19.1 パフォーマンス モニタリングのしきい値
しきい値は、各 PM パラメータのエラー レベルを設定するために使用します。PM の個別のしきい値は、Cisco Transport Controller(CTC)のカード ビューの [Provisioning] タブから設定できます。回線やパスなどのカードのしきい値の設定手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。
蓄積サイクルで、PM パラメータの現在の値が対応するしきい値に達した場合、または超過した場合、ノードで Threshold Crossing Alert(TCA; しきい値超過アラート)が生成され、CTC に表示されます。TCA によって、パフォーマンス低下を早期に検出できます。しきい値を超えると、指定された蓄積期間の間、ノードはエラーをカウントし続けます。しきい値にゼロを入力すると、TCA の生成はディセーブルになりますが、パフォーマンス モニタリングは続行されます。
(注) メモリの制限や異なるプラットフォームで生成された TCA 数のために、次の 2 つのプロパティ ファイル(Windows の場合は CTC.INI、UNIX の場合は .ctcrc)を手動で追加または変更して、ニーズに合わせることができます。
• ctc.15 xxx .node.tr.lowater= yyy ( xxx はプラットフォーム、 yyy は最低水準点。デフォルトの最低水準点は 25)。
• ctc.15 xxx .node.tr.hiwater= yyy ( xxx はプラットフォーム、 yyy は最高水準点。デフォルトの最高水準点は 50)。
着信 TCA の数が最高水準点よりも多い場合、ノードは最新の最低水準点を維持し、古い最低水準点を廃棄します。
デフォルトの値がエラー モニタリングのニーズに合わないときは、しきい値を変更してください。たとえば、911 コール(警察への緊急電話)用にインストールされたクリティカルな OC192/STM64 トランスポンダを持つ顧客は、回線に対して最高の品質を保証する必要があります。そのため、小さいエラーでも TCA が発生するように、クライアント側のすべてのしきい値を低くします。
(注) TXP および MXP トランクで LOS、LOS-P、または LOF アラームが発生した場合、ITU-T G.709/SONET/SDH の TCA は抑制されます。詳細については、「アラームおよび TCA のモニタリングと管理」を参照してください。
19.2 TNC カードのパフォーマンス モニタリング
(Cisco ONS 15454 M2 および ONS 15454 M6 のみ)
この項では、TNC カードがサポートする PM パラメータおよび RMON について示します。
(注) TSC カードでは、光 PM およびペイロード PM はサポートされていません。
19.2.1 [Optics PM] ウィンドウ
[Optics PM] ウィンドウには、TNC カードのパラメータが一覧表示されます。また、[Optics PM] ウィンドウには表示する統計値を変更するボタンがあります。[Refresh] ボタンを使用すると、手動で統計情報を更新できます。[Auto-Refresh] には自動更新を行う間隔を設定します。[Historical PM] サブタブの [Clear] ボタンを使用すると、カードの値をゼロに設定できます。カード上のすべてのカウンタが消去されます。[Help] ボタンを使用すると、状況依存ヘルプがアクティブになります。 表 19-1 は、光 PM パラメータをまとめたものです。
表 19-1 光 PM パラメータ
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Laser Bias (Min,%) |
最小レーザー バイアス電流(Laser Bias Min)は、PM 時間間隔でのレーザー バイアス電流の最小比率です。 |
Laser Bias (Avg,%) |
平均レーザー バイアス電流(Laser Bias Avg)は、PM 時間間隔でのレーザー バイアス電流の平均比率です。 |
Laser Bias (Max,%) |
最大レーザー バイアス電流(Laser Bias Max)は、PM 時間間隔でのレーザー バイアス電流の最大比率です。 |
Rx Optical Pwr (Min,dBm) |
最小受信光パワー(Rx Optical Pwr Min, dBm)は、PM 時間間隔での最小受信光パワーです。 |
Rx Optical Pwr (Avg,dBm) |
平均受信光パワー(Rx Optical Pwr Avg, dBm)は、PM 時間間隔での平均受信光パワーです。 |
Rx Optical Pwr (Max,dBm) |
最大受信光パワー(Rx Optical Pwr Max, dBm)は、PM 時間間隔での最大受信光パワーです。 |
Tx Optical Pwr (Min,dBm) |
最小送信光パワー(Tx Optical Pwr Min, dBm)は、PM 時間間隔で送信される最小光パワーです。 |
Tx Optical Pwr (Avg,dBm) |
平均送信光パワー(Tx Optical Pwr Avg, dBm)は、PM 時間間隔で送信される平均光パワーです。 |
Tx Optical Pwr (Max,dBm) |
最大送信光パワー(Tx Optical Pwr Max, dBm)は、PM 時間間隔で送信される最大光パワーです。 |
19.2.2 [Payload PM] ウィンドウ
[Payload PM] には、[Ethernet]、[SONET]、[Statistics]、[Utilization]、および [History] のサブタブがあります。次のボタンは、すべてのタブで同じように機能します。すべてのタブにこのすべてのボタンがあるわけではありません。
• [Refresh] ボタンを使用すると、手動で統計情報を更新できます。
• [Auto-Refresh] ボタンは自動更新を行う間隔を設定します。
• [Baseline] ボタンは、表示された統計値をゼロにリセットします。
• ([Statistics] ウィンドウのみ)[Clear] ボタンを使用すると、表示された統計、ポートのすべての統計、およびカード上のすべての光ポートのすべての統計値をゼロに設定できます。
• [Help] ボタンを使用すると、状況依存ヘルプがアクティブになります。
表 19-2 は、ペイロード イーサネット PM パラメータをまとめたものです。
表 19-2 ペイロード イーサネット PM パラメータ
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IfInOctets rxTotalPkts ifInUcastPkts ifInMulticastPkts ifInBroadcastPkts ifInErrors ifOutOctets txTotalPkts ifOutUcastPkts ifOutMulticastPkts ifOutBroadcastPkts dot3StatsAlignmentErrors dot3StatsFCSErrors dot3StatsFrameTooLong |
etherStatsUndersizePkts etherStatsFragments etherStatsPkts64Octets etherStatsPkts65to127Octets etherStatsPkts128to255Octets etherStatsPkts256to511Octets etherStatsPkts512to1023Octets etherStatsPkts1024to1518Octets etherStatsBroadcastPkts etherStatsMulticastPkts etherStatsOversizePkts etherStatsJabbers etherStatsOctets |
表 19-3 は、SONET ペイロード PM パラメータをまとめたものです。
表 19-3 SONET ペイロード PM パラメータ
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CV-S |
Section Coding Violation(CV-S; セクション コーディング違反)は、セクション レイヤ(つまり、SONET 着信信号で B1 バイトを使用)で検出された Bit Interleaved Parity(BIP; ビット インターリーブ パリティ)エラーのカウントです。1 つの STS-N フレームにつき最大 8 セクションの BIP エラーを検出できます。エラーのたびに現在の CV-S のセカンド レジスタが増分されます。 |
ES-S |
Section Errored Seconds(ES-S; セクション エラー秒数)は、少なくとも 1 つのセクション レイヤ BIP エラーが検出されたか、SEF または Loss of Signal(LOS; 信号消失)障害が発生した秒数のカウントです。 |
SES-S |
Section Severely Errored Seconds(SES-S; セクション重大エラー秒数)は、K(値については Telcordia GR-253 を参照)以上のセクション レイヤ BIP エラーが検出されたか、SEF または LOS 障害が発生した秒数のカウントです。 |
SEFS-S |
Severely Errored Framing Seconds(SEFS-S; 重大エラー フレーム秒数)は、SEF 障害が発生した秒数のカウントです。SEF 障害は、LOS または Loss of Frame(LOF; フレーム損失)障害が発生した場合のほとんどの時間に存在すると考えられます。ただし、SEFS-S パラメータのみが SEF 障害の発生に基づいて増分される場合もあります。 |
CV-L |
Line Coding Violation(CV-L; ライン コーディング違反)は、回線で発生した符号違反の数を示します。このパラメータは、蓄積期間に発生した Bipolar Violation(BPV; バイポーラ違反)と Excessive Zero(EXZ; 過剰ゼロ)のカウントです。 |
ES-L |
Line Errored Seconds(ES-L; 回線エラー秒数)は、回線で 1 つ以上の異常(BPV + EXZ)または障害(つまり、信号消失)が発生した秒数のカウントです。 |
SES-L |
Line Severely Errored Seconds(SES-L; 回線重大エラー秒数)は、回線で特定の数量を超える異常(BPV + EXZ > 44)または障害が発生した秒数のカウントです。 |
UAS-L |
Line Unavailable Seconds(UAS-L; 回線使用不可秒数)は、回線を使用できない秒数のカウントです。回線は、SES-L であると見なされる状態が 10 秒連続すると使用できなくなり、SES-L でないと見なされる状態が 10 秒連続するまで使用できません。 |
FC-L |
Line Failure Count(FC-L; 回線障害カウント)は、近端回線の障害イベント数のカウントです。障害イベントは、Alarm Indication Signal Line(AIS-L; 回線アラーム表示信号)障害が宣言されるか、下位レイヤのトラフィックに関連する近端の障害が宣言された場合に開始されます。この障害イベントは、障害がクリアされたときに終了します。ある期間で開始された障害イベントが別の期間で終了した場合は、開始された期間のみでカウントされます。 |
表 19-4 は、SDH ペイロード PM パラメータをまとめたものです。
表 19-4 SDH ペイロード PM パラメータ
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EB |
エラー ブロックは、ブロック内で 1 つ以上のビットがエラーになっていることを示します。 |
BBE |
バックグラウンド ブロック エラーは、PM 時間間隔で記録されたバックグラウンド ブロック エラーの数を示します。 |
ES |
エラー秒数は、PM 時間間隔で記録されたエラー秒数を示します。 |
SES |
重大エラー秒数は、PM 時間間隔で記録された重大エラーの秒数を示します。 |
UAS |
使用不可秒数は、PM 時間間隔で記録された、使用不可能になっていた秒数を示します。 |
ESR |
エラー秒数比は、PM 時間間隔で記録された重大エラー秒数の比率を示します。 |
SESR |
重大エラー秒数比は、PM 時間間隔で記録された重大エラー秒数の比率を示します。 |
BBER |
バックグラウンド ブロック エラー率は、PM 時間間隔で記録されたバックグラウンド ブロック エラーの比率を示します。 |
19.2.3 TNC カードがサポートする RMON
表 19-5 は、TNC カードがサポートする完全な RMON 統計情報についてまとめたものです。
表 19-5 TNC カードの完全な RMON 統計情報
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ifInOctets rxTotalPkts ifInUcastPkts ifInMulticastPkts ifInBroadcastPkts ifInErrors ifOutOctets txTotalPkts ifOutMulticastPkts ifOutBroadcastPkts dot3StatsAlignmentErrors dot3StatsFCSErrors dot3StatsFrameTooLong etherStatsUndersizePkts etherStatsFragments etherStatsPkts64Octets |
etherStatsPkts65to127Octets etherStatsPkts128to255Octets etherStatsPkts256to511Octets etherStatsPkts512to1023Octets etherStatsPkts1024to1518Octets etherStatsBroadcastPkts etherStatsMulticastPkts etherStatsOversizePkts etherStatsJabbers etherStatsOctets |
19.3 トランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ、および ADM-10G カードのパフォーマンス モニタリング
この項では、トランスポンダ カード(TXP_MR_10G、TXP_MR_2.5G、TXPP_MR_2.5G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、および TXP_MR_10E_L)、マックスポンダ カード(MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、MXP_MR_10DME-C、MXP_MR_10DME-L、および 40G-MXP-C)、X ポンダ カード(GE_XP、10GE_XP、GE_XPE、10GE_XPE、OTU2_XP)、および ADM-10G カードの PM パラメータについて説明します。トランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ、および ADM-10G の PM パラメータは、[Optics PM]、[Payload PM]、および [OTN PM] タブに分かれています。表示されるタブは、搭載されているカードにより異なります。詳細については、「[Optics PM] ウィンドウ」、「[Payload PM] ウィンドウ」、または「[OTN PM] ウィンドウ」を参照してください。
(注) OTU2_XP カードの場合、PPM が CTC から物理的には取り外されていても適切に削除されていないと、PPM が存在しなくても PM は増え続けます。PPM が存在しない場合に PM が増えないようにするには、PPM ポートのサービス ステートを OOS(ANSI)またはロック(ETSI)に変更し、それを IS(ANSI)またはロック解除(ETSI)状態に戻します。
図 19-1 に、ONS 15454 ANSI ノードに対して、Application-specific Integrated Circuits(ASIC; 特定用途向け集積回路)で検出されるオーバーヘッド バイトが TXP_MR_10G カードの PM パラメータを生成する場所を示します。残りのトランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ、および ADM-10G カードもこの図と同様に動作します。
図 19-1 ONS 15454 ANSI ノードでの TXP_MR_10G カードの PM 読み取りポイント
図 19-2 に、ONS 15454 ETSI ノードに対して、ASIC で検出されるオーバーヘッド バイトが TXP_MR_10G カードの PM パラメータを生成する場所を示します。残りのトランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ、および ADM-10G カードもこの図と同様に動作します。
図 19-2 ONS 15454 ETSI ノードでの TXP_MR_10G カードの PM 読み取りポイント
19.3.1 [Optics PM] ウィンドウ
[Optics PM] ウィンドウには、すべてのトランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ(GE_XP、10GE_XP、GE_XPE、10GE_XPE、OTU2_XP)、および ADM-10G カードのトランク側およびクライアント側のパラメータが一覧表示されます。また、[Optics PM] ウィンドウには表示する統計値を変更するボタンがあります。[Refresh] ボタンを使用すると、手動で統計情報を更新できます。[Auto-Refresh] には自動更新を行う間隔を設定します。[Historical PM] サブタブの [Clear] ボタンを使用すると、カードの値をゼロに設定できます。カード上のすべてのカウンタが消去されます。[Help] ボタンを使用すると、状況依存ヘルプがアクティブになります。 表 19-6 は、トランク側とクライアント側の光 PM パラメータをまとめたものです。
表 19-6 トランク側とクライアント側の光 PM パラメータ
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Laser Bias (Avg,%) |
平均レーザー バイアス電流(Laser Bias Avg)は、PM 時間間隔でのレーザー バイアス電流の平均比率です。 |
Laser Bias (Max,%) |
最大レーザー バイアス電流(Laser Bias Max)は、PM 時間間隔でのレーザー バイアス電流の最大比率です。 |
Laser Bias (Min,%) |
最小レーザー バイアス電流(Laser Bias Min)は、PM 時間間隔でのレーザー バイアス電流の最小比率です。 |
Link Status |
ファイバ チャネル リンクが、接続しているファイバ チャネル デバイスから有効なファイバ チャネル信号(キャリア)を受信しているかどうかを示します。アップは受信していることを示し、ダウンは受信していないことを示します。 |
Rx Optical Pwr (Min,dBm) |
最小受信光パワー(Rx Optical Pwr Min, dBm)は、PM 時間間隔での最小受信光パワーです。 |
Rx Optical Pwr (Avg,dBm) |
平均受信光パワー(Rx Optical Pwr Avg, dBm)は、PM 時間間隔での平均受信光パワーです。 |
Rx Optical Pwr (Max,dBm) |
最大受信光パワー(Rx Optical Pwr Max, dBm)は、PM 時間間隔での最大受信光パワーです。 |
Tx Optical Pwr (Min,dBm) |
最小送信光パワー(Tx Optical Pwr Min, dBm)は、PM 時間間隔で送信される最小光パワーです。 |
Tx Optical Pwr (Avg,dBm) 1 |
平均送信光パワー(Tx Optical Pwr Avg, dBm)は、PM 時間間隔で送信される平均光パワーです。 |
Tx Optical Pwr (Max,dBm) 1 |
最大送信光パワー(Tx Optical Pwr Max, dBm)は、PM 時間間隔で送信される最大光パワーです。 |
19.3.2 [Payload PM] ウィンドウ
[Payload PM] ウィンドウのサブタブは、カードの設定に応じて変化します。TXP、MXP、および X ポンダ カードのプロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』の「Provision Transponder and Muxponder Cards」の章を参照してください。使用可能な [Payload PM] のサブタブは、[SONET]、[SDH]、[Statistics]、[Utilization]、および [History] です。次のボタンは、すべてのタブで同じように機能します。すべてのタブにこのすべてのボタンがあるわけではありません。
• [Refresh] ボタンを使用すると、手動で統計情報を更新できます。
• [Auto-Refresh] には自動更新を行う間隔を設定します。
• [Baseline] ボタンは、表示された統計値をゼロにリセットします。
• ([Statistics] ウィンドウのみ)[Clear] ボタンを使用すると、表示された統計、ポートのすべての統計、およびカード上のすべての光ポートのすべての統計値をゼロに設定できます。
• [Help] ボタンを使用すると、状況依存ヘルプがアクティブになります。
すべてのトランスポンダ、マックスポンダ、および X ポンダ カードのペイロード PM プロビジョニング オプションの一覧については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。[Provisioning] タブで選択されたオプションは、[Performance] > [Payload PM] タブに表示されるパラメータに影響する場合があります。
表 19-7 は、特定のポート タイプがトランスポンダまたはマックスポンダ カードにプロビジョニングされる場合に表示される PM パラメータ タイプをまとめたものです。
表 19-7 トランスポンダ、マックスポンダ、および X ポンダのポート タイプの PM プロビジョニング オプション
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SONET/SDH(10G イーサネット WAN Phy など) OC3/STM1 OC12/STM4 OC48/STM16 OC192/STM64 |
SONET または SDH PM |
40G イーサネット LAN Phy 10G イーサネット LAN Phy 10G FiberChannel 8G FiberChannel ONE_GE FC1G FC2G FC1G ISL FC2G ISL FICON1G FICON2G FICON1G ISL FICON2G ISL ISC COMPAT ISC PEER |
完全な Remote Monitoring(RMON; リモート モニタリング)統計情報 |
ESCON DV6000 SDI_D1_VIDEO HDTV PASS_THRU ETR_CLO |
ペイロード PM は、2R ポート タイプには適用できません。 |
19.3.2.1 [Payload PM SONET]/[Payload PM SDH] ウィンドウ
表 19-8 は、カード ビューの [Performance] > [Payload PM] > [SONET] または [SDH] タブに一覧表示される SONET/SDH レイヤの近端および遠端 PM パラメータをまとめたものです。TXP_MR_2.5G でクライアント タイプが OC3/STM1、OC12/STM4、または OC48/STM16 に設定されている場合、あるいは OC192/STM64 が ONS 15454 SONET ノードまたは ONS 15454 SDH ノードの TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L、ADM-10G、または OTU2_XP カードに設定されている場合に、SONET/SDH レイヤの PM を使用できます。OC48/STM16 トランク PM は、ONS 15454 SONET または ONS 15454 SDH ノードの MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードで使用できます。OC48/STM16 クライアント PM は、ONS 15454 SONET または ONS 15454 SDH ノードの MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、および MXP_2.5G_10E_L カードで使用できます。OC192/STM64 クライアント PM は、ONS 15454 SONET または ONS 15454 SDH ノードの 40G-MXP-C カードで使用できます。PM の定義については、表 19-37 および 表 19-38 を参照してください。
表 19-8 ONS 15454 SONET/SDH レイヤの遠端および近端の PM
SONET |
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CV-LFE ES-LFE FC-LFE SES-LFE UAS-LFE |
CV-L CV-S ES-L ES-S FC-L SES-L SES-S SEF-S UAS-L |
適用可能な基準は Telcordia GR-253 です。 |
SDH |
MS-BBE MS-BBER MS-EB MS-ES MS-ESR MS-SES MS-SESR MS-UAS |
RS-BBE RS-BBER RS-EB RS-ES RS-ESR RS-SES RS-SESR RS-UAS MS-BBE MS-BBER MS-EB MS-ES MS-ESR MS-SES MS-SESR MS-UAS |
適用可能な基準は Telcordia GR-253 です。 |
19.3.2.2 Payload PM の [Statistics] ウィンドウ
表 19-8 は、TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L、ADM-10G、および OTU2_XP カードで使用可能な 10 ギガビット イーサネット(10 GE)ペイロード統計をまとめたものです。10 GE をイネーブルにするには、カード ビューの [Provisioning] > [Pluggable Port Modules] タブで PPM プロビジョニングを実行する必要があります。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。パラメータは、カード ビューの [Performance] > [Payload PM] > [Statistics] タブに一覧表示されます。10 GE ペイロードの定義については、表 19-35 を参照してください。
(注) 使用率 PM もポートごとに使用できます。
表 19-9 TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L、GE_XP、10GE_XP、GE_XPE、10GE_XPE、および OTU2_XP カードの完全な RMON 統計情報
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dot3StatsFCSErrors dot3StatsFrameTooLong ifInUcastPkts ifInBroadcastPkts ifInErrors ifInErrorsBytePkts ifInFramingErrorPkts ifInJunkInterPkts ifInMulticastPkts ifInOctets ifOutBroadcastPkts ifOutMulticastPkts ifOutOctets rxTotalPkts Time Last Cleared txTotalPkts |
etherStatsBroadcastPkts etherStatsCRCAlignErrors etherStatsFragments etherStatsJabbers etherStatsMulticastPkts etherStatsOctets etherStatsOversizePkts etherStatsPkts64Octets etherStatsPkts65to127Octets etherStatsPkts128to255Octets etherStatsPkts256to511Octets etherStatsPkts512to1023Octets etherStatsPkts1024to1518Octets etherStatsUndersizePkts rxControlFrames rxPauseFrames rxUnknownOpcodeFrames |
表 19-10 は、ADM-10G カードで使用可能なペイロード統計情報についてまとめたものです。パラメータは、カード ビューの [Performance] > [Payload PM] > [Statistics] タブに一覧表示されます。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。
表 19-10 ADM-10G カードの完全な RMON 統計情報
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dot3StatsFCSErrors dot3StatsFrameTooLong dot3StatsInPauseFrames dot3StatsOutPauseFrames dot3StatsControlInUnknownOpCodes ifInMulticastPkts ifInBroadcastPkts ifInErrors ifInErrorsBytePkts ifInOctets ifOutOctets rxTotalPkts txTotalPkts ifInErrors gfpStatsRxCRCErrors gfpStatsRxSBitErrors ifInPayloadCrcErrors gfpStatsLFDRaisedgfpStatsRxFrame gfpStatsTxOctets gfpStatsRxMBitErrors gfpStatsRxTypeInvalid |
etherStatsBroadcastPkts etherStatsFragments etherStatsJabbers etherStatsMulticastPkts etherStatsOversizePkts etherStatsPkts64Octets etherStatsPkts65to127Octets etherStatsPkts128to255Octets etherStatsPkts256to511Octets etherStatsPkts512to1023Octets etherStatsPkts1024to1518Octets etherStatsUndersizePkts |
表 19-11 は、ONE_GE または FC1G クライアント タイプがイネーブルの場合に TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードで使用可能なペイロード PM パラメータについてまとめたものです。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。ペイロードの定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」および「完全な RMON 統計情報の PM パラメータの定義」を参照してください。
(注) 2FC クライアント タイプではペイロード PM を使用できません。
表 19-11 TXP_MR_2.5G および TXPP_MR_2.5G カードでの Gigabit Ethernet(GE; ギガビット イーサネット)または Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)のペイロード PM
GE または FC のペイロード パフォーマンス パラメータ
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8b/10bDataOrderedSets 8b/10bIdleOrderedSets 8b/10bNonIdleOrderedSets 8b/10bStatsEncodingDispErrors ifInErrors rxTotalPkts |
表 19-12 は、10G FC クライアント タイプがイネーブルの場合に OTU2_XP カードで使用可能なペイロード PM パラメータについてまとめたものです。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。ペイロードの定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」および「完全な RMON 統計情報の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-12 OTU2_XP カードでの 10G Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)のペイロード PM
10G FC のペイロード パフォーマンス パラメータ
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rxTotalPkts mediaIndStatsRxFramesTruncated mediaIndStatsRxFramesTooLong mediaIndStatsRxFrameBadCRC ifInOctects ifInErros |
表 19-12 は、8G FC クライアント タイプがイネーブルの場合に 40G-MXP-C カードで使用可能なペイロード PM パラメータをまとめたものです。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。ペイロードの定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」および「完全な RMON 統計情報の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-13 40G-MXP-C カードでの 8G Fibre Channel(FC; ファイバ チャネル)のペイロード PM
8G FC のペイロード パフォーマンス パラメータ
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rxTotalPkts ifInOctets ifInErrors ifOutOctets txTotalPkts ifOutErrors mediaIndStatsRxFramesTruncated mediaIndStatsRxFramesTooLong mediaIndStatsRxFramesBadCRC mediaIndStatsTxFramesBadCRC mediaIndStatsTxFramesTooLong mediaIndStatsTxFramesTruncated |
表 19-14 は、ONE_GE または FC1G クライアント タイプがイネーブルの場合に MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードで使用可能なペイロード PM パラメータについてまとめたものです。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。ペイロードの定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」および「完全な RMON 統計情報の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-14 MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードでの ONE_GE または FC1G のペイロード PM
ONE_GE または FC1G のペイロード パフォーマンス パラメータ
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8b10bInvalidOrderedSets 8b10bStatsEncodingDispErrors ifInDiscards ifInErrors ifInOctets ifOutDiscards ifOutOctets mediaIndStatsRxFramesBadCRC mediaIndStatsRxFramesTooLong mediaIndStatsRxFramesTruncated mediaIndStatsTxFramesBadCRC rxTotalPkts txTotalPkts |
表 19-15 は、FC のクライアント側のペイロード PM パラメータをまとめたものです。FC ペイロード PM は、FC1G クライアント タイプがイネーブルの場合に MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードの両方の FC ポートで使用可能です。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。ペイロードの定義については、「完全な RMON 統計情報の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-15 クライアント側の FC1G のペイロード PM
クライアント ポートの FC1G ペイロード PM
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fcStatsLinkRecoveries fcStatsRxCredits fcStatsTxCredits fcStatsZeroTxCredits gfpStatsRoundTripLatencyUSec gfpStatsRxDistanceExtBuffers gfpStatsTxDistanceExtBuffers |
表 19-16 は、Transparent Generic Framing Procedure(GFP-T)ペイロード PM をまとめたものです。GFP-T ペイロード PM は、ONE_GE または 1 FC クライアント タイプがイネーブルの場合に MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードの両方の GFP ポートで使用可能です。また、GFP-T ペイロード PM は 1 FC クライアント タイプがイネーブルの場合に、MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードの両方のクライアント ポートでも使用可能です。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。ペイロードの定義については、「完全な RMON 統計情報の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-16 GFP-T ペイロード PM
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gfpStatsCSFRaised gfpStatsLFDRaised gfpStatsRxCRCErrors gfpStatsRxMBitErrors gfpStatsRxSBitErrors gfpStatsRxTypeInvalid gfpStatsRxFrame gfpStatsTxFrame gfpStatsRxSblkCRCErrors gfpStatsRxOctets gfpStatsTxOctets gfpRxCmfFrame gfpTxCmfFrame |
19.3.2.3 MXP_MR_2.5G/MXPP_MR_2.5G ペイロードの [Utilization] ウィンドウ
カード ビューの [Performance] > [Payload]> [Utilization] タブにある [Payload PM Utilization] ウィンドウは、連続した時間セグメントでポートが使用する送信(Tx)および受信(Rx)回線の帯域幅の割合を示します。このタブは、適切な PPM タイプがプロビジョニングされない限り表示できません。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。[Utilization] ウィンドウには [Interval] リストがあり、15 分または 1 日の時間間隔を設定できます。回線の使用率は、次の式を使用して計算されます。
Rx = (inOctets + inPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
Tx = (outOctets + outPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
間隔は秒で定義されます。maxBaseRate は、ポートに対する 1 方向 1 秒あたりの raw ビット(つまり、1 Gbps)で定義されます。ONS 15454 ノードでの MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードの maxBaseRate を、 表 19-17 に示します。
表 19-17 STS および VC 回線の maxBaseRate
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STS-1/VC3 |
51840000 |
STS-3c/VC4 |
155000000 |
STS-6c/VC4-2c |
311000000 |
STS-12c/VC4-4c |
622000000 |
(注) 回線使用率の数字は、入出力トラフィックの平均を、容量に対する割合で示しています。
19.3.2.4 ペイロードの [History] ウィンドウ
カード ビューの [Performance] > [Payload] > [History] タブにある [Payload PM History] ウィンドウには、前の時間間隔の過去の統計が一覧表示されます。このタブは、適切な PPM タイプがプロビジョニングされない限り表示できません。PPM プロビジョニングの手順については、『 Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide 』を参照してください。選択した時間間隔に応じて、[History] ウィンドウには 表 19-18 に示すような前の時間間隔数の各ポートに関する統計が表示されます。
表 19-18 時間間隔ごとの履歴統計
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15 分 |
32(現在と過去) |
1 日(24 時間) |
2(現在と過去) |
19.3.3 [OTN PM] ウィンドウ
[OTN] タブには、[ITU-T G.709 PM] サブタブと [FEC PM] サブタブがあります。どちらのサブタブにも、[Performance] タブに表示する統計値を変更するためのボタンがあります。[Refresh] ボタンを使用すると、手動で統計情報を更新できます。[Auto-Refresh] には自動更新を行う間隔を設定します。[Baseline] ボタンは、表示された統計値をゼロにリセットします。[Statistics] ウィンドウには [Clear] ボタンもあります。[Clear] ボタンを使用すると、カードの値がゼロに設定されます。カード上のすべてのカウンタが消去されます。[Help] ボタンを使用すると、状況依存ヘルプがアクティブになります。Optical Transport Network(OTN; 光転送ネットワーク)の設定のプロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。
表 19-19 は、すべてのトランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ(GE_XP、10GE_XP、GE_XPE、10GE_XPE)、および ADM-10G カードの OTN PM プロビジョニング オプションをまとめたものです。[Provisioning] タブで選択されたオプションは、[Performance] > [OTN PM] タブに表示されるパラメータに影響する場合があります。
表 19-19 トランスポンダ、マックスポンダ、および X ポンダの PM プロビジョニング オプション
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MXPP_MR_2.5G |
-- |
MXP_2.5G_10E |
G.709 FEC FEC しきい値 |
MXP_2.5G_10E_C |
G.709 FEC FEC しきい値 |
MXP_2.5G_10E_L |
G.709 FEC FEC しきい値 |
MXP_2.5G_10G |
G.709 FEC FEC しきい値 |
MXP_MR_2.5G |
-- |
MXP_MR_10DME_C |
G.709 FEC FEC しきい値 |
MXP_MR_10DME_L |
G.709 FEC FEC しきい値 |
40G-MXP-C |
G.709 FEC しきい値 Trail Trace Identifier |
TXPP_MR_2.5G |
G.709 FEC FEC しきい値 |
TXP_MR_10E |
G.709 FEC FEC しきい値 |
TXP_MR_10E_C |
G.709 FEC FEC しきい値 |
TXP_MR_10E_L |
G.709 FEC FEC しきい値 |
TXP_MR_10G |
G.709 FEC FEC しきい値 |
TXP_MR_2.5G |
G.709 FEC FEC しきい値 |
ADM-10G |
G.709 FEC FEC しきい値 |
GE_XP |
G.709 FEC FEC しきい値 |
10GE_XP |
G.709 FEC FEC しきい値 |
GE_XPE |
G.709 FEC FEC しきい値 |
10GE_XPE |
G.709 FEC FEC しきい値 |
OTU2_XP |
G.709 FEC FEC しきい値 |
表 19-20 は、[G.709] タブに一覧表示される OTN トランク側の PM パラメータをまとめたものです。OTN PM は、カード ビューの [Provisioning] > [OTN] > [OTN Lines] タブで ITU G.709 がイネーブルの場合に使用可能です。OTN PM は、MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードでは使用できません。ITU G.709 のセクションおよびパス モニタリング PM の定義については、「ITU G.709 および ITU-T G.8021 のトランク側 PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-20 ITU G.709 の OTN トランク側の PM
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BBE-SM BBER-SM ES-SM ESR-SM FC-SM SES-SM SESR-SM UAS-SM FC-SM |
ITU G.709 の標準セクション モニタリング ITU-T G.8021 |
BBE-PM BBER-PM ES-PM ESR-PM FC-PM SES-PM SESR-PM UAS-PM |
ITU G.709 の標準パス モニタリング ITU-T G.8021 |
表 19-21 は、Forward Error Correction(FEC; 前方誤り訂正)の PM パラメータをまとめたものです。FEC PM は、ITU-T G.709 がイネーブルで、FEC が標準または拡張に設定されている場合に使用できます。これらのパラメータは、カード ビューの [Provisioning] > [OTN] > [OTN Lines] タブからプロビジョニングされます。FEC PM は、MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードでは使用できません。PM の定義については、「FEC PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-21 FEC OTN トランク側 PM
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|
Bit Errors |
BIT-EC |
Uncorrectable Words |
UNC-WORDS |
表 19-22 は、ONS 15454 光および 8b10b の PM パラメータをまとめたものです。ONS 15454 光および 8b10b の定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-22 ONS 15454 光および 8b10b の PM
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LBCL-AVG LBCL-MAX LBCL-MIN OPT-AVG OPT-MAX OPT-MIN OPR-AVG OPR-MAX OPR-MIN |
CGV DCG IOS IPC NIOS VPC |
19.3.4 イーサネットポートの PM ウィンドウ
CTC は、回線レベルのパラメータ、ポート帯域幅使用量、およびイーサネットの履歴統計などのイーサネット ポートのパフォーマンス情報を提供します。イーサネットのパフォーマンス情報は、カード ビューの [Performance] タブ ウィンドウ内の [Statistics]、[Utilization]、および [History] タブ ウィンドウに分かれています。イーサネット ポートのプロビジョニングの詳細については、『Cisco ONS 15454 DWDM Procedure Guide』を参照してください。
19.3.4.1 イーサネット ポートの [Statistics] ウィンドウ
イーサネットの [Statistics] ウィンドウには、回線レベルのイーサネット パラメータが一覧表示されます。[Statistics] ウィンドウには、表示する統計値を変更するボタンがあります。[Baseline] ボタンは、表示された統計値をゼロにリセットします。[Refresh] ボタンを使用すると、手動で統計情報を更新できます。[Auto-Refresh] には自動更新を行う間隔を設定します。
表 19-23 に、イーサネット ポートの統計パラメータを定義します。
表 19-23 E シリーズ イーサネット統計パラメータ
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Time Last Cleared |
統計情報が最後にリセットされた時間を示すタイム スタンプ。 |
ifInOctets |
最後にカウンタがリセットされてから受信したバイト数。 |
rxTotalPkts |
受信パケット数。 |
ifInUcastPkts |
最後にカウンタがリセットされてから受信したユニキャスト パケット数。 |
ifInMulticastPkts |
最後にカウンタがリセットされてから受信したマルチキャスト パケット数。 |
ifInDiscards |
上位レイヤのプロトコルに送信されないように、エラーが検出されなくても廃棄するように選択された着信パケットの数。このようなパケットを廃棄する理由の 1 つは、バッファ スペースを解放することです。 |
ifOutOctets |
最後にカウンタがリセットされてから送信したバイト数。 |
txTotalPkts |
送信パケット数。 |
ifOutMulticastPkts |
送信されたマルチキャスト パケット数。 |
ifOutBroadcastPkts |
送信されたブロードキャスト パケット数。 |
ifOutDiscards |
送信されないように、エラーが検出されなくても廃棄するように選択された送信パケットの数。このようなパケットを廃棄する理由の 1 つは、バッファ スペースを解放することです。 |
ifOurErrors |
エラーのため送信できなかった送信パケットまたは送信ユニットの数。 |
dot3StatsAlignmentErrors |
特定のインターフェイスで受信され、長さが整数のオクテットではなく FCS チェックを通過しないフレームのカウント。 |
dot3StatsFCSErrors |
特定のインターフェイスで受信され、長さが整数のオクテットであり FCS チェックを通過しないフレームのカウント。 |
dot3StatsFrameTooLong |
特定のインターフェイスで受信され、最大許可フレーム サイズを超えたフレームのカウント。 |
etherStatsUndersizePkts |
長さが 64 オクテット未満(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)で、それ以外は適切な形式の受信パケット数の合計。 |
etherStatsFragments |
長さが 64 オクテット未満(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)で、整数のオクテットを持つ不良 FCS(FCS エラー)、または整数でないオクテットを持つ不良 FCS(アライメント エラー)のいずれかがある受信パケット数の合計。 (注) etherStatsFragments が増加するのはまったく正常な状態です。これは、ラント(コリジョンのための正常な発生)およびノイズ ヒットの両方がカウントされるためです。 |
etherStatsPkts64Octets |
長さが 64 オクテット(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)の受信パケット数の合計(不良パケットを含む)。 |
etherStatsPkts65to127Octets |
長さが 65 ~ 127 オクテット(65 および 127 を含む、フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)の受信パケット数の合計(不良パケットを含む)。 |
etherStatsPkts128to255Octets |
長さが 128 ~ 255 オクテット(128 および 255 を含む、フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)の受信パケット数の合計(不良パケットを含む)。 |
etherStatsPkts256to511Octets |
長さが 256 ~ 511 オクテット(256 および 511 を含む、フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)の受信パケット数の合計(不良パケットを含む)。 |
etherStatsPkts512to1023Octets |
長さが 512 ~ 1023 オクテット(512 および 1023 を含む、フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)の受信パケット数の合計(不良パケットを含む)。 |
etherStatsPkts1024to1518Octets |
長さが 1024 ~ 1518 オクテット(1024 および 1518 を含む、フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)の受信パケット数の合計(不良パケットを含む)。 |
etherStatsBroadcastPkts |
ブロードキャスト アドレスに向けられた、正常な受信パケットの合計。これにはマルチキャスト パケットは含まれません。 |
etherStatsMulticastPkts |
マルチキャスト アドレスに向けられた、正常な受信パケットの合計。これには、ブロードキャスト アドレスに向けられたパケットは含まれません。 |
etherStatsOversizePkts |
1518 オクテットより長く(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)、それ以外は適切な形式の受信パケット数の合計。タグ付きインターフェイスでは、この数字は 1522 バイトになります。 |
etherStatsJabbers |
1518 オクテットより長く(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)、整数のオクテットを持つ不良 FCS(FCS エラー)、または整数でないオクテットを持つ不良 FCS(アライメント エラー)のいずれかがある受信パケット数の合計。 |
etherStatsOctets |
ネットワークで受信した(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)データのオクテット数の合計(不良パケットのオクテットを含む) |
etherStatsCRCAlignErrors |
長さが 64 ~ 1518 オクテット(64 および 1518 を含む、フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)であるが、整数のオクテットを持つ不良 FCS(FCS エラー)、または整数でないオクテットを持つ不良 FCS(アライメント エラー)のいずれかがある受信パケット数の合計。 |
(注) GE_XP および 10GE_XP カードの特定の輻輳シナリオでは、入力(IfIndiscards)および出力(IfOutDiscards)インターフェイスの両方で、ドロップされたパケットがカウントされます。そのため、ドロップされたパケットの一部が 2 回カウントされます。このシナリオでは、入力インターフェイスのドロップされたパケットを無視することができます。
19.3.4.2 イーサネット ポートの [Utilization] ウィンドウ
[Utilization] ウィンドウは、連続した時間セグメントでイーサネット ポートが使用する送信(Tx)および受信(Rx)回線の帯域幅の割合を示します。[Mode] フィールドには、100 Full などのモードのステータスがリアルタイムで表示されます。これは、E シリーズ ポートに設定されているモード設定です。ただし、E シリーズ ポートがモードの自動ネゴシエーションを行うように設定されている場合(Auto)、このフィールドには E シリーズと E シリーズ ポートに直接接続されているピア イーサネット デバイスとの間のリンク ネゴシエーションの結果が表示されます。
[Utilization] ウィンドウには [Interval] ドロップダウン リストがあり、1 分、15 分、1 時間、または 1 日の時間間隔を設定できます。回線の使用率は、次の式を使用して計算されます。
Rx = (inOctets + inPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
Tx = (outOctets + outPkts * 20) * 8 / 100% interval * maxBaseRate
間隔は秒で定義されます。maxBaseRate は、イーサネット ポートに対する 1 方向 1 秒あたりの raw ビット(つまり、1 Gbps)で定義されます。
19.3.4.3 イーサネット ポートの [History] ウィンドウ
イーサネット ポートの [History] ウィンドウには、前の時間間隔の過去のイーサネット統計が一覧表示されます。選択した時間間隔に応じて、[History] ウィンドウには 表 19-24 に示すような前の時間間隔数の各ポートに関する統計が表示されます。表 19-23 にパラメータを定義します。
表 19-24 時間間隔ごとのイーサネット履歴統計
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1 分 |
60 |
15 分 |
32 |
1 時間 |
24 |
1 日(24 時間) |
7 |
19.4 DWDM カードのパフォーマンス モニタリング
次のセクションでは、ONS 15454 OPT-PRE、OPT-BST、OPT-BST-L、OPT-AMP-L、OPT-AMP-17-C、32MUX-O、32DMX-O、32DMX、32DMX-L、40-WSS-C、40-WSS-CE、40-WXC-C、80-WXC-C、40-DMX-C、40-DMX-CE、40-MUX-C、40-SMR1-C、40-SMR2-C、4MD-xx.x、AD-1C-xx.x、AD-2C-xx.x、AD-4C-xx.x、AD-1B-xx.x、AD-4B-xx.x、OSCM、OSC-CSM、32WSS、および 32WSS-LDWDM カードの PM パラメータと定義を示します。
19.4.1 光増幅器カードのパフォーマンス モニタリング パラメータ
表 19-25 は、OPT-PRE、OPT-AMP-L、OPT-AMP-17-C、OPT-BST、および OPT-BST-L カードの PM パラメータをまとめたものです。ONS 15454 光の定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-25 光増幅器カードの光 PM パラメータ
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OPT |
OPR |
19.4.2 マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カードのパフォーマンス モニタリング パラメータ
表 19-26 は、32MUX-O、32WSS、32WSS-L、32DMX、32DMX-L、32DMX-O、40-WSS-C、40-WSS-CE、40-WXC-C、80-WXC-C、40-DMX-C、40-DMX-CE、40-MUX-C、40-SMR1-C、および 40-SMR2-C カードの PM パラメータをまとめたものです。ONS 15454 光の定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-26 マルチプレクサ カードとデマルチプレクサ カードの光 PM パラメータ
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OPR |
OPT |
19.4.3 4MD-xx.x カードのパフォーマンス モニタリング パラメータ
表 19-27 は、4MD-xx.x カードの PM パラメータをまとめたものです。ONS 15454 光の定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-27 4MD-xx.x カードの光 PM パラメータ
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OPR |
OPT |
19.4.4 OADM チャネル フィルタ カードのパフォーマンス モニタリング パラメータ
表 19-28 は、AD-1C-xx.x、AD-2C-xx.x、および AD-4C-xx.x カードの PM パラメータをまとめたものです。ONS 15454 光の定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-28 AD-1C-xx.x、AD-2C-xx.x、および AD-4C-xx.x カードの光 PM パラメータ
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OPR |
OPT |
19.4.5 OADM 帯域フィルタ カードのパフォーマンス モニタ パラメータ
表 19-29 は、AD-1B-xx.x および AD-4B-xx.x カードの PM パラメータをまとめたものです。ONS 15454 光の定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-29 AD-1B-xx.x および AD-4B-xx.x カードの光 PM パラメータ
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|
OPR |
OPT |
19.4.6 光サービス チャネル カードのパフォーマンス モニタリング パラメータ
図 19-3 に、ONS 15454 ANSI ノードに対して、ASIC で検出されるオーバーヘッド バイトが OSCM および OSC-CSM カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図 19-3 ONS 15454 ANSI ノードでの OSCM および OSC-CSM カードの PM 読み取りポイント
図 19-4 に、ONS 15454 ETSI ノードに対して、ASIC で検出されるオーバーヘッド バイトが OSCM および OSC-CSM カードの PM パラメータを生成する場所を示します。
図 19-4 ONS 15454 ETSI ノードでの OSCM および OSC-CSM カードの PM 読み取りポイント
表 19-30 は、ONS 15454 ANSI での OSCM および OSC-CSM カードの PM パラメータをまとめたものです。PM の定義については、「SONET PM パラメータの定義」を参照してください。光 PM の定義については、「光および 8b10b の PM パラメータの定義」を参照してください。
表 19-30 ANSI OSCM/OSC-CSM(OC3)カードの PM
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CV-S ES-S SEF-S SES-S |
CV-L ES-L FC-L SES-L UAS-L |
OPWR |
表 19-31 ETSI OSCM および OSC-CSM カードの PM
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RS-BBE RS-EB RS-ES RS-SES |
MS-BBE MS-EB MS-ES MS-SES MS-UAS |
OPT |
19.5 光および 8b10b の PM パラメータの定義
表 19-32 は、Cisco ONS 15454 光および 8b10b の PM パラメータ定義をまとめたものです。
表 19-32 ONS 15454 光および 8b10b の PM パラメータの定義
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8b10bDataOrderedSets |
8b10b は、8 ビットのデータを取得して 10 ビットとして送信します。これにより、データと一緒に制御情報を送信できます。DataOrderedSets はデータの順次セットのカウントです。 |
8b10bErrors |
8b10b は、8 ビットのデータを取得して 10 ビットとして送信します。これにより、データと一緒に制御情報を送信できます。エラーはシリアルまたはデシリアライザ(serdes 8b/10b)によって受信された 10b エラーのカウントです。 |
8b10bIdleOrderedSets |
8b10b は、8 ビットのデータを取得して 10 ビットとして送信します。これにより、データと一緒に制御情報を送信できます。IdleOrderedSets はアイドルの順次セットのカウントです。 |
8b10bInvalidOrderedSets |
8b10b は、8 ビットのデータを取得して 10 ビットとして送信します。これにより、データと一緒に制御情報を送信できます。InvalidOrderedSets は、受信した無効な作業エラーのカウントです。 |
8b10bNonIdleOrderedSets |
8b10b は、8 ビットのデータを取得して 10 ビットとして送信します。これにより、データと一緒に制御情報を送信できます。NonIdleOrderedSets はアイドルではない順次セットのカウントです。 |
8b10bStatsEncodingDispErrors |
8b10b は、8 ビットのデータを取得して 10 ビットとして送信します。これにより、データと一緒に制御情報を送信できます。StatsEncodingDispErrors は、受信したディスパリティ エラーのカウントです。 |
BIE |
PM の時間間隔で、DWDM トランク回線で訂正された Bit Error(BIE; ビット エラー)の数。 |
BIT-EC |
PM の時間間隔で、DWDM トランク回線の Bit Errors Corrected(BIT-EC; 修正されたビット エラー)の数。 |
CGV |
Code Group Violation(CGV)は、開始デリミタおよび終了デリミタを含まない受信コード グループのカウントです。 |
DCG |
Date Code Group(DCG)は、順次セットを含まない受信データ コード グループのカウントです。 |
IOS |
Idle Ordered Set(IOS)は、アイドルの順次セットを含む受信パケットのカウントです。 |
IPC |
Invalid Packet(IPC)は、開始デリミタおよび終了デリミタを持つエラー データ コード グループを含む受信パケットのカウントです。 |
LBCL-AVG |
Laser Bias Current Line-Average(LBCL-AVG)は、レーザー バイアス電流の平均比率です。 |
LBCL-MAX |
Laser Bias Current Line-Maximum(LBCL-MAX)は、レーザー バイアス電流の最大比率です。 |
LBCL-MIN |
Laser Bias Current Line-Minimum(LBCL-MIN)は、レーザー バイアス電流の最小比率です。 |
LOFC |
Loss of Frame Count(LOFC)は、フレーム損失のカウントです。 |
NIOS |
Non-Idle Ordered Set(NIOS)は、非アイドルの順次セットを含む受信パケットのカウントです。 |
OPR |
Optical Power Received(OPR)は、公称 OPR の比率として受信した平均光パワーを測定します。 |
OPR-AVG |
Average Receive Optical Power(OPR-AVG)は、dBm 単位で測定される平均受信光パワーです。 |
OPR-MAX |
Maximum Receive Optical Power(OPR-MAX)は、dBm 単位で測定される最大受信光パワーです。 |
OPR-MIN |
Minimum Receive Optical Power(OPR-MIN)は、dBm 単位で測定される最小受信光パワーです。 |
OPT |
Optical Power Transmitted(OPT)は、公称 OPT の比率として送信した平均光パワーです。 |
OPT-AVG |
Average Transmit Optical Power(OPT-AVG)は、dBm 単位で測定される平均送信光パワーです。 |
OPT-MAX |
Maximum Transmit Optical Power(OPT-MAX)は、dBm 単位で測定される最大送信光パワーです。 |
OPT-MIN |
Minimum Transmit Optical Power(OPT-MIN)は、dBm 単位で測定される最小送信光パワーです。 |
OPWR-AVG |
Optical Power - Average(OPWR-AVG)は、単方向ポートの平均光パワーを測定します。 |
OPWR-MAX |
Optical Power - Maximum(OPWR-MAX)は、単方向ポートの光パワーの最大値を測定します。 |
OPWR-MIN |
Optical Power - Minimum(OPWR-MIN)は、単方向ポートの光パワーの最小値を測定します。 |
UNC-WORDS |
Uncorrectable Word(UNC-WORDS)は、PM 時間間隔で、DWDM トランク回線で検出された修正不能ワード数です。 |
VPC |
Valid Packet(VPC)は、開始デリミタおよび終了デリミタを持つ非エラー データ コード グループを含む受信パケットのカウントです。 |
19.6 ITU G.709 および ITU-T G.8021 のトランク側 PM パラメータの定義
表 19-35 に、ITU G.709 および ITU-T G.8021 セクション モニタリングのトランク側 PM パラメータを定義します。詳細については、「トランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ、および ADM-10G カードのパフォーマンス モニタリング」を参照してください。
表 19-33 ITU G.709 および ITU-T G.8021 セクション モニタリング PM の定義
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|
BBE-SM |
Section Monitoring Background Block Errors(BBE-SM; セクション モニタリングのバックグラウンド ブロック エラー)は、PM の時間間隔で、OTN セクションに記録されたバックグラウンド ブロック エラーの数を示します。 |
BBER-SM |
Section Monitoring Background Block Errors Ratio(BBER-SM; セクション モニタリングのバックグラウンド ブロック エラー率)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録されたバックグラウンド ブロック エラー率を示します。 |
ES-SM |
Section Monitoring Errored Seconds(ES-SM; セクション モニタリングのエラー秒数)は、PM の時間間隔で、OTN セクションに記録されたエラー秒数を示します。 |
ESR-SM |
Section Monitoring Errored Seconds Ratio(ESR-SM; セクション モニタリングのエラー秒数比)は、PM の時間間隔で、OTN セクションに記録された重大エラー秒数比を示します。 |
FC-SM |
Section Monitoring Failure Counts(FC-SM; セクション モニタリングの障害カウント)は、PM の時間間隔で、OTN セクションに記録された障害カウントを示します。 |
SES-SM |
Section Monitoring Severely Errored Seconds(SES-SM; セクション モニタリングの重大エラー秒数)は、PM の時間間隔で、OTN セクションに記録された重大エラー秒数を示します。 |
SESR-SM |
Section Monitoring Severely Errored Seconds Ratio(SESR-SM; セクション モニタリングの重大エラー秒数比)は、PM の時間間隔で、OTN セクションに記録された重大エラー秒数比を示します。 |
UAS-SM |
Section Monitoring Unavailable Seconds(UAS-SM; セクション モニタリングの使用不可秒数)は、PM の時間間隔で、OTN セクションに記録された使用不可秒数を示します。 |
表 19-34 に、ITU G.709 パス モニタリングのトランク側 PM パラメータを定義します。詳細については、「トランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ、および ADM-10G カードのパフォーマンス モニタリング」を参照してください。
表 19-34 ITU G.709 パス モニタリング PM の定義
|
|
BBE-PM |
Path Monitoring Background Block Errors(BBE-PM; パス モニタリングのバックグラウンド ブロック エラー)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録されたバックグラウンド ブロック エラーの数を示します。 |
BBER-PM |
Path Monitoring Background Block Errors Ratio(BBER-PM; パス モニタリングのバックグラウンド ブロック エラー率)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録されたバックグラウンド ブロック エラー率を示します。 |
ES-PM |
Path Monitoring Errored Seconds(ES-PM; パス モニタリングのエラー秒数)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録されたエラー秒数を示します。 |
ESR-PM |
Path Monitoring Errored Seconds Ratio(ESR-PM; パス モニタリングのエラー秒数比)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録された重大エラー秒数比を示します。 |
FC-PM |
Path Monitoring Failure Counts(FC-PM; パス モニタリングの障害カウント)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録された障害カウントを示します。 |
SES-PM |
Path Monitoring Severely Errored Seconds(SES-PM; パス モニタリングの重大エラー秒数)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録された重大エラー秒数を示します。 |
SESR-PM |
Path Monitoring Severely Errored Seconds Ratio(SESR-PM; パス モニタリングの重大エラー秒数比)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録された重大エラー秒数比を示します。 |
UAS-PM |
Path Monitoring Unavailable Seconds(UAS-PM; パス モニタリングの使用不可秒数)は、PM の時間間隔で、OTN パスに記録された使用不可秒数を示します。 |
19.7 完全な RMON 統計情報の PM パラメータの定義
表 19-35 に、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L、および 40G-MXP-C カードの完全な RMON 統計の PM パラメータを定義します。詳細については、「トランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ、および ADM-10G カードのパフォーマンス モニタリング」を参照してください。
表 19-35 完全な RMON 統計情報の PM の定義
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dot3StatsFCSErrors |
フレーム チェック エラーを含むフレームの数。 |
dot3StatsFrameTooLong |
少なくとも 64 オクテット長のパケットで、不良 Frame Check Sequence(FCS; フレーム チェック シーケンス)がなく、802.3 の長さ/タイプ フィールドが計算された DATA フィールド長と一致しなかったパケットの数。 |
etherStatsBroadcastPkts |
長さが 64 ~ 16376 オクテットで、有効な FCS を持つブロードキャスト パケットの数(マルチキャスト パケットを除く)。 |
etherStatsCRCAlignErrors |
長さが 64 ~ 1518 オクテットで、整数のオクテットを持たず、不良 FCS を持つパケットの数。 |
etherStatsFragments |
長さが 64 オクテット未満で、整数のオクテットを持たない、または 不良 FCS を持つパケットの数。 |
etherStatsJabbers |
ネットワークで受信されたデータのオクテット数(不良パケットを含む)。 |
etherStatsMulticastPkts |
長さが 64 ~ 16376 オクテットで、有効な FCS を持つマルチキャスト パケットの数(ブロードキャスト パケットを除く)。 |
etherStatsOctets |
受信パケットのバイト数(不良パケットを除く、FCS バイト以外のフレーミング ビットを除く)。 |
etherStatsOversizePkts |
16376 オクテットよりも長く、有効な FCS を持つパケット数。 |
etherStatsPkts64Octets |
長さが 64 オクテットの受信パケット数(エラー パケットを含む)。 |
etherStatsPkts65to127Octets |
長さが 65 ~ 127 オクテットの受信パケット数(エラー パケットを含む)。 |
etherStatsPkts128to255Octets |
長さが 128 ~ 255 オクテットの受信パケット数(エラー パケットを含む)。 |
etherStatsPkts256to511Octets |
長さが 256 ~ 511 オクテットの受信パケット数(エラー パケットを含む)。 |
etherStatsPkts512to1023Octets |
長さが 512 ~ 1023 オクテットの受信パケット数(エラー パケットを含む)。 |
etherStatsPkts1024to1518Octets |
長さが 1024 ~ 1518 オクテットの受信パケット数(エラー パケットを含む)。 |
etherStatsUndersizePkts |
長さが 64 オクテット未満で、有効な FCS を持つパケット数。 |
fcStatsLinkRecoveries |
リンクの復元数。 |
fcStatsRxCredits |
現在の受信 Buffer-to-Buffer credit の数。 |
fcStatsTxCredits |
現在の送信 Buffer-to-Buffer credit の数。 |
fcStatsZeroTxCredits |
FC/FICON Tx クレジットがゼロ以外の値からゼロに変化する時に増加するカウント。 |
gfpStatsLFDRaised |
Loss of Frame Ddelineation(LFD; フレーム識別損失)の発生数。 |
gfpStatsRoundTripLatencyUSec |
エンドツーエンドのファイバ チャネル転送のラウンド トリップ遅延(マイクロ秒単位) |
gfpStatsRxCRCErrors |
ペイロード FCS エラーのある受信パケット数。 |
gfpStatsRxCSFRaised |
受信された GFP Loss Of Client Character Synchronization(LOCCS)。 |
gfpStatsRxDistanceExtBuffers |
GFP-T の受信バッファ クレジットの数(距離延長がイネーブルの場合にのみ有効)。 |
gfpStatsRxMBitErrors |
受信マルチビット エラー Core Header Count(cHEC)。 |
gfpStatsRxSBitErrors |
受信シングルビット エラー cHEC。 |
gfpStatsRxSblkCRCErrors |
ペイロード FCS エラーのある受信パケット数。Sblk とは、GFP ペイロードのスーパー ブロックを表します。 |
gfpStatsRxTypeInvalid |
受信無効タイプ。 |
gfpStatsTxDistanceExtBuffers |
GFP-T の送信バッファ クレジットの数(距離延長がイネーブルの場合にのみ有効)。 |
ifInUcastPkts |
このサブレイヤによって上位の(サブ)レイヤに送信されるパケット数。このサブレイヤではマルチキャストまたはブロードキャスト アドレスが宛先になりません。 |
inInMulticastPkts |
このサブレイヤによって上位の(サブ)レイヤに送信されるパケット数。このサブレイヤではマルチキャスト アドレスが宛先になります。MAC レイヤ プロトコルの場合、グループおよび機能アドレスの両方が含まれます。 |
ifInBroadcastPkts |
上位のサブレイヤに送信され、このサブレイヤのブロードキャスト アドレスを宛先にするパケット数。 |
ifInDiscards |
上位レイヤのプロトコルに送信されないように、エラーが検出されなくても廃棄するように選択された着信パケットの数。このようなパケットを廃棄する理由の 1 つは、バッファ スペースを解放することです。 |
ifInErrors |
上位レイヤのプロトコルに送信するのを妨げているエラーを含む受信パケット(伝送ユニット)の数。 |
ifInErrorBytePkts |
エラー シンボルが検出された受信パケット数。 |
ifInFramingErrorPkts |
エラー以外の制御シンボルが検出された受信パケット数。 |
ifInJunkInterPkts |
1 ~ 8 オクテットのパケットを含む、アイドル以外のシンボルが検出されたときの、有効な開始シンボル間のパケット間ギャップの数。 |
ifInMulticastPkts |
エラーのないマルチキャスト フレームの合計受信数。 |
ifInOctets |
最後にカウンタがリセットされてから受信したバイト数。 |
ifOutBroadcastPkts |
上位レベルのプロトコルから要求され、このサブレイヤのブロードキャスト アドレスを宛先にするパケット数(送信されていないパケットを含む)。 |
ifOutDiscards |
送信されないように、エラーが検出されなくても廃棄するように選択された送信パケットの数。このようなパケットを廃棄する理由の 1 つは、バッファ スペースを解放することです。 |
ifOutMulticastPkts |
エラーのないマルチキャスト フレームの送信数。 |
ifOutOctets |
最後にカウンタがリセットされてから送信したバイト数。 |
InvalidCRCError |
無効な Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)のカウント。 |
mediaIndStatsRxFramesBadCRC |
CRC エラーが発生した受信フレームの数。 |
mediaIndStatsRxFramesTooLong |
長すぎる受信フレームの数。 |
mediaIndStatsRxFramesTruncated |
小さすぎる受信フレームの数。 |
mediaIndStatsTxFramesBadCRC |
CRC エラーが発生した送信フレームの数。 |
Running Disparity Count |
受信データ ストリームのディスパリティに影響するエラーのカウント。 |
rxControlFrames |
タイプが 0x8808 であり、少なくとも 64 オクテットの長さを含む MAC 制御パケット数。 |
rxFrames |
エラーなしで受信したフレーム数のカウント。 |
rxLinkReset(FC モードのみ) |
受信リンクのリセットのカウント。 |
rxPauseFrames |
受信した 802.x ポーズ フレームの数。 |
rxTotalPkts |
受信パケット数。 |
rxUnknownOpcodeFrames |
少なくとも長さが 64 オクテットで、タイプが 0x8808、opcode が 1 でないパケット数。 |
Time Last Cleared |
統計情報が最後にリセットされた時間を示すタイム スタンプ。 |
txBytes |
最後にカウンタがリセットされてから、フレームから送信したバイト数のカウント。 |
txFrames |
送信されたフレーム数のカウント。 |
txTotalPkts |
送信パケット数。 |
dot3StatsFCSErrors |
特定のインターフェイスで受信され、長さが整数のオクテットであり FCS チェックを通過しないフレームのカウント。 |
dot3StatsFrameTooLong |
特定のインターフェイスで受信され、最大許可フレーム サイズを超えたフレームのカウント。 |
dot3StatsInPauseFrames |
opcode が PAUSE 操作を示している、このインターフェイスで受信したフレームのカウント。 |
dot3StatsOutPauseFrames |
opcode が PAUSE 操作を示している、このインターフェイスから送信された MAC 制御フレームのカウント。 |
etherStatsUndersizePkts |
長さが 64 オクテット未満(フレーミング ビットは除くが、FCS オクテットは含む)で、それ以外は適切な形式の受信パケット数の合計。 |
mediaIndStatsTxFramesTooLong |
5 バイト未満の送信データ フレームの合計。この値は、HDLC および GFP ポート統計に含まれます。 |
mediaIndStatsTxFramesTruncated |
MTU を超過する送信データ フレームの数。この値は、HDLC および GFP ポート統計に含まれます。 |
gfpStatsRxFrame |
受信データ フレームの合計。 |
gfpStatsTxFrame |
送信データ フレームの合計。 |
gfpStatsRxOctets |
受信した GFP データ オクテットの合計。 |
gfpStatsTxOctets |
送信した GFP データ オクテットの合計。 |
gfpRxCmfFrame |
-- |
gfpTxCmfFrame |
-- |
19.8 FEC PM パラメータの定義
表 19-36 に、MXP_MR_2.5G、MXPP_MR_2.5G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、および TXP_MR_10E_L カードの FEC PM パラメータを定義します。詳細については、「トランスポンダ、マックスポンダ、X ポンダ、および ADM-10G カードのパフォーマンス モニタリング」を参照してください。
表 19-36 FEC PM の定義
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Bit Errors |
Bit Errors は、修正されたビット エラーの数です。 |
FEC(NE) |
FEC によって、OTN と FEC がプロビジョニングされる光リンクに従い、エラーを修正したり検出することができます。FEC ではリード ソロモン コード RS(255,239)エンコーディングを使用します。FEC のフィールドは、1 ~ 4 行め、3835 ~ 4080 列めにあります。これには、リード ソロモン RS(255,239)コード、または FEC がディセーブルの場合は固定スタッフ バイト(ゼロ)のいずれかが含まれます。 (注) FEC PM 情報はカード ビューの [Performance] > [OTN PM] タブにあります。FEC PM の値をレポートするには、トランスポンダ ユニットで FEC をイネーブルにする必要があります。 |
UNC-Words |
Uncorrectable Words(UNC-Words)は、信号対雑音比(マージンとも呼ばれる)で 7 ~ 8 dB 改善されるように、FEC がエラーを検出して修正する場合に発生します。ITU G.709 の場合、使用される FEC コードはリード ソロモン RS(255, 239)です。 |
19.9 SONET PM パラメータの定義
表 19-37 に、ONS 15454 ANSI ノードで使用可能な SONET PM パラメータの各タイプの定義を示します。これらのパラメータは、TXP_MR_2.5G または TXPP_MR_2.5G カードでクライアント タイプが OC-3、OC-12、または OC-48 に設定されている場合、あるいは TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L、または ADM-10G カードでクライアント タイプが OC-192 に設定されている場合に使用できます。OC-48 クライアント PM は、MXP_2.5_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L、MXP_MR_10DME_C、および MXP_MR_10DME_L カードで使用できます。OC-48 トランク PM は、MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードで使用できます。
表 19-37 SONET PM パラメータ
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CV-L |
Line Coding Violation(CV-L; ライン コーディング違反)は、回線で発生した符号違反の数を示します。このパラメータは、蓄積期間に発生した Bipolar Violation(BPV; バイポーラ違反)と Excessive Zero(EXZ; 過剰ゼロ)のカウントです。 |
CV-S |
Section Coding Violation(CV-S; セクション コーディング違反)は、セクション レイヤ(つまり、SONET 着信信号で B1 バイトを使用)で検出された Bit Interleaved Parity(BIP; ビット インターリーブ パリティ)エラーのカウントです。1 つの STS-N フレームにつき最大 8 セクションの BIP エラーを検出できます。エラーのたびに現在の CV-S のセカンド レジスタが増分されます。 |
ES-L |
Line Errored Seconds(ES-L; 回線エラー秒数)は、回線で 1 つ以上の異常(BPV + EXZ)または障害(つまり、信号消失)が発生した秒数のカウントです。 |
ES-S |
Section Errored Seconds(ES-S; セクション エラー秒数)は、少なくとも 1 つのセクション レイヤ BIP エラーが検出されたか、SEF または Loss of Signal(LOS; 信号消失)障害が発生した秒数のカウントです。 |
FC-L |
Line Failure Count(FC-L; 回線障害カウント)は、近端回線の障害イベント数のカウントです。障害イベントは、Alarm Indication Signal Line(AIS-L; 回線アラーム表示信号)障害が宣言されるか、下位レイヤのトラフィックに関連する近端の障害が宣言された場合に開始されます。この障害イベントは、障害がクリアされたときに終了します。ある期間で開始された障害イベントが別の期間で終了した場合は、開始された期間のみでカウントされます。 |
SEF-S |
Severely Errored Framing Seconds(SEFS-S; 重大エラー フレーム秒数)は、SEF 障害が発生した秒数のカウントです。SEF 障害は、LOS または Loss of Frame(LOF; フレーム損失)障害が発生した場合のほとんどの時間に存在すると考えられます。ただし、SEFS-S パラメータのみが SEF 障害の発生に基づいて増分される場合もあります。 |
SES-L |
Line Severely Errored Seconds(SES-L; 回線重大エラー秒数)は、回線で特定の数量を超える異常(BPV + EXZ > 44)または障害が発生した秒数のカウントです。 |
SES-S |
Section Severely Errored Seconds(SES-S; セクション重大エラー秒数)は、K(値については Telcordia GR-253 を参照)以上のセクション レイヤ BIP エラーが検出されたか、SEF または LOS 障害が発生した秒数のカウントです。 |
UAS-L |
Line Unavailable Seconds(UAS-L; 回線使用不可秒数)は、回線を使用できない秒数のカウントです。回線は、SES-L であると見なされる状態が 10 秒連続すると使用できなくなり、SES-L でないと見なされる状態が 10 秒連続するまで使用できません。 |
19.10 SDH PM パラメータの定義
表 19-38 に、ONS 15454 ETSI ノードで使用可能な SDH PM パラメータの各タイプの定義を示します。これらのパラメータは、TXP_MR_2.5G または TXPP_MR_2.5G カードでクライアント タイプが STM-1、STM-4、または STM-16 に設定されている場合、あるいは TXP_MR_10G、TXP_MR_10E、TXP_MR_10E_C、TXP_MR_10E_L、または ADM-10G カードでクライアント タイプが STM-64 に設定されている場合に使用できます。STM-16 クライアント PM は、MXP_2.5G_10G、MXP_2.5G_10E、MXP_2.5G_10E_C、MXP_2.5G_10E_L、MXP_MR_10DME_C、および MXP_MR_10DME_L カードで使用できます。STM-16 トランク PM は、MXP_MR_2.5G および MXPP_MR_2.5G カードで使用できます。
表 19-38 SDH PM パラメータ
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MS-BBE |
Multiplex Section Background Block Error(MS-BBE)は、SES としては発生しないエラー ブロックです。 |
MS-BBER |
Multiplex Section Background Block Error Ratio(MS-BBER)は、固定された測定間隔で使用可能な時間のブロック総数に対する BBE の割合です。総ブロック数には、SES 期間のブロックは含まれません。 |
MS-EB |
Multiplex Section Errored Block(MS-EB)は、ブロック内で 1 つ以上のビットにエラーがあることを示します。 |
MS-ES |
Multiplex Section Errored Second(MS-ES)は、1 つ以上のエラー ブロック、または少なくとも 1 つの障害が発生した 1 秒間です。 |
MS-ESR |
Multiplex Section Errored Second Ratio(MS-ESR)は、固定された測定間隔で使用可能な時間の総秒数に対するエラー秒数の割合です。 |
MS-SES |
Multiplex Section Severely Errored Second(MS-SES)は、30% 以上のエラー ブロック、または少なくとも 1 つの障害が発生した 1 秒間です。SES は ES のサブセットです。詳細については、ITU-T G.829 のセクション 5.1.3 を参照してください。 |
MS-SESR |
Multiplex Section Severely Errored Second ratio(MS-SESR)は、固定された測定間隔で使用可能な時間の総秒数に対する SES の割合です。 |
MS-UAS |
Multiplex Section Unavailable Seconds(MS-UAS)は、セクションが使用できない秒数のカウントです。セクションは、MS-SES であると見なされる状態が 10 秒連続すると使用できなくなり、MS-SES でないと見なされる状態が 10 秒連続するまで使用できません。この状態になると、MS-SES が減分され、MS-UAS にカウントされます。 |
RS-BBE |
Regenerator Section Background Block Error(RS-BBE)は、SES としては発生しないエラー ブロックです。 |
RS-BBER |
Regenerator Section Background Block Error Ratio(RS-BBER)は、固定された測定間隔で使用可能な時間のブロック総数に対する BBE の割合です。総ブロック数には、SES 期間のブロックは含まれません。 |
RS-EB |
Regenerator Section Errored Block(RS-EB)は、ブロック内で 1 つ以上のビットにエラーがあることを示します。 |
RS-ES |
Regenerator Section Errored Second(RS-ES)は、1 つ以上のエラー ブロック、または少なくとも 1 つの障害が発生した 1 秒間です。 |
RS-ESR |
Regenerator Section Errored Second Ratio(RS-ESR)は、固定された測定間隔で使用可能な時間の総秒数に対するエラー秒数の割合です。 |
RS-SES |
Regenerator Section Severely Errored Second(RS-SES)は、30% 以上のエラー ブロック、または少なくとも 1 つの障害が発生した 1 秒間です。SES は ES のサブセットです。 |
RS-SESR |
Regenerator Section Severely Errored Second Ratio(RS-SESR)は、固定された測定間隔で使用可能な時間の総秒数に対する SES の割合です。 |
RS-UAS |
Regenerator Section Unavailable Second(RS-UAS)は、リジェネレータ セクションが使用できない秒数のカウントです。セクションは、RS-UAS であると見なされる状態が 10 秒連続すると使用できなくなり、RS-UAS でないと見なされる状態が 10 秒連続するまで使用できません。 |
19.11 ポインタ位置調整カウントのパフォーマンス モニタリング
MultiService Transport Platform(MSTP; マルチサービス トランスポート プラットフォーム)の場合、MXP_2.5G_10G カードのみがポインタ位置調整カウントを使用します。ポインタは、周波数と位相変化を補うために使用されます。ポインタ位置調整のカウントは、ネットワークのタイミング エラーを示します。ネットワークの同期が外れると、転送信号上でジッターやワンダーが発生します。過剰なワンダーは終端デバイスのスリップを引き起こす可能性があります。
スリップが発生すると、サービスにさまざまな影響が出ます。音声サービスでは、クリック音が断続的に発生します。圧縮音声技術では、ショート伝送エラーやコールのドロップが発生します。FAX 機では、走査線が欠落したり、コールのドロップが発生したりします。デジタル ビデオ伝送では、画像が歪んだり、フレームがフリーズしたりします。暗号化サービスでは、暗号キーが失われてデータの再送信が必要になります。
ONS 15454 ANSI ノードの場合、ポインタによって STS および VT ペイロードの位相変化を調整する方法が得られます。STS ペイロード ポインタは、回線オーバーヘッドの H1 バイトと H2 バイトに配置されます。クロッキングの差は、ポインタから J1 バイトと呼ばれる STS Synchronous Payload Envelope(SPE; 同期ペイロード エンベロープ)の最初のバイトまでのオフセットによってバイト単位で測定されます。クロッキング差が正常範囲の 0 ~ 782 を超えると、データ損失が発生する可能性があります。
ONS 15454 ETSI ノードの場合、ポインタによって VC4 ペイロードの位相変化を調整する方法が得られます。VC4 ペイロード ポインタは、AU ポインタ セクションの H1 および H2 バイトにあります。このポインタは、VC4 Path Overhead(POH; パス オーバーヘッド)J1 バイトが H3 バイトから離れているバイト数のカウントになります(セクション オーバーヘッド バイトは含まれません)。クロッキングの差は、ポインタから J1 バイトと呼ばれる VC4 POH の最初のバイトまでのオフセットによってバイト単位で測定されます。クロッキング差が正常範囲の 0 ~ 782 を超えると、データ損失が発生する可能性があります。
ポインタ位置調整カウント パラメータには、Positive Pointer Justification Count(PPJC; 正のポインタ位置調整カウント)と Negative Pointer Justification Count(NPJC; 負のポインタ位置調整カウント)があります。PPJC は、パス検出(PPJC-PDET-P)またはパス生成(PPJC-PGEN-P)の正のポインタ位置調整カウントです。NPJC は、特定の PM 名に応じたパス検出(NPJC-PDET-P)またはパス生成(NPJC-PGEN-P)の負のポインタ位置調整カウントです。PJCDIFF は、検出されたポインタ位置調整カウント総数と生成されたポインタ位置調整カウント総数の差の絶対値です。PJCS-PDET-P は、1 つ以上の PPJC-PDET または NPJC-PDET を含む 1 秒間隔のカウントです。PJCS-PGEN-P は、1 つ以上の PPJC-PGEN または NPJC-PGEN を含む 1 秒間隔のカウントです。
一定のポインタ位置調整カウントは、ノード間のクロック同期の問題を示しています。カウント間の差は、オリジナルのポインタ位置調整を送信しているノードと、このカウントを検出して送信しているノードの間でタイミングが変化したことを意味します。ONS 15454 SONET ノードの場合、正のポインタ位置調整は、SPE のフレーム レートが STS-1 のレートに比べて遅すぎる場合に発生します。ONS 15454 SDH ノードの場合、正のポインタ位置調整は、Path Overhead(POH)のフレーム レートが VC4 のレートに比べて遅すぎる場合に発生します。
CTC では、PPJC と NPJC PM に関するカウント フィールドは、カード ビューの [Provisioning] タブでそれらをイネーブルにしないかぎり、空白で表示されます。