iSCSI フローを定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで iscsi flow コマンドを使用します。iSCSI フローを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
構文
iscsi flow default | {tcp-port [ip-address]}
no iscsi flow [default | {tcp-port [ip-address]}]
パラメータ
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default:デフォルトの IPv4 フローを復元します。
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tcp-port:iSCSI ターゲットが要求をリッスンする TCP ポート番号を指定します。(範囲:1 ~ 65535)
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ip-address:iSCSI が要求をリッスンする IPv4 アドレスを指定します。
デフォルト設定
既知の TCP ポート 3260 と 860 の 2 つの iSCSI IPv4 フロー。
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
各 iscsi flowコマンドで、次の 2 つのサブフローを含めて iSCSI フローを定義します。
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イニシエータからターゲットサブフローへ:このサブフローは、tcp-port 引数で指定した宛先 TCP ポートと、ip-address 引数を設定した場合は、設定した宛先 IP アドレスで分類されます。
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ターゲットからイニシエータのサブフローへ:このサブフローは、tcp-port 引数で定義した送信元 TCP ポートと、ip-address を設定した場合は、設定した送信元 IP アドレスによって分類されます。
最大 8 つの iSCSIフ ローがサポートされます。
iSCSI のデフォルト設定を復元するには、iscsi flow default コマンドを使用します。
同じ TCP ポートの場合は、iscsi flow tcp-port コマンドを使用するか、またはいくつかの iscsi flow tcp-port ip-address コマンドを異なる IPアドレスで使用できます。
iscsi target port tcp-port ip-address コマンドで定義した iSCSI フローを削除するには、no iscsi flow tcp-port ip-address コマンドを使用します。
iscsi flow tcp-port コマンドで定義した iSCSI フローを削除するには、no iscsi flow tcp-port コマンドを使用します。
デフォルトの iSCSI フローを削除するには、no iscsi flow tcp-port コマンドを使用します。
デフォルトのすべての iSCSI フローを削除するには、no iscsi flow default コマンドを使用します。
すべての iSCSIフ ロー(デフォルトのフローを含む)を削除するには、no iscsi flow コマンドを使用します。
例
次に、iSCSI フローの 4 つのペアを定義する例を示します。
switchxxxxxx(config)# no iscsi flow default
switchxxxxxx(config)# iscsi flow 1200
switchxxxxxx(config)# iscsi flow 1201 1.1.1.1
switchxxxxxx(config)# iscsi flow 1201 1.1.1.10
switchxxxxxx(config)# iscsi flow 1201 101.12.21.410