このドキュメントでは、CDR データベースが削除されたときに、Cisco CallManager サーバで Call Data Records(CDR)データベースを再作成する方法について説明します。 CDR データベースが削除されている間に、CDR プラグインを実行しようとすると、データベースが存在しないというメッセージを受信します。
このドキュメントの読者は、次の項目の知識を持っていることが推奨されます。
CDR Analysis and Reporting
Cisco CallManager の管理
SQL データベースの管理
このドキュメントの情報は、Cisco CallManager 3.3 以降に基づくものです。
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
[CDR Enabled Flag](Cisco CallManager サービス パラメータ)により CDR 収集が有効になっている場合、コールが完了すると Cisco CallManager がサブスクライバ サーバのフラット ファイルに CDR を書き込みます。 Cisco Database Layer Monitor サービスは CDR ファイルをサブスクライバからパブリッシャ サーバ(または設定されているサーバ)に定期的に移動し、Cisco CDR Insert Service が、設定されている CDR データベースにレコードを挿入します。 CDR データベースが削除されている場合は、このドキュメントで説明する手順に従ってデータベースを再作成する必要があります。
Cisco CallManager サーバで CDR データベースを再作成するには、次の手順を実行します。
[Start]、[Programs]、[Microsoft SQL Server]、[Query Analyzer] の順に選択します。
Cisco CallManager サーバ(ローカル サーバ)にログインします。 正しいデータベース サーバから Query Analyzer を実行していることを確認します。
注: Cisco CallManager 3.x では、SQL サーバ認証を選択し、ユーザ名とパスワードを入力します。
注: Cisco CallManager 4.0 以降では、Windows NT 認証を選択します。Windows NT 認証は推奨されます、がシステム 支援 SQL 認証。 リリース 4.0 以降の混合モード認証用の Cisco CallManager の設定はサポートされません。 以前のバージョンからアップグレードした Cisco CallManager 4.x サーバで SQL Server 認証を使用するとエラーになるため、システムを Windows NT 認証に戻す必要があります。 詳細については、Cisco CallManager 3.x から 4.x へのアップグレード後に SQL Query Analyzer にログインできないユーザを参照してください。
[Query Analyzer] ウィンドウから、メインの [SQL Query Analyzer] ウィンドウに移動して、[File] > [Open] の順に選択します。
C:\Program Files\Cisco\Bin\CDR.sql を開き、[Query]、[Execute] の順に選択してクエリを実行します。 ツールバーの緑色の矢印をクリックし、F5 を押してクエリを実行することもできます。 これにより、CDR データベースが作成されます。
SQL Enterprise Manager に移動し、[Microsoft SQL Servers]、[SQL Server Group]、[local]、[Databases]、[CDR]、[Users] の順に選択します。 次に、[New Database User] を右クリックして選択します。
[Login name] プルダウン メニューから [CiscoCCMCDR] をクリックし(CiscoCCMCDR がまだ存在しない場合のみ)、[public] および [db_owner] がチェックされていることを確認します。
Cisco CallManager サーバを再起動します。
[CDR Enabled flag] が有効であることを確認するため、次の手順を実行します。
[Cisco CallManager Administration] ウィンドウで、[Service] > [Service Parameters] を選択します。
[Server] でご使用の CallManager を選択し、[Service] で [Cisco CallManager] を選択します。
[Service Parameters] ウィンドウで [System] > [CDR Enabled Flag] を選択し、このパラメータを [True] に設定します。
[Update] をクリックします。
詳細については、「CDR サービス パラメータの設定」を参照してください。
パブリッシャ サーバとサブスクライバ サーバですべての Cisco CDR サービスが実行中であることを確認するため、次の手順を実行します。
[Start] > [Programs] > [Administrative tools] > [Services] を選択します。
[Cisco CDR Analysis and Reporting Scheduler] サービスと [Cisco CDR insert] サービスが開始していることを確認します。
開始していない場合は、これらのサービスを選択して [Start Service] をクリックし、サービスを開始します。
Cisco Database Layer Monitor サービスを再起動し、パブリッシャとサブスクライバ間でレプリケーションが行われるかどうかを確認するため、次の手順を実行します。
[Start] > [Programs] > [Administrative tools] > [Services] を選択します。
[Cisco Database Layer Monitor Service] を選択します。
[Stop Service] をクリックして、サービスを停止します。
[Start Service] をクリックして、再度サービスを起動します。
エラー メッセージが表示されることなく CDR プラグインを実行できるはずです。
現在のところ、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。