4.1 カードの概要
この項では、光増幅器カードの概要と互換性について説明します。
(注) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が付いています。カードは同じ記号のスロットに装着する必要があります。スロットと記号のリストについては、『Cisco ONS 15454 Hardware Installation Guide』の「Card Slot Requirements」を参照してください。
光増幅器は、増幅ノード(ハブ ノードなど)、増幅 OADM ノード、ライン増幅ノードで使用します。ONS 15454 DWDM の増幅器は次の 9 種類です。
• 光プリアンプ(OPT-PRE)
• 光ブースタ増幅器(OPT-BST)
• 光ブースタ拡張増幅器(OPT-BST-E)
• 光ブースタ L バンド増幅器(OPT-BST-L)
• 光 L バンドプリアンプ(OPT-AMP-L)
• 光 C バンド増幅器(OPT-AMP-17-C)
• 光 C バンド ハイゲイン ハイパワー増幅器(OPT-AMP-C)
• 光 C バンド ラマン増幅器(OPT-RAMP-C)
• 光 C バンド 拡張ラマン増幅器(OPT-RAMP-CE)
光増幅器カードのアーキテクチャには、光パワー、レーザー電流、温度制御ループを管理するコントローラ付きの光プラグイン モジュールが含まれています。また、増幅器は、TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC カードとの通信、プロビジョニング、コントロール、アラームなどの Operation, Administration, Maintenance, and Provisioning(OAM&P)機能を管理します。
4.1.1 用途
CTC([CTC] > [Card] > [Provisioning])を使用すると、次の増幅器をブースタまたはプリアンプとして設定できます。
• OPT-AMP-C
• OPT-AMP-17C
• OPT-AMP-L
• OPT-BST-E
• OPT-BST
増幅器は、デフォルトではブースタ増幅器として機能します。増幅器の役割は、CTC に CTP NE アップデート コンフィギュレーション ファイルをロードすると自動的に設定されます。増幅器の役割は手動で変更することもできます。
(注) OPT-BST 増幅器と OPT-BST-E 増幅器は、OPT-RAMP-C カードを装着したサイトではプリアンプとしてサポートされます。他の構成では、OPT-BST カードと OPT-BST-E カードはブースタ増幅器として設定する必要があります。
サポートされる構成およびネットワーク トポロジの詳細については、「ノード リファレンス」と「ネットワーク参照」を参照してください。
4.1.2 カードの概要
表 4-1 に、各光増幅器カードの機能をまとめます。
表 4-1 ONS 15454 の光増幅器カード
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OPT-PRE 増幅器の前面プレートには、5 つの光ポート(3 セット)があります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「OPT-PRE 増幅器カード」を参照してください。 |
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OPT-BST 増幅器の前面プレートには、4 セットの光ポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「OPT-BST 増幅器カード」を参照してください。 |
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OPT-BST-E 増幅器の前面プレートには、4 セットの光ポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「OPT-BST-E 増幅器カード」を参照してください。 |
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OPT-BST-L L バンド増幅器の前面プレートには、4 セットの光ポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「OPT-BST-L 増幅器カード」を参照してください。 |
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OPT-AMP-L L バンドプリアンプの前面プレートには、5 セットの光ポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作する 2 スロット カードです。 |
「OPT-AMP-L カード」を参照してください。 |
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OPT-AMP-17-C C バンド ローゲイン プリアンプ/ブースタ増幅器の前面プレートには 4 セットの光ポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「OPT-AMP-17-C カード」を参照してください。 |
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OPT-AMP-C C バンド ハイゲイン ハイパワー プリアンプ/ブースタ増幅器の前面プレートには 5 セットの光ポートがあります。スロット 2 ~ 6 および 11 ~ 16 に装着およびプロビジョニングされた場合はプリアンプとして動作し、スロット 1 と 17 に装着およびプロビジョニングされた場合はブースタ増幅器として動作します。 |
「OPT-AMP-C カード」を参照してください。 |
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OPT-RAMP-C C バンド増幅器の前面プレートには 5 セットの光ポートがあり、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カード」を参照してください。 |
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OPT-RAMP-CE C バンド増幅器の前面プレートには 5 セットの光ポートがあり、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カード」を参照してください。 |
4.1.3 カードの互換性
表 4-2 に、各光増幅器カードの Cisco Transport Controller(CTC)ソフトウェアとの互換性を示します。
表 4-2 光増幅器カードのソフトウェア リリース互換性
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OPT-PRE |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
ONS 15454、15454-M2、15454-M6 |
OPT-BST |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
ONS 15454、15454-M2、15454-M6 |
OPT-BST-E |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
ONS 15454、15454-M2、15454-M6 |
OPT-BST-L |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
OPT-AMP-L |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
OPT-AMP-17-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
ONS 15454、15454-M2、15454-M6 |
OPT-AMP-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
ONS 15454、15454-M2、15454-M6 |
OPT-RAMP-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
ONS 15454、15454-M6 |
OPT-RAMP-CE |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
ONS 15454、15454-M6 |
4.1.4 光パワー アラームとしきい値
表 4-3 に、OPT-BST、OPT-BST-E、OPT-BST-L、OPT-AMP-L、OPT-AMP-17-C、および OPT-AMP-C カードのアラームと関連しきい値を示します。
表 4-3 アラームとしきい値
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LINE RX |
LOS |
なし |
LOS-P |
LOS-P Fail Low |
LOS-O |
LOS-O Fail Low |
LINE TX |
OPWR-FAIL |
OPWR Fail Low |
OSC TX |
なし |
なし |
OSC RX |
なし |
なし |
COM TX |
なし |
なし |
COM RX |
LOS-P |
LOS-P Fail Low |
4.2 クラス 1M レーザーの安全性ラベル
この項では、光増幅器カードに貼付されている安全性ラベルの重要性について説明します。カードの前面プレートのラベルには、レーザー放射レベルに関する警告が明記されています。これらのカードで作業する前に、すべての警告ラベルを理解する必要があります。
4.2.1 クラス 1M レーザー製品ステートメント
図 4-1 に、クラス 1M レーザー製品ステートメントを示します。クラス 1M レーザーは、高発散ビームまたは広径ビームを放出する製品です。したがって、レーザー光線全体のほんの一部分しか眼に入りません。ただし、拡大鏡を使用してビームを見ると、これらのレーザー製品で眼を損傷するおそれがあります。
図 4-1 クラス 1M レーザー製品ステートメント
4.2.2 危険度 1M ラベル
図 4-2 に、危険度 1M ラベルを示します。危険度ラベルは、IEC60825-1 Ed.1.2 に従って計算されたレーザー放射への曝露についてユーザに警告しています。
図 4-2 危険度ラベル
4.2.3 レーザー光源コネクタ ラベル
図 4-3 にレーザー光源コネクタ ラベルを示します。このラベルは、ラベルが貼られた光コネクタにレーザー光源が存在することを示します。
図 4-3 レーザー光源コネクタ ラベル
4.2.4 FDA ステートメント ラベル
図 4-4 に FDA ステートメント ラベルを示します。このラベルは、FDA の標準に準拠していること、および危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。
図 4-4 FDA ステートメント ラベル
4.2.5 感電危険ラベル
図 4-5 に感電危険ラベルを示します。このラベルは、カード内の感電の危険を警告します。メンテナンス中に隣接するカードを取り外したり、カードの露出した電気回路に接触した場合に感電するおそれがあります。
図 4-5 感電危険ラベル
4.3 OPT-PRE 増幅器カード
(注) ハードウェアの仕様については、「OPT-PRE 増幅器カードの仕様」を参照してください。
(注) OPT-PRE カードの安全性ラベルについては、「クラス 1M レーザーの安全性ラベル」を参照してください。
OPT-PRE は、Dispersion Compensating Unit(DCU; 分散補償ユニット)に接続できる Midamplifier Loss(MAL)を備えた C バンドの DWDM、2 ステージの Erbium-Doped Fiber Amplifier(EDFA; エルビウム添加光ファイバ増幅器)です。OPT-PRE は、ゲイン傾斜を制御する Variable Optical Attenuator(VOA; 可変光減衰器)を内蔵し、DCU を基準値に減衰させる際にも使用できます。OPT-PRE は、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。カードは、50 GHz チャネル間隔で最大 80 チャネルをサポートするように設計されています。OPT-PRE の機能は、次のとおりです。
• 固定ゲイン モード(プログラマブル傾斜付き)
• 真の可変ゲイン
• 高速過渡抑制
• 歪みのない低周波数転送機能
• 最大出力電力を設定可能
• 固定出力電力モード(プロビジョニング中に使用されるモード)
• ファイバベース DCU 用 MAL
• 固定ゲイン モードでの Amplified Spontaneous Emission(ASE; 自発増幅放出)補償
• 設定可能なしきい値によるフル モニタリングおよびアラーム処理
• 4 つの信号フォトダイオードで、CTC を通して、2 つの増幅器ステージの入出力光パワーをモニタ
• 外部モニタリング用の光出力ポート
(注) 光スプリッタの比率は 1:99 なので、MON ポートでは COM TX ポートより約 20 dB 電力が低くなります。
4.3.1 OPT-PRE 前面プレートのポート
OPT-PRE 増幅器の前面プレートには、5 つの光ポートがあります。
• MON は出力モニタ ポートです。
• COM RX(着信)は入力信号ポートです。
• COM TX(送信)は出力信号ポートです。
• DC RX は MAL 入力信号ポートです。
• DC TX は MAL 出力信号ポートです。
図 4-6 に、OPT-PRE 増幅器カードの前面プレートを示します。
図 4-6 OPT-PRE の前面プレート
4.3.2 OPT-PRE のブロック図
図 4-7 に、OPT-PRE カードの機能の簡略化されたブロック図を示します。
図 4-7 OPT-PRE のブロック図
図 4-8 に、OPT-PRE 光モジュールの機能を表すブック図を示します。
図 4-8 OPT-PRE 光モジュールの機能ブロック図
4.3.3 OPT-PRE の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1、P2、P3、および P4 は OPT-PRE カードの電力をモニタします。 表 4-4 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 4-4 OPT-PRE ポートの調整
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P1 |
入力通信 |
COM RX |
P2 |
出力 DC |
DC TX |
P3 |
入力 DC |
DC RX |
P4 |
出力 COM(総出力) |
COM TX |
出力 COM(信号出力) |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
4.3.4 OPT-PRE 増幅器カードレベル インジケータ
表 4-5 に、OPT-PRE 増幅器カード上の 3 つのカードレベル LED インジケータを示します。
表 4-5 OPT-PRE 増幅器カードレベル インジケータ
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、OPT-PRE がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで LOS などの信号障害または信号状態が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
4.3.5 OPT-PRE 増幅器ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 ファントレイ アセンブリにある LCD 画面を使用して判断できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。
4.4 OPT-BST 増幅器カード
(注) ハードウェアの仕様については、「OPT-BST 増幅器カードの仕様」を参照してください。
(注) OPT-BST カードの安全性ラベルについては、「クラス 1M レーザーの安全性ラベル」を参照してください。
OPT-BST カードは、50 GHz チャネル間隔で最終的に最大 80 チャネルをサポートするように設計されています。OPT-BST は、Optical Service Channel(OSC; 光サービス チャネル)のアド/ドロップ機能を備えた C バンドの DWDM EDFA です。ONS 15454 に OPT-BST を装着する場合、OSC の処理に OSCM カードも必要です。OPT-BST は、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。カードの機能は次のとおりです。
• 固定ゲイン モード(プログラマブル傾斜付き)
• 固定ゲイン モードおよび出力電力モードで 5 ~ 20 dB のゲイン範囲
• 真の可変ゲイン
• ゲイン傾斜を制御する内蔵 VOA
• 高速過渡抑制
• 歪みのない低周波数転送機能
• 最大出力電力を設定可能
• 固定出力電力モード(プロビジョニング中に使用されるモード)
• 固定ゲイン モードでの ASE 補償
• 設定可能なしきい値によるフル モニタリングおよびアラーム処理
• Optical Safety Remote Interlock(OSRI; オプティカル セーフティ リモート インターロック)。光出力電力の停止や安全なレベルまでの低減(自動電力低下)が可能な CTC ソフトウェアの機能。
• Automatic Laser Shutdown(ALS; 自動レーザー遮断)。ファイバ切断時に使用される安全メカニズム。カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。ネットワークで ALS を実装するようにカードを使用する方法については、「ネットワークのオプティカル セーフティ」を参照してください。
(注) 各光スプリッタの比率は 1:99 です。そのため、MON TX ポートと MON RX のポート電力は、COM TX と COM RX のポート電力より約 20 dB 低くなります。
4.4.1 OPT-BST 前面プレートのポート
OPT-BST 増幅器の前面プレートには、8 つの光ポートがあります。
• MON RX は、出力モニタ ポート(受信セクション)です。
• MON TX は出力モニタ ポートです。
• COM RX は入力信号ポートです。
• LINE TX は出力信号ポートです。
• LINE RX は、入力信号ポート(受信セクション)です。
• COM TX は、出力信号ポート(受信セクション)です。
• OSC RX は OSC アド入力ポートです。
• OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。
図 4-9 に、OPT-BST 増幅器カードの前面プレートを示します。
図 4-9 OPT-BST の前面プレート
4.4.2 OPT-BST のブロック図
図 4-10 に、OPT-BST カードの機能の簡略化されたブロック図を示します。
図 4-10 OPT-BST のブロック図
図 4-11 に、OPT-BST 光モジュールの機能を表すブック図を示します。
図 4-11 OPT-BST 光モジュールの機能ブロック図
4.4.3 OPT-BST の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1、P2、P3、および P4 は OPT-BST カードの電力をモニタします。 表 4-6 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 4-6 OPT-BST ポートの調整
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P1 |
入力通信 |
COM RX |
チャネル電力 |
サポート |
P2 |
出力ライン(総出力) |
LINE TX |
チャネル電力 |
サポート |
出力ライン(信号出力) |
P3 |
入力ライン |
LINE RX |
チャネル電力 |
サポート |
P4 |
入力ライン |
LINE RX |
OSC 電力 |
サポート |
OSC TX ポートと COM TX ポートの電力は、P3 と P4 から報告された電力に Insertion Loss(IL; 挿入損失)を加算して計算されます。
電力値の PM パラメータを 表 19-32 に示します。
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
4.4.4 OPT-BST カードレベル インジケータ
表 4-7 に、OPT-BST カード上の 3 つのカードレベル LED インジケータを示します。
表 4-7 OPT-BST カードレベル インジケータ
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、OPT-BST がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで LOS などの信号障害または信号状態が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
4.4.5 OPT-BST ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 ファントレイ アセンブリにある LCD 画面を使用して判断できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。
4.5 OPT-BST-E 増幅器カード
(注) ハードウェアの仕様については、「OPT-BST-E 増幅器カードの仕様」を参照してください。
(注) OPT-BST-E の安全性ラベルについては、「クラス 1M レーザーの安全性ラベル」を参照してください。
OPT-BST-E 増幅器カードは、OPT-BST カードのゲイン拡張バージョンです。50 GHz チャネル間隔で最大 80 チャネルをサポートするように設計されています。OPT-BST-E は、Optical Service Channel(OSC; 光サービス チャネル)のアド/ドロップ機能を備えた C バンドの DWDM EDFA です。OPT-BST-E を装着する場合は、OSC を処理する OSCM カードが必要です。OPT-BST-E は、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。カードの機能は次のとおりです。
• 固定ゲイン モード(プログラマブル傾斜付き)
• 真の可変ゲイン
• 固定ゲイン モードと出力電力モードで、傾斜を 0 dBm で管理する場合 8 ~ 23 dBm のゲイン範囲
• 傾斜を管理しない場合、23 ~ 26 dBm にゲイン範囲を拡張
• ゲイン傾斜を制御する内蔵 VOA
• 高速過渡抑制
• 歪みのない低周波数転送機能
• 最大出力電力を設定可能
• 固定出力電力モード(プロビジョニング中に使用されるモード)
• 固定ゲイン モードでの ASE 補償
• 設定可能なしきい値によるフル モニタリングおよびアラーム処理
• OSRI
• ALS
(注) 各光スプリッタの比率は 1:99 です。そのため、MON TX ポートと MON RX のポート電力は、COM TX と COM RX のポート電力より約 20 dB 低くなります。
4.5.1 OPT-BST-E 前面プレートのポート
OPT-BST-E 増幅器カードの前面プレートには、8 つの光ポートがあります。
• MON RX は、出力モニタ ポート(受信セクション)です。
• MON TX は出力モニタ ポートです。
• COM RX は入力信号ポートです。
• LINE TX は出力信号ポートです。
• LINE RX は、入力信号ポート(受信セクション)です。
• COM TX は、出力信号ポート(受信セクション)です。
• OSC RX は OSC アド入力ポートです。
• OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。
図 4-12 に、OPT-BST-E 増幅器カードの前面プレートを示します。
図 4-12 OPT-BST-E の前面プレート
4.5.2 OPT-BST-E のブロック図
図 4-13 に、OPT-BST-E カードの機能の簡略化されたブロック図を示します。
図 4-13 OPT-BST-E のブロック図
図 4-14 に、OPT-BST-E 光モジュールの機能を表すブック図を示します。
図 4-14 OPT-BST-E 光モジュールの機能ブロック図
4.5.3 OPT-BST-E の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1、P2、P3、および P4 は OPT-BST-E カードの電力をモニタします。 表 4-8 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 4-8 OPT-BST-E ポートの調整
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P1 |
入力通信 |
COM RX |
チャネル電力 |
サポート |
P2 |
出力ライン(総出力) |
LINE TX |
チャネル電力 |
サポート |
出力ライン(信号出力) |
P3 |
入力ライン |
LINE RX |
チャネル電力 |
サポート |
P4 |
入力ライン |
LINE RX |
OSC 電力 |
サポート |
OSC-TX ポートと COM-TX ポートの電力は、P3 と P4 から報告された電力に Insertion Loss(IL; 挿入損失)を加算して計算されます。
電力値の PM パラメータを 表 19-32 に示します。
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
4.5.4 OPT-BST-E カードレベル インジケータ
表 4-9 に、OPT-BST-E 増幅器カード上の 3 つのカードレベル LED インジケータについて説明します。
表 4-9 OPT-BST-E カードレベル インジケータ
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、OPT-BST-E がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで LOS などの信号障害または信号状態が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
4.5.5 OPT-BST-E ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 ファントレイ アセンブリにある LCD 画面を使用して判断できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。
4.6 OPT-BST-L 増幅器カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「OPT-BST-L 増幅器カードの仕様」を参照してください。
(注) OPT-BST-L の安全性ラベルについては、「クラス 1M レーザーの安全性ラベル」を参照してください。
OPT-BST-L は、OSC アド/ドロップ機能を備えた L バンドの DWDM EDFA です。このカードは、Dispersion Shifted(DS; 散シフト型)ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用しているネットワークでの使用に適しています。OPT-BST-L は、50-GHz チャネル間隔で最終的に 64 チャネルをサポートするように設計されていますが、ソフトウェア R9.0 とそれ以前のバージョンでは、100-GHz 間隔で 32 チャネルに制限されます。ONS 15454 に OPT-BST-L を装着する場合、OSC の処理に OSCM カードが必要です。OPT-BST-L は、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。カードの機能は次のとおりです。
• 固定ゲイン モード(プログラマブル傾斜付き)
• プログラマブル ゲイン傾斜モードで 8 ~ 20 dB 標準ゲイン範囲
• 真の可変ゲイン
• 非制御ゲイン傾斜モードで 20 ~ 27 dB のゲイン範囲
• ゲイン傾斜を制御する内蔵 VOA
• 高速過渡抑制
• 歪みのない低周波数転送機能
• 最大出力電力を設定可能
• 固定出力電力モード(プロビジョニング中に使用されるモード)
• 固定ゲイン モードでの ASE 補償
• 設定可能なしきい値によるフル モニタリングおよびアラーム処理
• OSRI
• ALS
(注) 各光スプリッタの比率は 1:99 です。そのため、MON TX ポートと MON RX のポート電力は、COM TX と COM RX のポート電力より約 20 dB 低くなります。
4.6.1 OPT-BST-L 前面プレートのポート
OPT-BST-L 増幅器の前面プレートには、8 つの光ポートがあります。
• MON RX は、出力モニタ ポート(受信セクション)です。
• MON TX は出力モニタ ポートです。
• COM RX は入力信号ポートです。
• LINE TX は出力信号ポートです。
• LINE RX は、入力信号ポート(受信セクション)です。
• COM TX は、出力信号ポート(受信セクション)です。
• OSC RX は OSC アド入力ポートです。
• OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。
図 4-15 に、OPT-BST-L カードの前面プレートを示します。
図 4-15 OPT-BST-L の前面プレート
4.6.2 OPT-BST-L のブロック図
図 4-16 に、OPT-BST-L カードの機能の簡略化されたブロック図を示します。
図 4-16 OPT-BST-L のブロック図
図 4-17 に、OPT-BST-L 光モジュールの機能を表すブック図を示します。
図 4-17 OPT-BST-L 光モジュールの機能ブロック図
4.6.3 OPT-BST-L の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1、P2、P3、P4、および P5 は OPT-BST-L カードの電力をモニタします。 表 4-10 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 4-10 OPT-BST-L ポートの調整
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P1 |
入力 COM |
COM RX |
チャネル電力 |
サポート |
P2 |
出力ライン(総出力) |
LINE TX |
チャネル電力 |
サポート |
出力ライン(信号出力) |
P3 |
入力 OSC |
OSC RX |
OSC 電力 |
サポート |
P4 |
入力ライン |
LINE RX |
チャネル電力 |
サポート |
P5 |
入力ライン |
LINE RX |
OSC 電力 |
サポート |
OSC-TX ポートと COM-TX ポートの電力値は、P4 と P5 から報告された電力値に Insertion Loss(IL; 挿入損失)を加算して計算されます。
LINE TX の OSC 電力は、P3 から報告された電力に IL を加算して計算されます。
電力値の PM パラメータを 表 19-32 に示します。
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
4.6.4 OPT-BST-L カードレベル インジケータ
表 4-11 に、OPT-BST-L カード上の 3 つのカードレベル LED を示します。
表 4-11 OPT-BST-L カードレベル インジケータ
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、OPT-BST-L がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで LOS などの信号障害または信号状態が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
4.6.5 OPT-BST-L ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 ファントレイ アセンブリにある LCD 画面を使用して判断できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。
4.7 OPT-AMP-L カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「OPT-AMP-L プリアンプカードの仕様」を参照してください。
(注) OPT-AMP-L カードの安全性ラベルについては、「クラス 1M レーザーの安全性ラベル」を参照してください。
OPT-AMP-L は、外部 DCU 用の Midstage Access Loss(MSL; 中間アクセス損失)機能と OSC アド/ドロップ機能が付いた、2 段 EDFA で構成される L バンドの DWDM 光増幅器カードです。CTC を使用して、カードをプリアンプ(OPT-PRE)またはブースタ増幅器(OPT-BST)としてプロビジョニングできます。このカードは、DS または SMF-28 ファイバを採用しているネットワークに特に適しています。増幅器は、1570 ~ 1605 nm の波長の 50-GHz チャネル間隔で最大 64 の光伝送チャネルを運用できます。
OPT-AMP-L を装着する場合、OSC を処理する OSCM カードが必要です。2 スロットの OPT-AMP-L は、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
カードの機能は次のとおりです。
• 20 dBm の最大電力出力
• 標準ゲイン範囲では 12 ~ 24 dBm、非制御ゲイン傾斜では 24 ~ 35 dBm の範囲を設定可能な真の可変ゲイン増幅器
• ゲイン傾斜を制御する内蔵 VOA
• 外部 DCU 用に最大 12 dBm MSL
• 高速過渡抑制。100 マイクロ秒単位で電力レベルを調整し、障害時や容量増加時のビット エラーを回避
• 歪みのない低周波数転送機能
• 分散補償ユニット用の中間アクセス損失
• 固定ポンプ電流モード(テスト モード)
• 固定出力電力モード(光ノード セットアップ時に使用)
• 固定ゲイン モード
• 固定ゲイン モードおよび固定出力電力モードでの内部 ASE 補償
• フル モニタリングおよびアラーム処理機能
• 任意の入力ポートでの信号損失検出およびアラーム、高速パワーダウン制御(1 秒未満)、およびセーフ パワー モードでの最大出力電力の低減によるオプティカル セーフティ サポート カードの ALS プロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。ネットワークで ALS を実装するようにカードを使用する方法については、「ネットワークのオプティカル セーフティ」を参照してください。
(注) トラブルシューティングのために OPT AMP-L ファイバを外す前に、OPT AMP-L カードのプラグを必ず抜いてください。
4.7.1 OPT-AMP-L 前面プレートのポート
OPT-AMP-L 増幅器カードの前面プレートには、10 の光ポートがあります。
• MON RX は、出力モニタ ポート(受信セクション)です。
• MON TX は出力モニタ ポートです。
• COM RX は入力信号ポートです。
• LINE TX は出力信号ポートです。
• LINE RX は、入力信号ポート(受信セクション)です。
• COM TX は、出力信号ポート(受信セクション)です。
• OSC RX は OSC アド入力ポートです。
• OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。
• DC TX は DCU への出力信号です。
• DC RX は DCU からの入力信号です。
図 4-18 に、OPT-AMP-L カードの前面プレートを示します。
図 4-18 OPT-AMP-L の前面プレート
4.7.2 OPT-AMP-L のブロック図
図 4-19 に、OPT-AMP-L カードの機能の簡略化されたブロック図を示します。
図 4-19 OPT-AMP-L のブロック図
図 4-20 に、OPT-AMP-L 光モジュールの機能を表すブック図を示します。
図 4-20 OPT-AMP-L 光モジュールの機能ブロック図
4.7.3 OPT-AMP-L の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P7 は、OPT-AMP-L カードへの電力をモニタします。 表 4-12 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 4-12 OPT-AMP-L ポートの調整
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P1 |
入力 COM |
COM RX |
チャネル電力 |
サポート |
P2 |
出力 DC(総電力) |
DC TX |
チャネル電力 |
サポート |
出力 DC(信号電力) |
P3 |
入力 DC(入力電力) |
DC RX |
チャネル電力 |
サポート |
P4 |
出力ライン(総電力) |
LINE TX |
チャネル電力 |
サポート |
出力ライン(信号電力) |
P5 |
入力ライン |
LINE RX |
チャネル電力 |
サポート |
P6 |
入力ライン |
LINE RX |
OSC 電力 |
サポート |
P7 |
入力 OSC |
OSC RX |
OSC 電力 |
サポート |
OSC-TX ポートと COM-TX ポートの電力値は、P5 と P6 から報告された電力値に Insertion Loss(IL; 挿入損失)を加算して計算されます。
LINE TX ポートの電力は、P7 から報告された電力に IL を加算して計算されます。
電力値の PM パラメータを 表 19-32 に示します。
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
4.7.4 OPT-AMP-L カードレベル インジケータ
表 4-13 に、OPT-AMP-L カード上の 3 つのカードレベル LED インジケータを示します。
表 4-13 OPT-AMP-L カードレベル インジケータ
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、OPT-AMP-L がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで LOS などの信号障害または信号状態が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
4.7.5 OPT-AMP-L ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 ファントレイ アセンブリにある LCD 画面を使用して判断できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。
4.8 OPT-AMP-17-C カード
(注) ハードウェアの仕様については、「OPT-AMP-17-C 増幅器カードの仕様」を参照してください。
(注) OPT-AMP-17-C の安全性ラベルについては、「クラス 1M レーザーの安全性ラベル」を参照してください。
OPT-AMP-17-C は、OSC アド/ドロップ機能を備えた、17 dB ゲインの C バンドの DWDM EDFA 増幅器またはプリアンプです。C バンド(1529 ~ 1562.5 nm の波長)の 50 GHz チャネル間隔で 80 チャネルをサポートします。ONS 15454 に OPT-AMP-17-C を装着する場合、OSC の処理に OSCM カードが必要です。OPT-AMP-17-C は、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
カードの機能は次のとおりです。
• 固定ゲイン モード(プログラマブル傾斜なし)
• プリアンプとして設定されている場合、起動時の標準ゲイン範囲 14 ~ 20 dB
• プリアンプとして設定されている場合、過渡モードの標準ゲイン範囲 20 ~ 23 dB
• ブースタ増幅器として設定されている場合、ゲイン範囲 14 ~ 23 dB(過渡ゲイン範囲なし)
• 真の可変ゲイン
• 高速過渡抑制
• 歪みのない低周波数転送機能
• 最大出力電力を設定可能
• 固定出力電力モード(プロビジョニング中に使用されるモード)
• 固定ゲイン モードでの ASE 補償
• 設定可能なしきい値によるフル モニタリングおよびアラーム処理
• OSRI
• ALS
4.8.1 OPT-AMP-17-C 前面プレートのポート
OPT-AMP-17-C 増幅器カードの前面プレートには、8 つの光ポートがあります。
• MON RX は、出力モニタ ポート(受信セクション)です。
• MON TX は出力モニタ ポートです。
• COM RX は入力信号ポートです。
• LINE TX は出力信号ポートです。
• LINE RX は、入力信号ポート(受信セクション)です。
• COM TX は、出力信号ポート(受信セクション)です。
• OSC RX は OSC アド入力ポートです。
• OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。
図 4-21 に、OPT-AMP-17-C 増幅器カードの前面プレートを示します。
図 4-21 OPT-AMP-17-C の前面プレート
4.8.2 OPT-AMP-17-C ブロック図
図 4-22 に、OPT-AMP-17C カードの機能の簡略化されたブロック図を示します。
図 4-22 OPT-AMP17-C のブロック図
図 4-23 に、OPT-AMP-17-C 光モジュールの機能を示します。
図 4-23 OPT-AMP-17-C 光モジュールの機能ブロック図
4.8.3 OPT-AMP-17-C 自動電力制御
APC では、20 ~ 23 dB の過渡ゲイン範囲を利用して、他の増幅器が所定の設定ポイントに到達できるようにします。ただし、この範囲の運用は連続的ではありません。起動時、OPT-AMP-17-C カードは、ゲインの上限を最大 20 dB に制限します。
(注) OPT-AMP-17-C がブースタ増幅器として動作する場合、APC によるゲインの制御は行われません。
4.8.4 OPT-AMP-17-C の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1、P2、P3、P4、および P5 は OPT-AMP-17-C カードの電力をモニタします。 表 4-14 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 4-14 OPT-AMP-17-C ポートの調整
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P1 |
入力 COM |
COM RX |
チャネル電力 |
サポート |
P2 |
出力ライン(総出力) |
LINE TX |
チャネル電力 |
サポート |
出力ライン(信号出力) |
P3 |
入力ライン |
LINE RX |
チャネル電力 |
サポート |
P4 |
入力ライン |
LINE RX |
OSC 電力 |
サポート |
P5 |
入力 OSC |
OSC RX |
OSC 電力 |
サポート |
OSC-TX ポートと COM-TX ポートの電力は、P3 と P4 から報告された電力に Insertion Loss(IL; 挿入損失)を加算して計算されます。
LINE TX の OSC 電力は、P5 から報告された電力に IL を加算して計算されます。
電力値の PM パラメータを 表 19-32 に示します。
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
4.8.5 OPT-AMP-17-C カードレベル インジケータ
表 4-15 に、OPT-AMP-17-C カード上の 3 つのカードレベル LED インジケータを示します。
表 4-15 OPT-AMP-17-C カードレベル インジケータ
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、OPT-AMP-17-C がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで LOS などの信号障害または信号状態が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
4.8.6 OPT-AMP-17-C ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 ファントレイ アセンブリにある LCD 画面を使用して判断できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。
4.9 OPT-AMP-C カード
(注) ハードウェアの仕様については、「OPT-AMP-C 増幅器カードの仕様」を参照してください。
(注) OPT-AMP-C カードの安全性ラベルについては、「クラス 1M レーザーの安全性ラベル」を参照してください。
OPT-AMP-C カードは、出力電力が 20 dB の C バンドの DWDM EDFA 増幅器またはプリアンプです。Dispersion Compensation Unit(DCU; 分散補償ユニット)用の中間アクセス損失を含みます。ゲイン傾斜を制御するために、VOA が使用されます。VOA は、DCU への信号を基準値に減衰させる際にも使用できます。増幅器モジュールには、OSC アド(TX 方向)およびドロップ(RX 方向)光フィルタも含まれます。
OPT-AMP-C カードは、C バンド(波長 1529 ~ 1562.5 nm)の 50 GHz チャネル間隔で 80 チャネルをサポートします。ONS 15454 に OPT-AMP-C カードを装着する場合、OSC の処理に OSCM カードが必要です。OPT-AMP-C カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。OPT-AMP-C カードをプリアンプとしてプロビジョニングする場合のデフォルトのスロットは 2 ~ 6 および 12 ~16 です。OPT-AMP-C カードをブースタ増幅器としてプロビジョニングする場合のデフォルトのスロットは 1 と 17 です。
カードの機能は次のとおりです。
• 高速過渡抑制
• 歪みのない低周波数転送機能
• DCU 用中間アクセス
• 固定ポンプ電流モード(テスト モード)
• 固定出力電力モード(プロビジョニング中に使用されるモード)
• 固定ゲイン モード
• 固定ゲイン モードおよび固定出力電力モードでの ASE 補償
• プログラマブル傾斜
• フル モニタリングおよびアラーム処理機能
• ゲイン傾斜制御付きで 12 ~ 24 dB のゲイン範囲
• 24 ~ 35 dB の拡張ゲイン範囲(傾斜制御なし)
• 設定可能なしきい値によるフル モニタリングおよびアラーム処理
• OSRI
• ALS
4.9.1 OPT-AMP-C カードの前面プレートのポート
OPT-AMP-C 増幅器カードの前面プレートには、10 の光ポートがあります。
• MON RX は、出力モニタ ポート(受信セクション)です。
• MON TX は出力モニタ ポートです。
• COM RX は入力信号ポートです。
• COM TX は、出力信号ポート(受信セクション)です。
• DC RX は入力 DCU ポートです。
• DC TX は出力 DCU ポートです。
• OSC RX は OSC アド入力ポートです。
• OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。
• LINE RX は、入力信号ポート(受信セクション)です。
• LINE TX は出力信号ポートです。
図 4-24 に、OPT-AMP-C 増幅器カードの前面プレートを示します。
図 4-24 OPT-AMP-C カードの前面プレート
4.9.2 OPT-AMP-C カードのブロック図
図 4-25 に、OPT-AMP-C カードの機能の簡略化されたブロック図を示します。
図 4-25 OPT-AMP-C のブロック図
図 4-26 に、OPT-AMP-C 光モジュールの機能を示します。
図 4-26 OPT-AMP-C 光モジュールの機能ブロック図
4.9.3 OPT-AMP-C カードの電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P7 は、OPT-AMP-C カードへの電力をモニタします( 表 4-16 を参照してください)。
表 4-16 OPT-AMP-C ポートの調整
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P1 |
入力 COM |
COM RX |
チャネル電力 |
サポート |
P2 |
出力 DC(総電力) |
DC TX |
チャネル電力 |
サポート |
出力 DC(信号電力) |
P3 |
入力 DC(入力電力) |
DC RX |
チャネル電力 |
サポート |
P4 |
出力ライン(総電力) |
LINE TX |
チャネル電力 |
サポート |
出力ライン(信号電力) |
P5 |
入力ライン |
LINE RX |
チャネル電力 |
サポート |
P6 |
入力ライン |
LINE RX |
OSC 電力 |
サポート |
P7 |
入力 OSC |
OSC RX |
OSC 電力 |
サポート |
OSC-TX ポートと COM-TX ポートの電力は、P5 と P6 から報告された電力に Insertion Loss(IL; 挿入損失)を加算して計算されます。
LINE TX の OSC 電力は、P7 から報告された電力に IL を加算して計算されます。
電力値の PM パラメータを 表 19-32 に示します。
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
4.9.4 OPT-AMP-C カードレベル インジケータ
表 4-17 に、OPT-AMP-C カード上の 3 つのカードレベル LED インジケータを示します。
表 4-17 OPT-AMP-C カードレベル インジケータ
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、OPT-AMP-C カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで LOS などの信号障害または信号状態が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
4.9.5 OPT-AMP-C カードのポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 ファントレイ アセンブリにある LCD 画面を使用して判断できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。
4.10 OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カード
(Cisco ONS 15454 および ONS 15454 M6 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「OPT-RAMP-C 増幅器カードの仕様」および「OPT-RAMP-CE 増幅器カードの仕様」を参照してください。
(注) OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードの安全性ラベルについては、「クラス 1M レーザーの安全性ラベル」を参照してください。
OPT-RAMP-C カードは、光信号の増幅にスパン ファイバを使用して、長いスパンで未再生成セクションを改善するダブルスロット カードです。C バンドの異なる波長で、異なるゲイン値を受信します。ラマン増幅を達成するには、2 つのラマン信号(ペイロードやオーバーヘッドを伝送しない)を光ファイバで送信する必要があります。1 つの信号で生成されるゲインはフラットではないからです。これらのラマン信号のエネルギーはスペクトルの高い領域に伝送されるので、高波長で伝送される信号を増幅します。ラマン効果により、スパン損失は低減されますが、完全に補償されるわけではありません。
ラマン光パワーが適切に設定されている場合、リップルが限定的なゲイン プロファイルを達成できます。ラマン信号の波長は、スペクトルの C バンド内にはありません(ペイロード信号用に MSTP で使用)。2 つのラマン波長は固定で、常に同じです。ラマン ゲインが限定されているため、EDFA 増幅器はカードに埋め込まれ、より高い総ゲインを生成します。埋め込まれた EDFA ゲイン ブロックは、第 1 増幅ステージを提供します。一方、Mid Stage Access(MSA; 中間アクセス)は DCU 損失補償に使用されます。
OPT-RAMP-CE カードは、OPT-RAMP-C カードのゲイン拡張バージョンで、出力電力は 20 dBm です。短いスパン用に最適化されています。OPT-RAMP-C カードと OPT-RAMP-CE カードは、光スペクトルの C バンド(1529 ~ 1562.5 nm の波長)にわたり 50 GHz チャネル間隔で最大 80 の光伝送チャネルをサポートします。伝送ファイバに逆方向に伝搬されるラマン ポンプを提供するために、ラマン増幅器は LINE-RX コネクタで最大 500 mW 提供します。OPT-RAMP-C カードと OPT-RAMP-CE カードは、スロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 に装着でき、すべてのネットワーク構成をサポートします。ただしどちらのカードも、スパンの両方のエンドポイントに装着する必要があります。
ラマン合計電力とラマン比率は、CTC を使用して設定できます。ラマン パラメータの設定方法の詳細については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。ラマンの設定は、[Maintenance] > [Installation] タブで確認できます。
OPT-RAMP-C カードおよび OPT-RAMP-CE カードの機能は次のとおりです。
• EDFA ゲイン ブロックが埋め込まれたラマン ポンプ
• ラマン セクション:2 つのポンプ波長に 500 mW の総ポンプ電力
• EDFA セクション:
– OPT-RAMP-C:16 dB のゲインおよび 17 dB の出力電力
– OPT-RAMP-CE:11 dB のゲインおよび 20 dB の出力電力
• ラマンおよび EDFA のリップル補償用 Gain Flattening Filter(GFF; ゲイン平滑化フィルタ)
• DC ユニット用 MSA
• DC 入力電力制御用 VOA
• ポンプ、OSC、および信号電力のフル モニタリング
• 過渡抑制のための高速ゲイン制御
• 低 FIT(ハードウェア制御)光レーザー安全性
• 入力フォトダイオードでの LOS モニタリング用ハードウェア出力信号
• 光サービス チャネルのアド/ドロップ フィルタ
• ラマン ポンプ背面反射検出器
4.10.1 カード前面プレートのポート
OPT-RAMP-C カードおよび OPT-RAMP-CE カードの前面プレートには、10 の光ポートがあります。
• MON RX は、出力モニタ ポート(受信セクション)です。
• MON TX は出力モニタ ポートです。
• COM RX は、入力信号ポート(受信セクション)です。
• COM TX は出力信号ポートです。
• DC RX は入力 DCU ポートです。
• DC TX は出力 DCU ポートです。
• OSC RX は OSC アド入力ポートです。
• OSC TX は OSC ドロップ出力ポートです。
• LINE RX は、入力信号ポート(受信セクション)です。
• LINE TX は出力信号ポートです。
図 4-27 に、OPT-RAMP-C カードの前面プレートを示します。
図 4-27 OPT-RAMP-C の前面プレート
OPT-RAMP-CE カードの前面プレートは OPT-RAMP-C カードと同じです。
4.10.2 カードのブロック図
図 4-28 に OPT-RAMP-C カードと OPT-RAMP-CE カードの機能の簡略化されたブロック図を示します。
図 4-28 OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE のブロック図
図 4-29 に OPT-RAMP-C カードと OPT-RAMP-CE カードの機能を表すブロック図を示します。
図 4-29 OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カードの機能ブロック図
2 つのラマン ポンプが内部で組み合わされ、LINE-RX ポートでファイバ内で起動されます。その結果、DWDM 信号とともに逆方向に伝搬されます。EDFA ゲイン ブロックは、DWDM 信号をさらに増幅することで、中間アクセスで制御された出力電力エントリを可能にし、VOA 減衰に作用します。OSC のアド/ドロップ機能用の光フィルタがありますが、OSC 信号は、DWDM 信号とともに逆方向に伝搬されます。EDFA の入力および出力ステージには 2 つのモニタ ポート、MON-RX と MON-TX が提供され、総ゲイン リップルの評価に使用されます。合計 12 のフォトダイオード(PD)を装備し、デバイスの各セクションで RP 電力、DWDM 電力、OSC 電力のフル モニタリングを行えます。特に、PD12 では、逆方向にポンプされるスパンの終端で残余ラマン ポンプ電力を検出できます。また、PD11 は LINE-RX コネクタおよび伝送ファイバによって後方散乱したラマン ポンプ電力量を検出します。
EDFA セクションは、総出力電力に寄与する予測 ASE 電力を考慮して、信号電力を計算します。信号出力電力または信号ゲインは、EDFA ポンプ電力制御ループのフィードバック信号として使用できます。ASE 電力は、動作 EDFA ゲインに従って得られます。PD2、PD3、および PD4 は、フォトダイオードで測定された合計電力を提供し、信号電力は合計電力値から得られます。メイン光パスの挿入損失と 2 つのモニタ ポートの相対光減衰はカードの不揮発性メモリに保存されます。
4.10.3 OPT-RAMP-C カードと OPT-RAMP-CE カードの電力モニタリング
物理フォトダイオード PD1 ~ PD12 は、OPT-RAMP-C カードと OPT-RAMP-CE カードの電力をモニタします( 表 4-18 を参照)。
表 4-18 OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE のポート調整
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PD1 |
EDFA DWDM 入力電力 |
LINE-RX |
PD2 |
EDFA 出力電力(VOA 減衰前) |
DC-TX(VOA 減衰が 0 dB のポート) |
PD3 |
DCU 入力電力 |
DC-TX |
PD4 |
DCU 出力電力 |
DC-RX |
PD5 |
DWDM 入力電力 |
COM-RX |
PD6 |
OSC ADD 入力電力 |
OSC-RX |
PD7 |
OSC DROP 出力電力 |
OSC-TX |
PD8 |
ポンプ 1 ファイバ内出力電力 |
LINE-RX |
PD9 |
ポンプ 2 ファイバ内出力電力 |
LINE-RX |
PD10 |
合計ポンプ ファイバ内出力電力 |
LINE-RX |
PD11 |
背面反射ポンプ電力 |
LINE-RX |
PD12 |
残余ポンプ電力 |
LINE-TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
4.10.4 OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カードの電力モニタリング
表 4-19 に、OPT-RAMP-C カードと OPT-RAMP-CE カードの 3 つのカードレベル LED を示します。
表 4-19 OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カードの電力モニタリング
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は OPT-RAMP-C カードまたは OPT-RAMP-CE カードがトラフィックを伝送しているか、その準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで LOS などの信号障害または信号状態が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
4.10.5 OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カードのポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 ファントレイ アセンブリにある LCD 画面で確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。