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Cisco Unified Mobility により、ユーザはデスク フォンまたは携帯電話で着信コールに応答し、デスク フォンまたは携帯電話で接続を失わずに現在進行中のコールをピックアップできます。1 つの企業電話番号で、ユーザのデスク フォン、携帯電話、およびソフト フォンなど、最大 10 個のデバイスに到達できます。モバイル音声アクセスとエンタープライズ機能アクセスにより、ユーザは各自の携帯電話からエンタープライズ コールを発信できます。
Cisco Unified Communications Manager ロケール インストーラ(英語以外の電話ロケールまたは国独自のトーンを使用する場合)。
注意 | シスコ モビリティ ソリューションは、シスコ機器でのみ検証されています。このソリューションは他のサードパーティ製 PSTN ゲートウェイとセッション ボーダー コントローラ(SBC)でも機能しますが、各機能はここで説明するように機能しない可能性があります。サードパーティ製 PSTN ゲートウェイまたは SBC でこのソリューションを使用している場合、シスコ テクニカル サポートが発生した問題を解決できない可能性があります。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | 電話機能一覧の生成 |
Cisco Unified Mobility 機能をサポートするデバイスを特定するためにレポートを生成します。 |
ステップ 2 | Cisco Unified Mobile Voice Access Service の有効化 | |
ステップ 3 | 次のいずれかのタスクを実行して、モビリティ テンプレートを設定します。 |
モビリティ ユーザに関連付けるようにモビリティ ソフトキーを設定することで、ユーザのデスクフォンからモビリティ機能を使用できます。設定する必要があるコールの状態は、オンフックと接続中です。 ソフトキー テンプレートを設定する代替案として、機能制御ポリシー手順を使用します。特定の機能を有効または無効にする機能制御ポリシーを設定して、電話機に表示されるソフトキーの表示を制御できます。共通の機能セットを使用させるユーザ グループの機能制御ポリシーを作成できます。たとえば、コール パーク機能とコール ピックアップ機能は一般に営業グループの従業員に使われますが、社内の従業員すべてには使われません。これら 2 つの機能のみ有効にする機能制御ポリシーを作成し、営業グループにそのポリシーを指定します。機能制御ポリシーを作成したら、そのポリシーを各電話機、電話機のグループ、またはシステム内のすべての電話機に関連付けます。 |
ステップ 4 | シングル ナンバー リーチの設定を行うには、次のサブタスクを実行します。 |
デスク フォンからモバイル デバイスへコールを転送できるようにユーザのシングル ナンバー リーチ(SNR)を設定します。 |
ステップ 5 | Cisco Jabber Client でのモビリティの設定を行うには、次のサブタスクを実行します。 |
モビリティを Jabber に設定することで、ユーザは自分のスマートフォンの Jabber クライアントでエンタープライズ通信機能にアクセスできます。 |
ステップ 6 | モバイル音声アクセスの設定を行うには、次のサブタスクを実行します。
| (任意) モバイル音声アクセス(MVA)を設定することで、モバイル デバイスからコールするユーザには自動音声応答(IVR)システムが提供され、デスク フォンからダイヤルするように企業を通して発信できます。 |
ステップ 7 | エンタープライズ機能アクセスの設定 | (任意) ユーザがリモート接続先から保留、復帰、転送、および電話会議機能のようなコール中の機能にアクセスする場合、エンタープライズ機能アクセス(EFA)を設定します。MVA とは異なり、この 2 段階ダイヤリング機能は DTMF を使用するため、ユーザはエンタープライズ機能とコール中の機能にアクセスするためのプロンプトがなくても暗証番号と番号を入力する必要があります。 |
ステップ 8 | ハンドオフ モビリティの設定 | (任意) ユーザが社内から外に出る間もコールを維持するには、デュアルモード電話のハンドオフ モビリティを設定します。ユーザのデバイスがエンタープライズ Wi-Fi ネットワークから切断され、モバイル音声や携帯電話ネットワークに再接続しても、進行中のコールは中断せず保持されます。 |
ステップ 9 | モビリティ サービス パラメータの設定 | (任意) |
パブリッシャ ノードでこのサービスをアクティベートします。
モビリティ ユーザに関連付けるようにモビリティ ソフトキーを設定することで、ユーザのデスクフォンからモビリティ機能を使用できます。設定する必要があるコールの状態は、オンフックと接続中です。
ヒント | 同じテンプレートでモビリティ ソフトキーと MOVE ソフトキーの両方を設定しないでください。デバイスで使用されているソフトキーの詳細については、電話設定ガイドを参照してください。 |
要件に応じて、次のタスク フローのいずれか 1 つを行います。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | 電話機能一覧の生成 |
Cisco Unified Reporting にログインし、電話機能リスト レポートを実行して、機能管理ポリシーをサポートしている電話機を判別します。 | ||
ステップ 2 | 機能管理ポリシーの作成 |
Cisco Unified IP Phone の機能管理ポリシーを作成します。 | ||
ステップ 3 | 次のいずれかの作業を実行します。 |
機能管理ポリシーを作成したら、そのポリシーを各電話機、電話機のグループ、またはシステム内のすべての電話機に関連付ける必要があります。個々の電話機の機能管理ポリシーは、クラスタ全体の機能管理ポリシーをオーバーライドします。
|
機能管理ポリシーを作成するには、次の手順に従います。Cisco Unified Communications Manager で、複数の機能管理ポリシーを設定できます。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 を選択します。 |
ステップ 2 | 次のいずれかの作業を実行します。 [機能管理ポリシーの設定(Feature Control Policy Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 3 | [名前(Name)] フィールドに機能管理ポリシーの名前を入力します。この名前には、最長 50 文字の英数字を指定でき、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)を任意に組み合わせて含めることが可能です。各機能管理ポリシー名がシステムに固有の名前であることを確認します。 |
ステップ 4 | [説明(Description)] フィールドに機能管理ポリシーの簡単な説明を入力します。この説明には、最長 50 文字の英数字を指定でき、スペース、ピリオド(.)、ハイフン(-)、およびアンダースコア(_)を任意に組み合わせて含めることが可能です。 |
ステップ 5 | [機能管理セクション(Feature Control Section)] には、リストされている機能ごとに、システクのデフォルトをオーバーライドするか、および設定を有効にするか無効にするかを選択します。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックします。 |
電話モデルが機能管理ポリシーをサポートしていることを確認します。詳細については、電話機能一覧の生成を参照してください。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 を選択します。 |
ステップ 2 | 検索条件を入力し、[検索(Find)] をクリックします。 Cisco Unified Communications Manager で設定される電話のリストが表示されます。 |
ステップ 3 | 機能管理ポリシーを適用する電話を選択します。 |
ステップ 4 | [機能管理ポリシー(Feature Control Policy)] ドロップダウン リストから、必要な機能管理ポリシーを選択します。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 6 | [設定の適用(Apply Config)] をクリックします。 |
ステップ 7 | [OK] をクリックします。 |
共通の電話プロファイルを使用すると、機能管理ポリシーを設定し、そのプロファイルを使用するネットワーク内のすべての電話にこれらの設定を適用できます。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 を選択します。 |
ステップ 2 | 検索条件を入力し、[検索(Find)] をクリックします。 |
ステップ 3 | 機能管理ポリシーを適用する共通の電話プロファイルを選択します。 |
ステップ 4 | [機能管理ポリシー(Feature Control Policy)] ドロップダウン リストから、必要な機能管理ポリシーを選択します。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 6 | [設定の適用(Apply Config)] をクリックします。 |
ステップ 7 | [OK] をクリックします。 |
デスク フォンからモバイル デバイスへコールを転送できるようにユーザのシングル ナンバー リーチ(SNR)を設定します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | ユーザのモビリティの設定 | |
ステップ 2 | IP フォンのモビリティの設定 | |
ステップ 3 | リモート接続先プロファイルの設定 | |
ステップ 4 | リモート接続先の設定 | |
ステップ 5 | アクセス リストの設定 | (任意) |
モビリティのユーザが使用できる機能や、使用可能なリモート接続先の番号を指定するように設定します。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理で、 を選択します。 |
ステップ 2 | 次のいずれかの作業を実行します。 |
ステップ 3 | [モビリティの有効化(Enable Mobility)] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 4 | [Enable Mobile Voice Access] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 5 | [デスク ピックアップまでの最大待機時間(Maximum Wait Time for Desk Pickup)] フィールドには、携帯電話からデスクの電話機に転送されるコールをピックアップするまでに使用できる最大時間をミリ秒単位で入力します。0 を入力すると、卓上電話の転送機能は無効となります。 |
ステップ 6 | [リモート接続先制限(Remote Destination Limit)] フィールドには、ユーザがシングル ナンバー リーチ(SNR)の宛先として持つことを許可されたリモート番号の数を入力します。 |
ステップ 7 | [保存(Save)] をクリックします。 |
着信コールがユーザのリモート接続先に到達できるように、モビリティの IP Phone を設定します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 を選択します。 |
ステップ 2 | 次のいずれかの作業を実行します。 |
ステップ 3 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 4 | [ソフトキー テンプレート(SoftKey Template)] ドロップダウン リストから、設定したモビリティ ソフトキー テンプレートを選択します。 |
ステップ 5 | [所有者のユーザ ID(Owner User ID)] ドロップダウン リストから、モビリティを有効にしたユーザ アカウントを選択します。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ユーザのリモート接続先として追加したすべて番号に設定を適用するには、リモート接続先プロファイルを設定します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 | [リモート接続先プロファイルの設定(Remote Destination Profile Configuration)] ウィンドウで各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 5 | [関連付け情報(Asociation Information)] の下にある、[新規 DN を追加(Add a New DN)] をクリックします。 |
ステップ 6 | [電話番号(Directory Number)] フィールドに、ユーザのデスクの電話の電話番号を追加します。 |
企業のユーザがリモート接続先から Cisco Jabber へのコールを開始すると、Cisco TelePresence Video Communication Server(VCS)に INVITE メッセージを送信することにより、Cisco Unified Communications Manager は Cisco Jabber とのデータ コールの確立を試行します。コールは VCS から応答を受信するかどうかに関係なく確立されます。
(オプション) アクセス リストの設定
ユーザのリモート接続先への特定のコールを許可またはブロックするには、アクセス リストを設定します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 を選択します。 |
ステップ 2 | 新しいアクセス リストを指定するには、名前と説明を入力します。 |
ステップ 3 | [オーナー(Owner)] ドロップダウン リストから ID を選択し、ユーザにアクセス リストを関連付けます。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのオプションを選択します。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 6 | [メンバーの追加(Add Member)] をクリックします。 |
ステップ 7 | [フィルタ マスク(Filter Mask)] ドロップダウン リストから、アクセス リストに適用するフィルタを選択します。 |
ステップ 8 | [保存(Save)] を選択します。 |
ステップ 9 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 を選択して、作成したリモート接続先を再度開きます。 |
ステップ 10 | 次のいずれかの手順を実行します。
|
モビリティを Jabber に設定することで、ユーザは自分のスマートフォンの Jabber クライアントでエンタープライズ通信機能にアクセスできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | モビリティ プロファイルの設定 | システムに Jabber クライアント デバイスへの一貫した発信者 ID を送信させるには、モビリティ プロファイルを設定します。技術的な見地から見ると、この発信者 ID は、モビリティ アイデンティティまたは別のコールバック番号へのコールの Dial via Office Reverse(DVO-R)コールバック ポーションの間に送信されます。モビリティ ID にモビリティ プロファイルが割り当てられていない場合、または [コールバック発信者 ID(Callback Caller ID)] フィールドが空白のままである場合、システムは、デフォルトのエンタープライズ機能アクセス番号を送信します。 |
ステップ 2 | デュアルモード デバイスの設定 | デュアル モードのデバイスを設定して、ユーザがまるで自分のデスクの電話からダイヤルするようにモバイル デバイスからコールを行い、会社からのコールを受信できるように、Dial via Office(DVO)を有効にします。 |
ステップ 3 | モビリティ アイデンティティの設定 | デバイス番号をモビリティ ID として設定することで、iPhone または Android デバイスのモビリティ機能を統合します。システム内で携帯電話の番号をモビリティ ID として設定した後は、モバイル コネクトを利用して、ユーザの会社の電話番号への着信コールがモバイル音声ネットワーク経由で iPhone または Android のデュアルモード デバイスに転送されるようにすることができます。モビリティ ID は、iPhone または Android デバイスの携帯電話番号です。必要に応じて、ボイスメール ポリシーの動作を設定できます。 |
システムに Jabber クライアント デバイスへの一貫した発信者 ID を送信させるには、モビリティ プロファイルを設定します。技術的な見地から見ると、この発信者 ID は、モビリティ アイデンティティまたは別のコールバック番号へのコールの Dial via Office Reverse(DVO-R)コールバック ポーションの間に送信されます。モビリティ ID にモビリティ プロファイルが割り当てられていない場合、または [コールバック発信者 ID(Callback Caller ID)] フィールドが空白のままである場合、システムは、デフォルトのエンタープライズ機能アクセス番号を送信します。
デュアル モードのデバイスを設定して、ユーザがまるで自分のデスクの電話からダイヤルするようにモバイル デバイスからコールを行い、会社からのコールを受信できるように、Dial via Office(DVO)を有効にします。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理で、 を選択します。 |
ステップ 2 | 次のいずれかの作業を実行します。 |
ステップ 3 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、関連項目のセクションを参照してください。 製品固有の設定レイアウト フィールドの詳細については、http://www.cisco.com/go/jabber の Jabber クライアント マニュアルを参照してください。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 |
フィールド |
説明 |
---|---|
[ソフトキー テンプレート(Softkey Template)] |
モビリティ ソフトキー テンプレートを選択します。 |
[オーナーのユーザ ID(Owner User ID)] |
割り当てられた電話機ユーザのユーザ ID を選択します。ユーザ ID は、呼詳細レコード(CDR)で、このデバイスから発信されるすべてのコールに対して記録されます。 |
モビリティ ユーザ ID(Mobility User ID) |
このデュアルモード フォンを割り当てるユーザのユーザ ID を選択します。 |
デバイスのセキュリティ プロファイル(Device Security Profile) |
デバイスに適用するセキュリティ プロファイルを選択します。 Cisco Unified CM Administration で設定されたすべての電話機にセキュリティ プロファイルを適用する必要があります。電話機のセキュリティ機能を有効にするには、デバイス タイプとプロトコルに応じた新しいセキュリティ プロファイルを設定してから、電話機に適用する必要があります。 |
再ルーティング用コーリング サーチ スペース(Rerouting Calling Search Space) |
設定されたリモート接続先にコールをルーティングするためのコール コーリング サーチ スペースと、このデバイスに対して設定されたモビリティ アイデンティティを選択します。 |
[SIP プロファイル(SIP Profile)] |
[モバイル デバイスの標準 SIP プロファイル(Standard SIP Profile for Mobile Device)] を選択します。 |
デバイス番号をモビリティ ID として設定することで、iPhone または Android デバイスのモビリティ機能を統合します。システム内で携帯電話の番号をモビリティ ID として設定した後は、モバイル コネクトを利用して、ユーザの会社の電話番号への着信コールがモバイル音声ネットワーク経由で iPhone または Android のデュアルモード デバイスに転送されるようにすることができます。モビリティ ID は、iPhone または Android デバイスの携帯電話番号です。必要に応じて、ボイスメール ポリシーの動作を設定できます。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 を選択します。 |
ステップ 2 | 必要に応じて検索条件を入力し、[検索(Find)] をクリックして、作成したデュアルモード デバイスを選択します。 |
ステップ 3 | [新規モビリティ アイデンティティの追加(Add New Mobility Identity)] をクリックします。 |
ステップ 4 | [モビリティ アイデンティティの設定(Mobility Identity Configuration)] ウィンドウで各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
モバイル音声アクセス(MVA)を設定することで、モバイル デバイスからコールするユーザには自動音声応答(IVR)システムが提供され、デスク フォンからダイヤルするように企業を通して発信できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | モバイル音声アクセスのサービス パラメータの設定 |
モバイル音声アクセス(MVA)をアクティベートするにはサービス パラメータを有効にし、ユーザが企業に連絡するためにダイヤルする電話番号を指定します。 |
ステップ 2 | モバイル音声アクセスの電話番号の設定 |
社外からダイヤル インするユーザに対して限られたプロンプトを指定するには、モバイル ボイス アクセス(MVA)を設定します。ゲートウェイがコールを発信するユーザから必要な数字を集めたあと、コールはこのウィンドウに設定されている DN に転送されます。この DN は、内線にすることができます。MVA サービスがゲートウェイからこの DN にコールを転送するためにダイヤル ピアを設定する必要があります。この DN は、DN がリーチできるゲートウェイの着信コーリング サーチ スペース(CSS)またはリモート接続先プロファイルの CSS のパーティションにも配置する必要があります。 |
ステップ 3 | 次のいずれかのタスクを実行して、ゲートウェイに MVA またはエンタープライズ機能アクセス(EFA)を設定します。 |
システム要件に基づいて、MVA または EFA を経由して社外からのコールを処理できるように新しいゲートウェイを追加または既存ゲートウェイを設定できます。 システムの既存の H.323 または SIP PSTN ゲートウェイがあれば、MVA をこれに設定できます。この機能には、H.323 または SIP VoiceXML(VXML)ゲートウェイで応答および処理されるシステム設定の DID 番号を呼び出すことによってアクセスします。ゲートウェイを設定すると、MVA ユーザに再生される自動音声応答(IVR)のプロンプトをプルするためにパブリッシャ ノードの vxml スクリプトが使用されます。これらのプロンプトは、ユーザ認証とユーザが自分の電話のキーパッドでダイヤルする必要がある番号の入力を要求します。 既存の H.323 または SIP PSTN ゲートウェイがなく、モバイル音声アクセスを設定する場合は、新しい H.323 ゲートウェイを追加し、ヘアピニング メソッドを使用した MVA 機能を設定する必要があります。技術的な視点では、このメソッドは着信コールを受信する 2 番目のゲートウェイを使用して MVA サービスを適用し、システムが MVA サービスを適用したあとに着信コール レッグが PSTN ゲートウェイ(元の送信元)へ返送します。 |
モバイル音声アクセス(MVA)をアクティベートするにはサービス パラメータを有効にし、ユーザが企業に連絡するためにダイヤルする電話番号を指定します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] ドロップダウン リストからパブリッシャ ノードを選択します。 |
ステップ 3 | [サービス(Service)] ドロップダウン リストから、[Cisco CallManager] を選択します。 |
ステップ 4 | [モバイル音声アクセスの有効化(Enable Mobile Voice Access)] サービス パラメータを [True] に設定します。 |
ステップ 5 | [モバイル音声アクセス番号(Mobile Voice Access Number)] サービス パラメータについては、企業にアクセスするときにユーザがダイヤルするアクセス番号を入力します。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックします。 |
社外からダイヤル インするユーザに対して限られたプロンプトを指定するには、モバイル ボイス アクセス(MVA)を設定します。ゲートウェイがコールを発信するユーザから必要な数字を集めたあと、コールはこのウィンドウに設定されている DN に転送されます。この DN は、内線にすることができます。MVA サービスがゲートウェイからこの DN にコールを転送するためにダイヤル ピアを設定する必要があります。この DN は、DN がリーチできるゲートウェイの着信コーリング サーチ スペース(CSS)またはリモート接続先プロファイルの CSS のパーティションにも配置する必要があります。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 を選択します。 | ||
ステップ 2 | [モバイル音声アクセスの電話番号(Mobile Voice Access Directory Number)] に、ゲートウェイからのモバイル音声アクセス コールを受信する内部電話番号(DN)を入力します。
長さ 1 ~ 24 桁の値を入力します。有効な値は 0 ~ 9 です。 | ||
ステップ 3 | [ローカリゼーション(Localization)] ペインで、矢印を使用して、選択するロケールをこのペインに、またはこのペインから移動します。
| ||
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 |
次のいずれかの作業を実行します。
システムの既存の H.323 または SIP PSTN ゲートウェイがあれば、MVA をこれに設定できます。この機能には、H.323 または SIP VoiceXML(VXML)ゲートウェイで応答および処理されるシステム設定の DID 番号を呼び出すことによってアクセスします。ゲートウェイを設定すると、MVA ユーザに再生される自動音声応答(IVR)のプロンプトをプルするためにパブリッシャ ノードの vxml スクリプトが使用されます。これらのプロンプトは、ユーザ認証とユーザが自分の電話のキーパッドでダイヤルする必要がある番号の入力を要求します。
ステップ 1 | PSTN から PRI の T1/E1 コントローラを設定します。 例: controller T1 1/0 framing esf linecode b8zs pri-group timeslots 1-24 | ||
ステップ 2 | PRI (T1/E1)のシリアル インターフェイスを設定します。 例: interface Serial 1/0:23 ip address none logging event link-status none isdn switch-type primary 4ess isdn incoming-voice voice isdn bchan-number-order ascending no cdp enable | ||
ステップ 3 | パブリッシャ ノードから VXML アプリケーションをロードします。 例:IOS バージョン 12.3(13) 以降の設定例 application service CCM http://<Unified CM Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml 例:IOS バージョン 12.3(12) 以前の設定例 call application voice Unified CCM http://<Unified CM Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
| ||
ステップ 4 | Cisco Unified Mobility アプリケーションがシステム リモート アクセスに関連付けられるようにダイヤル ピアを設定します。 例:IOS 12.3(13) 以降の設定例 dial-peer voice 58888 pots service CCM (Cisco Unified Mobility VXML application) incoming called-number 58888 例: IOS 12.3(12) 以前の設定例 dial-peer voice 100 pots application CCM (Cisco Unified Mobility VXML application) incoming called-number 58888(58888 は、モバイル音声アクセス(MVA)の番号を示しています) | ||
ステップ 5 | MVA DN にコールを転送するためにダイヤル ピアを追加します。 例:プライマリ Cisco Unified Communications Manager の設定例 dial-peer voice 101 voip preference 1 destination-pattern <Mobile Voice Access DN> session target ipv4:10.1.30.3 codec g711ulaw dtmf-relay h245-alphanumeric no vad 例:セカンダリ Unified Communications Manager の設定例(必要に応じて) dial-peer voice 102 voip preference 2 destination-pattern <Mobile Voice Access DN> session target ipv4:10.1.30.4 codec g711ulaw dtmf-relay h245-alphanumeric no vad
例:SIP ゲートウェイ VoIP ダイヤル ピアの設定例 dial-peer voice 80 voip destination-pattern <Mobile Voice Access DN> rtp payload-type nse 99 session protocol sipv2 session target ipv4:10.194.107.80 incoming called-number .T dtmf-relay rtp-nte codec g711ulaw |
既存の H.323 または SIP PSTN ゲートウェイがなく、モバイル音声アクセスを設定する場合は、新しい H.323 ゲートウェイを追加し、ヘアピニング メソッドを使用した MVA 機能を設定する必要があります。技術的な視点では、このメソッドは着信コールを受信する 2 番目のゲートウェイを使用して MVA サービスを適用し、システムが MVA サービスを適用したあとに着信コール レッグが PSTN ゲートウェイ(元の送信元)へ返送します。
(注) | ヘアピニングを使用したモバイル ボイス アクセスの場合、システムを呼び出しているユーザは発信者 ID によって自動的に特定されません。代わりに、ユーザは PIN を入力する前にリモート接続先番号を手動で入力する必要があります。その理由は、PSTN ゲートウェイは、ヘアピニングされたモバイル ボイス アクセス ゲートウェイに到達するために、まず Unified Communications Manager への通話をルーティングする必要があるためです。このルート パスのため、携帯電話の番号からエンタープライズ ディレクトリ番号への発信者番号の変換は、モバイル ボイス アクセス ゲートウェイが通話を処理する前に行われます。その結果、このゲートウェイでは、発信者番号と設定されているリモート接続先の照合を行うことができず、そのためユーザはリモート接続先番号の入力を求められます。 |
ステップ 1 | パブリッシャ ノードから VXML アプリケーションをロードします。 例:IOS バージョン 12.3 (13) およびそれ以降の設定例: application service CCM http://<Unified CM Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml 例:IOS バージョン 12.3 (12) 以前の設定例: call application voice CCM http://<Unified CM Publisher IP Addr>:8080/ccmivr/pages/IVRMainpage.vxml
| ||
ステップ 2 | Cisco Unified Mobility アプリケーションをシステムのリモート アクセスに関連付けるように、ダイヤルピアを設定します。 例:IOS 12.3 (13) およびそれ以降の設定例: dial-peer voice 1234567 voip service CCM incoming called-number 1234567 codec g711u session target ipv4:<ip_address of call manager> 例:IOS 12.3 (12) およびそれ以前の設定例: dial-peer voice 1234567 voip application CCM incoming called-number 1234567 codec g711u session target ipv4:<ip_address of call manager> | ||
ステップ 3 | 通話を モバイル ボイス アクセス(MVA)DN に転送するため、ダイヤルピアを追加します。 例:プライマリ Unified Communications Manager の設定例: dial-peer voice 101 voip preference 1 destination-pattern <Mobile Voice Access DN> session target ipv4:10.1.30.3 voice-class h323 1 codec g711ulaw dtmf-relay h245-alphanumeric novad 例:セカンダリ Unified Communications Manager の設定例(必要な場合): dial-peer voice 102 voip preference 2 destination-pattern <Mobile Voice Access DN> session target ipv4:10.1.30.4 voice-class h323 1 codec g711ulaw dtmf-relay h245-alphanumeric novad
| ||
ステップ 4 | ヘアピンを設定します。
voice service voip allow-connections h323 to h323 | ||
ステップ 5 | Unified Communications Manager で、vxml スクリプトがロード済みである H.323 ゲートウェイに、着信 MVA 番号をリダイレクトするための新しいルート パターンを作成します。新しいルート パターンを作成したパーティションにゲートウェイの着信 CSS がアクセスできることを確認してください。 |
ユーザがリモート接続先から保留、復帰、転送、および電話会議機能のようなコール中の機能にアクセスする場合、エンタープライズ機能アクセス(EFA)を設定します。MVA とは異なり、この 2 段階ダイヤリング機能は DTMF を使用するため、ユーザはエンタープライズ機能とコール中の機能にアクセスするためのプロンプトがなくても暗証番号と番号を入力する必要があります。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] ドロップダウン リストからパブリッシャ ノードを選択します。 |
ステップ 3 | [サービス(Service)] ドロップダウン リストから、[Cisco CallManager] を選択します。 |
ステップ 4 | [エンタープライズ機能アクセスの有効化(Enable Enterprise Feature Access)] サービス パラメータを [はい(True)] に設定します。 |
ステップ 5 | (任意)
エンタープライズ機能アクセス(EFA)コードを変更します。 デフォルト値は次のとおりです。 |
ステップ 6 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 の順に選択します。 |
ステップ 7 | [番号(Number)] フィールドに、EFA に必要な一意の DID 番号を入力します。この番号は、リモート接続先からの転送、会議、再開、2 段階ダイヤルをサポートします。 |
ステップ 8 | [ルート パーティション(Route Partition)] ドロップダウン リストから、EFA に必要な DID のパーティションを選択します。 |
ステップ 9 | (任意) [説明(Description)] フィールドに、EFA 番号を識別するための説明を入力します。 |
ステップ 10 | (任意) この EFA 番号を、このシステムのデフォルトにする場合は、[デフォルトのエンタープライズ機能アクセス番号(Default Enterprise Feature Access Number)] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 11 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ユーザが社内から外に出る間もコールを維持するには、デュアルモード電話のハンドオフ モビリティを設定します。ユーザのデバイスがエンタープライズ Wi-Fi ネットワークから切断され、モバイル音声や携帯電話ネットワークに再接続しても、進行中のコールは中断せず保持されます。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から を選択します。 |
ステップ 2 | [ハンドオフ番号(Handoff Number)] フィールドに、Wi-Fi とモバイル音声または携帯電話ネットワーク間のハンドオフ用のダイヤルイン方式(DID)番号を入力します。 国際エスケープ文字(+)から始まる番号の場合は、(+)の前にバックスラッシュ(\)を付ける必要があります。例:\+15551234 |
ステップ 3 | [ルート パーティション(Route Partition)] ドロップダウン リストから、ハンドオフ DID 番号が属するパーティションを選択します。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 |
Cisco Unified Mobility の動作を変更するには、サービス パラメータを設定します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] ドロップダウン リストからパブリッシャ ノードを選択します。 |
ステップ 3 | [サービス(Service)] ドロップダウン リストから、[Cisco CallManager] を選択します。 |
ステップ 4 | [クラスタ全体のパラメータ(システム - モビリティ)(Clusterwide Parameters (System - Mobility))] の下にリストされているサービス パラメータを設定します。 サービス パラメータの名前をクリックすると、サービス パラメータの完全な定義と、その設定オプションへのハイパーリンクが表示されます。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
機能 | データのやり取り |
---|---|
自動コール ピックアップ |
Cisco Unified Mobility は、サービス パラメータの設定内容に応じて、自動コール ピックアップと連動します。[自動コール ピックアップが有効(Auto Call Pickup Enabled)] サービス パラメータが [True] に設定されている場合は、[ピックアップ(PickUp)] ソフトキーを押すだけで、コールをピックアップできます。 このサービス パラメータが [False] に設定されている場合は、[ピックアップ(PickUp)]、[G ピック(GPickUp)]、または [他グループ(OPickUp)] ソフトキーを押してから、[応答(Answer)] ソフトキーを押す必要があります。 |
自動代替ルーティング |
Cisco Unified Mobility は、次のように自動代替ルーティング(AAR)をサポートします。 |
Extend and Connect |
Cisco Unified Mobility と Extend and Connect の両方の機能が必要なユーザは、リモート デバイス プロファイルと CTI リモート デバイスの両方のタイプのオーナー ID が同じ場合に、それらに同じリモート接続先を設定できます。この設定では、Cisco Unified Mobility 機能と Extend and Connect を同時に使用できます。 詳細については、「"Extend and Connect"」の章を参照してください。 |
外部コール制御 |
外部コール制御が設定されている場合、Cisco Unified Communications Manager は次の Cisco Unified Mobility 機能用の付加ルート サーバのルート決定に従います。 Cisco Unified Communications Manager は、次の Cisco Unified Mobility 機能に対してルーティング クエリを送信しません。 |
インテリジェント セッション制御とセッション ハンドオフ |
エンタープライズ番号に固定されたリモート接続先へのダイレクト コールの場合は、モバイル ユーザがセッション ハンドオフ機能を使用してデスクフォンへコールをハンドオフできます。 インテリジェント セッション制御を実装する前に、Cisco Unified Mobility を有効にする必要があります。 |
ライセンシング |
Cisco Unified Mobility は、ベーシックからプロフェッショナルまでのすべてのユーザ ベースのライセンスに含まれています。 |
[ローカルルートグループ(Local Route Groups)] |
リモート接続先に対するシングル ナンバー リーチ コールの場合は、発信側のデバイス プールによって標準のローカル ルート グループの選択が決定されます。 |
サポートされるコールの数 |
リモート接続先ごとに最大 2 つのアクティブ コールがサポートされます。Cisco Unified Mobility では、リモート接続先ごとに Cisco Unified Communications Manager 経由の最大 2 つのアクティブ コールがサポートされます。DTMF を使用して転送または会議を行うためにエンタープライズ機能アクセス用電話番号(DID 番号)を使用することもコールの一種です。Cisco Unified Mobility ユーザがリモート接続先向けの 2 つのアクティブ コールの使用中、または、ユーザが DTMF を使用してリモート接続先からのコールを転送中または会議中に、コールを受信した場合は、受信されたコールがリモート接続先に到達しません。代わりに、無応答時転送(CFNA)が設定されていた場合やコールが共有回線上で応答されなかった場合は、コールがエンタープライズ ボイスメールに転送されます。 |
Cisco Unified Border Element を使用した SIP トランク |
Cisco Unified Mobility は、Cisco Unified Border Element(CUBE)を使用した SIP トランク経由の通話中機能を使用しない Cisco Unified Mobility 機能をサポートします。 |
制約事項 |
説明 |
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自動応答(Auto Answer) |
自動応答が有効になっているとリモート接続先のコールは機能しません。 |
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コール自動転送 |
ユーザのリモート接続先を設定した場合、未登録の不在転送(CFUR)の設定を行う必要はありません。コール転送は、Cisco Unified Mobility のプロセスの一部として処理されます。 モバイル デバイスの CFUR 設定はサポートされていません。代わりに話中転送や無応答時転送ルールを使用します。
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[コールキューイング(Call Queuing)] |
Cisco Unified Communications Manager は Cisco Unified Mobility でのコール キューイングはサポートしていません。 |
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[会議(Conferencing)] |
ユーザはモバイル音声アクセスを使用し、会議コントローラとしてミートミー会議を開始できませんが、ミートミー会議に参加することはできます。 既存の会議コールが共有回線の IP フォンやデュアルモード電話、またはリモート接続先であるスマートフォンから開始された場合、コールが携帯電話に送信された後またはデュアルモードのハンドオフの操作が発生した後は、新規で会議の参加者を追加することはできません。新規の会議参加者の追加を許可するには、[高度なアドホック会議有効化(Advanced Ad Hoc Conference Enabled)] サービス パラメータを使用します。詳細については、「関連項目」を参照してください。 |
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携帯電話からの + 文字のダイヤル |
ユーザは携帯電話のデュアルトーン多重周波数(DTMF)を使用して + 記号をダイヤルし、国際番号用エスケープ文字を指定できます。 Cisco Unified Mobility は、電話番号に + 文字が含まれるエンタープライズ IP フォンに携帯電話から発信するための、IVR の DTMF を使用した + のダイヤリングをサポートしません。 Cisco Unified Mobility は、電話番号に + 文字が含まれるエンタープライズ IP フォンに携帯電話から発信するための、2 段階ダイヤリングの DTMF を使用した + のダイヤリングをサポートしません。 |
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デスク フォンでのサイレントとリモート接続先へのダイレクトコール |
デスク フォンでサイレント(DND)を有効にすると、デスク フォンをリモートで使用中の状態にすることはできず、次のシナリオではコールはアンカーされません。 |
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デュアルモード電話 |
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携帯電話ネットワークからのエンタープライズ機能 |
携帯電話ネットワークからのエンタープライズ機能にはアウトオブバンド DTMF が必要です。 クラスタ間 DN を SIP トランク(クラスタ間トランクまたはゲートウェイのいずれか)を介した IP フォンのリモート接続先として使用する場合、IP フォンの設定の際に [DTMF 受信が必要(Require DTMF Reception)] チェックボックスをオンにします。これにより、エンタープライズ機能アクセス通話中機能に不可欠な DTMF 番号がアウト オブ バンドで受信できます。 |
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ゲートウェイとポート |
モバイル音声アクセスでは H.323 ゲートウェイと SIP VoIP ゲートウェイの両方がサポートされています。 T1 CAS、FXO、FXS、BRI では、Cisco Unified Mobility 機能はサポートされていません。 |
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Jabber デバイス |
初期設定すると、Jabber デバイスは登録済みデバイスとしてカウントされます。これらのデバイスは、[登録済みデバイスの最大数(Maximum Number of Registered Devices)] サービス パラメータで設定される、ノード内の登録済みデバイスの数を増やします。 |
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ロケール(Locales) |
Cisco Unified Mobility は最大 9 つのロケールをサポートしています。10 個以上のロケールがインストールされている場合、[使用可能なロケール(Available Locales)] ペインに表示されますが、[選択済みのロケール(Selected Locales)] のペインには 9 つまでしか保存できません。 シスコの以上のロケールが、モビリティに設定すると、この、次のメッセージが表示されます:"更新に失敗しました。CHECK 制約(informix.cc_ivruserlocale_orderindex)に失敗しました(Update failed. Check constraint (informix.cc_ivruserlocale_orderindex) failed.)」" |
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デスクトップのコール ピックアップの最大待機時間 |
ユーザがリモート接続先(スマートフォンまたは任意の他の電話のいずれか)から *81 DTMF コードを押してコールを保留にした場合、ユーザのデスク フォンには [復帰(Resume)] ソフトキーが表示されます。ただし、デスク フォンではデスクトップのコール ピックアップ用のタイマーは適用されません。エンド ユーザがコールに応答するまでの時間として設定したタイムアウトが過ぎ、コールがドロップされない場合でも [復帰(Resume)] キーは表示され続けます。 代わりに、ユーザはリモート電話でコールを切断する必要があります。これにより、デスク フォンはデスクトップ コール ピックアップのタイマーを適用し始めます(この設定を変更するには、[エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウの [デスク ピックアップの最大待機時間(Maximum Wait Time for Desk Pickup)] フィールドを使用します)。 |
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Multilevel Precedence and Preemption |
Cisco Unified Mobility は Multilevel Precedence and Preemption(MLPP)とは連動しません。コールが MLPP によってプリエンプション処理された場合は、そのコールに対する Cisco Unified Mobility 機能が無効になります。 |
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オーバーラップ送信 |
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Q シグナリング |
モビリティでは Q シグナリング(QSIG)はサポートされていません。 |
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QSIG パス置換 |
QSIG パス置換はサポートされていません。 |
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サービス パラメータ |
エンタープライズ機能アクセス サービス パラメータは標準の電話とスマートフォンに適用されます。ただし、一般にスマートフォンはワンタッチ キーを使用して適切なコードを送信します。Cisco Unified Mobility と共に使用するすべてのスマートフォンを、エンタープライズ機能アクセス用のデフォルトのコードまたはスマートフォンのドキュメンテーションで指定されているコードのいずれかを使用するように設定する必要があります。 |
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セッション ハンドオフ |
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SIP トランク(SIP Trunks) |
Cisco Unified Mobility 機能がサポートされるのは、一次群速度インターフェイス(PRI)公衆電話交換網(PSTN)接続のみです。 SIP トランクに対しては、Cisco Unified Mobility は IOS ゲートウェイまたはクラスタ間トランクを介してサポートされます。 |
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SIP URI とリモート接続先への直接コール |
インテリジェント セッション制御機能は直接の URI ダイヤリングをサポートしていません。したがって、SIP URI への発信はエンタープライズ番号にアンカーすることはできません。 |
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Unified Communications Manager のパブリッシャ依存機能 |
クラスタ環境では、シングル ナンバー リーチを有効化または無効化するには、パブリッシャが到達可能である必要があります。パブリッシャがアクティブに実行されていない場合、一部の機能が動作しない可能性があります。 パブリッシャノードが到達可能でない場合、モバイル音声アクセスは利用できません。モバイル音声アクセス用の IVR のプロンプトはパブリッシャでのみ保存されています。 |
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ビデオ コール |
Cisco Unified Mobility サービスはビデオ コールには拡張されません。デスク フォンで受信したビデオ コールを携帯電話で取ることはできません。 |
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モバイル ボイス アクセス(MVA) |
Cisco 4000 シリーズ サービス統合型ルータは、音声 XML(VXML)をサポートしていません。そのため、これらのルータが Cisco Unified Communications Manager を備えたユニファイド コミュニケーション ゲートウェイとして機能するときは、モバイル音声アクセス(MVA)アプリケーションをサポートしません。 |
問題 リモート接続先(携帯電話)がスマートフォンではなく、この携帯電話へのコールが Cisco Unified Communications Manager を使用して固定されている場合、ユーザは、携帯電話を切り、デスク フォンに [復帰(Resume)] ソフトキーが表示されてコールを再開できることを期待します。ユーザは、デスクトップ電話機でこのコールを再開できません。
考えられる原因 携帯電話が切れたときに、発呼側がビジー音、リオーダー音、または切断音を受信する場合、携帯電話のプロバイダーによってメディアが切断されなかった可能性があります。プロバイダーから切断信号が送信されません。この可能性を確認するため、発信側が 45 秒間待機するようにします。この待機時間の経過後に、サービス プロバイダーはタイムアウトになり切断信号を送信します。この時点で、Cisco Unified Communications Manager はコールを再開するための [復帰(Resume)] ソフトキーを提供できます。