Cisco FAX Relay は、Real-time Transport Protocol(RTP)を使用してファックスデータを転送する独自の FAX リレー実装です。 これは、Cisco 音声ゲートウェイのデフォルトの FAX リレー タイプであり、Cisco
Unified CME 4.0 (3) 以降のバージョンでサポートされている唯一の FAX オプションです。 FAX リレー機能は、Cisco 統合サービス ルータ (ISR) または Cisco VG224 アナログ ゲートウェイに接続されたアナログ
ポートで、強化された補足機能を提供します。 アナログ FXS ポート経由の通話は、Cisco Unified CME システムによって制御されます。
SCCP 拡張機能が導入される前は、SCCP ゲートウェイは FAX パススルーのみをサポートしていました。 SCCP 拡張機能により、Cisco FAX リレーおよびスーパーグループ 3(SG3)および G3 FAX リレーのサポートが追加されます。
この機能により、2 台の SG3 ファックス マシン間のファックス ストリームを G3 速度 (14.4 kbps 未満) にネゴシエートして、SG3 ファックス マシンがファックス リレーを介して G3 ファックス マシンと相互運用できるようになります。
Cisco 音声ゲートウェイ上の SCCP テレフォニー制御 (STC) アプリケーションは、ローカルに接続されたアナログ電話機をコール制御システムの個別のエンドポイントとして提示し、アナログ電話機を IP 電話機と同じように制御できるようにします。
この機能により、ゲートウェイに接続されたエンドポイントは、Cisco Unified CME に直接接続された IP 電話で利用できるものと同じテレフォニー機能を共有します。 SCCP 拡張機能により、IP テレフォニー ネットワーク内でアナログ
エンドポイント間の相互運用性が実現します。
Cisco Unified CME Fax リレーの導入 は、Cisco Unified CME トポロジにおける FAX リレー機能のマルチサイト展開を示しています。
図 1.
Cisco Unified CME Fax リレーの導入
ゲートウェイ制御の Fax リレー機能の設定については、FAX リレーの設定を参照してください。