このドキュメントでは、Cisco メディア コンバージェンス サーバ(MCS)-7835-I1 環境または MCS-7845-I1 環境における業務の運用を損なうことなく、実稼働環境から完全に動作可能なディスク セットをシスコの開発技術部門に確実に提供する方法について説明します。
注: この手順に進む前に、ターゲット Cisco CallManager システムの完全なバックアップを実行してください。
次の項目に関する知識が推奨されます。
Cisco Unified CallManager
Cisco MCS
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
Cisco Unified CallManager
Cisco MCS-7835
Cisco MCS-7845
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
常にパブリッシャから開始し、サーバを 1 つずつバックアップします。 最初に、パブリッシャに使用するサーバのタイプに対応した正しいドライブ取り外し手順を実行し、次にサブスクライバを 1 つずつ取り外します。
たとえばパブリッシャが MCS-7845 であり、サブスクライバが MCS-7835 の場合、パブリッシャでのみ MCS-7845 のディスク取り外し手順に従い、その後サブスクライバで MCS-7835 のディスク取り外し手順に従います。
MCS-7845-I1 サーバには 2 つの個別の RAID(冗長ディスク アレイ)アレイがあります。
スロット 0 に 1 つのディスク(RAID アレイ A)
スロット 1 に 1 つのディスク(RAID アレイ A)
スロット 2 に 1 つのディスク(RAID アレイ B)
スロット 3 に 1 つのディスク(RAID アレイ B)
次の手順を実行します。 最初にパブリッシャで、その後サブスクライバで次の手順を繰り返します。 次の手順では、フォールバック シナリオが適切であることを確認するため、続行する前にフォールバックおよびアップグレード ドライブを確認します。
各ドライブに、サーバ名とドライブがマウントされているドライブ スロット番号をラベルとして指定します。
サーバを適切にシャットダウンします。
各 RAID アレイから 1 つのドライブを一時的に取り外します(これ以降、これらのドライブは 0 および 2 と呼ばれます)。 それ以外の 2 つのドライブをそれぞれのドライブ スロットに装着したままにします。
サーバを起動し、HDD を復元するよう求められたら F5 を選択します。
Windows が完全に起動したことを確認します。
サーバを適切にシャットダウンします。
元のドライブ 0 と 2 を再び挿入します。 この時点では交換ディスクを使用しないでください。
テストしたドライブ(これ以降、ドライブ 1 および 3 と呼ばれます)を各 RAID アレイから完全に取り外します。 各ディスクのラベルとして、取り外したスロットの番号(スロット 1 と 3)とサーバ名を指定してください。
サーバを起動し、HDD を復元するよう求められたら F5 を選択します。
Windows が完全に起動したことを確認します。
ドライブ スロット 1 とドライブ スロット 3 に新しい交換ディスクを挿入します。
MCS-7835-I1 サーバの RAID アレイは 1 台だけです。
スロット 0 に 1 つのディスク(RAID アレイ A)
スロット 1 に 1 つのディスク(RAID アレイ A)
次の手順を実行します。 最初にパブリッシャで、その後サブスクライバで次の手順を繰り返します。 次の手順では、フォールバック シナリオが適切であることを確認するため、続行する前にフォールバックおよびアップグレード ドライブを確認します。
各ドライブに、サーバ名とドライブがマウントされているドライブ スロット番号をラベルとして指定します。
サーバを適切にシャットダウンします。
RAID アレイから下部のドライブ(これ以降ドライブ 0 と呼ばれます)を一時的に取り外します。 ドライブ スロットのもう 1 つのドライブは装着したままにします。
サーバを起動し、HDD を復元するよう求められたら F5 を選択します。
Windows が完全に起動したことを確認します。
サーバを適切にシャットダウンします。
元のドライブ 0 を再び挿入します。 この時点では交換ディスクを使用しないでください。
テストしたドライブ(これ以降、ドライブ 1 と呼ばれます)を RAID アレイから完全に取り外します。 このディスクのラベルとして、取り外したスロットの番号(スロット 1)とサーバ名を指定します。
サーバを起動し、HDD を復元するよう求められたら F5 を選択します。
Windows が完全に起動したことを確認します。
ドライブ スロット 1 に新しい交換ディスクを挿入します。