるリンクをたどるように、送信元インターフェイスの IP アドレスを選択します。次に、4 つのポートを使用した例を示します。
Client traffic on Tunnel1 – Src IP: 40.143.0.72 Dest IP: 40.253.0.2
Client traffic on Tunnel2 – Src IP: 40.146.0.94 Dest IP: 40.253.0.6
Client traffic on Tunnel3 – Src IP: 40.147.0.74 Dest IP: 40.253.0.10
特定のフローがたどるリンクを調べるには、show platform software port-channel link-select interface port-channel 4 ipv4 src_ip dest_ip コマンドを使用します。
EoGRE 設定の概要
EoGRE ソリューションは、次の 2 つの異なる方法で展開できます。
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中央スイッチング:EoGRE トンネルによってコントローラ がトンネルゲートウェイに接続されます。
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フレックスまたはローカルスイッチング:EoGRE トンネルは、AP で開始され、トンネルゲートウェイで終端されます。
EoGRE を設定するには、以下のタスクを実行します。
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一連のトンネルゲートウェイを作成します。
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一連のトンネルドメインを作成します。
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クライアントをドメインに照合する方法を定義するルールを使用して、トンネルプロファイルを作成します。
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ポリシープロファイルを作成し、トンネルプロファイルを適用します。
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ポリシータグを使用して、WLAN にポリシープロファイルをマッピングします。
![]() (注) |
最後の測定期間に、max-skip-count の ping に失敗すると、セカンダリトンネルへの EoGRE トンネルフォールバックがトリガーされます。測定期間の開始および終了のインスタンスに基づいて、フォールバックには設定されている期間よりも長くかかる場合があります。 |
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メソッド名 |
サポートされるようになった最初のリリース |
モード |
|---|---|---|
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PSK |
17.2.1 |
ローカル/Flex(中央認証) |
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Open |
16.12.1 |
ローカル/Flex(中央認証) |
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LWA |
16.12.1 |
ローカル/Flex(中央認証) |
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Dot1x |
16.12.1 |
ローカル/Flex(中央認証) |
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CWA |
16.12.1 |
ローカル/Flex(中央認証) |

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