モビリティドメイン識別子 - Dot11i ローミング

モビリティドメイン識別子 - 802.11i ローミングについて

モビリティドメインは、連続的な無線周波数空間を形成する AP のクラスタであり、ペアワイズマスターキー(PMK)を同期し、802.11r(Fast Transition)または 802.11i(WPA)の高速ローミングを有効にすることができます。

Cisco IOS XE 17.2.1 より前のリリースでは、PMK キャッシュは AP サイトタグを使用して FlexConnect AP 間で共有されていました。サイトタグに属するすべての AP が、PMK キャッシュを共有します。これは、中央認証にのみ適用されます。

Cisco IOS XE 17.2.1 以降では、AP ごとにモビリティドメイン識別子(MDID)を作成できます。同じ MDID を持つすべての AP が、サイトタグが異なる場合でも、PMK キャッシュキーを共有します。MDID が AP に設定されている場合、PMK キャッシュキーは、同じサイトタグに属していても、同じ MDID に属していない AP とは共有されません。MDID は、中央認証とローカル認証の両方で PMK キャッシュ配信をサポートしています。


(注)  


  • モビリティドメイン識別子 - 802.11i ローミング機能は、キーを共有するコントローラに依存するため、Flex AP がスタンドアロンモードの場合は機能しません。

  • MDID は、オープン設定モデルを介してのみ設定されます。CLI または GUI はサポートされていません。

  • Cisco IOS XE Amsterdam 17.2.1 では、サイトタグまたは MDID ごとに 100 個の AP がサポートされていて、AP ごとに 1,000 個の PMK エントリがサポートされています。


モビリティドメインは、クラスタ化された AP の静的設定として定義するか、共通に設定された MDID ですべて定義するか、動的に計算することができます。AP のネイバーアソシエーションに基づいて空間クラスタリングアルゴリズムを導入できます。各 AP は、1 つのローミングドメインにのみ属することができます。

MDID は、802.11r 高速ローミングがサポートされているネットワークを定義するために 802.11r によって使用されます。PMK はモビリティドメイン内で共有し、クライアントが高速ローミングをサポートできるようにする必要があります。定義されている場合、MDID はサイトタグよりも優先されます。

MDID 設定は、オープン設定モデルからのみ実行されます。オープン設定モードの詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/ios-xml/ios/prog/configuration/172/b_172_programmability_cg.html を参照してください。

モビリティドメイン識別子 - 802.11i ローミングの確認

次に、802.11i ローミング設定を表示して確認する例を示します。

Device#  show running-config | section specific-config
ap specific-config 58ac.70dc.xxxx hostname AP58AC.70DC.XXXX 
   roaming-domain roaming_domain_2 
ap specific-config 78xc.f09d.xxxx hostname AP78XC.F09D.XXXX 
   roaming-domain roaming_domain_3