光アド/ドロップ カード
この章では、Cisco ONS 15454 Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)ネットワークで使用されている光アド/ドロップ カードについて説明します。装着およびカードのターンアップ手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。カードの安全性と適合性に関する情報については、マニュアル『 Cisco Optical Transport Products Safety and Compliance Information 』を参照してください。
(注) この章で説明するカードは、特に記載のない限り、Cisco ONS 15454、Cisco ONS 15454 M6、Cisco ONS 15454 M2 プラットフォームでサポートされています。
(注) 特に指定のない限り、「ONS 15454」は、ANSI と ETSI 両方のシェルフ アセンブリを指します。
この章の内容は、次のとおりです。
• 「カードの概要」
• 「Class 1M レーザー製品の安全性レーザー」
• 「AD-1C-xx カード」
• 「AD-2C-xx.x カード」
• 「AD-4C-xx.x カード」
• 「AD-1B-xx.x カード」
• 「AD-4B-xx.x カード」
8.1 カードの概要
カードの概要の項では、光アド/ドロップ カードの概要、ソフトウェアの互換性、インターフェイス クラス、およびチャネル割り当て情報について説明します。
(注) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が付いています。カードは、同じ記号が表示されているスロットに装着します。スロットと記号のリストについては、『Cisco ONS 15454 Hardware Installation Guide』の「Card Slot Requirements」を参照してください。
光アド/ドロップ カードは、帯域 Optical Add/Drop Multiplexer(OADM: 光アド/ドロップ マルチプレクサ)カードとチャネル OADM カードの 2 つのグループに分けられます。帯域 OADM カードは、隣接チャネルの 1 つまたは 4 つの帯域をアドおよびドロップします。4 帯域 OADM(AD-4B-xx.x)と 1 帯域 OADM(AD-1B-xx.x)を含む、この章で説明するカードは、C バンドのみで使用されます。チャネル OADM カードは、1 つ、2 つ、または 4 つの隣接チャネルをアドおよびドロップします。4 チャネル OADM(AD-4C-xx.x)、2 チャネル OADM(AD-2C-xx.x)、および 1 チャネル OADM(AD-1C-xx.x)が含まれます。
(注) L バンドのアド/ドロップ機能については、「再構成可能な光アド/ドロップ カード」を参照してください。
8.1.1 カードの概要
表 8-1 に、光アド/ドロップ カードの機能をまとめます。
表 8-1 光アド/ドロップ カード
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AD-1C-xx.x カードの前面プレートには、3 セットのポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-1C-xx カード」を参照してください。 |
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AD-2C-xx.x カードの前面プレートには、4 セットのポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-2C-xx.x カード」を参照してください。 |
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AD-4C-xx.x カードの前面プレートには、6 セットのポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-4C-xx.x カード」を参照してください。 |
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AD-1B-xx.x カードの前面プレートには、3 セットのポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-1B-xx.x カード」を参照してください。 |
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AD-4B-xx.x カードの前面プレートには、6 セットのポートがあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「AD-4B-xx.x カード」を参照してください。 |
8.1.2 カードの互換性
表 8-2 に、各光アド/ドロップ カードの CTC ソフトウェア互換性を示します。
表 8-2 光アド/ドロップ カードのソフトウェア リリース互換性
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AD-1C-xx.x |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M2、15454-M6 |
AD-2C-xx.x |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M2、15454-M6 |
AD-4C-xx.x |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M2、15454-M6 |
AD-1B-xx.x |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
AD-4B-xx.x |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
8.1.3 インターフェイス クラス
AD-1C-xx.x、AD-2C-xx.x、AD-4C-xx.x、AD-1B-xx.x、および AD-4B-xx.x カードには、入力信号の発信元となるインターフェイス カードによって異なる入出力光チャネル信号があります。入力インターフェイス カードは、 表 8-3 に示すクラスに分類されます。次からの表では、各インターフェイス クラスの光パフォーマンスと出力電力を示します。
表 8-3 入力電力クラスに割り当てられている ONS 15454 カード インターフェイス
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A |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L)、Forward Error Correction(FEC; 前方誤り訂正)はイネーブル。10-Gbps マックスポンダ カード(MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L)、FEC はイネーブル。40-Gbps マックスポンダ カード(40G-MXP-C) |
B |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_10G)、FEC 機能なし。10-Gbps マックスポンダ カード(MXP_2.5G_10G、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L)。40-Gbps マックスポンダ カード(40G-MXP-C)。ADM-10G カード、FEC はディセーブル |
C |
OC-192 LR ITU カード(TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L)、FEC 機能なし |
D |
2.5-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)(保護および非保護、FEC はイネーブル) |
E |
OC-48 100-GHz DWDM マックスポンダ カード(MXP_MR_2.5G)。2.5 Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)、保護および非保護両方、FEC 無効、Retime, Reshape, and Regenerate(3R; 時間再調整、再整形、および再生成)モード有効。 |
F |
2.5-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)、保護および非保護両方、再生成および再整形(2R)モード |
G |
OC-48 ELR 100-GHz カード |
H |
2/4 ポート GbE トランスポンダ(GBIC WDM 100GHz) |
I |
TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、および TXP_MR_10E_L カード、Enhanced FEC(E-FEC)機能付属。MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L、および 40G-MXP-C カード、E-FEC 有効 |
表 8-4 に、光アド/ドロップ カードに信号入力を提供する 40-Gbps カードの光パフォーマンス パラメータを示します。
表 8-4 40-Gbps インターフェイスの光パフォーマンス
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最大ビット レート |
40 Gbps |
40 Gbps |
40 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
3R |
FEC |
あり |
なし |
あり(E-FEC) |
しきい値 |
最適 |
平均 |
最適 |
最大 BER |
10-15 |
10-12 |
10-15 |
OSNR1 感度 |
23 dB |
9 dB |
23 dB |
19 dB |
20 dB |
8 dB |
電力感度 |
-24 dBm |
-18 dBm |
-21 dBm |
-20 dBm |
-26 dBm |
-18 dBm |
電力オーバーロード |
-8 dBm |
-8 dBm |
-8 dBm |
伝送電力範囲 |
OC-192 LR ITU |
-- |
-- |
-- |
分散補償許容値 |
+/-800 ps/nm |
+/-1,000 ps/nm |
+/-800 ps/nm |
表 8-5 に、光アド/ドロップ カードに信号入力を提供する 40-Gbps カードの光パフォーマンス パラメータを示します。
表 8-5 10-Gbps インターフェイスの光パフォーマンス
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最大ビット レート |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
3R |
3R |
FEC |
あり |
なし |
なし |
あり(E-FEC) |
しきい値 |
最適 |
平均 |
平均 |
最適 |
最大 BER |
10-15 |
10-12 |
10-12 |
10-15 |
OSNR1 感度 |
23 dB |
9 dB |
23 dB |
19 dB |
19 dB |
20 dB |
8 dB |
電力感度 |
-24 dBm |
-18 dBm |
-21 dBm |
-20 dBm |
-22 dBm |
-26 dBm |
-18 dBm |
電力オーバーロード |
-8 dBm |
-8 dBm |
-9 dBm |
-8 dBm |
伝送電力範囲 |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ/10-Gbps FEC トランスポンダ(TXP_MR_10G) |
+2.5 ~ 3.5 dBm |
+2.5 ~ 3.5 dBm |
-- |
-- |
OC-192 LR ITU |
-- |
-- |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
-- |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ/10-Gbps FEC トランスポンダ(TXP_MR_10E) |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
-- |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
分散補償許容値 |
+/-800 ps/nm |
+/-1,000 ps/nm |
+/-1,000 ps/nm |
+/-800 ps/nm |
光アド/ドロップ カードに信号入力を提供する 2.5-Gbps カードのインターフェイス パフォーマンス パラメータを 表 8-6 に示します。
表 8-6 2.5-Gbps インターフェイスの光パフォーマンス
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最大ビット レート |
2.5 Gbps |
2.5 Gbps |
2.5 Gbps |
2.5 Gbps |
1.25 Gbps |
2.5 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
2R |
3R |
3R |
3R |
FEC |
あり |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
しきい値 |
平均 |
平均 |
平均 |
平均 |
平均 |
平均 |
最大 BER |
10-15 |
10-12 |
10-12 |
10-12 |
10-12 |
10-12 |
OSNR 感度 |
14 dB |
6 dB |
14 dB |
10 dB |
15 dB |
14 dB |
11 dB |
13 dB |
8 dB |
12 dB |
電力感度 |
-31 dBm |
-25 dBm |
-30 dBm |
-23 dBm |
-24 dBm |
-27 dBm |
-33 dBm |
-28 dBm |
-18 dBm |
-26 dBm |
電力オーバーロード |
-9 dBm |
-9 dBm |
-9 dBm |
-9 dBm |
-7 dBm |
-17dBm |
伝送電力範囲 |
TXP_MR_2.5G |
-1.0 ~ 1.0 dBm |
-1.0 ~ 1.0 dBm |
-1.0 ~ 1.0 dBm |
-2.0 ~ 0 dBm |
-- |
-- |
TXPP_MR_2.5G |
-4.5 ~ -2.5 dBm |
-4.5 ~ -2.5 dBm |
-4.5 ~ -2.5 dBm |
MXP_MR_2.5G |
-- |
+2.0 ~ +4.0 dBm |
-- |
MXPP_MR_2.5G |
-- |
-1.5 ~ +0.5 dBm |
-- |
2/4 ポート GbE トランスポンダ(GBIC WDM 100GHz) |
-- |
-- |
-- |
-- |
+2.5 ~ 3.5 dBm |
-- |
分散補償許容値 |
-1200 ~ +5400 ps/nm |
-1200 ~ +5400 ps/nm |
-1200 ~ +3300 ps/nm |
-1200 ~ +3300 ps/nm |
-1000 ~ +3600 ps/nm |
-1000 ~ +3200 ps/nm |
8.1.4 DWDM カードのチャネル割り当て計画
ONS 15454 DWDM チャネル OADM カードと帯域 OADM カードは、C バンドの特定のチャネルで使用するように設計されています。ほとんどの場合、これらのカードのチャネルは番号付き(1 ~ 32 など)か区切られています(奇数または偶数)。クライアント インターフェイスは、ONS 15454 システムと互換性を保つために、このチャネル割り当てに準拠する必要があります。
表 8-7 に、C バンドの DWDM チャネルに割り当てられたチャネル ID と波長を示します。
(注) カードは帯域にリストされている一部のチャネルのみ、またはすべてのチャネルを使用する場合があります。また、100-GHz ITU-T グリッドでチャネルを使用するカードと 50-GHz ITU-T グリッドでチャネルを使用するカードがあります。詳細については、付録 A「ハードウェア仕様」のそのカードの説明を参照してください。
表 8-7 DWDM チャネル割り当て計画(C バンド)
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1 |
196.00 |
1529.55 |
42 |
193.95 |
1545.72 |
2 |
195.95 |
1529.94 |
43 |
193.90 |
1546.119 |
3 |
195.90 |
1530.334 |
44 |
193.85 |
1546.518 |
4 |
195.85 |
1530.725 |
45 |
193.80 |
1546.917 |
5 |
195.80 |
1531.116 |
46 |
193.75 |
1547.316 |
6 |
195.75 |
1531.507 |
47 |
193.70 |
1547.715 |
7 |
195.70 |
1531.898 |
48 |
193.65 |
1548.115 |
8 |
195.65 |
1532.290 |
49 |
193.60 |
1548.515 |
9 |
195.60 |
1532.681 |
50 |
193.55 |
1548.915 |
10 |
195.55 |
1533.073 |
51 |
193.50 |
1549.32 |
11 |
195.50 |
1533.47 |
52 |
193.45 |
1549.71 |
12 |
195.45 |
1533.86 |
53 |
193.40 |
1550.116 |
13 |
195.40 |
1534.250 |
54 |
193.35 |
1550.517 |
14 |
195.35 |
1534.643 |
55 |
193.30 |
1550.918 |
15 |
195.30 |
1535.036 |
56 |
193.25 |
1551.319 |
16 |
195.25 |
1535.429 |
57 |
193.20 |
1551.721 |
17 |
195.20 |
1535.822 |
58 |
193.15 |
1552.122 |
18 |
195.15 |
1536.216 |
59 |
193.10 |
1552.524 |
19 |
195.10 |
1536.609 |
60 |
193.05 |
1552.926 |
20 |
195.05 |
1537.003 |
61 |
193.00 |
1553.33 |
21 |
195.00 |
1537.40 |
62 |
192.95 |
1553.73 |
22 |
194.95 |
1537.79 |
63 |
192.90 |
1554.134 |
23 |
194.90 |
1538.186 |
64 |
192.85 |
1554.537 |
24 |
194.85 |
1538.581 |
65 |
192.80 |
1554.940 |
25 |
194.80 |
1538.976 |
66 |
192.75 |
1555.343 |
26 |
194.75 |
1539.371 |
67 |
192.70 |
1555.747 |
27 |
194.70 |
1539.766 |
68 |
192.65 |
1556.151 |
28 |
194.65 |
1540.162 |
69 |
192.60 |
1556.555 |
29 |
194.60 |
1540.557 |
70 |
192.55 |
1556.959 |
30 |
194.55 |
1540.953 |
71 |
192.50 |
1557.36 |
31 |
194.50 |
1541.35 |
72 |
192.45 |
1557.77 |
32 |
194.45 |
1541.75 |
73 |
192.40 |
1558.173 |
33 |
194.40 |
1542.142 |
74 |
192.35 |
1558.578 |
34 |
194.35 |
1542.539 |
75 |
192.30 |
1558.983 |
35 |
194.30 |
1542.936 |
76 |
192.25 |
1559.389 |
36 |
194.25 |
1543.333 |
77 |
192.20 |
1559.794 |
37 |
194.20 |
1543.730 |
78 |
192.15 |
1560.200 |
38 |
194.15 |
1544.128 |
79 |
192.10 |
1560.606 |
39 |
194.10 |
1544.526 |
80 |
192.05 |
1561.013 |
40 |
194.05 |
1544.924 |
81 |
192.00 |
1561.42 |
41 |
194.00 |
1545.32 |
82 |
191.95 |
1561.83 |
8.2 Class 1M レーザー製品の安全性レーザー
この項では、AD-1C-xx.x、AD-2C-xx.x、AD-4c-xx.x、AD-1B-xx.x、および AD-4B-xx.xx カードに貼付されている安全性ラベルを示します。
8.2.1 クラス 1M レーザー製品ステートメント
図 8-1 に、クラス 1M レーザー製品ステートメントを示します。
図 8-1 クラス 1M レーザー製品ステートメント
クラス 1M レーザーは、高発散ビームまたは広径ビームを放出する製品です。したがって、レーザー光線全体のほんの一部分しか眼に入りません。ただし、拡大鏡を使用してビームを見ると、これらのレーザー製品で眼を損傷するおそれがあります。
8.2.2 危険度 1M ラベル
図 8-2 に、危険度 1M ラベルを示します。
図 8-2 危険度ラベル
この危険度ラベルは、IEC60825-1 Ed.1.2 に従って算出されたクラス 1 限度のレーザー放射に、ユーザがさらされる危険性があることを警告するものです。
8.2.3 レーザー光源コネクタ ラベル
図 8-3 に、レーザー光源コネクタ ラベルを示します。
図 8-3 レーザー光源コネクタ ラベル
このラベルは、ラベルが貼られた光コネクタにレーザー光源が存在することを示します。
8.2.4 FDA ステートメント ラベル
図 8-4 に、FDA ステートメント ラベルを示します。
図 8-4 FDA ステートメント ラベル
このラベルは、FDA の標準に準拠していること、および危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に従っていることを示します。
8.2.5 感電危険ラベル
図 8-5 に、感電危険ラベルを示します。
図 8-5 感電危険ラベル
このラベルは、カード内部の電気的危険性をユーザに警告するものです。メンテナンス中に隣接するカードを取り外す際に、カード本体の露出した電気回路に接触した場合に感電するおそれがあります。
8.3 AD-1C-xx カード
(注) ハードウェアの仕様については、「AD-1C-xx.x カードの仕様」を参照してください。
1 チャネル OADM(AD-1C-xx.x)カードは、DWDM カード システムの 100-GHz 間隔内で使用されている 32 チャネルの 1 つをアドまたはドロップします。このカードの 32 バージョンは、それぞれが 1 つの波長で使用されるように設計されており、ONS 15454 DWDM システムで使用します。カードの各波長バージョンの部品番号は異なります。AD-1C-xx.x は、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
AD-1C-xx.x は、次の内部機能を搭載しています。
• 2 つのカスケード パッシブ光干渉フィルタがチャネルのアド/ドロップ機能を実行します。
• 1 つのソフトウェア制御の Variable Optical Attenuator(VOA; 可変光減衰器)は、挿入されたチャネルの光パワーを調整します。
• ソフトウェア制御の VO は、エクスプレス光パスの挿入損失を調整します。
• VOA の設定と機能、フォトダイオードの検出、アラームしきい値は内部で制御されます。
• 共通 DWDM 出力ポートと入力ポートの仮想フォトダイオード(ポートの光パワーをファームウェアで計算)は、ソフトウェア内でモニタされます。
図 8-6 に、AD-1C-xx.x の前面プレートを示します。
図 8-6 AD-1C-xx.x の前面プレート
カードの安全性ラベルの詳細については、「Class 1M レーザー製品の安全性レーザー」を参照してください。
図 8-7 に、AD-1C-xx.x カードのブロック図を示します。
図 8-7 AD-1C-xx.x のブロック図
図 8-8 に、AD-1C xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 8-8 AD-1C-xx.x 光モジュール機能ブロック図
8.3.1 電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P4 と仮想フォトダイオード V1 および V2 は、AD-1C-xx.x カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 8-8 に示すようにポートに合わせて調整されます。
表 8-8 AD-1C-xx.x ポートの調整
|
|
|
P1 |
ADD |
DROP RX |
P2 |
DROP |
DROP TX |
P3 |
IN EXP |
EXP RX |
P4 |
OUT EXP |
EXP TX |
V1 |
IN COM |
COM RX |
V2 |
OUT COM |
COM TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
8.3.2 AD-1C-xx.x カードレベル インジケータ
AD-1C-xx.x カードには、 表 8-9 に示すように 3 つのカードレベル LED インジケータがあります。
表 8-9 AD-1C-xx.x カードレベル インジケータ
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|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、AD-1C-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は信号障害を示します。送信および受信ファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバが正しく接続されると、LED は消えます。 |
8.3.3 AD-1C-xx.x ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-1C-xx.x には 6 つの LC-PC-II 光ポートがあります。アド/ドロップ チャネル入出力用に 2 つ、エクスプレス チャネル入出力用に 2 つ、通信用に 2 つです。
8.4 AD-2C-xx.x カード
(注) ハードウェアの仕様については、「AD-2C-xx.x カードの仕様」を参照してください。
2 チャネル OADM(AD-2C-xx.x)カードは、同じ帯域内の 2 つの隣接 100-GHz チャネルをアドまたはドロップします。このカードの 16 バージョンは、それぞれ 1 つの波長ペアで使用するよう設計されており、ONS 15454 DWDM システムで使用します。カードは、同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアドおよび/ドロップを行い、両方向の信号の流れを管理します。カードの各バージョンの部品番号は異なります。
AD-2C-xx.x は、次の機能を搭載しています。
• パッシブなカスケード干渉フィルタが、チャネルのアド/ドロップ機能を実行します。
• アド セクションには各アド ポート用にソフトウェア制御の VOA が 1 つずつ、合計 2 つ配置され、挿入チャネルの光パワーを調整します。
• ソフトウェア制御の VOA は、エクスプレス チャネルの挿入損失を調整します。
• VOA の設定と機能、フォトダイオードの検出、アラームしきい値は内部で制御されます。
• 共通 DWDM 出力ポートと入力ポートの仮想フォトダイオード(ポートの光パワーをファームウェアで計算)は、ソフトウェア内でモニタされます。
図 8-9 に、AD-2C-xx.x の前面プレートを示します。
図 8-9 AD-2C-xx.x の前面プレート
カードの安全性ラベルの詳細については、「Class 1M レーザー製品の安全性レーザー」を参照してください。
図 8-10 に、AD-2C-xx.x カードのブロック図を示します。
図 8-10 AD-2C-xx.x のブロック図
図 8-11 に、AD-2C xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 8-11 AD-2C-xx.x 光モジュール機能ブロック図
8.4.1 波長ペア
AD-2C-xx.x カードは、 表 8-10 にリストされた波長ペア用にプロビジョニングされます。この表では、波長ではなくチャネル ID が使用されています。チャネル ID をそれぞれの実際の波長と比較するには、表 8-7の波長を参照してください。
表 8-10 AD-2C-xx.x チャネル ペア
|
|
帯域 30.3 (A) |
30.3、31.2 |
31.9、32.6 |
帯域 34.2 (B) |
34.2、35.0 |
35.8、36.6 |
帯域 38.1 (C) |
38.1、38.9 |
39.7、40.5 |
帯域 42.1 (D) |
42.1、42.9 |
43.7、44.5 |
帯域 46.1 (E) |
46.1、46.9 |
47.7、48.5 |
帯域 50.1 (F) |
50.1、50.9 |
51.7、52.5 |
帯域 54.1 (G) |
54.1、54.9 |
55.7、56.5 |
帯域 58.1 (H) |
58.1、58.9 |
59.7、60.6 |
8.4.2 電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P10 と仮想フォトダイオード V1 および V2 は、AD-2C-xx.x カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 8-11 に示すようにポートに合わせて調整されます。
表 8-11 AD-2C-xx.x ポートの調整
|
|
|
P1 ~ P2 |
ADD |
COM TX |
P3 ~ P4 |
DROP |
DROP TX |
P5 |
IN EXP |
EXP RX |
P6 |
OUT EXP |
EXP TX |
V1 |
IN COM |
COM RX |
V2 |
OUT COM |
COM TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
8.4.3 AD-2C-xx.x カードレベル インジケータ
AD-2C-xx.x カードには、 表 8-12 に示すように 3 つのカードレベル LED インジケータがあります。
表 8-12 AD-2C-xx.x カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、AD-2C-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は信号障害を示します。オレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
8.4.4 AD-2C-xx.x ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-2C-xx.x には 8 つの LC-PC-II 光ポートがあります。アド/ドロップ チャネル入出力用に 4 つ、エクスプレス チャネル入出力用に 2 つ、通信用に 2 つです。
8.5 AD-4C-xx.x カード
(注) ハードウェアの仕様については、「AD-4C-xx.x カードの仕様」を参照してください。
4 チャネル OADM(AD-4C-xx.x)カードは、同じ帯域内の 4 つすべての 100 GHz 間隔のチャネルをアドまたはドロップします。このカードの 8 バージョンは、それぞれ 1 つの帯域の波長で使用するよう設計されており、ONS 15454 DWDM システムで使用します。カードは、同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアドおよび/ドロップを行い、両方向の信号の流れを管理します。このカードには、8 つの部品番号で表される 8 つのバージョンがあります。
AD-4C-xx.x は、次の機能を搭載しています。
• パッシブなカスケード干渉フィルタが、チャネルのアド/ドロップ機能を実行します。
• アド セクションには各アド ポート用にソフトウェア制御の VOA が 1 つずつ、合計 4 つ配置され、挿入チャネルの光パワーを調整します。
• 2 つのソフトウェア制御 VOA は、エクスプレス パスとドロップ パスそれぞれの挿入損失を調整します。
• VOA 設定と機能、フォトダイオードによる検出、およびアラームしきい値は内部で制御されます。
• 共通 DWDM 出力ポートと入力ポートのソフトウェア モニタ仮想フォトダイオード(ポート光パワーをファームウェアで計算)。
図 8-12 に、AD-4C-xx.x の前面プレートを示します。
図 8-12 AD-4C-xx.x の前面プレート
カードの安全性ラベルの詳細については、「Class 1M レーザー製品の安全性レーザー」を参照してください。
図 8-13 に、AD-4C-xx.x カードのブロック図を示します。
図 8-13 AD-4C-xx.x のブロック図
図 8-14 に、AD-4C xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 8-14 AD-4C-xx.x 光モジュール機能ブロック図
8.5.1 波長セット
AD-4C-xx.x カードは、表 8-13 に示す 4 つの 100-GHz 間隔の波長セット用にプロビジョニングされます。
表 8-13 AD-4C-xx.x チャネル セット
|
|
帯域 30.3 (A) |
1530.3、1531.2、1531.9、1532.6 |
帯域 34.2 (B) |
1534.2、1535.0、1535.8、1536.6 |
帯域 38.1 (C) |
1538.1、1538.9、1539.7、1540.5 |
帯域 42.1 (D) |
1542.1、1542.9、1543.7、1544.5 |
帯域 46.1 (E) |
1546.1、1546.9、1547.7、1548.5 |
帯域 50.1 (F) |
1550.1、1550.9、1551.7、1552.5 |
帯域 54.1 (G) |
1554.1、1554.9、1555.7、1556.5 |
帯域 58.1 (H) |
1558.1、1558.9、1559.7、1560.6 |
8.5.2 電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P10 と仮想フォトダイオード V1 および V2 は、AD-4C-xx.x カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 8-14 に示すようにポートに合わせて調整されます。
表 8-14 AD-4C-xx.x ポートの調整
|
|
|
P1 ~ P4 |
ADD |
COM TX |
P5 ~ P8 |
DROP |
DROP TX |
P9 |
IN EXP |
EXP RX |
P10 |
OUT EXP |
EXP TX |
V1 |
IN COM |
COM RX |
V2 |
OUT COM |
COM TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
8.5.3 AD-4C-xx.x カードレベル インジケータ
AD-4C-xx.x カードには、 表 8-15 に示すように 3 つのカードレベル LED インジケータがあります。
表 8-15 AD-4C-xx.x カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、AD-4C-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は信号障害またはそのような状態を示します。オレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
8.5.4 AD-4C-xx.x ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-4C-xx.x には 12 の LC-PC-II 光ポートがあります。アド/ドロップ チャネル入出力用に 8 つ、エクスプレス チャネル入出力用に 2 つ、通信用に 2 つです。
8.6 AD-1B-xx.x カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「AD-1B-xx.x カードの仕様」を参照してください。
1 帯域 OADM(AD-1B-xx.x)カードは、4 つの隣接する 100 GHz 間隔チャネルの 1 つの帯域をパッシブにアドまたはドロップします。このカードの 8 つのバージョンには 8 つの異なる部品番号が与えられ、各バージョンは波長の 1 つの帯域の波長で使用するように設計されています。これらは ONS 15454 DWDM システムで使用します。カードは、同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアドおよび/ドロップを行い、両方向の信号の流れを管理します。このカードは、ノードの各サイド(イーストまたはウェスト)で非対称のアドおよびドロップが存在する場合に使用できます。片方のサイドで 1 つの帯域をアドまたはドロップし、もう片方では行わないようにできます。
AD-1B xx.x はスロット 1 ~ 6 と 12 ~17 に装着できます。このカードの機能は次のとおりです。
• パッシブなカスケード干渉フィルタが、チャネルのアド/ドロップ機能を実行します。
• 2 つのソフトウェア制御 VOA がエクスプレスおよびドロップ OADM パス(ドロップ セクション)を流れる光パワーを調整します。
• ドロップされた帯域の出力電力は、VOA ドロップの減衰を変更して設定されます。
• VOA エクスプレスは、エクスプレス パスの挿入損失を調整するために使用します。
• VOA の設定と機能、フォトダイオードの検出、アラームしきい値は内部で制御されます。
• 共通 DWDM 出力の仮想フォトダイオード(ポートの光パワーをファームウェアで計算)はソフトウェア内でモニタされます。
図 8-15 に、AD-1B-xx.x の前面プレートを示します。
図 8-15 AD-1B-xx.x の前面プレート
カードの安全性ラベルの詳細については、「Class 1M レーザー製品の安全性レーザー」を参照してください。
図 8-16 に、AD-1B-xx.x カードのブロック図を示します。
図 8-16 AD-1B-xx.x のブロック図
図 8-17 に、AD-1B xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 8-17 AD-1B-xx.x 光モジュール機能ブロック図
8.6.1 電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P4 と仮想フォトダイオード V1 および V2 は、AD-1B-xx.x カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 8-16 に示すようにポートに合わせて調整されます。
表 8-16 AD-1B-xx.x ポートの調整
|
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P1 |
ADD |
BAND RX |
P2 |
DROP |
BAND TX |
P3 |
IN EXP |
EXP RX |
P4 |
OUT EXP |
EXP TX |
V1 |
IN COM |
COM RX |
V2 |
OUT COM |
COM TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
8.6.2 AD-1B-xx.x カードレベル インジケータ
AD-1B-xx.x カードには、 表 8-17 に示すように 3 つのカードレベル LED インジケータがあります。
表 8-17 AD-1B-xx.x カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、AD-1B-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は信号障害を示します。オレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
8.6.3 AD-1B-xx.x ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-1B-xx.x には 6 つの LC-PC-II 光ポートがあります。アド/ドロップ チャネル入出力用に 2 つ、エクスプレス チャネル入出力用に 2 つ、通信用に 2 つです。
8.7 AD-4B-xx.x カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
4 帯域 OADM(AD-4B-xx.x)カードは、4 つの隣接する 100 GHz 間隔チャネルの 4 つの帯域をパッシブにアドまたはドロップします。このカードの 2 つのバージョンには 2 つの異なる部品番号が与えられ、各バージョンは 1 セットの帯域で使用するように設計されています。これらは ONS 15454 DWDM システムで使用します。カードは、同じカードの 2 つの異なるセクションで双方向にアドおよびドロップを行い、両方向の信号の流れを管理します。このカードは、ノードの各サイド(イーストまたはウェスト)で非対称のアドおよびドロップが存在する場合に使用できます。片方のサイドで 1 つの帯域をアドまたはドロップし、もう片方では行わないようにできます。
AD1B-xx.x はスロット 1 ~ 6 と 12 ~17 に装着できます。このカードの機能は次のとおりです。
• 5 つのソフトウェア制御 VOA が、OADM パスを流れる光パワーを調整します。
• ドロップされた各帯域の出力電力は、各 VOA ドロップの減衰を変更して設定されます。
• VOA エクスプレスは、エクスプレス パスの挿入損失を調整するために使用します。
• VOA の設定と機能、フォトダイオードの検出、アラームしきい値は内部で制御されます。
• 共通 DWDM 出力ポートの仮想フォトダイオード(ポートの光パワーをファームウェアで計算)はソフトウェア内でモニタされます。
図 8-18 に、AD-4B-xx.x の前面プレートを示します。
図 8-18 AD-4B-xx.x の前面プレート
カードの安全性ラベルの詳細については、「Class 1M レーザー製品の安全性レーザー」を参照してください。
図 8-19 に、AD-4B-xx.x カードのブロック図を示します。
図 8-19 AD-4B-xx.x のブロック図
図 8-20 に、AD-4B xx.x 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 8-20 AD-4B-xx.x 光モジュール機能ブロック図
8.7.1 電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P11 と仮想フォトダイオード V1 は、AD-4B-xx.x カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 8-18 に示すようにポートに合わせて調整されます。
表 8-18 AD-4B-xx.x ポートの調整
|
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P1 ~ P4 |
ADD |
COM TX |
P5 ~ P8 |
DROP |
DROP TX |
P9 |
IN EXP |
EXP RX |
P10 |
OUT EXP |
EXP TX |
P11 |
IN COM |
COM RX |
V1 |
OUT COM |
COM TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
8.7.2 AD-4B-xx.x カードレベル インジケータ
AD-4B-xx.x カードには、 表 8-19 に示すように 3 つのカードレベル LED インジケータがあります。
表 8-19 AD-4B-xx.x カードレベル インジケータ
|
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レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、AD-4B-xx.x カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は信号障害を示します。オレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
8.7.3 AD-4B-xx.x ポートレベル インジケータ
カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファン トレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。LCD を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定されたポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。AD-4B-xx.x には 12 の LC-PC-II 光ポートがあります。アド/ドロップ チャネル入出力用に 8 つ、エクスプレス チャネル入出力用に 2 つ、通信用に 2 つです。