- はじめに
-
- 概要
- 使用する前に
- ライセンスの管理
- 802.11 帯域の設定
- 802.11 パラメータの設定
- DHCP プロキシの設定
- [DHCP Link Select] および [VPN Select] の設定
- SNMP の設定
- アグレッシブ ロード バランシングの設定
- 高速 SSID 変更の設定
- 802.3 ブリッジの設定
- マルチキャストの設定
- クライアント ローミングの設定
- IP-MAC アドレス バインディングの設定
- Quality of Service の設定
- Application Visibility and Control の設定
- メディアおよび EDCA パラメータの設定
- Cisco Discovery Protocol の設定
- コントローラと NTP サーバの認証の設定
- RFID タグ追跡の設定
- コントローラのデフォルト設定へのリセット
- コントローラ ソフトウェアと設定の管理
- ユーザ アカウントの管理
- Web 認証の管理
- 有線ゲスト アクセスの設定
- Ethernet over GRE トンネル
- トラブルシューティング
-
- Cisco Unified Wireless Network Solution セキュリティ
- RADIUS の設定
- TACACS+ の設定
- FIPS 設定、 CC、 UCAPL
- 最大ローカル データベース エントリの設定
- コントローラでのローカル ネットワーク ユーザの設定
- パスワード ポリシーの設定
- LDAP の設定
- ローカル EAP の設定
- SpectraLink 社の NetLink 電話用システムの設定
- RADIUS NAC サポートの設定
- 設定の RADIUS VSA およびレルム
- 無線による管理機能の使用
- 動的インターフェイスによる管理機能
- DHCP オプション 82 の設定
- アクセス コントロール リストの設定と適用
- 管理フレーム保護の設定
- クライアント除外ポリシーの設定
- Identity ネットワーキングの設定
- AAA Override の設定
- 不正なデバイスの管理
- 不正なアクセス ポイントの分類
- Cisco TrustSec SXP の設定
- ローカル ポリシーの設定
- Cisco Intrusion Detection System の設定
- IDS シグニチャの設定
- wIPS の設定
- Wi-Fi Direct クライアント ポリシーの設定
- Web 認証プロキシの設定
- 意図的な悪用の検出
-
- WLAN の設定
- WLAN ごとのクライアント カウントの設定
- DHCP の設定
- DHCP スコープの設定
- WLAN の MAC フィルタリングの設定
- ローカル MAC フィルタの設定
- タイムアウトの設定
- DTIM period の設定
- ピアツーピア ブロッキングの設定
- レイヤ 2 セキュリティの設定
- Static WEP と Dynamic WEP の両方をサポートする WLAN の設定
- Sticky Key Caching の設定
- CKIP の設定
- レイヤ 3 セキュリティの設定
- キャプティブ バイパスの設定
- MAC フィルタリングおよび Web 認証を伴うフォールバック ポリシーの設定
- QoS プロファイルの割り当て
- QoS Enhanced BSS の設定
- メディア セッション スヌーピングおよびレポートの設定
- Key Telephone System-Based CAC の設定
- ローミングしている音声クライアントのリアンカーの設定
- シームレスな IPv6 モビリティの設定
- Cisco Client Extensions の設定
- リモート LAN の設定
- AP グループの設定
- RF プロファイルの設定
- 8021.X 認証を使用した Web リダイレクトの設定
- NAC アウトオブバンド統合の設定
- パッシブ クライアントの設定
- クライアント プロファイルの設定
- WLAN ごとの RADIUS 送信元サポートの設定
- モバイル コンシェルジュの設定
- 経由ローミングの設定
- VLAN タギング 802.1Q-in-Q の設定
-
- アクセス ポイント通信プロトコルの使用
- CAPWAP の望ましいモード設定
- アクセス ポイントの検索
- アクセス ポイントのグローバル クレデンシャルの設定
- アクセス ポイントの認証の設定
- 組み込みアクセス ポイントの設定
- 自律アクセス ポイントの Lightweight モードへの変換
- パケット キャプチャの設定
- OfficeExtend アクセス ポイントの設定
- 設定の Cisco 700 シリーズ アクセス ポイント
- Cisco ワークグループ ブリッジの使用
- Cisco 以外のワークグループ ブリッジの使用
- バックアップ コントローラの設定
- アクセス ポイントのフェールオーバー プライオリティの設定
- AP の再送信間隔および再試行回数の設定
- Country Code の設定
- アクセス ポイントでの RFID トラッキングの最適化
- プローブ要求フォワーディングの設定
- コントローラとアクセス ポイント上の一意のデバイス ID の取得
- リンク テストの実行
- リンク遅延の設定
- TCP MSS の設定
- Power over Ethernet の設定
- クライアントの表示
- アクセス ポイントの LED 状態の設定
- デュアル バンド無線によるアクセス ポイントの設定
- UDP Lite の設定
- Cisco Hyperlocation
- Cisco Air Time Fairness
- Cisco Universal Small Cell 8x18 デュアルモード モジュール
- Index
マルチキャストの設定
マルチキャスト モードの設定
マルチキャスト モードについて
ネットワークがパケット マルチキャストをサポートしている場合は、コントローラで使用されるマルチキャストの方法を設定できます。 コントローラは次の 2 つのモードでマルチキャストを実行します。
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ユニキャスト モード:コントローラにアソシエートしているすべてのアクセス ポイントに、すべてのマルチキャスト パケットがユニキャストされます。 このモードは非効率的ですが、マルチキャストをサポートしないネットワークでは必要な場合があります。
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マルチキャスト モード:マルチキャスト パケットは CAPWAP マルチキャスト グループに送信されます。 この方法では、コントローラ プロセッサのオーバーヘッドが軽減され、パケット レプリケーションの作業はネットワークに移されます。これは、ユニキャストを使った方法より、はるかに効率的です。
マルチキャスト モードが有効な場合に、コントローラがマルチキャスト パケットを有線 LAN から受信すると、コントローラは CAPWAP を使用してパケットをカプセル化し、CAPWAP マルチキャスト グループ アドレスへ転送します。 コントローラは、必ず管理インターフェイスを使用してマルチキャスト パケットを送信します。 マルチキャスト グループのアクセス ポイントはパケットを受け取り、クライアントがマルチキャスト トラフィックを受信するインターフェイスにマップされたすべての BSSID にこれを転送します。 アクセス ポイントからは、マルチキャストはすべての SSID に対するブロードキャストのように見えます。
コントローラは、IPv6 マルチキャスト用にマルチキャスト リスナー検出(MLD)v1 スヌーピングをサポートします。 この機能により、IPv6 マルチキャスト フローが追跡され、フローを要求したクライアントにそれらが配信されます。 IPv6 マルチキャストをサポートするには、グローバル マルチキャスト モードを有効にする必要があります。
![]() (注) | グローバル マルチキャスト モードを無効にしても、ルータの通知や DHCPv6 要求などの IPv6 ICMP メッセージは IPv6 が機能するために必要であるため、コントローラはそれらを転送します。 このため、コントローラでグローバル マルチキャスト モードを有効にしても、ICMPv6 と DHCPv6 のメッセージに影響は及ぼされません。 これらのメッセージは、グローバル マルチキャスト モードが有効であるかどうかにかかわらず、常に転送されます。 |
コントローラ ソフトウェア 4.2 以降のリリースでは、マルチキャスト パケットのダイレクトを向上させるために、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)スヌーピングを導入しています。 この機能が有効になっている場合、コントローラは IGMP レポートをクライアントから収集して処理し、レイヤ 3 マルチキャスト アドレスと VLAN 番号を選択した後に IGMP レポートから一意なマルチキャスト グループ ID(MGID)を作成し、その IGMP レポートをインフラストラクチャ スイッチへ送信します。 コントローラから送信されるレポートの送信元アドレスには、コントローラがレポートをクライアントから受信したインターフェイスのアドレスが使用されます。 次に、コントローラは、アクセス ポイント上のアクセス ポイント MGID テーブルを、クライアント MAC アドレスを使用して更新します。 コントローラが特定のマルチキャスト グループのマルチキャスト トラフィックを受信した場合、それをすべてのアクセス ポイントに転送します。ただし、アクティブなクライアントでリッスンしているアクセス ポイント、またはそのマルチキャスト グループへ加入しているアクセス ポイントだけは、その特定の WLAN 上でマルチキャスト トラフィックを送信します。 IP パケットは、入力 VLAN および宛先マルチキャスト グループの一意の MGID を使用して転送されます。 レイヤ 2 マルチキャスト パケットは、入力インターフェイスの一意の MGID を使用して転送されます。
IGMP スヌーピングが無効になっている場合は、次のようになります。
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コントローラは、マルチキャスト データをアクセス ポイントへ送信する際は必ずレイヤ 2 MGID を使用します。 作成された各インターフェイスは、1 つのレイヤ 2 MGID を割り当てられます。 たとえば、管理インターフェイスの MGID は 0 となります。また、作成された 1 つ目の動的インターフェイスに割り当てられる MGID は 8 となり、動的インターフェイスが作成されるにつれて 1 増えます。
-
クライアントからの IGMP パケットはルータへ転送されます。 それにより、ルータの IGMP テーブルは、最後のレポータとしてクライアントの IP アドレスで更新されます。
IGMP スヌーピングが有効になっている場合は、次のようになります。
-
コントローラは、アクセス ポイントへ送信されるすべてのレイヤ 3 マルチキャスト トラフィックに必ずレイヤ 3 MGID を使用します。 すべてのレイヤ 2 マルチキャスト トラフィックについては、引き続きレイヤ 2 MGID を使用します。
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ワイヤレス クライアントからの IGMP レポート パケットは、クライアントに対するクエリーを生成するコントローラによって消費または吸収されます。 ルータによって IGMP クエリーが送信されると、コントローラによって IGMP レポートが送信されます。このレポートでは、コントローラのインターフェイス IP アドレスがマルチキャスト グループのリスナー IP アドレスとして設定されています。 それにより、ルータの IGMP テーブルは、マルチキャスト リスナーとしてコントローラ IP アドレスで更新されます。
-
マルチキャスト グループをリッスンしているクライアントが、あるコントローラから別のコントローラへローミングしたときは、リッスンしているクライアント用のすべてのマルチキャスト グループ情報が、最初のコントローラから 2 番目のコントローラへ送信されます。 それにより、2 番目のコントローラは、クライアント用のマルチキャスト グループ情報をただちに作成できます。 2 番目のコントローラでは、クライアントがリッスンしていた全マルチキャスト グループのネットワークに IGMP レポートが送信されます。 このプロセスは、クライアントへのマルチキャスト データのシームレスな転送に役立ちます。
-
リッスンしているクライアントが、別のサブネットのコントローラにローミングした場合は、マルチキャスト パケットは、Reverse Path Filtering(RPF; 逆方向パス転送)のチェックを避けるために、クライアントのアンカー コントローラへトンネリングされます。 アンカーは、マルチキャスト パケットをインフラストラクチャ スイッチへ転送します。

(注)
MGID はコントローラ固有です。 2 つの異なるコントローラの同一 VLAN から送られて来る同一マルチキャスト グループのパケットは、2 つの異なる MGID へマップされる可能性があります。

(注)
レイヤ 2 マルチキャストが有効になっている場合は、同じインターフェイスから送信されるすべてのマルチキャスト アドレスに単一の MGID が割り当てられます。

(注)
Cisco WLC の VLAN ごとにサポートされるマルチキャスト アドレス数は 100 です。
マルチキャスト モード設定の制限
Cisco Unified Wireless Network ソリューションでは、特定の目的に対して次の IP アドレス範囲を使用します。マルチキャスト グループを設定する場合は、この範囲を覚えておいてください。
コントローラ上でマルチキャスト モードを有効にする場合は、CAPWAP マルチキャスト グループ アドレスも設定する必要があります。 アクセス ポイントは、IGMP を使用して CAPWAP マルチキャスト グループに加入します。
Cisco アクセス ポイント 1100、1130、1200、1230、および 1240 は、IGMP バージョン 1、2、および 3 を使用します。
監視モード、スニファ モード、または不正検出モードのアクセス ポイントは、CAPWAP マルチキャスト グループ アドレスには加入しません。
コントローラ上で設定されている CAPWAP マルチキャスト グループは、コントローラごとに異なっている必要があります。
最近のバージョンの Cisco IOS を実行するアクセス ポイントは、設定された最高の Basic レートでマルチキャスト フレームを送信し、最も低い必須 Basic レートで管理フレームを送信し、信頼性の問題が発生する可能性があります。 LWAPP または自律 Cisco IOS を実行するアクセス ポイントは、設定された最低の Basic レートでマルチキャスト フレームと管理フレームを送信します。 このような動作はセルの端に十分なカバレッジを提供するために必要で、マルチキャスト無線送信を受信できないことがある受信応答しないマルチキャスト転送では特に必要です。
マルチキャスト フレームは MAC レイヤで再送信されないため、セルの端のクライアントはマルチキャスト フレームを正常に受信できない場合があります。 信頼性の高い受信が目的の場合、マルチキャスト フレームを低いデータ レートで送信する必要があります。 高いデータ レートのマルチキャスト フレームをサポートする必要がある場合、セル サイズを縮小して低いデータ レートをすべて無効にすることが役立つ場合があります。
要件に応じて、次の処置が可能です。 マルチキャスト モードは、ゲスト トンネリングなどのサブネット間のモビリティ イベントでは動作しません。 ただし、RADIUS を使用したインターフェイスの上書き(IGMP スヌーピングが有効になっている場合のみ)またはサイト専用の VLAN(アクセス ポイント グループ VLAN)では動作します。
LWAPP では、コントローラは UDP 制御ポート 12223 に送信されたマルチキャスト パケットをドロップします。 CAPWAP では、コントローラは UDP 制御ポート 5246 とデータ ポート 5247 に送信されたマルチキャスト パケットをドロップします。 したがって、これらのポート番号をネットワーク上のマルチキャスト アプリケーションで使用しないようにしてください。
ネットワーク上のマルチキャスト アプリケーションには、コントローラ上で CAPWAP マルチキャスト グループ アドレスとして設定されたマルチキャスト アドレスを使用しないことをお勧めします。
2500 シリーズ コントローラ上でマルチキャストが動作するには、マルチキャスト IP アドレスを設定する必要があります。
マルチキャスト モードの有効化(GUI)
マルチキャスト モードの有効化(CLI)
| ステップ 1 | 次のコマンドを入力して、コントローラ上でマルチキャストを有効または無効にします。 config network multicast global {enable | disable}
| ||
| ステップ 2 | 次のいずれかを実行します。 | ||
| ステップ 3 | 次のコマンドを入力して、IGMP スヌーピングを有効または無効にします。 | ||
| ステップ 4 | 次のコマンドを入力して、IGMP タイムアウト値を設定します。 config network multicast igmp timeout timeout timeout には、30 ~ 7200 秒の値を入力できます。 特定のマルチキャスト グループに対してクライアントが存在するかどうかを確認するために、コントローラから、1 つのタイムアウト値につき 3 つのクエリが timeout/3 の間隔で送信されます。 クライアントから、IGMP レポートを通じて応答を受け取らなかった場合、コントローラはこのクライアントのエントリを MGID テーブルからタイムアウトします。 特定のマルチキャスト グループに対するクライアントが残されていない場合、クライアントは IGMP タイムアウト値が経過するまで待ってから、コントローラから MGID エントリを削除します。 一般的な IGMP クエリー(つまり、宛先アドレス 224.0.0.1)がコントローラによって必ず生成され、MGID 値 1 を使用してすべての WLAN 上で送信されます。 | ||
| ステップ 5 | 次のコマンドを入力して、MLD スヌーピングを有効または無効にします。 config network multicast mld snooping {enable | disable}
| ||
| ステップ 6 | 次のコマンドを入力して、MLD タイムアウト値を設定します。 config network multicast mld timeout timeout [MLD Query Interval](秒数)を入力します。 有効な範囲は、15 ~ 2400 秒です。 | ||
| ステップ 7 | 次のコマンドを入力して、変更を保存します。 save config |
マルチキャスト グループの表示(GUI)
マルチキャスト グループの表示(CLI)
次のコマンドを入力して、すべてのマルチキャスト グループとそれらに対応する MGID を表示します。
show network multicast mgid summary
Layer2 MGID Mapping: ------------------- InterfaceName vlanId MGID -------------------------------- ------ ---- management 0 0 test 0 9 wired 20 8 Layer3 MGID Mapping: ------------------- Number of Layer3 MGIDs........................... 1 Group address Vlan MGID --------------- ---- ---- 239.255.255.250 0 550
次のコマンドを入力して、特定の MGID のマルチキャスト グループに join しているすべてのクライアントを表示します。
show network multicast mgid detail mgid_value
mgid_value パラメータは、550 ~ 4095 の数値です。
Mgid........................................ 550 Multicast Group Address..................... 239.255.255.250 Vlan........................................ 0 Rx Packet Count............................. 807399588 No of clients............................... 1 Client List................................. Client MAC Expire Time (mm:ss) 00:13:02:23:82:ad 0:20
アクセス ポイントのマルチキャスト クライアント テーブルの表示(CLI)
ローミング イベントのトラブルシューティングに役立つ、アクセス ポイントのマルチキャスト クライアント テーブルを表示するには、アクセス ポイントのリモート デバッグをコントローラから実行します。
マルチキャスト ドメイン ネーム システムの設定
マルチキャスト ドメイン ネーム システムについて
マルチキャスト ドメイン ネーム システム(mDNS)サービス ディスカバリは、ローカル ネットワークでサービスを通知し、検出する手段を提供します。 mDNS サービス ディスカバリによって、ワイヤレス クライアントは別のレイヤ 3 ネットワークにアドバタイズされた Apple プリンタおよび Apple TV などの Apple サービスにアクセスすることができます。 mDNS は IP マルチキャストを介した DNS クエリーを実行します。 mDNS はゼロ設定 IP ネットワーキングをサポートします。 通常どおり、mDNS は宛先アドレスとしてマルチキャスト IP アドレス 224.0.0.251 を使用し、UDP 宛先ポートとして 5353 を使用します。
ロケーション固有サービス
mDNS サービス アドバタイズメントの処理および mDNS クエリー パケットは、ロケーション固有サービス(LSS)をサポートしています。 コントローラが受信するすべての有効な mDNS サービス アドバタイズメントは、新しいエントリをサービス プロバイダーのデータベースに挿入する際に、サービス プロバイダーからのサービス アドバタイズメントに関連付けられた AP の MAC アドレスにタグ付けされます。 クライアント クエリーに対する応答記述では、クエリー送信するクライアントに関連付けられた AP の MAC アドレスを使用して SP-DB のワイヤレス エントリをフィルタリングします。 ワイヤレス サービス プロバイダーのデータベース エントリは、LSS がサービスに対して有効になっている場合、AP-NEIGHBOR-LIST に基づいてフィルタリングされます。 LSS がサービスに対して無効になっている場合、ワイヤレス サービス プロバイダーのデータベース エントリは、そのサービスに対するワイヤレス クライアントからのクエリに応答する場合、フィルタリング対象ではありません。
LSS は、ワイヤレス サービス プロバイダーのデータベース エントリだけに適用されます。 有線サービス プロバイダー デバイスのロケーションは認識されません。
LSS の状態は、ORIGIN が有線に設定されているサービスに対して有効にすることはできません。この逆も同じです。
mDNS AP
mDNS AP 機能により、コントローラは、表示されない VLAN 上の有線サービス プロバイダーに対する可視性を獲得できます。 mDNS AP として AP を設定し、AP がコントローラに mDNS パケットを転送するようにできます。 コントローラの VLAN の可視性は、AP が mDNS アドバタイズメントをコントローラに転送することで実現されます。 AP とコントローラ間の mDNS パケットは、ワイヤレス クライアントからの mDNS パケットと同様に、Control and Provisioning of Wireless Access Points(CAPWAP)データ トンネルで転送されます。 CAPWAP v4 のトンネルのみがサポートされます。 AP をアクセス ポートまたはトランク ポートに設置して有線側からの mDNS パケットを学習し、コントローラに転送することができます。
特定の AP からの mDNS パケット転送を開始または停止する際、コントローラで提供される設定可能なノブを使用できます。 また、この設定を使用して、AP が有線側から mDNS アドバタイズメントをスヌープする必要のある VLAN を指定できます。 AP がスヌープできる VLAN の最大数は 10 です。
AP がアクセス ポートに設置されている場合、スヌープするように AP の VLAN を設定しないでください。 クエリーが送信されると、AP はタグ付けされていないパケットを送信します。 mDNS アドバタイズメントが mDNS AP によって受信されると、VLAN 情報はコントローラに渡されません。 mDNS AP のアクセス VLAN 経由で学習されるサービス プロバイダーの VLAN は、コントローラで 0 として保持されます。
デフォルトでは、mDNS AP はネイティブ VLAN でスヌープします。 mDNS AP が有効な場合、ネイティブ VLAN のスヌーピングはデフォルトで有効になっており、VLAN 情報はネイティブ VLAN で受信したアドバタイズメントに対して 0 として渡されます。
mDNS AP 機能は、ローカル モードとモニタ モードの AP でのみサポートされます。
mDNS AP 設定は、グローバル mDNs スヌーピングを無効にしてもそれぞれの mDNS AP で保持されます。
![]() (注) | 同じサービスの同じトラフィックを複製している 2 つの mDNS AP がないことを保証するための検査はありません。 ただし、同じ VLAN に対しては、そのようなチェックが行われます。 |
サービスごとの SP カウント制限
すべてのサービスのサービス プロバイダーの総数が指定制限内である場合、サービスが他のサービスを学習または検出できる数に制限はありません。 サービスごとの条件または制限がなく、すべてのサービスで他のサービスに関してより多くのサービス プロバイダーに柔軟に対応できます。
プライオリティ MAC サポート
サービスごとに最大 50 の MAC アドレスを設定できます。これらの MAC アドレスは、プライオリティを必要とするサービス プロバイダーの MAC アドレスです。 これによって、サービス プロバイダーのデータベースがフルであっても、サービス プロバイダー数が最多であるサービスから最新の非プライオリティ サービス プロバイダーを削除することによって、設定されたサービスの MAC アドレスから発信されるあらゆるサービス アドバタイズメントが学習されることが保証されます。 サービスのプライオリティ MAC アドレスを設定する場合は、ap-group と呼ばれるオプションのパラメータがあります。これは有線サービス プロバイダーにのみ適用され、有線サービス プロバイダー デバイスにロケーションの特定を関連付けます。 クライアントの mDNS クエリーがこの ap-group から発信されると、プライオリティ MAC および ap-group による有線エントリが検索されて、集約応答の最初に表示されます。
Origin-Based Service Discovery
発信元(有線または無線)に基づいて着信トラフィックをフィルタするようにサービスを設定できます。 mDNS AP から学習されたすべてのサービスは有線として扱われます。 認識元が有線である場合、LSS は無線サービスにのみ適用されるため、LSS サービスに対して有効にすることはできません。
LSS ステータスがサービスに対して有効である場合、LSS は無線サービス プロバイダーのデータベースのみに適用されるため、発信元が無線に設定されたサービスを有線に変更することはできません。 発信元を有線と無線で変更した場合、変更前の発信元タイプを持つサービス プロバイダーのデータベース エントリは削除されます。
マルチキャスト DNS の設定の制限
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IPv6 を介した mDNS はサポートされません。
-
ローカル側で切り替えられた WLAN およびメッシュ アクセス ポイントでは、FlexConnect モードのアクセス ポイントで mDNS はサポートされていません。
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mDNS はリモート LAN ではサポートされません。
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mDNS は Cisco AP1240 および Cisco AP1130 ではサポートされていません。
-
サードパーティの mDNS サーバまたはアプリケーションは mDNS 機能を使用する Cisco WLC ではサポートされていません。 サードパーティ サーバまたはアプリケーションによってアドバタイズされるデバイスは、Cisco WLC で mDNS のサービスまたはデバイス テーブルに正しく入力されません。
-
ビデオは、WMM が有効な状態の Apple iOS 6 ではサポートされていません。
-
mDNS AP は同じサービスまたは VLAN に対して同じトラフィックを複製することはできません。
-
LSS フィルタリングはワイヤレス サービスのみに制限されます。
-
LSS、mDNS AP、プライオリティ MAC アドレスおよび送信元ベースの検出機能は、コントローラの GUI を使用して設定できません。
マルチキャスト DNS の設定(GUI)
次の作業
新しいプロファイルを作成した後、インターフェイス グループ、インターフェイス、または WLAN にプロファイルをマッピングする必要があります。 クライアントはプロファイルに関連付けられたサービスだけのサービス アドバタイズメントを受信します。 インターフェイス グループに関連付けられたプロファイルに最高の優先順位が与えられます。次にインターフェイス プロファイル、WLAN プロファイルが続きます。 各クライアントは、優先順位に従ってプロファイルにマップされます。
マルチキャスト DNS の設定(CLI)
次のコマンドを入力して、mDNS スヌーピングを設定します。
config mdns snooping {enable | disable}
次のコマンドを入力して、mDNS サービスを設定します。
config mdns service {{create service-name service-string origin {wireless | wired | all} lss {enable | disable} [query] [enable | disable]} | delete service-name}
次のコマンドを入力して、mDNS サービスのクエリーを設定します。
config mdns service query {enable | disable} service-name
次のコマンドを入力して、mDNS サービスに対するクエリー間隔を設定します。
config mdns query interval value-in-minutes
次のコマンドを入力して、mDNS プロファイルを設定します。
config mdns profile {create | delete} profile-name 
(注)インターフェイス グループ、インターフェイス、または WLAN にすでに関連付けられている mDNS プロファイルを削除しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
次のコマンドを入力して、プロファイルに mDNS サービスを設定します。
config mdns profile service {add | delete} profile-name service-name
次のコマンドを入力して、インターフェイス グループに mDNS プロファイルをマッピングします。
config interface group mdns-profile {interface-group-name | all} {mdns-profile-name | none} 
(注)mDNS プロファイル名が none である場合、インターフェイス グループにプロファイルは関連付けられません。 関連付けられる既存のすべてのプロファイルが削除されます。
次のコマンドを入力して、インターフェイス グループに関連付けられた mDNS プロファイルに関する情報を表示します。
show interface group detailed interface-group-name
次のコマンドを入力して、インターフェイスに mDNS プロファイルをマッピングします。
config interface mdns-profile {management | {interface-name | all}} {mdns-profile-name | none}
次のコマンドを入力して、インターフェイスに関連付けられた mDNS プロファイルに関する情報を表示します。
show interface detailed interface-name
次のコマンドを入力して、WLAN に対して mDNS を設定します。
config wlan mdns {enable | disable} {wlan-id | all}
次のコマンドを入力して、WLAN に mDNS プロファイルをマッピングします。
config wlan mdns profile {wlan-id | all} {mdns-profile-name | none}
次のコマンドを入力して、WLAN に関連付けられた mDNS プロファイルに関する情報を表示します。
show wlan wlan-id
次のコマンドを入力して、すべての mDNS プロファイルまたは特定の mDNS プロファイルに関する情報を表示します。
show mdns profile {summary | detailed mdns-profile-name}
次のコマンドを入力して、すべての mDNS サービスまたは特定の mDNS サービスに関する情報を表示します。
show mdns service {summary | detailed mdns-service-name}
次のコマンドを入力して、学習済みの mDNS ドメイン名に関する情報を表示します。
show mdns domain-name-ip summary
次のコマンドを入力して、クライアントの mDNS プロファイルを表示します。
show client detail client-mac-address
次のコマンドを入力して、ネットワークの mDNS の詳細を表示します。
show network summary
次のコマンドを入力して、mDNS サービス データベースを消去します。
clear mdns service-database {all | service-name}
次のコマンドを入力して、mDNS に関連するイベントを表示します。
debug mdns message {enable | disable}
次のコマンドを入力して、イベントの mDNS の詳細を表示します。
debug mdns detail {enable | disable}
次のコマンドを入力して、mDNS 処理に関連するエラーを表示します。
debug mdns error {enable | disable}
次のコマンドを入力して、すべての mDNS 詳細のデバッグを設定します。
debug mdns all {enable | disable}
ロケーション固有サービス関連のコマンド
- このコマンドを入力して、特定の mDNS サービスまたはすべての mDNS サービスのロケーション固有サービスを有効または無効にします。
config mdns service lss {enable | disable} {service-name | all}

(注)デフォルトでは、LSS はディセーブルの状態です。
高可用性への影響: スタンバイ コントローラと同期する必要があります。
- 次のコマンドを入力して、LSS のステータスを表示します。
Summary—show mdns service summary
Detailed—show mdns service detailed service-name
- 次のコマンドを入力して、HA 関連 mDNS のトラブルシューティングを設定します。
debug mdns ha {enable | disable}
- このコマンドを入力して、特定の mDNS サービスまたはすべての mDNS サービスのロケーション固有サービスを有効または無効にします。
発信元ベースのサービス検出関連のコマンド
- 次のコマンドを入力して、有線、無線、または両方からのサービスの学習を設定します。
config mdns service origin {Wireless | Wired | All} {service-name | all}
LSS が有効である場合は有線サービスを設定することはできません。逆に、有線サービスが設定されている場合に LSS を有効にすることもできません。 有線のみのサービス認識元に対して、LSS を有効にすることはできません。
高可用性への影響: スタンバイ コントローラと同期する必要があります。
- 次のコマンドを入力して、発信元ベースのサービス検出のステータスを表示します。
Summary—show mdns service summary
Detailed—show mdns service detailed service-name
- 次のコマンドを入力して、サービスの学習の制限により、コントローラに存在していても検出されなかったすべてのサービス アドバタイズメントを表示します。
show mdns service not-learnt
学習されないすべての VLAN と発信元タイプ間のサービス アドバタイズメントが表示されます。
- 次のコマンドを入力して、有線、無線、または両方からのサービスの学習を設定します。
プライオリティ MAC アドレス関連のコマンド
- 次のコマンドを入力して、サービス提供デバイスのサービスごとの MAC アドレスを設定し、サービス プロバイダーのデータベースがフルでも、スヌープおよび検出されることを確認します。
config mdns service priority-mac {add | delete} priority-mac-addr service-name ap-group ap-group-name
場所の特定のためにオプションの AP グループを有線サービス プロバイダーのデバイスにのみ適用できます。これらのサービス プロバイダーは、他の有線デバイスより優先度が高くなります。
- 次のコマンドを入力して、プライオリティ MAC アドレスのステータスを表示します。
Detailed—show mdns service detailed service-name
- 次のコマンドを入力して、サービス提供デバイスのサービスごとの MAC アドレスを設定し、サービス プロバイダーのデータベースがフルでも、スヌープおよび検出されることを確認します。
mDNS AP 関連のコマンド
- 次のコマンドを入力して、コントローラに関連付けられた AP 上の mDNS 転送をイネーブルまたはディセーブルにします。
config mdns ap {enable | disable} {ap-name | all} vlan vlan-id
デフォルトの mDNS AP はありません。 VLAN ID はオプション ノードです。
高可用性への影響: 静的設定がスタンバイ コントローラに同期されます。
- 次のコマンドを入力して、AP が mDNS パケットのスヌープおよび転送を実行する VLAN を設定します。
config mdns ap vlan {add | delete} vlan-id ap-name
- 次のコマンドを入力して、mDNS 転送がイネーブルになっているすべての AP を表示します。
show mdns ap summary
- 次のコマンドを入力して、コントローラに関連付けられた AP 上の mDNS 転送をイネーブルまたはディセーブルにします。
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