この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
オンネットとオフネットのユーザを保留にするときに、ストリーミング ソースから音楽を流すには、統合されている保留音(MoH)機能を使用します。このソースは、保留にしたオンネットまたはオフネット デバイスに音楽を流します。オンネット デバイスには、自動音声応答(IVR)または着呼分配機能により保留、打診転送保留、パーク転送保留にされるステーション デバイスおよびアプリケーションが含まれます。オフネット ユーザには、Media Gateway Control Protocol(MGCP)ゲートウェイまたは Skinny Call Control Protocol(SCCP)ゲートウェイ、Cisco IOS H.323 ゲートウェイ、および Cisco IOS Media Gateway Control Protocol ゲートウェイ経由で接続するユーザが含まれます。Cisco IOS H.323 または MGCP ゲートウェイの Foreign Exchange Station(FXS)ポート経由で Cisco IP ネットワークに接続している Cisco IP POTS フォンに対して、および Cisco MGCP または SCCP ゲートウェイに対しても、保留音機能が使用可能になります。
Cisco Unified Communications Manager を起動し、メディア リソース マネージャを作成します。保留音サーバが、その保留音リソースでメディア リソース マネージャに登録します。保留音サーバは、保留音オーディオ ソースを提供し、複数のストリームに保留音オーディオ ソースを接続するソフトウェア アプリケーションです。
エンド デバイスまたは機能がコールを保留にすると、Cisco Unified Communications Manager は、その保留にされたデバイスを保留音リソースに接続します。保留にされたデバイスが復帰すると、そのデバイスは保留音リソースから切り離され、通常のアクティビティを再開します。
SIP トランク経由で電話に着信する SIP コールの場合、Cisco Unified Communications Manager はさまざまな MOH オーディオ ソースを使用できます。
外部アプリケーション(Cisco Unified Customer Voice Portal(CVP)コンタクト センター ソリューションなど)は、発信者 ID、着信番号、または公衆電話交換網(PSTN)からコールが着信する場合は IVR 連携動作に基づいて、最も適切な MOH オーディオ ソースを判別します。
詳細については、Cisco Unified Customer Voice Portal のドキュメント(http://www.cisco.com/c/en/us/support/customer-collaboration/unified-customer-voice-portal/tsd-products-support-series-home.html)を参照してください。
Cisco IP Voice Media Streaming Application は Cisco Unified Communications Manager のインストール時に自動でインストールされます。このアプリケーションをアクティブ化して、保留音(MoH)機能を有効にします。
このリリースでは、MOH サーバで保留音サービスが実行中に、固有の同時 MOH オーディオ ソースをサポートするために、Cisco Unified Communications Manager のキャパシティが 51 から 501 に増やされました。MOH オーディオ ソースには 1 から 501 までの番号が振られ、固定 MOH オーディオ ソースの番号は 51 のままです。
Cisco Unified Communications Manager は VMware 上での実行時に USB をサポートしないため、固定 MoH デバイスは USB MoH デバイス経由で接続するオーディオ ソースを使用できません。VMware では固定 MoH USB デバイスの使用はサポートされません。一方、Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)マルチキャスト MoH を利用する導入向けには、外部のサウンド デバイスをプロビジョニングします。
初期グリーティングとしてのカスタム アナウンス、または音楽を聞く発信者に対して定期的に再生されるアナウンスのいずれかまたは両方を使用するために、各 MOH オーディオ ソースを設定できます。Cisco Unified Communications Manager には 1 つまたは複数の MOH オーディオ ソースで使用可能なカスタム アナウンスが 500 個用意されています。これらのアナウンスはクラスタ内の Cisco Unified Communications Manager サーバ間での配信はされません。これらのカスタム アナウンス ファイルは MoH およびアナウンス サービスを提供する各サーバにアップロードする必要があります。また、MOH オーディオ ソースの各カスタム音楽ファイルも各サーバにアップロードする必要があります。
Cisco IP Voice Media Streaming Application は、アナンシエータ(ANN)、ソフトウェア会議ブリッジ、保留音(MOH)、ソフトウェア メディア ターミネーション ポイントの 4 つのメディア デバイス向けのサービスとして実行します。Cisco Unified Communications Manager のサーバ上で呼処理と共存するようにこのサービスを有効にします。このサービスを有効にする際、呼処理への影響を避けるために必ず限定的な容量でこれらのメディア デバイスを設定します。メディア デバイスのデフォルト設定はこの共存操作に基づいて定義されます。1 つ以上のメディア デバイスの使用を減らし、その他の設定を増加させることでこれらの設定を調整できます。
たとえば、ソフトウェアのメディア ターミネーション ポイント デバイスを使用していない場合、SW MTP 用の [実行フラグ(Run Flag)] 設定を [False] にし、 の順に選択します。そして、[MTP コール カウント(MTP Call Count)] 設定を 設定に追加します。コールのトラフィックによって、デフォルト設定を変更できます。ただし、サーバ パフォーマンスのアクティビティで CPU、メモリ、I/O 待機をモニタします。ユーザ数 7500 人の OVA 設定を使用しているような、容量の大きなクラスタでは、コール カウントのデフォルトのメディア デバイス設定を 25 %増やすことができます。
保留音のようにメディア デバイスの使用率が高くなることが予期される場合や、コールの数が多くてより多くのメディア接続数が必要とされる場合のインストールでは、呼処理が有効になっていない 1 つ以上の Cisco Unified Communications Manager サーバで Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスを有効にします。このサービスを有効にすると、メディア デバイスの使用によって呼処理などのその他のサービスが受ける影響が限定的なものになります。次に、メディア デバイスのコールの最大数の構成時の設定を増加させることができます。
Cisco Unified Communications Manager サービスと共存するように Cisco IP Voice Media Streaming Application を有効にした場合、呼処理のパフォーマンスに影響を与える可能性があります。保留音やアナンシエータの容量設定をデフォルトの設定から増やす場合は、Cisco Unified Communications Manager を有効にせずにサーバで Cisco IP Voice Media Streaming Application を有効化することが推奨されています。
アクティブな発信者が保留中になっているときやマルチキャスト MOH のオーディオ ストリームが設定されているときは、CPU のパフォーマンスは MOH に影響されます。
設定に関する注意事項 |
CPU パフォーマンス |
---|---|
専用の MOH サーバ、保留中のコール 1000、グリーティングと定期アナウンスの MOH 音源 500。 |
25 ~ 45%(7500 ユーザの OVA 設定) |
専用 MOH サーバとアナンシエータ サーバでのネイティブのコール キューイング、キューに入ったコール 1000、グリーティングと定期アナウンスの MOH 音源 500。アナンシエータでは、最大 300 のグリーティング アナウンスを同時に再生できます。 |
25 ~ 45%(7500 ユーザの OVA 設定) |
専用の MOH サーバ、保留中のコール 500、グリーティングと定期アナウンスの MOH 音源 500。 |
15 ~ 35%(7500 ユーザの OVA 設定) |
設定(Configuration) |
推奨される上限数 |
||
---|---|---|---|
Cisco IP Voice Media Streaming Application が 2500 OVA 上で Cisco Unified Communications Manager と共存する場合(中程度の呼処理)。 |
MOH:保留中の発信者 500、MOH 音源 100、アナンシエータの発信者 48 ~ 64。 |
||
Cisco IP Voice Media Streaming Application が 2500 OVA 上の専用サーバである場合。 |
MOH:保留中の発信者 750、MOH 音源 250、アナンシエータの発信者 250。 |
||
Cisco IP Voice Media Streaming Application が 7500/10K OVA 上で Cisco Unified Communications Manager と共存する場合(中程度の呼処理)。 |
MOH:保留中の発信者 500、MOH 音源 250、アナンシエータの発信者 128。 |
||
Cisco IP Voice Media Streaming Application が 7500/10K OVA 上の専用サーバである場合。 |
|
(注) | この推奨の上限数は MOH や ANN デバイス固有のものです。これらのデバイスをソフトウェアのメディア ターミネーション ポイント(MTP)や話中転送(CFB)デバイスと組み合わせる場合、ストリームを提供するためには上限を減らします。 |
Cisco IP Voice Media Streaming Application とセルフ プロビジョニング IVR サービスは、メディア カーネル ドライバを使用して Real-Time Transfer Protocol(RTP)ストリームを作成および制御します。このメディア カーネル ドライバのキャパシティは 6000 ストリームです。これらのストリームにより、メディア デバイスと IVR はリソースを予約できます。
この予約は、次のキャパシティ計算に基づきます。
メディア デバイス |
容量(Capacity) |
---|---|
アナンシエータ |
([コール カウント(Call Count)] サービス パラメータ)* 3 3 はエンドポイントの受信(RX)コールと送信(TX)コール、および 1(.wav ファイル)の合計を示します。 |
ソフトウェア会議ブリッジ |
([コール カウント(Call Count)] サービス パラメータ)* 2 2 は RX および TX エンドポイントの合計ストリーム数を示します。 |
ソフトウェア メディア ターミネーション ポイント |
([コール カウント(Call Count)] サービス パラメータ)* 2 2 は RX および TX エンドポイントの合計ストリーム数を示します。 |
Music On Hold(保留音) |
((最大半二重ストリーム数)* 3)+(501 * 2 * [有効な MOH コーデックの数]) |
セルフ プロビジョニング IVR サービス |
(500 * 2) 500 は発信者、2 は RX および TX ストリームからの合計ストリーム数を示します。 |
したがって、MOH が最大 1000 人の発信者をサポートできるようにする場合の式は、1000 * 3 + 501 * 2 * 1 = 4002 ドライバ ストリーム(有効なコーデックの数は 1)、および 1000 * 3 +501 * 2 * 2 = 5004(有効なコーデックの数は 2)となります。残りのデバイスの数を減らし、セルフ プロビジョニング IVR サービスを無効にして、合計予約数を 6000 に制限します。これにより、MOH デバイスが予約を実行できるようになります。また、Cisco IP Voice Media Streaming Application と同じサーバでセルフ プロビジョニング IVR サービスをアクティブにできない場合があります。
メディア デバイスの設定がメディア デバイス ドライバのキャパシティを超える場合、デバイス ドライバに登録されているメディア デバイスが、必要なストリーム リソースを最初に予約できるようになります。後で登録されるメディア デバイスに対しては、必要なストリーム リソースよりも少ない数に制限されます。メディア デバイスを後から登録すると、一部のアラーム メッセージがログに記録され、制限されるメディア デバイスのコール数が自動的に削減されます。
(注) | キャパシティが 6000 ストリームのメディア カーネル ドライバでは、複数の同時メディア デバイス接続がサポートされていない可能性があります。 |
このリリースでは、Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)ルータをオーディオ ソースとして設定できます。このルータは、マルチキャスト受信が可能なデバイスに対してマルチキャスト MOH オーディオを提供します。この方法では、Cisco Unified Communications Manager がマルチキャスト MOH オーディオを送信している場合と同様にデバイスが機能します。ただし、ユニキャスト受信だけが可能なデバイスでは、外部 MOH ソース(Cisco Unified SRST ルータなど)から送信される MOH オーディオは聞こえません。ユニキャスト受信のみが可能なデバイスの例としては、公衆電話交換網(PSTN)電話機、セッション ボーダー コントローラ(SBC)の接続先、および Session Initiation Protocol(SIP)トランクなどがあります。
Cisco Unified Communications Manager のこのリリースでは、この機能が拡張され、外部オーディオ ソースからのマルチキャスト MOH オーディオを受信し、ユニキャスト MOH オーディオとして送信できるようになりました。Cisco Unified Communications Manager はこの機能を使用して、ユニキャスト MOH の受信のみが可能なデバイスに対し、マルチキャスト MOH オーディオをユニキャスト MOH として再生します。外部 MOH オーディオ ソースの例としては、Cisco Unified SRST ルータや、マルチキャスト MOH オーディオを送信できるソフトウェアなどがあります。
管理者は [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] の [保留音オーディオ ソースの設定(Music On Hold Audio Source Configuration)] ウィンドウでこの機能に関するフィールドを設定できます。
必要なオーディオ フィードをストリーミングするため、MOH サーバに対し、外部マルチキャスト オーディオ ソース(Cisco Unified SRST ルータなど)を設定します。
Cisco Unified SRST ルータなどの外部マルチキャスト オーディオ ソースを設定するには、[MOH オーディオ ソースの設定(MOH Audio Source Configuration)] ウィンドウで [ソースの IPv4 マルチキャスト アドレス(Source IPv4 Multicast Address)] フィールドと [ソースのポート番号(Source Port Number)] フィールドを設定します。
Cisco Unified Communications Manager は、[MOH オーディオ ソースの設定(MOH Audio Source Configuration)] ウィンドウで設定した外部マルチキャスト IP アドレスとポートで、マルチキャスト G.711 μ-law ストリームをリッスンします。MOH サーバは G.711 μ-law または A-law、あるいは L16 256K ワイドバンド MOH コーデック間の変換を実行できます。外部マルチキャスト RTP ストリームは、G.711 μ-law または A-law、あるいは L16 256K ワイドバンド MOH コーデックのソースとして、MOH に G.711 μ-law コーデックを使用します。G.711 A-law およびワイドバンド コールの場合、Cisco Unified Communications Manager MOH サーバは、着信 G.711 μ-law ストリームを発信 G.711 A-law またはワイドバンド ストリームに変換してから、デバイスに送信します。
Cisco Unified Communications Manager は、[MOH オーディオ ソースの設定(MOH Audio Source Configuration)] ウィンドウで設定した外部マルチキャスト IP アドレスおよびポートの値に 4 を加算したアドレスで、マルチキャスト G.729 μ-law ストリームをリッスンします。たとえば、239.1.1.1:16384 を使用して MOH オーディオ ソースを設定した場合、Cisco Unified Communications Manager は 239.1.1.1:16384 で G.711 μ-law ストリームをリッスンし、239.1.1.1:16388(ポート値に 4 を加算した値)で G.729 をリッスンします。MOH サーバは、G.729 コーデックの変換は実行できません。MOH G.729 コーデックを使用する発信者には、G.729 または G.729a コーデックを使用する外部マルチキャスト RTP ストリームが必要です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | 保留音を有効にします。保留音の有効化を参照してください。 | 保留音サービスを有効にします。 |
ステップ 2 | 保留音サーバを設定します。保留音サーバの設定を参照してください。 |
ディスクまたは外部オーディオ ソースに保存されている保留音データ ソース ファイルから、保留音をストリーミングします。 |
ステップ 3 | MOH オーディオを設定します。保留音オーディオ ソースの設定を参照し、次のサブタスクを実行します。
| |
ステップ 4 | (オプション)固定 MOH オーディオ ソースを設定します。固定保留音オーディオ ソースの設定を参照してください。 |
ファイル ストリーム ソースに加えて、固定 MOH オーディオ ソースを設定します。 |
ステップ 5 | メディア リソース グループを設定します。メディア リソース グループの設定を参照してください。 |
メディア サーバの論理グループを定義します。 |
ステップ 6 | メディア リソース グループ リストを設定します。メディア リソース グループ リストの設定を参照してください。 |
優先されるメディア リソース グループのリストを指定します。 |
ステップ 7 | MOH オーディオ ファイルを表示します。保留音オーディオ ファイルの表示を参照してください。 | システムに保存されている保留音のオーディオ ファイルのリストを表示します。 |
ステップ 8 | MOH のセキュリティを有効にします。保留音のセキュリティの有効化を参照してください。 | [クラスタ セキュリティ モード(Cluster Security Mode)] エンタープライズ パラメータを使用して、保留音デバイスのセキュリティを有効にします。 |
ステップ 9 | (オプション) SRTP 経由で安全な MOH を有効にします。SRTP でのセキュアな保留音の有効化を参照してください。 |
Cisco Unified Communications Manager クラスタまたはシステムでセキュリティを有効にすると、MOH サーバは Cisco Unified Communications Manager に SRTP 対応デバイスとして登録されます。 |
ステップ 10 | 次のサブタスクを実行してマルチキャストを設定します。
| マルチキャストできるように、さまざまな Cisco Unified Communications Manager サービスを設定します。ユニキャストおよびマルチキャスト オーディオ ソースの詳細については、ユニキャストおよびマルチキャスト オーディオ ソースを参照してください。 |
ステップ 11 | (オプション)保留音サーバをリセットまたは再起動します。保留音サーバのリセットまたは再起動を参照してください。 |
必要に応じて、保留音サーバをリセットまたは再起動して、変更を有効にします。 |
ステップ 12 | (オプション)保留音サーバを同期します。保留音サーバの同期を参照してください。 |
選択した保留音サーバに設定を適用します。 |
(注) | インストール時に、Cisco Unified Communications Manager によって保留音のデフォルトのオーディオ ソースがインストールされて設定されます。保留音機能はデフォルトのオーディオ ソースを使用して続行できます。 |
(注) | Cisco Unified Communications Manager MOH サーバは、Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスが有効になると自動的に追加されます。 |
オーディオ ファイルをアップロードすると、そのオーディオ ファイルを保留音のオーディオ ソースとして使用できるようになります。 メニュー オプションを使用して新しいオーディオ ソースを追加すると、新しく追加されたオーディオ ファイルを [MOH オーディオ ソース ファイル(MOH Audio Source File)] ドロップダウン リストで使用できるようになります。
(注) | 保留音のオーディオ ソース ファイルを各 MOH サーバにアップロードする必要があります。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] にログインし、
の順に選択します。 [保留音のオーディオ ファイルの管理( Music On Hold Audio File Management)] ウィンドウが表示されます。 | ||||
ステップ 2 | [ファイルのアップロード(Upload File)] をクリックします。
[ファイルのアップロード(Upload File)] ポップアップ ウィンドウが表示されます。 | ||||
ステップ 3 | オーディオ ファイルを指定するファイルへのパスを知っている場合、そのパスを [ファイル(File)] フィールドに入力します。パスとファイル名を知らない場合には、[ファイル(File)] フィールド右側の [参照(Browse)] をクリックしてオーディオ ファイルを検索します。オーディオ ファイルを見つけた後、使用するオーディオ ファイルをクリックしてから、[開く(Open)] をクリックします。 選択したオーディオ ファイルへのパスが、[ファイルのアップロード(Upload File)] ポップアップ ウィンドウの [ファイル(File)] フィールドに表示されます。 | ||||
ステップ 4 | 指定したオーディオ ファイルをアップロードするには、[アップロード(Upload)] をクリックします。
オーディオ ファイルがアップロードされた後、[アップロード結果(Upload Result)] ウィンドウにアップロードの結果が表示されます。
| ||||
ステップ 5 | (オプション) [閉じる(Close)] をクリックして、[アップロード結果(Upload Result)] ウィンドウを閉じます。 |
音声ソース ファイルをインポートすると、Cisco Unified Communications Manager がファイルを処理し、保留音サーバでの使用に適した形式にファイルを変換します。
保留音オーディオ ソースを追加または更新したり、既存のオーディオ ソースをオーディオ ストリーム番号に関連付けたり、新しいカスタム オーディオ ソースをアップロードしたりするには、次の手順を実行します。
(注) | 新しいバージョンのオーディオ ソース ファイルが使用可能な場合は、新しいバージョンを使用するために更新手順を実行します。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、
を選択します。 [保留音オーディオ ソースの検索/一覧表示(Find and List Music On Hold Audio Sources)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 2 | 検索条件を入力して既存のオーディオ ソースを更新します。データベースのすべてのレコードを一覧表示するには、ダイアログボックスが空であることを確認します。[検索(Find)] をクリックします。 | ||
ステップ 3 | 新しい保留音オーディオ ソースを追加するには [新規追加(Add New)] をクリックします。 | ||
ステップ 4 | [保留音オーディオ ソースの設定(Music On Hold Audio Source Configuration)] ウィンドウの各フィールドを設定します。
| ||
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 ウィンドウ下部のリスト ボックスには、新しい保留音 オーディオ ソースが表示されます。[MOH オーディオ ソース ファイルのステータス(MOH Audio Source File Status)] ペインには、追加されたソースの MOH オーディオ変換ステータスが表示されます。 |
フィールド |
説明 |
||||
---|---|---|---|---|---|
保留音のオーディオ ソース情報 |
|||||
[MOH オーディオ ストリーム番号(MOH Audio Stream Number)] |
この MOH オーディオ ソースのストリーム番号を選択するには、このフィールドを使用します。ドロップダウン矢印をクリックし、リストから値を選択します。既存の MOH オーディオ ソースの場合、値は MOH オーディオ ソースのタイトルで表示されます。 |
||||
[MOH オーディオ ソース ファイル(MOH Audio Source File)] |
この MOH オーディオ ソースのファイルを選択するには、このフィールドを使用します。ドロップダウン矢印をクリックし、リストから値を選択します。 |
||||
[MOH オーディオ ソース名(MOH Audio Source Name)] |
MOH オーディオ ソースの一意の名前を、このフィールドに入力します。この名前には、文字、数字、スペース、ダッシュ、ドット(ピリオド)およびアンダースコアを含む、最大 50 の有効な文字を使用できます。 |
||||
[マルチキャストを許可(Allow Multicasting)] |
選択した MOH オーディオ ソースのマルチキャストを許可するには、このチェックボックスをオンにします。 |
||||
[MOH オーディオ ソース ファイル ステータス(MOH Audio Source File Status)] |
このペインには、選択した MOH オーディオ ソースのファイルに関する次の情報が表示されます。
|
||||
アナウンスの設定 |
|||||
[最初のアナウンス(Initial Announcement)] |
ドロップダウン リストから最初のアナウンスを選択します。
[詳細表示(View Details)] リンクをクリックすると、次のような最初のアナウンス情報を参照できます。
|
||||
[再生される最初のアナウンス(Initial Announcement Played)] |
|
||||
[定期アナウンス(Periodic Announcement)] |
定期アナウンスをドロップダウン リストから選択します。
[詳細表示(View Details)] リンクをクリックすると、次のような定期アナウンスの情報を参照できます。
|
||||
[定期アナウンスの間隔(Periodic Announcement Interval)] |
定期アナウンスの間隔を指定する値(秒単位)を入力します。有効な値は 10 ~ 300 です。デフォルト値は 30 です。 |
||||
[アナウンスのロケール(Locale Announcement)] |
[アナウンスのロケール(Locale Announcement)] は、インストールされたロケール インストール パッケージによって異なります。
|
||||
MOH オーディオ ソース |
|||||
(MOH オーディオ ソースのリスト) |
このリスト ボックスには、追加する MOH オーディオ ソースが表示されます。MOH オーディオ ソースを設定するには、その MOH オーディオ ソースのオーディオ ストリーム番号を選択します。 オーディオ ソース ID は、保留音サーバ内のオーディオ ソースを示す ID です。このオーディオ ソースには、ディスク上のファイルか、ソース ストリーム保留音サーバがストリーミング データを取得する固定デバイスのどちらかを含めることができます。MOH サーバは、最大で 51 のオーディオ ソース ID をサポートできます。オーディオ ソース ID が示す各オーディオ ソースは、必要に応じてユニキャストおよびマルチキャスト モードでストリームできます。
|
||||
ファイルのアップロード(Upload File) |
ドロップダウン リストに表示されていない MOH オーディオ ソース ファイルをアップロードするには、[ファイルのアップロード(Upload file)] をクリックします。[ファイルのアップロード(Upload File)] ウィンドウで、オーディオ ソース ファイルのパスを入力するか、[参照(Browse)] をクリックしてファイルを指定します。オーディオ ソース ファイルを指定した後、[ファイルのアップロード(Upload File)] ボタンをクリックしてアップロードを完了します。オーディオ ファイルがアップロードされた後、[アップロード結果(Upload Result)] ウィンドウにアップロードの結果が表示されます。[閉じる(Close)] をクリックして、このウィンドウを閉じます。
|
保留音サーバは、ファイル ストリーム ソースに加えて、1 つの固定デバイス ストリーム ソースをサポートします。このソースは、[固定 MOH オーディオ ソースの設定(Fixed MOH Audio Source Configuration)] ウィンドウで設定する固定オーディオ ソースのことです。この固定オーディオ ソースは、ローカル コンピュータのオーディオ ドライバを使用する固定デバイスから送信されます。
クラスタごとに、1 つの固定オーディオ ソースを定義できます。各 MOH サーバのクラスタごとに設定される固定オーディオ ソースを設定する必要があります。設定を実行するには、固定オーディオ ソースを提供するクラスタの各 MOH サーバの USB ポートに Cisco USB MOH サウンド アダプタ(別途発注が必要)を接続します。
(注) | 仮想サーバでは、固定保留音デバイスは USB 経由で接続されたオーディオ ソースを指定できません。これは、Cisco Unified Communications Manager が VMware 上で実行されている場合には USB をサポートしないためです。ただし、内部保留音は VMware 上でサポートされます。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、
の順に選択します。 [固定 MOH オーディオ ソースの設定(Fixed MOH Audio Source Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | [固定 MOH オーディオ ソースの設定(Fixed MOH Audio Source Configuration)] ウィンドウの各フィールドを設定します。フィールドとその設定オプションの詳細については、関連項目のセクションを参照してください。 |
ステップ 3 | [保存(Save)] をクリックします。 |
フィールド |
説明 |
||||
---|---|---|---|---|---|
固定 MOH オーディオソース情報(Fixed MOH Audio Source Information) |
|||||
ソース ID(Source ID) |
このフィールドには、この固定 MOH オーディオ ソースのストリーム番号が表示されます。 |
||||
[名前(Name)] |
固定 MOH オーディオ ソースの一意の名前をこのフィールドに入力します。名前は最大 50 文字です。有効な文字は、英字、数字、スペース、ダッシュ、ドット(ピリオド)、およびアンダースコアです。
|
||||
マルチキャストを許可(Allow Multi-casting) |
この固定 MOH オーディオ ソースがマルチキャスティングを許可するように指定する場合に、このチェックボックスをオンにします。 |
||||
有効(チェックした場合、名前は必須)(Enable (If checked, Name is required)) |
この固定 MOH オーディオ ソースを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。 |
||||
保留コールおよびハント パイロット コールのアナウンスの設定(Announcement Settings for Held and Hunt Pilot Calls) |
|||||
[最初のアナウンス(Initial Announcement)] |
ドロップダウン リスト ボックスから最初のアナウンスを選択します。
以下の最初のアナウンス情報を表示するには、[詳細の表示(View Details)] を選択します。
|
||||
キュー有効ハント パイロット コールの最初のアナウンス(Initial Announcement for queuing-enabled Hunt Pilot calls) |
|
||||
[定期アナウンス(Periodic Announcement)] |
ドロップダウン リストから [定期アナウンス(Periodic Announcement)] を選択します。
[詳細表示(View Details)] リンクをクリックすると、次のような定期アナウンスの情報を参照できます。 |
||||
[定期アナウンスの間隔(Periodic Announcement Interval)] |
定期アナウンスの間隔を指定する値(秒単位)を入力します。有効な値は 10 ~ 300 です。デフォルト値は 30 です。 |
||||
[アナウンスのロケール(Locale Announcement)] |
[アナウンスのロケール(Locale Announcement)] は、インストールされたロケール インストール パッケージによって異なります。 |
メディア リソース グループは、メディア サーバの論理グループです。必要に応じて、メディア リソース グループを地理的な場所またはサイトに関連付けることができます。またメディア リソース グループを作成して、サーバの使用状況、またはユニキャストやマルチキャストのサービス タイプを制御することもできます。
(オプション) 固定保留音オーディオ ソースの設定
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 を選択します。 |
ステップ 2 | 新しいメディア リソース グループを設定する必要がある場合、[新規追加(Add New)] をクリックします。 [メディア リソース グループの設定 (Media Resource Group Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 3 | 既存のメディア リソース グループを設定する必要がある場合、検索パラメータを入力してメディア リソース グループを検索します。 すべての条件に一致した記録が [メディア リソース グループの設定 (Media Resource Group Configuration)] ウィンドウに表示されます。 |
ステップ 4 | [メディア リソース グループの設定(Media Resource Group Configuration)] ウィンドウで、次のフィールドを設定します。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 するとこのメディア リソース グループは、メディア リソース グループ リスト(MRGL)のメンバーとして設定されます。MRGL は、電話機などのデバイスに関連付けられます。 |
メディア リソース グループ リストは、優先されるメディア リソース グループの一覧を表示します。アプリケーションは、メディア リソース グループ リストに定義されている優先順位に従って、使用可能なメディア リソースの中から、必要なメディア リソースを選択できます。
保留中のパーティは、Cisco Unified Communications Manager が保留音のリソースを割り当てるために使用するメディア リソース グループ リストを定義します。
優先順位を付けたメディア リソース グループ リストの選択には、次の 2 つのレベルがあります。
レベル 2 のメディア リソース グループ リスト:デバイスを基本とする、より高い優先度を提供します。このメディア リソース グループ リストが定義されている場合、Cisco Unified Communications Manager はデバイス レベルでメディア リソース グループ リストを使用します。
レベル 1 のメディア リソース グループ リスト:オプションのデバイス プール パラメータの、より低い優先度を提供します。Cisco Unified Communications Manager は、そのデバイスのデバイス レベルでメディア リソース グループ リストが定義されていない場合にのみ、デバイス プール レベルのメディア リソース グループ リストを使用します。
メディア リソース グループ リストが定義されている場合、Cisco Unified Communications Manager はシステムのデフォルト リソースを使用します。システムのデフォルト リソースは、既存のメディア リソース グループに割り当てられていないリソースから構成されています。システムのデフォルト リソースがユニキャストであることを確認します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 を選択します。 |
ステップ 2 | 新しいメディア リソース グループ リストを設定する必要がある場合、[新規追加(Add New)] をクリックします。 [メディア リソース グループ リストの設定(Media Resource Group List Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 3 | 既存のメディア リソース グループ リストを設定する必要がある場合、検索パラメータを入力してメディア リソース グループ リストを検索します。 すべての条件に一致するレコードが表示されます。 |
ステップ 4 | [メディア リソース グループ リストの設定(Media Resource Group List Configuration)] ウィンドウで、次のフィールドを設定します。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 を選択します。 [保留音オーディオ ファイルの管理(Music On Hold Audio File Management)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 | 各レコードの次の情報を確認します。 |
(注) | [クラスタ セキュリティ モード(Cluster Security Mode)] エンタープライズ パラメータは、編集不可のパラメータです。クラスタ セキュリティ モードを変更するには、証明書信頼リスト(CTL)クライアント プラグインを実行する必要があります。次に、Cisco Unified Communications Manager を再起動して、パラメータの変更を有効にする必要があります。 |
(オプション) SRTP でのセキュアな保留音の有効化
次のサブタスクを実行して、マルチキャストを設定します。
Cisco Unified Communications Manager では、Cisco IP Voice Media Streaming Application サービスが拡張され、Secure Real-Time Protocol(SRTP)をサポートするようになりました。そのため、Cisco Unified Communications Manager クラスタまたはセキュリティ システムが有効な場合、MOH サーバは、SRTP 対応デバイスとして Cisco Unified Communications Manager に登録されます。また、受信デバイスも SRTP に対応している場合、音楽メディアは受信デバイスにストリーミングされる前に暗号化されます。
(注) | セキュア モードでは、保留音の [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] デバイス ページに、信頼できるデバイスであることを示す緑色のチェック ボックスと共に [デバイスは信頼できます(Device is trusted)] というメッセージが表示されます。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 の順に選択します。 | ||
ステップ 2 | [エンタープライズ パラメータ(Enterprise Parameters)] ウィンドウで、[クラスタのセキュリティ モード(Cluster Security Mode)] パラメータを [混合モード(Mixed Mode)] に設定します。
このパラメータは、クラスタのセキュリティ モードを示します。値 0 は非セキュア(電話機が非セキュア モードで登録されていること)を示し、1 は混合(クラスタがセキュア デバイスと非セキュア デバイスの両方の登録を許可していること)を示します。このパラメータは読み取り専用であるため、クラスタのセキュリティ モードを変更するには、CTL クライアント プラグインを実行する必要があります。 | ||
ステップ 3 | [保存(Save)] をクリックして、Cisco Unified Communications Manager を再起動し、パラメータの変更を有効にします。 |
ユニキャスト保留音が、システムのデフォルト オプションです。ただし、必要に応じてマルチキャストを設定する必要があります。マルチキャストとユニキャストの両方の設定において、保留された通話相手に対するオーディオソースの動作は同じです。各オーディオ ソースは一度使用され、ストリームは内部で分割されて保留された通話相手に送信されます。この状況でのマルチキャストとユニキャストの唯一の違いは、データがネットワーク上でどのように送信されるかだけです。
ユニキャスト オーディオ ソース |
マルチキャスト オーディオ ソース |
---|---|
MOH サーバから MoH オーディオ ストリームを要求するエンドポイントに直接送信されるストリームで構成されます。 |
MOH サーバからマルチキャスト グループの IP アドレスに送信されるストリームで構成されます。MoH オーディオ ストリームを要求するエンドポイントは、必要に応じてマルチキャスト MoH に参加できます。 |
ユニキャスト MoH ストリームは、サーバとエンドポイント デバイス間のポイントツーポイント片通話 RTP ストリームです。 |
マルチキャスト MoH ストリームは、MOH サーバとマルチキャスト グループ IP アドレス間の、ポイントツーマルチポイント片通話 RTP ストリームです。 |
ユニキャスト MoH は、ユーザまたは接続ごとに別々のソース ストリームを使用します。ユーザまたはネットワーク イベントを介して保留になるエンドポイント デバイスが増えるにつれて、MoH ストリームの本数も増加します。 |
複数のユーザに対して、MoH を提供するために同じオーディオ ソース ストリームを使用することができます。 |
MOH オーディオ ソースには、最初のアナウンス(グリーティング)で設定することができ、ユニキャストの保留された通話相手に対して送信されます。ユニキャスト MoH ユーザの場合、このアナウンスは最初から流されます。 |
マルチキャスト ユーザの場合、このアナウンスは流されません。 |
追加の MoH ストリームが生成されると、ネットワークのスループットと帯域幅に対してマイナスの影響を与える可能性があります。 |
マルチキャスト MoH では、システム リソースと帯域幅を節約できます。 |
マルチキャストが有効ではないか、デバイスがマルチキャストに対応していないネットワークでは非常に有用です。 |
ネットワークがマルチキャスト対応になっていない状況や、エンドポイント デバイスがマルチキャストを処理できない状況では、問題が生じる可能性があります。 |
管理デバイスのみを含みます。 |
管理デバイス、IP アドレスおよびポートを含みます。 |
保留音サーバを定義するための要件はありません。 |
マルチキャストを許可するには、管理者は少なくとも 1 つのオーディオ ソースを定義する必要があります。マルチキャストの保留音サーバを定義するには、まずマルチキャストを許可するようにサーバを定義します。 |
機能するために、MOH オーディオ ソース、MOH サーバまたはメディア リソース グループ リストを設定する必要はありません。 |
機能するためには、メディア リソース グループとメディア リソース グループ リストの両方が、マルチキャスト保留音サーバを含むように定義されている必要があります。メディア リソース グループには、マルチキャスト用に設定された保留音サーバを含める必要があります。これらのサーバは、(MOH)[multicast] とラベル付けされます。また、マルチキャストのメディア リソース グループを定義する場合は、[MoH オーディオにマルチキャストを使用する(Use Multicast for MOH Audio)] チェックボックスをオンにします。 |
(注) | SIP サービス パラメータのマルチキャスト MoH 方向属性により、Cisco Unified Communications Manager がマルチキャスト保留音(MoH)INVITE メッセージ中の Session Description Protocol(SDP)の方向属性を、[sendOnly] に設定するか [recvOnly] に設定するかが決まります。 導入において、Cisco Unified IP Phone 7940 と 7960 に対して SIP 電話機がリリース 8.4 以前を使用するか、Cisco Unified IP Phone 7906、7911、7941、7961、7970 および 7971 に対して SIP 電話機がリリース 8.1(x) 以前を使用する場合、このパラメータを [sendOnly] に設定します。それ以外の場合は、このパラメータをデフォルト値 [recvOnly] のままにします。 |
導入および設定されるハードウェアのキャパシティを計画し、予想されるネットワークの通話量を確実にサポートできるようにすることが非常に重要です。MOH リソースのハードウェア キャパシティを知り、このキャパシティに対してマルチキャスト MOH およびユニキャスト MOH の実装を考慮する必要があります。ネットワークの通話量がこの制限を超えないようにします。MOH セッションがこの制限に達すると、負荷が増加して MOH 品質が低下し、MOH の動作が不規則になり、MOH 機能が失われる可能性があります。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 の順に選択します。 | ||
ステップ 2 | [保留音サーバの検索と一覧表示(Find and List Music On Hold Servers)] ウィンドウで、検索パラメータを入力して、[検索(Find)] をクリックします。 すべての条件に一致するレコードが表示されます。 | ||
ステップ 3 | キャパシティを計画する MOH サーバのチェック ボックスをオンにします。 [保留音(MOH)サーバの設定(Music On Hold (MOH) Server Configuration)] ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 4 | [保留音(MOH)サーバの設定(Music On Hold (MOH) Server Configuration)] ウィンドウで、次のフィールドを設定します。
| ||
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 変更は、デバイスへのストリーミングがアイドル状態のときに実行されます。 |
保留音サーバとそのサービス パラメータを確認するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 [サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)] の順に選択します。 ウィンドウが表示されます。 | ||
ステップ 2 | [サーバ(Server)] ドロップダウン リストからサーバを選択します。 サーバを選択すると、[サービス(Service)] フィールドが表示されます。 | ||
ステップ 3 | [サービス(Service)] ドロップダウン リストからサービスを選択します。 サーバ パラメータとサービス パラメータが [サービス パラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウに表示されます。 | ||
ステップ 4 | サーバ パラメータとサービス パラメータを確認します。
| ||
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
マルチキャストを使用可能にするには、MOH オーディオ ソースまたは固定 MOH オーディオソースでのマルチキャストを許可するように Cisco Unified Communications Manager サービスを設定します。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 を選択します。 |
ステップ 2 | 検索パラメータを入力して保留音オーディオ ソースを検索します。 すべての条件に一致するレコードが表示されます。 |
ステップ 3 | [保留音オーディオ ソースの設定(Music On Hold Audio Source Configuration)] ウィンドウで、[マルチキャストを許可する(Allow Multi-casting)] チェック ボックスをオンにしてマルチキャストを許可します。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 |
オーディオ ソースでマルチキャスト保留音(MOH)を許可したら、マルチキャスト保留音の MOH サーバを有効にする必要があります。
マルチキャスト MOH を使用する場合、マルチキャスト MOH ストリームをリッスンするデバイスが同じ IP ネットワーク内にないときは、IP ネットワークでマルチキャスト ルーティングを有効にする必要があります。マルチキャスト ルーティングを有効にする場合は、間違って送信されたマルチキャスト パケット(特に WAN リンク経由で)によってネットワークの一部でフラッディングが発生する問題を回避するために注意が必要です。マルチキャスト MOH パケットが不要なインターフェイスではマルチキャストを無効にし、[最大ホップ数(Max Hops)] パラメータを使用してください。
(注) | メディア リソース グループおよびメディア リソース グループ リストを使用してメディア リソース アクセス制御を実装する場合やマルチキャスト MOH サーバをメディア リソース グループに割り当てる場合にマルチキャスト MOH を使用するには、そのメディア リソース グループに関してマルチキャスト MOH を有効にする必要もあります。 |
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 の順に選択します。 | ||||||
ステップ 2 | 検索パラメータを入力して保留音サーバを検索します。 すべての条件に一致するレコードが表示されます。 | ||||||
ステップ 3 | [保留音(MOH)サーバの設定(Music On Hold (MOH) Server Configuration)] ウィンドウで、[この MOH サーバでマルチキャスト オーディオ ソースを有効にする(Enable Multi-cast Audio Sources on this MOH Server)] チェック ボックスをオンにします。 [基本マルチキャスト IP アドレス(Base Multi-cast IP Address)]、[基本マルチキャスト ポート番号(Base Multi-cast Port Number)]、および [マルチキャストを増やす条件(Increment Multi-cast On)] の各フィールドは自動的に入力されます。これらの値は必要に応じて変更できます。 | ||||||
ステップ 4 | (任意)[保留音(MOH)サーバの設定(Music On Hold (MOH) Server Configuration)] ウィンドウの次のフィールドを設定します。
| ||||||
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 |
マルチキャスト保留音(MOH)は、マルチキャスト対応 MOH サーバをマルチキャスト対応メディア リソース グループに割り当てた場合にのみ動作します。このメディア リソース グループがメディア リソース グループ リストのメンバーになるように設定します。その後、メディア リソース グループ リストを電話などのリソースに関連付けることができます。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で を選択します。 |
ステップ 2 | メディア リソース グループを見つけるための検索パラメータを入力します。 すべての条件に一致するレコードが表示されます。 |
ステップ 3 | [メディア リソース グループの設定(Media Resource Group Configuration)] ウィンドウで、次のフィールドを設定します。 |
ステップ 4 | 少なくとも 1 つのマルチキャスト リソースが使用できる場合、[MOH 音声にマルチキャストを使用する(Use Multi-cast for MOH Audio)] チェックボックスをオンにします。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] をクリックします。 保存すると、このメディア リソース グループは、メディア リソース グループ リスト(MRGL)のメンバーになるように設定されます。MRGL は、電話機などのデバイスに関連付けられます。 |
H.323 クラスタ間トランク上のマルチキャスト MOH 機能を使用することで、MOH を H.323 クラスタ間トランク(ICT)上でマルチキャストできます。
マルチキャスト MOH を設定する場合は、次のガイドラインを考慮してください。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | [サービス パラメータの設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウで、サーバと CallManager サービスを選択します。 |
ステップ 3 | [クラスタ全体のパラメータ(サービス)(Clusterwide Parameters (Service))] セクションで、[H.245 OLC メッセージでマルチキャスト MOH を送信(Send Multicast MOH in H.245 OLC Message)] サービス パラメータの値を [True] に設定します。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] をクリックします。 |
既存の保留音サーバをリセットまたは再起動するには、次の手順を実行します。
次のサブタスクを実行して、マルチキャストを設定します。
(オプション) 保留音サーバの同期
保留音サーバと最新の設定変更を同期するには、次の手順を実行します。この手順を実行すると、優れた設定が、可能な限り悪影響のない方法で適用されます。たとえば、影響を受けるいくつかのデバイスでのリセットや再起動が必要なくなる場合があります。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified CM Administration)] で、 の順に選択します。 |
ステップ 2 | 保留音サーバを見つけるための検索パラメータを入力して、[検索(Find)] をクリックします。 すべての条件に一致するレコードの検索結果がシステムに表示されます。 |
ステップ 3 | 同期させる保留音サーバの横にあるチェックボックスをオンにします。ウィンドウ内のすべての MOH サーバを選択するには、一致するレコードのタイトル バーのチェックボックスをオンにします。 |
ステップ 4 | [選択項目への設定の適用(Apply Config to Selected)] をクリックします。 |
ステップ 5 | [OK] をクリックします。 |
機能 |
データのやり取り |
---|---|
H.323 クラスタ間トランク上のマルチキャスト保留音 |
H.323 クラスタ間トランク上のマルチキャスト MOH 機能を使用することで、MOH を H.323 クラスタ間トランク(ICT)上でマルチキャストできます。コールがクラスタ間トランク上で接続され、片方が [保留(Hold)] キーを押すと、MOH がクラスタ間トランク上でストリームされます。マルチキャスト MOH をオンにし、保留する側とトランクがマルチキャスト MOH サーバを使用するように設定してある場合、MOH はマルチキャストでストリームされます。このトランク上で保留中のコールの数に関わりなく、1 つのマルチキャスト MOH ストリームのみがトランク上でストリームされます。 |
保留音のフェールオーバーとフォールバック |
MOH サーバは、ソフトウェア会議ブリッジとメディア ターミネーション ポイントにより実装されている Cisco Unified Communications Manager のリストとフェールオーバーをサポートします。フェールオーバーの際、システムは可能な場合、Cisco Unified Communications Manager をバックアップするために接続を維持します。 保留音セッションがアクティブな間に保留音サーバに障害が発生すると、保留された側にはこの時点から音楽が聞こえなくなります。ただし、この状況は通常のコール機能には影響しません。 |
コール パークとダイレクト コール パーク |
|
Extension Mobility Cross Cluster:訪問先電話のメディア リソース |
例としては、RSVP エージェント、TRP、保留音(MOH)、MTP、トランスコーダ、および会議ブリッジがあります。 メディア リソースは、訪問先電話に対してローカルです(RSVP エージェント以外)。 |
保留復帰 |
MOH が通常の保留コールに設定されている場合、Cisco Unified Communications Manager は復帰したコール上での MOH をサポートします。 |
制約事項 |
説明 |
---|---|
マルチキャスト保留音のサポート |
コンピュータ テレフォニー インテグレーション(CTI)とメディア ターミネーション ポイント(MTP)デバイスは、マルチキャスト保留音機能をサポートしません。CTI または MTP デバイスを、CTI デバイスのメディア リソース グループ リスト内のマルチキャスト MoH デバイスで設定する場合、コール制御の問題が起こることがあります。CTI と MTP のデバイスは、ストリーミング メディアのマルチキャストをサポートしません。 |
インターネット プロトコルのサポート |
マルチキャスト保留音は、IPv4 のみをサポートします。保留音のコンポーネントである Cisco IP Voice Media Streaming Application は、ユニキャスト保留音の IPv4 および IPv6 のオーディオ メディア接続をサポートします。マルチキャスト保留音は、IPv4 のみをサポートします。IPv6 の IP アドレッシング モードのみを持つデバイスは、マルチキャストをサポートできません。 |
固定デバイスのオーディオ ソースの配信 |
Cisco Unified Communications Manager は、メディア リソース グループ内の保留音サーバに対する固定デバイス(ハードウェア)オーディオ ソースの配信をサポートしません。 |
G.729a コーデックの不適格音質 |
G.729a コーデックは人の声を対象としているため、音楽の保留音に使用すると適切な音質が得られないことがあります。 |
Cisco Unified Communications Manager システムのサポート |
Cisco Unified Communications Manager クラスタまたはシステムは、Cisco Unified Computing System(UCS)サーバまたはその他のシスコ認定サードパーティ サーバの構成上での仮想展開のみをサポートします。MoH を外部ソースから提供するノードの場合、保留音機能を外部ソース(USB オーディオ ドングル)と共に使用することはできません。 |
マルチキャスト サポート |
管理者は、マルチキャストをサポートするリソースがある場合は、保留音サーバをユニキャストまたはマルチキャストとして指定できます。 |
発信者に固有の MoH のサポート |
コールが QSIG のトンネル有効 SIP トランクで受信されるか転送される場合、発信者に固有の MoH はサポートされません。 |
MP3 形式のサポート |
保留音機能は MP3 形式をサポートしません。 |
H.323 と SIP プロトコルとの相互運用性 |
マルチキャスト MoH は H.323 と SIP プロトコルとの相互運用性をサポートしません。 |
SRTP のサポート |
マルチキャスト MoH オーディオ ストリームは暗号化されておらず、SRTP をサポートしません。 |
マルチキャスト ストリーム |
MTP はマルチキャスト ストリームをサポートしません。 |
マルチキャスト保留音 RTP ストリームの暗号化 |
Cisco Unified Communications Manager は、マルチキャスト保留音 RTP ストリームの暗号化をサポートしません。MOH オーディオの安全性を高めたい場合、マルチキャスト オーディオ ソースを設定するべきではありません。 |
保留音の固定デバイス |
VMware 上で起動している場合、Cisco Unified Communications Manager は USB をサポートしないため、USB 経由で接続される保留音の固定デバイスはオーディオ ソースとして指定できません。ただし、VMware は内部保留音をサポートします。 |
MOH サーバの障害 |
保留音セッションがアクティブな間は、保留音サーバに障害が生じても Cisco Unified Communications Manager は何のアクションも取りません。 |
マルチキャスト MOH |
マルチキャスト MoH を使用しているサイトでコール レッグ中に MTP リソースが呼び出されると、Cisco Unified Communications Manager はマルチキャスト MoH の代わりにユニキャスト MoH にフォール バックされます。 |
プロビジョニング |
ユーザ識別子とネットワーク MOH オーディオ ソース識別子をプロビジョニングしない場合や、 1 つまたは両方の値が無効である場合、SIP ヘッダー内の発信者に固有の MoH 情報は無視されます。コールは保留トーンに復帰し、無効な MOH オーディオ ソースのアラームが発生します。 |
ヘッダーの値 |
|
MOH オーディオ ソース名 |
|
発信者に固有の MoH 設定の一貫性に関する管理者 |
複数の Cisco Unified Communications Manager が関連する場合、管理者は発信者に固有の MoH 設定の一貫性を維持する責任を負います。 |
元のコール発信者 |
コール センターへの元のコール発信者は、コール全体を通じて変更できません。 |
MoH 情報 |
保留音情報は、SIP トランク間でのみ共有されます。 |
問題
電話機のユーザに保留音が聞こえません。
考えられる原因
解決法