この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
保留中ビデオは、ビデオ コンタクト センター向けの機能です。この機能により、顧客は、ビデオ コンタクト センターをコールしてエージェントに最初の相談を行った後に、特定のビデオを見ることができます。この場合、エージェントが、保留中の顧客向けに再生するこのビデオ ストリームを選択します。
保留中ビデオ サーバは、メディア コンテンツ サーバとして、Cisco Unified Communications Manager の指示により、音声およびビデオ コンテンツのストリーム配信を行うことができます。メディア コンテンツ サーバは、信号プロトコルに SIP を使用する Unified Communications Manager に制御され、音声とビデオの保存およびストリーム配信ができる外部デバイスです。1080p、720p の高解像度、または 360p などの低い解像度のビデオ コンテンツを提供できます。メディア コンテンツ サーバには Cisco MediaSense を使用します。
ビデオ コンタクト センターに加えて、一般的な保留中ビデオの機能が必要な企業内にも、保留中ビデオを導入できます。保留中ビデオ サーバの [デフォルトのビデオ コンテンツ識別子(Default Video Content Identifier)] を設定して、保留中のユーザ向けに再生するビデオ ストリームを識別できます。
![]() (注) | Customer Voice Portal(CVP)による発信者情報の転送を導入するユニファイド コンタクト センターで、保留中ビデオの機能を利用するには、Cisco Unified Communications Manager と CVP 間の SIP トランクに保留中ビデオのリソースを割り当てる必要があります。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | Cisco MediaSense サーバへの SIP トランクの作成 | Cisco MediaSense クラスタへの SIP トランクを設定します。 |
ステップ 2 | 保留ビデオ サーバの設定 | MediaSense サーバに保存されているビデオ コンテンツを特定する保留ビデオ サーバを Cisco Unified Communications Manager で設定します。 |
Unified Communications Manager には、Cisco MediaSense クラスタへの SIP トランクを設定する必要があります。Cisco MediaSense サーバへの SIP トランクには、Cisco MediaSense ノードの IP アドレスが含まれています。Unified Communications Manager SIP トランクは、最大 16 の宛先 IP アドレスをサポートします。
![]() (注) | Cisco MediaSense クラスタには、冗長性と拡張性のために 2 個以上のノードが必要です。 SIP トランクにデフォルト設定を設定します。SIP トランク上では、Video on Hold 機能に対応したその他の設定はサポートされていません。 |
保留ビデオ サーバの SIP トランクは Cisco MediaSense サーバを指し、デフォルトのコンテンツ ID は MediaSense サーバに存在するストリーム ID を指します。コンテンツ ID は任意の英数文字列です。
拡張位置のコール アドミッション制御の機能を使用するために、Cisco MediaSense サーバを、Unified Communications Manager のクラスタに配置できます(MediaSense のクラスタは、保留中のパーティが登録されているクラスタに直接接続します)。その場合、Unified Communications Manager クラスタは、保留中のパーティが位置する場所と Cisco MediaSense が位置する場所との間の帯域幅を縮小する役割を担います。保留中ビデオの連携動作は、720p または 1080p のビデオ ストリームを使用するため、既存のセッションのビデオ品質を維持するために、新規のセッションを可能にする前に帯域幅の使用を考慮することが重要です。