この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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Extend and Connect 機能により、管理者はあらゆるエンドポイントと相互運用するユニファイド コミュニケーション(UC)コンピュータ テレフォニー インテグレーション(CTI)アプリケーションを導入できます。Extend and Connect により、ユーザは、ロケーションを問わずどのデバイスからでも UC アプリケーションにアクセスできます。
Unified Communications Manager の Extend and Connect 機能には、次の UC 機能が含まれています。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | ユーザ アカウントの設定 | ユーザのモビリティを有効にして、CTI リモート デバイスを使用できるようにします。CTI デバイスは、Cisco UC アプリケーションと連動するオフクラスタ電話です。 |
ステップ 2 | ユーザ権限の追加 | アクセス制御グループのアクセス許可を追加します。 |
ステップ 3 | CTI リモート デバイスの作成 | ユーザが Cisco UC アプリケーションで使用できるオフクラスタ電話を設定します。 |
ステップ 4 | デバイスへの電話番号の追加 | CTI リモート デバイスに電話番号を関連付けます。 |
ステップ 5 | (オプション) リモート接続先の追加 |
ユーザが所有する他の電話を表す数値アドレスまたはディレクトリ URI を追加します。 |
ステップ 6 | (オプション) リモート接続先の確認 |
リモート接続先が正常にユーザに追加されたかどうかを確認します。 |
ステップ 7 | ユーザとデバイスの関連付け | CTI リモート デバイスにエンド ユーザ アカウントを関連付けます。 |
ステップ 8 | CCMIP プロファイルの作成 |
Unified Communications Manager からデバイス名と設定を取得します。 |
エンド ユーザを Unified Communications Manager でアクティブにしてから、アクセス コントロール グループ権限を追加します。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理で、
を選択します。 [ユーザの検索と一覧表示(Find and List Users)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | [ユーザを次の条件で検索(Find User where)] フィールドで適切なフィルタを指定した後、[検索(Find)] を選択してユーザのリストを取得します。 |
ステップ 3 | ユーザを一覧から選択します。
[エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 4 | [権限情報(Permissions Information)] セクションを探します。 |
ステップ 5 | [アクセス コントロール グループに追加(Add to Access Control Group)] をクリックします。
[アクセス コントロール グループの検索と一覧表示(Find and List Access Control Groups)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 6 | [検索(Find)] をクリックします。
標準ユーザのアクセス コントロール グループのリストが表示されます。 |
ステップ 7 | 次の権限の隣にあるチェックボックスをオンにします。 |
ステップ 8 | [選択項目の追加(Add Selected)] をクリックします。
ウィンドウが閉じ、アクセス コントロール グループがユーザ アカウントに追加されます。 |
ステップ 9 | [保存(Save)] をクリックします。 |
CTI リモート デバイスは、ユーザが Cisco UC アプリケーションと一緒に使用できるオフクラスタ電話を代表するデバイス タイプです。デバイス タイプには、1 つ以上の回線(電話番号)と 1 つ以上のリモート接続先が設定されます。
Unified Communications Manager は、拡張機能と接続機能を使用して、公衆電話交換網(PSTN)の電話や構内交換機(PBX)などのデバイスへのコールを制御します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] から、
を選択します。 [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから [CTI リモート デバイス(CTI Remote Device)] を選択します。続いて [次へ(Next)] をクリックします。
[電話機の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 4 | [オーナーのユーザ ID(Owner User ID)] ドロップダウン リストから対象のユーザ ID を選択します。
Unified Communications Manager は、[デバイス名(Device Name)] フィールドにユーザ ID と CTIRD 接頭辞(CTRIDusername など)を入力します。 | ||
ステップ 5 | 必要に応じて、[デバイス名(Device Name)] フィールドのデフォルト値を編集します。 | ||
ステップ 6 | [説明(Description)] フィールドに分かりやすい説明を入力します。
| ||
ステップ 7 | [プロトコル固有情報(Protocol Specific Information)] セクションの [再ルーティング コーリング サーチ スペース(Rerouting Calling Search Space)] ドロップダウン リストから、適切なオプションを選択してください。
[再ルーティング コーリング サーチ スペース(Rerouting Calling Search Space)] ドロップダウン リストは、再ルーティング用のコーリング サーチ スペースを定義します。これにより、ユーザは CTI リモート デバイスからコールを発信および受信できるようになります。 | ||
ステップ 8 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウの残りのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 | ||
ステップ 9 | [保存(Save)] をクリックします。
電話番号を関連付け、リモート接続先を追加するためのフィールドが、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウに表示されます。 |
電話番号(DN)は、CTI リモート デバイスで回線として設定される数値アドレスです。通常、DN はユーザのプライマリ電話番号を表します(2000 または + 1 408 200 2000 など)。
CTI リモート デバイスに電話番号を追加するには、次の手順に従います。
ステップ 1 | [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、[割り当て情報(Association Information)] セクションに移動します。 |
ステップ 2 | [新規 DN を追加(Add a new DN)] をクリックします。
[電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 3 | [電話番号(Directory Number)] フィールドで、電話番号を指定します。 |
ステップ 4 | その他の必須フィールドすべてを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
リモート接続先は、ユーザが所有する他の電話を示す数値アドレスまたは Directory URI となります(たとえば、ホーム オフィスの回線またはその他の PBX の電話)。 リモート接続先が、オフクラスタ デバイスである可能性があります。Cisco Unified Communications Manager は、自動的に CTI リモート デバイスのすべてのリモート接続先番号にアプリケーション ダイヤル ルールを適用します。デフォルトで、デバイスあたり 4 つのリモート接続先がサポートされます。[エンド ユーザ設定(End User Configuration)] ウィンドウで、デバイスあたり最大数 10 個のリモート接続先に設定できます。
(注) | どのリモート接続先で Jabber クライアントが有効に設定されているかは、Cisco Unified Communications Manager インターフェイスの [電話機の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで確認できます。 |
(注) | Unified Communications Manager のユーザは、Cisco Jabber インターフェイスを使用してリモート接続先を追加できます。詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/jabber-windows/products-installation-guides-list.htmlの『Cisco Jabber for Windows Installation and Configuration Guide』を参照してください。 |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理で、 を選択します。
[電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | [電話を次の条件で検索(Find Phone where)] フィールドに適切なフィルタを指定し、[検索(Find)] を選択して電話の一覧を取得します。 |
ステップ 3 | 一覧から CTI リモート デバイスを選択します。
[電話機の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 4 | [関連付けられたリモート接続先(Associated Remote Destinations)] セクションを探します。 |
ステップ 5 | [新規リモート接続先の追加(Add a New Remote Destination)] を選択します。
[リモート接続先情報(Remote Destination Information)] ウィンドウが開きます。 |
ステップ 6 | [接続先番号(Destination Number)] フィールドに接続先番号を入力します。
Cisco Jabber クライアントでリモート接続先を使用するには、接続先名を JabberRD として設定する必要があります。 |
ステップ 7 | [リモート接続先情報(Remote Destination Information)] ウィンドウの残りのフィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 8 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理で、
を選択します。 [電話の検索と一覧表示(Find and List Phones)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 2 | [電話を次の条件で検索(Find Phone where)] フィールドで適切なフィルタを指定した後、[検索(Find)] をクリックして電話のリストを取得します。 | ||
ステップ 3 | 一覧から CTI リモート デバイスを選択します。
[電話機の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 4 | [関連するリモート接続先(Associated Remote Destinations)] セクションに移動し、リモート接続先が使用可能であることを確認します。。 | ||
ステップ 5 | [設定の適用(Apply Config)] をクリックします。
|
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理で、 を選択します。 |
ステップ 2 | [ユーザを次の条件で検索(Find Users where)] フィールドで適切なフィルタを指定した後、[検索(Find)] を選択してユーザのリストを取得します。 |
ステップ 3 | ユーザを一覧から選択します。 [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 4 | [デバイス情報(Device Information)] セクションを探します。 |
ステップ 5 | [デバイスの割り当て(Device Association)] をクリックします。 [ユーザ デバイス割り当て(User Device Association)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 6 | 適切な CTI リモート デバイスを探して選択します。 |
ステップ 7 | 関連付けを完了するには、[選択/変更の保存(Save Selected/Changes)] をクリックします。 |
ステップ 8 | [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスで [ユーザの設定に戻る(Back to User)] を選択してから、[検索(Go)] をクリックします。 [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウが表示され、選択し割り当てたデバイスが、[制御するデバイス(Controlled Devices)] ペインに表示されます。 |
Cisco Jabber では、Cisco Unified Communications Manager からデバイス名と設定を取得するため、Cisco IP Phone(CCMCIP)プロファイルが必要です。CCMCIP プロファイルの詳細については、http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/products-installation-and-configuration-guides-list.htmlにある『Configuration and Administration of IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』の関連項目を参照してください。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM IM とプレゼンスの管理(Cisco Unified CM IM and Presence Administration)] または [Cisco Unified Presence の管理(Cisco Unified Presence Administration)] インターフェイスを開きます。 |
ステップ 2 | の順に選択します。 Cisco Unified Presence のバージョンによっては、このパスが次のようになります。 。 |
ステップ 3 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 4 | プロファイルの名前を [名前(Name)] フィールドに指定します。 |
ステップ 5 | プライマリの Unified Communications Manager インスタンスのホスト名または IP アドレスを [プライマリ CCMCIP ホスト(Primary CCMCIP Host)] フィールドに指定します。 |
ステップ 6 | バックアップの Unified Communications Manager インスタンスのホスト名または IP アドレスを [バックアップ CCMCIP ホスト(Backup CCMCIP Host)] フィールドに指定します。 |
ステップ 7 | [サーバ証明書の確認(Server Certificate Verification)] はデフォルト値のままとします。 |
ステップ 8 | [プロファイルにユーザを追加(Add Users to Profile)] をクリックします。 |
ステップ 9 | CCMCIP ゲートウェイ プロファイルに適切なユーザを追加します。 |
ステップ 10 | [選択項目の追加(Add Selected)] をクリックします。 |
ステップ 11 | [保存(Save)] をクリックします。 |
機能 |
データのやり取り |
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Directory URI ダイヤリング |
Directory URI を CTI リモート デバイスの DN、リモート接続先、またはその両方として設定します。 |
Unified Mobility |
Extend and Support は、Cisco Unified IP Phone とリモート接続先間のアクティブ コールの移動をサポートしません。 Unified Mobility と Extend and Connect の両方の機能が必要な場合は、リモート デバイス プロファイルと CTI リモート デバイスに同じリモート接続先を設定できますが、それは両方のタイプのオーナー ID が同じ場合です。この設定では、Cisco Mobility 機能と Extend and Connect を同時に使用できます。両方のデバイス タイプで同じリモート接続先を設定する機能は、Cisco Unified Communications Manager リリース 10.0(1) 以降を使用してサポートされます。 Cisco Dual-mode for iPhone、Cisco Dual-mode for Android、Carrier-integrated Mobile のデバイス タイプでは、Cisco Extend and Connect 機能で使用するりモード接続先を設定しないでください。同じリモート接続先アドレスを区別するためにプレフィックスを使用しないでください。たとえば、91-4085555555 と +1-4085555555 は同じ番号として処理します。 |
ハント リスト |
Extend and Connect 機能を使用すれば、以下の条件下で、リモート接続先の電話機でハント コールを受信できます。 |
発信者 ID 情報 |
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制約事項 |
説明 |
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リモート接続先の最大数 |
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オフクラスタ デバイス |
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電話番号 |
電話番号をリモート接続先番号として設定することはできません。 |
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Cisco Jabber |
Cisco Jabber を使用して設定されたリモート接続先を保存する前に、設定されたダイヤル プランによってリモート接続先にルーティング可能かどうかを確認します。 |
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アプリケーション ダイヤル ルール |
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リモート接続先番号 |
リモート接続先番号は、クラスタ内で一意にする必要があります。
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リモート接続先検証 |