このドキュメントでは、Cisco CallManager バージョン 2.4 と Avaya Octel 250TM メッセージング サーバを統合する方法について説明します。
このドキュメントに関しては個別の要件はありません。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
使用可能なシリアル ポート(COM)が 1 つある Cisco CallManager PC。
Octel ポートあたり 1 つのアナログ ステーション ポート。 アナログ ステーション ポートは Cisco アクセス アナログ ステーション ゲートウェイで提供されます。 ゲートウェイは、2(AS-2)、4(AS-4)、および 8(AS-8)ポート設定で購入できます。
リモート サービス アクセス用のアナログ ステーション ポート 1 つ。
ケーブル、25 ペア、オス アンフェノール、FLT あたり 1 本。
DB25-to-DB9 コネクタ。
最小ソフトウェア要件: バージョン 2.4
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
RS-232 の統合により、コール情報は Cisco CallManager と Avaya Octel 250TM 間のデジタル リンク経由で送信されます。 音声通信は、Octel システム内の FLT に接続されている、CallManager 上のアナログ ステーションのハント グループが作成した別のパスによって提供されます。 ハント グループが着信コールを受信すると、Cisco CallManager からのコール情報を含む標準 SMDI 形式のデジタル メッセージが一緒に表示されます。 次に、Octel 250 が選択されたポートでコールに応答し、適切なメッセージを再生します。 メッセージ待機通知を設定またはキャンセルするため、Octel 250 は Cisco CallManager に RS-232 リンク経由でデジタル メッセージを送信します。
注: ハードウェアおよびソフトウェア製品ごとに固有の違いがあるため、このドキュメントではすべての構成の可能性を予測することはできません。 このドキュメントで詳しく説明されていない問題が発生する可能性があることに注意してください。 そのような場合は、Lucent またはシスコまでお知らせください。 この文書の末尾に連絡先を記載しています。
FAX 回線 TIC(FLT)、ボードあたりの 8 ポート。
ディスク ドライブ。
RS-232 統合ソフトウェア。
注: Octel 250 の シリアル チャネル 1、2、および 3 は、RS232 統合リンクまたはシステム管理端末(SMT)として設定できます。 SMT をサポートするために使用される場合、これらのチャネルにはヌル モデム ケーブルが必要です。 チャネル 4 は SMT 用に予約されるため、ヌル モデム ケーブルは必要ではありません。
次の表に、統合リンクと SMT に可能な組み合わせを示します。
統合リンクの数 | システム管理端末の数 |
---|---|
1 | 最大 3 |
2 | 最大 2 |
3 | 最大 1 |
このセクションでは、サポートされる機能を示します。
パーソナル グリーティングへのステーション転送。
ボイス メール システムは、不在転送ステータスにより、すべての転送コールを転送されたものとして処理します。
すべてのコール
通話中
無応答
メッセージ待機通知
点灯のみ
発信(Outcalling)
自動応答機能
複数回のオペレータへの戻り
直接コール
内線電話応答モードで加入者が残したメッセージに応答
コール送信者
Cisco CallManager は、Cisco Messaging Interface を通じた Octel 250 システムへの統合を可能にします。 このインターフェイスは、Octel 250 に SMDI データ ストリームを提供します。 音声接続は、Cisco アクセス アナログ ステーション ゲートウェイの各ポートからアナログ回線上で確立されます。 Cisco CallManager を Octel 250 と統合するように設定するには、次のセクションの手順を実行します。
注: 次の手順に進む前に、Cisco CallManager バージョン 2.4 がインストールされている必要があります。
次の手順を実行します。
Cisco Messaging Interface ソフトウェアをインストールするには、Cisco CallManager Administration を開きます。
[Plug-ins] をクリックします。
結果: [Optional Components] 画面が表示されます。
[Cisco Messaging Interface] をクリックし、画面の指示に従ってソフトウェアをインストールします。
結果: インストールが完了したら、Cisco Messaging Interface がインストールされます。
次の手順を実行します。
Cisco CallManager Administration を開きます。 これには、[Start] > [Programs] > [Cisco CallManager 2.4] > [CallManager Administration] を選択します。
結果: ウェルカム画面が表示されます。
[Configuration] をクリックします。
結果: [System] 画面が表示されます。
[Device Wizard] をクリックします。
結果: [Device Wizard - New] 画面が表示されます。
[Device Type] ボックスで、[Analog Access] を選択し、[Next] をクリックします。
結果: [Device Wizard - MAC Address] 画面が表示されます。
[MAC Address] ボックスに、ゲートウェイのマシン(MAC)アドレスを入力します。 MAC アドレスは、ゲートウェイの背面に印字されている 12 桁の数字です。 たとえば、0010EB001C11 などです。
[Description] ボックスに、「Gateway1」または「Voicemail」などの説明を入力します。 これはオプションのボックスです。
[Next] をクリックします。
結果: [Device Wizard - Device Pool Configuration] 画面が表示されます。
[Device Pool] ボックスで、ゲートウェイを割り当てるデバイス プールを選択します。 デバイス プールは、ゲートウェイが使用するリージョン、日付/時刻グループ、および CallManager グループを決定します。
[Next] をクリックします。
結果: [Device Wizard - Location Configuration] 画面が表示されます。
[Hub] を選択します。
[Next] をクリックします。
結果: [Device Wizard - Assign Load ID] 画面が表示されます。 デフォルトのロード ID はすでに入力されています。
[Next] をクリックします。
結果: [Device Wizard - Assign Country Code] 画面が表示されます。
ボックスで、ゲートウェイが存在する国を選択します。
[Next] をクリックします。
結果: [Device Wizard - Analog Access Ports Configuration] 画面が表示されます。
[Port Selection Order] ボックスで、ゲートウェイでのポートの選択順序を選択します。 [TOP_DOWN] はチャネルが 1 から 8 まで降順で選択されることを意味します。 [BOTTOM_UP] はチャネルが 8 から 1 まで昇順で選択されることを意味します。 使用するポートの順序がわからない場合は、[TOP_DOWN] を選択します。
ゲートウェイのポートはこの画面で設定できます。 ゲートウェイの各ポートで、対応するポート番号ボックスをクリックし、ポートの通信プロトコルを選択します。 アナログ ステーション ゲートウェイでは、POTS ポート タイプを選択します。
[Next] をクリックします。
結果: [Device Wizard - POTS Line Configuration] 画面が表示されます。
[Directory Number] ボックスは空のままにしておきます。 その他の [Forward All]、[Forward Busy]、[Forward No Answer] などのフィールドには記入しないでください。
[Next] をクリックします。
結果: [Device Wizard - Confirmation] 画面が表示されます。
デバイス名、デバイス タイプ情報が正しいかどうかを確認します。 正しくない場合、またはすでに選択している値を変更したい場合は、[Back] をクリックします。 情報が正しい場合は、[Finish] をクリックします。
結果: [Device Wizard - Done] 画面が表示され、アナログ ゲートウェイが追加されたことを示します。
[OK] をクリックします。 アナログ ゲートウェイをさらに追加するには、この手順を繰り返します。
次の手順を実行します。
[Cisco CallManager Administration] のトップ メニューで、[System] をクリックします。
結果: [System] 画面が表示されます。
[Cisco Messaging Interface] エリアで、[Configure] をクリックします。
結果: [Cisco Messaging Interface Configuration] 画面が表示されます。
[Directory Number] ボックスで、Octel のアクセス番号として使用する電話番号を入力します。 ユーザが外部の電話から Octel 250 にアクセスできるようにするには、ダイヤルイン(DID)番号の電話番号を選択します。 これは、アナログ ポート設定の [Device Pool] フィールドに入力した番号です。
[COM Port Number] ボックスで、CallManager のシリアル COM ポートの COM ポート番号を選択します。 この COM ポートは、Lucent/OMD が提供する RS-232 ケーブル(部品番号 057-1323-000)および顧客が提供する DB25-to-DB9 コネクタを通じて、Octel 250 非同期ポートに接続します。
[Update] をクリックします。
結果: 情報がデータベースに保存されました。
各 POTS ポートで、[Call Restart Timer] の値を 1234 に設定する必要があります。 この設定は、接続解除時にアナログ ステーション ゲートウェイが Octel ポートに向けてダイヤル トーンを再生するために必要です。 Octel では、ポートを解放するためにダイヤル トーンが必要です。
次の手順を実行します。
[Cisco CallManager Administration] のトップ メニューで、[Gateways] をクリックします。
結果: デバイスのリストが表示されます。
ゲートウェイのリストで、追加したゲートウェイの横にあるアイコンをクリックします。
結果: ゲートウェイのデバイス情報が表示されます。
[Port Parameters] エリアで、[Configure] をクリックします。
結果: [Analog Access Port Parameters] 画面が表示されます。
[Advanced] をクリックします。
結果: 追加パラメータが表示されます。
[Call Restart Timer フィールドに 1234 と入力し、[Update] をクリックします。
結果: パラメータが更新されます。
[Continue] をクリックします。
結果: このゲートウェイのデバイス情報が表示されます。
さらに更新が必要なポートがあれば、左側のリストで各ポートのアイコンをクリックし、各 POTS ポートに対して手順 3 ~ 7 を繰り返します。
注: Cisco CallManager の最新リリースでは、ルート グループあたり最大 49 のポートと、ルート ポイントあたり最大 30 のルート グループが許可されます。 ボイスメールの実装によって、複数のルート ポイントが必要となる場合があります。
次の手順を実行します。
Cisco アクセス アナログ ステーション ゲートウェイのポートにルート グループを設定する場合、[All] オプションを選択してルート グループにすべてのポートを一度に割り当てることはしないでください。 代わりに、ルート グループにそれぞれにポートを個別に割り当てます。
ルート グループの各ポートと、ルート ポイントの各ルート グループに、それぞれ固有のオーダー番号を割り当ててください。 ルート グループのポートとボイス メール システムのポートの間には、1 対 1 の関係があります。 ボイス メール システムのポート 1 は、適切なルート グループとルート ポイントの組み合わせで選択される最初のポートに対応し、ボイス メール システムのポート 2 は選択される第 2 のポートに対応する必要があり、その他のポートも同様です。 たとえば、それぞれ 8 つのポートを搭載した Cisco アクセス アナログ ステーション ゲートウェイが 3 つあると仮定します。 これらのポートは、次の表に示すように、ルート グループとルート ポイントに割り当てることができます。
次の手順を実行します。
Cisco プロセス制御を開く([Start] > [Programs] > [Cisco CallManager 2.4] > [Cisco Process Control] をクリック)か、またはすでに実行されているかどうかを確認します。 Cisco プロセス制御が実行されている場合、システム トレイでそのアイコンをダブルクリックします。 Cisco プロセス制御アイコンは、稲妻に似た形です。 システム トレイはモニタの右下隅にあり、実行中のアプリケーションのアイコンが表示されます。
Cisco プロセス制御で [Cisco Messaging Interface] を選択し、[Start] をクリックします。
結果: Cisco Messaging Interface が動作し始め、10 桁の入出力文字列を送受信します。 ボイス メール システムに 10 桁の入出力文字列以外の情報が必要な場合、これを反映するように Cisco Messaging Interface のレジストリ値を調整します。 詳細については、次の「Cisco Messaging Interface の統合」を参照してください。
注: Cisco Messaging Interface を停止すると、ボイス メール システムは発信側ステーションを特定できなくなり、メッセージ待機インジケータが動作しなくなります。
次の手順を実行します。
Cisco IP Phone では、ユーザの電話機に表示されるボタンを決定するキーパッド テンプレートを使用します。 電話機で使用するキーパッド テンプレートに、[Message Waiting] ボタンが含まれていることを確認します。 このボタンは、ユーザがボイス メール メッセージをいつ受信したか判断するために必要です。 [Cisco CallManager Administration] のトップ メニューで、[System] をクリックします。
結果: [System] 画面が表示されます。
[Keypad Templates] エリアで、[Configure] をクリックします。
結果: [Keypad Templates] 画面が表示されます。
ユーザ用のキーパッド テンプレートをまだ設定していない場合、キーパッド テンプレートの追加またはカスタマイズ手順を『Cisco CallManager システム ガイド』で参照してください。 テンプレートを設定する際、[Message Waiting] ボタンを必ず含めるようにしてください。 すでにキーパッド テンプレートを設定してユーザの電話機に割り当てている場合、[Keypad Template] リストでそのテンプレートをクリックします。
結果: [Keypad Template Configuration] 画面が表示されます。
[Message Waiting] ボタンを割り当てる位置を選択します。 ドロップダウンリスト ボックスで、[Message Waiting] を選択します。
[Message Waiting] ボタンの [Feature Index] ボックスで、1 を選択します。 [Message Waiting] ボタンのインスタンスは 1 つしか持てません。 そのため、[Feature Index] は 1 となります。
[Update] をクリックします。
結果: [Message Waiting] ボタンがユーザのキーパッド テンプレートに割り当てられました。
変更を有効にするためには、Cisco CallManager を再起動する必要があります。 Cisco プロセス制御を開きます。 これには、[Start] > [Programs] > [Cisco CallManager 2.4] > [Cisco Process Control] を選択します。
結果: Cisco プロセス制御が表示されます。
リストから [Cisco CallManager] を選択し、[Stop] をクリックします。
結果: Cisco CallManager が停止します。
サービスが停止したら、[Start] をクリックします。
結果: Cisco CallManager が起動し、キーパッドのテンプレートへの変更が有効になります。
ボタン レイアウトの更新が反映されますので、ユーザに電話機の新しいキーパッド テンプレートを印刷することを推奨してください。
Cisco CallManager バージョン 2.4 の Cisco Messaging Interface では、数字列が調整可能です(デフォルトは入出力どちらも 10 桁の文字列です)。 これは、電話番号が 7 桁の数字である場合、この番号が SMDI リンクのボイス メール マシンに送信されるには、10 桁になるまで先行するゼロでパディングされることを意味します。 たとえば、1234567 が 0001234567 となります。
ボイス メール システムでデフォルトの 10 桁の入出力文字列以外に必要なものがあれば、Cisco Messaging Interface レジストリで入出力文字列を変更することができます。
ボイス メール システムで入出力に必要な文字列が 10 桁未満の場合、Cisco Messaging Interface で次の手順を実行する必要があります。 Cisco Messaging Interface では、1 桁から 10 桁までの範囲の入出力文字列が許可されます。
ボイス メール システムが 10 桁の入出力文字列を受け入れる場合、このセクションの手順を実行する必要はありません。 「Octel システムの統合」セクションに進んでください。
デフォルトで、Cisco Messaging Interface(別名 Selsius ユニファイド メッセージ インターフェイス)は 10 桁の文字列を送受信します。 これは、デフォルトの 10 桁とは異なる桁数に設定されたボイス メール システムで問題を引き起こす可能性があります。 アプリケーションに合わせて調整する必要がある場合に限り、次を例として使用します。
9212345
ここで、
9212345:ボイス メール システムが必要とする 7 桁の文字列。
92:ボイス メール システムが認識する固定プレフィックス番号。
12345:Cisco IP Phone の電話番号。
注: これらの手順を開始する前に、Cisco Messaging Interface をインストールしてください。
デフォルトの 10 桁の数字形式からお使いのボイス メール システムで必要とされる数に変更するには、次の手順を実行します。
形式を調整するには、Cisco Messaging Interface(別名 Selsius ユニファイド メッセージ インターフェイス)のレジストリ エディタにある 2 つの値を更新します。 [Start]、[Run] の順にクリックします。
結果: [Run] ダイアログボックスが表示されます。
regedit と入力し、[OK] をクリックします。
結果: [Registry Editor] ウィンドウが表示されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE/Software/Selsius Systems Inc./Selsius Unified Message Interface をクリックします。
結果: デフォルト情報がサブフォルダとともに表示されます。
[OutputDnFormat] という文字列を編集します。 このレジストリ エントリは、ボイス メール システムから出力された文字列のみに影響します。 お使いのボイス メール システムで期待される固定プレフィックス番号のほか、ボイス メール システムが受信することを期待する桁数も把握しておく必要があります。 [OutputDnFormat] で右クリックし、[Modify] を選択します。
結果: [Edit String] ダイアログボックスが表示されます。
固定プレフィックス番号に続けて % を入力し、次に先行するゼロとシステムの電話番号の桁数、最後に s を加えます。たとえば、92%05s(電話番号は 5 桁で、先頭に 92 が付加されている)または 214510%04s(電話番号は 4 桁で、先頭に 214510 が付加されている)などです。
[OK] をクリックします。
結果: 入力したデータは OutputDnFormat に表示されます。
[InputDnFormat] というダブルワードを編集します。 ボイス メール システムが各 SMDI メッセージで Cisco CallManager に送信する桁数を把握しておく必要があります。 [InputDnFormat] で右クリックし、[Modify] を選択します。
結果: [Edit DWORD Value] ダイアログボックスが表示されます。
[Value Data] ボックスで、システムが電話番号に使用する桁数を入力します。 たとえば、5 や 7 を含めます。
[Base] エリアで、[Decimal] をクリックします。 10 進数値のみを使用することをお勧めします。
[OK] をクリックします。
結果: 入力したデータは [InputDnFormat] に表示されます。
[レジストリ エディター(Registry Editor)] ウィンドウを閉じます。
Cisco Messaging Interface を起動します (これには、[Start] > [Programs] > [Cisco CallManager 2.4] > [Cisco Process Control] を選択します。 [Cisco Messaging Interface] を選択し、[Start] をクリックします)。
Cisco Messaging Interface、はトラブルシューティングに使用されるトレース ログを提供します。 トレース ログは、ボイス メール システムと Cisco CallManager の間で送受信されるすべてのメッセージを報告します。 使用しないときはトレース ログを無効にすることを推奨します。
次の手順を実行します。
トレース機能を有効にするには、Cisco Messaging Interface(別名 Selsius ユニファイド メッセージ インターフェイス)のレジストリ エディタにある 1 つの文字列値を更新します。 [Start]、[Run] の順にクリックします。
結果: [Run] ダイアログボックスが表示されます。
regedit と入力し、[OK] をクリックします。
結果: [Registry Editor] ウィンドウが表示されます。
HKEY_LOCAL_MACHINE/Software/Selsius Systems Inc./Selsius Unified Message Interface をクリックします。
結果: デフォルト情報がサブフォルダとともに表示されます。
[Trace] という文字列を編集します。 [Trace] で右クリックし、[Modify] を選択します。
結果: [Edit String] ダイアログボックスが表示されます。
SumiLog.txt と入力します。
[OK] をクリックします。
結果: 入力したデータは [Trace] に表示され、トレース機能が有効になります。
Windows Explorer を開き、Cisco \ Bin のサブディレクトリに移動します。
ファイル SumiLog.txt をダブルクリックします。 このファイルを表示するには、ウィンドウを更新します。
結果: ログ ファイルは、ボイス メール システムと Cisco CallManager の間で送受信されるすべてのメッセージを報告します。 次に、トレース ファイルに表示される可能性がある情報の例を示します(実際のトレース ファイルのパラメータは下記のものとは少し異なります)。
15:24:39.703 |Process Initalizing () 15:24:39.703 |Read OutputDnFormat string: 92%05s 15:24:39.703 |Read InutDnSignificantDigits: 5 15:24:40.694 |Init - Dirn - 5100, Port - COM1 15:24:40.694 |Opening the com port
トレース ログで診断情報を確認するか、またはボイス メールで送受信される形式が予想どおりであることを確認します。 確認が完了したら、[Registry Editor] ウィンドウに戻ります。
[Trace] という文字列を編集します。 [Trace] で右クリックし、[Modify] を選択します。
結果: [Edit String] ダイアログボックスが表示されます。
SumiLog.txt を削除し、ボックスは空のままにしておきます。
[OK] をクリックします。
結果: [Trace] には引用符のみが表示され、トレース機能が無効になります。 重要: これを行わないと、SumiLog は増え続け、最終的に相当なディスク領域が消費されます。
このセクションでは、発生する可能性のあるエラーの一覧を示します。
問題: Windows Explorer で SumiTrace.txt ファイルが見つからない。
条件: これはトレース データを正しく入力し損った場合に発生する可能性があります。
解決策: 「トレース ログをオンにする」セクションの手順を繰り返して再試行します。
問題: レジストリでこのエントリ値を変更すると、[OutputDnFormat] 値が「%010s」と報告される。
条件: これがその文字列のデフォルト値です。その文字列を異なる値を使用して変更しなかったか、または文字列が正しく変更されなかったことを示します。 また、レジストリを変更した後は、必ず Cisco Messaging Interface を停止して再起動してください。
解決策: 「数字形式を調整する」セクションの手順 4 ~ 6 を繰り返し、TraceLog.txt ファイルを確認して適切な値のデータが入力されていることを確認します。
問題: レジストリでこのエントリ値を変更しても、デフォルトの桁数である 10 という値が報告される。
条件: これがそのダブルワードのデフォルト値です。そのダブルワードを異なる値を使用して変更しなかったか、またはダブルワードが正しく変更されなかったことを示します。 また、レジストリを変更した後は、必ず Cisco Messaging Interface を停止して再起動してください。
解決策: 「数字形式を調整する」セクションの手順 7 ~ 10 を繰り返し、TraceLog.txt ファイルを確認して適切な値のデータが入力されていることを確認します。
このセクションでは、各メニューで更新すべき値を説明します。
メニュー 1.1 の次の値を更新します (メイン メニューから [1].を選択します。 メニュー [1] から [1] を選択します)。
PBX タイプ: 3 - Centrex #1AESS 全二重。
内線番号の桁数(アウトコールや ECP に使用): メールボックスの長さに設定します。
内線番号の桁数(メッセージ待機に使用): 10
注: Cisco Messaging Interface は、デフォルトでメッセージ待機インジケータに 10 桁の内線番号を使用します。 これは Windows レジストリの値を変更することで調整可能です。 詳細については、「Cisco Messaging Interface の統合」を参照してください。
メニュー 4.1 の次の値を更新します (メイン メニューから [4].を選択します。 メニュー [4] から [1] を選択します)。
内線/電話番号: 2 桁の物理リンク番号(表を参照)の次にメッセージ デスク番号、その次に特定の各ポートに接続されている各アナログ回線の LTN(論理端末番号)を入力します。 このフィールドには、次の形式の 9 桁の数字が入力されている必要があります。
LLGGGMMMM
LL = 物理リンク番号(常に 01)
GGG = メッセージ デスク(DCC)番号(常に 001)
MMMM = 論理端末番号(0001 ~ 0128)
回線タイプ: 35 ループ スタート
M 列: すべてのポートで N
メニュー 4.3 の次の値を更新します (メイン メニューから [4].を選択します。 メニュー [4] から [3] を選択します)。特別な RS-232 メッセージが待機している: Y
物理リンク番号 | コネクタの接続先 |
---|---|
01 | Async1 |
02 | 非同期 2 |
03 | 非同期 3 |
メニュー 6.1 の次の値を更新します (メイン メニューから [6].を選択します。 メニュー [6] から [1] を選択します)。
フラッシュ オンフック時間: 850 ミリ秒
一時停止時間: 1000 ミリ秒
コール転送のダイヤリング シーケンス: FPN
コール再接続のダイヤリング シーケンス:
無応答(Ring No Answer): F
話し中(Busy): F
注: お使いの PBX でこれらのダイヤリング シーケンスを確認します。
メニュー 6.5 でこれらの [Integration Link Management] 値を更新します (メイン メニューから [6].を選択します。 メニュー [6] から [5] を選択します)。
リンク番号: ((1 ~ 3)
リンク名:
システムが統合されるスイッチのタイプ: 3 - 1A ESS/SMDI
フルデュプレックス
ボー レート: 3 ~ 9600 Baud
データ ビットの数: 0 ~ 7 データ ビット
ストップ ビットの数: 0 ~ 1 ストップ ビット
パリティ(なし/奇数/偶数): 2 - 偶数パリティ
XON/XOFF: 1 - XON/XOFF を無視
キャリア検出: 1 - キャリア検出は未使用
SMDI メッセージ待機をチェックするための内線番号: 空欄のまま
最大 メッセージ 待機処理数(1 秒あたり): 1
このリンクが関連付けられているスイッチ番号: 1
SMDI リンク ダウン アラームのしきい値カウンタ: 1
注: 上記のメニューを設定した後、メニュー 6.5.5 を選択して統合リンクをリセットします。
メニュー 8 の次の値を更新します(メイン メニューから [8].を選択します)。
加入者の内線番号
注: 先行するゼロとメールボックス番号を使用して、「加入者の内線番号」を設定できます。 たとえば、メールボックス 5001 は、10 桁の 0000005001 を加入者のステーション番号とすることができます。
Octel Communications は、Cisco CallManager の PC 上の COM ポートから Octel 250 に接続するケーブルを提供します。 ケーブル(部品番号 057-1323-000)と DB25-to-DB9 コネクタを一緒に使用します。 このケーブルを Octel 250 の CF ボードの適切なシリアル ポートに接続します。 図 2 を参照してください。
各 FLT ボードは、最大 8 つのアナログ音声ポートをサポートします。 FLT ごとに 25 ペアのアンフェノール ケーブルが 1 本必要です。 図 3 は、8 つの音声ポートごとに適したケーブルのピン配列を示します。
設置が完了したら、統合できているかをテストするため、次のシナリオを使用します。
2 つのテスト用内線番号に関連付けたメールボックスを 2 つ作成します。 各メールボックスで名前とパーソナル グリーティングを録音します。
テスト用内線番号は、話中および無応答時にコールを Octel システム アクセス番号に転送します。
1 つのテスト用内線番号を使用して別のテスト用内線番号に発信して呼び出します。 パーソナル グリーティングが再生されます。
メッセージを残してください。 メッセージ待機インジケータがオンになっていることを確認します。
応答機能への転送が正常に行われたことを確認します。
テスト用内線番号から Octel 250 に発信します。 録音した名前が再生され、パスワードの入力が要求されるはずです。
メールボックスのメッセージを確認します。 直接応答機能が動作していることを確認します。 これを行うには、メッセージの最後に 8 を押します。
メッセージを削除する。 メッセージ待機インジケータがオフになっていることを確認します。
Cisco Technical Assistance Center
170 West Tasman Drive San Jose, CA 95134 (408) 526-4000
Octel Messaging Division
1001 Murphy Ranch Road
Milpitas, CA 95035-7912
(408) 321-2000