製品の説明
P-GW は、PDN への SGi インターフェイスを終端するノードです。UE が複数の PDN にアクセスしている場合、その UE に対して複数の P-GW が存在する可能性があります。P-GW は、UE のトラフィックが出入りするポイントになることによって、外部パケット データ ネットワークに UE への接続を提供します。UE は複数の PDN にアクセスするために複数の P-GW との同時接続を持つ場合があります。P-GW は、ポリシーの適用、各ユーザーへのパケットフィルタリング、課金サポート、合法的傍受、およびパケットスクリーニングを実行します。


P-GW のもう一つの主な役割は、3GPP と非 3GPP 技術との間のモビリティアンカーとして機能することです。後者には、WiMAX や 3GPP2(CDMA 1X、EvDO)などがあります。
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3GPP アクセスシステムと非 3GPP アクセスシステム間のモビリティに使用されるモビリティアンカー。これは、SAE アンカー機能と呼ばれることもあります。
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ポリシーの適用(ゲート処理およびレートの適用)
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ユーザー単位のパケットフィルタリング(ディープ パケット インスペクション)
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課金サポート
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合法的傍受
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UE IP アドレス割り当て
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パケットスクリーニング
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ダウンリンクでのトランスポート レベル パケット マーキング
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集約最大ビットレート(AMBR)に基づくダウンリンクレートの適用
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PMIP ベースの S5 または S8 が使用されている場合、P-GW には draft-ietf-netlmm-proxymip6 に従ったローカルモビリティアンカー(LMA)の機能が追加されます。
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S2c が使用されている場合、P-GW には draft-ietf-mip6-nemo-v4traversal に記載されている DSMIPv6 ホームエージェントの機能が追加されます。
認定プラットフォーム
P-GW は、Cisco ASR 5500 および仮想化プラットフォームで実行される StarOS アプリケーションです。プラットフォームの詳細については、該当する『System Administration Guide』[英語] を参照するか、シスコのアカウント担当者にお問い合わせください。
ライセンス
P-GW は、シスコのライセンス製品です。別のセッションおよび機能ライセンスが必要になる場合があります。特定のライセンス要件の詳細については、シスコのアカウント担当者にお問い合わせください。ライセンスのインストールと確認の詳細については、『システム管理ガイド』の「ソフトウェア管理操作」の「ライセンスキーの管理」の項を参照してください。