この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
コール制御シグナリングの SIP を展開している場合、SIP ゲートウェイ、SIP プロキシ サーバ、Unified Communications アプリケーション、リモート クラスタ、またはセッション管理エディションなどの外部デバイスに Cisco Unified Communications Manager を接続する SIP トランクを設定します。
Cisco Unified CM の管理の内部で、[SIP Trunk Configuration] ウィンドウには、Cisco Unified Communications Manager が SIP コールの管理に使用する SIP シグナリング設定が含まれています。
SIP トランクには最大 16 の異なる接続先アドレスを割り当てられます。これには、IPv4 または IPv6 アドレッシング、完全修飾ドメイン名、単一の DNS SRV レコードを使用します。
SIP トランクの次の機能を設定できます。
回線と名前の識別サービス
Delayed Offer、Early Offer、Best Effort Early Offer
シグナリング暗号化と認証
SRTP によるメディア暗号化
IPv6 デュアル スタックのサポート
[ビデオ(Video)]
BFCP と共有するプレゼンテーション
遠端カメラ制御
DTMF リレー
発信側の正規化
URI ダイヤル
Q.SIG サポート
T.38 ファックス サポート
SIP オプション
DTMF シグナリングの選択
(注) | クラスタ A からクラスタ B で小規模 IP テレフォニー(SIPT)の Q.SIG を有効にした場合、匿名またはテキストで "INVITE" を受領しても、Cisco Unified Communications Manager は "INVITE" を Q.SIG データにエンコードしません。リーフ クラスタで同じようにデコードすると、何も表示されず、空の番号が転送されます。 |
(注) | Q.SIG を有効にすると、URI ダイヤルが予期したとおりに応答しません。Q.SIG を無効にすると、Cisco Call Back が 2 つのクラスタ間で応答しません。 |
また、一般的なデバイス設定で IP アドレッシング モードを設定することで、デュアル スタック サポートで SIP トランクを設定することもできます。詳細をここに追加します。
SIP トランク セキュリティ プロファイルを設定して、ダイジェスト認証、シグナリングとメディアの暗号化などのセキュリティで自分のトランクを設定することもできます。このプロファイルにはダイジェスト認証や TLS シグナリングが含まれ、そのプロファイルをネットワークの SIP トランクに関連付けます。発信メディアを暗号化するには、SRTP メディアを有効にするためにトランクを設定する必要もあります。
ネットワークの各 SIP トランクに SIP トランク セキュリティ プロファイルを割り当てる必要があります。デフォルトでは、Cisco Unified Communications Manager がすべての SIP トランクに、事前に定義された非セキュアな SIP トランク セキュリティ プロファイルを適用します。
SIP トランク セキュリティ プロファイルを使用することにより、ネットワークの SIP トランクの TLS シグナリング暗号化とダイジェスト認証のようなセキュリティを設定できます。SIP トランク セキュリティ プロファイルを設定し、そのプロファイルを SIP トランクに割り当てると、プロファイルのセキュリティの設定がトランクに適用されます。
ネットワークに異なる SIP トランクの設定がある場合に、複数の SIP トランク セキュリティ プロファイルを設定することで、さまざまなセキュリティ要件に対応できます。
(注) | ネットワークにセキュリティを設定するには、CTL クライアントをセットアップし、IPSec を設定する必要もあります。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』を参照してください。 |
SIP トランクを設定する前に、次の手順を実行します。
トランク接続を把握できるように、ネットワーク トポロジを計画します。
トランクの接続先のデバイスと、それらのデバイスが SIP をどのように実装するかを確実に理解します。それらのデバイスが SIP を実装している場合は、SIP 正規化スクリプトを適用する必要が生じることがあります。
トランクの SIP プロファイルを設定します。
さらに、SIP トランクを設定する前に、次を設定します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | SIP トランク セキュリティ プロファイルの設定 | SIP トランクに適用する任意のセキュリティ設定を使用して、SIP トランク セキュリティ プロファイルを設定します。たとえば、ダイジェスト認証、デバイス セキュリティ モード、および SIP シグナリングの TLS 暗号化を設定できます。 SIP トランク セキュリティ プロファイルを設定しなければ、デフォルトで、Cisco Unified Communications Manager によって非セキュアの SIP トランク セキュリティ プロファイルが適用されます。 |
ステップ 2 | 共通デバイス設定の実行 | トランクの共通デバイス設定を実行します。デュアルスタック トランクの場合、IP アドレッシングの優先順位を設定します。 |
ステップ 3 | SIP トランクの設定 | ネットワークの SIP トランクを設定します。[トランクの設定(Trunk Configuration)] ウィンドウで、トランクの SIP 設定を実行します。SIP プロファイル、SIP トランク セキュリティ プロファイル、および共通デバイス設定を SIP トランクに割り当てます。また、トランク接続に必要な SIP の正規化および透明性スクリプトを割り当てます。たとえば、SIP トランクが Cisco TelePresence VCS に接続する場合、vcs-interop スクリプトを SIP トランクに割り当てる必要があります。 |
ネットワークで SIP トランクに割り当てられる SIP トランク セキュリティ プロファイルを設定するには、次の手順を使用します。ダイジェスト認証や TLS 暗号化シグナリングのようなセキュリティ機能を設定するために、SIP トランクにプロファイルを割り当てることができます。SIP トランク セキュリティ プロファイルを設定しない場合、Cisco Unified Communications Manager により、ネットワークの SIP トランクにセキュアではないプロファイルが割り当てられます。
SIP トランクに SIP トランク セキュリティ プロファイルを割り当てるには、次の手順を使用します。
共通デバイス設定は、ユーザ固有のサービス属性と機能属性で構成されています。デュアル スタックの電話やトランクを設定している場合、共通デバイス設定で IP アドレッシング モードの優先順位を設定できます。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 | [共通デバイス設定(Common Device Configuration)] ウィンドウで各フィールドを設定します。フィールドとその説明については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 4 | SIP トランクまたは SCCP 電話機では、[IP アドレッシング モード(IP Addressing Mode)] ドロップダウン リスト ボックスの値を選択してください。
|
ステップ 5 | デュアル スタックの電話やトランクでは、[シグナリグ用 IP アドレッシング モード優先設定(IP Addressing Mode Preference for Signaling)] ドロップダウン リスト ボックスで次の IP アドレッシング モード優先設定を入力します。 |
ステップ 6 | [保存(Save)] をクリックします。 |
SIP トランクの設定を行うには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 | [新規追加(Add New)] をクリックします。 |
ステップ 3 | [トランク タイプ(Trunk Type)] ドロップダウン リスト ボックスから、[SIP トランク(SIP Trunk)] を選択します。 |
ステップ 4 | [プロトコル タイプ(Protocol Type)] ドロップダウン リスト ボックスから、設定する SIP トランクのタイプを選択します。
|
ステップ 5 | [Next] をクリックします。 |
ステップ 6 | このトランクに共通デバイス設定を適用する場合は、[共通デバイス設定(Common Device Configuration)] ドロップダウン リスト ボックスから設定を選択します。 |
ステップ 7 | SIP トランクの宛先アドレスを設定します。
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ステップ 8 | [SIP トランク セキュリティプロファイル(SIP Trunk Security Profile)] ドロップダウン リスト ボックスから、このトランクに SIP トランク セキュリティプロファイルを割り当てます。 |
ステップ 9 | [SIP プロファイル(SIP Profile)] ドロップダウン リスト ボックスから、このトランクに SIP プロファイルを割り当てます。 |
ステップ 10 | (オプション)この SIP トランクに正規化スクリプトを割り当てる場合は、[正規化スクリプト(Normalization Script)] ドロップダウン リスト ボックスから、割り当てるスクリプトを選択します。 |
ステップ 11 | [トランクの設定(Trunk Configuration)] ウィンドウのその他のフィールドを設定します。フィールドとその設定の詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
ステップ 12 | [保存(Save)] をクリックします。 |