Cisco Catalyst 9800 シリーズワイヤレスコントローラ（Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.x）ソフトウェアコンフィギュレーションガイド

VideoStream について

IEEE 802.11 ワイヤレスマルチキャスト配信メカニズムには、パケットの消失や破損を認識するための、信頼できる方法がありません。結果として、無線配信中にマルチキャストパケットが消失しても再送されないため、IP マルチキャストストリームが表示できなくなることがあります。

VideoStream 機能は、無線でマルチキャストフレームをユニキャストフレームに変換することで、IP マルチキャストストリームの無線配信を信頼できるものにします。VideoStream クライアントは、それぞれビデオ IP マルチキャストストリームの受信を認識します。

VideoStream の前提条件

マルチキャスト機能が有効であることを確認します。コントローラ上の IP マルチキャストはマルチキャスト-マルチキャストモードで設定することを推奨します。
クライアントマシン上の IP アドレスを確認します。マシンには、それぞれの VLAN の IP アドレスが必要です。
アクセスポイントがコントローラに join していることを確認します。

メディアストリームのマルチキャストダイレクトのグローバル設定

手順

	コマンドまたはアクション	目的
ステップ 1	configure terminal 例: `Device# configure terminal`	グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 2	wireless multicast 例: `Device(config)# wireless multicast`	ワイヤレス転送のマルチキャストをイネーブルにします。
ステップ 3	ip igmp snooping 例: `Device(config)# ip igmp snooping`	VLAN ごとに IGMP スヌーピングをイネーブルにします。グローバル設定が無効になっている場合、すべての VLAN は、有効かどうかに関係なく無効として扱われます。
ステップ 4	ip igmp snooping querier 例: `Device(config)# ip igmp snooping querier`	クエリーを生成するマルチキャストルータが VLAN 内に存在しない場合に、インターフェイスのスヌーピングクエリアを設定します。
ステップ 5	wireless media-stream multicast-direct 例: `(config)#wireless media-stream multicast-direct`	コントローラでグローバルマルチキャストダイレクトを設定します。
ステップ 6	wireless media-stream message 例: `(config)#wireless media-stream message ? Email Configure Session Announcement Email Notes Configure Session Announcement notes URL Configure Session Announcement URL phone Configure Session Announcement Phone number <cr>`	電話、URL、電子メール、メモなどのさまざまなメッセージ設定パラメータを設定します。つまり、メディアストリームが（帯域幅制約が原因で）拒否された場合に、該当するユーザにメッセージを送信できます。これらのパラメータは、IT サポートの電子メールアドレスに送信するメッセージ、メモ（ストリームが拒否された理由を説明する画面メッセージ）、ユーザがリダイレクトされる URL、および拒否されたストリームについてユーザが問い合わせられる電話番号を設定します。
ステップ 7	wireless media-stream group `name` `startIp` `endIp` 例: `(config)#wireless media-stream group grp1 231.1.1.1 239.1.1.3 avg-packet-size Configures average packet size default Set a command to its defaults exit Exit sub-mode max-bandwidth Configures maximum Expected Stream Bandwidth in Kbps no Negate a command or set its defaults policy Configure media stream admission policy qos Configure Over the AIR QoS class, <'video'> ONLY`	各メディアストリームとそのパラメータ（予想されるマルチキャスト宛先アドレス、ストリームの帯域幅使用量、およびストリーム優先順位のパラメータなど）を設定します。
ステップ 8	end 例: `Device(config)# end`	特権 EXEC モードに戻ります。また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバルコンフィギュレーションモードを終了できます。

802.11 帯域のメディアストリームの設定

手順

	コマンドまたはアクション	目的
ステップ 1	configure terminal 例: `Device# configure terminal`	グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 2	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream multicast-direct 例: `Device(config)#ap dot11 24ghz media-stream multicast-direct`	802.11 帯域でメディアストリーム（mc2uc）を使用可能かどうかを設定します
ステップ 3	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream video-redirect 例: `Device(config)#ap dot11 24ghz media-stream video-redirect`	ユニキャストビデオトラフィックのベストエフォートキューへのリダイレクトを設定します。
ステップ 4	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream multicast-direct admission-besteffort 例: `Device(config)#ap dot11 24ghz media-stream multicast-direct admission-besteffort`	帯域幅の可用性の制約によってメディアストリームを優先できない場合に、ベストエフォートキューを介してメディアストリームが送信されるように設定します。帯域幅の可用性の制約によってメディアストリームを優先できない場合にストリームをドロップするには、このコマンドの no 形式を実行します。
ステップ 5	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream multicast-direct client-maximum [`value`] 例: `Device(config)#ap dot11 24ghz media-stream multicast-direct client-max 15`	個々のクライアントごとに許可されるメディアストリームの最大数を設定します。最大値は 15 で、デフォルトは 0 です。値 0 は、無制限のストリームを意味します。
ステップ 6	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream multicast-direct radio-maximum [`value`] 例: `Device(config)#ap dot11 24ghz media-stream multicast-direct radio-maximum 20`	無線ストリームの最大数を設定します。有効な範囲は、1 ～ 20 です。デフォルトは 0 です。値 0 は、無制限のストリームを意味します。
ステップ 7	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} cac multimedia max-bandwidth [`bandwidth`] 例: `Device(config)#ap dot11 24ghz cac multimedia max-bandwidth 60`	最大メディア（音声およびビデオ）帯域幅をパーセント単位で設定します。範囲は 5 ～ 85% です。
ステップ 8	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} cac media-stream multicast-direct min_client_rate [`dot11_rate`] 例: `Device(config)#ap dot11 24ghz cac media-stream multicast-direct min_client_rate`	クライアントがユニキャストとしてメディアストリームを送信するために必要な最小 PHY レートを設定します。これよりも低いレートで通信するクライアントは、メディアストリームをユニキャストフローとして受信しません。通常、この PHY レートは、マルチキャストフレームが送信されるレートと同じかそれ以上です。
ステップ 9	ap dot11 5ghz cac media-stream 例: `Device(config)#ap dot11 5ghz cac media-stream`	メディアストリームアクセスカテゴリのコールアドミッション制御（CAC）パラメータを設定します。
ステップ 10	ap dot11 5ghz cac multimedia 例: `Device(config)#ap dot11 5ghz cac multimedia`	音声およびビデオに使用される、メディアアクセスカテゴリの CAC パラメータを設定します。
ステップ 11	ap dot11 5ghz cac video 例: `Device(config)#ap dot11 5ghz cac video`	音声シグナリングに使用される、ビデオアクセスカテゴリの CAC パラメータを設定します。
ステップ 12	ap dot11 5ghz cac voice 例: `Device(config)#ap dot11 5ghz cac voice`	音声アクセスカテゴリの CAC パラメータを設定します。
ステップ 13	end 例: `Device(config)# end`	特権 EXEC モードに戻ります。また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバルコンフィギュレーションモードを終了できます。

ビデオストリーミング用の WLAN 設定（GUI）

手順

ステップ 1	[Configuration] > [Wireless] > [WLANs] > [Wireless Networks] の順に選択します。
ステップ 2	[WLAN] を選択して、[Edit WLAN] ウィンドウを表示します。
ステップ 3	[Advanced] タブをクリックします。
ステップ 4	[Media Stream Multicast-Direct] チェックボックスをオンにして、この機能を有効にします。
ステップ 5	[Update & Apply to Device] をクリックします。

ビデオストリーミング用の WLAN 設定（CLI）

手順

	コマンドまたはアクション	目的
ステップ 1	configure terminal 例: `Device# configure terminal`	グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 2	wlan `wlan_name` 例: `(config)#wlan wlan50`	WLAN コンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 3	shutdown 例: `(config-wlan)#shutdown`	パラメータを設定するために、WLAN を無効にします。
ステップ 4	media-stream multicast-direct 例: `(config)#media-stream multicast-direct`	WLAN のメディアストリームでマルチキャストダイレクトを設定します。
ステップ 5	no shutdown 例: `(config-wlan)#no shutdown`	WLAN をイネーブルにします。
ステップ 6	end 例: `Device(config)# end`	特権 EXEC モードに戻ります。また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバルコンフィギュレーションモードを終了できます。

メディアストリームの削除（GUI）

手順

ステップ 1	[Configuration] > [Wireless] > [Media Stream] を選択します。
ステップ 2	[Streams] タブをクリックします。
ステップ 3	削除するストリーム名の横にあるチェックボックスをオンにします。複数のストリームを削除するには、複数のストリーム名のチェックボックスをオンにします。
ステップ 4	[削除（Delete）] をクリックします。
ステップ 5	確認ウィンドウで [Yes] をクリックして VLAN を削除します。

メディアストリームの削除

始める前に

メディアストリームを削除するには、メディアストリームが有効化および設定されている必要があります。

手順

コマンドまたはアクション目的

ステップ 1

configure terminal

例:

Device# configure terminal

グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。

ステップ 2

no wireless media-stream group media_stream_name

例:

Device(config)#no wireless media-stream grp1

コマンドで指定された名前を持つメディアストリームを削除します。

ステップ 3

end

例:

Device(config)# end

特権 EXEC モードに戻ります。また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバルコンフィギュレーションモードを終了できます。

メディアストリームの監視

表 1. メディアストリームの監視用のコマンド
コマンド	説明
show wireless media-stream client detail `group name`	特定のグループのメディアストリームクライアントの詳細を表示します。
show wireless media-stream client summary	すべてのクライアントのメディアストリーム情報を表示します。
show wireless media-stream group detail `group name`	特定のグループのメディアストリーム設定の詳細を表示します。
show wireless media-stream group summary	すべてのグループのメディアストリーム設定の詳細を表示します。
show wireless media-stream message details	セッション通知メッセージの詳細を表示します。
show wireless multicast	マルチキャストダイレクト設定の状態を表示します。
show ap dot11 24ghz \| 5ghz media-stream rrc	802.11 メディアのリソース予約コントロールの設定を表示します。

メディアストリームの追加（GUI）

手順

ステップ 1	[Configuration] > [Wireless] > [Media Stream] を選択します。
ステップ 2	[General] タブで [Multicast Direct Enable] チェックボックスをオンにします。
ステップ 3	[Session Message Config] セクションで、[Session Announcement State] チェックボックスをオンにしてセッション通知メカニズムを有効にします。セッション通知の状態が有効になっている場合、コントローラがクライアントにマルチキャストダイレクトデータを提供できない場合は常にクライアントに通知されます。
ステップ 4	[Session Announcement URL] フィールドに、マルチキャストメディアストリーム伝送中にエラーが発生した場合にクライアントが詳細情報を参照できる URL を入力します。
ステップ 5	[Session Announcement Email] フィールドに、連絡可能な電子メールアドレスを入力します。
ステップ 6	[Session Announcement Phone] フィールドに、連絡可能な電話番号を入力します。
ステップ 7	[Session Announcement Note] フィールドに、特定のクライアントにマルチキャストメディアを提供できない理由を入力します。
ステップ 8	[Apply] をクリックします。

メディアストリームの追加（CLI）

手順

	コマンドまたはアクション	目的
ステップ 1	wireless media-stream group `groupName` `startIpAddr` `endIpAddr` 例: `Device(config)# wireless media-stream group group1 224.0.0.0 224.0.0.223`	各メディアストリームとそのパラメータ（予想されるマルチキャスト宛先アドレス、ストリームの帯域幅使用量、およびストリーム優先順位のパラメータなど）を設定します。
ステップ 2	avg-packet-size `packetsize` 例: `Device(media-stream)# avg-packet-size 100`	平均パケットサイズを設定します。
ステップ 3	max-bandwidth `bandwidth` 例: `Device(media-stream)# max-bandwidth 80`	予想されるストリームの最大帯域幅を Kbps 単位で設定します。
ステップ 4	policy `{` admit `\|` deny `}` 例: `Device(media-stream)# policy admit`	メディアストリームのアドミッションポリシーを設定します。
ステップ 5	qos video 例: `Device(media-stream)# qos video`	無線 QoS クラスを「video」に設定します。
ステップ 6	violation `{` drop`\|` fallback `}` 例: `Device(media-stream)# violation drop`	違反モードを設定します。
ステップ 7	rrc-evaluation `{` initial`\|` periodic `}` 例: `Device(media-stream)# rrc-evaluation initial`	最初または定期的なアドミッション評価を提供するリソース予約コントロール（RRC）再評価アドミッションを設定します。
ステップ 8	priority `priority-value` 例: `Device(media-stream)# priority 6`	プライオリティ値を設定します。有効な範囲は 1 ～ 8 で、1 が最低です。

WLAN ごとのメディアストリームの有効化（GUI）

手順

ステップ 1	[Configuration] > [Tags & Profiles] > [WLANs] を選択します。
ステップ 2	[WLANs] ページで、WLAN の名前をクリックするか、[Add] をクリックして新規に作成します。
ステップ 3	表示される [Add/Edit WLAN] ウィンドウで [Advanced] タブをクリックします。
ステップ 4	[Enabling a Media Stream for each WLAN] チェックボックスをオンにして、WLAN でメディアストリームを有効にします。
ステップ 5	設定を保存します。

WLAN ごとのメディアストリームの有効化

各 WLAN のメディアストリームを有効にするには、次の手順に従います。

手順

	コマンドまたはアクション	目的
ステップ 1	configure terminal 例: `Device# configure terminal`	グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 2	wlan `wlan_name` 例: `Device(config)# wlan wlan5`	WLAN コンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 3	shutdown 例: `Device(config-wlan)# shutdown`	パラメータを設定するために、WLAN を無効にします。
ステップ 4	media-stream multicast-direct 例: `Device(config-wlan)# media-stream multicast-direct`	WLAN のマルチキャストダイレクトを設定します。
ステップ 5	no shutdown 例: `Device(config-wlan)# no shutdown`	WLAN をイネーブルにします。

メディアストリームの一般パラメータの設定（GUI）

手順

ステップ 1	[Configuration] > [Wireless] > [Media Stream] を選択します。
ステップ 2	[Multicast Direct Enable] チェックボックスをオンにして、ローカルモードでグローバルにマルチキャストダイレクトを有効にします。
ステップ 3	[Session Message Config] セクションで、次のパラメータの値を入力します。 Session Announcement URL Session Announcement Email Session Announcement Phone Session Announcement Note
ステップ 4	設定を保存します。

メディアストリームの一般パラメータの設定

メディアストリームの一般パラメータを設定するには、次の手順に従います。

手順

コマンドまたはアクション目的

ステップ 1

configure terminal

例:

Device# configure terminal

グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。

ステップ 2

wireless media-stream message { URL url | email email-address | phone phone-no | notes notes }

例:

Device(config)# wireless media-stream message url www.xyz.com

電話、URL、電子メール、メモなどのさまざまなメッセージ設定パラメータを設定します。

ステップ 3

wireless media-stream multicast-direct

例:

Device(config)# wireless media-stream multicast-direct

ローカルモードのマルチキャストダイレクトをグローバルに有効にします。

（注）

この設定は、フレックスおよびファブリックメディアストリームの設定には影響しません。

ステップ 4

exit

例:

Device(config)# exit

特権 EXEC モードに戻ります。

マルチキャストダイレクトアドミッションコントロールの設定

マルチキャストダイレクトアドミッションコントロールを設定するには、次の手順に従います。

手順

	コマンドまたはアクション	目的
ステップ 1	configure terminal 例: `Device# configure terminal`	グローバルコンフィギュレーションモードを開始します。
ステップ 2	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} shutdown 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz shutdown`	802.11b ネットワークを無効にします。
ステップ 3	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream video-redirect 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz media-stream video-redirect`	ユニキャストビデオトラフィックのベストエフォートキューへのリダイレクトを設定します。
ステップ 4	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} cac media-stream acm 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz cac media-stream acm`	メディアストリームアクセスカテゴリのアドミッションコントロールを有効にします。
ステップ 5	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} cac media-stream max-bandwidth `bandwidth` 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz cac media-stream max-bandwidth 65`	最大メディア帯域幅をパーセント単位で設定します。範囲は 5 ～ 85% です。
ステップ 6	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} cac multimedia max-bandwidth `bandwidth` 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz cac multimedia max-bandwidth 65`	メディアの Wi-Fi マルチメディア（WMM）クライアントに割り当てられる最大帯域幅を設定します。範囲は 5 ～ 85% です。
ステップ 7	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} cac media-stream multicast-direct min-client-rate `dot11Rate` 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz cac media-stream multicast-direct min-client-rate 800`	クライアントがユニキャストとしてメディアストリームを受信するために必要な最小 PHY レートを設定します。これよりも低いレートで通信するクライアントは、メディアストリームをユニキャストフローとして受信しません。通常、この PHY レートは、マルチキャストフレームが送信されるレートと同じかそれ以上です。
ステップ 8	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} cac media-stream multicast-direct max-retry-percent `retryPercent` 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz cac media-stream multicast-direct max-retry-percent 50`	マルチキャストダイレクトストリームの CAC パラメータ最大再試行パーセントを設定します。
ステップ 9	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream multicast-direct radio-maximum `value` 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz media-stream multicast-direct radio-maximum 10`	無線ストリームの最大数を設定します。有効な範囲は 1 ～ 20 です。デフォルトは 0 です。値 0 は、無制限のストリームを意味します。
ステップ 10	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream multicast-direct client-maximum `value` 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz media-stream multicast-direct client-maximum 12`	個々のクライアントごとに許可されるメディアストリームの最大数を設定します。最大値は 15 で、デフォルトは 0 です。値 0 は、無制限のストリームを意味します。
ステップ 11	ap dot11 {24ghz \| 5ghz} media-stream multicast-direct admission-besteffort 例: `Device(config)# ap dot11 24ghz media-stream multicast-direct admission-besteffort`	帯域幅のアベイラビリティの制約によりメディアストリームを優先できない場合でも、メディアストリームがベストエフォートキューを介して送信されるように設定します。帯域幅のアベイラビリティの制約によりメディアストリームを優先できない場合、no をコマンドに追加して、ストリームをドロップします。
ステップ 12	no ap dot11 {24ghz \| 5ghz} shutdown 例: `Device(config)# no ap dot11 24ghz shutdown`	802.11b ネットワークを有効にします。

メディアストリーム情報の表示

メディアストリーム情報を表示するには、次の show コマンドを使用します。

メディアストリームの一般情報とステータスを表示するには、次のコマンドを使用します。


Device# show wireless media-stream multicast-direct state

Multicast-direct State........................... : enabled
Allowed WLANs:
WLAN-Name                                          WLAN-ID
----------------------------------------------------------
zsetup_mc                                          1      
vwlc-mc_mo                                         3      
mcuc_test1                                         4      
mcuc_test2                                         5

Device# show wireless media-stream group summary


Number of Groups:: 4

Stream Name          Start IP                                 End IP                                   Status     
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
new2                 231.2.2.3                                231.2.4.4                                Enabled    
my234                234.0.0.0                                234.10.10.10                             Enabled    
uttest2              235.1.1.20                               235.1.1.25                               Enabled    
uttest3              235.1.1.40                               235.1.1.200                              Enabled

特定のメディアストリームの詳細情報を表示するには、show wireless media-stream client detail media_stream_name コマンドを使用します。

Device# show wireless media-stream group detail uttest2


Media Stream Name         : uttest2
Start IP Address          : 235.1.1.20
End IP Address            : 235.1.1.25
RRC Parameters: 
 Avg Packet Size(Bytes)   : 1200
 Expected Bandwidth(Kbps) : 1000
 Policy                   : Admitted
 RRC re-evaluation        : Initial
 QoS                      : video
 Status                   : Multicast-direct
 Usage Priority           : 4
 Violation                : Drop

dot11 帯域の RRC 情報を表示するには、show ap dot11 {24ghz | 5ghz} mediastream rrc コマンドを使用します。

Device# show  ap dot11 5ghz media-stream rrc        

Multicast-direct                  : Enabled
Best Effort                       : Disabled
Video Re-Direct                   : Disabled
Max Allowed Streams Per Radio     : Auto
Max Allowed Streams Per Client    : 5
Max Media-Stream Bandwidth        : 5
Max Voice Bandwidth               : 50
Max Media Bandwidth               : 43
Min PHY Rate (Kbps)               : 6000
Max Retry Percentage              : 5

セッションアナウンスメッセージの詳細を表示するには、show wireless media-stream message details コマンドを使用します。


Device# show wireless media-stream message details
URL          : 
Email        : abc@cisc
Phone        : 
Note         : 
State        : Disabled

データベース内のブラックリスト登録クライアントのリストを表示するには、show ip igmp snooping igmpv2-tracking コマンドを使用します。


Device# show ip igmp snooping igmpv2-tracking

Client to SGV mappings
----------------------
Client: 10.10.10.215 Port: Ca1
	Group: 239.255.255.250 Vlan: 10 Source: 0.0.0.0 blacklisted: no
	Group: 234.5.6.7 Vlan: 10 Source: 0.0.0.0 blacklisted: no
	Group: 234.5.6.8 Vlan: 10 Source: 0.0.0.0 blacklisted: no
	Group: 234.5.6.9 Vlan: 10 Source: 0.0.0.0 blacklisted: no

Client: 10.10.101.177 Port: Ca2
	Group: 235.1.1.14 Vlan: 10 Source: 0.0.0.0 blacklisted: no
	Group: 235.1.1.16 Vlan: 10 Source: 0.0.0.0 blacklisted: no
	Group: 235.1.1.18 Vlan: 10 Source: 0.0.0.0 blacklisted: no

SGV to Client mappings
----------------------
Group: 234.5.6.7 Source: 0.0.0.0 Vlan: 10
	Client: 10.10.10.215 Port: Ca1 Blacklisted: no

Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ（Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.x）ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド

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章のタイトル： VideoStream

VideoStream

VideoStream について

VideoStream の前提条件

メディア ストリームのマルチキャストダイレクトのグローバル設定

手順

例:

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802.11 帯域のメディア ストリームの設定

手順

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例:

ビデオ ストリーミング用の WLAN 設定（GUI）

手順

ビデオ ストリーミング用の WLAN 設定（CLI）

手順

例:

例:

例:

例:

例:

例:

メディア ストリームの削除（GUI）

手順

メディア ストリームの削除

始める前に

手順

例:

例:

例:

メディア ストリームの監視

メディア ストリームの追加（GUI）

手順

メディア ストリームの追加（CLI）

手順

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WLAN ごとのメディア ストリームの有効化（GUI）

手順

WLAN ごとのメディア ストリームの有効化

手順

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例:

メディア ストリームの一般パラメータの設定（GUI）

手順

メディア ストリームの一般パラメータの設定

手順

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