Unified Intelligence Center では、サーバ、データ ソース、レポート、ユーザの 4 つのタイムゾーンを構成できます。
データ ソース
データソースのタイムゾーンは、データソースの構成時に定義されます。データベースのタイムゾーンです。
レポート
レポートのタイムゾーンはレポート フィルターで定義されます。
コールセンターが複数のタイムゾーンにまたがり、レポートを比較する場合は、絶対的な日付範囲と特定の期間で履歴レポートを実行します。
ユーザ
ユーザのタイムゾーンはユーザプロファイルで設定されます。
たとえば、ニューヨークのユーザーが、中国オフィスの同僚によって実行されたレポートをレビューするよう求められた場合、ユーザーは[ユーザープロファイル]ページにアクセスして、タイムゾーンを同僚のものと一致するように変更し、同じ絶対的な日付範囲を使用してレポートを実行します。
タイムゾーンの考慮事項
システムは、ユーザがユーザのタイムゾーンのローカル時間として入力する時間固有のデータを扱い、フィルター クエリが形成されるときに、この時間をデータ ソースのタイムゾーンに変換します。
システムは、データソースから取得した時間固有のデータを、データソースのローカルとして扱い、レポートデータの日時を表示する前に、この時間をユーザのタイムゾーンに変換します。
ユーザのタイムゾーンまたはデータソースのタイムゾーンが構成されていない場合、システムは Unified Intelligence Center サーバのタイムゾーンを使用します。システムは、データソースレベルでのタイムゾーンの正規化が行われた後にのみ、これらの変換を実行します。

(注)
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週単位および月単位のレポートのスケジュールは、サーバのタイムゾーンではなく、データソースのタイムゾーンに基づきます。つまり、週と月の境界は、データベースのタイムゾーンで、週または月の最初と最後の日の午前 0 時になります。
履歴レポートを生成する場合、データの集計 (日単位/週単位/月単位/年単位) は AW データソースのタイムゾーンに基づきます。
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ユーザがフィルターに日時の値を入力する次の例を考えてみましょう。タイムゾーンの設定に応じて、システムはフィルタークエリのタイムゾーンを以下のように変換します。
フィルタ値 = 1/1/2010 12:00:00 AM
ユーザのタイムゾーン
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ユーザのタイムゾーン
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データ ソースのタイムゾーン
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データ ソースのタイムゾーン
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設定時 (+11 GMT)
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未設定時(Cisco Unified Intelligence Center サーバーのタイムゾーンを引く)
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設定時(+2 GMT)
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未設定時(Cisco Unified Intelligence Center サーバーのタイムゾーンを追加)
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 3:00:00 EET
元の時刻 – ユーザのタイムゾーンのオフセット(+11 GMT) + データソースのタイムゾーン(+2 GMT)
元の時刻に-9 (-11 +2)時間を追加
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 8:30:00 EET
元の時刻 – Cisco Unified Intelligence サーバのタイムゾーン (+5.30 GMT) + データソースのタイムゾーンのオフセット (+2 GMT)
元の時刻から 3.30(– 5.30 +2)時間を引く
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 3:00:00 EET
元の時刻 – ユーザのタイムゾーンのオフセット (+11 GMT) + データソースのタイムゾーン (+2 GMT)
元の時刻に-9 (-11 +2)時間を追加
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 6:30:00 IST
元の時刻 – ユーザのタイムゾーンのオフセット (+11 GMT) + Cisco Unified Intelligence サーバのタイムゾーン (+5.30 GMT)
元の時刻から 5.30(–11 +5.30)時間を引く
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 6:30:00 IST
元の時刻 – ユーザのタイムゾーンのオフセット (+11 GMT) + Cisco Unified Intelligence サーバのタイムゾーン (+5.30 GMT)
元の時刻から 5.30( -11 +5.30)時間を引く
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2010 年 1 月 1 日、金曜日、午前 12:00:00 IST
元の時刻に、0(– 5.30 +5.30)時間を追加
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 8:30:00 EET
元の時刻 – Cisco Unified Intelligence サーバのタイムゾーン (+5.30 GMT) + データソースのタイムゾーンのオフセット (+2 GMT)
元の時刻から 3.30(–5.30 +2)時間を引く
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2010 年 1 月 1 日、金曜日、午前 12:00:00 IST
元の時刻に0(– 5.30 +5.30)時間を追加
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次の例は、日付と時刻の値を持つデータベースを示しています。タイムゾーンの設定に応じて、システムはタイムゾーンを変換し、次のようにレポートデータで表示します。
データベース値 = 1/1/2010 12:00:00 AM
データ ソースのタイムゾーン
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データ ソースのタイムゾーン
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ユーザのタイムゾーン
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ユーザのタイムゾーン
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設定時(+11 GMT)
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未設定時(Unified Intelligence Centerサーバーのタイムゾーンを引く)
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設定時(+2 GMT)
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未設定時(Unified Intelligence Center サーバーのタイムゾーンを追加)
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 3:00:00 EET
元の時刻 – データソースのタイムゾーンオフセット(+11 GMT) + ユーザーのタイムゾーン(+2 GMT)
元の時刻に-9 (-11 +2)時間を追加
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 8:30:00 EET
元の時刻 – Unified Intelligence Center サーバのタイムゾーン (+5.30 GMT) + ユーザのタイムゾーンのオフセット (+2 GMT)
元の時刻から3.30 (– 5.30 +2)時間を引く
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 3:00:00 EET
元の時刻 – データ ソースのタイムゾーン オフセット (+11 GMT) + ユーザのタイムゾーン (+2 GMT)
元の時刻に-9 (-11 +2)時間を追加
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 6:30:00 IST
元の時刻 – データ ソースのタイムゾーンのオフセット (+11 GMT) + Unified Intelligence Center サーバのタイムゾーン (+5.30 GMT)
元の時刻から5.30 ( –11 +5.30)時間を引く
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 6:30:00 IST
元の時刻 – データ ソースのタイムゾーンのオフセット (+11 GMT) + Unified Intelligence Center サーバのタイムゾーン (+5.30 GMT)
元の時刻から5.30 ( –11 +5.30)時間を引く
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2010 年 1 月 1 日、金曜日、午前 12:00:00 IST
元の時刻に 0(– 5.30 +5.30)時間を追加
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2009 年 12 月 31 日、木曜日、午後 8:30:00 EET
元の時刻 – Unified Intelligence Center サーバのタイムゾーン (+5.30 GMT) + ユーザのタイムゾーンのオフセット (+2 GMT)
元の時刻から3.30 (–5.30 +2)時間を引く
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2010 年 1 月 1 日、金曜日、午前 12:00:00 IST
元の時刻に、0(– 5.30 +5.30)時間を追加
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