S6b インターフェイスの機能拡張

機能の概要と変更履歴

要約データ

該当製品または機能エリア

P-GW

該当プラットフォーム

  • ASR 5500

  • VPC-DI

  • VPC-SI

機能のデフォルト

無効:ライセンスが必要

このリリースでの関連する変更点

N/A

関連資料

  • P-GW Administration Guide

マニュアルの変更履歴

改訂の詳細

リリース

このリリースでは、S6b インターフェイスが拡張され、AVP を介したスタティックおよびダイナミック IP アドレスの割り当てにより、3GPP AAA に対応するようになりました。

21.22

機能説明

StarOS 21.22 以降のリリースでは、S6b インターフェイスが拡張され、次の AVP を介したスタティックおよびダイナミック IP アドレスの割り当てにより、3GPP AAA に対応するようになりました。

  • Class AVP

  • User-Name AVP

  • Origination-Time-Stamp AVP

Class AVP :次の機能拡張がサポートされています。

最初の PDN 接続要求時に、PGW/GGSN は 3GPP AAA からの AA 応答メッセージで CLASS AVP(存在する場合)を受信します。その後、P-GW/GGSN は 3GPP AAA に応答を送信します。AA_request メッセージを 3GPP AA に送信しているときに、P-GW/GGSN が CLASS AVP をドロップします。PGW/GGSN には再承認を開始するオプションがあります。ただし、P-GW/GGSN が以前に 3GPP AAA から CLASS AVP を受信している場合、後続のセッション終了要求には Class AVP が含まれますが、再承認要求は含まれません。この結果、AA 応答メッセージとセッション終了メッセージ(STR メッセージと STA メッセージ)を除くすべてのメッセージから Class AVP が削除されます。

Auth-Session-State が STATE_MAINTAINED としてネゴシエートされた場合、セッションの終了時に、P-GW は Session-Termination-Request(Session-Id, Origin-Host, Origin-Realm, Destination-Realm, Auth-Application-Id=(16777999)、Destination-Host、Termination-Cause、User-Name)を 3GPP AAA に設定します。


(注)  


aaa-custom15 ディクショナリが使用されていれば、インスタンスから Class AVP を削除できます。


User-Name AVP :次の機能拡張がサポートされています。

P-GW/GGSN が後続のセッション終了要求(STR)を 3GPP AAA に送信するときに、必須パラメータである User-Name AVP が含まれます。


(注)  


後方互換性がある限り、3GPP AAA は User-Name AVP なしの STR を受け入れます。


User-Name にプレフィックスが含まれていないことを確認してください。

例:
<IMSI>@nai.epc.mnc<MNC>.mcc<MCC>.3gppnetwork.org.
Origination-Time-Stamp AVP :次の機能拡張がサポートされています。

Origination-TimeStamp AVP は、3GPP 標準の Origination-Time-Stamp AVP に置き換えられます。

Maximum-Wait-Time AVP :次の機能拡張がサポートされています。

Max-Wait-Time AVP は、3GPP 標準の Maximum-Wait-Time AVP Maximum-Wait-Time AVP に置き換えられます。