レイヤ 3 インターフェイスの制約事項
レイヤ 3 インターフェイスの設定時には、次の注意事項および制約事項に従ってください。
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設定するレイヤ 3 VLAN インターフェイスは 2,000 個までにすることを推奨します。
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レイヤ 3 VLAN インターフェイスでは ip unnumbered コマンドがサポートされます。
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VLAN インターフェイスをサポートするには、VLAN を作成および設定し、レイヤ 2 LAN ポートに VLAN メンバーシップを割り当てます。詳細については、および「VLAN トランキング プロトコル(VTP)」を参照してください。
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ルーティングされないプロトコルのブリッジングを行うには、VLAN インターフェイス上でブリッジ グループを使用します。これはフォールバック ブリッジングと呼ばれることもあります。VLAN インターフェイスのブリッジ グループは、ルート プロセッサ(RP)のソフトウェアでサポートされます。
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Cisco IOS Release 15.1SY では、ブリッジ グループの IEEE ブリッジング プロトコルはサポートされません。VLAN ブリッジまたは Digital Equipment Corporation(DEC)スパニングツリー プロトコルを使用してブリッジ グループを設定します。
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PFC は LAN ポート レイヤ 3 サブインターフェイスで次の機能をサポートします。
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MPLS VPN を含む、IPv4 ユニキャスト転送
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MPLS VPN を含む、IPv4 マルチキャスト転送
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6PE
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EoMPLS
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IPv4 の番号付けなし
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MIBS および show vlans コマンドによる、サブインターフェイスのカウンタ
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iBGP および eBGP
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OSPF
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EIGRP
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RIPv1/v2
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RIPv2
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ISIS
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スタティック ルーティング
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単方向リンク ルーティング(UDLR)
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IGMPv1、IGMPv2、IGMPv3
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PIMv1、PIMv2
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SSM IGMPv3lite および URD
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IGMP Join
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IGMP スタティック グループ
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Multicast Routing Monitor(MRM)
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Multicast Source Discovery Protocol(MSDP)
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SSM
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IPv4 ping
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IPv6 ping
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VLAN ID が IEEE 802.1Q ネイティブ VLAN の ID の場合、 native キーワードを必ず使用してください。 native キーワードを使用せずに、IEEE 802.1Q トランクのネイティブ VLAN でカプセル化を設定しないでください。
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レイヤ 2 VLAN およびレイヤ 3 VLAN インターフェイスに使用される VLAN の ID は、レイヤ 3 サブ インターフェイスで設定されている VLAN ID とは異なります。レイヤ 2 VLAN またはレイヤ 3 VLAN インターフェイスとレイヤ 3 サブ インターフェイスで同じ VLAN ID を設定できます。
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VTP トランスペアレント モードでは、任意の標準範囲または拡張範囲の VLAN ID を使用して、サブインターフェイスを設定できます。VLAN ID 1 ~ 1005 は、VTP ドメインでグローバルであり、VTP ドメイン内の他のネットワーク デバイス上で定義することができるため、VTP クライアント/サーバ モードでは、拡張範囲 VLAN だけをサブインターフェイスとともに使用することができます。VTP クライアント/サーバ モードでは、標準範囲 VLAN がサブインターフェイスから除外されます。
(注) サブインターフェイス上で標準範囲 VLAN を設定する場合、VTP モードをトランスペアレントから変更できません。
レイヤ 3 インターフェイスのサブ インターフェイスの設定方法
サブインターフェイスを設定するには、次の作業を行います。
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ステップ 1 |
Router> enable |
特権 EXEC モードを開始します。 |
ステップ 2 |
Router# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
Router(config)# interface {{ type slot / port . subinterface } | { port-channel port_channel_number . subinterface }} |
インターフェイスを選択して、サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
Router(config-subif)# encapsulation dot1q vlan_ID [ native ] |
サブインターフェイスの 802.1Q カプセル化を設定します。 |
ステップ 5 |
Router(config-if)# exit |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ヒント Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチの詳細(設定例およびトラブルシューティング情報を含む)については、次のページに示されるドキュメントを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/switches/ps708/tsd_products_support_series_home.html
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