この機能が有効になっている場合(以下の「統計情報バックアップ機能の設定」を参照)、GGSN、P-GW、SAEGW、および S-GW(またはそのいずれか) は、SessMgr で保持されているカウンタのみをバックアップします。リカバリ機能は、機能が有効になっているときに必要に応じて自動的に実行されるため、設定や開始を行う必要はありません。
カウンタは SessMgr とペアになっている AAAAMgr にバックアップされます。
チェックポインティング
ノードレベルの統計情報は、AAAMgr でチェックポインティングされます。特定の製品の統計情報がバックアップされると、関連するすべてのサービス(eGTP-C や GTP-U などの統計情報など)もチェックポインティングされます。
リカバリ
SessMgr が再起動すると、保存されているすべての統計情報をマッピングされた AAAMgr から受信することによってリカバリが実行され、復元された値が、サービスレベルごとに保持されているバックアップカウンタに追加されます。バックアップされたカウンタはセッションリカバリが完了した後にのみ
SessMgr にプッシュされるため、これはセッションリカバリ時間には影響しません。
セッションリカバリが完了したため、セッションマネージャはコールの処理を開始できます。このような場合、カウンタは引き続き増分されます。対応するカウンタのリカバリされた値は常に既存のカウンタに追加されます。ゲージカウンタはチェックポインティングされますが、リカバリされません。
統計情報収集の順序
チェックポイントメッセージングの上限は 1 MB です。チェックポインティングするノードを選択する前に、使用可能なメモリがチェックされます。メモリが不足している場合は、ノード全体が廃棄されます。
1 MB の制限があるため、チェックポインティング対象のノード/統計情報は、次のように優先順位付けされます。
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SAEGW 統計情報:
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P-GW サービスノード構成では、次の統計情報が保存されます。
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S-GW サービスノード構成では、次の統計情報が保存されます。
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GGSN 統計情報:
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収集されたセッション切断の理由(GGSN/P-GW/SAEGW/S-GW が有効になっている場合)
エラー処理
追加している新しい統計情報により 1 MB バッファのオーバーフローが発生する場合、そのサービスと対応するノードは含まれません。それ以降のノードのチェックポインティングもすべて停止されます。合計メモリ要件が 1 MB を超えた場合、エラーレベルのログにフラグが付けられます。