機能説明
Framed-Route 属性は、このネットワーク アクセス サーバー(NAS)上のユーザーに対して設定するルーティング情報を提供します。Framed-Route 情報は、Access-Accept メッセージで RADIUS サーバーに返されます。Framed-Route は、コンテキストレベルまたは VRF レベルで機能します。VRF は企業ごとに存在でき、それぞれが独自の一連の Framed-Route を持つことができます。このような構成では、Framed-Route は、それぞれの企業専用の VRF にインストールされます。Framed-Route と VRF の関連付けは、サブスクライバ IP プールに基づいて行われます。
モバイルルータは、GGSN が RADIUS サーバーを使用して許可する PDN セッションをルータが作成できるようにします。RADIUS サーバーはこのルータを認証し、access-accept 応答パケットに Framed-Route 属性を含めます。また、Framed-Route 属性は「モバイルルータ」用に GGSN にインストールされるサブネットルーティング情報も指定します。GGSN は、宛先アドレスが Framed-Route と一致するパケットを受信すると、関連付けられた PDN セッションを介してモバイルルータに転送されます。