Microsoft Windows Server 2008 R2 または 2012 を DHCP サーバとして使用している場合、AP または Cisco WLC のリブート後に、有効な IP アドレスが存在しないために、AP が Cisco WLC
との関連付けに失敗することがあります。この問題は、Microsoft サーバとの相互運用性の問題により発生することがあります。
Cisco WLC がリブートすると、AP は Cisco WLC との関連付けを試みます。この間、AP は IP アドレスの更新を続けます。AP は、現在の DHCP リースをリリースするたびに、3 つの DHCP リリース パケットを送信します。この
3 つの DHCP リリース パケットを送信する機能は、すべての Cisco IOS ソフトウェアベース製品で共通です。さまざまなシスコ デバイスで実行されている Cisco DHCP サーバは、最初の DHCP リリース メッセージを受け取ると
IP アドレスをリリースし、後続のメッセージは無視します。ただし、Microsoft DHCP サーバは、2 番目および 3 番目の DHCP リリース パケットを受信したときに、AP を BAD_ADDRESS としてマークします。
この問題を回避するには、次のコマンドを入力して、Cisco AP またはすべての AP で DHCP リリース オーバーライドを設定し、AP によって送信される DHCP リリースの数を 1 に設定します。
config ap dhcp release-override enable {cisco-ap | all }
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この設定は、非常に信頼性の高いネットワークでのみ使用することをお勧めします。
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この問題の詳細については、 CSCuv61271 の注意事項を参照してください。