この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
コール パーク機能を使用すると、コールを保留にして、Cisco Unified Communications Manager システム内の別の電話機(たとえば、別のオフィスの電話機や、会議室の電話機)から取得できます。アクティブ コールに対応している場合は、[パーク(Park)] ソフトキーを押すと、そのコールをコール パーク内線番号にパークできます。システム内の別の電話からコール パーク内線番号にダイヤルして、その通話を受けることができます。
コール パーク内線番号として使用するために、単一のディレクトリ番号を定義することも、ディレクトリ番号の範囲を定義することもできます。各コール パーク内線番号にパークできるコールは 1 つだけです。
コール パーク機能は Cisco Unified Communications Manager クラスタ内で機能します。クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager ノードにはコール パーク内線番号が定義されている必要があります。コール パーク内線番号として使用するために、単一のディレクトリ番号を定義することも、ディレクトリ番号の範囲を定義することもできます。電話番号または番号範囲が一意であることを確認します。
ユーザは、割り当てられているルート パターン(例:クラスタ間トランクのルート パターンは 80XX)とコール パーク番号(例:8022)にダイヤルし、別の Cisco Unified Communications Manager クラスタからパークされているコールを取得できます。コーリング サーチ スペースとパーティションが正しく設定されていることを確認する必要があります。コール パークはクラスタ間で機能します。
有効なコール パーク内線番号は、整数とワイルドカード文字 X からなります。コール パーク内線番号には最大で XX を設定できます(例:80XX)。これにより、最大 100 件のコール パーク内線番号を提供できます。コールがパーク中になると、Cisco Unified Communications Manager は次に使用可能なコール パーク内線番号を選択し、電話にその番号を表示します。
クラスタ間でコール パークを使用する場合は、パーティションとコーリング サーチ スペースを設定しておく必要があります。
電話機のモデル |
ソフトキー テンプレートでのサポート |
電話ボタン テンプレートでのサポート |
---|---|---|
X |
X |
|
Cisco Unified IP Phone 7900 シリーズ(7921、7925、7936、7937 を除く) |
X |
|
X |
X |
|
X |
X |
|
Cisco Unified IP Phone 7900 シリーズ(7906、7911、7921、7925、7936、7937 を除く) |
X |
(注) | プログラム可能な回線キー機能を使用して、回線 1 以外のすべての回線またはボタンでコール パークを設定できます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | クラスタ全体のコール パークの設定 | (オプション)クラスタ全体のコール パークを設定するか、ステップ 3 の手順を使用してクラスタ内のサーバにコール パークを設定します。 |
ステップ 2 | コール パークのパーティションの設定 | コール パーク番号を追加するためのパーティションを作成します。 |
ステップ 3 | コール パーク番号の設定 | クラスタ内のサーバでコール パークを使用するためのコール パーク番号を設定します。 |
ステップ 4 | コール パークのソフトキー テンプレートの設定 | ソフトキー テンプレートに [パーク(Park)] ソフトキーを追加します。 |
ステップ 5 | 共通デバイス設定とソフトキー テンプレートの関連付けを行うには、次のサブタスクを完了します。 | これはオプションです。ソフトキー テンプレートを電話で使用可能にするには、この手順または次の手順を実行する必要があります。共通デバイス設定を使用して設定オプションを電話に適用する場合は、この手順に従ってください。これは、電話機でソフトキー テンプレートを使用できるようにする際に、最も一般的に使用されている方法です。 |
ステップ 6 | 電話とソフトキーの関連付け | これはオプションです。ソフトキー テンプレートと共通デバイス設定を関連付けるための代替手段、つまり共通デバイス設定との連携のために、次の手順を使用します。ソフトキー テンプレートを適用して、[共通デバイス設定(Common Device Configuration)] での割り当てや、他のデフォルトのソフトキーの割り当てを上書きする必要がある場合は、次の手順を [共通デバイス設定(Common Device Configuration)] と共に使用します。 |
ステップ 7 | コール パーク ボタンの設定を行うには、次のサブタスクを完了します。 |
パーティションを設定して、電話番号(DN)の論理グループと、到達可能性の特徴が類似したルート パターンを作成します。パーティションを作成することで、ルート プランが組織、場所、コール タイプに基づいた論理サブセットに分割されることになり、コール ルーティングが容易になります。複数のパーティションを設定できます。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックして新しいパーティションを作成します。 |
ステップ 3 | [パーティション名、説明(Partition Name, Description)] フィールドに、ルート プランに固有のパーティション名を入力します。 パーティション名には、英数字とスペースの他にハイフン(-)とアンダースコア(_)を使用できます。パーティション名に関するガイドラインについては、「関連項目」の項を参照してください。 |
ステップ 4 | パーティション名の後にカンマ(,)を入力し、パーティションの説明を同じ行に入力します。 説明には、任意の言語で最大 50 文字を使用できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ(\)、山カッコ(<>)、角括弧([ ])は使用できません。 説明を入力しなかった場合は、Cisco Unified Communications Manager が、このフィールドに自動でパーティション名を入力します。 |
ステップ 5 | 複数のパーティションを作成するには、各パーティション エントリごとに 1 行を使います。 |
ステップ 6 | [スケジュール(Time Schedule)] ドロップダウン リストから、このパーティションに関連付けるスケジュールを選択します。 スケジュールでは、パーティションが着信コールの受信に利用可能となる時間を指定します。[なし(None)] を選択した場合は、パーティションが常にアクティブになります。 |
ステップ 7 | 次のオプション ボタンのいずれかを選択して、[タイム ゾーン(Time Zone)] を設定します。 |
ステップ 8 | [保存(Save)] をクリックします。 |
クラスタ内の複数のサーバにわたってコール パークを使用する場合は、各サーバにコール パーク内線番号を設定する必要があります。
コール パーク電話番号、パーティション、範囲のそれぞれが Cisco Unified Communications Manager 内で重複のないことを確認します。デバイスが登録されている各 Cisco Unified Communications Manager には、それぞれに固有のコール パーク電話番号と範囲が必要です。Cisco Unified CM の管理は、コール パークの設定に使用したコール パーク番号も範囲も検証しません。無効な番号や範囲、また重複の可能性がある範囲を特定するには、Cisco Unified Communications Manager の着信番号アナライザ ツールを使用します。
フィールド |
説明 |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
コール パーク番号/範囲(Call Park Number/Range) |
コール パーク内線番号を入力します。数字またはワイルドカード文字 X を入力することもできます(1 つまたは 2 つの X を使用できます)。たとえば、5555 と入力して 5555 という 1 つのコール パーク内線番号を定義するか、または 55XX と入力して 5500 ~ 5599 のコール パーク内線番号の範囲を定義します。
|
||||||
説明 |
このコール パーク番号について簡単に説明します。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、山カッコ(<>)は使用できません。 |
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パーティション |
パーティションを使用してコール パーク番号へのアクセスを制限する場合は、ドロップダウン リストから必要なパーティションを選択します。コール パーク番号へのアクセスを制限しない場合は、パーティションに対して [<なし>(<None>)] を選択します。
|
||||||
ドロップダウン リストを使用して、これらのコール パーク番号を適用する Cisco Unified Communications Manager を選択します。 |
以下の手順を使用して、パーク ソフトキーを使用できるようにします。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 [ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)] を選択します。 ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 2 | 新しいソフトキー テンプレートを作成するには、以下のステップを実行します。それ以外の場合は次のステップに進みます。 | ||
ステップ 3 | 既存のテンプレートにソフトキーを追加するには、以下のステップを実行します。 [ソフトキー テンプレートの設定(Softkey Template Configuration)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 4 | [デフォルト ソフトキー テンプレート(Default Softkey Template)] チェックボックスをオンにし、このソフトキー テンプレートをデフォルトのソフトキー テンプレートとして指定します。
| ||
ステップ 5 | 右上隅にある [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リストから [ソフトキー レイアウトの設定(Configure Softkey Layout)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | [設定するコール状態の選択(Select a Call State to Configure)] ドロップダウン リストから、ソフトキーに表示するコール状態を選択します。 | ||
ステップ 7 | [選択されていないソフトキー(Unselected Softkeys)] リストから追加するソフトキーを選択し、右矢印をクリックして [選択されたソフトキー(Selected Softkeys)] リストにそのソフトキーを移動します。新しいソフトキーの位置を変更するには、上矢印と下矢印を使用します。 | ||
ステップ 8 | 追加のコール状態のソフトキーを表示するには、上記のステップを繰り返します。 | ||
ステップ 9 | [保存(Save)] をクリックします。 | ||
ステップ 10 | 次のいずれかの作業を実行します。 |
これはオプションです。ソフトキー テンプレートを電話機に関連付ける方法は 2 つあります。
ここに示す手順では、ソフトキー テンプレートを共通デバイス設定に関連付ける方法について説明します。システムが共通デバイス設定を使用して設定オプションを電話機に適用する場合は、この手順に従ってください。これは、電話機でソフトキー テンプレートを使用できるようにする際に、最も一般的に使用されている方法です。
別の方法を使用するには、電話機とソフトキー テンプレートの関連付けを参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | 共通デバイス設定へのソフトキー テンプレートの追加 | |
ステップ 2 | 電話機と共通デバイス設定の関連付け |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理で、 [共通デバイス設定の検索と一覧表示(Find and List Common Device Configuration)] を選択します。 ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | 新しい共通デバイス設定を作成し、それにソフトキー テンプレートを関連付けるには、以下の手順を実行します。それ以外の場合は、次のステップに進みます。 |
ステップ 3 | 既存の共通デバイス設定にソフトキー テンプレートを追加するには、以下の手順を実行します。 [共通デバイス設定(Common Device Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 4 | [ソフトキー テンプレート(Softkey Template)] ドロップダウン リストで、使用可能にするソフトキーが含まれているソフトキー テンプレートを選択します。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 6 | 次のいずれかの作業を実行します。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] を選択します。 ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | ソフトキー テンプレートを追加する電話機を検索します。 |
ステップ 3 | [共通デバイス設定(Common Device Configuration)] ドロップダウン リストから、新しいソフトキー テンプレートが含まれている共通デバイス設定を選択します。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 5 | [リセット(Reset)] をクリックして、電話機の設定を更新します。 |
この手順は任意です。この手順を代わりに使用して、ソフトキー テンプレートを共通デバイス設定と関連付けることができます。また、この手順は共通デバイス設定とも連動しています。ソフトキー テンプレートを適用して、共通デバイス設定での割り当てや、他のデフォルトのソフトキーの割り当てを上書きする必要がある場合に使用します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] を選択します。 ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | ソフトキー テンプレートを追加する電話機を選択します。 [電話機の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 3 | [ソフトキー テンプレート(Softkey Template)] ドロップダウン リストから、新しいソフトキーが含まれているテンプレートを選択します。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 5 | [リセット(Reset)] を押して、電話機の設定を更新します。 |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 [電話ボタン テンプレートの検索と一覧表示(Find and List Phone Button Templates)] を選択します。 ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | [検索(Find)] をクリックします。 サポートされている電話のテンプレートの一覧がウィンドウに表示されます。 |
ステップ 3 | 新しい電話ボタン テンプレートを作成するには、以下のステップを実行します。作成しない場合は次のステップに進みます。 |
ステップ 4 | 既存のテンプレートに電話ボタンを追加する場合は、次の手順を実行します。 [電話ボタン テンプレートの設定(Phone Button Template Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 5 | [回線(Line)] ドロップダウン リストから、テンプレートに追加する機能を選択します。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 7 | 次のいずれかの作業を実行します。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 を選択します。[電話の検索/一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | [電話の検索/一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウで、[検索(Find)] をクリックします。 Cisco Unified Communications Manager で設定されている電話機のリストが表示されます。 |
ステップ 3 | 電話ボタン テンプレートを追加する電話を選択します。 [電話機の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 4 | [電話ボタン テンプレート(Phone Button Template)] ドロップダウン リストで、新しい機能ボタンが含まれる電話ボタン テンプレートを選択します。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 電話の設定を更新するための [(Reset)] を押すというメッセージ付きのダイアログ ボックスが表示されます。 |
機能 |
データのやり取り |
---|---|
CTI アプリケーション |
CTI アプリケーションはコール パーク機能(コール パーク DN でのアクティビティのモニタなど)にアクセスします。コール パーク DN をモニタするには、CTI アプリケーションに関連付けられているエンド ユーザまたはアプリケーションを、Standard CTI Allow Call Park Monitoring ユーザ グループに追加します。 |
Music On Hold(保留音) |
|
ルート プラン レポート |
ルート プラン レポートには、Cisco Unified Communications Manager で設定されているパターンと電話番号が表示されます。コール パークに電話番号を割り当てる前に、ルート プラン レポートで重複するパターンと電話番号を確認します。 |
コーリング サーチ スペースとパーティション |
デバイスのコーリング サーチ スペースに基づいて、コール パーク アクセスをユーザに限定するため、コール パーク電話番号または範囲をパーティションに割り当てます。 |
即時転送 |
コール パークでは、即時転送([即転送(iDivert)] または [即転送(Divert)] ソフトキー)がサポートされています。たとえば、ユーザ A がユーザ B にコールし、ユーザ B がこのコールをパークするとします。ユーザ B はコールを取得してから、[即転送(iDivert)] または [即転送(Divert)] ソフトキーを押してコールをボイスメッセージング メールボックスに送信することを決定します。ユーザ A に対しユーザ B のボイスメール グリーティングが再生されます。 |
割込み |
|
ダイレクト コール パーク |
コール パークの [パーク(Park)] ソフトキーとダイレクト コール パークの両方を設定しないことが推奨されますが、この両方が設定される可能性があります。この両方を設定する場合は、コール パーク番号とダイレクト コール パーク番号が重複していないことを確認してください。 |
QSIG クラスタ間トランク |
ユーザが QSIG クラスタ間トランクまたは QSIG ゲートウェイ トランクでコールをパークすると、パークされた発信者(パーク対象)に対し、[パーク番号(To parked number)] メッセージは表示されません。電話には引き続き、元の接続番号が表示されます。コールがパークされた場合、コールをパークしたユーザがそのコールを取得できます。コールがパーク状態から取得されると、コールは続行されますが、パークされた発信者に対して新しい接続番号は表示されません。 |
機能 |
制約事項 |
---|---|
コール パーク |
Cisco Unified Communications Manager が各コール パーク内線番号にパークできるコールは 1 つだけです。 |
共有回線 |
ノード間での共有回線デバイスの場合、デバイスが最初に登録したノードにその回線が登録されます。たとえば、subscriber2 のデバイスが最初に登録され、subscriber2 とパブリッシャ ノードで回線が作成されると、その回線は subscriber2 に属します。各ノードでコール パーク番号を設定する必要があります。 |
バックアップ |
フェールオーバーまたはフォールバックを実現するには、パブリッシャ ノードとサブスクライバ ノードでコール パーク番号を設定します。この設定により、プライマリ ノードがダウンすると、回線デバイス関連付けがセカンダリ ノードに変更され、このセカンダリ ノードのコール パーク番号が使用されます。 |
ダイレクト コール パーク |
ダイレクト コール パーク(またはコール パーク)が共有回線から開始され、コールがどのデバイスからも取得されない場合、パークされたコールは常に共有回線の受信者(パークしたユーザ)に戻されます。 |
会議 |
共有回線とパーク復帰の発信者の間で会議コールが設定されている場合、またはパーク復帰が失敗した場合、(別の共有回線と発信者の間の)2 者コールが発生します。これは、パーク復帰では Cisco Unified Communications Manager により、回線を共有する両方のデバイスにコールが拡大され、両方の参加者(会議にすでに参加している参加者やパーク保留状態の参加者)を会議に追加しようとするためです。参加者が、会議にすでに参加している参加者を最初に追加しようとすると、パーク復帰が失敗します。パーク復帰が失敗しても、共有回線は通常どおりコールに割り込むことができます。 |
サーバの削除 |
[サーバの設定(Server Configuration)] ウィンドウ( )で、削除されるノードで Cisco Unified Communications Manager に対してコール パーク番号が設定されている場合、ノードの削除は失敗します。ノードを削除するには、Cisco Unified CM の管理でコール パーク番号を削除する必要があります。 |
コールをパークできない。[パーク(Park)] ソフトキーまたは機能ボタンを押してもコールがパークされません。
クラスタ内の各 Cisco Unified Communications Manager に固有のコール パーク番号が割り当てられていることを確認します。
コール パーク番号に割り当てられているパーティションと電話機の電話番号に割り当てられているパーティションが一致しません。パーティションの詳細については、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
コール パーク番号の表示時間が短すぎる。
コール パーク表示タイマーに、より長い時間を設定します。タイマーの詳細については、「関連項目」の項を参照してください。
ダイレクト コール パークではユーザが設定した使用可能なダイレクト コール パーク番号にコールを転送できます。設定されたダイレクト コール パーク番号は、クラスタ全体に存在します。ダイレクト コール パークのビジー ランプ フィールド(BLF)をサポートする電話機を設定すると、特定のダイレクト コール パーク番号のビジー ステータスおよびアイドル ステータスをモニタできます。また、BLF はダイレクト コール パーク番号の短縮ダイヤルとしても使用できます。
Cisco Unified Communications Manager では、各ダイレクト コール パーク番号でパークできるコールは 1 つだけです。パークされたコールを取得するには、設定された取得プレフィックスに続けて、コールがパークされたダイレクト コール パーク番号をダイヤルする必要があります。
転送可能な電話からダイレクト コール パークを使用して、ユーザがコールをパークおよび取得できる。Cisco VG248 Analog Phone Gateway もダイレクト コール パークをサポートしている。
Cisco Unified IP Phone 6900 シリーズ(6901 および 6911 を除く)
Cisco Unified IP Phone 7900 シリーズ(7906、7911、7936、7937 を除く)
Cisco Unified Wireless IP Phone 7925
Cisco Unified IP Phone 拡張モジュール(7914、7915、7916)
Cisco Unified IP Color Key Expansion Module
Cisco Unified IP Phone 8900 シリーズ
Cisco Unified IP Phone 9900 シリーズ
次の電話(SCCP)がダイレクト コール パーク BLF をサポートしている。
Cisco Unified IP Phone 7940、7960
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | クラスタ全体のダイレクト コール パークの設定 | ダイレクト コール パークのクラスタ全体のパラメータを設定します。 |
ステップ 2 | ダイレクト コール パーク番号の設定 | 1 つのダイレクト コール パーク内線番号または内線番号の範囲を追加、コピー、更新します。 |
ステップ 3 | BLF/ダイレクト コール パーク ボタンの設定 | BLF/ダイレクト コール パークの電話ボタン テンプレートを設定します。 |
ステップ 4 | 影響を受けるデバイスとダイレクト コール パークの同期 | 影響を受けるデバイスとダイレクト コール パークを同期します |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | タイマーを設定するには、クラスタ全体のパラメータ(一般機能)セクションの [コール パーク復帰タイマー(Call Park Reversion Timer)] フィールドを更新します。 デフォルトは 60 秒です。このパラメータでは、コールをパーク状態に維持する時間を決定します。このタイマーが期限切れになると、[ダイレクト コール パークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウで設定した内容に応じて、パークされたコールが元のデバイスに戻るか、指定された別の番号に転送されます。 |
ダイレクト コール パークの電話番号、パーティションおよび範囲が Cisco Unified Communications Manager 内で一意であることを確認します。ルート 計画 レポートを生成する前にこれを確認してください。パーク ソフトキーも有効にする場合には(推奨されていません)、コール パーク番号とダイレクト コール パーク番号に重複が存在しないように確認してください。復帰番号が設定されていない場合には、コール パークの復帰タイマーが時間切れになったあと、コールがパーカー(パーキング パーティ)に戻されます。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | 次のいずれかの作業を実行します。
[ダイレクト コール パーク番号設定(directed call park number configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 3 | [ダイレクト コール パーク(Directed Call Park)] の設定エリアを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、「関連項目」の項を参照してください。 |
ステップ 4 | 新しいコール パーク番号や変更したコール パーク番号を保存するには、[保存(Save)] をクリックします。 ダイレクト コール パーク番号を更新すると、Cisco Unified Communications Manager は、コール パーク復帰タイマーが期限切れになった後のみ、この番号にパークされたコールを返します。 |
ステップ 5 | [設定の適用(Apply Config)] をクリックします。 [設定情報の適用(Apply Configuration Information)] ダイアログが表示されます。 |
ステップ 6 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 7 | BLF を使用してダイレクト コール パーク番号をモニタするには、[ダイレクト コール パーク番号設定(directed call park number configuration)] ウィンドウの [再起動デバイス(Restart Devices)] ボタンをクリックします。変更通知を使用している場合、この手順はオプションです。 |
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
番号(Number) |
ダイレクト コール パーク番号を入力します。数字(0 ~ 9)またはワイルドカード文字([]、-、*、^、#)と X(1 つまたは 2 つ)を入力できます。たとえば、5555 の単一のコール パーク番号を定義する場合は 5555 と入力し、5500 ~ 5599 のダイレクト コール パーク内線番号の範囲を定義する場合は 55XX と入力します。ダイレクト コール パーク番号が一意であり、コール パーク番号と重複していないことを確認してください。 |
||
説明 |
このダイレクト コール パーク番号または範囲の簡単な説明を入力します。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、山カッコ(<>)、およびタブは使用できません。 |
||
パーティション |
パーティションを使用してダイレクト コール パーク番号へのアクセスを制限する場合は、ドロップダウン リストから必要なパーティションを選択します。ダイレクト コール パーク番号へのアクセスを制限しない場合は、パーティションをデフォルトの [なし(None)] のままにします。
|
||
復帰番号(Reversion Number) |
取得されなかった場合にパークされたコールを戻す番号を入力するか、フィールドを空白のままにします。
|
||
復帰コーリング サーチ スペース(Reversion Calling Search Space) |
ドロップダウン リストを使用して、コーリング サーチ スペースを選択するか、コーリング サーチ スペースをデフォルトの [なし(None)] のままにします。 |
||
取得用プレフィックス(Retrieval Prefix) |
この必須フィールドには、パークされたコールを取得するためのプレフィックスを入力します。システムは取得用プレフィックスを使用して、パークされたコールを取得する作業と、ダイレクト パークを開始する作業を識別する必要があります。 |
ステップ 1 | Cisco Unified Communications Manager 管理から、 を選択します。 [電話ボタン テンプレートの設定(Phone Button Template Configuration)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 2 | 設定ウィンドウが表示されたら、[関連情報(Association Information)] ペインの [新規 BLF/ダイレクト コール パークの追加(Add new BLF Directed Call Park)] リンクをクリックします。
| ||
ステップ 3 | [BLF/ダイレクト コール パーク(BLF/Directed Call Park)] フィールド エリアのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、関連項目のセクションを参照してください。 | ||
ステップ 4 | 設定が完了したら、[保存(Save)] をクリックして、ウィンドウを閉じます。
電話番号は、[電話機の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの [関連情報(Association Information)] ペインに表示されます。 |
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
[電話番号(Directory Number)] |
[電話番号(Directory Number)] ドロップダウンリストに、Cisco Unified Communications Manager データベースにあるダイレクト コール パーク番号が表示されます。 SCCP を実行している電話または SIP を実行している電話の場合、ユーザが短縮ダイヤル ボタンを押すときにシステムがダイヤルする番号(および対応するパーティションが表示されている場合はこのパーティション)を選択します(例:3 の 6002)。特定のパーティションなしで表示される電話番号は、デフォルトのパーティションに属しています。 |
||
ラベル(Label) |
[BLF]/[ダイレクト コール パーク(Directed Call Park)] ボタンに表示するテキストを入力します。 このフィールドは国際化をサポートしています。電話が国際化をサポートしていない場合、[ラベル ASCII(Label ASCII)] フィールドに入力したテキストが使用されます。 |
||
ラベル ASCII(Label ASCII) |
[BLF]/[ダイレクト コール パーク(Directed Call Park)] ボタンに表示するテキストを入力します。 ASCII ラベルは、[ラベル(Label)] フィールドに入力したテキストの非国際化バージョンを表します。電話が国際化をサポートしていない場合、このフィールドに入力したテキストが使用されます。
|
ステップ 1 |
を選択します。 [ダイレクト コール パークの検索と一覧表示(Directed Call Parks)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | 使用する検索条件を選択します。 |
ステップ 3 | [検索(Find)] をクリックします。
検索条件に一致するダイレクト コール パークの一覧がウィンドウに表示されます。 |
ステップ 4 | 該当する複数の電話機を同期させるダイレクト コール パークをクリックします。[ダイレクト コール パーク設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 5 | 追加の設定変更を加えます。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 7 | [設定の適用(Apply Config)] をクリックします。
[設定情報の適用(Apply Configuration Information)] ダイアログが表示されます。 |
ステップ 8 | [OK] をクリックします。 |
ダイレクト コール パーク機能との連携動作を次の表で説明します。
機能 |
データのやり取り |
---|---|
Music On Hold(保留音) |
ダイレクト コール パークはデフォルトのネットワーク保留 MOH オーディオ ソースを保留音に使用します。 |
コーリング サーチ スペースとパーティション |
デバイスのコーリング サーチ スペースに基づいて、ダイレクト コール パーク アクセスをユーザに限定するため、ダイレクト コール パーク電話番号または範囲をパーティションに割り当てます。 |
即時転送 |
ダイレクト コール パークでは、即時転送([即転送(iDivert)] または [即転送(Divert)] ソフトキー)がサポートされています。たとえば、ユーザ A がユーザ B にコールし、ユーザ B がこのコールをパークするとします。ユーザ B はコールを取得してから、[即転送(iDivert)] または [即転送(Divert)] ソフトキーを押してコールをボイスメッセージング メールボックスに送信することを決定します。ユーザ A はユーザ B のボイスメール グリーティングを受信します。 |
割込み |
|
コール パーク |
コール パークの [パーク(Park)] ソフトキーとダイレクト コール パークの両方を設定しないことが推奨されますが、この両方が設定される可能性があります。この両方を設定する場合は、コール パーク番号とダイレクト コール パーク番号が重複していないことを確認してください。 ダイレクト コール パーク機能を使用してパークされた発信者(パーク対象)は、パーク中は標準コール パーク機能を使用できません。 |
機能 |
制約事項 |
---|---|
ダイレクト コール パーク番号 |
Cisco Unified Communications Manager では、1 人の参加者が各ダイレクト コール パーク番号でパークできるコールは 1 つだけです。 デバイスが([BLF] ボタンを使用して)モニタするように設定されているダイレクト コール パーク番号は削除できません。ダイレクト コール パーク番号または範囲が使用中であるため削除できないことを通知するメッセージが表示されます。どのデバイスが番号を使用しているかを特定するには、[ダイレクト コール パークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウの [依存関係レコード(Dependency Records)] リンクをクリックします。 |
標準コール パーク機能 |
ダイレクト コール パーク機能を使用してパークされた発信者(パーク対象)は、パーク中は標準コール パーク機能を使用できません。 |
ダイレクト コール パーク BLF |
ダイレクト コール パーク BLF は、ダイレクト コール パーク番号範囲をモニタできません。ユーザはダイレクト コール パーク BLF を使用して個々のダイレクト コール パーク番号だけをモニタできます。たとえば、ダイレクト コール パーク番号範囲 8X を設定している場合、ダイレクト コール パーク BLF を使用してその範囲全体(80 ~ 89)をモニタすることはできません。 |
SIP を実行している電話のダイレクト コール パーク |
|
問題
パークされたコールを取得できない。パークされたコールを取得するためにダイレクト コール パーク番号をダイヤルしたあと、ユーザに話中音が聞こえ、IP Phone に「パークスロットが利用できません(Park Slot Unavailable)」というメッセージが表示されます。
解決法
問題
コールをパークできない。[転送(Transfer)] ソフトキー(使用可能な場合は [転送(Transfer)] ボタン)を押し、ダイレクト コール パークをダイヤルしてもコールがパークされません。
解決法
コール パーク番号に割り当てられているパーティションと電話機の電話番号に割り当てられているパーティションが一致していることを確認します。デバイスにパーティションとコーリング サーチ スペースが正しく設定されていることを確認します。パーティションの詳細については、『System Configuration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
問題
コールをパークできない。復帰タイマーが時間切れになったあと、ユーザにリオーダー トーンが聞こえる。
解決法
ユーザが、[転送(Transfer)] ソフトキー(使用可能な場合は [転送(Transfer)] ボタン)を押してからダイレクト コール パーク番号をダイヤルし、ダイレクト コール パーク番号をダイヤルしたあとにもう一度 [転送(Transfer)] ソフトキー(使用可能な場合は [転送(Transfer)] ボタン)を押すか、またはオンフックにしていることを確認します。ダイレクト コール パークは転送機能であるため、ダイレクト コール パーク番号を単独でダイヤルできません。
(注) | Transfer On-hook Enabled サービス パラメータを True に設定している場合は、[転送(Transfer)] ソフトキー(使用可能な場合は [転送(Transfer)] ボタン)を 2 回押す代わりに、オンフックにするだけで転送が完了します。 |
問題
コールをパークできない。[転送(Transfer)] ソフトキー(使用可能な場合は [転送(Transfer)] ボタン)を押し、ダイレクト コール パーク番号をダイヤルしたあと、ユーザにリオーダー トーンまたはアナウンスが聞こえます。
解決法
問題
ダイレクト コール パーク番号の範囲を設定したあと、範囲内の番号にコールをパークできない。
解決法
ダイレクト コール パーク番号の範囲を入力する構文を確認します。構文に誤りがあると、実際には範囲を設定していない場合でも、範囲を設定するように見えることがあります。
問題
解決法
問題
コールをパークできない。[転送(Transfer)] ソフトキー(使用可能な場合は [転送(Transfer)] ボタン)を押し、ダイレクト コール パーク番号をダイヤルした後、ユーザにビジー トーンが聞こえ、IP Phone に「パーク スロットが利用できません(Park Slot Unavailable)」というメッセージが表示されます。
解決法
ダイヤルしたダイレクト コール パーク番号が、パークされたコールでまだ使用されていないことを確認するか、または別のダイレクト コール パーク番号にコールをパークします。
問題
解決法
ダイレクト コール パーク番号の設定を調べ、別の電話番号ではなく、コールをパークした番号に復帰するように設定されていることを確認します。
問題
ダイレクト コール パーク番号または範囲を削除しようとすると、番号または範囲が使用中であるため削除できないというメッセージが表示される。
解決法
デバイスが監視するように設定されている([BLF] ボタンを使用)ダイレクト コール パーク番号は削除できません。どのデバイスが番号を使用しているかを特定するには、[ダイレクトコールパークの設定(Directed Call Park Configuration)] ウィンドウの [依存関係レコード(Dependency Records)] リンクをクリックします。