clear rip statistics
clear rip statistics 特権 EXEC モード コマンドは、すべてのインターフェイスおよびすべてのピアの統計カウンタをクリアします。
構文
clear rip statistics
パラメータ
該当なし
コマンド モード
特権 EXEC モード
例
次に、すべてのカウンタをクリアする例を示します。
switchxxxxxx# clear rip statistics
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この章は、次の項で構成されています。
clear rip statistics 特権 EXEC モード コマンドは、すべてのインターフェイスおよびすべてのピアの統計カウンタをクリアします。
clear rip statistics
該当なし
特権 EXEC モード
次に、すべてのカウンタをクリアする例を示します。
switchxxxxxx# clear rip statistics
RIP(Routing Information Protocol)へのデフォルト ルートを生成するには、ルータ コンフィギュレーション モードで default-information originate コマンドを使用します。この機能を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-information originate
no default-information originate
デフォルト ルートは RIP によって生成されません。
ルータ RIP コンフィギュレーション モード
デフォルト ルートの生成を有効にするには、コマンドを使用します。
例 1:次の例では、デフォルト ルートを生成する方法を示します。
switchxxxxxx(config)# router rip switchxxxxxx(config-rip)# default-information originate switchxxxxxx(config-rip)# exitdefault-metric ルータ RIP コンフィギュレーション モード コマンドは、他のプロトコルによって(たとえばスタティック設定)RIP アドバタイズ ルートが取得された場合のデフォルト メトリック値を設定します。このコマンドの no 形式を使用すると、デフォルト値が設定されます。
default-metric [metric-value]
no default-metric
metric-value:デフォルト メトリック値。範囲:1 ~ 15。
metric-value:1。
ルータ RIP コンフィギュレーション モード
次の例は、デフォルト メトリックを 2 に設定する方法を示します。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# default-metric 2
switchxxxxxx(config-rip)# exit
ip rip authentication key-chain IP インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドは、認証の種類に使用でき、認証の種類を指定する一連のキーを指定します。このコマンドの No 形式を使用するとデフォルトに戻ります。
ip rip authentication key-chain name-of-chain
no ip rip authentication key-chain
name-of-chain:キー セットの名前を指定します。名前変更パラメータは、key chain CLI コマンドで指定されたキーのリストを指定します。
キー チェーンは定義されていません。
IP コンフィギュレーション モード
キー チェーン名を定義するには、ip rip authentication key-chain IP インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドを使用します。IP インターフェイスごとに 1 つのキー チェーンのみ定義できます。各 ip rip authentication key-chain コマンドは、以前の定義をオーバーライドします。
キー チェーン内のキーを円滑にロール オーバーするため、キーに以前のキーの有効期限が切れる数分前に開始する有効期限を設定する必要があります。
次に、チェーン名を定義する例を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip authentication key-chain alpha
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip authentication mode IP インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドは、認証を有効にします。このコマンドの No 形式を使用するとデフォルトに戻ります。
ip rip authentication mode {text | md5}
no ip rip authentication mode
text:クリア テキスト認証を指定します。
md5:MD5 認証を指定します。
認証なし
IP コンフィギュレーション モード
MD5 認証を有効にする場合、ip rip authentication key-chain インターフェイス コマンドでキー チェーンの名前を設定する必要があります。IP インターフェイスのキー チェーンが定義されていないか、有効なキーがない場合は、その IP インターフェイスでは RIP パケットが送信されず、受信した IP インターフェイスのパケットはドロップされます。
クリア テキスト認証を有効にする場合、ip rip authentication-key インターフェイス コマンドでパスワードを設定する必要があります。IP インターフェイスのパスワードが定義されていない場合は、その IP インターフェイスでは RIP パケットが送信されず、受信した IP インターフェイスのパケットはドロップされます。
次に、md5 モードを設定する例を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip authentication mode md5
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
RIP クリア テキスト認証を使用している隣接ルータが使用するパスワードを割り当てるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip rip authentication-key コマンドを使用します。RIP パスワードを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip rip authentication-key password
no ip rip authentication-key
password:キーボードから入力可能な最大 16 文字の文字列。
パスワードは指定されません。
IP コンフィギュレーション モード
このコマンドで作成するパスワードは「キー」として使用され、このキーはスイッチ ソフトウェアによるルーティング プロトコル パケットの発信時に RIP ヘッダーに直接挿入されます。各サブネットワークに別のパスワードを割り当てることができます。RIP 情報を交換するには、同じサブネットワーク上のすべての隣接ルータが同じパスワードを持っている必要があります。
IP インターフェイスごとに 1 つのパスワードのみ定義できます。各 ip rip authentication-key コマンドは、以前の定義をオーバーライドします。
次に、パスワードを定義する例を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip authentication mode text
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip authentication-key alph$$12
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip default-information originate IP インターフェイスは、RIP のデフォルト ルートのメトリックを生成します。機能を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip rip default-information originate {disable | metric}
no ip rip default-information originate
disable:デフォルト ルートを送信しません。
metric:デフォルト ルートのメトリック値。範囲:1 ~ 15。
RIP の動作は default-information originate コマンドによって指定されます。
IP コンフィギュレーション モード
特定の IP インターフェイス上で default-information originate コマンドによって指定された RIP 動作をオーバーライドするには、このコマンドを使用します。
次の例では、メトリック 3 のデフォルト ルートの送信を有効にする方法を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip default-information originate 3
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip distribute-list in IP コンフィギュレーション モード コマンドは、着信 RIP アップデート メッセージ内のルートのフィルタリングを有効にします。このコマンドの no 形式は、フィルタリングを無効にします。
ip rip distribute-list access access-list-name in
no ip rip distribute-list in
access-list-name:最大 32 文字の標準 IP アクセス リスト名。このリストは、着信 RIP アップデート メッセージ内のどのルートを承認し、どのルートを抑制するかを定義します。
フィルタリングなし
IP コンフィギュレーション モード
受信した RIP アップデート メッセージから各ネットワークがアクセス リストによって評価され、リストによって許可されている場合にのみ承認されます。詳細については、ip access-list (IP standard) および ip prefix-list コマンドを参照してください。
次に、入力フィルタリングを定義する例を示します。
witchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip distribute-list access 5 in
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip distribute-list out IP コンフィギュレーション モード コマンドは、発信 RIP アップデート メッセージ内のルートのフィルタリングを有効にします。このコマンドの no 形式は、フィルタリングを無効にします。
ip rip distribute-list access access-list-name out
no ip rip distribute-list out
access-list-name:最大 32 文字の標準 IP アクセス リスト名。このリストは、発信 RIP アップデート メッセージ内のどのルートを送信し、どのルートを抑制するかを定義します。
フィルタリングなし
IP コンフィギュレーション モード
IP フォワーディング テーブルから各ネットワークがリストによって評価され、リストによって許可される場合にのみ RIP アップデート メッセージに含められます。ip access-list (IP standard) および ip prefix-list コマンドを参照してください。
次に、発信フィルタリングを定義する例を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip distribute-list access 5 out
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip offset IP コンフィギュレーション モード コマンドは、着信ルートへの追加のメトリックを定義します。このコマンドの No 形式を使用するとデフォルトに戻ります。
ip rip offset offset
no ip rip offset
offset:受信したルートに適用するオフセットを指定します。範囲:1 ~ 15。
offset:1。
IP コンフィギュレーション モード
次の例は、オフセットを 2 に設定する方法を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip offset 2
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip passive-interface IP インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドは、IP インターフェイス上の RIP パケットの送信を無効にします。このコマンドの no 形式は、RIP パケットの送信を再び有効にします。
ip rip passive-interface
no ip rip passive-interface
RIP メッセージは送信されます。
IP コンフィギュレーション モード
特定の IP インターフェイスで RIP メッセージの送信を停止するには、ip rip passive-interface コマンドを使用します。すべてのインターフェイスで RIP メッセージの送信を停止するには、passive-interface コマンドを使用します。
注。no ip rip passive-interface コマンドは、passive-interface コマンドをオーバーライドしません。
次の例では、RIP メッセージの送信を停止する方法を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip passive-interface
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip distribute-list in IP コンフィギュレーション モード コマンドは、着信 RIP アップデート メッセージ内のルートのフィルタリングを有効にします。このコマンドの no 形式は、フィルタリングを無効にします。
ip rip distribute-list access access-list-name in
no ip rip distribute-list in
access-list-name:最大 32 文字の標準 IP アクセス リスト名。このリストは、着信 RIP アップデート メッセージ内のどのルートを承認し、どのルートを抑制するかを定義します。
フィルタリングなし
IP コンフィギュレーション モード
受信した RIP アップデート メッセージから各ネットワークがアクセス リストによって評価され、リストによって許可されている場合にのみ承認されます。詳細については、ip access-list (IP standard) および ip prefix-list コマンドを参照してください。
次に、入力フィルタリングを定義する例を示します。
witchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip distribute-list access 5 in
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip distribute-list out IP コンフィギュレーション モード コマンドは、発信 RIP アップデート メッセージ内のルートのフィルタリングを有効にします。このコマンドの no 形式は、フィルタリングを無効にします。
ip rip distribute-list access access-list-name out
no ip rip distribute-list out
access-list-name:最大 32 文字の標準 IP アクセス リスト名。このリストは、発信 RIP アップデート メッセージ内のどのルートを送信し、どのルートを抑制するかを定義します。
フィルタリングなし
IP コンフィギュレーション モード
IP フォワーディング テーブルから各ネットワークがリストによって評価され、リストによって許可される場合にのみ RIP アップデート メッセージに含められます。ip access-list (IP standard) および ip prefix-list コマンドを参照してください。
次に、発信フィルタリングを定義する例を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip distribute-list access 5 out
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip offset IP コンフィギュレーション モード コマンドは、着信ルートへの追加のメトリックを定義します。このコマンドの No 形式を使用するとデフォルトに戻ります。
ip rip offset offset
no ip rip offset
offset:受信したルートに適用するオフセットを指定します。範囲:1 ~ 15。
offset:1。
IP コンフィギュレーション モード
次の例は、オフセットを 2 に設定する方法を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip offset 2
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip passive-interface IP インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドは、IP インターフェイス上の RIP パケットの送信を無効にします。このコマンドの no 形式は、RIP パケットの送信を再び有効にします。
ip rip passive-interface
no ip rip passive-interface
RIP メッセージは送信されます。
IP コンフィギュレーション モード
特定の IP インターフェイスで RIP メッセージの送信を停止するには、ip rip passive-interface コマンドを使用します。すべてのインターフェイスで RIP メッセージの送信を停止するには、passive-interface コマンドを使用します。
注。no ip rip passive-interface コマンドは、passive-interface コマンドをオーバーライドしません。
次の例では、RIP メッセージの送信を停止する方法を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip passive-interface
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ip rip shutdown IP インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドは、RIP インターフェイスの状態を enabled から disabled に変更します。このコマンドの no 形式は、状態を enabled の値に戻します。
ip rip shutdown
no ip rip shutdown
有効
IP コンフィギュレーション モード
設定を削除せずに IP インターフェイスの RIP を無効にするには、ip rip shutdown CLI コマンドを使用します。ip rip shutdown CLI コマンドは、network CLI コマンドによって作成された RIP インターフェイスだけに適用できます。ip rip shutdown CLI コマンドは、RIP インターフェイス設定を削除しません。
次の例では、1.1.1.1 の IP インターフェイスで RIP メッセージを無効にする方法を示します。
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip shutdown
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
network ルータ RIP コンフィギュレーション モード コマンドは、特定の IP インターフェイスで RIP を有効にします。このコマンドの no 形式は、特定の IP インターフェイスで RIP を無効にして、そのインターフェイス設定を削除します。
network ip-address [shutdown]
no network ip-address
ip-address:スイッチの IP インターフェイスの IP アドレス。
shutdown:シャットダウン状態のインターフェイスで RIP が有効です。
ルータ RIP コンフィギュレーション モード
RIP は、手動で設定された IP インターフェイスでのみ定義できます。これは、DHCP で定義された IP アドレス、またはデフォルトの IP アドレスでは RIP を定義できないことを意味します。
RIP 設定のデフォルト値を変更して、no ip rip shutdown CLI コマンドを使用し、インターフェイスで RIP を作成する場合は、shutdown キーワードを指定して network CLI コマンドを使用します。
IP インターフェイスの RIP を削除し、そのインターフェイス設定を削除するには、no network CLI コマンドを使用します。
例 1。次の例では、デフォルトのインターフェイス構成の IP インターフェイス 1.1.1.1 で RIP を有効にする方法を示します。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# network 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-rip)# exit
例 2。次の例では、シャットダウン状態の 1.1.1.1 で RIP を有効にして、メトリックを設定し RIP を開始します。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# network 1.1.1.1 shutdown
switchxxxxxx(config-rip)# exit
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# ip rip offset 2
switchxxxxxx(config-route-map)# no ip rip shutdown
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
すべての RIP IP インターフェイスでルーティング アップデートの送信を無効にするには、ルータ RIP コンフィギュレーション モードで passive-interface コマンドを使用します。RIP ルーティング アップデートの送信を再び有効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
passive-interface
no passive-interface
ルーティング アップデートは、すべての IP RIP インターフェイスで送信されます。
ルータ RIP コンフィギュレーション モード
passive-interface コマンドを使用した後、no ip rip passive-interface コマンドを使用して隣接関係が必要な個々のインターフェイスを設定できます。
次の例では、すべての IP インターフェイスをパッシブとして設定し、次に IP インターフェイス 1.1.1.1 を除外します。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# passive-interface
switchxxxxxx(config-rip)# network 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-rip)# network 2.2.2.2
switchxxxxxx(config-rip)# network 3.3.3.3
switchxxxxxx(config-rip)# exit
switchxxxxxx(config)# interface ip 1.1.1.1
switchxxxxxx(config-route-map)# no ip rip passive-interface
switchxxxxxx(config-route-map)# exit
ルーティング ドメインから別の RIP ルーティング ドメインに ルートを再配布するには、ルータ RIP コンフィギュレーション モードで redistribute コマンドを使用します。再配布を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
redistribute protocol [metric {metric-value | transparent}]
no redistribute protocol
protocol:ルートの再配布元のプロトコルです。connected または static のいずれかのキーワードを指定できます。
metric transparent:RIP で RIP メトリックとして再配布ルートの配布元プロトコル メトリックを使用します。16 よりも小さいメトリックを持つルートのみが再配布されます。
metric metric-value:再配布されたルートに割り当てられたメトリックを指定します。この値は、default-metric コマンドを使用して指定したメトリック値よりも優先されます。
ルート再配布は無効です。
ルータ RIP コンフィギュレーション モード
配布元プロトコルに配布されたルートは、これにより再配布されることはありません。
connected キーワードは、RIP が有効になっていない定義済みの IP インターフェイスに対応する RIP ルートへ再配布するために使用します。デフォルトでは、RIP ルーティング テーブルには、有効になっている IP インターフェイスのみに対応するルートのみが含まれています。
static キーワードは、RIP スタティック ルートを再配布する場合に使用します。デフォルトでは、スタティック ルートは RIP に再配布されません。
メトリック値をルート マップで(set metric コマンドで)設定する場合、この値は metric-value 引数で指定されたメトリック値よりも優先されます。
metric キーワードが定義されていない場合、default-metric CLI コマンドで指定されたメトリックが、再配布されたルートに割り当てられます。ルート マップによって設定されたメトリック値が 16 以上の場合、ルートは再配布ではありません。
キーワードを変更または無効にしても、他のキーワードの状態には影響しません。
redistribute コマンドに設定したオプションを削除するには、期待する結果が得られるように redistribute コマンドの no 形式を慎重に使用する必要があります。
例 1。次の例では、透過的なメトリックでの RIP によるスタティック ルートの再配布を有効にします。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# redistribute static metric transparent
switchxxxxxx(config-rip)# exit
例 2。次の例では、透過的なメトリックでの RIP によるスタティック ルートの再配布を有効にして、次にメトリックをデフォルトに変更します。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# redistribute static metric transparent
switchxxxxxx(config-rip)# no redistribute static metric transparent
switchxxxxxx(config-rip)# exit
例 3。次の例では、デフォルトのメトリックでの RIP によるスタティック ルートの再配布を有効にして、次にメトリックを透過的に変更します。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# redistribute static
switchxxxxxx(config-rip)# redistribute static metric transparent
switchxxxxxx(config-rip)# exit
例 4。次の例では、透過的なメトリックでの RIP によるスタティック ルートの再配布を有効にします。2 番目の再配布コマンドの影響はありません。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# redistribute static metric transparent
switchxxxxxx(config-rip)# redistribute static
switchxxxxxx(config-rip)# exit
例 5。次の例では、RIP によるスタティック ルートの再配布を無効にします。
switchxxxxxx(config)# router rip
switchxxxxxx(config-rip)# no redistribute static
switchxxxxxx(config-rip)# exit
router rip グローバル コンフィギュレーション モード コマンドは、ルータ RIP モードを指定し、無効になっている場合は有効にします。このコマンドの no 形式は、RIP をグローバルに無効にして、その設定を削除します。
router rip
no router rip
無効
グローバル コンフィギュレーション モード
RIP は次のグローバル状態をサポートしています。
disabled
enabled
shutdown
RIP グローバル状態の値が disabled(デフォルト値)の場合、RIP は動作せず、設定できません。この状態が設定されている場合、RIP 設定は削除されます。任意の RIP グローバル状態から no router rip CLI コマンドによって状態を設定できます。
RIP グローバル状態の値が shutdown の場合、RIP は動作しませんが、設定はできます。この状態が設定されている場合は、RIP 設定は変更されません。enabled RIP グローバル状態から shutdown CLI コマンドによって状態を設定できます。
RIP グローバル状態の値が enabled の場合、RIP は動作しており、設定できます。状態は、disabled RIP グローバル状態から router rip CLI コマンドによって、また shutdown RIP グローバル状態から no shutdown CLI コマンドによって設定できます。
次の例は、RIP をグローバルに有効にする方法を示します。
router rip
show ip rip database 特権 EXEC モード コマンドは、RIP データベースに関する情報を表示します。
show ip rip database [all | brief | ip-address]
all:すべての RIP インターフェイスに関する完全な RIP データベース情報を提供します。オプションはパラメータを省略した場合を想定しています。
brief:RIP データベース情報の一覧ビューを提供します。
ip-address:指定した IP アドレスに関する完全な RIP データベース情報を提供します。
特権 EXEC モード
例 1:次の例では、すべての RIP インターフェイスに関する完全な RIP データベース情報を表示します。
switchxxxxxx# show ip rip database
RIP is enabled
RIP Administrative state is UP
Default metric value is 1
Redistributing is enabled from
Connected:
Metric is default-metric
Static:
Metric is transparent
IP Interface: 1.1.1.1
Administrative State is enabled
IP Interface Offset is 10
Default Originate Metric is 12
Authentication Type is text
Password is afGRwitew%3
IN Filtering Type is Access List
Access List Name is 10
OUT Filtering Type is Access List
Access List Name is List12
IP Interface: 2.2.2.2
Administrative State is enabled
IP Interface Offset is 2
No Default Originate Metric
Authentication Type is MD5
Key Chain Name is chain1
IN Filtering Type is Access List
Access List Name is 10
OUT Filtering Type is Access List
Access List Name is 12
IP Interface: 3.3.3.3
Administrative State is enabled
IP Interface Offset is 1
IP Interface is passive
Default Originate Metric 3, on passive too
No Authentication
No IN Filtering
No OUT Filtering
IP Interface: 4.4.4.4
Administrative State is shutdown
IP Interface Offset is 1
No Authentication
No IN Filtering
No OUT Filtering
例 2:次の例では、指定した IP アドレスに関する完全な RIP データベース情報を表示します。
switchxxxxxx# show ip rip database 1.1.1.1
RIP is enabled
RIP Administrative state is UP
Default Originate Metric: on passive only
Default metric value is 1
Redistributing is enabled from
Connected
Metric is default-metric
Static
Metric is transparent
IP Interface: 1.1.1.1
Administrative State is enabled
IP Interface Offset is 10
Default Originate Metric is 12
Authentication Type is text
Password is afGRwitew%3
IN Filtering Type is Access List
Access List Name is 10
OUT Filtering Type is Access List
Access List Name is List12
例 3:次の例では、すべての RIP インターフェイスに関する簡単な RIP データベース情報を表示します。
switchxxxxxx# show ip rip database brief
RIP is enabled
RIP Administrative state is UP
Default Originate Metric: route-map is condition
Default metric value is 1
Redistributing is enabled from
Connected
Metric is default-metric
Static
Metric is transparent
IP Interface Admin Offset Passive Default Auth. IN Filt. OUT Filt.
State Interface Metric Type Type Type
--------------- -------- ------- -------- ------- ----- ------- ---------
100.100.100.100 enabled 10 No 12 Text Access Access
2.2.2.2 enabled 2 No MD5 Access Access
3.3.3.3 enabled 1 Yes
4.4.4.4 shutdown 1 No
例 4:次の例では、RIP が無効の場合の出力を示します。
switchxxxxxx# show ip rip database
RIP is disabled
show ip rip peers 特権 EXEC モード コマンドは、RIP ピアに関する情報を表示します。
show ip rip peers
特権 EXEC モード
switchxxxxxx# show ip rip peers
RIP is enabled
Static redistributing is enabled with Default metric
Default redistributing metric is 1
Address Last Received Received
Update Bad Packets Bad Route
------------ --------- ---------- ---------
1.1.12 00:10:17 - 1
2.2.2.3 00:10:01 - -
shutdown ルータ RIP コンフィギュレーション モード コマンドは、RIP グローバル状態を shutdown に設定します。このコマンドの no 形式は、RIP グローバル状態を enabled に設定します。
shutdown
no shutdown
有効
ルータ RIP コンフィギュレーション モード
設定を削除せずに RIP をグローバルに停止するには、shutdown CLI コマンドを使用します。
次の例は、RIP をグローバルにシャットダウンする方法を示します。
router rip
shutdown
exit