Cisco 2800/3800 シリーズアクセスポイントの XOR スロットの設定

XOR 無線に関する情報

デュアルバンド（XOR）無線は、2.4-GHz と 5-GHz のどちらのバンドでも利用できる機能や同じアクセスポイント上で両方のバンドを受動的に監視する機能を提供します。2800/3800 シリーズアクセスポイントモデルは、専用のマクロ/マイクロアーキテクチャをサポートする I モデルとマクロ/マクロをサポートする E および P モデルによってデュアル 5-GHz 帯域の動作に対応できるように設計されています。

マクロ/マイクロおよびマクロ/マクロアーキテクチャの詳細については、「FRA とデュアル 5 GHz の動作」を参照してください。

XOR 無線の設定（GUI）

XOR 無線の設定：

手順

ステップ 1

[Configure] > [Access Points] > [All APs] の順に選択します。

ステップ 2

2800/3800 シリーズアクセスポイントのいずれかをクリックします。

ステップ 3

[Configure] をクリックします。

[XOR] タブが表示されます。XOR で更新を行う前に、[General] タブで管理者ステータスを無効にする必要があります。

XOR 無線の設定（CLI）

手順

ステップ 1

次のコマンドを入力して、指定したアクセスポイントでアンテナを有効にします。

ap name <Cisco AP> dot11 dual-band dot11 antenna {A | B | C | D}

ステップ 2

次のコマンドを入力して、指定したアクセスポイントでアンテナを無効にします。

ap name <Cisco AP> no dot11 dual-band dot11 antenna {A | B | C | D}

ステップ 3

指定したアクセスポイントに、802.11 デュアルバンド外部アンテナのゲインを設定します。

ap name <Cisco AP> dot11 dual-band antenna gain <external antenna gain value>

外部アンテナのゲイン値の範囲は 0 ～ 40 です。

（注）

外部アンテナのゲイン値を .5 dBi 単位で入力します（整数値 4 は 4 x 0.5 = 2 dBi のゲインになります）。

ステップ 4

指定したアクセスポイントに周波数帯域を設定します。

ap name cisco1 dot11 dual-band band {24ghz | 5ghz}

ステップ 5

指定したアクセスポイントにチャネル幅を設定します。

ap name cisco1 dot11 dual-band channel width {20 | 40 |80 | 160}

ステップ 6

指定したアクセスポイントのチャネル数を自動に設定するか、カスタムの数に設定します。

ap name cisco1 dot11 dual-band channel {<channel number> | auto | width}

（注）

<channel number>：範囲は 1 ～ 165 になります。
auto：auto オプションを使用して、自動チャネル割り当てを有効にします。
width：width オプションを使用して、802.11 デュアルバンドのチャネル幅を設定します。

ステップ 7

指定したアクセスポイント用に指定したバンドで CleanAir を有効にします。

ap name cisco1 dot11 dual-band cleanair band {24Ghz | 5Ghz}

ステップ 8

指定したアクセスポイント用に指定したバンドで CleanAir を無効にします。

ap name cisco1 no dot11 dual-band cleanair band {24Ghz | 5Ghz}

ステップ 9

指定したアクセスポイントでデュアルバンド無線を無効にします。

ap name cisco1 dot11 dual-band shutdown

ステップ 10

指定したアクセスポイントでデュアルバンド無線を有効にします。

ap name cisco1 no dot11 dual-band shutdown

ステップ 11

指定したアクセスポイントのデュアルバンド無線の役割を設定します。

ap name cisco1 dot11 dual-band role {auto | manual {client-serving | monitor}}

（注）

auto：無線の役割の選択を自動に切り替えます。
manual：無線の役割の選択を手動に切り替えます。
client-serving：client-serving モードに切り替えます。
monitor：モニタモードに切り替えます。

ステップ 12

指定したアクセスポイントの RTS しきい値を設定します。

ap name cisco1 dot11 dual-band rts threshold <0-4000>

（注）

<0-4000> にはしきい値をバイト単位で指定します。メッシュアクセスポイントの RTS しきい値のみ設定できます。

ステップ 13

指定したアクセスポイントの送信電力レベルを自動に設定するか、カスタムのレベルを設定します。

ap name cisco1 dot11 dual-band txpower {<1-8> | auto}

（注）

<1-8> には送信電力レベルを指定します。

XOR 無線パラメータのモニタリング

表 1. XOR 無線をモニタするコマンド
コマンド	説明
show ap name Cisco AP config dot11 dual-band	指定したアクセスポイント上のすべてのデュアルバンド無線の詳細情報を表示します。
show ap name Cisco AP auto-rf dot11 dual-band	指定したアクセスポイントの自動 RF 情報を表示します。
show ap name Cisco AP wlan dot11 dual-band	指定したアクセスポイントの WLAN 情報を表示します。
show ap config dot11 dual-band summary	すべてのデュアルバンド無線に関する詳細な情報を表示します。

Cisco IOS XE Denali 16.3.x（Catalyst 3850 スイッチ）ソフトウェアコンフィギュレーションガイド

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