Cisco ワークグループ ブリッジについて
ワークグループ ブリッジ(WGB)は、自律 Cisco IOS アクセス ポイント(AP)で設定できるモードで、イーサネットで WGB アクセス ポイントに接続されるクライアントの代わりに Lightweight AP へのワイヤレス接続を提供します。WGB はイーサネット インターフェイス上の有線クライアントの MAC アドレスを学習し、Internet Access Point Protocol(IAPP)メッセージングを使用して Lightweight AP に報告することで、1 つのワイヤレス セグメントを介して有線ネットワークに接続します。WGB は Lightweight AP への単一のワイヤレス接続を確立して、有線クライアントへのワイヤレス アクセス接続を提供します(Lightweight AP は、WGB をワイヤレス クライアントとして扱います)。
WGB でサポートされるモードは次のとおりです。
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ローカル モード:中央認証、中央スイッチング。
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フレックス モード:中央認証、Cisco Wave 2 AP でのローカル スイッチング。
次の表に、サポートされる AP とサポートされない AP を示します。
WGB の WLAN サポート |
Cisco Wave 1 AP |
Cisco Wave 2 AP |
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Central Authentication(中央認証) |
サポート対象 |
サポート対象 |
中央スイッチング |
サポート対象 |
サポート対象 |
ローカル認証 |
サポート対象 |
未サポート |
ローカル スイッチング |
未サポート |
サポート対象 |
制約事項
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コントローラまたは AP 上の WGB 有線クライアントでは、中央認証およびローカル認証はサポートされません。
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MAC フィルタリングは、有線クライアントではサポートされていません。
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アイドル タイムアウトは、WGB と有線のどちらのクライアントでもサポートされません。
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セッション タイムアウトは、有線クライアントには適用されません。
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Web 認証はサポートされていません。
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WGB は最大 20 のクライアントのみをサポートします。