双方向フォワーディング検出
このマニュアルでは、双方向フォワーディング検出(BFD)プロトコルをイネーブルにする方法について説明します。BFD はあらゆるメディア タイプ、カプセル化、トポロジ、およびルーティング プロトコルの高速転送パス障害検出回数を提供するように設計された検出プロトコルです。
BFD は高速転送パス障害検出に加えて、ネットワーク管理者向けの整合性のある障害検出方法を提供します。ネットワーク管理者は BFD を使用して、さまざまなルーティング プロトコルの hello メカニズムで、変動速度ではなく一定速度で転送パスの障害を検出できるため、ネットワーク プロファイリングおよびプランニングが容易になります。また、再コンバージェンス時間の整合性が保たれ、予測可能になります。
機能情報の確認
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
双方向フォワーディング検出の前提条件
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シスコ エクスプレス フォワーディングおよび IP ルーティングが、関連するすべてのスイッチでイネーブルになっていること。
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BFD を導入する前に、BFD でサポートされる IP ルーティング プロトコルのいずれかをスイッチで設定しておくこと。使用しているルーティング プロトコルの高速コンバージェンスを実装する必要があります。高速コンバージェンスの設定については、お使いのバージョンの Cisco IOS ソフトウェアの IP ルーティングのマニュアルを参照してください。Cisco IOS ソフトウェアの BFD ルーティング プロトコルのサポートの詳細については、「双方向フォワーディング検出の制約事項」の項を参照してください。
双方向フォワーディング検出の制約事項
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BFD は直接接続されたネイバーだけに対して動作します。BFD のネイバーは 1 ホップ以内に限られます。マルチホップのコンフィギュレーションはサポートされません。
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プラットフォームおよびインターフェイスによっては、BFD サポートを利用できないものがあります。特定のプラットフォームまたはインターフェイスで BFD のサポートについて確認し、プラットフォームとハードウェアの正確な制約事項を入手するには、お使いのソフトウェア バージョンの Cisco IOS ソフトウェアのリリース ノートを参照してください。
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BFD パケットは自己生成パケットの QoS ポリシーでは一致しません。
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BFD パケットは class class-default コマンドで一致します。そのため、ユーザは適切な帯域幅の可用性を確認して、オーバーサブスクリプションによる BFD パケットのドロップを防ぐ必要があります。
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BFD HA のサポートは、Cisco Denali IOS XE 16.3.1 では使用できません。
双方向フォワーディング検出について
BFD の動作
BFD は、インターフェイス、データリンク、および転送プレーンを含めて、2 つの隣接ルータ間の転送パスで、オーバーヘッドの少ない短期間の障害検出方法を提供します。
BFD はインターフェイス レベルおよびルーティング プロトコル レベルでイネーブルにする検出プロトコルです。シスコでは BFD 非同期モードをサポートしています。このモードは、2 台のシステム間で BFD 制御パケットを送信することでルータ間の BFD ネイバー セッションをアクティブ化して維持します。したがって、BFD セッションを作成するには、両方のシステムで(または BFD ピアで)BFD を設定する必要があります。適切なルーティング プロトコルに対して、インターフェイス レベルおよびルータ レベルで BFD がイネーブルになっている場合、BFD セッションが作成されて BFD タイマーがネゴシエートされ、ネゴシエートされた間隔で BFD ピアが互いに BFD 制御パケットの送信を開始します。
ネイバー関係
BFD はあらゆるメディア タイプ、カプセル化、トポロジ、ルーティング プロトコル BGP、EIGRP、IS-IS、および OSPF の個別の高速 BFD ピア障害検出時間を提供します。ローカル ルータのルーティング プロトコルに高速障害検出通知を送信して、ルーティング テーブル再計算プロセスを開始すると、BFD はネットワーク コンバージェンス時間全体を大幅に短縮できます。下の図に、OSPF と BFD を実行する 2 台のルータがある単純なネットワークを示します。OSPF がネイバー(1)を検出すると、OSPF ネイバー ルータ(2)で BFD ネイバー セッションを開始する要求が、ローカル BFD プロセスに送信されます。OSPF ネイバー ルータでの BFD ネイバー セッションが確立されます(3)。

以下の図に、ネットワークで障害が発生した場合を示します(1)。OSPF ネイバー ルータでの BFD ネイバー セッションが停止されます(2)。BFD はローカル OSPF プロセスに BFD ネイバーに接続できなくなったことを通知します(3)。ローカル OSPF プロセスは OSPF ネイバー関係を解除します(4)。代替パスを使用できる場合、ルータはただちにコンバージェンスを開始します。

ルーティング プロトコルでは、取得したネイバーそれぞれについて、BFD で登録する必要があります。ネイバーが登録されると、セッションがまだ存在していない場合、BFD によって、ネイバーとのセッションが開始されます。
次のとき、OSPF では、BFD を使用して登録が行われます。
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ネイバーの有限状態マシン(FSM)は、Full ステートに移行します。
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OSPF BFD と BFD の両方がイネーブルにされます。
ブロードキャスト インターフェイスでは、OSPF によって、指定ルータ(DR)とバックアップ指定ルータ(BDR)とともにのみ、BFD セッションが確立されますが、DROTHER ステートのすべての 2 台のルータ間では確立されません。
BFD の障害検出
BFD セッションが確立され、タイマーの取り消しが完了すると、BFD ピアは IGP hello プロトコルと同様に動作する(ただし、より高速な)、BFD 制御パケットを送信して状態を検出します。次の点に注意する必要があります。
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BFD はフォワーディング パスの障害検出プロトコルです。BFD は障害を検出しますが、障害が発生したピアをバイパスするには、ルーティング プロトコルがアクションを実行する必要があります。
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Cisco IOS XE Denali 16.3.1 では、シスコ デバイスは BFD バージョン 0 をサポートします。このバージョンでは、デバイスは実装時に複数のクライアント プロトコルに 1 つの BFD セッションを使用します。たとえば、同じピアへの同じリンクを介してネットワークで OSPF および EIGRP を実行している場合、1 つの BFD セッションだけが確立され、BFD で両方のルーティング プロトコルとセッション情報を共有します。
BFD バージョンの相互運用性
デフォルトでは、すべての BFD セッションがバージョン 1 で実行され、バージョン 0 と相互運用可能です。システムで自動的に FD バージョン検出が実行される場合、ネイバー間の BFD セッションがネイバー間の最も一般的な BFD バージョンで実行されます。たとえば、BFD ネイバーが BFD バージョン 0 を実行し、他の BFD ネイバーがバージョン 1 を実行している場合、セッションで BFD バージョン 0 が実行されます。show bfd neighbors [details ] コマンドの出力で、BFD ネイバーが実行している BFD バージョンを確認できます。
BFD バージョンの検出の例については、エコー モードがデフォルトでイネーブルになった EIGRP ネットワークでの BFD の設定の例を参照してください。
BFD セッションの制限
Cisco IOS XE Denali 16.3.1 では、作成できる BFD セッションの数が 100 に増えました。
非ブロードキャスト メディア インターフェイスに対する BFD サポート
Cisco IOS XE Denali 16.3.1 では、BFD 機能は、ルーティングされた SVI と L3 ポート チャネルでサポートされます。
bfd interval コマンドは、BFD モニタリングを開始するインターフェイスで設定する必要があります。
ステートフル スイッチオーバーでのノンストップ フォワーディングの BFD サポート
通常、ネットワーキング デバイスを再起動すると、そのデバイスのすべてのルーティング ピアがデバイスの終了および再起動を検出します。この遷移によってルーティング フラップが発生し、そのために複数のルーティング ドメインに分散される可能性があります。ルーティングの再起動によって発生したルーティング フラップによって、ルーティングが不安定になります。これはネットワーク全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。ノンストップ フォワーディング(NSF)は、ステートフル スイッチオーバー(SSO)がイネーブルになっているデバイスのルーティング フラップを抑制するのに役立ち、それによってネットワークの不安定さが減少します。
NSF では、ルーティング プロトコル情報がスイッチオーバー後に保存されるとき、既知のルータでデータ パケットのフォワーディングを継続できます。NSF を使用すると、ピア ネットワーキング デバイスでルーティング フラップが発生しません。データ トラフィックはインテリジェント ラインカードまたはデュアル フォワーディング プロセッサを介して転送されますが、スタンバイ RP では、スイッチオーバー中に障害が発生したアクティブな RP からの制御と見なされます。ラインカードおよびフォワーディング プロセッサの機能はスイッチオーバーによって維持され、アクティブな RP の転送情報ベース(FIB)が NSF 動作で最新状態が維持されます。
デュアル RP をサポートするデバイスでは、SSO が RP の 1 つをアクティブなプロセッサとして確立し、他の RP はスタンバイ プロセッサに割り当てられ、それらの間で情報が同期されます。アクティブな RP に障害が発生したとき、ネットワーキング デバイスから削除されたとき、または手動でメンテナンスから排除されたときに、アクティブなプロセッサとスタンバイ プロセッサからのスイッチオーバーが発生します。
ステートフル スイッチオーバーの BFD サポート
BFD プロトコルでは、隣接するフォワーディング エンジン間でパスに短期間の障害検出が行われます。デュアル RP ルータまたはスイッチ(冗長性のため)を使用するネットワーク導入では、ルータにグレースフル リスタート メカニズムがあり、アクティブな RP とスタンバイ RP の間のスイッチオーバー時にフォワーディング状態が保護されます。
ハードウェアの通信障害を検出する機能に応じて、デュアル RP のスイッチオーバー回数が異なります。BFD が RP で稼働している場合、一部のプラットフォームでは BFD プロトコルがタイム アウトになる前にスイッチオーバーを検出することはできません。このようなプラットフォームは低速スイッチオーバー プラットフォームと呼ばれます。
スタティック ルーティングの BFD サポート
OSPF や BGP などの動的なルーティング プロトコルとは異なり、スタティック ルーティングにはピア検出の方法がありません。したがって、BFD が設定されると、ゲートウェイの到達可能性は完全に指定されたネイバーへの BFD セッションの状態に依存します。BFD セッションが開始されない限り、スタティック ルートのゲートウェイは到達不能と見なされ、したがって、影響を受けるルートが適切なルーティング情報ベース(RIB)にインストールされません。
BFD セッションが正常に確立されるように、ピア上のインターフェイスで BFD を設定し、ピア上の BFD クライアントに BFD ネイバーのアドレスを登録する必要があります。インターフェイスがダイナミック ルーティング プロトコルで使用される場合、後者の要件は通常、BFD の各ネイバーでルーティング プロトコル インスタンスを設定することによって満たされます。インターフェイスがスタティック ルーティングに排他的に使用される場合、この要件はピア上でスタティック ルートを設定することによって満たす必要があります。
BFD セッションが起動状態のときに BFD 設定がリモート ピアから削除された場合、BFD セッションの最新状態が IPv4 スタティックに送信されません。その結果、スタティック ルートが RIB に残ります。唯一の回避策は、IPv4 スタティック BFD ネイバー設定を削除して、スタティック ルートが BFD セッション状態を追跡しないようにすることです。また、シリアル インターフェイスのカプセル化のタイプを BFD でサポートされていないタイプに変更する場合、このインターフェイスで BFD がダウン状態になります。回避策はインターフェイスをシャットダウンし、サポートされているカプセル化のタイプに変更してから、BFD を再設定することです。
IPv4 スタティック クライアントでは 1 つの BFD セッションを使用して、特定のインターフェイスを通るネクスト ホップの到達可能性を追跡できます。一連の BFD 追跡対象スタティック ルートに対して BFD グループを割り当てることができます。各グループには 1 つのアクティブ スタティック BFD 設定、1 つ以上のパッシブ BFD 構成、および対応する BFD 追跡対象スタティック ルートが必要です。nongroup エントリは、BFD グループが割り当てられていない BFD 追跡対象スタティック ルートです。BFD グループは、さまざまな VRF の一部として構成可能なスタティック BFD 設定に対応する必要があります。実際には、パッシブ スタティック BFD 設定は、アクティブな設定と同じ VRF に構成する必要はありません。
BFD グループごとに存在するアクティブなスタティック BFD セッションは 1 つだけです。スタティック BFD 設定とその BFD 設定を使用する対応のスタティック ルートを追加して、アクティブ BFD セッションを設定できます。アクティブなスタティック BFD 構成とそのスタティック BFD 設定を使用するスタティック ルートがある場合にのみ、グループの BFD セッションが作成されます。アクティブなスタティック BFD 設定またはアクティブなスタティック ルートが BFD グループから削除されると、パッシブなスタティック ルートがすべて RIB から削除されます。実際には、すべてのパッシブなスタティック ルートは、アクティブなスタティック BFD 設定と、アクティブな BFD セッションで追跡されるスタティック ルートがグループで設定されるまでは非アクティブです。
同様に、BFD グループごとに 1 つ以上のパッシブなスタティック BFD 設定と、対応する BFD 追跡対象スタティック ルートが存在します。パッシブなスタティック セッション ルートは、アクティブな BFD セッション状態が到達可能であるときだけ有効です。グループのアクティブな BFD セッション状態が到達可能であっても、対応するインターフェイスの状態がアップである場合にのみ、パッシブなスタティック ルートが RIB に追加されます。パッシブな BFD セッションがグループから削除されると、アクティブな BFD セッション(存在する場合)や BFD グループの到達可能性ステータスには影響しません。
障害検出に BFD を使用することの利点
機能を導入するときは、あらゆる代替策を検討し、トレードオフに注意することが重要です。
EIGRP、IS-IS、および OSPF の通常の導入で BFD に最も近い代替策は、EIGRP、IS-IS、および OSPF ルーティング プロトコルの変更された障害検出メカニズムを使用することです。
EIGRP の hello およびホールド タイマーを絶対最小値に設定する場合、EIGRP の障害検出速度が 1~2 秒程度に下がります。
IS-IS または OSPF に fast hello を使用する場合、これらの Interior Gateway Protocol(IGP)プロトコルによって障害検出メカニズムが最小 1 秒に減少します。
ルーティング プロトコルの減少したタイマー メカニズムで BFD を実装すると、いくつかの利点があります。
-
EIGRP、IS-IS、および OSPF タイマーによって 1 秒または 2 秒の最小検出タイマーを実現できますが、障害検出が 1 秒未満になる場合もあります。
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BFD は特定のルーティング プロトコルに関連付けられていないため、EIGRP、IS-IS、および OSPF の汎用の整合性のある障害検出メカニズムとして使用できます。
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BFD の一部をデータ プレーンに分散できるため、コントロール プレーンに全体が存在する分散 EIGRP、IS-IS、および OSPF タイマーよりも CPU の負荷を軽くすることができます。
双方向フォワーディング検出の設定方法
インターフェイスでの BFD セッション パラメータの設定
インターフェイスで BFD を設定するには、インターフェイスで BFD セッションの基本パラメータを設定する必要があります。BFD ネイバーに対して BFD セッションを実行するインターフェイスごとに、この手順を繰り返します。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
次のいずれかの手順を実行します。
例:
|
|
ステップ 4 |
bfd interval milliseconds min_rx milliseconds multiplier interval-multiplier 例:
|
インターフェイスで BFD をイネーブルにします。 BFD interval 設定は、それを設定したサブインターフェイスが削除されたときに削除されます。
|
ステップ 5 |
end 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ダイナミック ルーティング プロトコルに対する BFD サポートの設定
eBGP に対する BFD サポートの設定
ここでは、BGP が BFD の登録プロトコルとなり、BFD から転送パスの検出障害メッセージを受信するように、BGP に対する BFD サポートを設定する手順について説明します。
始める前に
e BGP は、関連するすべてのルータで実行する必要があります。
BFD セッションを BFD ネイバーに対して実行するインターフェイスで、BFD セッションの基本パラメータを設定する必要があります。詳細については、「インターフェイスでの BFD セッション パラメータの設定」の項を参照してください。
![]() (注) |
show bfd neighbors details コマンドの出力には、設定された間隔が表示されます。 |
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
router bgp as-tag 例:
|
BGP プロセスを指定し、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
neighbor ip-address fall-over bfd 例:
|
フェールオーバーに対する BFD サポートをイネーブルにします。 |
ステップ 5 |
end 例:
|
ルータ コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 6 |
show bfd neighbors [details ] 例:
|
(任意)BFD ネイバーがアクティブで、BFD が登録したルーティング プロトコルが表示されることを確認します。 |
ステップ 7 |
show ip bgp neighbor 例:
|
(任意)ネイバーへの BGP および TCP 接続についての情報を表示します。 |
EIGRP に対する BFD サポートの設定
ここでは、EIGRP が BFD の登録プロトコルとなり、BFD から転送パスの検出障害メッセージを受信するように、EIGRP に対する BFD サポートを設定する手順について説明します。EIGRP に対する BFD サポートをイネーブルにするには、2 つの方法があります。
-
ルータ コンフィギュレーション モードで bfd all-interfaces コマンドを使用して、EIGRP がルーティングしているすべてのインターフェイスに対して BFD をイネーブルにできます。
-
ルータ設定モードで bfd interface type number コマンドを使用して、EIGRP がルーティングしているインターフェイスのサブセットに対して BFD をイネーブルにできます。
始める前に
EIGRP は、関連するすべてのルータで実行する必要があります。
BFD セッションを BFD ネイバーに対して実行するインターフェイスで、BFD セッションの基本パラメータを設定する必要があります。詳細については、「インターフェイスでの BFD セッション パラメータの設定」の項を参照してください。
![]() (注) |
show bfd neighbors details コマンドの出力には、設定された間隔が表示されます。 |
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
router eigrp as-number 例:
|
EIGRP ルーティング プロセスを設定し、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
次のいずれかを実行します。
例:
例:
|
EIGRP ルーティング プロセスに関連付けられたすべてのインターフェイスで、BFD をグローバルにイネーブルにします。 または EIGRP ルーティング プロセスに関連付けられた 1 つ以上のインターフェイスに対して、インターフェイスごとに BFD をイネーブルにします。 |
ステップ 5 |
end 例:
|
ルータ コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 6 |
show bfd neighbors [details ] 例:
|
(任意)BFD ネイバーがアクティブで、BFD が登録したルーティング プロトコルが表示されることを確認します。 |
ステップ 7 |
show ip eigrp interfaces [type number ] [as-number ] [detail ] 例:
|
(任意)EIGRP に対する BFD サポートがイネーブルになっているインターフェイスを表示します。 |
IS-IS に対する BFD サポートの設定
ここでは、IS-IS が BFD の登録プロトコルとなり、BFD から転送パスの検出障害メッセージを受信するように、IS-IS に対する BFD サポートを設定する手順について説明します。IS-IS に対する BFD サポートをイネーブルにするには、2 つの方法があります。
-
ルータ コンフィギュレーション モードで bfd all-interfaces コマンドを使用して、IS-IS が IPv4 ルーティングをサポートしているすべてのインターフェイスに対して BFD をイネーブルにできます。次にインターフェイス コンフィギュレーション モードで isis bfd disable コマンドを使用すると、1 つ以上のインターフェイスに対して BFD をディセーブルにできます。
-
インターフェイス コンフィギュレーション モードで isis bfd コマンドを使用すると、IS-IS がルーティングしているインターフェイスのサブセットに対して BFD をイネーブルにできます。
IS-IS に対する BFD サポートを設定するには、次のいずれかの手順に従います。
前提条件
IS-IS は、関連するすべてのルータで実行する必要があります。
BFD セッションを BFD ネイバーに対して実行するインターフェイスで、BFD セッションの基本パラメータを設定する必要があります。詳細については、「インターフェイスでの BFD セッション パラメータの設定」の項を参照してください。
![]() (注) |
show bfd neighbors details コマンドの出力には、設定された間隔が表示されます。ハードウェア オフロードされた BFD セッションが 50 ms の倍数でない Tx および Rx 間隔で設定されていたために変更された間隔は出力に表示されません。 |
すべてのインターフェイスの IS-IS に対する BFD サポートの設定
IPv4 ルーティングをサポートするすべての IS-IS インターフェイスで BFD を設定するには、この項の手順に従います。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
||
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 |
router isis area-tag 例:
|
IS-IS プロセスを指定し、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 4 |
bfd all-interfaces 例:
|
IS-IS ルーティング プロセスに関連付けられたすべてのインターフェイスで、BFD をグローバルにイネーブルにします。 |
||
ステップ 5 |
exit 例:
|
(任意)ルータでグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 6 |
interface type number 例:
|
(任意)インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 7 |
ip router isis [tag ] 例:
|
(任意)インターフェイスで IPv4 ルーティングのサポートをイネーブルにします。 |
||
ステップ 8 |
isis bfd [disable ] 例:
|
(任意)IS-IS ルーティング プロセスに関連付けられた 1 つ以上のインターフェイスに対して、インターフェイスごとに BFD をイネーブルまたはディセーブルにします。
|
||
ステップ 9 |
end 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 10 |
show bfd neighbors [details ] 例:
|
(任意)BFD ネイバーがアクティブで、BFD が登録したルーティング プロトコルが表示されるかどうかの検証に使用できる情報を表示します。 |
||
ステップ 11 |
show clns interface 例:
|
(任意)IS-IS に対する BFD が、関連付けられた特定の IS-IS インターフェイスに対してイネーブルになっているかどうかを検証するために使用できる情報を表示します。 |
1 つ以上のインターフェイスの IS-IS に対する BFD サポートの設定
1 つ以上の IS-IS インターフェイスだけに BFD を設定するには、この項の手順に従います。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
||
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 |
interface type number 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 4 |
ip router isis [tag ] 例:
|
インターフェイスで IPv4 ルーティングのサポートをイネーブルにします。 |
||
ステップ 5 |
isis bfd [disable] 例:
|
IS-IS ルーティング プロセスに関連付けられた 1 つ以上のインターフェイスに対して、インターフェイスごとに BFD をイネーブルまたはディセーブルにします。
|
||
ステップ 6 |
end 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 7 |
show bfd neighbors [details ] 例:
|
(任意)BFD ネイバーがアクティブで、BFD が登録したルーティング プロトコルが表示されるかどうかの検証に使用できる情報を表示します。 |
||
ステップ 8 |
show clns interface 例:
|
(任意)IS-IS に対する BFD が、関連付けられた特定の IS-IS インターフェイスに対してイネーブルになっているかどうかを検証するために使用できる情報を表示します。 |
OSPF に対する BFD サポートの設定
ここでは、OSPF が BFD の登録プロトコルとなり、BFD から転送パスの検出障害メッセージを受信するように、OSPF に対する BFD サポートを設定する手順について説明します。すべてのインターフェイスでグローバルに OSPF に対する BFD を設定するか、または 1 つ以上のインターフェイスで選択的に設定することができます。
OSPF に対する BFD サポートをイネーブルにするには、2 つの方法があります。
-
ルータ コンフィギュレーション モードで bfd all-interfaces コマンドを使用して、OSPF がルーティングしているすべてのインターフェイスに対して BFD をイネーブルにできます。インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip ospf bfd [disable ] コマンドを使用して、個々のインターフェイスで BFD をディセーブルにできます。
-
インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip ospf bfd コマンドを使用して、OSPF がルーティングしているインターフェイスのサブセットに対して BFD をイネーブルにできます。
OSPF に対する BFD サポートのタスクについては、次の項を参照してください。
すべてのインターフェイスの OSPF に対する BFD サポートの設定
すべての OSPF インターフェイスに BFD を設定するには、この項の手順に従います。
すべての OSPF インターフェイスに対して BFD を設定するのではなく、特定の 1 つ以上のインターフェイスに対して BFD サポートを設定する場合は、「1 つ以上のインターフェイスの OSPF に対する BFD サポートの設定」の項を参照してください。
始める前に
OSPF は、関連するすべてのルータで実行する必要があります。
BFD セッションを BFD ネイバーに対して実行するインターフェイスで、BFD セッションの基本パラメータを設定する必要があります。詳細については、「インターフェイスでの BFD セッション パラメータの設定」の項を参照してください。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
||
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 |
router ospf process-id 例:
|
OSPF プロセスを指定し、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 4 |
bfd all-interfaces 例:
|
OSPF ルーティング プロセスに関連付けられたすべてのインターフェイスで、BFD をグローバルにイネーブルにします。 |
||
ステップ 5 |
exit 例:
|
(任意)デバイスでグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。ステップ 7 を実行して 1 つ以上のインターフェイスに対して BFD をディセーブルにする場合にだけ、このコマンドを入力します。 |
||
ステップ 6 |
interface type number 例:
|
(任意)インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。ステップ 7 を実行して 1 つ以上のインターフェイスに対して BFD をディセーブルにする場合にだけ、このコマンドを入力します。 |
||
ステップ 7 |
ip ospf bfd [disable ] 例:
|
(任意)OSPF ルーティング プロセスに関連付けられた 1 つ以上のインターフェイスに対して、インターフェイスごとに BFD をディセーブルにします。
|
||
ステップ 8 |
end 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 9 |
show bfd neighbors [details ] 例:
|
(任意)BFD ネイバーがアクティブで、BFD が登録したルーティング プロトコルが表示されるかどうかの検証に使用できる情報を表示します。 |
||
ステップ 10 |
show ip ospf 例:
|
(任意)OSPF に対して BFD がイネーブルになっているかどうかを検証するために使用できる情報を表示します。 |
1 つ以上のインターフェイスの OSPF に対する BFD サポートの設定
1 つ以上の OSPF インターフェイスで BFD を設定するには、この項の手順に従います。
始める前に
OSPF は、関連するすべてのルータで実行する必要があります。
BFD セッションを BFD ネイバーに対して実行するインターフェイスで、BFD セッションの基本パラメータを設定する必要があります。詳細については、「インターフェイスでの BFD セッション パラメータの設定」の項を参照してください。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
||
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 |
interface type number 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 4 |
ip ospf bfd [disable ] 例:
|
OSPF ルーティング プロセスに関連付けられた 1 つ以上のインターフェイスに対して、インターフェイスごとに BFD をイネーブルまたはディセーブルにします。
|
||
ステップ 5 |
end 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 6 |
show bfd neighbors [details ] 例:
|
(任意)BFD ネイバーがアクティブで、BFD が登録したルーティング プロトコルが表示されるかどうかの検証に使用できる情報を表示します。 |
||
ステップ 7 |
show ip ospf 例:
|
(任意)OSPF に対して BFD サポートがイネーブルになっているかどうかを検証するために使用できる情報を表示します。 |
HSRP に対する BFD サポートの設定
ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)の BFD サポートをイネーブルにするには、次の作業を実行します。この手順のステップは、HSRP ピアに BFD セッションを実行する各インターフェイスで行ってください。
デフォルトでは、HSRP は BFD をサポートします。BFD に対する HSRP サポートが手動でディセーブルになっている場合、ルータ レベルで再びイネーブルにして、すべてのインターフェイスに対してグローバルに BFD サポートをイネーブルにするか、またはインターフェイス レベルでインターフェイスごとにイネーブルにすることができます。
始める前に
-
HSRP は、関連するすべてのルータで実行する必要があります。
-
シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにする必要があります。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ip cef [distributed ] 例:
|
シスコ エクスプレス フォワーディングまたは分散型シスコ エクスプレス フォワーディングをイネーブルにします。 |
ステップ 4 |
interface type number 例:
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インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
ip address ip-address mask 例:
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インターフェイスに IP アドレスを設定します。 |
ステップ 6 |
standby [group-number ] ip [ip-address [secondary ]] 例:
|
HSRP をアクティブにします。 |
ステップ 7 |
standby bfd 例:
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(任意)インターフェイスで BFD に対する HSRP をイネーブルにします。 |
ステップ 8 |
exit 例:
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インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 9 |
standby bfd all-interfaces 例:
|
(任意)すべてのインターフェイスで BFD に対する HSRP をイネーブルにします。 |
ステップ 10 |
exit 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 11 |
show standby neighbors 例:
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(任意)BFD に対する HSRP サポートについての情報を表示します。 |
スタティック ルーティングに対する BFD サポートの設定
スタティック ルーティングのための BFD サポートを設定するには、このタスクを実行します。各 BFD ネイバーに対してこの手順を繰り返します。詳細については、「例:スタティック ルーティングに対する BFD サポートの設定」の項を参照してください。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
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特権 EXEC モードをイネーブルにします。
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ステップ 2 |
configure terminal 例:
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グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
interface type number 例:
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インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
次のいずれかの手順を実行します。
例:
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ステップ 5 |
bfd interval milliseconds mix_rx milliseconds multiplier interval-multiplier 例:
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インターフェイスで BFD をイネーブルにします。 bfd interval 設定は、それを設定したサブインターフェイスが削除されたときに削除されます。
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ステップ 6 |
exit 例:
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インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 7 |
ip route static bfd interface-type interface-number ip-address [group group-name [passive ]] 例:
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スタティック ルートの BFD ネイバーを指定します。
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ステップ 8 |
ip route [vrf vrf-name] prefix mask {ip-address | interface-type interface-number [ip-address]} [dhcp ] [distance] [name next-hop-name] [permanent | track number] [tag tag] 例:
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スタティック ルートの BFD ネイバーを指定します。 |
ステップ 9 |
exit 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 10 |
show ip static route 例:
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(任意)スタティック ルート データベース情報を表示します。 |
ステップ 11 |
show ip static route bfd 例:
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(任意)設定された BFD グループおよび nongroup エントリからスタティック BFD の設定に関する情報を表示します。 |
ステップ 12 |
exit 例:
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特権 EXEC モードを終了し、ユーザ EXEC モードに戻ります。 |
BFD エコー モードの設定
デフォルトでは BFD エコー モードがイネーブルになっていますが、方向ごとに個別に実行できるように、ディセーブルにすることもできます。
BFD エコー モードは非同期 BFD で動作します。エコー パケットはフォワーディング エンジンによって送信され、検出を実行するために、同じパスで転送されます。反対側の BFD セッションはエコー パケットの実際のフォワーディングに関与しません。エコー機能およびフォワーディング エンジンが検出プロセスを処理するため、2 つの BFD ネイバー間で送信される BFD 制御パケットの数が減少します。また、フォワーディング エンジンが、リモート システムを介さずにリモート(ネイバー)システムの転送パスをテストするため、パケット内遅延が向上する可能性があり、それによって BFD バージョン 0 を BFD セッションの BFD 制御パケットで使用する場合に、障害検出時間を短縮できます。
エコー モードを両端で実行している(両方の BFD ネイバーがエコー モードを実行している)場合は、非対称性がないと表現されます。
前提条件
BFD は、関連するすべてのルータで実行する必要があります。
CPU 使用率の上昇を避けるために、BFD エコー モードを使用する前に、no ip redirects コマンドを入力して、インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)リダイレクト メッセージの送信をディセーブルにする必要があります。
BFD セッションを BFD ネイバーに対して実行するインターフェイスで、BFD セッションの基本パラメータを設定する必要があります。詳細については、「インターフェイスでの BFD セッション パラメータの設定」の項を参照してください。
機能制限
BFD エコー モードは、ユニキャスト リバース パス転送(uRPF)の設定との組み合わせでは動作しません。BFD エコー モードと uRPF の設定がイネーブルの場合、セッションはフラップします。
非対称性のない BFD エコー モードのディセーブル化
この手順では、非対称性のない BFD エコー モードをディセーブルにする方法を示します。ルータからはエコー パケットが送信されず、ルータはネイバー ルータから受信する BFD エコー パケットを転送しません。
各 BFD ルータに対してこの手順を繰り返します。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
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ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
no bfd echo 例:
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BFD エコー モードをディセーブルにします。
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ステップ 4 |
end 例:
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グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。 |
BFD テンプレートの作成と設定
シングルホップ テンプレートは一連の BFD 間隔値を指定するために設定できます。BFD テンプレートの一部として指定される BFD 間隔値は、1 つのインターフェイスに限定されるものではありません。
![]() (注) |
bfd-template を設定すると、エコー モードが無効になります。 |
シングルホップ テンプレートの設定
BFD シングルホップ テンプレートを作成し、BFD インターバル タイマーを設定するには、次の手順を実行します。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
|
ステップ 2 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
bfd-template single-hop template-name 例:
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シングルホップ BFD テンプレートを作成し、BFD コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 |
interval min-tx milliseconds min-rx milliseconds multiplier multiplier-value 例:
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BFD パケット間での送受信間隔を設定し、ピアが使用不能であると BFD が宣言する前に損失される連続的な BFD 制御パケット数を指定します。 |
ステップ 5 |
end 例:
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BFD コンフィギュレーション モードを終了し、デバイスを特権 EXEC モードに戻します。 |
BFD のモニタリングとトラブルシューティング
ここでは、維持とトラブルシューティングのために BFD 情報を取得する方法について説明します。必要に応じてこれらのタスクのコマンドを、正しい順序で入力します。
ここでは、次の Cisco プラットフォームに対する BFD のモニタリングとトラブルシューティングについて説明します。
BFD のモニタリングとトラブルシューティング
Catalyst 7600 シリーズ ルータのモニタリングとトラブルシューティングを実行するには、この項の 1 つ以上の手順に従います。
手順
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
enable 例:
|
特権 EXEC モードをイネーブルにします。
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ステップ 2 |
show bfd neighbors [details ] 例:
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(任意)BFD 隣接関係データベースを表示します。
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ステップ 3 |
debug bfd [packet | event ] 例:
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(任意)BFD パケットのデバッグ情報を表示します。 |