P-GW バッファリングメカニズム

機能の概要と変更履歴

要約データ

該当製品または機能エリア

P-GW

該当プラットフォーム

  • ASR 5500

  • VPC - DI

  • VPC - SI

機能のデフォルト

有効:設定が必要

このリリースでの関連する変更点

N/A

関連資料

  • Command Line Interface Reference

  • P-GW Administration Guide

マニュアルの変更履歴

改訂の詳細

リリース

このリリースでは、P-GW によるバッファリングメカニズム機能がサポートされています。

21.23

最初の導入。

21.14

機能説明

Default-Bearer-QoS の変更が保留状態の場合、P-GW は最大 2 つのポリシー(PCRF)メッセージをバッファに保存できます。Presence Reporting Area(PRA)関連のコールフローでは、ベアラー更新応答(UBResp)が保留状態のときに 2 つ以上のメッセージを受信できます。

P-GW バッファリングメカニズム機能により、P-GW は UBResp を待機中に、PCRF から受信した RAR や CCA-U をスムーズに処理できます。UBResp が受信されると、保留中のメッセージが P-GW のバッファキューから取得され、後続処理が実行されます。

機能の仕組み

アクティブ課金サービス(ACS)モードでは、バッファサイズを増やすために CLI コマンド pending-buffer-size が追加されました。デフォルトベアラー QoS の変更が保留状態の間は、P-GW が UBResp メッセージを受信するまで、PCRF メッセージがバッファされます。

P-GW バッファリングメカニズム機能の設定

デフォルトベアラー QoS の変更ステータスが保留中の場合に、PCRF メッセージを保存するバッファサイズを大きくするには、次の設定を使用します。

configure 
   active-charging service service_name 
      policy control def-bearer-qos-change pending-buffer-size buffer_size 
      end 

  • def-bearer-qos-change :デフォルトベアラー QoS 変更パラメータを設定します。

  • pending-buffer-size buffer_size :デフォルトベアラー QoS の変更が保留中の場合に、PCRF メッセージを保存するバッファサイズを指定します。buffer_size は 2 ~ 4 の整数です。

    設定されている最小値は 2、最大値は 4 です。

  • no policy control def-bearer-qos-change により、コマンドがデフォルト値に設定されます。デフォルトは 2 です。

  • ほとんどの使用例では、デフォルト値で十分です。ただし、使用例に基づいて、メモリ使用量を考慮し、それよりも高い値を設定する必要があります。

  • CLI コマンド は、新しいコールに対して有効になります。