Cisco Hyperlocation
Cisco Hyperlocation の無線モジュールには、以下の機能があります。
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以下の拡張性を備えた WSM 無線モジュール機能:
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802.11ac
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Wi-Fi 送信
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20 MHz、40 MHz、80 GHz チャネル帯域幅に拡張された WSM、RRM チャネル スキャン。
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拡張ロケーション機能:
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低遅延ロケーション最適化チャネルのスキャン
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32 アンテナ到達角度(AoA)
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Bluetooth Low Energy(BLE)機能
屋内メッシュは Cisco Aironet 3600 と 3700 シリーズ アクセス ポイントで利用可能です。
Cisco Hyperlocation の詳細については、以下の文書を参照してください。
Cisco Hyperlocation の制約事項
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スニファ モードの Cisco AP では、HyperLocation の設定はサポートされていません。
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有効な状態になっている Cisco HyperLocation はパフォーマンスに影響を与え、Cisco HyperLocation モジュールを搭載していない AP の両方の無線が 3 秒ごとに約 10 ミリ秒間オフチャネルになります。
ハイ アベイラビリティ環境の Cisco HyperLocation
リリース 8.4 では、グローバルおよび AP グループごとの Cisco HyperLocationの設定がプライマリ コントローラからセカンダリ コントローラにミラーリングされます。セカンダリ コントローラは内部状態のみ更新し、設定情報を AP には転送しません。
MSE メッセージの暗号化については、コントローラが暗号キーを生成して AP および MSE に送信します。AP と MSE はエンド クライアントとして暗号化と復号化のために暗号キーを使用します。セカンダリ コントローラは暗号キーを生成せず、AP と MSE はプライマリ コントローラにで実際に共有されているキーを使用します。
Cisco HyperLocation クライアント デバッグ トレース
Cisco HyperLocation クライアント デバッグ トレース機能では、詳細な HyperLocationトレース用のクライアント MAC アドレスを指定できます。この機能を有効にするには、test dot11 halo-client-trace client-mac コマンドを使用します。この機能を無効にするには、test dot11 halo-client-trace 0000.0000.0000 コマンドを使用します。
Cisco Hyperlocation の設定
すべての AP の Cisco Hyperlocation の設定(GUI)
手順
ステップ 1 |
を選択します。 |
ステップ 2 |
[Hyperlocation Config Parameters] セクションで、次の手順を実行します。 |
ステップ 3 |
[BLE Beacon Config Parameters] セクションで、次の手順を実行します。
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ステップ 4 |
設定を保存します。 |
AP の Cisco Hyperlocation の設定(GUI)
手順
ステップ 1 |
を選択します。 |
ステップ 2 |
表示される [All APs] ページで、Cisco Hyperlocation を設定するアクセス ポイントの名前をクリックします。 |
ステップ 3 |
[Advanced] タブをクリックします。 これでウィンドウが開きます。 |
ステップ 4 |
[Hyperlocation Configuration] セクションで、[Enable Hyperlocation] ドロップダウン リストから [AP Specific] を選択し、次に、ドロップダウン リストの横にあるチェックボックスをオンして、AP の Cisco Hyperlocation を有効にします。 |
ステップ 5 |
[BLE Beacon Config Parameters] セクションで、次の手順を実行します。
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ステップ 6 |
設定を保存します。 |
AP グループの Cisco Hyperlocation の設定(GUI)
手順
ステップ 1 |
を選択します。 |
ステップ 2 |
AP グループ名をクリックします。 |
ステップ 3 |
[Location] タブをクリックします。 |
ステップ 4 |
[HyperLocation Config Parameters] セクションで、[Enable Hyperlocation] チェックボックスをオンにして、AP グループの Hyperlocation を有効にします。 |
ステップ 5 |
[Packet Detection RSSI Minimum (dBm)] 値を入力します。 これは、ロケーション計算で使用するために、データ パケットが WSM モジュールで受信される最小レベルです。デフォルト値は -100 dBm です。 ロケーションの計算に強い信号のみを使用する場合は、この値を増やすことをお勧めします。 |
ステップ 6 |
[Scan Count Threshold for Idle Client Detection] 値を入力します。 [Scan Count Threshold] は、AP がアイドル状態のクライアントにブロック確認応答要求(BAR)を送信する前に待機するオフチャネル スキャン サイクル数を表します。デフォルト値の 10 は、オフチャネル スキャン サイクル内のチャネル数に応じて、約 40 秒に相当します。 |
ステップ 7 |
NTP サーバの IPv4 アドレスを入力します。 これは、この計算に関係するすべての AP が同期する必要がある NTP サーバの IPv4 アドレスです。 一般的な Cisco WLC インフラストラクチャで使用されるのと同じ NTP サーバを使用することをお勧めします。ロケーションを正確に計算するためには、複数の AP からのスキャンが同期されている必要があります。 |
ステップ 8 |
設定を保存します。 |