デバイス分類子ダイナミック XML サポート

デバイス分類子ダイナミック XML サポートの機能履歴

次の表に、このセクションで説明する機能のリリースおよび関連情報を示します。

この機能は、特に明記されていない限り、導入されたリリース以降のすべてのリリースでも使用できます。

表 1. デバイス分類子ダイナミック XML サポートの機能履歴

リリース

機能

機能情報

Cisco IOS XE Dublin 17.10.1

デバイス分類子ダイナミック XML サポート

次を実行できます。

  • ルール、チェック、およびプロファイル名を XML ファイルに追加する。

  • XML ファイルをデバイスのファイルシステムにアップロードする。

この機能により、デバイスを新しいリリースにアップグレードすることなく、より適切なデバイス分類が可能になります。

(注)  

 

デバイス分類子ダイナミック XML サポートは、以下に適用されます。

  • 以前に分類されていないデバイス:分類は、再起動しなくても最新のファイルから有効になります。

  • すでに分類されているデバイス:分類を有効にするには、クライアントが再参加する必要があります。

  • DHCP + HTTP などのより高いプロトコル値で以前に分類されたクライアント:同じクライアントを DHCP のみで分類する場合は、clear wireless client device cache コマンドを使用します。

デバイス分類子ダイナミック XML サポートについて

現在のデバイス分類子は、ワイヤレスデバイスの MAC、DHCP、および HTTP TLV に基づいてチェック、ルール、およびプロファイルを定義する静的 XML ファイルを使用します。静的 XML ファイルはテキストファイルに変換され、イメージと統合されます。device classifier コマンドを使用してデバイス分類機能を有効にすると、テキストファイルの内容が読み取られ、デバイス分類子構造に取り込まれます。


(注)  


後続のデバイス分類は、取り込まれたデバイス分類子構造に基づきます。


現在、コントローラで未分類のデバイスが見つかった場合、静的 XML ファイルが新しいルール、チェック、およびプロファイルを使用して更新され、デバイスが分類されます。静的 XML ファイルはイメージと統合されていてコントローラから変更できないため、後続のリリースまで待つ必要があります。

ワークフロー:ダイナミック XML ファイルを使用して未分類のデバイスを分類する

  1. ダイナミック XML ファイル名は dc_user_profiles.xml である必要があります。


    (注)  


    他の名前のファイルは、スキーマが正しい場合でも読み取られず、解析されません。


  2. 次のコマンドを使用して、サンプルのダイナミック XML ファイルをシステムにコピーします。

    copy {flash:} {ftp: | tftp:}

  3. ダイナミック XML ファイルに新しいバージョンを指定します。

    <Version>1.1</Version>

  4. 未分類のデバイスの TLV 値を調べた後、スキーマで定義される新しいルール、チェック、およびプロファイルを使用してダイナミック XML ファイルを編集します。


    (注)  


    TLV 値を確認するには、次のコマンドを使用します。

    show wireless client mac-address mac detail


  5. 次のコマンドを使用して、ダイナミック XML ファイルをデバイスのフラッシュにコピーします。

    copy {ftp: | tftp:} {flash:}

ファイルがデバイスファイルシステムにコピーされると、新しく接続されたクライアントは、ダイナミック XML ファイルに定義された新しいプロファイルに従って分類されます。すでに未分類となったデバイスは、再接続して DHCP および HTTP TLV を送信し、新しいプロファイルに従って分類する必要があります。すでに分類されているデバイスは、再接続されるまで分類されたままになります。

ダイナミック XML ファイル

デバイス分類子ダイナミック XML サポートの拡張機能は、デバイス分類子ダイナミック XML ファイルのこの問題に対処します。

ダイナミック XML サポートの導入により、新しいダイナミックデバイス分類子 XML ファイルのサポートが提供されます。


(注)  


ファイル名は dc_user_profiles.xml になり、接続されたデバイスと提供されたスキーマに基づいて、新しいルール、チェック、およびプロファイルを使用してダイナミック XML ファイルを更新できます。この XML ファイルをデバイスファイルシステムにコピーしてデバイス分類を改善することができ、デバイスを新しいリリースにアップグレードする必要がありません。


静的 XML ファイルは引き続きサポートされます。デバイスが接続された場合、その TLV は最初にダイナミック XML ユーザープロファイルでチェックされ、一致する場合はそのプロファイルに従って分類されます。非静的 XML プロファイルを検索し、一致する場合は、そのプロファイルに従って分類されます。


(注)  


サンプルのダイナミック XML ファイルは、デバイスの flash:dc_profile_dir/. にあります。次のサンプルダイナミック XML ファイルスキーマを検討し、copy {flash:} {ftp: | tftp:} コマンドを使用してこれをシステムにコピーして、内容を追加するか、独自のプロファイル、ルール、およびチェックに置き換えることができます。


<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<DeviceList>
             <CopyRight>Copyright (c) 2021-2022 by Cisco Systems, Inc. All rights reserved.</CopyRight>
             <Version>1.0</Version>
             <Device>
                   <DeviceType>Sample_Profile_1</DeviceType>
                   <RuleName>Sample_Rule_1</RuleName>
                   <RuleOperator>OR</RuleOperator>
                   <RuleCertaintyMetric>20</RuleCertaintyMetric>
                   <Check>
                              <Protocol>DHCP</Protocol>
                              <TLV-Type>12</TLV-Type>
                              <TLV-Value-Type>String</TLV-Value-Type>
                              <TLV-Value>test</TLV-Value>
                   </Check>
                   <Check>
                              <Protocol>HTTP</Protocol>
                              <TLV-Type>3</TLV-Type>
                              <TLV-Value-Type>Integer</TLV-Value-Type>
                              <TLV-Value>23</TLV-Value>
                  </Check>
            </Device>
            <Device>
                 <DeviceType>Sample_Profile_2</DeviceType>
                 <RuleName>Sample_Rule_2</RuleName>
                 <RuleOperator>AND</RuleOperator>
                 <RuleCertaintyMetric>30</RuleCertaintyMetric>
                 <Check>
                        <Protocol>DHCP</Protocol>
                       <TLV-Type>12</TLV-Type>
                       <TLV-Value-Type></TLV-Value-Type>
                       <TLV-Value>test</TLV-Value>
                 </Check>
                 <Check>
                        <Protocol>MAC</Protocol>
                        <TLV-Value-Type>String</TLV-Value-Type>
                        <TLV-Value>Cisco</TLV-Value>
                  </Check>
</Device>
</DeviceList>

新しいダイナミック XML ファイルをコピーするたびに、古いユーザープロファイルは完全に消去され、新しいプロファイルが読み込まれます。ダイナミック XML ファイルをコピーした後は、新しく接続されたクライアントのみが新しいダイナミックファイルに基づいて分類され、すでに分類されているデバイスは再接続されるまで古いプロファイルで分類されたままになります。


MAC OUI ベースのプロファイル

MAC アドレスの組織固有識別子(OUI)は、ネットワークアダプタのベンダーを識別する MAC アドレスの一部です。OUI は、6 バイトフィールドの最初の 3 バイトであり、IEEE によって管理されます。

ダイナミック XML ファイルで MAC ベースのプロファイルを定義するには、https://standards-oui.ieee.org/ を参照してください。

たとえば、クライアント MAC アドレスが 7035.094d.000 の場合、OUI は 0x703509 です。https://standards-oui.ieee.org/ で、次のように対応するエントリを検索できます。


70-35-09   (hex)		Cisco Systems, Inc
703509     (base 16)	   Cisco Systems, Inc
				  80 West Tasman Drive
				  San Jose  CA  94568
				  US

デバイス分類子の有効化(CLI)

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

configure terminal

例:

Device# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

device classifier

例:

Device(config)# device classifier

接続されているデバイスの分類を有効にします。

ステップ 3

end

例:

Device(config)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

ダイナミック XML ファイルの更新

デバイスを分類するには、ダイナミック XML ファイルに次の行を追加します。


<DeviceList>
           <CopyRight>Copyright (c) 2021-2022 by Cisco Systems, Inc. All rights reserved.</CopyRight>
           <Version>1.1</Version>
           <Device>
                  <DeviceType>Device-test”</DeviceType>
                 <RuleName>Rule-Test</RuleName>
                <RuleOperator>AND</RuleOperator>
                <RuleCertaintyMetric>20</RuleCertaintyMetric>
                <Check>
                        <Protocol>DHCP</Protocol>
                        <TLV-Type>12</TLV-Type>
                       <TLV-Value-Type>String</TLV-Value-Type>
                       <TLV-Value>test</TLV-Value>
                 </Check>
          </Device>

...............................
</DeviceList>

TLV 値の確認

TLV 値を確認するには、次のコマンドを使用します。

Device# show  wireless  client  mac-address 7035.094d.0001 detail
Client MAC Address : 7035.094d.0001

…………………………………………………………………………………………………………

Nearby AP Statistics:

EoGRE : Pending Classification

Device Classification Information:

  Device Type         : Un-Classified Device

  Device Name      : Unknown Device

  Protocol Map     : 0x000009  (OUI, DHCP)

  Device Protocol  : DHCP                      -→ <Protocol>DHCP</Protocol>

    Type             : 12   14                          --> <TLV-Type>12</TLV-Type>

    Data             : 0e

    00000000  00 0c 00 0a 74 65 73 74  2d 30 30 30 30 31         |....test-00001  |           ---><TLV-Value>test</TLV-Value>

    Type             : 60   8  

    Data             : 08

    00000000  00 3c 00 04 74 65 73 74                            |.<..test        |

    Type             : 55   11 

    Data             : 0b

    00000000  00 37 00 07 01 1c 02 03  0f 06 0c                  |.7.........     |

Max Client Protocol Capability: Wi-Fi6 (802.11ax)

古い分類キャッシュの消去

すでに分類されているクライアントが 3 つの Type-Length-Value(TLV)(OUI、DHCP、または HTTP)のいずれかを使用していて、組み合わせ値が小さい場合、既存の値は無視されます。このようなシナリオを回避するには、次のコマンドを使用します。

Device# clear wireless client device cache

(注)  


TLV の優先順位は次のとおりです。

  • OUI

  • DHCP

  • HTTP

clear コマンドを実行した後は、最新の XML ファイルに従ってクライアントが分類されるようにするために、クライアントを再参加させる必要があります。