ローミングの最適化

ローミングの最適化

ローミングの最適化は、遠隔地のアクセス ポイントに長時間アソシエートし続けているクライアントや、接続が不安定な Wi-Fi ネットワークに接続を試みるアウトバウンド クライアントの問題を解決します。この機能は、クライアント データ パケットの RSSI とデータ レートに基づいてクライアントをアソシエート解除します。クライアントは、RSSI アラーム条件が満たされ、現在のデータ レートが最適化ローミング データ レートのしきい値を下回っている場合にアソシエート解除されます。データ レート オプションを無効にして、RSSI のみをクライアントのアソシエート解除に使用するようにできます。

ローミングの最適化は、クライアントの RSSI が低いときにもクライアント アソシエーションを阻止します。この機能は、RSSI しきい値に照らして受信クライアントの RSSI をチェックします。このチェックで、クライアントに有効な接続がない限り、クライアントの Wi-Fi ネットワークへの接続が阻止されます。クライアントはビーコンを受信して Wi-Fi ネットワークに接続できても、信号が弱いために安定した接続をサポートできない場合がよくあります。

ローミングの最適化を使用することによって、無線に対してクライアント カバレッジ レポート間隔を設定することもできます。クライアント カバレッジの統計情報には、データ パケット RSSI、カバレッジ ホールの検出および軽減(CHDM)の事前アラーム障害、再送信要求と現在のデータ レートが含まれます。

最適化されたローミングは、次のシナリオで役立ちます。

  • クライアントを積極的に切断することによってスティッキー クライアントの問題に対処する。

  • データ RSSI パケットをアクティブに監視する。

  • RSSI が、設定されたしきい値よりも低くなるとクライアントのアソシエーションを解除する。

ここでは、次の内容について説明します。

ローミングの最適化の制約事項

  • 802.11a/b ネットワークを無効にするまで、ローミングの最適化の間隔を設定できません。

  • 基本サービスセット(BSS)移行が 802.11v 対応クライアントに送信され、切断タイマーの期限が切れる前にそのクライアントが他の BSS に移行していない場合、対応するクライアントは強制的に切断されます。802.11v 対応クライアントの場合、BSS 移行はデフォルトで有効になります。

  • Cisco Catalyst 9800 コントローラは、ローミングの最適化によるクライアントの切断中に、80211v smart roam failed カウンタを増加させます。

  • RSSI Low Check とともにローミングの最適化機能を使用しないことを推奨します。

ローミングの最適化の設定(GUI)

手順


ステップ 1

[Configuration] > [Wireless] > [Advanced]を選択します。

ステップ 2

[Advanced] ページで、関連する帯域のタブ([5 GHz Band] または [2.4 GHz Band])をクリックします。

ステップ 3

[Optimized Roaming Mode] チェックボックスをオンにして機能を有効にします。

ステップ 4

必要な [Optimized Roaming Date Rate Threshold] を選択します。しきい値のオプションは 802.11a ネットワークと 802.11b ネットワークで異なります。

ローミングの最適化は、クライアントのデータ パケットおよびデータ レートの RSSI に基づいてクライアントのアソシエートを解除します。クライアントの現在のデータ レートが、[Optimized Roaming Data Rate Threshold] よりも小さい値の場合は、クライアントはアソシエート解除されます。

ステップ 5

[Apply] をクリックして、設定を保存します


ローミングの最適化の設定(CLI)

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

configure terminal

例:

Device# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ap dot11 {24ghz | 5ghz | 6ghz} rrm optimized-roam

例:

Device(config)#ap dot11 24ghz rrm optimized-roam

802.11a、802.11b、または 802.11 6 GHz のローミングの最適化を設定します。デフォルトでは、ローミングの最適化は無効になっています。

ステップ 3

ap dot11 24ghz rrm monitor optimized-roam data-rate-threshold {1M | 2M | 5_5M | 6M | 9M | 11M | 12M | 18M | 24M | 36M | 48M | 54M | disable}

例:


Device(config)#ap dot11 24ghz rrm monitor optimized-roam 18M

ローミングの最適化の 802.11b のデータレートしきい値を設定します。

ステップ 4

ap dot11 {5ghz | 6ghz} rrm monitor optimized-roam data-rate-threshold {6M | 9M | 12M | 18M | 24M | 36M | 48M | 54M | disable}

例:


Device(config)#ap dot11 6ghz rrm monitor optimized-roam 18M

802.11a または 802.11 6 GHz のローミングの最適化のデータレートしきい値を設定します。

ステップ 5

show ap dot11 {24ghz | 5ghz | 6ghz} optimized-roaming statistics

例:


Device#show ap dot11 24ghz optimized-roaming statistics

802.11a、802.11b、または 802.11 6 GHz のローミングの最適化の設定を表示します。