平均応答時間

ASA の計算方法

ASA の計算は、レポート オブジェクトに関連付けられたシステムのタイプによって異なります。

表 1. ASA の計算

レポートオブジェクト

計算式

Skill_Group_Interval

Skill_Group_ Interval.AnswerWaitTime / Skill_Group_ Interval.CallsAnswered

CallType _Interval

Call_Type_ Interval.AnswerWaitTime / Call_Type_ Interval.CallsHandled

Call_Type_Skill_Group_Interval

Call_Type_Skill_Group_Interval. AnswerWaitTime / Call_Type_Skill_Group_Interval.CallsAnswered

Route_Real_Time. AvgSpeedAnswerTo5

該当なし

Route_Half _Hour

Route_Half _Hour.AnswerWait TimeToHalf / Route_Half _Hour.CallsAnswered ToHalf

Service_Real_Time

Service_Real_Time. 平均応答速度 5

Service_Real_Time.AnswerWaitTimeTo5 / Service_Real_Time.CallsAnsweredTo5

Service_Interval. AnswerWaitTime

Service_Interval. 平均応答速度

該当なし

プレシジョンキュー ASA

Skill_Group_ Interval.AnswerWaitTime / Skill_Group_ Interval.CallsAnswered


(注)  


ASA の計算方法は、レポートオブジェクト Webex CCE に関連付けられたシステムのタイプによって異なります。 次の表では、計算方法を示しています。 X は値が計算に含まれることを意味します。
表 2. ASA の計算

コールタイプ_スキルグループ

Call_Type _Interval

スキル グループ 間隔 (統合 ICM)

スキルグループ (Webex CCE)

Service_Interval(Unified ICM)

サービス間隔 (Webex CCE)

遅延時間/スイッチ時間

ネットワーク遅延あり

X

ネットワーク遅延あり

ローカルキュー時間

X

X

X

利用できません

X

利用できません

ネットワークキュー時間

SG 時間

X

X

SG 時間

X

呼び出し時間

X

X

X

X

X

X

ネットワーク遅延時間

X

X

X

エージェントおよびスキルグループ向け ASA

エージェント。 ASA は、エージェントに対して PG レベルで計算されます。

エージェントがコールに対応可能になると、Webex CCE によって内部キューイング時間が PG に送信されます。 PG は、内部キュー時間、着信時間、およびネットワーク時間を合計し、それをエージェントスキルグループ テーブルの AnswerWaitTime に追加します。 次に、AnswerWaitTime をエージェントの CallsAnswered で割ります。

スキルグループ。 ASA は PG レベルのスキル グループに対して計算されます。

エンタープライズ キューイングの場合、エンタープライズ キューで費やされた時間は AnswerWaitTime の計算には使用されません。 Webex CCE 計算には ACD キュー時間のみが含まれます。

ACD キューイングの場合、キュー時間は ACD から受信したイベントに基づいて PG によって報告されます。

次の例を考えてみましょう。

  • 通話はスキル グループ X でキューに入れられます。

  • コールは、時刻 T において、はスキルグループ Y に時刻 T+30 秒でキューに追加されます。

  • スキル グループ Y のエージェントが通話に応答するまでにさらに 10 秒かかります。

この場合、内部キューイング時間は 40 秒になります。 これは、スキル グループ Y で 10 秒間だけキューに入れられていたにもかかわらず、通話がキューに入れられていた合計時間です。

エージェントの PG は、内部キュー時間、着信時間、およびネットワーク時間を加算して、コールの合計 AnswerWaitTime を作成し、それをスキルグループテーブルの AnswerWaitTime に追加します。 次に、AnswerWaitTime はスキル グループ テーブル内の CallsAnswered で除算され、スキル グループの ASA に到達します。

精密キュー。 ASA は、プレシジョン キューに関連付けられている PG 全体のスキル グループを合計することによって、プレシジョン キューに対して計算されます。

エージェントの ASA を表示するレポート

次のレポートには、エージェントおよびスキル グループの ASA 統計が表示されます。

  • Unified IC 周辺機器スキルグループリアルタイム全フィールド

  • Unified IC 周辺機器スキルグループ履歴全フィールド

通話タイプとサービスの ASA

通話タイプ ASA は、AnswerWaitTime を CallsAnswered で割って計算されます。

コールタイプ ASA は、コールが変換ルーティングされた場合にのみ適用され、エンタープライズキューでの待機時間および ACD キューでの待機時間が含まれます。

サービスの ASA は、周辺機器から報告された AnswerWaitTime に基づいて計算されます。 この値には、通話が提供されてから通話が応答されるまでの ACD に費やされた時間が含まれます。 エンタープライズ キューが使用されている場合、サービスに対して報告される ASA には、エンタープライズ キューで費やされた時間は含まれません。

通話タイプとサービスに ASA が表示されるレポート

次のレポートには ASA 統計が含まれています。

  • Unified IC コールタイプ履歴全フィールド