9.1 カードの概要
ROADM カードには、C バンド(32WSS、32DMX、32DMX-C、40-MUX-C、40-WXC-C、80-WXC-C、および MMU)で利用される 6 個のアド/ドロップ カード、L バンド(32WSS-L および 32DMX-L)に利用される 2 個のアド/ドロップ カード、および C バンド(40-SMR1-C および 40-SMR2-C)で利用される 2 個のシングル モジュール ROADM(SMR)カードが含まれます。
ここでは、カードの概要、互換性、チャネルの割り当て、および安全性の情報について説明します。
(注) 各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が付いています。カードは、同じ記号を持つスロットに装着します。スロットと記号のリストについては、『Cisco ONS 15454 Hardware Installation Guide』の「Card Slot Requirements」を参照してください。
9.1.1 カードの概要
表 9-1 に、各 ROADM カードに関する情報のリストと概要を示します。
表 9-1 ROADM カードの概要
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32WSS カードには、7 セットのポートが前面プレートにあります。このカードはスロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「32WSS カード」を参照してください。 |
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32WSS-L カードには、7 セットのポートが前面プレートにあります。このカードはスロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「32WSS-L カード」を参照してください。 |
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32DMX には、5 セットのポートが前面プレートにあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「32DMX カード」を参照してください。 |
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32DMX-L には、5 セットのポートが前面プレートにあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「32DMX-L カード」を参照してください。 |
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40-DMX-C には、6 セットのポートが前面プレートにあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「40-DMX-C カード」を参照してください。 |
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40-DMX-CE には、6 セットのポートが前面プレートにあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「40-DMX-CE カード」を参照してください。 |
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40-MUX-C には、6 セットのポートが前面プレートにあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「40-MUX-C Card」を参照してください。 |
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40-WSS-C カードには、8 セットのポートが前面プレートにあります。このカードはスロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「40-WSS-C カード」を参照してください。 |
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40-WSS-CE カードには、8 セットのポートが前面プレートにあります。このカードはスロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「40-WSS-CE カード」を参照してください。 |
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40-WXC-C カードには、5 セットのポートが前面プレートにあります。このカードはスロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「40-WXC-C カード」を参照してください。 |
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80-WXC-C カードには、14 のポートが前面プレートにあります。このカードはスロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「80-WXC-C カード」を参照してください。 |
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40-SMR1-C カードには、6 セットのポートが前面プレートにあります。このカードはスロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「シングル モジュール ROADM(SMR-C)カード」を参照してください。 |
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40-SMR2-C カードには、6 セットのポートが前面プレートにあります。このカードはスロット 1 ~ 5 および 12 ~ 16 で動作します。 |
「シングル モジュール ROADM(SMR-C)カード」を参照してください。 |
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MMU カードには、6 セットのポートが前面プレートにあります。スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
「MMU カード」を参照してください。 |
9.1.2 カードの互換性
表 9-2 に、ROADM カードの Cisco Transport Controller(CTC)ソフトウェアの互換性リストを示します。
表 9-2 ROADM カードのソフトウェア リリースの互換性
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32WSS |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
32WSS-L |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
40-WSS-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M6 |
40-WSS-CE |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M6 |
32DMX |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、 |
32DMX-L |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
40-DMX-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M6 |
40-DMX-CE |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M6 |
40-MUX-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M6 |
40-WXC-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M6 |
80-WXC-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM、15454-M6 |
40-SMR1-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M2、15454-M6 |
40-SMR2-C |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM、15454-M2、15454-M6 |
MMU |
なし |
なし |
なし |
なし |
なし |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
15454-DWDM |
9.1.3 インターフェイス クラス
入力インターフェイス カードは、 表 9-3 に示すクラスに分類されます。以降の表に、各インターフェイス クラスの光パフォーマンスと出力電力を示します。
表 9-3 入力電力クラスに割り当てられている ONS 15454 カード インターフェイス
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A |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、および TXP_MR_10E_L)、10-Gbps マックスポンダ カード(MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_MR_10DME_C、MXP_MR_10DME_L、MXP_2.5G_10E_C、および MXP_2.5G_10E_L)(Forward Error Correction(FEC; 前方誤り訂正)はイネーブル)、および 40-Gbps マックスポンダ カード(40G-MXP-C) |
B |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_10G)およびマックスポンダ カード(MXP_2.5G_10G)(FEC なし) |
C |
OC-192 LR ITU カード(FEC なし)、10-Gbps マルチレート トランスポンダ(TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、および TXP_MR_10E_L)、およびマックスポンダ(MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_L、および MXP_MR_10DME_L)カード(FEC はディセーブル) |
D |
2.5-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)(保護および非保護、FEC はイネーブル) |
E |
OC-48 100-GHz Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)マックスポンダ カード(MXP_MR_2.5G)および 2.5-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)(保護または非保護、FEC はディセーブル、Retime, Reshape, and Regenerate(3R; 時間再調整、再整形、および再生成)モードはイネーブル) |
F |
2.5-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_2.5G)(保護または非保護、Regenerate and Reshape(2R)モード) |
G |
OC-48 ELR 100-GHz カード |
H |
2/4 ポート GbE トランスポンダ(GBIC WDM 100GHz) |
I |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ カード(TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、および TXP_MR_10E_L)および 10-Gbps マックスポンダ カード(MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_L、および MXP_MR_10DME_L)(Enhanced FEC(E-FEC)はイネーブル)、および 40-Gbps マックスポンダ カード(40G-MXP-C) |
K |
OC-192/STM-64 LR ITU カード(FEC なし)、100GHz 10Gbps イーサネット X ポンダ(GE_XP、GE_XPE、10GE_XP、10GE_XPE)、Sonet/SDH アド/ドロップ(ADM_10G)、OTU2 X ポンダ(OTU2_XP)(FEC はディセーブル) |
L |
40Gbps Duobinary CRS-1 DWDM ITU-T ラインカード |
M |
2.5 Gbps DWDM ITU-T SPF |
N |
10Gbps 拡張フルバンド波長可変トランスポンダ(TXP_MR_10E_C)およびマックスポンダ(MXP_2.5G_10E_C、MXP_MR_10DME_C)(E-FEC はイネーブル) |
O |
10Gbps イーサネット X ポンダ(GE_XP、GE_XPE、10GE_XP、10GE_XPE)、10Gbps Sonet/SDH アド/ドロップ(ADM_10G)、OTU2 X ポンダ(OTU2_XP)(FEC はイネーブル) |
P |
10Gbps イーサネット X ポンダ(GE_XP、GE_XPE、10GE_XP、10GE_XPE)、10Gbps Sonet/SDH アド/ドロップ(ADM_10G)、OTU2 X ポンダ(OTU2_XP)(E-FEC はイネーブル) |
T |
40Gbps DPSK CRS-1 DWDM ITU-T ラインカード |
V |
OC-192/STM-64 LR ITU カード(FEC なし)、フルバンド波長可変 10Gbps イーサネット X ポンダ(GE_XP、GE_XPE、10GE_XP、10GE_XPE)、Sonet/SDH アド/ドロップ(ADM_10G)、OTU2 X ポンダ(OTU2_XP)(FEC はディセーブル、フルバンド波長可変) |
W |
10Gbps イーサネット X ポンダ(GE_XP、GE_XPE、10GE_XP、10GE_XPE)、Sonet/SDH アド/ドロップ(ADM_10G)、OTU2 X ポンダ(OTU2_XP)(FEC はイネーブル、フルバンド波長可変) |
X |
10Gbps イーサネット X ポンダ(GE_XP、GE_XPE、10GE_XP、10GE_XPE)、Sonet/SDH アド/ドロップ(ADM_10G)、OTU2 X ポンダ(OTU2_XP)(E-FEC はイネーブル、フルバンド波長可変) |
Y |
10Gbps 拡張フルバンド波長可変トランスポンダ(TXP_MR_10EX_C)およびマックスポンダ(MXP_2.5G_10EX_C、MXP_MR_10DMEX_C)(FEC はイネーブル、Maximum Likelihood Sequence Estimator(MLSE)補正) |
Z |
10Gbps 拡張フルバンド波長可変トランスポンダ(TXP_MR_10EX_C)およびマックスポンダ(MXP_2.5G_10EX_C、MXP_MR_10DMEX_C)(E-FEC はイネーブル、MLSE 補正) |
表 9-4 に、40-Gbps カードの光パフォーマンス パラメータ リストを示します。
表 9-4 40-Gbps インターフェイスの光パフォーマンス
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最大ビット レート |
10 Gbps |
10 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
FEC |
あり |
あり(E-FEC) |
しきい値 |
最適 |
最適 |
最大 BER |
10-15 |
10-15 |
OSNR1 感度 |
23 dB |
9 dB |
20 dB |
8 dB |
電力感度 |
-24 dBm |
-18 dBm |
-26 dBm |
-18 dBm |
電力オーバーロード |
-8 dBm |
-8 dBm |
伝送電力範囲 |
OC-192 LR ITU |
-- |
-- |
分散補償許容値 |
+/-800 ps/nm |
+/-800 ps/nm |
表 9-5 、 表 9-6 、および 表 9-7 に、10-Gbps カードの光パフォーマンス パラメータ リストを示します。
表 9-5 10-Gbps インターフェイスの光パフォーマンス(クラス A、B、C、I、および K)
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最大ビット レート |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
3R |
3R |
3R |
FEC |
あり |
なし |
なし |
あり(E-FEC) |
なし |
しきい値 |
最適 |
平均 |
平均 |
最適 |
平均 |
最大 BER |
10-15 |
10-12 |
10-12 |
10-15 |
10-12 |
OSNR1 感度 |
23 dB |
8.5 dB |
23 dB |
19 dB |
19 dB |
19 dB |
20 dB 6 dB |
23 dB |
16 dB3 |
23 dB |
17 dB4 |
23 dB |
17 dB5 |
電力感度 |
-24 dBm |
-18 dBm |
-21 dBm |
-20 dBm |
-22 dBm |
-22 dBm |
-26 dBm |
-18 dBm |
-24 dBm3 |
-17 dBm3 |
-23 dBm4 |
-18 dBm4 |
-23 dBm5 |
-17 dBm5 |
電力オーバーロード |
-8 dBm |
-8 dBm |
-9 dBm |
-8 dBm |
-7 dBm |
伝送電力範囲 |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ/10-Gbps FEC トランスポンダ |
+2.5 ~ 3.5 dBm(TXP_MR_10G の場合) +3.0 ~ 6.0 dBm(TXP_MR_10E の場合) |
+2.5 ~ 3.5 dBm |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
-- |
OC-192 LR ITU |
-- |
-- |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
-- |
-1.0 ~ +3.0 dBm |
10-Gbps イーサネット X ポンダ、Sonet/SDH アド/ドロップ、OTU2 X ポンダ |
-- |
-- |
-- |
-- |
-1.0 ~ +3.0 dBm |
分散補償許容値 |
+/-800 ps/nm |
+/-1,000 ps/nm |
+/-1,000 ps/nm |
+/-800 ps/nm |
-400 ~ +800 ps/nm |
表 9-6 10-Gbps インターフェイス光パフォーマンス(クラス N、O、P、および V)
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最大ビット レート |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
3R |
3R |
FEC |
あり(E-FEC) |
あり |
あり(E-FEC) |
なし |
しきい値 |
最適 |
最適 |
最適 |
平均 |
最大 BER |
10-15 |
10-15 |
10-15 |
10-12 |
OSNR1 感度 |
19 dB |
5 dB |
11 dB |
11 dB |
23 dB |
8 dB |
23 dB |
16 dB |
電力感度 |
-27 dBm |
-20 dBm |
-18 dBm |
-18 dBm |
-27 dBm |
-18 dBm |
-24 dBm |
-18 dBm |
電力オーバーロード |
-8 dBm |
-7 dBm |
-7 dBm |
-7 dBm |
伝送電力範囲 |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ/10-Gbps FEC トランスポンダ |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
-- |
-- |
-- |
OC-192 LR ITU |
-- |
-- |
-- |
0 ~ +3.0 dBm |
10-Gbps イーサネット X ポンダ、Sonet/SDH アド/ドロップ、OTU2 X ポンダ |
-- |
-1.0 ~ +3.0 dBm |
-1.0 ~ +3.0 dBm |
0 ~ +3.0 dBm |
分散補償許容値 |
+/-800 ps/nm |
-500 ~ +1100 ps/nm |
-500 ~ +1100 ps/nm |
-500 ~ +1600 ps/nm |
表 9-7 10-Gbps インターフェイス光パフォーマンス(クラス W、X、Y、Z)
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|
最大ビット レート |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
10 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
3R |
3R |
FEC |
あり |
あり(E-FEC) |
あり |
あり(E-FEC) |
しきい値 |
最適 |
最適 |
最適 |
最適 |
最大 BER |
10-15 |
10-15 |
10-15 |
10-15 |
OSNR1 感度 |
8.5 dB |
8.5 dB |
19 dB |
5 dB |
23 dB |
8 dB |
19 dB |
5.5 dB |
電力感度 |
-18 dBm |
-18 dBm |
-27 dBm |
-20 dBm |
-24 dBm |
-20 dBm |
-27 dBm |
-20 dBm |
電力オーバーロード |
-7 dBm |
-7 dBm |
-8 dBm |
-8 dBm |
伝送電力範囲 |
10-Gbps マルチレート トランスポンダ/10-Gbps FEC トランスポンダ |
-- |
-- |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
+3.0 ~ 6.0 dBm |
OC-192 LR ITU |
-- |
-- |
-- |
-- |
10-Gbps イーサネット X ポンダ、Sonet/SDH アド/ドロップ、OTU2 X ポンダ |
0 ~ +3.0 dBm |
0 ~ +3.0 dBm |
-- |
-- |
分散補償許容値 |
-500 ~ +1100 ps/nm |
-500 ~ +1300 ps/nm |
-800 ~ +1600 ps/nm |
-2200 ~ +3700 ps/nm |
表 9-8 および 表 9-9 に、2.5-Gbps カードの光インターフェイスのパフォーマンス パラメータを示します。
表 9-8 2.5-Gbps インターフェイスの光パフォーマンス(クラス D、E、F)
|
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|
最大ビット レート |
2.5 Gbps |
2.5 Gbps |
2.5 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
2R |
FEC |
あり |
なし |
なし |
しきい値 |
平均 |
平均 |
平均 |
最大 BER |
10-15 |
10-12 |
10-12 |
OSNR 感度 |
14 dB |
5 dB |
14 dB |
10 dB |
15 dB |
15 dB |
電力感度 |
-31 dBm |
-25 dBm |
-30 dBm |
-23 dBm |
-24 dBm |
-24 dBm |
電力オーバーロード |
-9 dBm |
-9 dBm |
-9 dBm |
伝送電力範囲 |
TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G |
-1.0 ~ 1.0 dBm |
-1.0 ~ 1.0 dBm |
-1.0 ~ 1.0 dBm |
MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G |
-- |
+2.0 ~ +4.0 dBm |
-- |
OC-48 ELR 100 GHz |
-- |
-- |
-- |
2/4 ポート GbE トランスポンダ(GBIC WDM 100GHz) |
-- |
-- |
-- |
2.5 Gbps DWDM ITU-T SPF |
-- |
-- |
-- |
分散補償許容値 |
-1200 ~ +5400 ps/nm |
-1200 ~ +5400 ps/nm |
-1200 ~ +3300 ps/nm |
表 9-9 2.5-Gbps インターフェイス光パフォーマンス(クラス G、H、M)
|
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最大ビット レート |
2.5 Gbps |
1.25 Gbps |
2.5 Gbps |
再生成 |
3R |
3R |
3R |
FEC |
なし |
なし |
なし |
しきい値 |
平均 |
平均 |
平均 |
最大 BER |
10-12 |
10-12 |
10-12 |
OSNR 感度 |
14 dB |
11 dB |
13 dB |
8 dB |
14 dB |
9 dB |
電力感度 |
-27 dBm |
-23 dBm |
-28 dBm |
-18 dBm |
-28 dBm |
-22 dBm |
電力オーバーロード |
-9 dBm |
-7 dBm |
-9 dBm |
伝送電力範囲 |
|
|
TXP_MR_2.5G |
-- |
-- |
-- |
TXPP_MR_2.5G |
-- |
MXP_MR_2.5G |
-2.0 ~ 0 dBm |
MXPP_MR_2.5G |
-- |
OC-48 ELR 100 GHz |
-- |
-- |
-- |
2/4 ポート GbE トランスポンダ(GBIC WDM 100GHz) |
-1200 ~ +3300 ps/nm |
0 ~ +3 dBm |
-- |
2.5 Gbps DWDM ITU-T SPF |
|
-- |
0 ~ +4 dBm |
分散補償許容値 |
|
-1000 ~ +3600 ps/nm |
-800 ~ +2400 ps/nm |
9.1.4 チャネル割り当て計画
ONS 15454 DWDM ROADM カードは、C バンドおよび L バンドの特定のチャネルで使用するように設計されています。ほとんどの場合、これらのカードのチャネルには、番号が振られているか(たとえば、1 ~ 32 または 1 ~ 40)、区切られています(奇数または偶数)。クライアント インターフェイスは、ONS 15454 システムと互換性を保つために、このチャネル割り当てに準拠する必要があります。
次のカードは C バンドで動作します。
• 32WSS
• 32DMX
• 32DMX-C
• 40-MUX-C
• 40-WXC-C
• 80-WXC-C
• 40-SMR1-C
• 40-SMR2-C
• MMU
表 9-10 に、C バンドのチャネル ID と、ITU-T 50-GHz 間隔の波長のリストを示します。これは、現在および将来的なカードの機能を網羅する総合的な C バンド チャネルの表です。
表 9-10 50-GHz 間隔での DWDM C バンドのチャネル割り当て計画
|
|
|
|
|
|
1 |
196.00 |
1529.55 |
42 |
193.95 |
1545.72 |
2 |
195.95 |
1529.94 |
43 |
193.90 |
1546.119 |
3 |
195.90 |
1530.334 |
44 |
193.85 |
1546.518 |
4 |
195.85 |
1530.725 |
45 |
193.80 |
1546.917 |
5 |
195.80 |
1531.116 |
46 |
193.75 |
1547.316 |
6 |
195.75 |
1531.507 |
47 |
193.70 |
1547.715 |
7 |
195.70 |
1531.898 |
48 |
193.65 |
1548.115 |
8 |
195.65 |
1532.290 |
49 |
193.60 |
1548.515 |
9 |
195.60 |
1532.681 |
50 |
193.55 |
1548.915 |
10 |
195.55 |
1533.073 |
51 |
193.50 |
1549.32 |
11 |
195.50 |
1533.47 |
52 |
193.45 |
1549.71 |
12 |
195.45 |
1533.86 |
53 |
193.40 |
1550.116 |
13 |
195.40 |
1534.250 |
54 |
193.35 |
1550.517 |
14 |
195.35 |
1534.643 |
55 |
193.30 |
1550.918 |
15 |
195.30 |
1535.036 |
56 |
193.25 |
1551.319 |
16 |
195.25 |
1535.429 |
57 |
193.20 |
1551.721 |
17 |
195.20 |
1535.822 |
58 |
193.15 |
1552.122 |
18 |
195.15 |
1536.216 |
59 |
193.10 |
1552.524 |
19 |
195.10 |
1536.609 |
60 |
193.05 |
1552.926 |
20 |
195.05 |
1537.003 |
61 |
193.00 |
1553.33 |
21 |
195.00 |
1537.40 |
62 |
192.95 |
1553.73 |
22 |
194.95 |
1537.79 |
63 |
192.90 |
1554.134 |
23 |
194.90 |
1538.186 |
64 |
192.85 |
1554.537 |
24 |
194.85 |
1538.581 |
65 |
192.80 |
1554.940 |
25 |
194.80 |
1538.976 |
66 |
192.75 |
1555.343 |
26 |
194.75 |
1539.371 |
67 |
192.70 |
1555.747 |
27 |
194.70 |
1539.766 |
68 |
192.65 |
1556.151 |
28 |
194.65 |
1540.162 |
69 |
192.60 |
1556.555 |
29 |
194.60 |
1540.557 |
70 |
192.55 |
1556.959 |
30 |
194.55 |
1540.953 |
71 |
192.50 |
1557.36 |
31 |
194.50 |
1541.35 |
72 |
192.45 |
1557.77 |
32 |
194.45 |
1541.75 |
73 |
192.40 |
1558.173 |
33 |
194.40 |
1542.142 |
74 |
192.35 |
1558.578 |
34 |
194.35 |
1542.539 |
75 |
192.30 |
1558.983 |
35 |
194.30 |
1542.936 |
76 |
192.25 |
1559.389 |
36 |
194.25 |
1543.333 |
77 |
192.20 |
1559.794 |
37 |
194.20 |
1543.730 |
78 |
192.15 |
1560.200 |
38 |
194.15 |
1544.128 |
79 |
192.10 |
1560.606 |
39 |
194.10 |
1544.526 |
80 |
192.05 |
1561.013 |
40 |
194.05 |
1544.924 |
81 |
192.00 |
1561.42 |
41 |
194.00 |
1545.32 |
82 |
191.95 |
1561.83 |
次のアド/ドロップ カードでは、L バンド DWDM チャネルを使用します。
• 32WSS-L
• 32DMX-L
表 9-11 に、L バンドのチャネル ID と、ITU-T 50-GHz 間隔の波長のリストを示します。これは、現在および将来的なカードの機能を網羅する総合的なL バンド チャネルの表です。
表 9-11 50-GHz 間隔での DWDM L バンドのチャネル割り当て計画
|
|
|
|
|
|
|
1 |
190.85 |
1570.83 |
|
41 |
188.85 |
1587.46 |
2 |
190.8 |
1571.24 |
|
42 |
188.8 |
1587.88 |
3 |
190.75 |
1571.65 |
|
43 |
188.75 |
1588.30 |
4 |
190.7 |
1572.06 |
|
44 |
188.7 |
1588.73 |
5 |
190.65 |
1572.48 |
|
45 |
188.65 |
1589.15 |
6 |
190.6 |
1572.89 |
|
46 |
188.6 |
1589.57 |
7 |
190.55 |
1573.30 |
|
47 |
188.55 |
1589.99 |
8 |
190.5 |
1573.71 |
|
48 |
188.5 |
1590.41 |
9 |
190.45 |
1574.13 |
|
49 |
188.45 |
1590.83 |
10 |
190.4 |
1574.54 |
|
50 |
188.4 |
1591.26 |
11 |
190.35 |
1574.95 |
|
51 |
188.35 |
1591.68 |
12 |
190.3 |
1575.37 |
|
52 |
188.3 |
1592.10 |
13 |
190.25 |
1575.78 |
|
53 |
188.25 |
1592.52 |
14 |
190.2 |
1576.20 |
|
54 |
188.2 |
1592.95 |
15 |
190.15 |
1576.61 |
|
55 |
188.15 |
1593.37 |
16 |
190.1 |
1577.03 |
|
56 |
188.1 |
1593.79 |
17 |
190.05 |
1577.44 |
|
57 |
188.05 |
1594.22 |
18 |
190 |
1577.86 |
|
58 |
188 |
1594.64 |
19 |
189.95 |
1578.27 |
|
59 |
187.95 |
1595.06 |
20 |
189.9 |
1578.69 |
|
60 |
187.9 |
1595.49 |
21 |
189.85 |
1579.10 |
|
61 |
187.85 |
1595.91 |
22 |
189.8 |
1579.52 |
|
62 |
187.8 |
1596.34 |
23 |
189.75 |
1579.93 |
|
63 |
187.75 |
1596.76 |
24 |
189.7 |
1580.35 |
|
64 |
187.7 |
1597.19 |
25 |
189.65 |
1580.77 |
|
65 |
187.65 |
1597.62 |
26 |
189.6 |
1581.18 |
|
66 |
187.6 |
1598.04 |
27 |
189.55 |
1581.60 |
|
67 |
187.55 |
1598.47 |
28 |
189.5 |
1582.02 |
|
68 |
187.5 |
1598.89 |
29 |
189.45 |
1582.44 |
|
69 |
187.45 |
1599.32 |
30 |
189.4 |
1582.85 |
|
70 |
187.4 |
1599.75 |
31 |
189.35 |
1583.27 |
|
71 |
187.35 |
1600.17 |
32 |
189.3 |
1583.69 |
|
72 |
187.3 |
1600.60 |
33 |
189.25 |
1584.11 |
|
73 |
187.25 |
1601.03 |
34 |
189.2 |
1584.53 |
|
74 |
187.2 |
1601.46 |
35 |
189.15 |
1584.95 |
|
75 |
187.15 |
1601.88 |
36 |
189.1 |
1585.36 |
|
76 |
187.1 |
1602.31 |
37 |
189.05 |
1585.78 |
|
77 |
187.05 |
1602.74 |
38 |
189 |
1586.20 |
|
78 |
187 |
1603.17 |
39 |
188.95 |
1586.62 |
|
79 |
186.95 |
1603.60 |
40 |
188.9 |
1587.04 |
|
80 |
186.9 |
1604.03 |
9.2 クラス 1M レーザー製品カードの安全性ラベル
ここでは、一部のカードに貼付されている安全性ラベルの重要性について説明します。カードの前面プレートには、レーザー放射レベルに関する警告のラベルがわかりやすく貼られています。これらのカードで作業する前に、すべての警告ラベルを理解する必要があります。
40-SMR1-C および 40-SMR2-C カードでは、クラス IM レーザーを使用します。これらのカードで使用されているラベルについては、次の各項で説明します。
9.2.1 クラス 1M レーザー製品ステートメント
図 9-1 に、クラス 1M レーザー製品ステートメントを示します。
図 9-1 クラス 1M レーザー製品ステートメント
クラス 1M レーザーは、高発散ビームまたは広径ビームを放出する製品です。したがって、レーザー光線全体のほんの一部分しか眼に入りません。ただし、拡大鏡を使用してビームを見ると、これらのレーザー製品で眼を損傷するおそれがあります。
9.2.2 危険度 1M ラベル
図 9-2 に、危険度 1M ラベルを示します。危険度ラベルは、IEC60825-1 Ed.1.2 に従って計算されるクラス 1 制限によるレーザー放射の被曝についてユーザに警告します。
図 9-2 危険度ラベル
9.2.3 レーザー光源コネクタ ラベル
図 9-3 にレーザー光源コネクタ ラベルを示します。このラベルは、ラベルが貼られた光コネクタにレーザー光源が存在することを示します。
図 9-3 レーザー光源コネクタ ラベル
9.2.4 FDA ステートメント ラベル
図 9-4 に FDA ステートメント ラベルを示します。このラベルは、FDA 規格への準拠を示します。また、危険度の分類が IEC60825-1 Am.2 または Ed.1.2 に準拠していることを示します。
図 9-4 FDA ステートメント ラベル
9.2.5 感電危険ラベル
図 9-5 に感電危険ラベルを示します。このラベルは、カード内の感電の危険があることを警告します。メンテナンス時に隣接するカードを取り除くときや、カード自体の露出している電気回路に触れたときに、感電の危険性があります。
図 9-5 感電危険ラベル
9.3 32WSS カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「32WSS カードの仕様」を参照してください。
2 スロット 32 チャネル Wavelength Selective Switch(32WSS)カードは、ONS 15454 DWDM 内でチャネル アド/ドロップ処理を実行します。32WSS カードは、次のスロット ペアに装着できます。
• スロット 1 および 2
• スロット 3 および 4
• スロット 5 および 6
• スロット 12 および 13
• スロット 14 および 15
• スロット 16 および 17
9.3.1 32WSS の前面プレートのポート
32WSS には次の 6 種類のポートがあります。
• ADD RX ポート(1 ~ 32):これらのポートは、チャネルの追加に使用します(表 9-13を参照)。各アド チャネルは、そのチャネルを追加するかどうかを選択する個々のスイッチ要素と関連付けられています。各アド ポートには、Variable Optical Attenuator(VOA; 可変光減衰器)が提供する、光パワーの制御機能があります。32WSS のクライアント入力インターフェイスの前面パネルには、Multifiber Push-On(MPO)ケーブルを使用できる 4 個の物理受信コネクタがあります。各 MPO ケーブルは、8 本の個別のケーブルに分岐します。
• EXP RX ポート:EXP RX ポートは、同じ Network Element(NE; ネットワーク要素)の別の 32WSS カードからの光信号を受信します。
• EXP TX ポート:EXP TX ポートは、NE 内の相手側の 32WSS カードに光信号を送信します。
• COM TX ポート:COM TX(ライン入力)ポートは、NE 以外に送信するために、集約光信号をブースタ増幅器カード(OPT-BST など)に送信します。
• COM RX ポート:COM RX ポートは、プリアンプ(OPT-PRE など)からの光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• DROP TX ポート:DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含むスプリットオフ光信号を 32DMX カードに送信します。このカードでチャネルはさらに処理され、ドロップされます。
図 9-6 に 32WSS カードの前面パネルと、ポートを介するトラフィック フローを示します。
図 9-6 32WSS の前面プレートとポート
9.3.2 32WSS のブロック図
図 9-7 に、32WSS カードの高レベル機能ブロック図を示します。また、図 9-8 に、EXP RX および COM RX ポートの光信号の処理方法を示します。
図 9-7 32WSS のブロック図
EXP RX および COM RX ポートに着信する集約光信号は、アド チャネル/パススルー処理および光スプリッタ処理という 2 つの方法で処理されます。光処理ステージを図 9-8 に示します。32WSS カードの詳細な光信号の機能図です。
図 9-8 32WSS 光ブロック図
EXP RX ポートおよび COM RX ポートは次のように動作します。
• EXP RX ポートのアド チャネル/パススルー処理
着信の光信号は、NE 内の相手側の 32WSS カードの EXP RX ポートで受信されます。着信の集約光信号は、32 の個別の波長またはチャネルに逆多重化されます。次に、各チャネルは光スイッチで個々に処理され、アド/パススルー処理が実行されます。スイッチでは、ソフトウェア コントロールを使用して、デマルチプレクサから着信する光チャネルを選択するか(つまり、パススルー チャネル)、外部のアド チャネルを選択します。アド ポート チャネルを選択すると、このチャネルが送信され、デマルチプレクサから送信される光信号はブロックされます。
光スイッチ ステージ後に、すべてのチャネルは集約光信号に多重化され、COM TX ポートで送出されます。通常、出力は OPT-BST または OPT-BST-E カードに接続されるか(ブースタ増幅器が必要な場合)、OSC-CSM カードに接続されます(増幅が不要な場合)。
• COM RX ポートの光スプリッタ処理
COM RX ポートは光信号を受信し、32WSS カードの光スプリッタに送信します。スプリッタは、ドロップするように指定されたチャネルを、光学的に DROP TX ポートへ迂回させます。通常、DROP TX ポートは、ドロップ チャネルをドロップする 32DMX の COM RX ポートに接続します。ドロップされないチャネルは光スプリッタをパススルーし、32WSS カードの EXP TX ポートから送出されます。通常、この光信号は、NE 内の相手側の 32WSS モジュールに接続されます。
• COM TX ポートのモニタリング
COM TX 値は、15454-32WSS カードの物理または仮想フォトダイオードで測定できます。15454-32WSS カードのベンダー ID が 1024(0x400)~ 2047(0x800)の場合、COM TX 値は物理フォトダイオードで測定されます。15454-32WSS カードのベンダー ID が 2048(0x800)を超える場合、COM TX 値は仮想フォトダイオードで測定されます。COM TX 値を仮想フォトダイオードで測定する場合、COM TX ポート(OPT-BST または OSC-CSM カード上の COM-RX ポート)の値を確認します。
9.3.3 32WSS ROADM の機能
ROADM 機能を実装するために、32WSS カードは 32DMX カードと併用します。ROADM ノードとして、CTC、Cisco TransportPlanner、および Cisco Transport Manager(CTM)を使用して個々の光チャネルを追加またはドロップするように、ONS 15454 を構成します。32WSS カードを使用する ROADM 機能の場合、2 つの 32DMX シングルスロット カードおよび 2 つの 32WSS ダブルスロット カード(ONS 15454 シャーシでは合計 6 スロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章に記載されているそのカードの説明を参照してください。一般的な ROADM 構成の図については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) 端末サイトは、シェルフのイーストまたはウェスト サイドに接続されている 32WSS カードおよび 32DMX カードのみを使用して構成できます。
9.3.4 32WSS の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P69 は、32WSS カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 9-12 に示すようにポートに合わせて調整されます。
表 9-12 32WSS ポートの調整
|
|
|
P1-P32 |
ADD(Power ADD) |
ADD RX |
P33-P64 |
PASS THROUGH |
COM TX |
ADD(Power) |
COM TX |
P65 |
OUT EXP |
EXP TX |
P66 |
IN EXP |
EXP RX |
P67 |
OUT COM |
COM TX |
P68 |
IN COM |
COM RX |
P69 |
DROP |
DROP TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
9.3.5 32WSS のチャネル割り当て計画
32WSS カードのチャネル ラベル、周波数、波長を表 9-13 に示します。
表 9-13 32WSS のチャネル割り当て計画
|
|
|
|
B30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
B34.2 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.1 |
195.1 |
1536.61 |
B38.1 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
38.9 |
194.8 |
1538.87 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
40.5 |
194.6 |
1540.46 |
B42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
B46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
B50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
B54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
B58.1 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
9.3.6 32WSS カードレベル インジケータ
表 9-14 で、32WSS カードの 3 つのカードレベル LED について説明します。
表 9-14 32WSS カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、32WSS カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。オレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.3.7 32WSS ポートレベル インジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、32WSS カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.4 32WSS-L カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「32WSS-L カードの仕様」を参照してください。
2 スロット 32 チャネル Wavelength Selective Switch L バンド(32WSS-L)カードは、ONS 15454 DWDM 内でチャネル アド/ドロップ処理を実行します。32WSS-L カードは、DS ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用するネットワークで使用する場合に最適です。32WSS-L カードは、次のスロット ペアに装着できます。
• スロット 1 および 2
• スロット 3 および 4
• スロット 5 および 6
• スロット 12 および 13
• スロット 14 および 15
• スロット 16 および 17
9.4.1 32WSS-L の前面プレートのポート
32WSS-L カードの前面プレートには、次の 6 種類のポートがあります。
• ADD RX ポート(1 ~ 32):これらのポートは、チャネルの追加に使用します(表 9-16を参照)。各アド チャネルは、そのチャネルを追加するかどうかを選択する個々のスイッチ要素と関連付けられています。各アド ポートには、VOA が提供する光パワーの制御機能があります。
• EXP RX ポート:EXP RX ポートは、同じ NE の別の 32WSS-L カードからの光信号を受信します。
• EXP TX ポート:EXP TX ポートは、NE 内の相手側の 32WSS-L カードに光信号を送信します。
• COM TX ポート:COM TX ポートは、NE 以外に送信するために、集約光信号をブースタ増幅器カード(OPT-BST カードなど)に送信します。
• COM RX ポート:COM RX ポートは、プリアンプ(OPT-PRE など)からの光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• DROP TX ポート:DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含むスプリットオフ光信号を 32DMX-L カードに送信します。そのカードでこのチャネルはさらに処理され、ドロップされます。
図 9-9 に 32WSS-L モジュールの前面パネルと、ポートを介するトラフィック フローを示します。
図 9-9 32WSS-L の前面プレートとポート
9.4.2 32WSS-L のブロック図
図 9-10 に、32WSS-L カードの高レベル機能ブロック図を示します。また、図 9-11 に、EXP RX および COM RX ポートの光信号の処理方法を示します。
図 9-10 32WSS-L のブロック図
EXP RX および COM RX ポートに着信する集約光信号は、アド チャネル/パススルー処理および光スプリッタ処理という 2 つの方法で処理されます。光処理ステージを図 9-11 に示します。32WSS-L カードの詳細な光信号の機能図です。
図 9-11 32WSS-L 光ブロック図
EXP RX ポートおよび COM RX ポートは次のように動作します。
• EXP RX ポートのアド チャネル/パススルー処理
着信の光信号は、NE 内の相手側の 32WSS-L カードの EXP RX ポートで受信されます。着信の集約光信号は、32 の個別の波長またはチャネルに逆多重化されます。次に、各チャネルは光スイッチで個々に処理され、アド/パススルー処理が実行されます。スイッチでは、ソフトウェア コントロールを使用して、デマルチプレクサから着信する光チャネルを選択するか(つまり、パススルー チャネル)、外部のアド チャネルを選択します。アド ポート チャネルを選択すると、このチャネルが送信され、デマルチプレクサから送信される光信号はブロックされます。
光スイッチ ステージ後に、すべてのチャネルは集約光信号に多重化され、COM TX ポートで送出されます。通常、出力は OPT-AMP-L または OPT-BST-E カードに接続されるか(ブースタ増幅器が必要な場合)、OSC-CSM カードに接続されます(増幅が不要な場合)。
• COM RX ポートの光スプリッタ処理
COM RX ポートは光信号を受信し、32WSS-L カードの光スプリッタに送信します。スプリッタは、ドロップするように指定されたチャネルを、光学的に DROP TX ポートへ迂回させます。通常、DROP TX ポートは、ドロップ チャネルをドロップする 32DMX-L の COM RX ポートに接続します。ドロップされないチャネルは光スプリッタをパススルーし、32WSS-L カードの EXP TX ポートから送出されます。通常、この光信号は、NE 内の相手側の 32WS-L モジュールに接続されます。
9.4.3 32WSS-L ROADM の機能
L バンド(1570 ~ 1620 nm)機能を実装するために、32WSS-L は 32DMX-L と併用します。ROADM ノードとして、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して個々の光チャネルを追加またはドロップするように、ONS 15454 を構成します。32WSS-L カードを使用する ROADM 機能の場合、2 つの 32DMX-L シングルスロット カードおよび 2 つの 32WSS-L ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシでは合計 6 スロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章に記載されているそのカードの説明を参照してください。一般的な ROADM 構成の図については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) 端末サイトは、シェルフのイーストまたはウェスト サイドに接続されている 32WSS-L カードおよび 32DMX-L カードを使用して構成できます。
9.4.4 32WSS-L の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P69 は、32WSS-L カードの電力をモニタします。 表 9-15 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 9-15 32WSS-L ポートの調整
|
|
|
P1-P32 |
ADD(Power ADD) |
ADD RX |
P33-P64 |
PASS THROUGH |
COM TX |
ADD(Power) |
COM TX |
P65 |
OUT EXP |
EXP TX |
P66 |
IN EXP |
EXP RX |
P67 |
OUT COM |
COM TX |
P68 |
IN COM |
COM RX |
P69 |
DROP |
DROP TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
9.4.5 32WSS-L のチャネル計画
32WSS-L カードは、 表 9-16 のように、ITU-T 100-GHz グリッドの 32 帯域のチャネルを使用します。
表 9-16 32WSS-L のチャネル計画
|
|
|
|
B77.8 |
77.8 |
190 |
1577.86 |
78.6 |
189.9 |
1578.69 |
79.5 |
189.8 |
1579.52 |
80.3 |
189.7 |
1580.35 |
B81.1 |
81.1 |
189.6 |
1581.18 |
82.0 |
189.5 |
1582.02 |
82.8 |
189.4 |
1582.85 |
83.6 |
189.3 |
1583.69 |
B84.5 |
84.5 |
189.2 |
1584.53 |
85.3 |
189.1 |
1585.36 |
86.2 |
189 |
1586.20 |
87.0 |
188.9 |
1587.04 |
B87.8 |
87.8 |
188.8 |
1587.88 |
88.7 |
188.7 |
1588.73 |
89.5 |
188.6 |
1589.57 |
90.4 |
188.5 |
1590.41 |
B91.2 |
91.2 |
188.4 |
591.26 |
92.1 |
188.3 |
1592.10 |
92.9 |
188.2 |
1592.95 |
93.7 |
188.1 |
1593.79 |
B94.6 |
94.6 |
188 |
1594.64 |
95.4 |
187.9 |
1595.49 |
96.3 |
187.8 |
1596.34 |
97.1 |
187.7 |
1597.19 |
B98.0 |
98.0 |
187.6 |
1598.04 |
98.8 |
187.5 |
1598.89 |
99.7 |
187.4 |
1599.75 |
00.6 |
187.3 |
1600.60 |
B01.4 |
01.4 |
187.2 |
1601.46 |
02.3 |
187.1 |
1602.31 |
03.1 |
187 |
1603.17 |
04.0 |
186.9 |
1604.03 |
9.4.6 32WSS-L カードレベル インジケータ
表 9-17 で、32WSS-L カードの 3 つのカードレベルの LED について説明します。
表 9-17 32WSS-L カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、32WSS-L カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.5 32DMX カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「32DMX カードの仕様」を参照してください。
シングルスロット 32 チャネル デマルチプレクサ(32DMX)カードは、光デマルチプレクサです。このカードは、COM RX ポートで集約光信号を受信し、逆多重化して(32)ITU-T 100-GHz 間隔のチャネルに送信します。32DMX カードは、スロット 1 ~ 6 およびスロット 12 ~ 17 に装着できます。
9.5.1 32DMX の前面プレートのポート
32DMX カードには次の 2 種類のポートがあります。
• COM RX ポート:COM RX は、逆多重化される集約光信号の入力ポートです。このポートは、光パワー モニタリングのために、光パワーの制御とフォトダイオード用の VOA でサポートされます。
• DROP TX ポート(1 ~ 32):出力では、32DMX には 32 個のドロップ ポート(表 9-19 を参照)があります。通常、このポートは ROADM ノード内のチャネルをドロップするために使用されます。これらのポートは、4 個の 8 ファイバ MPO リボン コネクタを使用して接続します。デマルチプレクサに対する着信の光信号は、COM RX ポートに送信されます。この入力ポートは、1 つの LC 二重光コネクタを使用して接続します。各ドロップ ポートには、光パワー モニタリングのためのフォトダイオードがあります。2 スロット 32DMX-O デマルチプレクサとは異なり、32DMX のドロップ ポートには、光パワー制御用にチャネル別の VOA がありません。32DMX-O カードの説明については、「32DMX-O カード」を参照してください。
図 9-12 に 32DMX カードの前面パネルと、ポートを介する基本的なトラフィック フローを示します。
図 9-12 32DMX の前面プレートとポート
9.5.2 32DMX のブロック図
32DMX カードのブロック図を図 9-13 に示します。
図 9-13 32DMX のブロック図
図 9-14 に、32DMX 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-14 32DMX 光モジュールの機能ブロック図
9.5.3 32DMX ROADM の機能
ROADM 機能を実装するために、32DMX カードは 32WSS カードと併用します。ROADM ノードとして、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して個々の光チャネルを追加またはドロップするように、ONS 15454 を構成します。32DMX カードを使用する ROADM 機能の場合、2 つの 32DMX シングルスロット カードおよび 2 つの 32WSS ダブルスロット カード(ONS 15454 シャーシでは合計 6 スロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章に記載されているそのカードの説明を参照してください。一般的な ROADM 構成の図については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) 端末サイトは、シェルフのイーストまたはウェスト サイドに接続されている 32WSS カードおよび 32DMX カードのみを使用して構成できます。
9.5.4 32DMX の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P33 は、32DMX カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 9-18 に示すようにポートに合わせて調整されます。
表 9-18 32DMX ポートの調整
|
|
|
P1-P32 |
DROP |
DROP TX |
P33 |
INPUT COM |
COM RX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
9.5.5 32DMX のチャネル割り当て計画
32DMX カードのチャネル ラベル、周波数、波長を表 9-19 に示します。
表 9-19 32DMX のチャネル割り当て計画
|
|
|
|
B30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
B34.2 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.1 |
195.1 |
1536.61 |
B38.1 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
38.9 |
194.8 |
1538.87 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
40.5 |
194.6 |
1540.46 |
B42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
B46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
B50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
B54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
B58.1 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
9.5.6 32DMX カードレベル インジケータ
表 9-20 で、32DMX カードの 3 つのカードレベル LED について説明します。
表 9-20 32DMX カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、32DMX カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.5.7 32DMX ポートレベル インジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、32DMX カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.6 32DMX-L カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「32DMX-L カードの仕様」を参照してください。
シングルスロット 32 チャネル デマルチプレクサ L バンド カード(32DMX-L)は、L バンド光デマルチプレクサです。このカードは、COM RX ポートで集約光信号を受信し、逆多重化して(32)100-GHz 間隔のチャネルに送信します。32DMX-L カードは、DS ファイバまたは SMF-28 シングルモード ファイバを採用するネットワークで使用する場合に最適です。32DMX-L カードは、スロット 1 ~ 6 およびスロット 12 ~ 17 に装着できます。
9.6.1 32DMX-L の前面プレートのポート
32DMX-L カードには次の 2 種類のポートがあります。
• COM RX ポート:COM RX は、逆多重化される集約光信号の入力ポートです。このポートは、光パワー モニタリングのために、光パワーの制御とフォトダイオード用の VOA でサポートされます。
• DROP TX ポート(1 ~ 32):出力では、32DMX-L カードには 32 個のドロップ ポート(表 9-25 を参照)があります。通常、このポートは ROADM ノード内のチャネルをドロップするために使用されます。これらのポートは、4 個の 8 ファイバ MPO リボン コネクタを使用して接続します。各ドロップ ポートには、光パワー モニタリングのためのフォトダイオードがあります。2 スロット 32DMX-O デマルチプレクサとは異なり、32DMX-L のドロップ ポートには、光パワー制御用にチャネル別の VOA がありません。32DMX-O カードの説明については、「32DMX-O カード」を参照してください。
図 9-15 に 32DMX-L カードの前面パネルと、ポートを介する基本的なトラフィック フローを示します。
図 9-15 32DMX-L の前面プレートとポート
9.6.2 32DMX-L のブロック図
図 9-16 に、32DMX-L カードのブロック図を示します。
図 9-16 32DMX-L のブロック図
図 9-17 に、32DMX-L 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-17 32DMX-L 光モジュールの機能ブロック図
9.6.3 32DMX-L ROADM の機能
ROADM 機能を実装するために、32DMX-L カードは 32WSS-L カードと併用します。ROADM ノードとして、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して個々の光チャネルを追加またはドロップするように、ONS 15454 を構成します。32DMX-L カードを使用する ROADM 機能の場合、2 つの 32DMX-L シングルスロット カードおよび 2 つの 32WSS-L ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシでは合計 6 スロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章に記載されているそのカードの説明を参照してください。一般的な ROADM 構成の図については、「ROADM ノード」を参照してください。
(注) 端末サイトは、シェルフのイーストまたはウェスト サイドに接続されている 32WSS-L カードおよび 32DMX-L カードのみを使用して構成できます。
9.6.4 32DMX-L の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P33 は、32DMX-L カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 9-21 に示すようにポートに合わせて調整されます。
表 9-21 32DMX-L ポートの調整
|
|
|
P1-P32 |
DROP |
DROP TX |
P33 |
INPUT COM |
COM RX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
9.6.5 32DMX-L のチャネル計画
32DMX-L カードは、 表 9-22 のように、ITU-T 100-GHz グリッドの 32 帯域のチャネルを使用します。
表 9-22 32DMX-L のチャネル計画
|
|
|
|
B77.8 |
77.8 |
190 |
1577.86 |
78.6 |
189.9 |
1578.69 |
79.5 |
189.8 |
1579.52 |
80.3 |
189.7 |
1580.35 |
B81.1 |
81.1 |
189.6 |
1581.18 |
82.0 |
189.5 |
1582.02 |
82.8 |
189.4 |
1582.85 |
83.6 |
189.3 |
1583.69 |
B84.5 |
84.5 |
189.2 |
1584.53 |
85.3 |
189.1 |
1585.36 |
86.2 |
189 |
1586.20 |
87.0 |
188.9 |
1587.04 |
B87.8 |
87.8 |
188.8 |
1587.88 |
88.7 |
188.7 |
1588.73 |
89.5 |
188.6 |
1589.57 |
90.4 |
188.5 |
1590.41 |
B91.2 |
91.2 |
188.4 |
1591.26 |
92.1 |
188.3 |
1592.10 |
92.9 |
188.2 |
1592.95 |
93.7 |
188.1 |
1593.79 |
B94.6 |
94.6 |
188 |
1594.64 |
95.4 |
187.9 |
1595.49 |
96.3 |
187.8 |
1596.34 |
97.1 |
187.7 |
1597.19 |
B98.0 |
98.0 |
187.6 |
1598.04 |
98.8 |
187.5 |
1598.89 |
99.7 |
187.4 |
1599.75 |
00.6 |
187.3 |
1600.60 |
B01.4 |
01.4 |
187.2 |
1601.46 |
02.3 |
187.1 |
1602.31 |
03.1 |
187 |
1603.17 |
04.0 |
186.9 |
1604.03 |
9.6.6 32DMX-L カードレベル インジケータ
表 9-23 で、32DMX-L カードの 3 つのカードレベル LED について説明します。
表 9-23 32DMX-L カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、32DMX-L カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.6.7 32DMX-L ポートレベル インジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、32DMX-L カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.7 40-DMX-C カード
(Cisco ONS 15454 および ONS 15454 M6 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「40-DMX-C カードの仕様」を参照してください。
シングルスロット 40 チャネル Demultiplexer C バンド(40-DMX-C)カードは、チャネル計画(表 9-25)で指定された 40 個の 100-GHz 間隔のチャネルを逆多重化し、それを専用の出力ポートに送信します。全体的な光パワーは、すべてのチャネルに共通する単一の VOA を使用して調整できます。40-DMX-C カードは単一方向で光学的にパッシブであり、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
9.7.1 40-DMX-C の前面プレートのポート
40-DMX-C には、次の 2 種類のポートがあります。
• COM RX ポート:COM RX は、逆多重化される集約光信号のライン入力ポートです。このポートは、チャネル別の光パワー モニタリングのために、光パワーの制御とフォトダイオード用の VOA でサポートされます。
(注) 安全性のために(停電など)、デフォルトで VOA は最大の減衰値に設定されています。VOA は手動でも設定できます。
• DROP TX ポート(1 ~ 40):出力で、40-DMX-C カードには 40 個のドロップ ポートがあります。通常、このポートは ROADM ノード内のチャネルをドロップするために使用されます。これらのポートは、MPO クライアントの入力ケーブルを接続できる、前面パネルの 5 個の物理コネクタを使用して接続します(MPO ケーブルは、8 本の個別のケーブルに分岐します)。40-DMX-C カードのメイン入力には、1 つの LC-PC-II 光コネクタもあります。
図 9-18 に、40-DMX-C カードの前面プレートを示します。
図 9-18 40-DMX-C の前面プレート
9.7.2 40-DMX-C のブロック図
図 9-19 に、40-DMX-C カードのブロック図を示します。
図 9-19 40-DMX-C のブロック図
図 9-20 に、40-DMX-C 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-20 40-DMX-C 光モジュールの機能ブロック図
9.7.3 40-DMX-C の ROADM 機能
ROADM 機能を実装するために、40-DMX-C カードは 40-WSS-C カードと併用します。ROADM ノードとして、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、光チャネル レベルで ONS 15454 を構成できます。40-DMX-C カードを使用する ROADM 機能には、2 つのシングルスロット 40-DMX-C カードおよび 2 つの 40-WSS-C ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシでは合計 6 スロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章に記載されているそのカードの説明を参照してください。一般的な ROADM 構成の図については、「ROADM ノード」を参照してください。
9.7.4 40-DMX-C の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P40 は、40-DMX-C カードの出力の電力をモニタします。P41 は、入力で多重化され、COM RX ポートに合わせて調整された合計電力をモニタします。 表 9-24 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 9-24 40-DMX-C ポートの調整
|
|
|
P1 ~ P40 |
DROP |
DROP TX |
P41 |
INPUT COM |
COM RX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
9.7.5 40-DMX-C のチャネル計画
表 9-25 に、40-DMX-C カードで逆多重化される 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-25 40-DMX-C のチャネル計画
|
|
|
|
B30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
33.4 |
195.5 |
1533.47 |
B34.2 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.6 |
195.1 |
1536.61 |
37.4 |
195 |
1537.40 |
B38.1 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
38.9 |
194.8 |
1538.98 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
40.5 |
194.6 |
1540.56 |
41.3 |
194.5 |
1541.35 |
B42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
45.3 |
194 |
1545.32 |
B46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
49.3 |
193.5 |
1549.32 |
B50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
53.3 |
193 |
1553.33 |
B54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
57.3 |
192.5 |
1557.36 |
B58.1 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
61.4 |
192 |
1561.42 |
9.7.6 40-DMX-C カードレベル インジケータ
40-DMX-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-26 を参照)。
表 9-26 40-DMX-C カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、40-DMX-C カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.7.7 40-DMX-C のポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、40-DMX-C カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.8 40-DMX-CE カード
(Cisco ONS 15454 および ONS 15454 M6 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「40-DMX-CE カードの仕様」を参照してください。
シングルスロット 40 チャネル Demultiplexer C バンドの偶数チャネル(40-DMX-CE)カードは、チャネル計画(表 9-28)で指定された 40 個の 100-GHz 間隔の偶数チャネルを逆多重化し、それを専用の出力ポートに送信します。全体的な光パワーは、すべてのチャネルに共通する単一の VOA を使用して調整できます。40-DMX-CE カードは単一方向で光学的にパッシブであり、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
9.8.1 40-DMX-CE カードの前面プレートのポート
40-DMX-CE カードには、次の 2 種類のポートがあります。
• COM RX ポート:COM RX は、逆多重化される集約光信号のライン入力ポートです。このポートは、チャネル別の光パワー モニタリングのために、光パワーの制御とフォトダイオード用の VOA でサポートされます。
(注) 安全性のために(停電など)、デフォルトで VOA は最大の減衰値に設定されています。VOA は手動でも設定できます。
• DROP TX ポート(1 ~ 40):出力で、40-DMX-CE カードには 40 個のドロップ ポートがあります。通常、このポートは ROADM ノード内のチャネルをドロップするために使用されます。これらのポートは、MPO クライアントの入力ケーブルを接続できる、前面パネルの 5 個の物理コネクタを使用して接続します(MPO ケーブルは、8 本の個別のケーブルに分岐します)。40-DMX-CE カードのメイン入力には、1 つの LC-PC-II 光コネクタもあります。
図 9-21 に、40-DMX-CE カードの前面プレートを示します。
図 9-21 40-DMX-CE カードの前面プレート
9.8.2 40-DMX-CE カードのブロック図
図 9-22 に、40-DMX-CE カードのブロック図を示します。
図 9-22 40-DMX-CE カードのブロック図
図 9-23 に、40-DMX-CE カードの光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-23 40-DMX-CE カードの光モジュールの機能ブロック図
9.8.3 40-DMX-CE カードの ROADM 機能
ROADM 機能を実装するために、40-DMX-CE カードは 40-WSS-CE カードと併用します。ROADM ノードとして、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、光チャネル レベルで ONS 15454 を構成できます。40-DMX-CE カードを使用する ROADM 機能には、2 つのシングルスロット 40-DMX-CE カードおよび 2 つの 40-WSS-CE ダブルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシでは合計 6 スロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章に記載されているそのカードの説明を参照してください。一般的な ROADM 構成の図については、「ROADM ノード」を参照してください。
9.8.4 40-DMX-CE カードの電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P40 は、40-DMX-CE カードの出力の電力をモニタします。P41 は、入力で多重化され、COM RX ポートに合わせて調整された合計電力をモニタします。 表 9-27 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 9-27 40-DMX-CE カードのポートの調整
|
|
|
P1 ~ P40 |
DROP |
DROP TX |
P41 |
INPUT COM |
COM RX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
9.8.5 40-DMX-CE カードのチャネル計画
表 9-28 に、40-DMX-CE カードで逆多重化される 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-28 40-DMX-CE カードのチャネル計画
|
|
|
|
B30.7 |
30.7 |
195.85 |
1530.72 |
31.5 |
195.75 |
1531.51 |
32.3 |
195.65 |
1532.29 |
33.1 |
195.55 |
1533.07 |
33.9 |
195.45 |
1533.86 |
B34.6 |
34.6 |
195.35 |
1534.64 |
35.4 |
195.25 |
1535.43 |
36.2 |
195.15 |
1536.22 |
37.0 |
195.05 |
1537.00 |
37.8 |
194.95 |
1537.79 |
B38.6 |
38.6 |
194.85 |
1538.58 |
39.4 |
194.75 |
1539.37 |
40.1 |
194.65 |
1540.16 |
40.9 |
194.55 |
1540.95 |
41.8 |
194.45 |
1541.75 |
B42.5 |
42.5 |
194.35 |
1542.54 |
43.3 |
194.25 |
1543.33 |
44.1 |
194.15 |
1544.13 |
44.9 |
194.05 |
1544.92 |
45.7 |
193.95 |
1545.72 |
B46.5 |
46.5 |
193.85 |
1546.52 |
47.3 |
193.75 |
1547.32 |
48.1 |
193.65 |
1548.11 |
48.9 |
193.55 |
1548.91 |
49.7 |
193.45 |
1549.72 |
B50.5 |
50.5 |
193.35 |
1550.52 |
51.3 |
193.25 |
1551.32 |
52.1 |
193.15 |
1552.12 |
52.9 |
193.05 |
1552.93 |
53.7 |
192.95 |
1553.73 |
B54.4 |
54.4 |
192.85 |
1554.54 |
55.3 |
192.75 |
1555.34 |
56.1 |
192.65 |
1556.15 |
56.9 |
192.55 |
1556.96 |
57.8 |
192.45 |
1557.77 |
B58.6 |
58.6 |
192.35 |
1558.58 |
59.4 |
192.25 |
1559.39 |
60.2 |
192.15 |
1560.20 |
61.0 |
192.05 |
1561.01 |
61.8 |
191.95 |
1561.83 |
9.8.6 40-DMX-CE カードレベル インジケータ
40-DMX-CE カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-29 を参照)。
表 9-29 40-DMX-CE カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、40-DMX-CE カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.8.7 40-DMX-CE カードのポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、40-DMX-CE カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.9 40-MUX-C Card
(Cisco ONS 15454 および ONS 15454 M6 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「40-MUX-C カードの仕様」を参照してください。
シングルスロット 40 チャネル Multiplexer C バンド(40-MUX-C)カードは、チャネル計画(表 9-25)で指定された 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔のチャネルを多重化します。40-MUX-C カードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。通常、40-MUX-C カードはハブ ノードで使用します。
9.9.1 40-MUX-C カードの前面プレートのポート
40-MUX-C カードには、次の 2 種類のポートがあります。
• COM TX ポート:COM TX は、多重化される集約光信号のライン出力ポートです。このポートは、チャネル別の光パワー モニタリングのために、光パワーの制御とフォトダイオード用の VOA でサポートされます。
(注) 安全性のために(停電など)、デフォルトで VOA は最大の減衰値に設定されています。VOA は手動でも設定できます。
• DROP RX ポート(1 ~ 40):40-MUX-C カードには、40 個の入力光チャネルがあります。これらのポートは、クライアント入力インターフェイスの MPO ケーブルを接続できる、カードの前面パネルにある 5 個の物理受信コネクタを使用して接続します。MPO ケーブルは、8 本の個別のケーブルに分岐します。40-DMX-C カードのメイン出力には、1 つの LC-PC-II 光コネクタもあります。波長の範囲については、表 9-25を参照してください。
図 9-24 に、40-MUX-C カードの前面プレートを示します。
図 9-24 40-MUX-C カードの前面プレート
9.9.2 40-MUX-C カードのブロック図
図 9-25 に、40-MUX-C カードのブロック図を示します。
図 9-25 40-MUX-C カードのブロック図
図 9-26 に、40-MUX-C 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-26 40-MUX-C 光モジュールの機能ブロック図
9.9.3 40-MUX-C カードの電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P40 は、40-MUX-C カードに対する個々の入力ポートの電力をモニタします。P41 は、多重化され、COM TX ポートに合わせて調整された合計電力をモニタします。 表 9-30 に各ポートを基準に調整された電力レベルの戻り値を示します。
表 9-30 40-MUX-C ポートの調整
|
|
|
P1 ~ P40 |
ADD |
ADD RX |
P41 |
OUTPUT COM |
COM-TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
9.9.4 40-MUX-C カードのチャネル計画
表 9-31 に、40-MUX-C カードで多重化される 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-31 40-MUX-C のチャネル計画
|
|
|
|
B30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
33.4 |
195.5 |
1533.47 |
B34.2 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.6 |
195.1 |
1536.61 |
37.4 |
195 |
1537.40 |
B38.1 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
38.9 |
194.8 |
1538.98 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
40.5 |
194.6 |
1540.56 |
41.3 |
194.5 |
1541.35 |
B42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
45.3 |
194 |
1545.32 |
B46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
49.3 |
193.5 |
1549.32 |
B50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
53.3 |
193 |
1553.33 |
B54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
57.3 |
192.5 |
1557.36 |
B58.1 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
61.4 |
192 |
1561.42 |
9.9.5 40-MUX-C カードレベル インジケータ
40-MUX-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-32 を参照)。
表 9-32 40-MUX-C カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、40-MUX-C カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.9.6 40-MUX-C のポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、40-MUX-C カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.10 40-WSS-C カード
(Cisco ONS 15454 および ONS 15454 M6 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「40-WSS-C カードの仕様」を参照してください。
ダブルスロット 40 チャネル Wavelength Selective Switch C バンド(40-WSS-C)カードは、チャネル計画(表 9-25)で指定された 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔のチャネルを切り替え、専用の出力ポートに送信します。40-WSS-C カードは双方向で、光学的にパッシブです。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
40-WSS-C には次の機能があります。
• 1 方向でライン受信ポート(EXP RX)からと、もう 1 方向で COM RX ポートからの 40 個の出力光チャネルへの集約 DWDM 信号の受信。
• フォトダイオードを使用するチャネル別の光パワー モニタリング。
• 信号をドロップするために 40-DMX-C に送信され、次に相手側の 40-WSS-C カードに送信される、70% 対 30% の割合での信号分割。
• DWDM 信号モニタリングの集約と、Variable Optical Attenuator(VOA; 可変光減衰器)を介する制御。停電時、VOA は安全のために最大減衰量に設定されます。VOA は手動でも設定できます。
40-WSS-C カード内では、最初の AWG がスペクトルを開き、各波長は 1x2 光スイッチのポートの 1 つに送信されます。同じ波長をパススルーするか、停止できます。パススルー波長が停止すると、アド ポートで新しいチャネルを追加できます。カードの 2 番めの AWG はすべての波長を多重化し、集約信号は COM TX ポートを介して出力されます。
9.10.1 40-WSS-C の前面プレートのポート
40-WSS-C には、次の 8 種類のポートがあります。
• ADD RX ポート(1 ~ 40):これらのポートは、チャネルの追加に使用されます。各アド チャネルは、個々のチャネルを追加するかどうかを選択する個々のスイッチ要素と関連付けられています。各アド ポートには、VOA が提供する光パワーの制御機能があります。カードの前面プレートにある 5 個のコネクタには、クライアント入力インターフェイスの MPO ケーブルを接続できます。MPO ケーブルは、8 本の個別のケーブルに分岐します。40-WSS-C カードのメイン入力には、1 つの LC-PC-II 光コネクタもあります。
• COM RX:COM RX ポートは、プリアンプ(OPT-PRE など)からの光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• COM TX:COM TX ポートは、NE 以外に送信するために、集約光信号をブースタ増幅器カード(OPT-BST カードなど)に送信します。
• EXP RX ポート:EXP RX ポートは、同じ NE の別の 40-WSS-C カードからの光信号を受信します。
• EXP TX:EXP TX ポートは、NE 内の相手側の 40-WSS-C カードに光信号を送信します。
• DROP TX ポート:DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含むスプリットオフ光信号を 40-DMX-C カードに送信します。このチャネルはさらに処理され、ドロップされます。
図 9-27 に、40-WSS-C カードの前面プレートを示します。
図 9-27 40-WSS-C の前面プレート
9.10.2 40-WSS-C のブロック図
図 9-28 に、40-WSS-C カードのブロック図を示します。
図 9-28 40-WSS-C のブロック図
図 9-29 に、40-WSS-C 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-29 40-WSS-C 光モジュールの機能ブロック図
9.10.3 40-WSS-C の ROADM 機能
ROADM 機能を実装するために、40-WSS-C カードは 40-DMX-C カードと併用します。ROADM ノードとして、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、光チャネル レベルで ONS 15454 を構成できます。40-WSS-C カードを使用する ROADM 機能には、2 つの 40-WSS-C ダブルスロット カードおよび 2 つの 40-DMX-C シングルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシでは合計 6 スロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章に記載されているそのカードの説明を参照してください。一般的な ROADM 構成の図については、「ROADM ノード」を参照してください。
9.10.4 40-WSS-C の電力モニタリング
40-WSS-C には、カードの多様な場所の電力をモニタする物理ダイオードがあります。 表 9-33 に、物理ダイオードの説明を示します。
表 9-33 40-WSS-C 物理フォトダイオードのポートの調整
|
|
|
P1 |
DROP |
DROP TX |
P2 |
EXP |
EXP RX |
PDi3 |
RX |
最大 40 ポートの Add i RX ポート(つまり、チャネル入力 Add i RX 電力)、そのため 40 PD 1 |
PDi4 1 |
TX |
最大 40 チャネルの COM TX ポート(つまり、チャネル別の出力 COM TX 電力)、そのため 40 PD |
PD5 |
COM |
COM TX ポート(つまり、合計出力 COM TX 電力) |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
さらに、40-WSS-C には 2 つの仮想ダイオードがあります。仮想ダイオードは、各物理フォトダイオードのモニタ ポイントです。仮想ダイオードは、1 つの物理ダイオードを使用して識別されますが、物理ダイオードは 2 つの interlink(ILK)ポートのいずれかを使用して識別されます。 表 9-34 に、仮想ダイオード リストを示します。
表 9-34 40-WSS-C 仮想フォトダイオードのポートの調整
|
|
|
VPD1 |
COM |
COM RX ポート(合計入力 COM RX 電力) |
VPD2 |
EXP |
EXP TX ポート(合計出力 EXP TX 電力) |
9.10.5 40-WSS-C のチャネル計画
表 9-35 に、40-WSS-C カードで切り替えられる 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-35 40-WSS-C のチャネル計画
|
|
|
|
B30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
33.4 |
195.5 |
1533.47 |
B34.2 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.6 |
195.1 |
1536.61 |
37.4 |
195 |
1537.40 |
B38.1 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
38.9 |
194.8 |
1538.98 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
40.5 |
194.6 |
1540.56 |
41.3 |
194.5 |
1541.35 |
B42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
45.3 |
194 |
1545.32 |
B46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
49.3 |
193.5 |
1549.32 |
B50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
53.3 |
193 |
1553.33 |
B54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
57.3 |
192.5 |
1557.36 |
B58.1 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
61.4 |
192 |
1561.42 |
9.10.6 40-WSS-C カードレベル インジケータ
40-WSS-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-36 を参照)。
表 9-36 40-WSS-C カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、40-WSS-C がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.10.7 40-WSS-C のポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、40-WSS-C カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.11 40-WSS-CE カード
(Cisco ONS 15454 および ONS 15454 M6 のみ)
(注) ハードウェアの仕様については、「40-WSS-CE カードの仕様」を参照してください。
ダブルスロット 40 チャネル Wavelength Selective Switch 偶数チャネル C バンド(40-WSS-CE)カードは、チャネル計画(表 9-39)で指定された 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔のチャネルを切り替え、専用の出力ポートに送信します。40-WSS-CE カードは双方向で、光学的にパッシブです。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
40-WSS-CE には次の機能があります。
• 1 方向でライン受信ポート(EXP RX)からと、もう 1 方向で COM RX ポートからの 40 個の出力光チャネルへの集約 DWDM 信号の受信。
• フォトダイオードを使用するチャネル別の光パワー モニタリング。
• 信号をドロップするために 40-DMX-CE カードに送信され、次に相手側の 40-WSS-CE カードに送信される、70% 対 30% の割合での信号分割。
• DWDM 信号モニタリングの集約と、VOA を介する制御。停電時、VOA は安全のために最大減衰量に設定されます。VOA は手動でも設定できます。
40-WSS-CE カード内では、最初の AWG がスペクトルを開き、各波長は 1x2 光スイッチのポートの 1 つに送信されます。同じ波長をパススルーするか、停止できます。パススルー波長が停止すると、アド ポートで新しいチャネルを追加できます。カードの 2 番めの AWG はすべての波長を多重化し、集約信号は COM TX ポートを介して出力されます。
9.11.1 40-WSS-CE の前面プレートのポート
40-WSS-CE カードには、次の 8 種類のポートがあります。
• ADD RX ポート(1 ~ 40):これらのポートは、チャネルの追加に使用されます。各アド チャネルは、個々のチャネルを追加するかどうかを選択する個々のスイッチ要素と関連付けられています。各アド ポートには、VOA が提供する光パワーの制御機能があります。カードの前面プレートにある 5 個のコネクタには、クライアント入力インターフェイスの MPO ケーブルを接続できます。MPO ケーブルは、8 本の個別のケーブルに分岐します。40-WSS-CE カードのメイン入力には、1 つの LC-PC-II 光コネクタもあります。
• COM RX:COM RX ポートは、プリアンプ(OPT-PRE など)からの光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• COM TX:COM TX ポートは、NE 以外に送信するために、集約光信号をブースタ増幅器カード(OPT-BST カードなど)に送信します。
• EXP RX ポート:EXP RX ポートは、同じ NE の別の 40-WSS-CE カードからの光信号を受信します。
• EXP TX:EXP TX ポートは、NE 内の相手側の 40-WSS-CE カードに光信号を送信します。
• DROP TX ポート:DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含むスプリットオフ光信号を 40-DMX-C カードに送信します。このチャネルはさらに処理され、ドロップされます。
図 9-30 に、40-WSS-CE カードの前面プレートを示します。
図 9-30 40-WSS-CE の前面プレート
9.11.2 40-WSS-CE カードのブロック図
図 9-31 に、40-WSS-CE カードのブロック図を示します。
図 9-31 40-WSS-CE のブロック図
図 9-32 に、40-WSS-CE 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-32 40-WSS-CE カードの光モジュールの機能ブロック図
9.11.3 40-WSS-CE カードの ROADM 機能
ROADM 機能を実装するために、40-WSS-CE カードは 40-DMX-CE カードと併用します。ROADM ノードとして、CTC、Cisco TransportPlanner、および CTM を使用して、光チャネル レベルで ONS 15454 を構成できます。40-WSS-CE カードを使用する ROADM 機能には、2 つの 40-WSS-CE ダブルスロット カードおよび 2 つの 40-DMX-CE シングルスロット カードが必要です(ONS 15454 シャーシでは合計 6 スロットが必要)。
他のカードの ROADM 機能については、この章に記載されているそのカードの説明を参照してください。一般的な ROADM 構成の図については、「ROADM ノード」を参照してください。
9.11.4 40-WSS-CE カードの電力モニタリング
40-WSS-CE カードには、カードの多様な場所の電力をモニタする物理ダイオードがあります。 表 9-37 に、物理ダイオードの説明を示します。
表 9-37 40-WSS-CE 物理フォトダイオードのポートの調整
|
|
|
P1 |
DROP |
DROP TX |
P2 |
EXP |
EXP RX |
PDi3 |
RX |
最大 40 ポートの Add i RX ポート(つまり、チャネル入力 Add i RX 電力)、そのため 40 PD 1 |
PDi4 1 |
TX |
最大 40 チャネルの COM TX ポート(つまり、チャネル別の出力 COM TX 電力)、そのため 40 PD |
PD5 |
COM |
COM TX ポート(つまり、合計出力 COM TX 電力) |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
さらに、40-WSS-CE カードには 2 つの仮想ダイオードがあります。仮想ダイオードは、各物理フォトダイオードのモニタ ポイントです。仮想ダイオードは、1 つの物理ダイオードを使用して識別されますが、物理ダイオードは 2 つの interlink(ILK)ポートのいずれかを使用して識別されます。 表 9-38 に、仮想ダイオード リストを示します。
表 9-38 40-WSS-CE 仮想フォトダイオードのポートの調整
|
|
|
VPD1 |
COM |
COM RX ポート(合計入力 COM RX 電力) |
VPD2 |
EXP |
EXP TX ポート(合計出力 EXP TX 電力) |
9.11.5 40-WSS-CE カードのチャネル計画
表 9-39 に、40-WSS-CE カードで切り替えられる 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-39 40-WSS-CE のチャネル計画
|
|
|
|
B30.7 |
30.7 |
195.85 |
1530.72 |
31.5 |
195.75 |
1531.51 |
32.3 |
195.65 |
1532.29 |
33.1 |
195.55 |
1533.07 |
33.9 |
195.45 |
1533.86 |
B34.6 |
34.6 |
195.35 |
1534.64 |
35.4 |
195.25 |
1535.43 |
36.2 |
195.15 |
1536.22 |
37.0 |
195.05 |
1537.00 |
37.8 |
194.95 |
1537.79 |
B38.6 |
38.6 |
194.85 |
1538.58 |
39.4 |
194.75 |
1539.37 |
40.1 |
194.65 |
1540.16 |
40.9 |
194.55 |
1540.95 |
41.8 |
194.45 |
1541.75 |
B42.5 |
42.5 |
194.35 |
1542.54 |
43.3 |
194.25 |
1543.33 |
44.1 |
194.15 |
1544.13 |
44.9 |
194.05 |
1544.92 |
45.7 |
193.95 |
1545.72 |
B46.5 |
46.5 |
193.85 |
1546.52 |
47.3 |
193.75 |
1547.32 |
48.1 |
193.65 |
1548.11 |
48.9 |
193.55 |
1548.91 |
49.7 |
193.45 |
1549.72 |
B50.5 |
50.5 |
193.35 |
1550.52 |
51.3 |
193.25 |
1551.32 |
52.1 |
193.15 |
1552.12 |
52.9 |
193.05 |
1552.93 |
53.7 |
192.95 |
1553.73 |
B54.4 |
54.4 |
192.85 |
1554.54 |
55.3 |
192.75 |
1555.34 |
56.1 |
192.65 |
1556.15 |
56.9 |
192.55 |
1556.96 |
57.8 |
192.45 |
1557.77 |
B58.6 |
58.6 |
192.35 |
1558.58 |
59.4 |
192.25 |
1559.39 |
60.2 |
192.15 |
1560.20 |
61.0 |
192.05 |
1561.01 |
61.8 |
191.95 |
1561.83 |
9.11.6 40-WSS-CE カードレベル インジケータ
40-WSS-CE カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-40 を参照)。
表 9-40 40-WSS-CE カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、40-WSS-CE カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.11.7 40-WSS-CE カードのポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、40-WSS-CE カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.12 40-WXC-C カード
(Cisco ONS 15454 および ONS 15454 M6 のみ)
(注) ハードウェア仕様については、「40-WXC-C カードの仕様」を参照してください。
ダブルスロット 40 チャネル Wavelength Cross-Connect C バンド(40-WXC-C)カードは、9 個の入力ポートから着信した任意の波長の組み合わせを、選択して共通出力ポートに送信します。このデバイスは、表 9-10 のチャネル グリッドに従って、各ポートで 100 GHz 間隔のチャネルを最大 41 個まで管理できます。各チャネルは、任意の入力から選択できます。このカードは光学的にはパッシブであり、双方向の機能があります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
40-WXC-C カードには次の機能があります。
• 入力ポートから共通出力ポートへの DWDM 集約信号の逆多重化、選択、および多重化。
• DWDM 信号モニタリングの集約と、VOA を介する制御。
• チャネルの光パワーを制御するために、VOA はすべてのチャネル パスで展開されます。停電の場合、VOA は、最大減衰値、または固定の設定可能な値に設定されます。VOA は手動で設定することもできます。
• フォトダイオードを使用するチャネル別の光パワー モニタリング。
40-WXC-C カードは、次の特性を持つセレクタ要素として動作します。
• また、1 つの入力ポートからの波長を選択し、その波長を共通出力ポートまでパススルーできます。同時に、その他の 8 個の入力ポートから送信された同じ波長をブロックできます。
• また、9 個の入力すべてからの波長を停止できます。
• 波長の入力から出力ポートへの接続とは関係なく、チャネル別の VOA を使用して、光パワーをモニタし、パスの減衰を制御できます。
9.12.1 40-WXC-C の前面プレートのポート
40-WXC-C カードには、次の 6 種類のポートがあります。
• COM RX:COM RX ポートは、プリアンプ(OPT-PRE など)からの光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• COM TX:COM TX ポートは、NE 以外に送信するために、集約光信号をブースタ増幅器カード(OPT-BST カードなど)に送信します。
• EXP TX:EXP TX ポートは、NE 内の相手側の 40-WXC-C カードに光信号を送信します。
• MON TX:Optical Service Channel(OSC; 光サービス チャネル)モニタ。
• ADD/DROP RX:40-WXC-C カードには、40 個の入力光チャネルがあります。波長の範囲については、表 9-43を参照してください。
• ADD/DROP TX:DROP TX ポートは、ドロップ チャネルを含むスプリットオフ光信号を 40-WXC-C カードに送信します。このチャネルはさらに処理され、ドロップされます。
図 9-33 に、40-WXC-C カードの前面プレートを示します。
図 9-33 40-WXC-C の前面プレート
9.12.2 40-WXC-C のブロック図
図 9-34 に、40-WXC-C 光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-34 40-WXC-C 光モジュールの機能ブロック図
9.12.3 40-WXC-C の電力モニタリング
40-WXC-C には、カードの出力の電力をモニタする 83 個の物理ダイオード(P1 ~ P40)があります。 表 9-41 で物理ダイオードについて説明します。
表 9-41 40-WXC-C 物理フォトダイオードのポートの調整
|
|
|
P1 |
DROP |
DROP TX |
P2 |
EXP |
EXP RX |
PDi3 |
RX |
最大 40 ポートの Add i RX ポート(つまり、チャネル入力 Add i RX 電力)、そのため 40 PD 1 |
PDi4 1 |
TX |
最大 40 チャネルの COM TX ポート(つまり、チャネル別の出力 COM TX 電力)、そのため 40 PD |
PD5 |
COM |
COM TX ポート(つまり、合計出力 COM TX 電力) |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
さらに、40-WXC-C には 2 つの仮想ダイオードがあります。仮想ダイオードは、各物理フォトダイオードのモニタ ポイントです。仮想ダイオードは、1 つの物理ダイオードを使用して識別されますが、物理ダイオードは 2 つの interlink(ILK)ポートのいずれかを使用して識別されます。 表 9-42 に、仮想ダイオード リストを示します。
表 9-42 40-WXC-C 仮想フォトダイオードのポートの調整
|
|
|
VPD1 |
COM |
COM RX ポート(合計入力 COM RX 電力) |
VPD2 |
EXP |
EXP TX ポート(合計出力 EXP TX 電力) |
サイド A の WXC COM TX の LOS-P をトラブルシューティングするための WXC およびメッシュ PP 電力読み取りの使用方法について、次の例で説明します。この例では、セットアップでサイド H からサイド A に単一の波長 1558.17 が送信されると想定して説明しています。それよりも長い波長がある場合、一般的なファイバを使用すると、トラフィックをドロップする危険性があります。例の内容は次のとおりです。
サイド H からの波長が 1558.17 の場合、WXC カードの WXC EXP TX ポートで電力の読み取りを確認し、サイド H のプレ出力電力と WXC COMRX-EXPTX のポート損失との整合性を検証できます。また、MESH-PP の TAP-TX ポートに接続されている MPO-FC(または LC)ケーブルの 8 番めのファイバ(サイド H に接続されているため)に接続されている電力メーターも確認できます。この値は、前の読み取り値と整合性があり、装着されている PP-MESH の挿入損失よりも小さい値である必要があります。整合性がある場合、サイド A の WXC と PP-MESH 間の MPO に問題があります。整合性がない場合、サイド H の PP-MESH または LC-LC に問題があります。装着時には PP-MESH のみがテスト済みなので、唯一の問題はパッチ コード b にあると考えられます。
サイド H からの 1558.17 波長が均等化されていない(つまり、他のチャネルの電力値の線形的な一致にチャネルが沿っていない)ことを確認するには、サイド H の DMX COM-RX ポートをメンテナンス状態にして、DMX カードの CHAN-TX ポートの信号および ASE レベルの両方を確認します。チャネルが均等化されている(つまり、チャネルが他のチャネルの電力値の線形的な一致に沿っている)場合、このようなチャネルの VOA を適切に制御できない WXC サイド A に問題があります。チャネルが均等化されていない場合、リモート ノードに問題があります。
(注) OSA またはスペアの 40 DMX があれば、PP-MESH の TAP-TX から送信されるすべてのサイドの光を確認できます。
9.12.4 40-WXC-C のチャネル計画
表 9-43 に、40-WXC-C カードで相互接続される 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-43 40-WXC-C のチャネル計画
|
|
|
|
チャネル 0 |
29.5 |
196 |
1529.55 |
B30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
33.4 |
195.5 |
1533.47 |
B34.2 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.6 |
195.1 |
1536.61 |
37.4 |
195 |
1537.40 |
B38.1 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
38.9 |
194.8 |
1538.98 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
40.5 |
194.6 |
1540.56 |
41.3 |
194.5 |
1541.35 |
B42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
45.3 |
194 |
1545.32 |
B46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
49.3 |
193.5 |
1549.32 |
B50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
53.3 |
193 |
1553.33 |
B54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
57.3 |
192.5 |
1557.36 |
B58.1 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
61.4 |
192 |
1561.42 |
9.12.5 40-WXC-C カードレベル インジケータ
40-WXC-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-44 を参照)。
表 9-44 40-WXC-C カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、40-WXC-C がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.12.6 40-WXC-C のポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、40-WXC-C カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.13 80-WXC-C カード
(Cisco ONS 15454 および ONS 15454 M6 のみ)
(注) ハードウェア仕様については、「80-WXC-C カードの仕様」を参照してください。
ダブルスロット 80 チャネル Wavelength Cross-Connect C バンド(80-WXC-C)カードは、チャネル計画(表 9-10)で指定された最大 80 個の ITU-T 100-GHz 間隔のチャネルを管理し、それらを専用の出力ポートに送信します。任意の入力ポートから任意の出力ポートに対して各チャネルを選択できます。このカードは光学的にはパッシブであり、双方向の機能があります。このカードは、ONS 15454 シャーシのスロット 1 ~ 5 と 12 ~ 16、および ONS 15454 M6 シャーシのスロット 2 ~ 6 に装着できます。
80-WXC-C カードには次の機能があります。
• 80-WXC-C カードをマルチプレクサまたはまたは双方向モードで使用すると、単一の波長を選択するか、9 個の入力ポートから共通出力ポートに対する波長の任意の組み合わせを選択できます。
• 双方向モードで使用すると、COM-RX ポートからの出力波長は、エクスプレス波長とドロップ波長を管理するために分割されます。
• 80-WXC-C カードをデマルチプレクサ モードで使用すると、単一の波長を選択するか、共通ポートから 9 個の出力ポートに対する波長の組み合わせを選択できます。
• 各波長およびポートでの Automatic VOA Shutdown(AVS)のブロック状態。
• OCM ブロックのフィードバックに基づく、出力ポートのチャネル別(クローズド ループ)の電力制御。
• OCM フィードバックに基づかない、出力ポートのチャネル別(オープン ループ)の減衰制御。
OCM ユニットは、次のポートにチャネル別の光パワー モニタリング機能を提供します。
• 出力方向の COM ポート
• 入力方向の COM ポート
• 出力方向の DROP-TX ポート
• 入力方向と出力方向の 8 個の Express/Add/Drop(EAD)ポートと 1 つの Add/Drop(AD)ポート
9.13.1 80-WXC-C の前面プレートと光モジュールの機能ブロック図
80-WXC-C カードには、次の 14 種類のポートがあります。
• MON:MON ポートは、COM T/R ポートの電力をモニタします。
• COM RX:COM RX ポートは、プリアンプ(OPT-PRE など)からの光信号を受信し、光スプリッタに送信します。
• DROP TX:双方向モードの場合、DROP TX ポートは光信号をデマルチプレクサに送信します。
• EXP TX:EXP TX ポートは、NE の相手側に対するパススルー チャネルを含むスプリット オフ光信号を送信します。
• COM T/R:COM ポートは双方向です。マルチプレクサ モードでは COM TX ポートとして機能し、デマルチプレクサ モードでは COM RX ポートとして機能します。
• AD T/R:AD ポートは、双方向およびマルチプレクサ モードでは ADD RX ポートとして動作し、デマルチプレクサ モードでは DROP ポートとして動作します。
• EAD T/R i (i = 1 ~ 8):EAD ポートは、双方向モードでは EXP ポートとして動作し、マルチプレクサ モードでは ADD ポートとして動作し、デマルチプレクサ モードでは DROP モードとして動作します。
図 9-35 に、80-WXC-C カードの前面プレートと光モジュールの機能ブロック図を示します。
図 9-35 80-WXC-C の前面プレートと光モジュールの機能ブロック図
80-WXC-C カードには次の各種ユニットがあります。
• ドロップ パス上の VOA 付き 40/60 スプリッタ:プリアンプからのプリアンプ出力信号は、40% 対 60% の割合で分割されます。40% はドロップ パス(DROP-TX ポート)に送信され、60% はパススルー パス(EXP-TX ポート)に送信されます。ドロップ パスに設置された VOA は、レシーバのフォトダイオードの電力範囲をマッチングします。一括の減衰は必要ありません。80-WXC-C カードでチャネルがドロップされると予想される場合、40-WSS-C または 40-WXC-C カードによって、EXP-TX ポート後にパススルー チャネルは停止します。
• 50 Ghz 10 ポート WXC:WXC ブロックは光学的にはパッシブであり、双方向機能があります。WXC ブロックは、マルチプレクサとして使用する場合、8 個の入力 EAD ポートと 1 つの AD ポートから着信した任意の波長の組み合わせを、選択して Common(COM; 共通)出力ポートに送信できます。一方、デマルチプレクサとして使用する場合、COM 入力ポートから着信した任意の波長の組み合わせを、選択して 8 個の入力 EAD ポートと 1 つの AD ポートに送信できます。WXC ブロックは、表 9-47 で報告されるチャネル グリッドに従って、(各ポートで)最大 80 チャネルまで管理できます。各チャネルは任意の入力から選択し、任意の出力ポートにルーティングできます。
• 50 Ghz Optical Channel Monitor(OCM):OCM は、COM T/R、DROP-TX、AD、および EAD i ( i =1 ~ 8)ポートにチャネル別の電力モニタリング機能を提供します。各波長の電力値は、ポートとカードのアクティビティに応じて、可変のタイマー後に更新されます。
9.13.2 80-WXC-C の電力モニタリング
80-WXC-C には、2 つの物理フォトダイオードと、カードの異なるポートの電力をモニタする OCM ユニットがあります。 表 9-45 で、物理フォトダイオードについては説明します。
表 9-45 80-WXC-C ポートの調整
|
|
|
PD1 |
COM Total Power |
COM |
PD2 |
EXP-TX Total Power |
EXP-TX |
OCM1 |
EAD 1 Per-Channel and Total Power |
EAD-1 |
OCM2 |
EAD 2 Per-Channel and Total Power |
EAD-2 |
OCM3 |
EAD 3 Per-Channel and Total Power |
EAD-3 |
OCM4 |
EAD 4 Per-Channel and Total Power |
EAD-4 |
OCM5 |
EAD 5 Per-Channel and Total Power |
EAD-5 |
OCM6 |
EAD 6 Per-Channel and Total Power |
EAD-6 |
OCM7 |
EAD 7 Per-Channel and Total Power |
EAD-7 |
OCM8 |
EAD 8 Per-Channel and Total Power |
EAD-8 |
OCM9 |
AD Per-Channel and Total Power |
AD |
OCM10 |
Output Per-Channel and Total Power |
COM |
OCM11 |
Input Per-Channel and Total Power |
COM |
OCM12 |
Drop Per-Channel and Total Power |
DROP-TX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
さらに、80-WXC-C には 2 つの仮想フォトダイオードがあります。 表 9-46 に、仮想フォトダイオード リストを示します。
表 9-46 80-WXC-C 仮想フォトダイオードのポートの調整
|
|
|
VPD3 |
DROP-TX Total Power |
DROP-TX |
VPD4 |
COM-RX Total Power |
COM-RX |
9.13.3 80-WXC-C のチャネル計画
表 9-47 に、80-WXC-C カードで相互接続される 80 個の ITU-T 50-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-47 80-WXC-C のチャネル計画
|
|
|
|
チャネル 0 |
- |
196 |
1529.55 |
30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
30.7 |
195.85 |
1530.72 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.5 |
195.75 |
1531.51 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.3 |
195.65 |
1532.29 |
32.7 |
195.6 |
1532.68 |
33.1 |
195.55 |
1533.07 |
33.5 |
195.5 |
1533.47 |
33.9 |
195.45 |
1533.86 |
34.3 |
34.3 |
195.4 |
1534.25 |
34.6 |
195.35 |
1534.64 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.4 |
195.25 |
1535.43 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.2 |
195.15 |
1536.22 |
36.6 |
195.1 |
1536.61 |
37.0 |
195.05 |
1537 |
37.4 |
195 |
1537.40 |
37.8 |
194.95 |
1537.79 |
38.2 |
38.2 |
194.9 |
1538.19 |
38.6 |
194.85 |
1538.58 |
39.0 |
194.8 |
1538.98 |
39.4 |
194.75 |
1539.37 |
39.8 |
194.7 |
1539.77 |
40.2 |
194.65 |
1540.16 |
40.6 |
194.6 |
1540.56 |
41.0 |
194.55 |
1540.95 |
41.3 |
194.5 |
1541.35 |
41.7 |
194.45 |
1541.75 |
42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.5 |
194.35 |
1542.94 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.3 |
194.25 |
1543.33 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.1 |
194.15 |
1544.13 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
44.9 |
194.05 |
1544.92 |
45.3 |
194 |
1545.32 |
45.7 |
193.95 |
1545.72 |
46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.5 |
193.85 |
1546.52 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.3 |
193.75 |
1547.32 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.1 |
193.65 |
1548.11 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
48.9 |
193.55 |
1548.91 |
49.3 |
193.5 |
1549.32 |
49.7 |
193.45 |
1549.72 |
50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.5 |
193.35 |
1550.52 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.3 |
193.25 |
1551.32 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.1 |
193.15 |
1552.12 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
52.9 |
193.05 |
1552.93 |
53.3 |
193 |
1553.33 |
53.7 |
192.95 |
1553.73 |
54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.5 |
192.85 |
1554.54 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.3 |
192.75 |
1555.34 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.2 |
192.65 |
1556.15 |
56.6 |
192.6 |
1556.55 |
57.0 |
192.55 |
1556.96 |
57.4 |
192.5 |
1557.36 |
57.8 |
192.45 |
1557.77 |
58.2 |
58.2 |
192.4 |
1558.17 |
58.6 |
192.35 |
1558.58 |
59.0 |
192.3 |
1558.98 |
59.4 |
192.25 |
1559.39 |
59.8 |
192.2 |
1559.79 |
60.2 |
192.15 |
1560.20 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
61.0 |
192.05 |
1561.01 |
61.4 |
192 |
1561.42 |
61.8 |
191.95 |
1561.83 |
9.13.4 80-WXC-C カードレベル インジケータ
80-WXC-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-48 を参照)。
表 9-48 80-WXC-C カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、80-WXC-C がトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.13.5 80-WXC-C のポートレベルのインジケータ
80-WXC-C カード ポートのアラーム ステータスを確認するには、LCD 画面またはユニットを使用します。LCD 画面は、ONS 15454 および ONS 15454 M2 のファン トレイ アセンブリにあり、ONS 15454 M6 では個別のユニットです。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.14 シングル モジュール ROADM(SMR-C)カード
(注) 「40-SMR1-C カードの仕様」と「40-SMR2-C カードの仕様」、またはハードウェア仕様を参照してください。
(注) 40-SMR1-C および 40-SMR2-C の安全性ラベル情報については、「クラス 1M レーザー製品カードの安全性ラベル」を参照してください。
シングルスロット 40 チャネル シングル モジュール ROADM(SMR-C)カードは、次の機能ブロックを単一のラインカードに統合します。
• 光プリアンプ
• 光ブースタ増幅器
• Optical Service Channel(OSC; 光サービス チャネル)フィルタ
• 2x1 Wavelength Cross-Connect(WXC)または 4x1 WXC
• Optical Channel Monitor(OCM)
SMR-C カードは次の 2 つのバージョンで使用できます。
• 40-SMR1-C カード
• 40-SMR2-C カード
SMR-C カードは、 表 9-10 のチャネル グリッドに従って、各ポートで 100 GHz 間隔のチャネルを最大 40 個まで管理できます。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
9.14.1 SMR-C カードの主な機能
SMR-C カードの光増幅器ユニットには次の機能があります。
• 組み込みのゲイン平滑化フィルタ
• 分散補正ユニットに対するステージ中のアクセス(プリアンプの Erbium-Doped Fiber Amplifier(EDFA; エルビウム添加光ファイバ増幅器)の場合にのみ適用可能)
• 固定出力電力モード
• 固定ゲイン モード
• 歪みのない低周波数転送機能
• 固定ゲインおよび固定出力電力モードの Amplified Spontaneous Emission(ASE; 自発増幅放出)の補正
• 高速過渡抑制
• プログラム可能なチルト(プリアンプ EDFA の場合にのみ適用可能)
• フル モニタリングおよびアラーム処理機能
• 任意の入力ポートでの信号損失の検出とアラームによるオプティカル セーフティ サポート、高速なパワー ダウン コントロール、およびセーフ電力モードでの最大出力電力の削減。
• EDFA セクションでは、合計出力電力に対する ASE 電力の影響を考慮に入れて、信号強度を計算しています。信号出力電力または信号ゲインは、EDFA ポンプ電力制御ループのフィードバック信号として使用できます。
1x2 WXC ユニット(40-SMR1-C カード)には次の機能があります。
• EXP-RX または ADD-RX ポートから集約した 100GHz 信号の個別の波長の選択
• 各波長およびポートでの Automatic VOA Shutdown(AVS)のブロック状態
• 外部 OCM ユニットに基づくチャネル別の電力制御
• 波長およびポートごとのオープン ループ パスの減衰コントロール
1x4 WXC ユニット(40-SMR2-C カード)には次の機能があります。
• EXP i -RX( i = 1、2、3)または ADD-RX ポートから集約された 100GHz 信号の個別の波長の選択
• 各波長およびポートでの Automatic VOA Shutdown(AVS)のブロック状態
• 外部 OCM ユニットに基づくチャネル別の電力制御
• 波長およびポートごとのオープン ループ パスの減衰コントロール
OCM ユニットの EXP-RX、ADD-RX、DROP-TX、および LINE-TX ポートには、チャネル別の光パワー モニタリング機能があります。
9.14.2 40-SMR1-C カード
40-SMR1-C カードには、プリアンプ ユニット(単一の EDFA)と統合された 100Ghz 1x2 WXC ユニットが含まれます。
9.14.2.1 40-SMR1-C の前面プレートのポート
40-SMR1-C カードには、次の種類のポートがあります。
• MON RX:MON RX ポートは、EXP-TX 出力ポート上の電力をモニタします。
• MON TX:MON TX ポートは、LINE-TX 出力ポート上の電力をモニタします。
• DC RX:DC RX ポートは、Dispersion Compensating Unit(DCU; 分散補正ユニット)から光信号を受信し、第 2 ステージのプリアンプ入力に送信します。
• DC TX:DC TX ポートは、第 1 ステージのプリアンプ出力からの光信号を DCU に送信します。
• OSC RX:OSC RX ポートは OSC アド入力ポートです。
• OSC TX:OSC TX ポートは OSC ドロップ出力ポートです。
• ADD/DROP RX:ADD RX ポートは、NE のマルチプレクサ セクションから光信号を受信し、それを 1x2 WXC ユニットに送信します。
• ADD/DROP TX:DROP TX ポートは、NE のデマルチプレクサ セクションにスプリット オフ光信号を送信します。
• LINE RX:LINE RX ポートは入力信号ポートです。
• LINE TX:LINE TX ポートは出力信号ポートです。
• EXP RX:EXP RX ポートは、NE の相手側から光信号を受信し、それを 1x2 WXC ユニットに送信します。
• EXP TX:EXP TX ポートは、NE の相手側に対するパススルー チャネルを含むスプリット オフ光信号を送信します。
図 9-36 に、40-SMR1-C カードの前面プレートを示します。
図 9-36 40-SMR1-C の前面プレート
9.14.2.2 40-SMR1-C のブロック図
図 9-37 に、40-SMR1-C カードのブロック図を示します。
図 9-37 40-SMR1-C のブロック図
40-SMR1-C カードには次の各種ユニットがあります。
• OSC フィルタ:OSC フィルタを使用すると、OSC チャネルを送信パスの C バンドに追加し、受信パスの OSC チャネルをドロップできます。OSC-TX および OSC-RX ポートに接続している OSCM カードは、OSC チャネルを生成します。
• ダブルステージ可変ゲイン EDFA プリアンプ:ダブルステージ プリアンプを使用すると、DC-TX ポートと DC-RX ポートの間に DCU を挿入して、波長分散を補正できます。また、組み込みの Variable Optical Attenuator(VOA; 可変光減衰器)とチルト補正機能がある Gain Flattening Filter(GFF; ゲイン平滑化フィルタ)を装着して、拡張された範囲のスパン損失(5 dB ~ 35 dB)で、このデバイスを使用できるようにします。
• 70/30 スプリッタおよび VOA:プリアンプからの出力信号は、70% 対 30% の割合で分割され、70% はパススルー パス(EXP-TX ポート)で送信され、30% はドロップ パス(DROP-TX ポート)で送信されます。ドロップ パスに設置された VOA は、レシーバのフォトダイオードの電力範囲をマッチングします。一括の減衰は必要ありません。40-SMR1-C カードでチャネルがドロップされると予想される場合、40-WSS-C、40-SMR1-C、または 40-SMR2-C カードによって、EXP-TX ポート後にパススルー チャネルは停止します。
• 1x2 WXC:1x2 WXC は、出力ポートで、ADD-RX または EXP-RX ポートから受信した 100-GHz 間隔の光チャネルを集約します。1x2 WXC を使用すると、スイッチ機能に加え、管理対象の各波長についてチャネル別の電力を設定し、光パワーもモニタできます。
• OCM:OCM の DROP-RX、EXP-RX、ADD-RX、および LINE-TX ポートには、チャネル別の電力モニタリング機能があります。各波長の電力値は、ポートとカードのアクティビティに応じて、可変のタイマー後に更新されます。
9.14.2.3 40-SMR1-C の電力モニタリング
40-SMR1-C カードには、7 個の物理ダイオード(PD1 ~ PD6 と PD8)と、カードの入力および出力ポートの電力をモニタする 1 つの OCM ユニットがあります( 表 9-49 を参照)。
表 9-49 40-SMR1-C ポートの調整
|
|
|
PD1 |
LINE |
LINE-RX |
PD2 |
LINE |
LINE-RX |
PD3 |
DC |
DC-TX |
PD4 |
DC |
DC-RX |
PD5 |
EXP |
EXP-TX |
PD6 |
OSC |
OSC-RX |
PD8 |
LINE |
LINE-TX |
OCM1 |
LINE OCH |
LINE-TX |
OCM2 |
DROP OCH |
DROP-TX |
OCM3 |
ADD OCH |
ADD-RX |
OCM4 |
EXP OCH |
EXP-RX |
9.14.2.4 40-SMR1-C のチャネル計画
表 9-50 に、40-SMR1-C カードでサポートされる 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-50 40-SMR1-C のチャネル計画
|
|
|
|
B30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
33.4 |
195.5 |
1533.47 |
B34.2 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.6 |
195.1 |
1536.61 |
37.4 |
195 |
1537.40 |
B38.1 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
38.9 |
194.8 |
1538.98 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
40.5 |
194.6 |
1540.56 |
41.3 |
194.5 |
1541.35 |
B42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
45.3 |
194 |
1545.32 |
B46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
49.3 |
193.5 |
1549.32 |
B50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
53.3 |
193 |
1553.33 |
B54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
57.3 |
192.5 |
1557.36 |
B58.1 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
61.4 |
192 |
1561.42 |
9.14.2.5 40-SMR1-C カードレベル インジケータ
40-SMR1-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-51 を参照)。
表 9-51 40-SMR1-C カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.14.2.6 40-SMR1-C のポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、40-SMR1-C カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.14.3 40-SMR2-C カード
40-SMR2-C カードには、プリアンプとブースタ増幅器ユニットが統合された 100Ghz 1x4 WXC ユニットが含まれます(ダブル EDFA)。
9.14.3.1 40-SMR2-C の前面プレートのポート
40-SMR2-C カードには、次の種類のポートがあります。
• MON RX:MON RX ポートは、EXP-TX 出力ポート上の電力をモニタします。
• MON TX:MON TX ポートは、LINE-TX 出力ポート上の電力をモニタします。
• DC RX:DC RX ポートは、Dispersion Compensating Unit(DCU; 分散補正ユニット)から光信号を受信し、第 2 ステージのプリアンプ入力に送信します。
• DC TX:DC TX ポートは、第 1 ステージのプリアンプ出力からの光信号を DCU に送信します。
• OSC RX:OSC RX ポートは OSC アド入力ポートです。
• OSC TX:OSC TX ポートは OSC ドロップ出力ポートです。
• ADD/DROP RX:ADD RX ポートは、NE のマルチプレクサ セクションから光信号を受信し、それを 1x4 WXC ユニットに送信します。
• ADD/DROP TX:DROP TX ポートは、NE のデマルチプレクサ セクションにスプリット オフ光信号を送信します。
• LINE RX:LINE RX ポートは入力信号ポートです。
• LINE TX:LINE TX ポートは出力信号ポートです。
• EXP TX:EXP TX ポートは、NE の相手側に対するパススルー チャネルを含むスプリット オフ光信号を送信します。
• EXP i -RX( i = 1、2、3):EXP i -RX ポートは、NE の相手側からの光信号を受信し、1x4 WXC ユニットに送信します。
図 9-38 に、40-SMR2-C カードの前面プレートを示します。
図 9-38 40-SMR2-C の前面プレート
9.14.3.2 40-SMR2-C のブロック図
図 9-39 に、40-SMR2-C カードのブロック図を示します。
図 9-39 40-SMR2-C のブロック図
40-SMR2-C カードには次の各種ユニットがあります。
• OSC フィルタ:OSC フィルタを使用すると、OSC チャネルを送信パスの C バンドに追加し、受信パスの OSC チャネルをドロップできます。OSC-TX および OSC-RX ポートに接続している OSCM カードは、OSC チャネルを生成します。
• ダブルステージ可変ゲイン EDFA プリアンプ:ダブルステージ プリアンプを使用すると、DC-TX ポートと DC-RX ポートの間に DCU を挿入して、波長分散を補正できます。また、組み込みの Variable Optical Attenuator(VOA; 可変光減衰器)とチルト補正機能がある Gain Flattening Filter(GFF; ゲイン平滑化フィルタ)を装着して、拡張された範囲のスパン損失(5 dB ~ 35 dB)で、このデバイスを使用できるようにします。
• 70/30 スプリッタおよび VOA:プリアンプからの出力信号は、70% 対 30% の割合で分割され、70% はパススルー パス(EXP-TX ポート)で送信され、30% はドロップ パス(DROP-TX ポート)で送信されます。ドロップ パスに設置された VOA は、レシーバのフォトダイオードの電力範囲をマッチングします。一括の減衰は必要ありません。40-SMR2-C カードでチャネルがドロップされると予想される場合、40-WSS-C、40-SMR1-C、または 40-SMR2-C カードによって、EXP-TX ポート後にパススルー チャネルは停止します。
• 1x4 WXC:1x4 WXC は、出力ポートで、ADD-RX または EXP i -RX( i = 1、2、3)ポートから受信した 100-GHz 間隔の光チャネルを集約します。1x4 WXC を使用すると、スイッチ機能に加え、管理対象の各波長についてチャネル別の電力を設定し、光パワーもモニタできます。
• シングルステージ固定ゲイン EDFA ブースタ増幅器:ブースタ増幅器は、1x4 WXC ユニットからの出力信号を増幅してから、ファイバに送信します。これは固定ゲイン(17 dB)増幅器なので、ゲイン チルト コントロールは使用できません。
• OCM:OCM の DROP-RX、EXP i -RX( i = 1、2、3)、ADD-RX、および LINE-TX ポートには、チャネル別の電力モニタリング機能があります。各波長の電力値は、ポートとカードのアクティビティに応じて、可変のタイマー後に更新されます。
9.14.3.3 40-SMR2-C の電力モニタリング
40-SMR2-C カードには、8 個の物理ダイオード(PD1 ~ PD8)と、カードの入力および出力ポートの電力をモニタする 1 つの OCM ユニットがあります( 表 9-52 を参照)。
表 9-52 40-SMR2-C ポートの調整
|
|
|
PD1 |
LINE |
LINE-RX |
PD2 |
LINE |
LINE-RX |
PD3 |
DC |
DC-TX |
PD4 |
DC |
DC-RX |
PD5 |
EXP |
EXP-TX |
PD6 |
OSC |
OSC-RX |
PD7 |
CTC では報告なし |
内部ポート |
PD8 |
LINE |
LINE-TX |
OCM1 |
LINE OCH |
LINE-TX |
OCM2 |
DROP OCH |
DROP-TX |
OCM3 |
ADD OCH |
ADD-RX |
OCM4 |
EXP-1 OCH |
EXP1-RX |
OCM5 |
EXP-2 OCH |
EXP2-RX |
OCM6 |
EXP-3 OCH |
EXP3-RX |
9.14.3.4 40-SMR2-C のチャネル計画
表 9-53 に、40-SMR2-C カードでサポートされる 40 個の ITU-T 100-GHz 間隔の C バンド チャネル(波長)を示します。
表 9-53 40-SMR2-C のチャネル計画
|
|
|
|
B30.3 |
30.3 |
195.9 |
1530.33 |
31.1 |
195.8 |
1531.12 |
31.9 |
195.7 |
1531.90 |
32.6 |
195.6 |
1532.68 |
33.4 |
195.5 |
1533.47 |
B34.2 |
34.2 |
195.4 |
1534.25 |
35.0 |
195.3 |
1535.04 |
35.8 |
195.2 |
1535.82 |
36.6 |
195.1 |
1536.61 |
37.4 |
195 |
1537.40 |
B38.1 |
38.1 |
194.9 |
1538.19 |
38.9 |
194.8 |
1538.98 |
39.7 |
194.7 |
1539.77 |
40.5 |
194.6 |
1540.56 |
41.3 |
194.5 |
1541.35 |
B42.1 |
42.1 |
194.4 |
1542.14 |
42.9 |
194.3 |
1542.94 |
43.7 |
194.2 |
1543.73 |
44.5 |
194.1 |
1544.53 |
45.3 |
194 |
1545.32 |
B46.1 |
46.1 |
193.9 |
1546.12 |
46.9 |
193.8 |
1546.92 |
47.7 |
193.7 |
1547.72 |
48.5 |
193.6 |
1548.51 |
49.3 |
193.5 |
1549.32 |
B50.1 |
50.1 |
193.4 |
1550.12 |
50.9 |
193.3 |
1550.92 |
51.7 |
193.2 |
1551.72 |
52.5 |
193.1 |
1552.52 |
53.3 |
193 |
1553.33 |
B54.1 |
54.1 |
192.9 |
1554.13 |
54.9 |
192.8 |
1554.94 |
55.7 |
192.7 |
1555.75 |
56.5 |
192.6 |
1556.55 |
57.3 |
192.5 |
1557.36 |
B58.1 |
58.1 |
192.4 |
1558.17 |
58.9 |
192.3 |
1558.98 |
59.7 |
192.2 |
1559.79 |
60.6 |
192.1 |
1560.61 |
61.4 |
192 |
1561.42 |
9.14.3.5 40-SMR2-C カードレベル インジケータ
40-SMR2-C カードには、3 つのカードレベルの LED インジケータがあります( 表 9-54 を参照)。
表 9-54 40-SMR2-C カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.14.3.6 40-SMR2-C のポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、40-SMR2-C カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。
9.15 MMU カード
(Cisco ONS 15454 のみ)
シングルスロット Mesh Multi-Ring Upgrade(MMU)モジュール カードは、C バンドおよび L バンド両方で、ROADM ノードのマルチリングとメッシュのアップグレードをサポートしています。メッシュ/マルチリング アップグレードは、ネットワークまたはリングの 1 つのセクションから別セクションに対する特定の波長を、3R を再生成することなく、光学的にバイパスする機能です。各ノードでは、1 つのイースト MMU と 1 つのウェスト MMU を設置する必要があります。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着できます。
9.15.1 MMU の前面プレートのポート
MMU には次の 6 種類のポートがあります。
• EXP RX ポート:EXP RX ポートは、NE で使用できる ROADM セクションから光信号を受信します。
• EXP TX ポート:EXP TX ポートは、NE で使用できる ROADM セクションに光信号を送信します。
• EXP-A RX ポート:EXP-A RX ポートは、NE またはリングで使用できる ROADM セクションから光信号を受信します。
• EXP-A TX ポート:EXP-A TX ポートは、NE またはリングで使用できる ROADM セクションに光信号を送信します。
• COM TX ポート:COM TX ポートは、光信号をファイバ ステージ セクションに送信します。
• COM RX ポート:COM RX ポートは、光信号をファイバ ステージ セクションから受信します。
図 9-40 に、MMU カードの前面プレートを示します。
図 9-40 MMU の前面プレートとポート
9.15.2 MMU のブロック図
図 9-41 に、MMU カードの高機能ブロック図を示します。
図 9-41 MMU のブロック図
9.15.3 MMU の電力モニタリング
物理フォトダイオード P1 ~ P3 は、MMU カードの電力をモニタします。電力の戻り値は、 表 9-55 に示すようにポートに合わせて調整されます。VP1 ~ VP3 は、(モジュールに保存されている)光スプリッタの関連パスの挿入損失を(ソフトウェアの計算によって)、実際のフォトダイオード(P1 ~ P3)の測定に追加して作成した仮想フォトダイオードです。
表 9-55 MMU ポートの調整
|
|
|
P1 |
1(EXP-RX) |
EXP RX |
P2 |
5(EXP A-RX) |
EXP A RX |
P3 |
6(EXP A-TX) |
EXP A TX |
VP1 |
2(EXP-TX) |
EXP TX |
VP2 |
4(COM-TX) |
COM TX |
VP3 |
3(COM-RX) |
COM RX |
光パワー モニタリング ポイント用に関連付けられた TL1 AID の詳細については、『Cisco ONS SONET TL1 Command Guide, Release 9.2』の「CTC Port Numbers and TL1 Aids」を参照してください。
9.15.4 MMU カードレベル インジケータ
表 9-56 で、MMU カードの 3 つのカードレベル LED について説明します。
表 9-56 MMU カードレベル インジケータ
|
|
レッドの FAIL LED |
レッドの FAIL LED は、カードのプロセッサの準備ができていないか、内部ハードウェア障害が発生していることを示します。レッドの FAIL LED が消えない場合は、カードを交換してください。 |
グリーンの ACT LED |
グリーンの ACT LED は、MMU カードがトラフィックを伝送中であるか、またはトラフィックを伝送する準備ができていることを示します。 |
オレンジの SF LED |
オレンジの SF LED は、カードの 1 つまたは複数のポートで信号障害が発生していることを示します。このオレンジの SF LED は、送信および受信用のファイバが正しく接続されていない場合にも点灯します。ファイバを正しく接続すると、ライトは消えます。 |
9.15.5 MMU のポートレベルのインジケータ
ONS 15454 ファントレイ アセンブリの LCD 画面には、MMU カードのポートのアラーム ステータスが表示されます。画面には、そのポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。これらのカウントを表示する手順については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Manage Alarms」を参照してください。