Cisco VT Advantage を使用すると、他のエンドポイントも Cisco 認定ビデオ製品である場合、ユーザは Cisco IP フォンでビデオをリアルタイムにストリーミングできます。 このドキュメントでは、Cisco VT Advantage で使用するために Cisco CallManager および IP フォンを正しく設定するための手順について説明します。 Cisco VT Advantage の詳細については、インストール マニュアルを参照してください。
このドキュメントに関しては個別の要件はありません。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
Cisco CallManager 4.01(SR2a)以降
Cisco IP フォン 7960G および 7940G(電話ロード 6.0(4) 以降)
Cisco IP フォン 7970G(電話ロード 6.0(2) 以降)
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
デフォルトでは、すべての IP フォンは音声だけに対応し、ビデオには対応しません。 次の手順では、IP フォンが別の Cisco 認定ビデオ デバイスへビデオのストリーミングを実行できるようにする Cisco CallManager の設定について説明します。
現在の電話ロードで、IP フォンをビデオ対応にできることを確認します。 使用する電話ロードについては、Cisco VT Advantage インストール ドキュメントとリリース ノートを参照してください。
すべての電話で新しい電話ロードを設定するには、[Cisco CallManager Administration] ページで [System] > [Device Defaults] に移動します。
[Load Information] フィールドに、対応するデバイス タイプとデバイス プールの電話ロード ID を入力します。
いくつかの電話機の電話ロードだけを設定するには、[Device] > [Phone] を選択し、クリックして使用可能な電話機を表示し、設定する電話機を選択します。 電話設定ページの [Load Information] の下に電話ロードを入力し、[Update] をクリックします。
最新の電話ロードを使用するには、Cisco IP Phone FW 7900 シリーズ(NON SIP)(登録ユーザ専用)ソフトウェア ダウンロード サイトから最新の電話ロードをダウンロードします。
IP フォン自体から電話ロードを検証するには、次の手順を実行します。
IP フォンの [Settings] ボタンを押します。
[Status] まで下にスクロールして、[Status] を選択します。
[Firmware Version] まで下にスクロールして、App ロード ID をメモします。これを承認済み VT Advantage 電話ロードのリストと比較します。
電話ロードが正しい場合は、IP フォンがビデオ対応になっていることを確認します。
[Phone Configuration] 画面で [Video Capabilities] パラメータまで下にスクロールし、[Enabled] を選択します。
リージョンを使用している場合は、[System] > [Regions] を選択します。 [Region Configuration] ページで [Find] を選択し、電話機が位置しているリージョンを選択します。
Cisco VT Advantage を実行するリージョンが G.711 または G.729 であり、少なくとも 128 ~ 384 kbps のビデオ コール帯域幅が使用可能であることを確認します。
すべて正しく設定したら、IP フォンの右下隅に [Video] アイコンが表示されます。 これは、電話機が Cisco VT Advantage エンドポイントを受け入れる準備ができたことを示します。
設定プロセスが完了したら、Cisco VT Advantage 対応 PC を IP フォンに接続し、他のエンドポイントとの間でビデオ通信を実行できます。 Cisco VT Advantage の設定方法の詳細については、Cisco VT Advantage インストール ドキュメントとリリース ノートを参照してください。