11.1 DWDM ノードの構成
ONS 15454 がサポートする DWDM ノード構成は、ハブ、端末、Optical Add/Drop Multiplexing(OADM)、Reconfigurable OADM(ROADM; 再構成可能な OADM)、anti-Amplified Spontaneous Emission(anti-ASE)、ライン増幅器、Optical Service Channel(OSC; 光サービス チャネル)再生成回線、マルチシェルフ ノード、およびメッシュ ネットワーク用のノード構成です。すべてのノード構成は、OADM および anti-ASE ノードを除き、C バンドまたは L バンド カードを使用してプロビジョニングできます。これらのノードには、AD-xB-xx.x または AD-xC-xx.x カードが必要です(C バンド のみ)。すべてのノード構成で、シングルシェルフまたはマルチシェルフを使用できます。
(注) Cisco TransportPlanner ツールを使用して、アンプの配置および適切なノード装置の計画を作成します。
(注) メッシュ DWDM ネットワークで複数の光サイドをサポートするために、ONS 15454 シェルフの左側または右側を参照する際にイーストおよびウェストは使用されなくなりました。旧ソフトウェア リリースを実行するネットワークを今回のリリースにアップグレードすると、ウェストは A に、イーストは B にマッピングされます。2 サイド ノード(ハブや ROADM など)の場合、サイド A はスロット 1 ~ 6 を示し、サイド B はスロット 12 ~ 17 を示します。端末ノードには、スロットに装着されているカードに関係なく、「A」というサイドがあります。メッシュ DWDM ノードの ONS 15454 構成の詳細については、「メッシュ DWDM ネットワークの構成」を参照してください。
11.1.1 端末ノード
端末ノードは、2 枚の TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC カードと、次の組み合わせのいずれかを装着した 1 つの ONS 15454 ノードです。
• 1 枚の 32MUX-O カードおよび 1 枚の 32DMX-O カード
• 1 枚の 32WSS カードおよび 32DMX または 32DMX-O カード
• 1 枚の 40-WSS-C または 40-WSS-CE カードおよび 1 枚の 40-DMX-C または 40-DMX-CE カード
• 1 枚の 40-MUX-C および 1 枚の 40-DMX-C または 40-DMX-CE カード
• 1 枚の 80-WXC-C カード、1 つの 15216-MD-40-ODD、および 1 つの 15216-MD-40-EVEN(ONS 15216 40 チャネル mux/demux パッチ パネル)
• 1 つの 40-SMR1-C および 1 つの 15216-MD-40-ODD
• 1 つの 40-SMR2-C および 1 つの 15216-MD-40-ODD
(注) 15216-MD-40-ODD カードと、40-SMR1-C および 40-SMR2-C カードの併用が推奨されますが、15216-MD-40-ODD カードの代わりに 40-MUX-C および 40-DMX-C カードを使用することもできます。
端末ノードのカードは、スロット 1 ~ 6 またはスロット 12 ~ 17 に装着できます。カードが装着されているサイドは、常にサイド A として割り当てられています。
図 11-1 に、2MUX-O カードを装着した端末構成の例を示します。端末ノードのチャネル フローは、ハブ ノードと同じです(図 11-28)。
図 11-1 32MUX-O カードを装着した端末ノード構成
図 11-2 に、40-WSS-C カードを装着した端末構成の例を示します。
図 11-2 40-WSS-C カードを装着した端末ノード構成
図 11-3 に、40-MUX-C カードを装着した端末構成の例を示します。
図 11-3 40-MUX-C カードを装着した端末ノード
図 11-4 に、40-SMR1-C カードを装着した端末構成の例を示します。
図 11-4 40-SMR1-C カードを装着した端末ノード - Cisco ONS 15454 および Cisco ONS 15454 M6
図 11-5 に、40-SMR1-C およびブースタ増幅器カードを装着した端末構成の例を示します。
図 11-5 40-SMR1-C およびブースタ増幅器カードを装着した端末ノード - Cisco ONS 15454 および Cisco ONS 15454 M6
(注) 40-SMR1-C カードとブースタ増幅器を併用する場合、OSCM カードをブースタ増幅器に接続する必要があります。
図 11-6 に、40-SMR2-C カードを装着した端末構成の例を示します。
図 11-6 40-SMR2-C カードを装着した端末ノード:Cisco ONS 15454 および Cisco ONS 15454 M6
11.1.2 OADM ノード
OADM ノードは、両サイドにカードが装着され、少なくとも 1 枚の AD-xC-xx.x カードまたは 1 枚の AD-xB-xx.x カードと 2 枚の TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC カードが装着されている 1 つの ONS 15454 ノードです。この構成は 32 チャネルをサポートしています。OADM ノードでは、各方向とは独立してチャネルを追加またはドロップできます。また、DWDM ノードでは、チャネルはすべての OADM の反射帯域を介して通過できます(エクスプレス パスと呼ばれます)。また、外部パッチコードを装着している場合、チャネルは TDM ITU-T ラインカードを使用せずに 1 枚の OADM カードから別の OADM カードを通過することもできます(光パススルーと呼ばれます)。
エクスプレス パスとは異なり、光パススルー チャネルは、変更後のリングで別のチャネルに影響を及ぼすことなくアド/ドロップ チャネルに変換できます。OADM 増幅器の配置と必要なカードの配置は、Cisco TransportPlanner ツールまたはサイト計画によって決定します。
OADM ノードは増幅またはパッシブにすることができます。増幅した OADM の場合、ブースタおよびプリアンプ カードはノードの両側に装着します。図 11-7 に、増幅した OADM ノード の構成例を示します。また、OADM ノードは非対称にすることができます。増幅器を一方に装着してもう一方に装着しないことができます。また、プリアンプを一方に装着して、もう一方にブースタに装着できます。
図 11-7 増幅された OADM ノードの構成例
図 11-8 に、増幅された OADM ノードのチャネル フローの例を示します。32 波長計画は、8 帯域に基づいているため(各帯域には 4 チャネルが含まれます)、光の追加およびドロップは、帯域レベルまたはチャネル レベルで実行できます(つまり、個々のチャネルをドロップできます)。
図 11-8 増幅された OADM ノード チャネル フローの例
11.1.3 ROADM ノード
ROADM ノードは、物理ファイバ接続を変更せずに、波長を追加およびドロップします。ROADM ノードには、2 枚の TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC カードと、次の組み合わせのいずれかが装着されています。
• 2 枚の 32WSS カードと、オプションで 2 枚の 32DMX または 32DMX-O カード
• 2 枚の 40-WSS-C または 40-WSS-CE カードと、オプションで 2 枚の 40-DMX-C または 40-DMX-CE カード
• 2 つの 40-SMR1-C および 2 つの 15216-MD-40-ODD(ONS 15216 40 チャネル mux/demux パッチ パネル)
• 2 つの 40-SMR2-C と 2 つの 15216-MD-40-ODD
• 2 枚の 80-WXC-C カードと、2 つの 15216-MD-40-ODD または 15216-MD-40-EVEN
(注) 15216-MD-40-ODD カードと、40-SMR1-C および 40-SMR2-C カードの併用が推奨されますが、15216-MD-40-ODD カードの代わりに 40-MUX-C および 40-DMX-C カードを使用することもできます。
トランスポンダ(TXP)およびマックスポンダ(MXP)はスロット 6 および 12 に装着できます。増幅を使用しない場合は、任意の空きスロットに装着できます。
(注) 必須ではありませんが、ROADM ノードで 32DMX-O を使用できます。Cisco TransportPlanner によって、ネットワーク要件に基づいて ROADM ノードに最適なデマルチプレクサ カードが自動的に選択されます。
図 11-9 に、32DMX カードを装着し、増幅された ROADM ノードの構成例を示します。
図 11-9 32DMX カードを装着し ROADM ノード
図 11-10 に、40-WSS-C カードを装着し、増幅された ROADM ノードの構成例を示します。
図 11-10 40-WSS-C カードを装着した ROADM ノード
図 11-11 に、40-SMR1-C カードを装着した ROADM ノードの例を示します。
図 11-11 40-SMR1-C カードを装着した ROADM ノード - Cisco ONS 15454 および Cisco ONS 15454 M6
図 11-12 に、40-SMR1-C およびブースタ増幅器カードを装着した ROADM ノードの例を示します。
図 11-12 40-SMR1-C およびブースタ増幅器カードを装着した ROADM ノード - Cisco ONS 15454 および Cisco ONS 15454 M6
(注) 40-SMR1-C カードとブースタ増幅器を併用する場合、OSCM カードをブースタ増幅器に接続する必要があります。
図 11-13 に、40-SMR2-C カードを装着した ROADM ノードの例を示します。
図 11-13 40-SMR2-C カードを装着した ROADM ノード - 15454 - Cisco ONS 15454 および Cisco ONS 15454 M6
図 11-14 に、80 チャネルのカラード 2 度 ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-14 80 チャネルのカラード 2 度 ROADM ノード
80-WXC-C カードはスロット 3 および 14 に挿入され、双方向モードで機能します。
図 11-15 に、ONS 15454 M6 80 チャネルのカラード 2 度 ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-15 ONS 15454 M6 80 チャネルのカラード 2 度 ROADM ノード
図 11-16 に、全方向サイドを備える 80 チャネルの n 度 ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-16 全方向サイドを備える 80 チャネルの n 度 ROADM ノード
図 11-17 に、全方向サイドを備える ONS 15454 M6 80 チャネルの n 度 ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-17 全方向サイドを備える ONS 15454 M6 80 チャネルの n 度 ROADM ノード
図 11-18 に、40-WXC-C ベースのカラーレス サイドを備える 40 チャネルの n 度 ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-18 40-WXC-C ベースのカラーレス サイドを備える 40 チャネルの n 度 ROADM ノード
80-WXC-C カードは 40-WXC-C カードのアド/ドロップ ポートに接続され、カラーレス マルチプレクサおよびデマルチプレクサ ユニットとして機能します。
図 11-19 に、40-SMR2-C ベースのカラーレス サイドを備える 40 チャネルの 4 度 ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-19 40-SMR2-C ベースのカラーレス サイドを備える 40 チャネルの 4 度 ROADM ノード
80WXC-C(マルチプレクサ)カードはスロット 3 に挿入し、80-WXC-C(デマルチプレクサ)カードはスロット 5 に挿入します。80-WXC-C カードは 40-SMR2-C カードのアド/ドロップ ポートに接続され、カラーレス マルチプレクサおよびデマルチプレクサ ユニットとして機能します。
図 11-20 に、80 チャネルのカラーレス ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-20 80 チャネルのカラーレス ROADM ノード
80 チャネルのカラーレス 2 度 ROADM ノードには、80-WXC-C、15216-MD-40-ODD、15216-MD-40-EVEN、プリアンプ、およびブースタ カードが必要です。
80-WXC-C カードは、level1(L1)と level2(L2)という 2 つのレベルで使用できます。
L1 80WXC-C(マルチプレクサ)カードはスロット 3 に挿入し、L1 80-WXC-C(デマルチプレクサ)カードはスロット 5 に挿入します。L2 80WXC-C(マルチプレクサ)カードはスロット 12 に挿入し、L2 80-WXC-C(デマルチプレクサ)カードはスロット 14 に挿入します。
図 11-21 に、80 チャネルのカラーレス 2 度 ROADM ノードで 80-WXC-C カードを使用した、サイド A からサイド B への光信号フローの例を示します。サイド B からサイド A への光信号フローは同じパスを通ります。
図 11-21 80 チャネルのカラーレス 2 度 ROADM ノード
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サイド A のブースタは、複合光信号を受信します。また、光ペイロードからの光サービス チャネルを分離し、そのペイロードをサイド A のプリアンプに送信します。 |
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プリアンプは波長分散を補正し、光ペイロードを増幅し、それを L1 80-WXC-C カード(デマルチプレクサ)に送信します。 |
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終端しているカラード波長がない場合、L1 80-WXC-C カードでは最大 8 個のカラーレス ポートを使用できます。図 11-21 の 2 つの EAD ポートは、40-DMX-C または 40-DMX-CE カード、15216-40-MD-ODD、または 15216-40-MD-EVEN ユニットに接続され、そこでカラード奇数波長および偶数波長がドロップされます。エクスプレス波長は、サイド B の L1 80-WXC-C カード(マルチプレクサ)に送信され、そこで波長は他のカラード波長またはカラーレス波長で多重化されます。 |
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サイド B の L1-80-WXC-C カードは、サイド B のブースタに複合信号を送信します。 |
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サイド B のブースタは複合光信号を受信し、光サービス チャネルを光ペイロードに追加し、それを伝送ラインに送信します。 |
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より多くのカラーレス ポートを構成するには、2 レベルで 80-WXC-C カードをカスケード接続します。たとえば、14 個のカラーレス ポートを構成するには、L1 80-WXC-C カードの EAD ポートの 1 つを、レベル 2 の別の 80-WXC-C カードに接続します。L1 80-WXC-C カードには 5 個のカラーレス ポートがあり、L2 80-WXC-C カードには 9 個のカラーレス ポートがあります。80 チャネル カラーレス構成を実現するには、9 個の L2 80-WXC-C カードを、L1 80-WXC-C カードの 9 個の EAD ポートに接続します。 |
図 11-22 に、OPT-RAMP-C カードを装着した 80 チャネルのカラーレス ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-22 OPT-RAMP-C カードを装着した 80 チャネルのカラーレス ROADM ノード
図 11-23 に、ONS 15454 M6 80 チャネルの 2 度カラーレス ROADM ノードの例を示します。
図 11-23 ONS 15454 M6 80 チャネルのカラーレス 2 度 ROADM ノード
L1 80WXC-C(マルチプレクサ)カードはスロット 4 に挿入し、L1 80-WXC-C(デマルチプレクサ)カードはスロット 6 に挿入します。L2 80WXC-C(マルチプレクサ)カードはスロット 2 に挿入し、L2 80-WXC-C(デマルチプレクサ)カードはスロット 4 に挿入します。
図 11-24 に、32WSS または 40-WSS-C カードを使用した、サイド A からサイド B への ROADM 光信号フローの例を示します。サイド B からサイド A の光信号フローは、サイド B の OSC-CSM および 32WSS または 40-WSS-C カードを介するパスと同じパスを通過します。この例では、OSC-CSM カードが装着されているため、OPT-BST は必要ありません。
図 11-24 32WSS または 40-WSS-C カードを使用した ROADM 光信号フローの例
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OSC-CSM は光信号を受信します。また、光ペイロードからの光サービス チャネルを分離し、そのペイロードを OPT-PRE モジュールに送信します。 |
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OPT-PRE は波長分散を補正し、光ペイロードを増幅し、それを 32WSS または 40-WSS-C/40-WSS-CE に送信します。 |
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32WSS または 40-WSS-C/40-WSS-CE は信号を 2 つのコンポーネントに分割します。80% のコンポーネントは DROP-TX ポートに送信され、20% のポートは EXP-TX ポートに送信されます。 |
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ドロップ コンポーネントは 32DMX カードまたは 40-DMX-C/40-DMX-CE カードに送信され、そこで逆多重化され、ドロップされます。 |
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エクスプレス波長の集約信号は、相手側の 32WSS または 40-WSS-C/40-WSS-CE に送信され、そこで逆多重化されます。チャネルは、スイッチの状態に基づいて停止または転送されます。転送された波長は、ADD パスから送信された波長とマージされ、OSC-CSM モジュールに送信されます。 |
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OSC-CSM は多重化されたペイロードを OSC と結合し、その信号を伝送ラインに送出します。 |
図 11-25 に、40-SMR1-C カードを使用してサイド A からサイド B への ROADM 光信号フローの例を示します。サイド B からサイド A への光信号フローは、サイド B のブースタと 40-SMR1-C カードを介するパスと同じパスを通過します。
図 11-25 40-SMR1-C カードを使用する ROADM 光信号フローの例
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ブースタは光信号を受信します。ブースタは光サービス チャネルを光ペイロードから分離し、そのペイロードを 40-SMR1-C カード内のプリアンプ モジュールに送信します。 |
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プリアンプ モジュールは波長分散を補正し、光ペイロードを増幅し、40-SMR1-C カード内の 70/30 スプリッタに送信します。 |
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70/30 スプリッタは、信号を 2 つのコンポーネントに分割します。70% のコンポーネントは DROP-TX ポートに送信され、30% のポートは EXP-TX ポートに送信されます。 |
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ドロップ コンポーネントは 15216-MD-40-ODD カードに送信され、そこで逆多重化され、ドロップされます。 |
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エクスプレス波長の集約信号は、相手側の 40-SMR1-C カードに送信され、そこで逆多重化されます。チャネルは、スイッチの状態に基づいて停止または転送されます。転送された波長は、ADD パスから送信された波長とマージされ、ブースタ モジュールに送信されます。 |
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ブースタは多重化されたペイロードを OSC と結合して増幅し、その信号を伝送ラインに送出します。 |
11.1.4 ハブ ノード
ハブ ノードは、2 枚の TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC カードと、次の組み合わせのいずれかを装着した 1 つの ONS 15454 ノードです。
• 2 枚の 32MUX-O カードと、2 枚の 32DMX-O または 32DMX カード
• 2 枚の 32WSS カードと、2 枚の 32DMX または 32DMX-O カード
• 2 枚の 40-WSS-C または 40-WSS-CE カードと、2 枚の 40-DMX-C または 40DMX-CE カード
• 2 つの 40-SMR1-C および 2 つの 15216-MD-40-ODD(ONS 15216 40 チャネル mux/demux パッチ パネル)
• 2 つの 40-SMR2-C と 2 つの 15216-MD-40-ODD
(注) 15216-MD-40-ODD カードと、40-SMR1-C および 40-SMR2-C カードの併用が推奨されますが、15216-MD-40-ODD カードの代わりに 40-MUX-C および 40-DMX-C カードを使用することもできます。
(注) 40-SMR1-C または 40-SMR2-C カードを使用するハブ ノードの構成は、2 枚の 40-SMR1-C または 40-SMR2-C カードを接続するパッチコードがないという点を除き、ROADM ノードと同じです。ROADM ノードの構成の詳細については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) 通常、32WSS/40-WSS-C/40-WSS-CE および 32DMX/32DMX-L/40-DMX-C/ 40-DMX-CE カードは、ROADM ノードに装着しますが、ハブ ノードおよび端末ノードに装着することもできます。これらのカードをハブ ノードに装着する場合、32WSS/32WSS-L/ 40-WSS-C/40-WSS-CE エクスプレス ポート(EXP RX および EXP TX)にはケーブル接続されません。
必要に応じて、Dispersion Compensation Unit(DCU; 分散補償ユニット)を追加することもできます。図 11-26 に、32MUX-O および 32DMX-O カードを取り付けたハブ ノードの構成を示します。
図 11-26 32 チャネル C バンド カードを取り付けたハブ ノードの構成例
図 11-27 に、40-WSS-C カードを装着した 40 チャネル ハブ ノードの構成を示します。
図 11-27 40-WSS-C カードを装着したハブ ノードの構成例
図 11-28 に、ハブ ノードのチャネル フローを示します。クライアント ポートからの最大 32 チャネルは多重化され、1 つのファイバに均等化されます。多重化されたチャネルは OPT-BST 増幅器に送信されます。OPT-BST 出力は OSCM カードからの出力信号と結合され、相手側に送信されます。
受信した信号は OSCM カードと OPT-PRE カード間で分割されます。分散の補正は OPT-PRE 増幅器で受信した信号に適用され、32DMX-O カードに送信され、そこで入力信号の逆多重化と減衰が行われます。
図 11-28 ハブ ノード チャネル フローの例
11.1.5 anti-ASE ノード
メッシュ リング ネットワークの ONS 15454 には、ASE の蓄積とレージングを防ぐノード構成が必要です。anti-ASE ノードを作成するには、変更を加えてハブ ノードまたは OADM ノードを構成します。エクスプレス パスを介して伝送できるチャネルはありませんが、一方のチャネル レベルで逆多重化とドロップを行い、もう一方で追加と多重化を行うことができます。
ハブ ノードは、いくつかのチャネルをパススルー モードで接続するときに優先されるノード構成です。一定の数のチャネルが必要なリングの場合、AD-xB-xx.x および 4MD-xx.x カードを組み合わせるか、AD-xC-xx.x カードをカスケード接続します。図 11-8を参照してください。
図 11-29 に、パススルー モードのすべての波長を使用する anti-ASE ノードを示します。anti-ASE ノードに最適な構成を判断するには、Cisco TransportPlanner を使用します。
図 11-29 anti-ASE ノード チャネル フローの例
11.1.6 ライン増幅器ノード
ライン増幅器ノードは、長いスパンで光信号を増幅するために使用する 1 つの ONS 15454 ノードです。ライン増幅器ノードには、次のカード セットのいずれかを装着できます。
• 2 枚の OPT-PRE カード、2 枚の OPT-BST カード、および 2 枚の OSCM カード
• 2 枚の OPT-PRE カードおよび 2 枚の OSC-CSM カード
• 2 枚の OPT-AMP-17-C カードおよび 2 枚の OSCM カード
• 2 枚の OPT-AMP-C カードおよび 2 枚の OSCM カード
光入力電力値をマッチングし、増幅器のゲイン チルト値を維持するために、各プリアンプおよび OPT-BST 増幅器間に減衰器が必要になる場合があります。
OSC 信号をパススルー チャネルで多重化するには、2 枚の OSCM カードを OPT-BST カードに接続します。ノードにブースタ カードがある場合、OSCM カードではなく OSC-CSM カードを装着します。図 11-30 に、OPT-BST、OPT-PRE、および OSCM カードを使用するライン増幅器ノードの構成例を示します。
図 11-30 ライン増幅器ノードの構成例 - Cisco ONS 15454 M6 および Cisco ONS 15454 M2
11.1.7 OSC 再生成ノード
OSC 再生成ノードは、次の 2 つの目的で DWDM に追加されます。
• スパン リンクが 37 dB 以上になり、ペイロードの増幅およびアド/ドロップ機能がない場合は常に、OSC チャネルを電気的に再生成するため。Cisco TransportPlanner は、37 dB よりも長いスパンの場合に OSC 再生成ノードを配置します。OSC 再生成ノードおよび次の DWDM ネットワーク サイトは、31 dB よりも長くできません。
• ネットワーク内で必要な場合は常に、Data Communications Network(DCN; データ通信ネットワーク)機能を追加するため。
OSC 再生成ノードには、図 11-31 に示すように 2 枚の OSC-CSM カードが必要です。カードはシェルフの一方に装着します。
図 11-31 OSC 再生成ライン ノードの構成例 - Cisco ONS 15454、Cisco ONS 15454 M6、および Cisco ONS 15454 M2
図 11-32 に、OSC 再生成ライン ノードの信号フローを示します。
図 11-32 OSC 再生成ライン ノード フロー
11.2 OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カードでサポートされるノード構成
OPT-RAMP-C および OPT-RAMP-CE カードは、次のネットワーク要素タイプ構成で装着できます。
• C バンド奇数システム:
– 32-MUX-O および 32-DMX-O カードを使用する C バンド端末サイト
– 32-MUX-O および 32-DMX-O カードを使用する C バンド ハブ ノード
– C バンド固定 OADM ノード
– C バンド ライン サイト
– C バンド 32 チャネルの Reconfigurable OADM(ROADM; 再構成可能な OADM)
– 32-WSS および 32-DMX カードを使用する C バンド端末サイト
– AD-xC カードを使用する C バンド フレキシブル端末サイト
– 32-WSS および 32-DMX カードを使用する C バンド ハブ ノード
– C バンド 40 チャネル ROADM
– 40-WSS-C および 40-DMX-C カードを使用する C バンド端末サイト
– 40-MUX-C および 40-DMX-C カードを使用する C バンド端末サイト
– 40-WSS-C および 40-DMX-C カードを使用する C バンド ハブ ノード
– C バンド最大 4 度メッシュ ノード
– C バンド最大 8 度メッシュ ノード
– MMU ノードを備える C バンド マルチリング/メッシュ
– C バンド 4 度マルチリング/メッシュ ノード(MMU ベース)
• C バンド奇数および偶数システム:
– C バンド 64 チャネル端末サイト
– C バンド 72 チャネル端末サイト
– C バンド 80 チャネル端末サイト
– C バンド 64 チャネル ハブ サイト
– C バンド 72 チャネル ハブ サイト
– C バンド 80 チャネル ハブ サイト
– C バンド 64 チャネル ROADM サイト
– C バンド 72 チャネル ROADM サイト
– C バンド 80 チャネル ROADM サイト
次の増幅器カードはブースタまたはプリアンプと定義されています。
• ブースタ:
– OPT-BST
– OPT-BST-E
– OPT-AMP-17-C
– OPT-AMP-C
• プリアンプ:
– OPT-PRE
– OPT-AMP-C
– OPT-BST
– OPT-BST-E
(注) ブースタが不要な場合、OSC-CSM カードで置き換える必要があります。
マルチシェルフ ノードで集約できるシェルフの最大数は次のとおりです。
• MS-ISC-100T スイッチ カードを使用する場合は 8。
• 外部 Catalyst 2950 スイッチを使用する場合は 12。
11.2.1 アド/ドロップ ノードでの OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カード
OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードをアド/ドロップ ノードに装着する場合、ブースタ増幅器は必須であり、OSC-CSM カードで置き換えることはできません。プリアンプは OPT-BST、OPT-BST-E、または OPT-AMP-C カードであり、単一方向のカードとしてケーブル接続する必要があります。COM-TX および LINE-RX ポートはその他の接続に使用できません。単一のモジュール ROADM 40-SMR-1-C をアド/ドロップ カードとして使用する場合、プリアンプは必須ではありません。単一のモジュール ROADM 40-SMR-2-C をアド/ドロップ カードとして使用する場合、プリアンプとブースタの両方は必須ではありません。
図 11-33 に、アド/ドロップ ノードの OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードを示します。
図 11-33 アド/ドロップ ノードでの OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カード
必要に応じて、図 11-33 の A/D サイド(i)で DCN 拡張を使用できます。
図 11-33 のサイド(i)には次のカードを装着できます。
• WSS + DMX
• AD-xC
• 40-WXC-C または 80-WXC-C + MUX + DMX
• 単一のモジュール ROADM
11.2.2 ブースタ増幅を備えるライン サイト ノードの OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カード
OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードは、次の構成のブースタ増幅器を備えるライン サイト ノードに装着できます。
• OPT-BST および OPT-BST-E は、OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE を装着したライン サイト ノードでブースタとして使用できます。ブースタ カードは双方向ユニットとケーブル接続する必要があります。図 11-34 に、ライン サイト構成の OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードを示します。
図 11-34 ライン サイト構成の OPT-RAMP-C カードまたは OPT-RAMP-CE カード
• OPT-AMP-C は、OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE を装着したライン サイト ノードでブースタとして使用できます。また、双方向ユニットとケーブル接続する必要があります。OPT-AMP-C DC ポート間には追加の DCU ユニットを装着できます。図 11-35 に、OPT-AMP-C カードおよび追加の DCU ユニットを使用して構成したライン サイトを示します。
図 11-35 OPT-AMP-C を使用して構成したライン サイト
• ライン サイトは、1 サイドでのみ、OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードを使用して構成できます。図 11-36 に、サイド A でのみ、OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE を使用して構成したライン サイトを示します。ブースタはサイド B で構成します。
図 11-36 1 サイドでのみ OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE を使用するライン サイト
どのような構成でも、安全性のために、OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードに直接接続したブースタ増幅器が必要です。
11.3 PSM カードでサポートされるノード構成
PSM カードは次のノード構成をサポートします。
• チャネル保護
• 多重化セクションの保護
• 回線保護
• スタンドアロン
11.3.1 チャネル保護
チャネル保護構成では、PSM カードと TXP/MXP カードが併用されます。チャネル保護構成の PSM カードは、端末サイト以外の任意のサイトで使用できます。
図 11-37 に、チャネル保護構成の DWDM 機能ビューを示します。
図 11-37 PSM チャネル保護構成
この構成では、PSM カードの COM-RX および COM-TX ポートは TXP/MXP トランク ポートに接続します。この構成は、 n 度 MSTP ノード(たとえば、2 度 ROADM、 n 度 ROADM、または OADM ノード)に適用できます。この例は、2 つのサイドとしてサイド A とサイド B がある 2 度ノードのブロック図です。サイド A およびサイド B のファイバステージ ブロックは、送信信号または受信信号の増幅に使用する DWDM カードの可能性があります(カード リストについては、「ファイバ ステージ」を参照してください)。サイド A およびサイド B のアド/ドロップ ステージ ブロックは、トラフィックを追加およびドロップできる DWDM カードの可能性があります(カード リストについては、「A/D ステージ」を参照してください)。
送信方向では、TXP/MXP トランク ポートから W-TX および P-TX ポートに送信されるトラフィックは、PSM カードによって分割されます。W-TX および P-TX ポートは、それぞれサイド A およびサイド B のアド/ドロップ ステージ カードの ADD-RX ポートに接続します。アド/ドロップ ステージ カードはサイド A およびサイド B のライン ポート上のトラフィック(それぞれ作業パスと保護パスになります)を多重化します。
各方向で、PSM カードの W-RX および P-RX ポートは、それぞれサイド A とサイド B のアド/ドロップ ステージ カードの DROP-TX ポートに接続します。アド/ドロップ ステージ カードはサイド A およびサイド B のライン ポートから受信したトラフィック(それぞれ作業パスと保護パス)を逆多重化します。PSM カードは、W-RX および P-RX ポート上の 2 つの入力信号のいずれかを選択し、PSM カードの COM-RX ポートに送信します。
(注) 2 枚のアド/ドロップ ステージ カードで多重化または逆多重化されたトラフィックは、すべてが保護されるわけではありません。
11.3.2 多重化セクションの保護
端末サイトのマルチプレクサ/デマルチプレクサ カード間を接続すると、PSM カードは多重化セクションの保護を実行します。マルチプレクサ/デマルチプレクサ ステージは、WSS および DMX または 40MUX および 40DMX カードを使用して構築できません。端末サイトは、50/100 Ghz 帯域にすることができます。そのため、サポートされるチャネル数は 32/40 または 72/80 です。
図 11-38 は、多重化セクション保護構成での PSM カードのブロック図です。
図 11-38 PSM 多重化セクション保護構成
送信方向では、TXP トランク ポートが送信元のトラフィックは、サイド A マルチプレクサによって多重化されます。PSM カードは、W-TX および P-TX ポートへのトラフィックを分割します。このトラフィックは、2 つの個別のブースタ増幅器によって独立して増幅されます。
受信方向では、ライン ポート上の信号は 2 つの個別の増幅器によってプリアンプされ、PSM カードは W-RX および P-RX ポート上の 2 つの入力信号のいずれかを選択し、PSM カードの COM-RX ポートに送信します。受信信号は逆多重化されて TXP カードに送信されます。
ブースタ増幅器の配置は必須ではありません。ただし、DCN 拡張を使用する場合、PSM カードの W-TX および P-TX ポートは回線に直接接続できます。また、プリアンプの配置も必須ではありません。
(注) 回線保護またはセクション保護構成では、PSM カードをラマンの増幅と併用できません。
11.3.3 回線保護
回線保護構成では、PSM カードの作業ポートおよび保護ポートは外部回線に直接接続します。この構成は、端末サイトとして設定されている任意の MSTP ノードに適用できます。マルチプレクサ/デマルチプレクサ ステージは、WSS と DMX、40MUX と 40DMX、40-SMR1-C と 15216-MD-40-ODD、または 40-SMR2-C と 15216-MD-40-ODD の各カードを使用して構築できます。端末サイトは、50/100 Ghz 帯域にすることができます。そのため、サポートされるチャネル数は 32/40 または 72/80 です。
図 11-39 は、回線保護構成での PSM カードのブロック図です。
図 11-39 PSM 回線保護構成
送信方向では、トランスポンダ トランク ポートが送信元のトラフィックは、サイド A のマルチプレクサによって多重化され、ブースタ増幅器によって増幅されます。増幅器の Line-TX ポートは、PSM カードの COM-RX ポートに接続します。PSM カードは、COM-RX ポートで受信され W-TX および P-TX ポートに送信されるトラフィックを分割し、そこから作業パスと保護パスが構成されます。
受信方向では、PSM カードは、W-RX および P-RX ポート上の 2 つの入力信号のいずれかを選択し、PSM カードの COM-RX ポートに送信します。受信信号はプリアンプされ、逆多重化されて TXP カードに送信されます。
ブースタ増幅器の配置は必須ではありません。ただし、DCN 拡張を使用する場合、PSM カードの COM-RX ポートは多重化セクションに接続します。プリアンプの配置も必須ではありません。PSM カードの COM-TX ポートはデマルチプレクサに接続できます。
(注) 回線保護またはセクション保護構成では、PSM カードをラマンの増幅と併用できません。
11.3.4 スタンドアロン
スタンドアロン構成では、PSM カードは任意のスロットに装着できます。また、PSM カードはすべてのノード構成をサポートします。この構成では、PSM カードは基本的な機能のみが提供されます。たとえば、ファイバ カットに対する保護、オプティカル セーフティ、Automatic Laser Shutdown(ALS; 自動レーザー遮断)などの機能です。Automatic Power Control(APC; 自動電力制御)、Automatic Node Setup(ANS; 自動ノード セットアップ)、ネットワークおよびノード アラーム補正、回路管理などの機能は提供されません。
11.4 マルチシェルフ ノード
マルチシェルフ ノードとしてプロビジョニングされる ONS 15454-DWDM ノードは、単一のエンティティとして最大 12 のサブテンド シェルフまで管理できます。
マルチシェルフ ノードとしてプロビジョニングされる ONS 15454-M2 または 15454-M6 ノードは、単一のエンティティとして最大 30 のサブテンド シェルフまで管理できます。サブテンド シェルフには、15454-M2、15454-M6、または 15454-DWDM を使用できます。
(注) ONS 15454-DWDM の場合、サブテンド シェルフの数を 8 から 12 に拡張する理由は、偶数帯域周波数グリッドで動作する新しい光カードおよび DWDM カードに対応し、管理するためです。
ノード コントローラはメイン シェルフであり、その TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC カードではマルチシェルフ機能が実行されます。各サブテンド シェルフには、シェルフ機能を実行する TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC カードを装着する必要があります。ノード コントローラ シェルフとサブテンド シェルフ間の内部データ交換の場合、ノード コントローラ シェルフに冗長 MS-ISC-100T カードを装着するか、代替として Catalyst 2950 スイッチを使用する必要があります。MS-ISC-100T カードの使用を推奨します。Catalyst 2950 を使用する場合、マルチシェルフ ラックのいずれかに取り付ける必要があります。すべてのサブテンド シェルフは、通信 LAN のサポートに使用するイーサネット スイッチから最大 100 メートル(328 フィート)の距離で、同じサイトに配置する必要があります。図 11-40 に、マルチシェルフ ノード構成の例を示します。
図 11-40 マルチシェルフ ノード構成
マルチシェルフ ノードには、すべてのクライアント インターフェイス(Cisco Transport Controller(CTC)、Transaction Language One(TL1)、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)、および HTTP)に対応する単一のパブリック IP アドレスがあります。クライアントは、サブテンド シェルフではなくノード コントローラ シェルフにのみ接続できます。ユーザ インターフェイスおよびサブテンド シェルフは、ストレート(CAT-5)LAN ケーブルを使用してパッチ パネルに接続します。
ノード コントローラ シェルフには次の機能があります。
• ノード コントローラ レベルでの IP パケット ルーティングおよびネットワーク トポロジ ディスカバリ。
• ノード コントローラ シェルフに一元化された Open Shortest Path First(OSPF)。
サブテンド シェルフには次の機能があります。
• オーバーヘッド回路は、マルチシェルフ ノード内ではルーティングされませんが、サブテンド コントローラ シェルフでのみ管理されます。オーバーヘッド バイトを使用するには、終端のサブテンド シェルフに AIC-I を取り付ける必要があります。
• 各サブテンド シェルフは、タイミング ソース ライン、TCC/TCC2P/TCC3/TNC/TSC クロック、または Building Integrated Timing Supply(BITS)ソース ラインとして使用できる単一のシェルフ ノードとして動作します。
11.4.1 マルチシェルフ ノードのレイアウト
マルチシェルフ構成は Cisco TransportPlanner によって構成され、CTC ソフトウェアによって自動的に検出されます。一般的なマルチシェルフ設置では、すべての光ユニットはノード コントローラ シェルフに取り付け、TXP/MXP カードは集約されたサブテンド シェルフに装着します。また、ノード コントローラ シェルフのすべての空きスロットには、TXP/MXP カードを装着できます。DWDM メッシュ ネットワークでは、異なるシェルフにクライアントおよび光カードを装着した最大 8 個の光サイドを構成し、メッシュおよびリング保護信号出力をサポートできます。
(注) DWDM リングまたはネットワークを Telcordia Operations Support System(OSS)を介して管理する必要がある場合、ネットワーク内の各ノードはマルチシェルフとしてセットアップする必要があります。1 つのシェルフがある OLA サイトおよびノードは、LAN スイッチの使用を回避するために、「マルチシェルフ スタンドアロン」としてセットアップする必要があります。
11.4.2 DCC/GCC/OSC 終端
マルチシェルフ ノードには、単一シェルフ ノードと同じ通信チャネルがあります。
• OSC リンクは OSCM/OSC-CSM カードで終端します。各 ONS 15454 ノード間に、2 つのリンクが必要です。2 つのノード間の OSC リンクは、同じノード ペアで終端する同等の Generic Communications Channel/Data Communications Channel(GCC/DCC; 汎用通信チャネル/データ通信チャネル)リンクで置き換えることはできません。OSC リンクは必須であり、Gateway Network Element(GNE; ゲートウェイ ネットワーク エレメント)にノードを接続するために使用できます。
• GCC/DCC リンクは TXP/MXP カードで終端します。
マルチシェルフ ノードでサポートされる DCC/GCC/OSC 終端の最大数は 48 です。
(注) 光サービス チャネルは TNC カードの OC3 ポートで作成できます。
11.5 光サイド
トポロジの観点からは、MSTP ノードに装着されているすべての DWDM ユニットは、1 つのサイドに属します。サイドは、文字(A、B、C、D、E、F、G、または H)、またはスパンに物理的に接続しているポート(サイド ライン ポートと呼ばれます。「サイド ライン ポート」を参照)で識別できます。MSTP ノードは、最大 8 の異なるスパンに接続できます。各サイドは、MSTP ノードが接続されているスパンの 1 つを識別します。
(注) サイド A とサイド B は、ONS 15454 シェルフの 2 つのサイドを参照するときに「ウェスト」と「イースト」を置き換えます。サイド A はスロット 1 ~ 6(以前の「ウェスト」)を参照し、サイド B はスロット 12 ~ 17(以前の「イースト」)を参照します。ライン方向ポート パラメータの East-to-West および West-to-East は削除されました。
サイドの表示および管理は、CTC の [Provisioning] > [WDM-ANS] > [Optical Sides] タブから行います。
11.5.1 光サイド ステージ
すべての MSTP ノードは、図 11-41 に従ってモデリングできます。
図 11-41 サイドの相互接続の概念図
図 11-41 に従って、各 MSTP ノード サイドには、概念的に 3 つのステージに分割できる DWDM ユニットが含まれます。
• ファイバ ステージ:直接または間接的にスパンに接続されるポートがある DWDM カード セット。
• A/D ステージ:アド/ドロップ ステージ。
• TXP/MXP ステージ:物理ファイバ ステージとの間で多重化または逆多重化された信号による、すべての TXP または MXP カードの仮想グループ化。
11.5.1.1 ファイバ ステージ
ファイバ ステージには、送信信号または受信信号の増幅に使用される DWDM カードと、光監視チャネルの追加に使用されるカードが含まれます。ファイバ ステージ カードは次のとおりです。
• 次のようなスパンに直接接続するブースタ増幅器カード。
– OPT-BST
– OPT-BST-E
– OPT-BST-L
– OPT-AMP-C(OPT-LINE(ブースタ増幅器)モードでプロビジョニングする場合)
– OPT-AMP-L(OPT-LINE(ブースタ増幅器)モードでプロビジョニングする場合)
– OPT-AMP-17-C(OPT-LINE(ブースタ増幅器)モードでプロビジョニングする場合)
• 次のようなプリアンプ カード。
– OPT-PRE
– OPT-AMP-C(OPT-PRE(プリアンプ)モードでプロビジョニングする場合)
– OPT-AMP-L(OPT-PRE(プリアンプ)モードでプロビジョニングする場合)
– OPT-AMP-17-C(OPT-PRE(プリアンプ)モードでプロビジョニングする場合)
• 次のような OSC カード。
– OSCM
– OSC-CSM
• OPT-RAMP-C カード
表 11-1 に、DWDM メッシュ ノードでサポートされる一般的な展開方法のファイバ ステージを示します。表の OPT-BST には、OPT-BST、OPT-BST-E、および OPT-BST-L カードが含まれます。OPT-AMP には、OPT-PRE または OPT-LINE モードで設定された OPT-AMP-L および OPT-AMP-17-C カードが含まれます。
(注) C バンドおよび L バンド増幅器は同じレイアウト内に混在できないため、表では L および C というサフィクスを報告していません。
表 11-1 サポートされるファイバ ステージ構成
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A |
OPT-BST <-> OPT-PRE/OPT-AMP(OPT-PRE モード) |
• OSCM OSC ポートまたは OSC-CSM ライン ポートに接続されている OPT-BST OSC ポート • スパンに接続されている OPT-BST ライン ポート • OPT-AMP(OPT-PRE モード)または OPT-PRE COM-RX ポートに接続されている OPT-BST COM-TX ポート • 次のステージに接続されている OPT-AMP(OPT-PRE モード)または OPT-PRE LINE-TX または COM-TX ポート(たとえば、ROADM ノードの 40-WSS-C/40-WSS-CE COM-RX ポート) • 次のステージに接続されている OPT-BST COM-RX ポート(たとえば、ROADM ノードの 40-WSS-C/40-WSS-CE COM-TX ポート) |
B |
OPT-AMP(OPT-BST モード)<-> OPT-PRE/OPT-AMP(OPT-PRE モード) |
• OSCM OSC ポートまたは OSC-CSM ライン ポートに接続されている OPT-AMP(BST)OSC ポート • スパンに接続されている OPT-AMP(BST)ライン ポート • OPT-AMP(PRE)/OPT-PRE COM-RX ポートに接続されている OPT-AMP(BST)COM-TX ポート • 次のステージに接続されている OPT-AMP(PRE)/OPT-PRE LINE-TX/COM-TX ポート(たとえば、ROADM ノードの 40-WSS-C/40-WSS-CE COM-RX ポート) • 次のステージに接続されている OPT-AMP(BST)COM-RX ポート(たとえば、ROADM ノードの 40-WSS-C/40-WSS-CE COM-TX ポート) |
C |
OSC-CSM <-> OPT-PRE/OPT-AMP(OPT-PRE モード) |
• スパンに接続されている OSC-CSM ライン ポート • OPT-AMP COM-RX ポートに接続されている OSC-CSM COM-TX ポート • 次のステージに接続されている OPT-AMP(PRE)/OPT-PRE LINE-TX/COM-TX ポート(たとえば、ROADM の 40-WSS-C/40-WSS-CE COM-RX ポート) • 次のステージに接続されている OSC-CSM COM-RX ポート(たとえば、ROADM ノードの 40-WSS-C/40-WSS-CE COM-TX ポート) |
D |
OPT-BST |
• OSCM OSC ポートまたは OSC-CSM ライン ポートに接続されている OPT-BST OSC ポート • スパンに接続されている OPT-BST ライン ポート • 次のステージに接続されている OPT-BST COM ポート(たとえば、ROADM ノードの 40-WSS-C/40-WSS-CE COM ポート) |
E |
OPT-AMP(OPT-BST モード) |
• OSCM OSC ポートまたは OSC-CSM ライン ポートに接続されている OPT-AMP OSC ポート • スパンに接続されている OPT-AMP ライン ポート • 次のステージに接続されている OPT-AMP COM ポート(たとえば、ROADM ノードの 40-WSS-C/40-WSS-CE COM ポート) |
F |
OSC-CSM |
• スパンに接続されている OSC-CSM ライン ポート • 次のステージに接続されている OSC-CSM COM ポート(たとえば、ROADM ノードの 40-WSS-C/40-WSS-CE COM ポート) |
11.5.1.2 A/D ステージ
A/D ステージには、トラフィックを追加およびドロップできる DWDM カードが含まれます。A/D ステージは次の 3 つのノード タイプに分割されます。
• メッシュ ノード:マルチシェルフ モードで設定された ONS 15454 ノードは、8 個の異なるサイドに接続できます。メッシュ ノードの詳細については、「メッシュ DWDM ネットワークの構成」を参照してください。
• レガシー:AD-xB-xx-x または AD-xC-xx.x カードがカスケード接続された ROADM ノードまたは OADM ノードの半分
• 非 A/D:A/D 機能がないライン ノードまたはサイドは A/D ステージに含まれます。
ステージはアクティブなカードとパッチコードによって構築されます。ただし、サイドの相互接続は、メッシュ ノードのメッシュ パッチ パネル(4 度のパッチ パネルまたは 8 度のパッチ パネル)、またはレガシー ノードの EXP-RX/EXP-TX ポートに接続するパッチコードで完了します。
11.5.2 サイド ライン ポート
サイド ライン ポートは、スパンに物理的に接続されているポートです。次のようなサイド ライン ポートがあります。
• ファイバ ステージ終端し、物理的に LINE とラベルが付けられたすべてのポート。たとえば、次のカード上のポートなどです。
– ブースタ増幅器(OPT-BST、OPT-BST-E、または OPT-BST-L カード、および OPT-LINE モードでプロビジョニングする場合は OPT-AMP-C、OPT-AMP-L、または OPT-AMP-17-C カード)
– OSC-CSM
– OPT-RAMP-C
• 次のような DCN 終端を使用して、外部スパンに物理的に接続できるすべてのポート。
– ブースタ増幅器 LINE-RX および LINE-TX ポート
– OSC-CSM LINE-RX および LINE-TX ポート
– 40-WXC-C COM-RX および COM-TX ポート
– MMU EXP-A-RX および EXP-A-TX ポート
• 次のようなライン ノードの DCN 終端を使用して、外部スパンに物理的に接続できるすべてのポート。
– プリアンプ(OPT-PRE カード、および OPT-PRE モードでプロビジョニングする場合は OPT-AMP-C、OPT-AMP-L、または OPT-AMP-17-C カード)COM-RX および COM-TX ポート
– ブースタ増幅器 COM-TX ポート
– OSC-CSM COM-TX ポート
• 次のような 40 チャネル MUX/DMX 端末ノードの DCN 終端を使用して、外部スパンに物理的に接続できるすべてのポート。
– 40-MUX-C COM-TX ポート
– 40-DMX-C COM-RX ポート
• PSM カードが回線保護を実装するときに、外部スパンに物理的に接続できるすべてのポート。
– PSM W-TX および W-RX ポート
– PSM P-TX および P-RX ポート
(注) PSM カードは、2 つのサイド A(w)および A(p)をサポートします。
11.5.3 光の両サイドの構成
ノード レイアウトのタイプに応じて、次のサイド ID を使用できます。
• レガシー ノード(つまり、40-WXC-C カードがプロビジョニングまたは装着されていないノード)の場合、使用できるサイド ID は A および B のみです。
• 4 枚以下の 40-WXC-C カードを装着した 4 度メッシュ ノードの場合、使用できるサイド ID は A、B、C、および D です。
• 8 枚以下の 40-WXC-C カードを装着した 8 度メッシュ ノードの場合、使用できるサイド ID は A、B、C、D、E、F、G、および H です。
CTP XML コンフィギュレーション ファイルを CTC にインポートすると、サイド ID は自動的に割り当てられます。次の条件を満たせば、CTC または TL1 を使用してサイドを手動で作成できます。
• 許容されているサイド識別子 A ~ H を使用しています。
• シェルフに TX および RX サイド ライン ポート(「サイド ライン ポート」を参照)が含まれます。
• サイド ライン ポートは内部パッチコードに接続されていません。
(注) 手動による ONS 15454 光サイドの作成または変更は推奨されません。
次の表は、一般的な DWDM レイアウトでサイド ID を自動割り当てする方法の例を示します。
表 11-2 に、サイド A および B をプロビジョニングした標準の ROADM シェルフを示します。このシェルフは、TXP、MXP、ADM-10G、GE_XP、10GE_XP、GE_XPE、および 10GE_XPE カードを含む 7 個のシェルフに接続されています。
表 11-2 マルチシェルフ ROADM のレイアウト例
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1 |
WSS+DMX |
A |
WSS+DMX |
B |
2 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
3 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
4 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
5 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
6 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
7 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
8 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
表 11-3 に、保護されている ROADM シェルフを示します。この例では、サイド A および B は、シェルフ 1 および 2 のスロット 1 ~ 6 です。40-WSS-C/40-WSS-CE/40-DMX-C または 40-WSS-CE/40-DMX-CE カードは、サイド A および B に装着されています。シェルフ 1 および 2 のスロット 12 ~ 17 には、TXP、MXP、ADM-10G、GE_XP、10GE_XP、GE_XPE、または 10GE_XPE カードが含まれます。
表 11-3 マルチシェルフ保護 ROADM のレイアウト例
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1 |
WSS+DMX |
A |
TXP/MXP |
-- |
2 |
WSS+DMX |
B |
TXP/MXP |
-- |
3 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
4 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
5 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
6 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
7 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
8 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
表 11-4 に、4 度メッシュ ノードを示します。サイド A はシェルフ 1 のスロット 1 ~ 6 です。サイド B および C はシェルフ 2 のスロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 であり、サイド D はシェルフ 3 のスロット 1 ~ 6 です。回線終端モードの 40-WXC-C カードは、サイド A ~ D に装着します。
表 11-4 マルチシェルフ 4 度メッシュ ノードのレイアウト例
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1 |
WXC 回線終端 |
A |
TXP/MXP |
-- |
2 |
WXC 回線終端 |
B |
WXC 回線終端 |
C |
3 |
WXC 回線終端 |
D |
TXP/MXP |
-- |
4 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
5 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
6 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
7 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
8 |
TXP/MXP |
n/a |
TXP/MXP |
-- |
表 11-5 に、保護されている 4 度メッシュ ノードの例を示します。この例では、サイド A ~ D はシェルフ 1 ~ 4 のスロット 1 ~ 6 に割り当てられます。
表 11-5 マルチシェルフ 4 度保護メッシュ ノードのレイアウト例
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1 |
WXC 回線終端 |
A |
TXP/MXP |
-- |
2 |
WXC 回線終端 |
B |
TXP/MXP |
-- |
3 |
WXC 回線終端 |
C |
TXP/MXP |
-- |
4 |
WXC 回線終端 |
D |
TXP/MXP |
-- |
5 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
6 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
7 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
8 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
表 11-6 に、保護されている 4 度メッシュ ノードの例を示します。この例では、サイド A ~ D はシェルフ 1 ~ 4 のスロット 1 ~ 4 に割り当てられ、TXP、MXP、ADM-10G、GE_XP、10GE_XP、GE_XPE、または 10GE_XPE カードは、シェルフ 1 ~ 4 のスロット 12 ~ 17、シェルフ 5 ~ 8 のスロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着します。
表 11-6 マルチシェルフ 4 度保護メッシュ ノードのレイアウト例
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1 |
WXC 回線終端 |
A |
TXP/MXP |
-- |
2 |
WXC 回線終端 |
B |
TXP/MXP |
-- |
3 |
WXC 回線終端 |
C |
TXP/MXP |
-- |
4 |
WXC 回線終端 |
D |
TXP/MXP |
-- |
5 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
6 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
7 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
8 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
表 11-7 に、アップグレードとしてプロビジョニングされる 4 度メッシュ ノードを示します。この例では、サイド A ~ D は、シェルフ 1 および 2 のスロット 1 ~ 4 と 12 ~ 17 に割り当てられます。XC 終端モードでは、40-WXC-C カードはサイド A および B に装着し、回線終端モードでは、40-WXC-C カードはサイド C および D に装着します。
表 11-7 マルチシェルフ 4 度メッシュ ノード アップグレードのレイアウト例
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1 |
WXC XC 終端 |
A |
WXC XC 終端 |
B |
2 |
WXC 回線終端 |
C |
WXC 回線終端 |
D |
3 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
4 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
5 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
6 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
7 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
8 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
表 11-8 に、8 度メッシュ ノードを示します。この例では、サイド A ~ H はシェルフ 1 のスロット 1 ~ 6、シェルフ 2 ~ 4 のスロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17、およびシェルフ 5 のスロット 1 ~ 6 に割り当てられます。回線終端モードの 40-WXC-C カードは、サイド A ~ H に装着します。
表 11-8 マルチシェルフ 8 度メッシュ ノードのレイアウト例
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1 |
WXC 回線終端 |
A |
TXP/MXP |
-- |
2 |
WXC 回線終端 |
B |
WXC 回線終端 |
C |
3 |
WXC 回線終端 |
D |
WXC 回線終端 |
E |
4 |
WXC 回線終端 |
F |
WXC 回線終端 |
G |
5 |
WXC 回線終端 |
H |
TXP/MXP |
-- |
6 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
7 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
8 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
表 11-9 に、別の 8 度メッシュ ノードを示します。この例では、サイド A ~ H はすべてのシェルフ(シェルフ 1 ~ 8)のスロット 1 ~ 6 に割り当てられます。回線終端モードの 40-WXC-C カードは、サイド A ~ H に装着します。
表 11-9 マルチシェルフ 4 度メッシュ ノード アップグレードのレイアウト例
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1 |
WXC 回線終端 |
A |
TXP/MXP |
-- |
2 |
WXC 回線終端 |
B |
TXP/MXP |
-- |
3 |
WXC 回線終端 |
C |
TXP/MXP |
-- |
4 |
WXC 回線終端 |
D |
TXP/MXP |
-- |
5 |
WXC 回線終端 |
E |
TXP/MXP |
-- |
6 |
WXC 回線終端 |
F |
TXP/MXP |
-- |
7 |
WXC 回線終端 |
G |
TXP/MXP |
-- |
8 |
WXC 回線終端 |
H |
TXP/MXP |
-- |
表 11-10 に、ユーザ定義のサイドがある 4 度メッシュ ノードを示します。ソフトウェアによって連続してサイドが割り当てられ、メッシュ ノードは 4 度なので、シェルフ 5 のスロット 1 ~ 6 に割り当てられるサイドは「Unknown」です。
表 11-10 マルチシェルフ 4 度メッシュ ノードのユーザ定義のレイアウト例
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1 |
WXC 回線終端 |
A |
TXP/MXP |
-- |
2 |
TXP/MXP |
-- |
WXC 回線終端 |
C |
3 |
WXC 回線終端 |
D |
TXP/MXP |
-- |
4 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
5 |
WXC 回線終端 |
U |
TXP/MXP |
-- |
6 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
7 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
8 |
TXP/MXP |
-- |
TXP/MXP |
-- |
11.6 メッシュ DWDM ネットワークの構成
ONS 15454 シェルフは、40-WXC-C または 80-WXC-C 波長クロスコネクト カードおよび 4 度パッチ パネルまたは 8 度パッチ パネルを使用して、メッシュ DWDM ネットワークで構成できます。メッシュ DWDM ネットワークは、40-SMR2-C カードおよび 4 度パッチ パネルを使用して構成できます。
ONS 15454 DWDM メッシュ構成は、4 度パッチ パネルを取り付ける場合は最大 4 度(光 4 方向)、8 度パッチ パネルを取り付ける場合は最大 8 度(光 8 方向)に対応できます。回線終端メッシュ ノードおよびクロスコネクト(XC)終端メッシュ ノードという 2 つのメッシュ ノード タイプを使用できます。
(注) 40-WXC-C または 80-WXC-C カードを使用するメッシュ ノードには、マルチシェルフ管理が必要です。
11.6.1 40-WXC-C カードを使用する回線終端メッシュ ノード
回線終端メッシュ ノードは、ネイティブ ソフトウェア リリース 9.2 メッシュ ネットワークに設置します。回線終端メッシュ ノードは、1 ~ 8 の回線終端をサポートできます。各ライン方向で、40-WXC-C、40-MUX-C、40-DMX-C または 40-DMX-CE のカードと、プリアンプおよびブースタが必要です。この構成内では、次の代用を使用できます。
• 40-MUX-C カードは 40-WSS-C/40-WSS-CE カードで置き換えることができます。
• OPT-BST カードは OPT-AMP-17-C(OPT-BST モードの場合)または OPT-BST-E カードで置き換えることができます。
• OPT-PRE は OPT-AMP-17-C(OPT-LINE モードの場合)カードで置き換えることができます。
回線終端メッシュ ノードの各サイドは、次のように接続します。
• 40-WXC-C COM-RX ポートは、プリアンプ出力ポートに接続します。
• 40-WXC-C COM-TX ポートは、ブースタ増幅器の COM-RX ポートに接続します。
• 40-WXC-C DROP TX ポートは 40-DMX-C または 40-DMX-CE COM-RX ポートに接続します。
• 40-WXC-C ADD-RX ポートは 40-MUX-C COM-TX ポートに接続します。
• 40-WXC-C EXP-TX ポートはメッシュ パッチ パネルに接続します。
• 40-WXC-C EXP-RX ポートはメッシュ パッチ パネルに接続します。
図 11-42 に、回線終端モードの 1 つのシェルフを示します。
図 11-42 回線終端メッシュ ノード シェルフ
図 11-43 に、40-WXC-C および 40-MUX-C カードを使用する 1 つの回線終端サイドの機能ブロック図を示します。
図 11-43 回線終端メッシュ ノード サイド:40-MUX-C カード
図 11-44 に、40-WXC-C および 40-WSS-C カードを使用する回線終端サイドの機能ブロック図を示します。
図 11-44 回線終端メッシュ ノード サイド:40-WSS-C カード
図 11-45 に、MMU カードを備える ROADM と 2 つのネイティブ回線終端メッシュ サイドを相互接続するノードのブロック図を示します。
図 11-45 回線終端メッシュ ノード:MMU カードを備える ROADM
11.6.1.1 40 チャネル全方向 n 度 ROADM ノード
回線終端メッシュ ノードの任意のサイドは、全方向サイドとして構成できます。全方向サイドとして構成されるサイドは、任意のノード方向のトラフィックを追加またはドロップできるローカル マルチプレクサおよびデマルチプレクサに接続します。
図 11-46 では、サイド D は全方向サイドとして設定されています。サイド D のローカル マルチプレクサからの波長は、パッチ パネルによってサイド A、B、または C にルーティングされます。サイド A、B、または C からの波長は、サイド D でドロップされる可能性があります。全方向チャネルの最大数は 40 です。
図 11-46 40 チャネルの全方向 4 度 ROADM ノード
11.6.1.2 40 チャネルのカラーレス n 度 ROADM ノード
回線終端メッシュ ノードの任意のサイドは、任意の波長を追加またはドロップできるカラーレス サイドとして設定できます。カラーレス サイドとして構成されるサイドは、それぞれマルチプレクサおよびデマルチプレクサとして構成される 80-WXC-C カードに接続します。図 11-47 では、サイド D はカラーレス サイドとして設定されています。80-WXC-C カードは 40-WXC-C カードのアド/ドロップ ポートに接続され、カラーレス マルチプレクサおよびデマルチプレクサとして機能します。
9 個のポートのいずれかから送信された波長の組み合わせは、40-WXC-C カードに接続されている 80-WXC-C カード(マルチプレクサ)の共通出力ポートに送信されます。40-WXC-C カードに着信した波長は、80-WXC-C カード(デマルチプレクサ)の共通入力ポートに送信され、9 個の出力ポートのいずれかでドロップされます。
図 11-47 40 チャネルのカラーレス 4 度 ROADM ノード
11.6.1.3 40 チャネルのカラーレスで全方向の n 度 ROADM ノード
回線終端メッシュ ノードの任意のサイドは、カラーレスで全方向のサイドとして構成できます。カラーレスで全方向のサイドとして構成されたサイドは、任意のノード方向のトラフィックを追加またはドロップできるマルチプレクサ(80-WXC-C)とデマルチプレクサ(80-WXC-C)に接続します。
図 11-48 に、カラーレスで全方向のサイドを備える 40 チャネルの n 度 ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-48 カラーレスで全方向のサイドを備える 40 チャネルの n 度 ROADM ノード
図 11-49 では、サイド D はカラーレスで全方向のサイドとして設定されています。
9 個のポートのいずれかから送信された波長の組み合わせは、80-WXC-C カード(マルチプレクサ)の共通出力ポートに送信され、プリアンプにルーティングされます。プリアンプは、パッチ パネルに接続されている 40-WXC-C カードに波長を送信します。パッチ パネルは波長をサイド A、B、または C にルーティングします。
サイド A、B、または C からの波長は、サイド D でドロップされます。40-WXC-C カードから着信した波長はプリアンプに送信されます。プリアンプはその信号を増幅し、80-WXC-C カード(デマルチプレクサ)の共通入力ポートに送信します。9 個の出力ポートのいずれかで、その波長はドロップされます。
図 11-49 40 チャネルのカラーレスで全方向の 4 度 ROADM ノード
11.6.2 80-WXC-C カードを使用する回線終端メッシュ ノード
80-WXC-C カードを使用する回線終端メッシュ ノードは、1 ~ 8 の回線終端をサポートできます。各ライン方向で、80-WXC-C、15216-MD-40-ODD、15216-MD-40-EVEN、プリアンプおよびブースタというユニットが必要です。
• OPT-BST カードは OPT-AMP-17-C(OPT-BST モードの場合)または OPT-BST-E カードで置き換えることができます。
• OPT-PRE は OPT-AMP-17-C(OPT-LINE モードの場合)カードで置き換えることができます。
回線終端メッシュ ノードの各サイドは、次のように接続します。
• 80-WXC-C COM-RX ポートは、プリアンプ出力ポートに接続します。
• 80-WXC-C COM ポートは、ブースタ増幅器の COM-RX ポートに接続します。
• 80-WXC-C DROP TX ポートは 15216-MD-40-ODD または 15216-MD-40-EVEN COM-RX ポートに接続します。
• 80-WXC-C AD ポートは 15216-MD-40-ODD または 15216-MD-40-EVEN COM-TX ポートに接続します。
• 80-WXC-C EXP-TX ポートはメッシュ パッチ パネルに接続します。
図 11-50 に、回線終端ノードのレイアウトを示します。
図 11-50 回線終端ノード
図 11-51 に、80-WXC-C、15216-MD-40-ODD 、15216-MD-40-EVEN および PP MESH-4 を使用する 4 度回線終端メッシュ ノードの機能ブロック図を示します。すべての 80-WXC-C カードは双方向モードです。サイド(i)から着信する波長は、他の n-1 サイドのいずれかにルーティングできます(n は、PP MESH タイプで定義されます)。
図 11-51 4 度回線終端メッシュ ノードの機能ビュー
11.6.2.1 80 チャネル全方向 n 度 ROADM ノード
回線終端メッシュ ノードの任意のサイドは、全方向サイドとして構成できます。全方向サイドとして構成されるサイドは、任意のノード方向のトラフィックを追加またはドロップできるローカル マルチプレクサおよびデマルチプレクサに接続します。
図 11-52 では、サイド D は全方向サイドとして設定されています。サイド D のローカル マルチプレクサからの波長は、パッチ パネルによってサイド A、B、または C にルーティングされます。サイド A、B、または C からの波長は、サイド D でドロップされます。
図 11-52 80 チャネルの全方向 4 度 ROADM ノード
11.6.2.2 80 チャネルのカラーレス n 度 ROADM ノード
回線終端メッシュ ノードの任意のサイドは、任意の波長を追加またはドロップできるカラーレス サイドとして設定できます。カラーレス サイドとして構成されるサイドは、それぞれマルチプレクサおよびデマルチプレクサとして構成される 80-WXC-C カードに接続します。図 11-53 では、サイド D はカラーレス サイドとして設定されています。80-WXC-C カードは、カラーレス マルチプレクサおよびデマルチプレクサとして、80-WXC-C カードのアド/ドロップ ポートに接続します。
9 個のポートのいずれかから送信された波長の組み合わせは、80-WXC-C カードに接続されている 80-WXC-C カード(マルチプレクサ)の共通出力ポートに送信されます。80-WXC-C カードに着信した波長は、80-WXC-C カード(デマルチプレクサ)の共通入力ポートに渡され、9 個の出力ポートのいずれかでドロップされます。
図 11-53 80 チャネルのカラーレス 4 度 ROADM ノード
11.6.2.3 80 チャネルのカラーレスで全方向の n 度 ROADM ノード
回線終端メッシュ ノードの任意のサイドは、カラーレスで全方向のサイドとして構成できます。カラーレスで全方向のサイドとして構成されたサイドは、任意のノード方向のトラフィックを追加またはドロップできるマルチプレクサ(80-WXC-C)とデマルチプレクサ(80-WXC-C)に接続します。
図 11-54 に、カラーレスで全方向のサイドを備える 80 チャネルの n 度 ROADM ノードのレイアウトを示します。
図 11-54 カラーレスで全方向のサイドを備える 80 チャネルの n 度 ROADM ノード
図 11-55 では、サイド D はカラーレスで全方向のサイドとして設定されています。
9 個のポートのいずれかから送信された波長の組み合わせは、80-WXC-C カード(マルチプレクサ)の共通出力ポートに送信され、プリアンプにルーティングされます。プリアンプは、パッチ パネルに接続されている 80-WXC-C カードに波長を送信します。パッチ パネルは波長をサイド A、B、または C にルーティングします。
サイド A、B、または C からの波長は、サイド D でドロップされる可能性があります。80-WXC-C カードから着信した波長はプリアンプに送信されます。プリアンプはその信号を増幅し、80-WXC-C カード(デマルチプレクサ)の共通入力ポートに送信します。9 個の出力ポートのいずれかで、その波長はドロップされます。
図 11-55 80 チャネルのカラーレスで全方向の 4 度 ROADM ノード
11.6.3 40-SMR2-C カードを使用する回線終端メッシュ ノード
40-SMR2-C カードを使用する回線終端メッシュ ノードは、1 ~ 4 の回線終端をサポートできます。各ライン方向に、40-SMR2-C および 15216-MD-40-ODD カードが必要です。15216-MD-40-ODD カードと 40-SMR2-C カードの併用が推奨されますが、15216-MD-40-ODD カードの代わりに 40-MUX-C および 40-DMX-C カードを使用することもできます。
回線終端メッシュ ノードの各サイドは、次のように接続します。
• 40-SMR2-C LINE-RX ポートは外部回線に接続します。
• 40-SMR2-C LINE-TX ポートは外部回線に接続します。
• 40-SMR2-C DROP TX ポートは 15216-MD-40-ODD(または 40-DMX-C)COM-RX ポートに接続します。
• 40-SMR2-C ADD-RX ポートは 15216-MD-40-ODD(または 40-MUX-C COM-TX ポート)に接続します。
• 40-SMR2-C EXP-TX ポートはメッシュ パッチ パネルに接続します。
• 40-SMR2-C EXP i -RX( i = 1、2、3)ポートはメッシュ パッチ パネルに接続します。
図 11-56 に、回線終端ノードのレイアウトを示します。
図 11-56 回線終端メッシュ ノード シェルフ
図 11-57 に、40-SMR2-C、15216-MD-40-ODD 、および 15454-PP-4-SMR を使用する 4 度回線終端メッシュ ノードの機能ブロック図を示します。
図 11-57 4 度回線終端メッシュ ノードの機能ビュー
11.6.4 XC 終端メッシュ ノード
XC 終端メッシュ ノード(図 11-58 を参照)は 2 つめのメッシュ ノード タイプです。非メッシュ ノードをメッシュ ノードにアップグレードするとき、または 2 つの非メッシュ ノードを相互接続するときに使用します。XC 終端メッシュ ノードには次のカードが含まれます。
• 40-WXC-C カード
• OPT-PRE モードで設定されている OPT-AMP-17-C カード
XC 終端メッシュ ノードは次のように接続します。
• 40-WXC-C COM-RX ポートは、MMU EXP-A-TX ポートに接続します。
• 40-WXC-C COM-TX ポートは、MMU EXP-A-RX ポートに接続します。
• 40-WXC-C EXP-TX ポートは、OPT-AMP-17-C COM-RX ポートに接続します。
• 40-WXC-C EXP-RX ポートは、OPT-AMP-17-C COM-TX ポートに接続します。
• 40-WXC-C EXP-TX ポートはメッシュ パッチ パネルに接続します。
• 40-WXC-C EXP-RX ポートはメッシュ パッチ パネルに接続します。
図 11-58 XC 終端メッシュ ノード シェルフ
11.6.5 メッシュ パッチ パネルおよびシェルフのレイアウト
ONS 15454 メッシュ トポロジには、4 度パッチ パネル、PP-MESH-4(40-WXC-C カードの場合)または 15454-PP-4-SMR(40-SMR2-C カードの場合)の取り付け、または 8 度パッチ パネル、PP-MESH-8(40-WXC-C カードの場合)の取り付けが必要です。4 度パッチ パネルを取り付ける場合、最大 4 度のメッシュ トポロジを作成できます。8 度パッチ パネルを取り付ける場合、最大 8 度のメッシュ トポロジを作成できます。4 度パッチ パネルには、4 個の 1x4 の光スプリッタ、8 度パッチ パネルには 8 個の 1x8 スプリッタが含まれます。各メッシュ パッチ パネルには、テスト アクセス送信および受信のポートに使用される 2x8 スプリッタが含まれます。図 11-59 に、PP-MESH-4 パッチ パネルのブロック図を示します。
図 11-59 PP-MESH-4 パッチ パネルのブロック図
メッシュ パッチ パネルでは、信号は 4 個の信号(4 度パッチ パネルを使用する場合)または 8 個の信号(8 度パッチ パネルを使用する場合)に分割されます。図 11-60 に、4 度 PP-MESH-4 パッチ パネルの信号フローを示します。40-WXC-C カードは、EXP TX および COM RX ポートの 4 度パッチ パネルに接続します。
図 11-60 PP-MESH-4 パッチ パネルの信号フロー
メッシュ パッチ パネルは、40-WXC-C カードを相互接続して、4 度や 8 度メッシュ トポロジなどのメッシュ ネットワークを作成します。また、40-WXC-C カードを使用するシェルフをメッシュ パッチ パネルで構成し、マルチリング、MMU ベースのメッシュ ノードを作成できます。40-WXC-C カードは、MMU カードを装着した ROADM ノードに装着し、2 度 MMU ベースの ROADM ノードを 4 度または 8 度メッシュ ノードにアップグレードできます。
図 11-61 に、1 つの 40-SMR2-C カードに接続している 4 度 15454-PP-4-SMR パッチ パネルのブロック図を示します。40-SMR2-C カードは、EXP RX ポートの 15454-PP-4-SMR パッチ パネルに接続しています。
図 11-61 15454-PP-4-SMR パッチ パネルのブロック図
4 度メッシュ ノードでは、15454-PP-4-SMR パッチ パネルを使用して、最大 4 個の 40-SMR2-C カードを接続できます。サイド パッチ パネルの光スプリッタは、メッシュ ノードの各サイド上の 40-SMR2-C カードの出力信号(EXP-TX ポート)を、メッシュ ノードのその他の 3 サイド上の 40-SMR2-C カードの入力ポートに転送します。40-SMR2-C カードの 4x1 WXC ブロックは、各サイドの出力でプロビジョニングする必要があるサイドと波長を選択します。図 11-60 に、4 度 15454-PP-4-SMR パッチ パネルの信号フローを示します。40-SMR2-C カードは、EXP-TX および EXP-RX ポートの 4 度パッチ パネルに接続します。
図 11-62 15454-PP-4-SMR パッチ パネルの信号フロー
11.6.6 全方向アド/ドロップ セクションがあるメッシュ ノードの使用
通常、マルチ度数メッシュ ノードは、4 または 8 個の 40-WXC-C カードと、4 度または 8 度パッチ パネルを使用します。各 40-WXC-C カードは、40-MUX-C カードを使用してスパンに送信する波長を追加し、40-DMX-C カードを使用してスパンから着信する波長をドロップします。40-MUX-C および 40-DMX-C カードは、ノード方向の一方にのみ接続します。これらのカードは、40-WXC-C カードに関連付けられているサイドのトラフィックのみを追加またはドロップできます。全方向構成を使用すると、任意のノード方向のトラフィックを追加またはドロップできるローカル マルチプレクサ/デマルチプレクサを取り付けることができます。図 11-63 に、全方向アド/ドロップ構成をセットアップする方法の例を示します。
図のように NE をセットアップすることで、TXP または MXP カードの送信ポートを 40-MUX-C カードに接続し、40-MUX-C カードの出力を OPT-BST カードに接続できます。次に OPT-BST カードは、4 度または 8 度 ROADM ノードの優先 40-WXC-C カードに接続します(図のように、PP-MESH-4 のポート 4 に接続する 40-WXC-C)。
パッチ パネルは、ソフトウェアの設定によって、すべてのノード方向の OPT-BST カードから着信したトラフィックを分割します。40-WXC-C カード(ポート 1、2、および 3)をに着信する波長は、任意の選択した送信方向に送出できます。受信方向では、優先 40-WXC-C カードのパッチ パネルは、40-WXC-C カード(ポート 1、2、および 3)を介して NE に着信するすべての波長を分割します。波長は、ソフトウェアの設定を介して OPT-PRE カードに渡されるか、停止します。この全体の設定は単一の IP アドレスを使用して管理できます。
全方向アド/ドロップ セクションでメッシュ ノードを使用する例については、図 11-63 を参照してください。
図 11-63 全方向アド/ドロップ セクションがあるメッシュ ノード
11.7 DWDM ノードのケーブル接続
DWDM ノードのケーブル接続は、Cisco TransportPlanner Internal Connections の表で指定します。ここでは、一般的な DWDM ノード タイプで導入するケーブル接続の例を紹介します。
(注) この項のケーブル接続の図は例です。必ず実際のサイトの Cisco TransportPlanner Internal Connections の表に基づいて、光ファイバ ケーブルを導入してください。
11.7.1 OSC リンクの終端光ファイバ ケーブル接続
OSC リンクの終端ケーブル接続には、次の特性があります。
• ライン(スパン)ファイバと直接インターフェイスがあるカードは、OPT-BST カードおよび OSC-CSM カードだけです。
• OSCM カードは、DWDM チャネルではなく光サービス チャネルのみを伝送します。
• OSCM および OSC-CSM カードは、シェルフの同じサイド(サイド B またはサイド A)に装着できません。各サイドに異なるカードを装着できます。たとえば、サイド A には OSCM カード、サイド B に OSC-CSM カードなどです。
• OPT-BST カードおよび OSC-CSM カードの両方をノードの同じサイドに使用する場合、OPT-BST カードは監視チャネルと DWDM チャネルを組み合わせ、OSC-CSM カードは OSCM カードとして動作します。DWDM トラフィックは伝送しません。
• OPT-BST および OSCM カードをサイド B に装着する場合、サイド B の OPT-BST OSC RX ポートはサイド B の OSCM TX ポートに接続し、サイド B の OPT-BST OSC TX ポートはサイド B の OSCM RX ポートに接続します。
• OPT-BST および OSC-CSM カードをサイド B に装着する場合、サイド B の OPT-BST OSC RX ポートはサイド B の OSC-CSM LINE TX ポートに接続し、サイド B の OPT-BST OSC TX ポートはサイド B の OSC-CSM LINE RX ポートに接続します。
• OPT-BST および OSCM カードをサイド A に装着する場合、サイド A の OPT-BST OSC TX ポートはサイド A の OSCM RX ポートに接続し、サイド A の OPT-BST OSC RX ポートはサイド A の OSCM TX ポートに接続します。
• OPT-BST および OSC-CSM カードをサイド A に装着する場合、サイド A の OPT-BST OSC TX ポートはサイド A の OSC-CSM LINE RX ポートに接続し、サイド A の OPT-BST OSC RX ポートはサイド A の OSC-CSM LINE TX ポートに接続します。
図 11-64 に、OSCM カードを装着したハブ ノードの OSC ファイバ接続の例を示します。
図 11-64 OSC 終端のファイバ接続:OSCM カードが装着されたハブ ノード
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隣接ノード上のサイド A の OPT-BST ライン RX からサイド B の OPT-BST または OSC-CSM ライン TX |
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サイド B の OSCM TX からサイド B の OPT-BST OSC RX |
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隣接ノード上のサイド A の OPT-BST ライン TX からサイド B の OPT-BST または OSC-CSM ライン RX |
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サイド B の OSCM RX からサイド B の OPT-BST OSC TX |
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サイド A の OPT-BST OSC TX からサイド A の OSCM RX |
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隣接ノード上のサイド B の OPT-BST ライン TX からサイド A の OPT-BST または OSC-CSM ライン RX |
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サイド A の OPT-BST OSC RX からサイド A の OSCM TX |
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隣接ノード上のサイド B の OPT-BST ライン RX からサイド A の OPT-BST または OSC-CSM ライン TX |
11.7.2 ハブ ノードの光ファイバ ケーブル接続
一般的に、次のルールがハブ ノードのケーブル接続に適用されます。
• サイド A の OPT-BST または OSC-CSM カードの Common(COM)TX ポートは、サイド A の OPT-PRE COM RX ポートまたはサイド A の 32DMX-O/40-DMX-C/40-DMX-CE COM RX ポートに接続します。
• サイド A の OPT-PRE COM TX ポートは、サイド A の 32DMX-O/40-DMX-C/40-DMX-CE COM RX ポートに接続します。
• サイド A の 32MUX-O/32WSS/32WSS-L COM TX ポートは、サイド A の OPT-BST またはサイド A の OSC-CSM COM RX ポートに接続します。
• サイド B の 32MUX-O/32WSS/32WSS-L COM TX ポートは、サイド B の OPT-BST またはサイド B の OSC-CSM COM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-BST またはサイド B の OSC-CSM COM TX ポートは、サイド B の OPT-PRE COM RX ポートまたはサイド B の 32DMX-O/32DMX COM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-PRE COM TX ポートは、サイド B の 32DMX-O/32DMX COM RX ポートに接続します。
図 11-65 に、ハブ ノードとケーブル接続の例を示します。この例では、OSCM カードを装着します。OSC-CSM カードを装着する場合、通常はスロット 1 および 17 に装着します。
図 11-65 ハブ ノードのファイバ接続
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サイド A の DCU TX からサイド A の OPT-PRE DC RX |
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サイド B の 32DMX-O COM RX からサイド B の OPT-PRE COM TX |
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サイド A の DCU RX からサイド A の OPT-PRE DC TX1 |
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サイド B の 32MUX-O COM TX からサイド B の OPT-BST COM RX |
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サイド A の OPT-BST COM TX からサイド A の OPT-PRE COM RX |
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サイド B の OPT-PRE COM RX からサイド B の OPT-BST COM TX |
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サイド A の OPT-BST COM RX からサイド A の 32MUX-O COM TX |
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サイド B の DCU TX からサイド B の OPT-PRE DC RX1 |
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サイド A の OPT-PRE COM TX からサイド A の 32DMX-O COM RX |
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サイド B の DCU RX からサイド B の OPT-PRE DC TX1 |
11.7.3 端末ノードの光ファイバ ケーブル接続
一般的に、次のルールが端末ノードのケーブル接続に適用されます。
• 端末サイトのサイドは 1 つだけです(2 つのサイドがあるハブ ノードとは対照的です)。端末サイドはサイド B またはサイド A です。
• 端末サイド OPT-BST または OSC-CSM カードの COM TX ポートは、終端サイド OPT-PRE COM RX ポートまたは 32DMX-O/40-DMX-C/40-DMX-CE COM RX ポートに接続します。
• 端末サイド OPT-PRE COM TX ポートは、終端サイド 32DMX-O/40-DMX-C/40-DMX-CE COM RX ポートに接続します。
• 端末サイド 32MUX-O/40-MUX-C COM TX ポートは、終端サイド OPT-BST または OSC-CSM COM RX ポートに接続します。
11.7.4 ライン増幅器ノードの光ファイバ ケーブル接続
一般的に、次のルールがライン増幅器ノードのケーブル接続に適用されます。
• ライン増幅器ノード レイアウトでは、OPT-PRE および OPT-BST カードのすべての組み合わせを使用できます。また、サイド A からサイド B、およびサイド B からサイド A の構成で非対称カードの選択を使用できます。特定のライン方向で、次の 4 つの構成を使用できます。
– プリアンプのみ(OPT-PRE)
– ブースタ増幅のみ(OPT-BST)
– プリアンプおよびブースタ増幅の両方(このライン増幅器ノードには少なくとも 1 方向で増幅があります)
– プリアンプもブースタ増幅もなし
• サイド A の OPT-PRE カードを装着する場合:
–サイド A の OSC-CSM または OPT-BST COM TX は、サイド A の OPT-PRE COM RX ポートに接続します。
–サイド A の OPT-PRE COM TX ポートは、サイド B の OSC-CSM または OPT-BST COM RX ポートに接続します。
• サイド A の OPT-PRE カードが装着されていない場合、サイド A の OSC-CSM または OPT-BST COM TX ポートは、サイド B の OSC-CSM または OPT-BST COM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-PRE カードを装着する場合:
–サイド B の OSC-CSM または OPT-BST COM TX ポートは、サイド B の OPT-PRE COM RX ポートに接続します。
–サイド B の OPT-PRE COM TX ポートは、サイド A の OSC-CSM または OPT-BST COM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-PRE カードが装着されていない場合、サイド B の OSC-CSM または OPT-BST COM TX ポートは、サイド A の OSC-CSM または OPT-BST COM RX ポートに接続します。
図 11-66 に、ライン増幅器ノードとケーブル接続の例を示します。
図 11-66 ライン増幅器ノードのファイバ接続
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サイド A の DCU TX からサイド A の OPT-PRE DC RX |
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サイド A の OPT-BST COM RX からサイド B の OPT-PRE COM TX |
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サイド A の DCU RX からサイド A の OPT-PRE DC TX1 |
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サイド A の OPT-BST COM RX からサイド B の OPT-PRE COM TX |
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サイド A の OPT-BST COM TX からサイド A の OPT-PRE COM RX |
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サイド B の DCU TX からサイド B の OPT-PRE DC RX1 |
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サイド A の OPT-PRE COM TX からサイド B の OPT-BST COM RX |
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サイド B の DCU RX からサイド B の OPT-PRE DC TX1 |
11.7.5 OSC 再生成ノードの光ファイバ ケーブル接続
一般的に、次のルールが OSC 再生成ノードのケーブル接続に適用されます。
• サイド A の OSC-CSM COM TX ポートは、サイド B の OSC-CSM または COM RX RX ポートに接続します。
• サイド A の OSC-CSM COM RX ポートは、サイド B の OSC-CSM または COM TX RX ポートに接続します。
• スロット 2 ~ 5 および 12 ~ 16 を、TXP および MXP カードに使用できます。
図 11-67 に、OSC 再生成ノードとケーブル接続の例を示します。
図 11-67 OSC 再生成ノードのファイバ接続
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隣接ノード上のサイド A の OSC-CSM ライン RX からサイド B の OSC-CSM または OPT-BST ライン TX |
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サイド A の OSC-CSM COM RX からサイド B の OSC-CSM COM TX |
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隣接ノード上のサイド A の OSC-CSM ライン TX からサイド B の OSC-CSM または OPT-BST ライン RX |
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隣接ノード上のサイド B の OSC-CSM ライン RX からサイド A の OSC-CSM または OPT-BST ライン TX |
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サイド A の OSC-CSM COM TX からサイド B の OSC-CSM COM RX |
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隣接ノード上のサイド B の OSC-CSM ライン TX からサイド A の OSC-CSM または OPT-BST ライン RX |
11.7.6 増幅またはパッシブ OADM ノードの光ファイバ ケーブル接続
OADM ノードの 2 つのサイドを対称的にする必要はありません。各サイドで、Cisco TransportPlanner は次の 4 つの構成のいずれかを作成できます。
• OPT-BST および OPT-PRE
• OSC-CSM および OPT-PRE
• OSC-CSM のみ
• OPT-BST のみ
(注) 増幅された OADM ノードには、OPT-PRE カードと OPT-BST カードの両方または一方が含まれます。パッシブ OADM ノードには含まれません。両方にアド/ドロップ チャネルまたは帯域カードが含まれます。
一般的に、次のルールが OADM ノード エクスプレス パスのケーブル接続に適用されます。
• TX ポートは RX ポートにのみ接続する必要があります。
• EXP ポートは、すべてサイド B に属する AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x カード間の COM ポートにのみ接続します(つまり、デイジーチェーン接続します)。
• EXP ポートは、すべてサイド A に属する AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x カード間の COM ポートにのみ接続します(つまり、デイジーチェーン接続します)。
• サイド A 上の最後の AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x カードの EXP ポートは、サイド B 上の最初の AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x カードの EXP ポートに接続します。
• OPT-BST COM RX ポートは、(スロット位置で)最も近い AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x COM TX ポートに接続します。
• OPT-PRE COM TX ポートは、(スロット位置で)最も近い AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x COM RX ポートに接続します。
• OADM カードが隣接するスロットにある場合、TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC カードは、前述のように、EXP ポートと COM ポート間がデイジーチェーン接続されていると想定します。
• 最初のサイド A の AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x カードの COM RX ポートは、サイド A の OPT-PRE または OSC-CSM COM TX ポートに接続します。
• 最初のサイド A の AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x カードの COM TX ポートは、サイド A の OPT-BST または OSC-CSM COM RX ポートに接続します。
• 最初のサイド B の AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x カードの COM RX ポートは、サイド B の OPT-PRE または OSC-CSM COM TX ポートに接続します。
• 最初のサイド B の AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x カードの RX TX ポートは、サイド B の OPT-BST または OSC-CSM RX ポートに接続します。
• サイド A の OPT-PRE が存在する場合、サイド A の OPT-BST または OSC-CSM COM TX ポートは、サイド A の OPT-PRE COM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-PRE が存在する場合、サイド B の OPT-BST または OSC-CSM COM TX ポートは、サイド B の OPT-PRE COM RX ポートに接続します。
一般的に、次のルールが OADM ノード アド/ドロップ パスのケーブル接続に適用されます。
• AD-xB-xx.x アド/ドロップ(RX または TX)ポートは、次のポートにのみ接続します。
–4MD-xx.x COM TX または 4MD-xx.x COM RX ポート
–別の AD-xB-xx.x アド/ドロップ ポート(パススルー構成)
• AD-xB-xx.x アド/ドロップ帯域ポートは、同じ帯域に属する 4MD-xx.x カードにのみ接続します。
• 個々の AD-xB-xx.x カードについて、その帯域カードのアド/ドロップ ポートは、同じ 4MD-xx.x カードの COM TX および COM RX ポートに接続します。
• AD-xB-xx.x および 4MD-xx.x カードは、同じサイドにあります(すべての接続されているポートには、同じライン方向があります)。
一般的に、次のルールが OADM ノード パススルー パスのケーブル接続に適用されます。
• パススルー接続は、同じ帯域またはチャネルおよび同じライン方向のアド/ドロップ ポート間でのみ確立されます。
• AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x アド/ドロップ ポートは、(パススルー構成として)他の AD-xC-xx.x または AD-xB-xx.x アド/ドロップ ポートに接続する必要があります。
• アド(RX)ポートは、ドロップ(TX)ポートに接続する必要があります。
• 4MD-xx.x クライアントの入力/出力ポートは、他の 4MD-xx.x クライアントの入力/出力ポートに接続する必要があります。
• サイド A の AD-xB-xx.x ドロップ(TX)ポートは、対応するサイド A の 4MD-xx.x COM RX ポートに接続します。
• サイド A の AD-xB-xx.x アド(RX)ポートは、対応するサイド A の 4MD-xx.x COM TX ポートに接続します。
• サイド B の AD-xB-xx.x ドロップ(TX)ポートは、対応するサイド B の 4MD-xx.x COM RX ポートに接続します。
• サイド B の AD-xB-xx.x アド(RX)ポートは、対応するサイド B の 4MD-xx.x COM TX ポートに接続します。
図 11-68 に、AD-1C-xx.x カードを装着した増幅 OADM ノードの例を示します。
(注) 図 11-68 は一例です。必ず実際のサイトの Cisco TransportPlanner Internal Connections の表に基づいて、光ファイバ ケーブルを導入してください。
図 11-68 増幅 OADM ノードのファイバ接続
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サイド A の DCU TX からサイド A の OPT-PRE DC RX |
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サイド A の AD-1C-xx.x EXP RX からサイド B の AD-1C-xx.x EXP TX |
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サイド A の DCU RX からサイド A の OPT-PRE DC TX1 |
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サイド B の TXP_MR_2.5G DWDM RX からサイド B の AD-1C-xx.x(15xx.xx)TX |
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サイド A の OPT-BST COM TX からサイド A の OPT-PRE COM RX |
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サイド B の TXP_MR_2.5G DWDM TX からサイド B の AD-1C-xx.x(15xx.xx)RX |
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サイド A の OPT-BST COM RX からサイド A の AD-1C-xx.x COM TX |
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サイド B の AD-1C-xx.x COM RX から OPT-PRE COM TX |
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サイド A の OPT-PRE COM TX からサイド A の AD-1C-xx.x COM RX |
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サイド B の AD-1C-xx.x COM TX から OPT-BST COM RX |
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サイド A の AD-1C-xx.x(15xx.xx)RX からサイド A の TXP_MR_2.5G DWDM TX |
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サイド B の OPT-PRE COM RX からサイド B の OPT-BST COM TX |
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サイド A の AD-1C-xx.x(15xx.xx)TX からサイド A の TXP_MR_2.5G DWDM RX |
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サイド B の DCU TX からサイド B の OPT-PRE DC RX1 |
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サイド A の AD-1C-xx.x EXP TX からサイド B の AD-1C-xx.x EXP RX |
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サイド B の DCU RX からサイド B の OPT-PRE DC TX1 |
図 11-69 に、AD-1C-xx.x カードを装着したパッシブ OADM ノードの例を示します。
図 11-69 パッシブ OADM ノードのファイバ接続
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サイド A の OSC-CSM COM TX からサイド A の AD-1C-xx.x COM RX |
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サイド A の OSC-CSM EXP RX からサイド B の AD-1C-xx.x EXP TX |
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サイド A の OSC-CSM COM RX からサイド A の AD-1C-xx.x COM TX |
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サイド B の AD-1C-xx.x COM TX からサイド B の OSC-CSM COM RX |
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サイド A の OSC-CSM EXP TX からサイド B の AD-1C-xx.x EXP RX |
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サイド B の AD-1C-xx.x COM RX からサイド B の OSC-CSM COM TX |
11.7.7 ROADM ノードの光ファイバ ケーブル接続
一般的に、次のルールが ROADM ノードのケーブル接続に適用されます。
• サイド A の OPT-BST または OSC-CSM COM TX ポートは、サイド A の OPT-PRE COM RX ポートに接続します。
• サイド A の OPT-PRE COM TX ポートは、サイド A の 32WSS COM RX ポートに接続します。
• サイド A の OPT-BST または OSC-CSM COM RX ポートは、サイド A の 32WSS COM TX ポートに接続します。
• サイド A の OPT-BST(取り付けられている場合)OSC TX ポートは、サイド A の OSCM RX ポートに接続します。
• サイド A の OPT-BST(取り付けられている場合)OSC RX ポートは、サイド A の OSCM TX ポートに接続します。
• サイド A の 32WSS EXP TX ポートは、サイド B の 32WSS EXP RX ポートに接続します。
• サイド A の 32WSS EXP RX ポートは、サイド B の 32WSS EXP TX ポートに接続します。
• サイド A の 32DMX DROP TX ポートは、サイド A の 32WSS COM RX ポートに接続します。
• サイド A の 40-WSS-C/40-WSS-CE DROP TX ポートは、サイド A の 40-DMX-C または 40-DMX-CE COM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-BST または OSC-CSM COM TX ポートは、サイド B の OPT-PRE COM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-PRE COM TX ポートは、サイド B の 32WSS COM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-BST または OSC-CSM COM RX ポートは、サイド B の 32WSS COM TX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-BST(取り付けられている場合)OSC TX ポートは、サイド B の OSCM RX ポートに接続します。
• サイド B の OPT-BST(取り付けられている場合)OSC RX ポートは、サイド B の OSCM TX ポートに接続します。
• サイド B の 32WSS DROP TX ポートは、サイド B の 32DMX COM RX ポートに接続します。
• サイド B の 40-WSS-C/40-WSS-CE DROP TX ポートは、サイド B の 40-DMX-C または 40-DMX-CE COM RX ポートに接続します。
図 11-70 に、増幅 ROADM ノードとケーブル接続の例を示します。
(注) 図 11-70 は一例です。必ず実際のサイトの Cisco TransportPlanner Internal Connections の表に基づいて、光ファイバ ケーブルを導入してください。
図 11-70 ROADM ノードのファイバ接続
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サイド A の DCU TX からサイド A の OPT-PRE DC RX |
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サイド A の 32WSS EXP RX からサイド B の 32WSS EXP TX |
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サイド A の DCU RX からサイド A の OPT-PRE DC TX1 |
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サイド B の 32DMX COM RX からサイド B の 32WSS DROP TX |
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サイド A の OPT-BST COM TX からサイド A の OPT-PRE COM RX |
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サイド B の 32WSS COM RX からサイド B の OPT-PRE COM TX |
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サイド A の 32WSS COM TX からサイド A の OPT-BST COM RX |
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サイド B の 32WSS COM TX からサイド B の OPT-BST COM RX |
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サイド A の 32WSS COM RX からサイド A の OPT-PRE COM TX |
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サイド B の OPT-BST COM TX からサイド B の OPT-PRE COM RX |
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サイド A の 32DMX COM RX からサイド A の 32WSS DROP TX |
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サイド B の DCU RX からサイド B の OPT-PRE DC TX1 |
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サイド A の 32WSS EXP TX からサイド B の 32WSS EXP RX |
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サイド B の DCU TX からサイド B の OPT-PRE DC RX1 |
11.8 自動ノード セットアップ
Automatic Node Setup(ANS; 自動ノード セットアップ)は TCC2/TCC2P/TCC3/TNC/TSC の 1 機能で、DWDM チャネル パス上の Variable Optical Attenuator(VOA; 可変光減衰器)の値を調整し、増幅器の入力のチャネルごとの電力を均等化します。この電力の均等化は、クライアント インターフェイスの入力信号や、ノード内の信号が通過するパスとは関係なく、起動時にすべてのチャネルが同じ増幅器の電力を持つことを意味します。この均等化は、次の 2 つの理由で必要です。
• すべてのパスは、通過する信号によって異なるペナルティを導入します。
• クライアント インターフェイスは、電力レベルが異なる ONS 15454 DWDM リングに信号を追加します。
ANS をサポートするには、次のカードに統合された VOA とフォトダイオードを備えます。
• AD-xB-xx.x カードのエクスプレス パスとドロップ パス
• AD-xC-xx.x カードのエクスプレス パスとアド パス
• 4MD-xx.x カードのアド パス
• 32MUX-O カードのアド パス
• 32WSS/40-WSS-C/40-WSS-CE/40-WXC-C/80-WXC-C のアド パス、ドロップ パス、およびパススルー パス
• 32DMX-O カードのドロップ パス
• 32DMX、40-DMX-C、40-DMX-CE カードの入力ポート
• 40-MUX-C カードの出力ポート
• 40-SMR1-C/40-SMR2-C のアド ポート、ドロップ ポート、およびパススルー ポート
• PSM カードの入力ポートと出力ポート(作業パスと保護パスの両方)
光パワーは、VOA を制御することで均等化されます。チャネルごとの電力に基づいて、ANS は次の処理で VOA 値を自動計算します。
• 異なるチャネル パスを再構築する。
• (各 DWDM 送信要素に格納されている)パスの挿入損失を再取得する。
VOA は、次に示す 3 つの作業モードのいずれかで動作します。
• Automatic VOA Shutdown:このモードでは、最大の減衰値で VOA が設定されます。Automatic VOA Shutdown モードは、電力が誤って挿入された場合にシステムの信頼性を確保するために、チャネルをプロビジョニングしない場合に設定します。
• Constant Attenuation Value:このモードでは、入力信号の値とは独立して、VOA は一定の減衰値に制御されます。Constant Attenuation Value モードは、集約パスに関連付けられている VOA で設定されます。
• Constant Power Value:このモードでは、入力電力信号に変化が発生したときに、一定の出力電力を保つように VOA 値が自動制御されます。この作業条件は、単一のチャネル パスに関連付けられている VOA で設定されます。
ANS は、次の VOA プロビジョニング パラメータを計算します。
• ターゲットの減衰
• ターゲットの電力
光パッチコードは、それぞれスロットとポートが割り当てられている 2 つの終端ポイントでモデリングされるパッシブ デバイスです。ユーザがプロビジョニングした光パッチコードが存在する場合、内部の接続ルールに従って、新しい接続を実行可能かどうかを確認します。ユーザ接続がルールのいずれかに違反している場合、ANS は拒否メッセージを返します。ANS には、プロビジョニングする予定波長が必要です。予定波長をプロビジョニングする場合、次のルールが適用されます。
• 一般的に、カード ファミリは、サポートされる特定の波長ではなくカード名を特徴付けています(たとえば、すべての 2 チャネル OADM に付いている AD-2C-xx.x など)。
• プロビジョニング レイヤでは、CTC または TL1 を使用する特定のスロットの汎用カードをプロビジョニングできます。
• 波長の割り当ては、ポート レベルで実行されます。
• 指定した値とプロビジョニングされた値に不一致が発生すると、装置の不一致アラームが発行されます。プロビジョニングされた属性のデフォルト値は AUTO です。
ONS 15454 ANS パラメータには、ノードの適切な動作に必要な値を設定します。Cisco TransportPlanner は、計画したネットワークの要件に基づいて、ANS パラメータを計算します。Cisco TransportPlanner はパラメータを ASCII の NE 更新ファイルに書き出します。CTC に NE 更新ファイルをインポートする場合、ANS パラメータで [Provisioning] > [WDM-ANS] > [Provisioning] タブを設定し、ネットワークのノードをプロビジョニングします。これらの ANS パラメータは変更できます。すべての ANS パラメータは、カードの物理ポートにマッピングされます。また、ANS パラメータは [Provisioning] タブで手動で追加または削除することもできます。ANS パラメータ値の範囲については、表 11-11 を参照してください。ANS パラメータを追加する方法については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』の「Turn Up a Node」の章を参照してください。
(注) NE 更新ファイルをインポートする場合、CTC の [Provisioning] > [WDM-ANS] > [Provisioning] タブは空です。
(注) CTC のすべてのパラメータを手動で追加するのではなく、Cisco TransportPlanner NE Update ファイルを使用して、ANS パラメータをプロビジョニングすることを推奨します。ANS プロビジョニング パラメータの手動による変更は、シスコの認定を受けた担当者のみが行ってください。(プリアンプまたはブースタ入力電力のしきい値として)不適切な ANS プロビジョニングを設定すると、トラフィックに影響が及ぶ可能性があります。
表 11-11 ANS パラメータの範囲と値
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OSC LOS Threshold |
-50.0 ~ +30.0 dBm |
Channel LOS Threshold |
-50.0 ~ +30.0 dBm |
Amplifier Working Mode |
Control Power、Control Gain、Fixed Gain |
Amplifier Gain |
0.0 ~ 40.0 dB |
Amplifier Tilt |
-15.0 ~ +15.0 dB |
OSC Power |
-24.0 ~ 0.0 dBm |
Raman Ratio |
0.0 ~ 100.0% |
Raman Total Power |
100 ~ 450 mW |
Power |
-30.0 ~ +50 dBm |
WXC Dithering |
0 ~ 33 |
Min Expected Span Loss |
0.0 ~ 60.0 dB |
Max Expected Span Loss |
0.0 ~ 60.0 dB |
VOA Attenuation |
0 ~ 30 dB |
ANS パラメータは、ノード ビューの [Provisioning] > [WDM-ANS] > [Provisioning] タブで表示できます(図 11-71 を参照)。
図 11-71 WDM-ANS プロビジョニング
[Provisioning] > [WDM-ANS] > [Provisioning] タブには、次の情報があります。
• Selector:物理的な位置に基づいて、ツリー ビューで ANS パラメータを表示します。[+] または [-] を押すと、個々のツリー要素が展開または折りたたみ表示されます。ツリー要素をクリックすると、右側の表に要素のパラメータが表示されます。たとえば、上部のノード名をクリックすると、すべてのノード ANS パラメータが表示されます。また、スロット 1(PSM)をクリックすると、PSM 増幅器パラメータのみが表示されます。ANS パラメータは、物理的な位置に従ってソートできます。
• Parameter:ANS パラメータ名を表示します。
• Origin:パラメータを計算した方法を示します。
– Imported:値は CTP XML ファイルのインポートで設定されました。
– Provisioned:値は手動でプロビジョニングされました。
– Automatic:Raman プロビジョニング ウィザードを使用して、値は自動計算されます。ウィザードを使用してプロビジョニングする方法については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』の「DLP-G468 Configure Raman Pump Using Installation Wizard」の作業を参照してください。
• Value:ANS パラメータ値を表示します。値は手動で変更できますが、ANS パラメータの手動変更は推奨されません。
• Note:計算できなかったパラメータの情報を表示します。つまり、[Value] 列に [Unknown] と表示されるパラメータの情報です。
• Port:ポート値を表示します。ポートは、Slot.Port という形式で表示されます。
• Active Value:アクティブなパラメータ値を表示します。アクティブ値は手動で変更できません。[Value] フィールドのパラメータ値を変更すると、ANS の実行後に、変更した値でアクティブ値が更新されます。
[Provisioning] > [WDM-ANS] > [Port Status] タブには、次の情報が表示されます。
• Port:ポート値を表示します。ポートは、Slot.Port という形式で表示されます。
• Parameter:ANS パラメータ名を表示します。
• Result:ANS の実行後、[Result] 列の各 ANS パラメータについて次のステータスの 1 つが表示されます。
– Success - Changed:パラメータのセットポイントは正常に再計算されました。
– Success - Unchanged:パラメータのセットポイントを再計算する必要はありませんでした。
– Unchanged - Port in IS state:ポートが [IS] 状態のため、ANS はセットポイントを変更できませんでした。
– Fail - Out of Range:計算したセットポイントは想定範囲外です。
– Fail - Missing Input Parameter:必要なプロビジョニング データが不明か使用できないため、パラメータを計算できませんでした。
– Not Applicable State:ポートは使用中ではありません。
• Value:パラメータ値を表示します。
• Set By:このパラメータを設定するアプリケーションを表示します。このフィールドには次の値が表示されます。
– ANS
– APC
– Circuit Creation
– Raman Wizard
1 のパラメータに複数のアプリケーションが設定されることがあります。たとえば、[VOA Attenuation] パラメータは、ANS と APC の両方で設定されることがあります。この場合、ANS と APC で個別のエントリが表示されます。
• Last Change:パラメータが最後に変更された日時が表示されます。
11.8.1 ラマンのセットアップと調整
ラマンの増幅は光ファイバで発生し、結果として生じるラマン ゲインはスパンの特性(減衰器の存在、ファイバ タイプ、ジャンクションなど)によって変わります。2 つの異なる波長の 2 つのラマン ポンプは、ラマン効果をスティミュレートするために使用されるため、合計信号強度の計算だけでなく、ゲインの平坦度を確保するために適切な強度の混合が重要です。このような合計ラマン電力およびラマン率のセットポイントを OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードで構成するには、次の 3 つの方法があります。
• Raman インストール ウィザード
• CTP XML ファイル
• CTC/TL1 インターフェイス
OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードでセットポイントを設定する方法については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。
OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードでのラマンの増幅は、設置されている光ファイバによって変わります。そのため、CTC を介して Raman インストール ウィザードを使用して計算される合計ラマン電力とラマン率の値は、CTP XML ファイルのロードによってプロビジョニングされる値よりも正確です。そのため、ウィザードを使用してプロビジョニングされた値は、CTP XML ファイルで上書きできません。ただし、ウィザードまたは CTP XML ファイルを使用してプロビジョニングされた値は、手動によるパラメータのプロビジョニングによって上書きできます。
ラマンのインストールが完了すると、カード ビューの [Maintenance] > [Installation] タブを使用して、OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードのノード上に関するラマン構成のステータスのレポートを表示できます。
[Installation] タブには次のフィールドが表示されます。
• User:ラマン ポンプを設定したユーザの名前。
• Date:ラマン ポンプを設定した日付。
• Status
– Raman Not Tuned:OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードはプロビジョニングされましたが、起動されませんでした。
– Tuned by ANS:ANS が正常に実行され、基本的な ANS パラメータが適用されました。
– Tuned by Wizard:Raman インストール ウィザードはエラーが発生せずに正常に実行されました。
– Tuned by User Acceptance:Raman インストール ウィザードはエラーが発生して完了し、ユーザはウィザードの計算値を受け入れました。
– Raman is Tuning:Raman インストール ウィザードは実行中です。
• S1Low (dBm): 表 11-12 を参照してください。
• S1High (dBm): 表 11-12 を参照してください。
• S2Low (dBm): 表 11-12 を参照してください。
• S2High (dBm): 表 11-12 を参照してください。
• Power (mW):合計ラマン電力のセットポイント。
• Ratio:ラマン ポンプ率のセットポイント。
• Gain:ウィザードが計算したラマン ゲインの期待値。
• Actual Tilt:ウィザードが計算したラマン チルトの期待値。
• Fiber Cut Recovery:ファイバ カットの復元のステータス。
– Executed:復元手順が正常に完了しました。
– Pending:復元手順は完了していません。
– Failed:手順の実行に失敗しました。
• Fiber Cut Date:ファイバ カットが発生した日付。
ラマン ポンプには、2 種の波長 1 および 2 で、2 種のラマン ポンプ伝送電力(P1 と P2)があります。インストール時に、2 つのポンプは、2 種の電力値でオン/オフを切り替えます。 1 および 2 の信号は、スパン末尾のプローブとして使用され、2 つのラマン ポンプのラマン ゲインの効率が個別に測定されます。
ノード B のラマン ゲイン は、次のような波長と電力を設定して測定された、ノード B の OPT-RAMP-C または OPT-RAMP-CE カードのラマン ゲインの例です。
1=1530.33 nm(ノード A の信号プローブ)
2=1560.61 nm(ノード A の信号プローブ)
P1 = 1425 nm(ノード B の電力)
P2 = 1452 nm(ノード B の電力)
Plow = 100 mW
Phigh = 280 mW
Pmin = 8 mW
Pmax = 450 mW
図 11-72 ノード B のラマン ゲイン
[Maintenance] > [Installation] タブの S1low、S1high、S2low、および S2low の値は、ノード B の LINE-RX ポートで読み取られた電力値に基づいています。
表 11-12 ラマン電力の測定例
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1=1530.33 nm(ノード A)
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Plow = 100 mW |
Pmin = 8 mW |
S1low |
Phigh = 250 mW |
Pmin = 8 mW |
S1high |
2=1560.61 nm(ノード A)
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Pmin = 8 mW |
Plow = 100 mW |
S2low |
Pmin = 8 mW |
Phigh = 250 mW |
S2low |
11.9 DWDM の機能ビュー
DWDM の機能ビューは、MSTP ノード内の DWDM カードとカード間の内部接続のグラフィック ビューです。機能ビューには、マルチ度数の MSTP ノード(最大 8 サイド)のカードと接続も表示されます。DWDM ノードの機能ビューを表示するには、CTC のノード ビューで、次の操作手順を実行します。
[Provisioning] > [WDM-ANS] > [Internal Patchcords] > [Functional View]
8 サイドのノードの機能ビューの例については、図 11-73 を参照してください。
図 11-73 8 サイドのノードの機能ビュー
11.9.1 機能ビューの操作
機能ビューには 2 つのメイン ペインがあります。上部ペインには、シェルフのツリー ビューと、シェルフ装置のグラフィック ビューが表示されます。下部ペインには、タブ形式でアラームの回路の説明が表示されます。
図 11-73 の上部ペインは、左ペインと右ペインに分割されます。左ペインには、MSTP システムに含まれるシェルフのツリー構造ビューが表示されます。シェルフのツリー ビューを展開して、そのシェルフのスロットの使用状況を確認できます。右ペインは、シェルフに含まれるサイドのグラフィック ビューです。図 11-73 の場合、8 サイド(A ~ H)があります。サイド A は図の位置にあります。各サイドのすべてのカードはグループ化されます。
右上に表示されるアイコンの意味は次のとおりです。
• Select:このアイコンを使用して、グラフィック ビュー ペインのグラフィック要素を選択します。
• Patchcord:このアイコンを使用して、カード間に内部パッチコードを作成します。
(注) [Patchcord] アイコンは、ソフトウェア リリース 8.5 では使用できません。
• Zoom In/Zoom Out:これらのアイコンを使用して、グラフィック ビュー ペインでズーム インまたはズーム アウトします。
• Fit to View:このアイコンを使用して、画面で使用できる領域に合わせてグラフィック ビューを拡大/縮小します。
下部ペインは、アラーム([Alarms] タブを使用)または回路([Circuits] タブ)の表示に使用できます。[Alarms] タブをクリックすると、ネットワーク、ノード、またはカード ビューの [Alarms] タブと同じ情報が表示されます。[Circuits] タブをクリックすると、ネットワーク、ノード、またはカード ビューの [Alarms] タブと同じ情報が表示されます。
11.9.2 グラフィック表示の使用
ここでは、表示のグラフィック部分を使用して、カードとポートに関する情報の収集方法について説明します。
11.9.2.1 サイドの表示
サイドをダブルクリックすると、そのサイドの詳細が表示されます。たとえば、図 11-73 のサイド A をダブルクリックすると、結果は図 11-74 のように表示されます。
図 11-74 サイド A の詳細
図のグリーンの矢印は、選択したサイド内の DWDM 光パスを示します。このインスタンスの光パスは次のようにまとめられます。
1. 光信号は光スパンから OPT-BST カードの LINE-RX ポートに着信します。
2. パスは OPT-BST カードの COM-TX ポートから出力され、OPT-PRE カードの COM-RX ポートに送信されます。
3. OPT-PRE カードは、COM-TX ポートから出力された光信号を 40-WXC COM-RX 入力ポートに送信します。
4. 40-WXC カードは、DROP-TX ポートから出力され、ローカルでドロップされる信号を、40-DMX/40-DMX-CE カードの COM-RX ポートに送信します。
5. 40-DMX/40-DMX-CE カードは、Multifiber Push On(MPO)コネクタから送信されてドロップされた信号を、MPO というブロックに送信します。MPO ブロックを展開すると(ダブルクリックするか、右クリックして [Down] を選択します)、MPO ブロック内に MUXponder(MUX; マックスポンダ)カードが表示されます。MPO ケーブルの 8 個の光ファイバの 1 つは、MUX トランク ポートに接続します。
6. MPO ブロック内の MPO カードのトランク ポートから送信された光信号は、5 個の MPO コネクタの 1 つにある 40-MUX カードに着信します。
7. 40-MUX カードは、COM-TX ポートから出力された光信号を、40-WXC カードの ADD-RX ポートに送信します。
8. MXP からの追加信号は、40-WXC-C カードの COM-TX ポートから、OPT-BST カードの COM-RX カードに送信されます。
9. 最後に、OPT-BST カードは、LINE-TX ポートから出力された光信号をスパンに送信します。
11.9.2.2 カード情報の表示
機能ビューのグラフィック ペインでカードをダブルクリックすると、通常の CTC カード ビューが表示されます。
また、カードにマウスを移動すると、カードに関する情報が表示されます。たとえば、マウスをサイド A の OPT-BST カードに移動すると、ツールチップに sh1/s1(OPT-BST)と表示されます。これは、サイド A の OPT-BST カードがシェルフ 1 のスロット 1 にあることを示します。図 11-75 を参照してください。
図 11-75 サイド A の OPT-BST カード シェルフおよびスロットの情報
11.9.2.3 ポート情報の表示
カードのポートにマウスを移動すると、ポートに関する情報が表示されます。たとえば、サイド A の 40-MUX カードの左上にあるポートにマウスを移動すると、ツールチップに CARD_PORT-BAND-1-RX と表示されます。これは、マウス位置の 40-MUX ポートが、40-MUX カードの光パスに追加する波長(波長 1 ~ 8)の最初の帯域用であることを示します。これらの波長は、MPO コネクタ上のトランスポンダ(TXP)またはマックスポンダ(MXP)から 40-MUX カードに着信します。図 11-76 を参照してください。
図 11-76 サイド A の 40-MUX ポートの情報
11.9.2.4 パッチコード情報の表示
パッチコードにマウスを移動すると、そのパッチコードに関連付けられている出力ポートおよび入力ポートの状態が表示されます。図 11-77 を参照してください。
図 11-77 パッチコードの入力ポートおよび出力ポートの状態の情報
11.9.2.5 MPO 情報の表示
MPO ブロックの詳細を表示するには、MPO ブロックをダブルクリックするか、右クリックして [Down] を選択します。詳細ビューが表示されているときに、MPO ブロック内を右クリックして [Upper View] を選択すると、ブロックの表示が縮小されます。MPO ブロックにマウスを移動すると、関連する波長がツールチップに表示されます(図 11-78 を参照)。
図 11-78 MPO 情報
11.9.2.6 アラーム ボックスの情報
サイド画面のアラーム ボックスには、そのサイドに影響がある [Critical]、[Major]、および [Minor] アラームの数が表示されます。このアラームの要約にはそのサイドの情報のみが表示され、システムのすべてのアラームに関する要約が表示される [Alarms] タブのアラームとは異なります。たとえば、[Alarms] タブに、サイド A に関係するアラームが表示されている場合、サイド A の [Alarms] ボックスの適切なアラーム数のみが増えます。他のノード(B ~ H)の [Alarms] ボックスのアラーム数は増えません。サイドのグラフィック ビューでは、カード アイコンまたはポート アイコンは、カードに関連するアラームの重大度を反映して色が変わります(レッド、オレンジ、またはイエロー)。MPO ブロックの色は、MPO ブロックの要素に関する最も高いアラームの重大度の色を反映します。
11.9.2.7 トランスポンダおよびマックスポンダの情報
パッチコードに接続されているすべての TXP および MXP カードは、MPO アイコンでグループ化されます。図 11-73 のノードでは、サイド A 内の MXP カードは、40-MUX カードおよび 40-DMX/40-DMX-CE カードに接続されています。MXP カードは 40-MUX カードを介して 40-WXC カードのアド ポートに接続します。また、MXP カードは 40-DMX/40-DMX-CE カードを介して 40-WXC カードのドロップ ポートにも接続します。40-MUX カードから MXP カードへの接続を表示するには、MPO アイコンをダブルクリックします。図 11-79 にダブルクリックする前の MPO アイコン、図 11-80 にダブルクリック後の結果を示します。
(注) 保護されている TXP(TXPP)または MXP(MXPP)カードの場合、カード アイコンにはアクティブ トランクと保護トランクを示すラベルがあります。
図 11-79 ダブルクリック前のサイド A の MPO から MXP への接続
図 11-80 ダブルクリック後のサイド A の MPO から MXP への接続
11.9.2.8 ビューの変更
サイド ビュー内を右クリックして表示されるショートカット メニューで、次の操作を実行できます(図 11-81 を参照)。
• Fit to View:サイド ビューを使用できる表示領域に合わせて拡大/縮小します。
• Delete Side:選択したサイドを削除します。
• Rotate Left:サイドを反時計回りに 90 度回転します(すべての接続は維持されます)。
• Rotate Right:サイドを時計回りに 90 度回転します(すべての接続は維持されます)。
• Horizontal Flip:サイドを水平方向に反転します(すべての接続は維持されます)。
• Vertical Flip:サイドを垂直方向に反転します(すべての接続は維持されます)。
サイドで [Fit to View] を選択した後は、サイド ビューを右クリックすると、次の選択肢がある新しいメニューが表示されます(図 11-82 を参照)。
• Go to Upper View:前のビューに戻ります。
• Perform AutoLayout:カードの配置とカード間の接続を最適化します。
図 11-81 サイド A のビュー オプション
図 11-82 サイド A のビュー オプション([Fit to View] の選択後)
11.9.2.9 回路の選択
[Circuits] タブを選択すると、機能ビューの回路が表示されます。グラフィック表示のパッチコード ラインは、通常は黒で表示されます。選択した回路を伝送するパッチコードに関連する回路を選択した場合にのみ、パッチコード ラインはグリーンになります。
11.9.2.10 光パス電力の表示
光パスに存在する光パワーを表示するには、目的の光パスにマウスを移動します(グリーンのライン)。ツールチップに、光パスに沿って dBm 単位で電力が表示されます(図 11-83 を参照)。
図 11-83 光パス電力
11.10 DWDM ネットワーク機能ビュー
DWDM Network Functional View(NFV; ネットワーク機能ビュー)には、DWDM ネットワークの回路の接続、光パワー、およびアラームがグラフィック表示されます。NFV を使用すると、ネットワーク レベルで回路の接続とフローを表示できます。また、ネットワークで信号損失があった場合に、代替のネットワーク パスを検索できます。
NFV には、ネットワークを表示する 2 つのオプションが用意されています。
• グラフィック ビュー:グラフィック表示を介して回路の接続、光パワー、およびアラームを表示します。回路の接続をグラフィック表示するには、左上ペインに表示される回路を選択します。ツールバーの [dB]、[SL]、および [PV] ボタンをクリックすると、選択した回路の光パワー、目的のスパンのスパン損失、およびパッチコードの挿入損失をそれぞれ表示できます。詳細については、「グラフィック表示の使用」を参照してください。
• タブ形式で回路の詳細表示:回路の接続、光パワー、および回路のアラームがタブ形式で表示されます([Network Functional View] の左ペインに表示されます)。詳細については、「回路の選択」を参照してください。
[Network Functional View] で選択した回路の光パワー値とアラームを表示する方法については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』の「View Optical Power Values and Alarms Using the Network Functional View」の作業を参照してください。
11.10.1 ネットワーク機能ビューの操作
ここでは、Network Functional View(NFV; ネットワーク機能ビュー)の操作方法について説明します。NFV を操作するには、CTC のネットワーク ビューを表示し、ツールバーの [FV] ボタンをクリックします。DWDM の [Network Functional View] ウィンドウが開きます。
NFV は、ノード レベルのグラフィック レイアウトの DWDM 機能ビューと動作と似ています。詳細については、「DWDM の機能ビュー」を参照してください。
[Network Functional View] には、2 つのメイン ペインがあります(図 11-84 を参照)。
• 左ペイン :上部ペインと下部ペインに分割されます。上部ペインには 3 つのタブ( 表 11-13 を参照)、下部ペインにはネットワークの概要のグラフィックが表示されます。
• 右ペイン :ネットワーク内のすべてのノードとデバイスのグラフィック ビューが表示されます。
表 11-13 [Circuits]、[Optical Power]、および [Alarms] タブ
|
|
Circuits |
ネットワーク内にあるノードの回路リストが表示されます。 |
Optical Power |
回路の光リンクとスパン損失が表示されます。このタブには、機能ビューが開かれているノードのすべての内部パッチコードについて、集約された入力電力と出力電力が表示されます。 |
Alarms |
ネットワーク内にあるノードのすべての回路のアラームが表示されます。 |
上部ペインと下部ペインは非表示にしたり閉じたりできます。また、NFV でネットワーク マップのみを表示できます。タイトル バーの[Close] ボタンをクリックしてペインを閉じるか、タイトル バーの [Toggle auto-hide] ボタンをクリックしてペインを非表示にします。ツールバーの [Reset To Default] をクリックすると、すべてのペインが復元(つまり表示)されます。
図 11-84 DWDM Network Functional View
11.10.2 グラフィック表示の使用
ここでは、ノードの回路、光パワー、およびアラームに関する情報を集めるためにグラフィック表示を使用する方法について説明します。
ノードを展開するには、[Network Functional View] の図をクリックし、F2 を押します。ダブル ズーム モードでノードを開くと、ズーム アウト ビューで電力情報を確認できます。もう一度 F2 をクリックすると、ズームインするか、通常のビューに戻ります。または、[Network Functional View] の図をズームイン/ズームアウトするには、Ctrl キーを押し、マウスのスクロール ボタンでスクロール アップおよびスクロール ダウンします。ツールバーの [Reset Nodes Zoom] ボタンをクリックし、グラフィック ビューをデフォルトのズーム サイズにリセットします。
キーストローク コマンドには、NFV のグラフィック コントロールのキーボード ショートカットが用意されています。キーストローク コマンドにアクセスするには、[Help] > [Keystroke commands] をクリックします。
(注) [Network Functional View] でノードを開いて表示するには、ノードを右クリックし、[Open Node FV] を選択します。また、ノードをダブルクリックしてノード FV を開きます。ノード レベルに移動するには、[FV] を右クリックし、[Node FV] を選択します。FV で開いているすべてのノードを閉じるには、ツールバーの [Close Expanded Nodes] ボタンをクリックします。開いているノードをズームイン/ズームアウトするには、Ctrl キーを押しながら、マウスのスクロール ホイールをスクロール アップまたはダウンします。
複数のノード FV を開いている場合、マップが重なっているために個々のノードを詳細にグラフィック表示できません。マップの重なりを回避するには、次の操作を実行します。
1. 展開したノード全体(すべてのサイド)を選択し、マップの外側(任意の場所)に移動します。ノード全体を選択するには、ノードのタイトル バーをクリックし、Ctrl+A を押します。
2. ネットワーク マップ内の適切な位置にノードの個々のサイドを 1 つずつ移動します。ノードの個々のサイドを移動するには、サイドを選択し、目的の位置に移動します。
11.10.2.1 光パワーの表示
NFV ツールバーには、回路の光パワー情報を表示する次のボタンがあります。
• dB (Power):ツールバーの [dB] ボタンをクリックし、回路の光パワー情報を表示します。dBm の光パスの光パワーは、電力バルーンに表示されます。
FV を開いたノードの集約された電力を表示できます。また、回路が選択されていない場合、ポートの集約された電力を表示することもできます。また、選択した回路のポートのチャネル別電力推測値も表示されます。
内部パッチコード リンクを右クリックし、[Flip Power Balloons] を選択して、選択したパッチコードの電力バルーンを表示します。電力バルーンをクリックすると、重ならずに、選択したパッチコードの電力の詳細を表示できます。
• SL (Span Loss):[SL] ボタンをクリックして、目的のスパンの信号損失を表示します。
• PV (Patchcord Verification):[PV] ボタンをクリックして、パッチコードの挿入損失を表示します。PV はパッチコードの入力電力と出力電力を計算します。挿入損失が 2dBm を超えないようにします。パッチコード ラインは、挿入損失を示すために色分けされます。
– レッド:パッチコードの挿入損失が 2dBm を超えることを示します。
– ホワイト:パッチコードの挿入損失をシステムで計算できなかったとを示します。
– ブラック:パッチコードの挿入損失が制限内で、2dBm を超えていないことを示します。
(注) ツールバーの [Refresh] をクリックし、光パワーとスパン損失情報を更新します。光パワーおよびスパン損失情報が計算され、グラフィック表示と光パワー テーブルの表示の値が更新されます。
11.10.2.2 回路の選択
NFV の [Circuit] タブでは、ネットワークで使用できる回路を確認できます。[Circuit] タブをクリックすると、選択したネットワークの回路リストが表示されます。リストの回路を選択すると、回路レベルの情報が表示されます。選択した回路と影響を受けるスパンのグラフィック ビューがマップに表示されます。さらに、選択した回路の一般的な情報(タイプ、送信元、および宛先)、ステータス(IS、OOS [ANSI]、または unlocked、locked [ETSI])、および物理接続の詳細(波長、方向、およびスパン)も確認できます。
回路の状態は次のいずれかです。
• DISCOVERED
• PARTIAL
• DISCOVERED_TL1
• PARTIAL_TL1
回路の選択を切り替えるときに、両方の回路が DISCOVERED_TL1 状態の場合、新しく選択した回路の詳細は表示されません(前に選択した回路の詳細が表示される可能性があります)。
最新の選択が更新されない場合、次のいずれかを実行します。
• 回路の選択を解除してから、もう 1 つの回路を選択します。
または
• [Reconfigure Circuit] オプションを使用して、選択したすべての回路を更新します。[CTC Tools] > [Circuits] > [Reconfigure Circuits] メニューを選択して、選択した回路を再設定します。再設定中に、選択した回路と VCAT メンバーのすべての接続は、パス サイズ、方向、および配置に基づいて回路に再構成されます。
(注) OCH_CC の回路からその OCH_TRAIL(またはその逆)に選択を切り替えても、情報が更新されない場合、画面が更新されないときに最新の選択を表示する方法についての提案に従います。
回路の光パワーとアラームの詳細を表示するには、[Circuit] をクリックし、リストの回路名を選択して次の詳細を表示します。
• Optical Power:選択した回路の光パワーを表示するには、[Optical Power] タブをクリックします。選択した回路の光リンクのステータスとスパン損失を表示できます。
• Alarms:選択した回路のアラームを表示するには、[Alarms] タブをクリックします。カードに(選択した回路に属する)1 つまたは複数のアラームがある場合、アラームの重大度に応じて、ノードはイエローまたはレッドになります。レッドのアラームはメジャー アラームを示し、イエローのアラームはマイナー アラームを示します。選択した回路に属していないアラームがカードにある場合、ノードはグレー表示されます。
選択した回路に属さないアラームがノードにある場合、アラームは表に表示されませんが、グラフィック ビュー(右ペイン)のノードは色分けされます。
(注) 回路レベルでは、ノードおよびネットワーク レベルの情報を確認できます。
11.10.2.3 レポートのエクスポート
また、HTML または JPEG 形式で回路レベル情報の NFV レポートをエクスポートできます。エクスポート操作によって、NFV 情報の HTML および JPEG 形式の 2 つのファイルが作成されます。.jpg ファイルで、サイト レイアウトのグラフィック表現がわかります。レポートのエクスポートの詳細については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』の「Export Network Functional View Reports」の作業を参照してください。