スペクトル管理と高度なスペクトル管理

この章では、Cisco ケーブル モデム終端システム(CMTS)ルータでサポートされるスペクトル管理機能について説明します。スペクトル管理サポートは、次の 2 つのグループに分けられます。

  • ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理機能(ソフトウェアでサポートされます)
  • インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能(ハードウェアの特定のケーブル インターフェイス上でのみサポートされます)

機能情報の確認

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このマニュアルの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、http:/​/​tools.cisco.com/​ITDIT/​CFN/​ からアクセスできます。http:/​/​www.cisco.com/​ のアカウントは必要ありません。

Cisco cBR シリーズ ルータに関するハードウェア互換性マトリクス


(注)  


Cisco IOS-XE の特定のリリースで追加されたハードウェア コンポーネントは、特に明記しない限り、以降のすべてのリリースでもサポートされます。


表 1 Cisco cBR シリーズ ルータに関するハードウェア互換性マトリクス

Cisco CMTS プラットフォーム

プロセッサ エンジン

インターフェイス カード

Cisco cBR-8 コンバージド ブロードバンド ルータ

Cisco IOS-XE リリース 16.5.1 以降のリリース

Cisco cBR-8スーパーバイザ

  • PID:CBR-CCAP-SUP-160G

  • PID:CBR-CCAP-SUP-60G

  • PID:CBR-SUP-8X10G-PIC

Cisco IOS-XE リリース 16.5.1 以降のリリース

Cisco cBR-8 CCAP ライン カード:

  • PID:CBR-LC-8D30-16U30

  • PID:CBR-LC-8D31-16U30

  • PID:CBR-RF-PIC

  • PID:CBR-RF-PROT-PIC

  • PID:CBR-CCAP-LC-40G-R

Cisco cBR-8 ダウンストリーム PHY モジュール:

  • PID:CBR-D30-DS-MOD

  • PID:CBR-D31-DS-MOD

Cisco cBR-8 アップストリーム PHY モジュール:

  • PID:CBR-D30-US-MOD

  • PID:CBR-D31-US-MOD

スペクトル管理の前提条件

ネットワークで信頼性の高いブロードバンド データ伝送をサポートするように設計されていることを確認します。使用するネットワークには、少なくとも以下の要素が必要です。

  • ケーブル モデムに IP アドレスを割り当てる Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバまたは光同軸ハイブリッド(HFC)ネットワーク上のセットトップ ボックス。これは、DHCP サーバとして機能するように設定された Cisco CMTS ルータです。

  • アップコンバータが搭載されたケーブル インターフェイス ライン カードを使用していない場合は、Cisco CMTS ルータとコンバイナの間に IF/RF 外部アップコンバータを取り付ける必要があります。

    (注)  


    「コンバイナ」とは、Cisco CMTS ルータと HFC ネットワークを接続するヘッドエンドまたはケーブル分配装置にあるすべてのケーブル、増幅器、タップを指します。


  • ルータのケーブル モデムとケーブル インターフェイス カード間のダウンストリーム RF パスに取り付けられたダイプレックス フィルタ。最大ブレード(60% + 40% ブレード)を利用でき、ダブル フォイルで、このケーブルに適正なコネクタを使用した RG-59 ヘッドエンド同軸ケーブル。

  • アマチュア無線周波数帯や短波周波数帯など、流合の問題が判明している周波数を避けます。

  • 20 MHz 未満の不適切なスペクトルを避けます。

  • チャネル プランを作成するときには、周波数ホッピングのための予備の帯域を確保します。

  • 受信電力レベルの設定によって、多少の等化調整を行います。

  • CATV 技術の性質上、アップストリームの雑音管理が重要な問題です。『NCTA Supplement on Upstream Transport Issues』(National Cable and Telecommunications Association(https:/​/​www.ncta.com)から入手可能)に記載されている厳格な北米プラント メンテナンス手順に従って、リターンの増幅器およびレーザーを調整することを推奨します。

スペクトル管理の制約事項

この項では、次のスペクトル管理機能に関する制約事項について説明します。

共有スペクトル グループ

  • 拡張スペクトル管理は、ライン カード間の共有スペクトル グループをサポートしません。

  • ガイド型スペクトル管理は、ライン カード間の共有スペクトル グループをサポートします。

アップストリームの動的変調

  • Cisco CMTS ルータには、事前設定された(プライマリ)変調プロファイルが 1 つあります。このプロファイルは 4 位相偏移変調(QPSK)変調の一般的なプロファイルを定義します。アップストリームの動的変調機能を使用するには、事前設定されたプロファイルより高位の変調方式を持つセカンダリ変調プロファイルを作成する必要があります。3 段階の動的変調機能では、第 3 の変調プロファイルを作成して使用することができます。ただし、第 3 の変調プロファイルはオプションです。

  • アップストリーム変調プロファイルは、アップストリーム ポートに割り当てられ、そのアップストリーム ポート上のすべてのケーブル モデムに影響します。

  • 変調プロファイルは、ケーブル ネットワークの物理層に影響します。つまり、Data-over-Cable Service Interface Specifications(DOCSIS)仕様を熟知した経験豊富な技術者だけが変調プロファイルを作成してください。

  • Voice over IP(VoIP)サービスでアップストリームの動的変調機能を使用するときは、アップストリーム変調またはチャネル幅が頻繁に変更されると、音声コールの品質に短時間の影響を与える可能性があります。

高度なスペクトル管理による固定周波数スペクトル グループ

固定周波数スペクトル グループを設定するには、次を実行します。

Router(config)#controller upstream-cable 9/0/15
Router(config-controller)#us-channel 0 spectrum-group n
Router(config-controller)#us-channel 0 channel-width 1600000

PacketCable VoIP コールのアップストリーム変調パラメータの制限事項

PacketCable の動作および VoIP コールのアップストリームを設定する際は、1.6Mhz、3.2Mhz、または 6.4Mhz のチャネル幅を使用することを推奨します(DOCSIS チャネル幅とアップストリーム パラメータの全組み合わせは、サポートされてはいますが、VoIP の使用時には最適でありません)。

N+1 冗長性のサポート

N+1 冗長性は、現用および保護ケーブル インターフェイス ラインカードが同一であることを必要とします。これにより、保護インターフェイスと現用インターフェイスが同一の適切な設定をサポートすることが保証されます。

インテリジェント型および高度なスペクトル管理をサポートするカードを保護する際、スイッチオーバーはスペクトル管理の設定を保存し、保護インターフェイスはまず現用インターフェイスと同じアップストリーム周波数を使用します。システムが安定して不要な周波数ホッピングやチャネル幅変更が起きなくなるまでは、高度なスペクトル管理機能を使用する保護インターフェイスは開始されません。

インテリジェント型および高度なスペクトル管理のサポート

  • ケーブル インターフェイスは標準 DOCSIS、EuroDOCSIS、および拡張された日本の周波数範囲(アップストリーム インターフェイスの場合 5 ~ 85 MHz)を使用して、インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能をサポートします。

  • インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能は、DOCSIS 1.0 および DOCSIS 1.1 Time Division Multiple Access(TDMA)モードの動作でのみサポートされます。これらの機能は、ケーブル インターフェイスが DOCSIS 2.0 混合、Advanced TDMA(A-TDMA)、Synchronous Code Division Multiple Access(S-CDMA)モードで動作している場合は使用できません。同様に、これらの機能は、ケーブル インターフェイスが複数の論理チャネルを使用するよう設定されている場合、使用できません。ただし、これらの制限は、ガイド型スペクトル管理には適用されません。

  • アップストリーム チャネルは、DOCSIS 仕様で規定された搬送波対ノイズ + 干渉比(CNiR [CNR])および搬送波対イングレス パワー比の値と一致している必要があります。どちらのパラメータも、最小値は 5 ~ 65 MHz の周波数範囲で 25 dB です。

  • インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能は、ラインカード間の共有スペクトル グループをサポートしません。スペクトル管理機能には、異なるライン カードのアップストリーム ポートに独自の RF ドメイン(オーバーラップしない一意の周波数セット)が必要です。

  • N+1 の冗長構成は、高度なスペクトル管理では通常、標準の構成ですが、スペクトル グループが定義されているケーブル インターフェイス ラインカードではサポートされません。

  • インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能は、組み込みのスペクトル アナライザを使用してスペクトル グループをカードに割り当てることによって起動します。

スペクトル管理の情報

スペクトル管理は、シスコ ケーブル モデム終端システム(CMTS)が、アップストリーム設備障害を検知し、それを管理エンティティに報告し、可能な限り自動的に修正できます。スペクトル機能は、スループット低下や遅延はなく、また無線周波数(RF)設備でパケット オーバーヘッドをさらに生じることなく、これらの機能を実行します。

特に、ルータのケーブル インターフェイスはアップストリーム パケットを受信するため、アップストリーム伝送エラーを直接検出します。ルータは、「フラッピング」しているケーブル モデム(ステーション メンテナンス メッセージをミスしたモデムや、オフラインになってからオンラインに復帰したモデム)の数と周波数など、モデムの状態変化の記録を保持することで設備の状態を間接的にモニタすることもできます。


(注)  


ケーブル モデム フラッピングの詳細とケーブル モデム フラップ リストのモニタリング方法については、「Flap List Troubleshooting for the Cisco CMTS Routers」を参照してください。


スペクトル管理は、ケーブル設備のアップストリーム ノイズ障害による長期的なサービスの中断を防ぐことができます。また、ケーブル ネットワークの障害管理やトラブルシューティングに使用されます。ケーブル モデムがフラップ ディテクタによってオンラインやオフラインになったことが検出されると、ケーブル オペレータはフラップ リストとスペクトル テーブルを調べて、考えられる原因を判断できます。

ケーブル テレビ(CATV)技術の性質上、アップストリームの雑音管理が重要な問題です。QPSK および直交振幅変調(QAM)のデータの伝送をサポートするには、周波数帯域に十分な CNR(CNiR)および搬送波対イングレス パワー比が必要です。DOCSIS では、どちらの比にも 5 ~ 65 MHz の周波数範囲で 25 dB の最小値を設定します。ノイズのせいで CNR(CNiR)が特定のチャネルで 25 dB を下回ると、そのチャネルのケーブル モデムが低下し、光同軸ハイブリッド(HFC)ネットワークが悪化することがあります。

この概要の構成は、次のとおりです。

スペクトル管理測定値

ダウンストリームまたはアップストリーム信号の品質を決定するには、主に信号対雑音比(SNR(MER))と搬送波対雑音比(CNR(CNiR))を測定します。ここでは、これら 2 つの測定比について相違点を含めて説明します。また、役に立つと思われるその他の値についても説明します。

信号と搬送波の雑音比

変調誤差比(MER(SNR))およびダウンストリームまたはアップストリームの CNR(CNiR)を測定することは、信号の品質を判断し、誤差を修正するためにスペクトル管理を実行する必要があるかどうかを決定するための最初の手順となります。これらの 2 つの値について、以下で簡単に説明します。

  • 変調誤差比(MER(SNR)):イングレス ノイズ キャンセルが実行された後のアップストリーム上の信号強度を評価します。つまり、MER(SNR)は、周波数応答の歪み(チャネル内の振幅の傾き、リップルなど)、グループ遅延、マイクロリフレクション、位相ノイズなど、さまざまな変調障害を考慮します。MER(SNR)は、トランスミッタ回路、レシーバ回路、伝送メディアがアップストリーム信号に及ぼす影響を含むため、ケーブル ネットワーク全体のエンドツーエンド品質の適切な尺度となります。

  • 搬送波対雑音比(CNR):アップストリーム上で(イングレス ノイズ キャンセルが実行される前に)測定された変調電力(単位:dB)のチャネル電力対ノイズ電力の比です。

    用語 CNiR は CableLabs の用語で CNR 測定を表します。したがって、これら 2 つの用語、CNR と CNiR は同じ意味で使用されます。

    CNR(CNiR)測定は、通常は外部スペクトル アナライザでのみ提供されますが、インテリジェントで高度なハードウェア スペクトル管理機能をサポートするケーブル インターフェイス ラインカードも CNR(CNiR)測定を提供します。

    Cisco CMTS では、次の 2 つのタイプの CNR(CNiR)測定がサポートされます。

    • 特定のアップストリームを測定対象とする CNR(CNiR):1 つのアップストリーム上にある全ケーブル モデムを対象とする全体的な CNiR(CNR)です。ケーブル インターフェイスでアップストリーム レシーバの RF 出力を測定することによって決定されます。この値は常に、特定のアップストリームの特定の時点のみにおけるスナップショットです。ケーブル インターフェイスはケーブル モデムでバーストが予測されない特定の時点の RF 出力を測定しますが、信号問題を抱えているかまたは生成している少数のケーブル モデムが原因で、偏りが発生する可能性があります。

    • モデムごとの CNiR(CNR):特定のケーブル モデムを対象とする CNR(CNiR)です。ケーブル インターフェイスのアップストリーム レシーバにあるモデムのバースト伝送の信号強度です。モデムごとの CNiR(CNR)測定は、特定のケーブル モデムの信号をきわめて正確に測定する測定手段ですが、1 つのモデムの CNR(CNiR)を使用してアップストリーム上の他のケーブルモデムまたはアップストリーム自体について想定することはできません。ただし、代表的な期間中の複数のケーブル モデムの CNR(CNiR)をポーリングすることで、アップストリームの信号品質を大まかに把握することができます。


    ヒント


    チャネル幅の変更は、CNR(CNiR)に直接影響を及ぼします。チャネル幅を 2 倍(たとえば 400 KHz から 800 KHz)にすると、アップストリームの CNR(CNiR)は約 3 dB 低下します。チャネル幅を半分(たとえば 3.2 MHz から 1.6 MHz)に減らすと、アップストリームの CNR(CNiR)は約 3 dB 上昇します。


MER(SNR)値と CNR(CNiR)値の違い

唯一の障害が加法性白色ガウス雑音(AWGN)であるテスト ラボのような完全なネットワークでは、CNR(CNiR)および MER(SNR)値が、許容できる電力レベルと周波数範囲のすべてと同等であることが期待できます。しかし、ライブ ネットワークでは、CNR(CNiR)電力測定によって考慮されないノイズ障害および歪みを考慮するため、MER(SNR)値は CNR(CNiR)値よりも数 dB 分低くなることが予想されます。

一般に、CNR(CNiR)値が 15 ~ 25 dB の範囲内である場合、MER(SNR)値が同程度の値になることが想定されます。MER(SNR)と CNR(CNiR)値の差は、CNR(CNiR)値が 15 ~ 25 dB の範囲外になると、より大きくなることが予想されます。

次の表に、MER(SNR)と CNR(CNiR)値の比較、およびライブ トラフィックが通過するアクティブ ネットワークで MER(SNR)および CNR(CNiR)値が異なる可能性がある主な理由を示します。

表 2 DOCSIS ケーブル ネットワークの MER(SNR)と CNR(CNiR)の比較

信号対雑音比(SNR)

搬送波対雑音比(CNR)

RF 信号の検出後測定値。

RF 信号の検出前測定値。

ベースバンド ドメインの測定値。

RF 周波数領域の測定値。

信号の信号歪みと障害の影響が含まれます。次の作業を行います。

  • チャネルのグループ遅延(たとえばダイプレクサ帯域エッジ近くでの運用中に発生)。

  • チャネルの振幅変動とエコー。

  • データの衝突。

  • マイクロリフレクション。

  • チャネルのナロー バンド 入力。

  • ケーブル設備の非直線性。

  • 位相ノイズ。

  • プリアンブルの誤選択。

  • ケーブル モデムの伝送における低シンボル忠実度(MER(SNR)値は適切)。

  • 回復不能なキャリアのオフセット。

  • 回復不能なシンボル タイミング オフセット。

RF 変調キャリア電力とノイズ電力の比を測定します。

全体的なエンドツーエンド ネットワーク品質(トランスミッタ、レシーバ、および伝送メディアが信号に対して実行している処理)の指標を提供します。

ネットワーク パフォーマンス(伝送メディアまたはネットワークが信号に対して実行している処理)の指標を提供します。

現在のデータ トラフィック パターンにおける一定期間の平均。信号品質の長期傾向を追跡するときに便利です。

リアルタイム スペクトラム解析。

値の一部として CNR(CNiR)値を反映します。

値の一部として MER(SNR)値を反映しません。

10,000 シンボル分で平均され、正確な読み取りには短期および長期認可が転送されている必要があります。

伝送されているトラフィックのタイプの影響は受けません。

値を決定するために、修正不可能 FEC エラーのあるパケットは使用しません。したがって、修正不可能エラーのバーストにより、MER(SNR)値が誤って高くなることがあります。

修正不可能 FEC パケットのバーストの影響は受けません。

DOCSIS 仕様では、アップストリームとダウンストリームの必須 MER(SNR)値が定義されていません。

6 MHz 帯で 35 dB の最小ダウンストリーム CNR(8 MHz 帯では DOCSIS 2.0 で 44 dB)

25 dB の最小アップストリーム CNR(CNiR)。

その他の測定値

MER(SNR)および CNR(CNiR)値に加えて、以下の信号品質インジケータを認識しモニタする必要があります。

  • MER:これは RF 信号品質の尺度(dB 単位)です。SNR に相当し、加法性白色ガウス雑音(AWGN)劣化下の CNR(CNiR)に似ています。ただし、MER にはアナログからデジタルへの変換、デジタルからアナログへの変換、丸め誤差、歪み、信号障害(位相ノイズ、グループ遅延、ジッターなど)など信号に影響を与える追加要因が含まれているため、MER はデータ ネットワークで優先されます。そのため DOCSIS 2.0 RF 仕様では、信号の最小 MER 値要件を追加することで、既存の CNR(CNiR)最小要件を補っています。

    アップストリームの MER 値を計算する簡単な方法は、次のとおりです。

    MER = 20 x log (RMS error magnitude / Average symbol magnitude) 
    
    

    アップストリームでのノイズの割合としてあらわされる同等値を探すために、エラー ベクトル変調(EVM)も計算できます。

    EVM = Average error magnitude / Max symbol magnitude * 100 
    
    

    MER 値の計算方法と使用方法の詳細については、DOCSIS 2.0 の仕様を参照してください。

  • FEC カウンタ:アップストリームで修正可能および修正不可能な FEC エラーが発生する回数を追跡するカウンタです。FEC エラー カウンタは、インパルス ノイズなど、通常は MER(SNR)または CNR(CNiR)値に反映されないファスト トランジェント(高速過渡現象)エラーを追跡するのに役立ちます。

    1% より大きい訂正可能なエラー数は、物理設備またはケーブル モデムに起こりうる発展可能な問題を警告するサインとして使用できます。1% より大きい訂正不可能なエラー数は、アップストリームでトラフィックをブロックしている既存の問題を示している可能性があります。インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能をサポートするケーブル インターフェイスのライン カードでは、ノイズ問題を修正するためにアップストリームで頻度を変更する必要があるかどうかを決定するために、モニタするインジケータの 1 つとして FEC カウンタを使用できます。

  • マイクロリフレクション:受信者に到着する信号の追加コピー。通常は到着タイミングが異なり減衰量が異なるため、受信者は着信信号の実際の位相や振幅を誤認します。通常、マイクロリフレクションは物理的なケーブル設備におけるインピーダンスの不一致によって引き起こされ、天候などの理由で低下した設備、または正しく取り付けられなかった設備を示す可能性があります。

アップストリーム信号チャネルの概要

アップストリーム チャネルは、CMTS に対して送信する多数のケーブル モデムによって特徴付けられます。これらの信号は、バースト モードの伝送で動作します。アップストリーム チャネルの時間はスロットで構成されます。CMTS はタイム スロットを提供し、各アップストリーム インターバルの使用を制御します。CMTS は、すべてのケーブル モデムに対して、アップストリーム チャネル記述子(UCD)メッセージを定期的にブロードキャストします。UCD メッセージには、アップストリーム チャネルに関連付けられたアップストリーム周波数および伝送パラメータが含まれます。これらのメッセージは、アップストリーム周波数、シンボル レートおよび変調方式、前方誤り訂正(FEC)パラメータ、他の物理層値などのアップストリーム チャネル特性を定義します。

シスコでは、すべての DOCSIS エラー訂正エンコーディング、変調タイプおよび変調フォーマットをサポートします。アップストリーム信号は、QPSK または QAM を使用して復調されます。QPSK が信号搬送波の位相で情報を伝達するのに対し、QAM は位相と振幅の両方を使用して情報を伝達します。

アップストリーム方向でデータを確実に送信するのは困難です。アップストリーム スペクトルはケーブル設備ごとに大きく異なるので、使用するケーブル プラントのリターン パスに基づいてアップストリーム パラメータを選択してください。帯域幅の効率とアップストリーム チャネルの堅牢性との間に最良のトレード オフが得られるよう、アップストリーム プロファイルを選択またはカスタマイズします。たとえば、QAM-16 は、QPSK と同じビット エラー レートを達成するには約 7 dB 高い CNR(CNiR)が必要ですが、QPSK の 2 倍の速度で情報を伝送できます。


(注)  


上記の仕様は事前定義された周波数セットに基づきますが、任意の時点で十分な CNR(CNiR)が得られる場合と得られない場合があります。


アップストリーム周波数は、次のように割り当てることができます。

  • 固定:スペクトル グループを設定すると、固定アップストリーム周波数設定が無効になります。

  • 単一のサブバンド:CMTS 管理者は、アップストリーム搬送波の境界がサブバンド内にとどまるように、中心周波数およびシンボルレートを定義できます。周波数およびシンボル レートは、定義されたアップストリーム パラメータに基づいて雑音のある回線状態に応じて境界内で変更できます。

  • 複数のサブバンド:データ搬送波は、一定期間、特定のサブバンドにとどまり、その後、定義されたアップストリーム パラメータに基づいて次のサブバンドにホッピングすることができます。


ヒント


周波数割り当ての初期選択およびセットアップの手順に、スペクトル アナライザによる雑音電力レベルの測定を組み込む必要があります。導入初期、少なくとも、増幅器カスケード調整または設備修復が、アップストリーム ポートに接続されたノードに大きな影響を与えなくなる程度の回数に減るまでは、固定周波数設定を使用することを推奨します。


アップストリーム周波数変化

DOCSIS の無線周波数インタフェース(RFI)仕様に示されているように、RF チャネル移動またはアップストリーム周波数変化は、UCD メッセージの変更が全ケーブル インターフェイスにブロードキャストされたときに発生します。

UCD メッセージによるチャネル移動の速度は、一般に、20 ミリ秒(ms)未満です。この間、ケーブル インターフェイスのトランスミッタが新しい周波数に対して調整されるまで、アップストリーム伝送は中断されます。データは、この間ケーブル インターフェイスのバッファに保存され、周波数ホッピングが完了すると送信されます。

モデム単位のキープアライブ ポーリングを実行するには、ステーション メンテナンス インターバルを使用します。CMTS は最低でも 30 秒に 1 回、デフォルトで 20 秒に 1 回、各ケーブル モデムにポーリングを実行します。イングレス ノイズにより全ケーブル インターフェイスのうちの設定可能な一定の割合でキープアライブ メッセージの損失が発生すると、ポーリングは失敗となり、アロケーション テーブルから新しい周波数が選択され、UCD が更新されます。移動時間は、あらゆるアップストリーム UCD 更新で 2 ミリ秒です。UCD が更新されると、ホッピングが発生します。システムが次に UCD を変更するには、ホッピングしきい値の時間間隔が経過するまで待機する必要があります。

アップストリーム セグメントとコンバイナ グループ

Cisco ルータはケーブル設備をダウンストリーム チャネルに分割します。ダウンストリーム チャネルにはアップストリーム セグメントが含まれます。各アップストリーム セグメントは通常、1 つまたは複数のファイバ ノードに対応します。アップストリーム セグメントは、次のいずれかとして定義されます。

  • スパース セグメント:1 つのアップストリーム セグメントに 1 つのアップストリーム チャネルが 含まれます。

  • デンス セグメント:1 つのアップストリーム セグメントに複数のアップストリーム チャネルが含まれ、周波数はそれぞれ異なります。


(注)  


ケーブル インターフェイス ライン カードは、スパース セグメント、デンス セグメント、またはその両方をサポートできます。


スパース セグメントを定義すると、ケーブル オペレータは加入者の少ないファイバ ノード間でアップストリーム帯域幅を共有することができます。デンス セグメントを定義すると、ケーブル オペレータは加入者の多いファイバ ノードにより多くのアップストリーム帯域幅を提供できます。

図に、スパース セグメントとデンス セグメントの違いを示します。

図 1. スパース セグメントおよびデンス セグメント

上の図に示すように、ダウンストリーム セグメントには複数のアップストリーム セグメントを含めることができます。2 つのファイバ ノードを 1 つのダウンストリーム セグメント内の異なるアップストリーム セグメントに配置することができます。

複数のファイバ ノードのリターン パスは、1 カ所で結合することによって、コンバイナ グループと呼ばれる単一 RF 周波数領域を形成できます。CMTS ソフトウェアによって、スペクトル グループと呼ばれる周波数ホッピング テーブルをコンバイナ グループに関連付けることができます。


(注)  


コンバイナ グループは、RF トポロジ ポイントを参照します。スペクトル グループはコンバイナ グループに関連付けられた周波数ホッピング テーブルを参照します。


周波数管理ポリシー

スペクトル管理では、共通の周波数管理ポリシーを一連のアップストリーム ポートに適用することで、そのデータがケーブル設備上で確実に配送されるようにします。ケーブル設備オペレータは、ノイズを測定し、ケーブル設備のスペクトル管理ポリシーを決定する必要があります。異なる変調方式、アップストリーム周波数技術、およびシンボル レートは、ケーブル設備特性およびシャーシのケーブル インターフェイス ライン カードに基づいて使用されます。

これらのトピックの詳細については、次のセクションを参照してください。

ノイズ障害

ケーブル ネットワーク上の信号劣化など、アップストリームのノイズ障害は、加入者のサービスに悪影響を及ぼす可能性があります。HFC ネットワークの場合は、双方向デジタル データ信号のほうが、単方向の信号よりもストレスの影響を受けます。単方向のケーブル TV では、ビデオ信号の品質劣化は認識されない程度かもしれませんが、双方向デジタル信号とビデオ信号とでネットワークを共有する場合、次の原因によりデジタル信号が妨害されることがあります。

  • インパルスおよび電気信号の流入:ノイズが住宅内の電源から、または CATV ケーブル付近の高圧ラインからネットワークに侵入することがあります。イングレス ノイズには、ブロードバンドとナローバンドの 2 種類があります。ブロードバンドのノイズは通常、周波数が低く(10 MHz 未満)、調波ロールオフが発生します。ナローバンドのノイズの方が、干渉源として深刻です。ケーブル機器およびインフラストラクチャは、アマチュア無線、市民ラジオ、高出力短波放送信号からノイズを拾うことがよくあります。信号漏洩保守プログラムを実装し、信号流入の発生場所を突き止め、対処してください。

  • 増幅器のノイズ:増幅器によって HFC ネットワークのノイズが増します。ビデオ信号であれば普通は気付かない程度ですが、増幅器の設定に問題があると、デジタル データ信号が劣化します。ネットワークの規模が大きいほど、増幅器のノイズが信号に影響する可能性は高まります。

  • ノイズ ファンネリング:ヘッドエンドへのアップストリーム データ パスがネットワーク全体から干渉を受ける可能性があります。ノイズの性質として累積されるとヘッドエンドに集中するため、アップストリームのすべてのノイズは、最終的にヘッドエンドに集まります。RF レシーバを 1 台使用しているネットワークでは、ネットワークの規模が大きくなるほど、ノイズ ファンネリングが発生する確率が高くなります。

  • 送信レベルの変動:温度は同軸ケーブルにおける信号損失に影響します。そのため、年間で 6 ~ 10 dB の変動が生じます。

  • クリッピング:入力レベルが超過すると、光ファイバ トランスミッタのレーザー光により、光の伝送が中断することがあります。入力レベルが大きすぎると、アップストリーム伝送とダウンストリーム伝送の両方で、ビット エラーが発生します。レーザーが短時間(1 秒未満)超過しただけで、クリッピングが発生することがあります。

リターンの増幅器およびレーザーを調整するには、『NTSC Supplement on Upstream Transport Issues』または該当するケーブル設備規格に記載されている、厳密なプラント メンテナンス手順に従ってください。

スペクトル グループと周波数ホッピング

CMTS の管理者がアップストリーム周波数ホッピングを設定し、長期的なナローバンドノイズに対処することを推奨します。Cisco CMTS ルータは、ガイド型周波数ホッピングとタイム スケジュール型周波数ホッピングのコンビネーションをサポートします。

ノイズの混入を事前に回避するための周波数ホッピングは、周波数アジリティとも呼ばれます。周波数アジリティは、スペクトル グループを使用して設定し、アクティブにします。スペクトル管理は、多数のケーブル スペクトル グループの作成をサポートし、単一スペクトル グループ内に複数のアップストリーム ポートを持つことを許可します。各スペクトル グループは、特定の周波数プランで使用する周波数のテーブルを定義します。アップストリーム周波数は、単一の固定周波数、単一の連続範囲の周波数(帯域)、または複数範囲(帯域)の周波数のいずれでもかまいません。

ケーブル インターフェイスは、スペクトル グループを設定して割り当てるか、または固定周波数を割り当てるかによって、アップストリームに周波数を割り当てるまで動作しません。スペクトル グループが優先されるため、スペクトル グループと固定周波数の両方をアップストリームに設定した場合、スペクトル グループが固定アップストリーム周波数の設定をオーバーライドします。

インターフェイスから見ると、スペクトル グループは、同じファイバ ノード グループに接続された 1 組のアップストリームでもあります。Cisco ルータのスペクトル管理ソフトウェアは、アップストリームに設定されているすべての RF パラメータを検査し、アップストリーム周波数をまとめて管理する必要があるかを判断します。たとえば、スペクトル グループに複数の固定周波数が設定されており、それらの周波数がすべて設定されたチャネル幅内である場合、スペクトル管理ソフトウェアはこれらの周波数を 1 つの帯域にまとめます。

アップストリーム ポートは、ノイズや他のパス障害に対応するために周波数ホッピングが必要な場合にどの周波数が有効かを、スペクトル グループを使って決定します。周波数ホッピング技法のタイプには、ガイド型、タイム スケジュール型、ガイド型とタイム スケジュール型のコンビネーションがあります。周波数ホッピング技法の詳細については、周波数ホッピング機能を参照してください。


(注)  


各アップストリーム ポートに専用の RF ドメインがある場合、そのグループを非共有スペクトル グループと呼びます。複数のアップストリーム ポートで同じ RF ドメインを共用する場合には、そのグループを共有スペクトル グループと呼びます。


スペクトル管理のガイドライン

一般に、スペクトルを定義するときは、次のガイドラインを使用してください。

  • アマチュア無線周波数帯や短波周波数帯など、流合の問題が判明している周波数を避けます。

  • 20 MHz 未満の不適切なスペクトルを避けます。

  • 周波数ホッピングに予備の帯域を許可します。

  • 周波数帯域を作成するときには、可能なチャネル幅を考慮します。使用されている周波数の範囲は、アップストリームで設定されたチャネル幅を使用するときに少なくとも 2 つの周波数の間をホップできる必要があります。

  • 共有スペクトル グループ内の同じコンバイナ グループにアップストリーム ポートを配置します。

  • 受信電力レベルの設定によって、多少の等化調整を行います。

  • 複数のアップストリーム ポートを組み合わせて広い帯域幅を提供する場合は、周波数帯域の重複を避ける必要があります。各ポートは、グループ内のその他のポートで使用されている帯域と重ならないような個別の周波数帯域を使用する必要があります。ある帯域の終了周波数と次の帯域の開始周波数の間に少なくとも 20 KHz を追加することを推奨します。これにより、帯域が重複しなくなります。

ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理

ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理は、現在サポートされているすべてのケーブル インターフェイス ライン カードにおける一連の基本機能を形成します。これらの機能が基本であるとみなされるのは、すべてのケーブル インターフェイスで使用可能であり、インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能を構築するための基礎的で土台となる機能を構成するためです。

それぞれの機能の詳細については、以下の項を参照してください。

周波数ホッピング機能

コンシューマからサービス プロバイダーへのアップストリーム伝送ラインのノイズによって、加入者の自宅からのデータ送信が劣化することがあります。ノイズ障害がかなりの期間に及ぶ場合、ケーブル モデムとヘッドエンド ファシリティとの通信が一時的に失われる可能性があります。危機管理計画として、マルチプル サービス オペレータ(MSO)は、加入者のために複数のチャネルまたはアップストリーム周波数を予約できます。あるチャネルで過剰な干渉が生じる場合、CMTS はケーブル モデムが別のチャネルに「ホップ」するように要求します。

周波数ホッピング機能を提供するため、Cisco CMTS ルータには未使用のアップストリーム チャネルのノイズを継続的にモニタするスペクトル マネージャが含まれます。特定のチャネルで CNR(CNiR)が許容できないレベルに達すると、スペクトル マネージャはそのチャネルを使用しているケーブル モデムに対して自動的に新しいアップストリーム チャネルを割り当てます。

Cisco CMTS ルータは、使用中の周波数帯域でノイズがないときにアップストリーム周波数ホッピングの次の手法をサポートします。

  • ガイド型周波数ホッピング:ガイド型周波数ホッピング(ブラインド ホッピングとも呼ばれます)では、ステーション メンテナンス(キープアライブ)メッセージの設定可能なしきい値が失敗すると、スペクトル マネージャは自動的に新しいアップストリーム チャネル周波数を割り当てます。失敗したステーション メンテナンス メッセージは、ノイズ、設備、または機器障害によるアップストリーム チャネル障害を表します。ガイド型周波数ホッピングでは、スペクトル グループで明示的な周波数サブ帯域および関連する入力電力レベルが割り当てられます。

  • タイム スケジュール型周波数ホッピング:周波数の再割り当てが時刻または特定の曜日でスケジュールされます。

  • ガイド型とタイム スケジュール型の周波数ホッピングの組み合わせ。


(注)  


周波数ホッピングは、インパルス ノイズなどのブロードバンド ノイズ現象に対しては有効ではありません。


タイム スケジュール型とガイド型の手法は、独立した概念です。

  • スペクトルは周波数テーブルではなくスクリプトによって制御されます。

  • 使用可能なスペクトルは、オプションとしてタイム スケジュール型になります。

  • ガイド型周波数ホッピングは、現在時刻の使用可能なスペクトルから選択されます。

スペクトル グループを使用して周波数ホッピングを設定およびアクティブ化できます。最大で 40 のケーブル スペクトル グループを作成でき、それぞれのグループには複数のアップストリーム ポートが含まれます。設定されたチャネル幅は、アップストリーム周波数ごとに使用されます。

ケーブル ネットワーク用に 1 つ以上のスペクトル グループを作成した後、グループに特性を追加でき、周波数の使用方法や周波数ホッピングをより完全に制御できます。

ホッピングしきい値を設定できます。たとえば、周波数ホップのしきい値の割合を設定する方法では、1 つの障害のあるケーブル モデムがその他の動作しているケーブル モデムへのサービスに影響を与えません。十分に高いしきい値が設定されていれば、1 つのケーブル モデムでステーション メンテナンス(キープアライブ)メッセージの 90 パーセントに応答できなかったために、システムでホッピングが無限に発生することはありません。

また、周波数ホップの間の最小期間を設定できます。デフォルト設定は 30 秒です。宛先チャネルに障害があると予想される場合は、周波数ホップの間の最小期間を 10 秒などの小さな値に減らすことができます。これにより、クリア チャネルが見つかるまで周波数ホップをより迅速に継続できます。過剰な周波数ホップが問題である場合は、ホップ間の最小期間を増やすことができます。

周波数ホッピングのさまざまな手法を設定するには、スペクトル グループの作成と設定を参照してください。


(注)  


スペクトル管理機能は HFC ネットワーク上のアップストリーム パスに焦点を当てるため、単方向(Telco リターン)ケーブル モデムにはスペクトル管理がサポートされません。



(注)  


スペクトル帯域が変更された後、周波数を変更する前の周波数が新しいスペクトル帯域の範囲に属する場合は、スペクトル管理は各 US チャネルの周波数を再配置しないため、US 周波数は変更されません。前の周波数が新しいスペクトル帯域の範囲外である場合、US チャネルは周波数を取得しません。


タイム スケジュール型周波数ホッピング

設定された毎日または特定の曜日の時刻に基づいて、アップストリーム チャネル周波数の再割り当てを指定できます。ケーブル設備に 1 週間サイクルのアップストリーム雑音特性がある場合には、タイム スケジュール型スペクトル割り当てを使用します。タイム スケジュール型ポリシーにより、単一周波数がいつでも有効になります。

アップストリームの動的変調(MER [SNR] ベース)

このセクションでは、アップストリームの MER(SNR)の評価に基づくこの機能の動作について説明します。


(注)  


アップストリームの動的変調の高度なバージョンは、搬送波対雑音比(CNR [CNiR])を使用し、インテリジェント型および高度なスペクトル管理をサポートするカードでサポートされます。


機能の概要

Cisco ケーブル インターフェイス ラインカードは、各アップストリーム ポートのアクティブなリターン パスにおける MER(SNR)値と前方誤り訂正(FEC)カウンタをモニタします。アップストリームの動的変調機能は、アップストリーム チャネルの信号品質が設定された変調方式をサポートできるかどうかを判断し、必要に応じて最も堅牢な変調方式へと調整します。リターン パス条件が改善されると、この機能はアップストリーム チャネルを変調プロファイルが含まれるより高位の変調方式に戻します。

変調プロファイルは、アップストリームのモデム送信パラメータを設定するために UCD メッセージで送信されるバースト プロファイルのコレクションです。アップストリームの動的変調機能は、アップストリームの信号品質に基づいてアップストリーム チャネルの変調プロファイルを調整します。

アップストリームの動的変調機能は、アップストリーム周波数が固定のインターフェイスで、またはスペクトル グループが割り当てられたインターフェイスで設定されます。

次の例は、2 つおよび 3 つの変調プロファイルを使用する 2 つの異なるアップストリームの動的変調機能設定を示しています。

2 つの変調プロファイルを使用するアップストリームの動的変調を示す例

次のプライマリおよびセカンダリ変調プロファイルを使って、Cisco CMTS ルータ上でアップストリームの動的変調機能を設定できます。

  • プライマリ変調プロファイルは、64-QAM または 16-QAM を使用します。これは、帯域幅効率が高い変調方式であり、QPSK プロファイルよりもスループットが高くなります。

  • セカンダリ変調プロファイルは、QPSK を使用します。これは、より堅牢な変調方式を使用しますが、帯域幅は効率的ではありません。

プライマリ プロファイルでは 64-QAM または 16-QAM を使用し、セカンダリでは QPSK を使用することを推奨します。ただし、これはオプションであり、両方の変調プロファイルを QPSK または QAM にしてもかまいません。一方のプロファイルを QAM、他方を QPSK にすることは必須ではありませんが、変調プロファイルの切り替えは QAM および QPSK のしきい値に結び付いています。

3 つの変調プロファイルを使用するアップストリームの動的変調を示す例

次のプライマリ、セカンダリ、およびターシャリ変調プロファイルを使って、Cisco CMTS ルータ上でアップストリームの動的変調機能を設定できます。

  • プライマリ変調プロファイルは、64-QAM を使用します。これは、帯域幅効率が高い変調方式であり、16-QAM プロファイルよりもスループットが高くなります。

  • セカンダリ変調プロファイルは、16-QAM を使用します。これは、帯域幅効率が高い変調方式であり、QPSK プロファイルよりもスループットが高くなります。

  • ターシャリ変調プロファイルは、QPSK を使用します。これは、より堅牢な変調方式を使用しますが、帯域幅は効率的ではありません。

プライマリ プロファイルでは 64-QAM 変調を使用し、セカンダリ プロファイルでは 16-QAM を使用し、ターシャリ プロファイルでは QPSK を使用することを推奨します。ただし、これはオプションであり、変調プロファイルを QPSK または QAM にしてもかまいません。1 つのプロファイルを QPSK、ほかの 2 つを QAM にすることは必須ではありませんが、変調プロファイルの切り替えは QAM および QPSK のしきい値に結び付いています。

変調プロファイルの切り替え条件

アップストリームの動的変調機能では、次の条件を使用して、プライマリ変調プロファイルからセカンダリ変調プロファイル(帯域幅効率は高いが堅牢性は劣るプロファイル)または(任意の)ターシャリ変調プロファイル(堅牢性は最も高いが帯域幅効率は劣るプロファイル)に切り替える必要があるかどうかを判別します。

プライマリ プロファイル(パフォーマンス高レベル)からセカンダリ プロファイル(パフォーマンス中レベル)への変調切り替えでは次の基準を使用します。

  • アップストリーム MER(SNR)が MER(SNR)のしきい値 1 以下であること。さらに、修正可能 FEC(cFEC)エラーのパーセンテージが修正可能 FEC エラーのしきい値以下であるか、または修正不可能 FEC(uFEC)エラーのパーセンテージが修正不可能 FEC エラーのしきい値以上であること。

セカンダリ プロファイルからプライマリ プロファイルに戻る前に、次の条件が満たされる必要があります。

  • アップストリーム MER(SNR)は MER(SNR)のしきい値 1 とヒステリシス値の合計以上であること。さらに、修正可能 FEC エラーのパーセンテージが修正可能 FEC エラーのしきい値以下であり、修正不可能 FEC エラーのパーセンテージが修正不可能 FEC エラーのしきい値以下であり、ホップ間隔がデフォルト値の 15 秒と等しいこと。

セカンダリ プロファイル(パフォーマンス中レベル)からターシャリ プロファイル(堅牢性最高)への変調切り替えでは次の基準を使用します。

  • アップストリーム MER(SNR)が MER(SNR)のしきい値 2 以下であること。さらに、修正可能 FEC(cFEC)エラーのパーセンテージが修正可能 FEC エラーのしきい値以下であるか、または修正不可能 FEC(uFEC)エラーのパーセンテージが修正不可能 FEC エラーのしきい値以上であること。

ターシャリ プロファイルからセカンダリ プロファイルに戻る前に、次の条件が満たされる必要があります。

  • アップストリーム MER(SNR)は MER(SNR)のしきい値 2 とヒステリシス値の合計以上であること。さらに、修正可能 FEC エラーのパーセンテージが修正可能 FEC エラーのしきい値以下であり、修正不可能 FEC エラーのパーセンテージが修正不可能 FEC エラーのしきい値以下であること。

プライマリ プロファイルからターシャリ プロファイルへの変調切り替えでは次の基準を使用します。

  • アップストリーム MER(SNR)が MER(SNR)のしきい値 2 以下であること。さらに、修正可能 FEC(cFEC)エラーのパーセンテージが修正可能 FEC エラーのしきい値以下であるか、または修正不可能 FEC(uFEC)エラーのパーセンテージが修正不可能 FEC エラーのしきい値以上であること。

ターシャリ プロファイルからプライマリ プロファイルに戻る前に、次の条件が満たされる必要があります。

  • ターシャリ プロファイルからプライマリ プロファイルへの変調切り替えは 2 つのステップからなるプロセスです。

    1. ターシャリ プロファイルからセカンダリ プロファイルへの変調切り替えは、アップストリーム MER(SNR)が MER(SNR)のしきい値 1 とヒステリシス値の合計以上である場合に発生します。

    2. その 15 秒後(構成不可能)、セカンダリ プロファイルからプライマリ プロファイルへの変調切り替えは、アップストリーム MER(SNR)が MER(SNR)のしきい値 1 とヒステリシス値の合計以上のままである場合に発生します。

アップストリームで多数の修正不可能なエラーが発生していることが唯一の問題であれば、ルータがプロファイルを切り替え続けているという状況が発生している可能性があります。修正不可能なエラーがプライマリ プロファイルで発生したため、スイッチはセカンダリ プロファイルに切り替えます。セカンダリ プロファイルでは問題が発生しないため、ルータはプライマリ プロファイルに戻します。しかし、修正不可能なエラーが再度発生し、ルータはセカンダリ プロファイルに戻します。このサイクルが際限なく続きます。

この問題を回避するため、ケーブル設備がプライマリ プロファイルで使用している変調方式(たとえば 64-QAM)に対応していることを確認してください。この変調方式を使用してアップストリームでの正常な動作を保証できない場合は、帯域幅効率の高いバースト パラメータを使用しているプライマリ プロファイル(QPSK など)を選択してください。Cisco IOS ソフトウェアには、プライマリ、セカンダリ、およびターシャリ プロファイルに使用できる事前定義された変調プロファイルがあります。

入力レベル

入力レベル power-level-dBmV は、 cable spectrum-group コマンドのオプションです。このオプションにより、ケーブル モデムがある固定周波数から次の周波数に、またはある帯域から次の帯域にホッピングするときに、CMTS のアップストリーム レシーバで予期されるアップストリーム入力レベルを指定できます。アップストリーム チャネルごとに、アップストリーム入力レベル(dBmV)が 1 つずつ対応付けられています。電力レベルは、アップストリーム周波数の変更が必要になったときに、各スペクトル グループが使用できるモデムの送信出力です。入力レベルは、周波数のホッピング時に設定できます。

入力レベルを指定することによって、ケーブル モデムがホッピングのたびに送信出力を上げ下げしなくて済むようにします。ケーブル オペレータは、周波数のファンクションとして、小さな電力等化を実行できます。有効範囲は -10 ~ +10 dBmV です。電力レベル値は、スペクトル管理の一部として電力レベルを変更しなければならない場合に限って変更してください。ケーブル設備によっては、日常のタイム スケジュールで変更するのは入力レベルのみに限定し、周波数は変更しないようにする必要があります。

インテリジェント型および高度なハードウェアベースのスペクトル管理

いくつかのインターフェイス ライン カードは、他の Cisco ケーブル インターフェイス ライン カードがサポートする基本機能を拡張する、ハードウェアベースのスペクトル管理機能を提供します。

インテリジェント型スペクトル管理の機能拡張

次に示す機能は、インテリジェント型スペクトル管理フィーチャ セットの一部になります。

  • DOCSIS 周波数範囲の 5 ~ 42 MHz で常にアップストリーム スペクトル品質を分析するオンボード スペクトル アナライザが DOCSIS ケーブル インターフェイス ライン カードに組み込まれました。

  • ハードウェア支援型の周波数ホッピング機能が組み込まれ、ソフトウェアのみのソリューションよりインテリジェントで高速な周波数選択が可能になりました。

  • モデムのオフライン化を引き起こすことのあるイングレス ノイズに対する応答時間が短縮されました。

  • ノイズがないことが判明しているチャネルへの周波数ホッピングを開始することによって、ブラインド周波数ホッピングが排除されました。

  • パケットのドロップを排除し、その結果としてアップストリームでフル データ レートが維持されるように、周波数アジリティが改善されました。

  • 共有スペクトル上で環境が結合される dense(密)モードで、周波数アジリティがサポートされるようになりました。

  • 必要に応じて、個々の固定周波数からなるセットまたは周波数範囲に周波数ホッピングを限定できるようになりました。

  • プラント環境および要件に応じて、周波数ホッピング条件をカスタマイズできるようになりました。

  • 任意で既知の使用パターンまたはプラント条件を利用して、周波数ホッピングのスケジューリングが可能です。

  • 任意でチャネル幅を動的に引き下げ、ノイズのあるアップストリームでも、ケーブル モデムをオンラインにしておくことができるようになりました。

利点

Cisco CMTS ルータ プラットフォームで提供されるスペクトル管理機能には、システム上の主な利点がいくつかあります。

  • アップストリームのリターン パスに出現するイングレス ノイズ障害に対する応答時間を改善します。

  • モデムがオンラインになる割合を押し上げます。

  • サブスクライバ サービスへの入力の影響を軽減します。

  • マイナー設備の停止をトラブルシューティングするときに、MSO 担当者による時間と手間を削減します。

  • ケーブル設備の信頼性を向上させます。

  • スペクトル使用率を最大化します。

ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理のメリット

次は、すべての Cisco CMTS ルータ プラットフォームでサポートされるガイド型およびスケジュール型スペクトル管理の具体的なメリットをまとめたものです。

入力レベル

ケーブル設備オペレータは、周波数のファンクションとして、小さな電力レベル等化を実行できます。

周波数ホッピング機能

ケーブル モデムに新しいアップストリーム チャネルを割り当てることによって、アップストリーム ノイズ障害を予防的に対策します。MSO は、アップストリーム周波数の搬送波対雑音比が最適値未満であるとき、またはケーブル設備がイングレス ノイズのランダムなバーストを示していて信頼性に影響するときに、特にこの機能を利用できます。

アップストリームの動的変調
  • リターン パスにおける QAM-16 変調への移行に関連するリスクを軽減し、加入者がリターン パス障害時でもオンラインで接続状態を維持することを保証します。

  • アクティブなアップストリームの信号品質が設定されている変調方式をサポートできるかどうかを確認し、必要に応じて、より堅牢な変調方式に予防的に調整します。

  • プライマリ変調プロファイルからセカンダリ変調プロファイルへ自動的に切り替わることで、ケーブル モデムがオンラインを維持するためにチャネルをホップする必要性をなくします。

インテリジェント型および高度なスペクトル管理の利点

次に、サポート対象のケーブル インターフェイス ライン カードを使用した Cisco CMTS ルータでサポートされる、高度なスペクトル管理機能の利点について概要を説明します。

チャネル幅の動的変更
  • ノイズ状態によって現在のチャネル幅が使用できない場合に、アップストリームで使用できる最大のチャネル幅を見つけて、DOCSIS アップストリーム チャネルのアベイラビリティを向上させます。

  • 現在のプラント条件で最大の RF スペクトル使用効率を提供します。

  • ノイズ問題に対応して使用できるチャネル幅の範囲をカスタマイズできます。

インテリジェント周波数ホッピング
  • ノイズ状態が深刻になってケーブル モデムが強制的にオフラインにされないうちに、インターフェイスのアップストリーム周波数を予防的に変更します。

  • 専用ハードウェアのインテリジェント周波数ホッピングが、新しいアップストリーム周波数を選択するために「先読み」を行い、安定したチャネルを見つけます。

  • プライオリティを柔軟に設定できるので、個々のケーブル設備環境に合わせて、ホッピング決定条件を調整できます。

  • プラント条件の変動にホッピング決定条件を合わせることによって、イングレス障害に対する感度を向上させます。

  • モデム単位の確度で CNR(CNiR)の変動を絞り込み、問題のあるケーブル モデムを特定します。

  • ユーザ側で設定できる予防的チャネル管理技法により、加入者がオンラインであるパーセンテージが維持または改善されます。

アップストリームの動的変調
  • イングレス ノイズに対応するための、アップストリームにおける QPSK と QAM-16 変調間の切り替えに伴うリスクが軽減されるので、加入者はオンラインの接続を維持できます。

  • 現在のアップストリーム信号を調べ、設定されている変調方式をサポートできるかどうかを確認します。必要に応じて、より堅牢なセカンダリ変調方式に予防的に調整します。

  • DOCSIS アップストリーム チャネルのアベイラビリティを向上させ、最大の RF スペクトル使用効率を提供します。

  • 現在割り当てられているアップストリームを使用しながら、ケーブル モデムをオンラインで維持できるような変調プロファイルに切り替えることによって、不要な周波数ホッピングを排除します。

  • リターン パス障害が発生している間も、加入者はオンラインの状態が維持されます。

SNMP インターフェイス
  • アップストリームの現在のノイズ状況をリモートで調べることができます。この情報はその後、サードパーティまたはカスタムのレポート アプリケーションやグラフィック アプリケーションに取り込むことができます。

  • ポート単位で、搬送周波数のイングレス ノイズおよびインパルス ノイズを認識できます。

  • 個々のケーブル モデムおよびセットトップ ボックス(STB)について、DOCSIS アップストリーム スペクトルのリアルタイム表示をリモートで収集するための、使いやすい分散方式が得られます。

  • 各ヘッドエンドまたはハブで高価なスペクトル アナライザに依存する状況が軽減されます。

  • 使いやすいインターフェイスにより、即座にスペクトル ビューが得られます。スペクトル アナライザの複雑な設定を行う必要はありません。

  • エンジニアはスペクトル アナライザを使用する際に物理的に接続することなく、ネットワークのトラブルシューティングをリモートで実行できます。

ホッピングのデフォルト プライオリティ

インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能では、ホッピングのデフォルト プライオリティは次のように設定されています。

  • 周波数、変調、チャネル幅(スペクトル カード上でスペクトル グループを使用した場合)。

  • 変調、ガイド型周波数ホッピング、チャネル幅(スペクトル グループによりアナライザ カードを使用した場合)。

  • 変調のみ(スペクトル グループを使用しない場合 [固定周波数])。

スペクトル管理の設定方法

ここでは、Cisco CMTS プラットフォームでスペクトル管理機能を使用する場合に最も一般的に実行する設定タスクについて説明します。ご使用のプラットフォームおよびケーブル インターフェイス ラインカードに適した設定タスクについては、次の項を参照してください。

ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理の設定タスク

次のタスクにより、すべての Cisco CMTS プラットフォームでサポートされるガイド型およびスケジュール型スペクトル管理機能が設定されます。

スペクトル グループの作成と設定

スペクトル グループは、周波数ホッピングの実行時にアップストリームが使用できる周波数、および周波数ホッピングを制御する他のパラメータを定義します。スペクトル グループを作成および設定する場合、次のパラメータを指定できます。

  • グループに割り当てられる周波数。ケーブル インターフェイスは次の周波数を使用して、周波数ホッピングが必要な場合に使用できる周波数を決定します。固定周波数のリストまたは周波数帯域、あるいはその両方を指定できます。スペクトル グループに周波数を追加する場合、Cisco CMTS は次のルールを使用します。

    • 固定周波数を指定する場合、Cisco CMTS は、その周波数がすべての利用可能なチャネル幅で動作するように、6.4 MHz のチャネル幅を持つ中心周波数だとします。たとえば、17,700,000 Hz の周波数を指定するのは、14,500,000 Hz ~ 20,900,000 Hz(6.4 MHz 幅の帯域)の周波数帯域を指定することと同等です。

    • 複数の固定周波数または重複する周波数帯域を設定する場合、スペクトル グループはその周波数を 1 つの帯域にまとめます。たとえば、17,700,000 Hz の固定周波数と 15,800,000 Hz ~ 25,200,000 Hz の帯域を指定すると、スペクトル グループは 14,500,000 Hz ~ 25,200,00 Hz の 1 つの帯域で設定されます。

    • スペクトル グループの周波数を制御する場合、必要なチャネル幅と同じ幅の周波数帯域を設定します。たとえば、3.2 MHz のチャネル幅で 17,700,000 Hz の中心周波数を使用する場合、16,100,000 ~ 19,300,000 Hz の帯域幅を指定します。重複しない帯域を設定するようにするには、帯域同士を最低 20 KHz 離します。

  • アップストリームの入力電力レベル:(任意)新しい周波数へのホッピング時にアップストリームが使用すべき電力レベル(dBmV)。(ケーブル設備によっては、日常のタイム スケジュールで変更するのは入力レベルのみに限定し、周波数は変更しないようにする必要があります。)

  • ホッピングのしきい値:(任意)周波数ホッピングの発生前に、ステーション メンテナンス メッセージを見落とし始めるケーブル モデムの割合。1 つの障害のあるケーブル インターフェイスが他の良好なケーブル インターフェイスのサービスに影響を与えないように、必要に応じてホッピングのしきい値の割合を設定します。これにより、1 つのケーブル モデムで 90 パーセントのエラーと 90 パーセントのトラフィックが生成されるため、システムでホッピングが無限に発生することはなくなります。

  • ホッピングの間隔:(任意)周波数ホッピング間に経過すべき最短時間。これにより、別の周波数ホッピングの実行前に、アップストリームが安定するだけの十分な時間を指定できます。

  • スケジュール型ホッピング時間:(任意)周波数ホッピングをスケジュール設定すべき時刻。


ヒント


アップストリーム周波数(または周波数ホッピング テーブル)のリストを追加する前に、まずどのアップストリーム ポートをコンバイナ グループに割り当てるかを決定します。例については、例:コンバイナ グループに割り当てるアップストリーム ポートの特定を参照してください。


スペクトル グループを作成および設定するには、次の手順を実行します。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1enable


    例:
    Router> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

     
    ステップ 2configureterminal


    例:
    Router# configure terminal
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3cablespectrum-group group-numbertime[day hh:mm:ss] frequency up-freq-Hz [power-level-dBmV]


    例:
    Router(config)# cable spectrum-group 4 time  Monday 12:00:00 frequency 40000000 
     

    スペクトル グループ(まだ存在しない場合)を作成し、指定した固定周波数をこのグループに追加します。

     
    ステップ 4cablespectrum-group group-numbertime [day hh:mm:ss ] band up-freq-Hz up-freq2-Hz [power-level-dBmV]

    例:
    Router(config)# cable spectrum-group 4 band  20000000 24000000 13 
     

    スペクトル グループ(まだ存在しない場合)を作成し、指定した周波数帯域をこのグループに追加します。

    (注)     

    必要に応じて、このスペクトル グループに含めるそれぞれの固定周波数と周波数帯域についてステップ 4 とステップ 6 を繰り返します。周波数ホッピングが発生する前に、2 つ以上の固定周波数、または 2 つ以上の中心周波数を含む周波数帯域をスペクトル グループに割り当てる必要があります。

     
    ステップ 5cablespectrum-group group-numberhopperiod seconds


    例:
    Router(config)# cable spectrum-group 4 hop period 60 
     

    周波数ホッピング間隔の最小時間を秒単位で指定します。

    (注)     

    Cisco uBR-MC5X20S/U/H BPE を使用する場合は 30 秒に設定することを推奨します。

     
    ステップ 6cablespectrum-group group-number hopthreshold [percent]


    例:
    Router(config)# cable spectrum-group 4 hop  threshold 25 
     

    スペクトル グループの周波数ホッピングのしきい値を指定します。

    • percent:(任意)失われたステーション メンテナンス メッセージの割合としての周波数ホッピングのしきい値。有効な値は 1 ~ 100 パーセントです。デフォルトは 50 パーセントです。

     
    ステップ 7cablespectrum-group group-number


    例:
    Router(config)# cable spectrum-group 4 
     

    (任意)スペクトル グループのアップストリーム ポートで固有のアップストリーム周波数を使用することを指定します。

     
    ステップ 8end


    例:
    Router(config)# end 
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

     

    1 つ以上のアップストリーム ポートへのスペクトル グループの割り当て

    スペクトル グループの作成と設定が完了したら、グループの周波数スペクトルを周波数ホッピングに使用する前に、このスペクトル グループを 1 つ以上のアップストリーム ポートに割り当てます。

    コントローラ インターフェイス上の 1 つまたはすべてのアップストリーム ポートにスペクトル グループを割り当てるには、次の手順に従います。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1enable


      例:
      Router> enable
       

      特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

       
      ステップ 2configure terminal


      例:
      Router# configure terminal
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3controller upstream-cable slot/subslot/port


      例:
      Router(config)# controller upstream-cable 9/0/15
       

      コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 4us-channel us -channel_numspectrum-group spectrum-group-num


      例:
      Router(config-controller)# us-channel 0 spectrum-group 1
       

      このコントローラ インターフェイス上のすべてのアップストリームに対して、指定したスペクトル グループをデフォルト グループとして割り当てます。

       
      ステップ 5us-channel us -channel_numchannel-width value


      例:
      Router(config-controller)# us-channel 0 channel-width 1600000
       

      指定したアップストリーム チャネル スペクトル グループの channel-width を設定します。

       
      ステップ 6end


      例:
      Router(config-controller)# end 
       

      コントローラ インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

       
      次の作業


      ヒント


      スペクトル グループ設定を確認するには、特権 EXEC モードで showcablespectrum-group コマンドを使用します。


      DOCSIS 3.0 の共有スペクトル グループ(ファイバ ノード グループ)の設定

      この機能は、Cisco CMTS ルータで複数のケーブル インターフェイス ライン カードを経由する共有スペクトル グループと、単一ケーブル インターフェイス ライン カード内の共有スペクトル グループをサポートします。

      Cisco CMTS のファイバ ノード グループの設定に関する詳細については、次を参照してください。

      アップストリームの動的変調の設定(MER [SNR] ベース)

      MER(SNR)バージョンのアップストリームの動的変調機能のみをサポートするケーブル インターフェイス ライン カードでこの機能を使用するには、次の手順に従う必要があります。

      1. プライマリ変調プロファイルを作成します。このプロファイルは通常、帯域幅の効率性に優れていますが、堅牢性はそれほどでもありません。

      2. 必要に応じて、セカンダリ変調プロファイルを作成します。このプロファイルは通常、帯域幅の効率性には劣りますが、ある程度の堅牢性があります。

      3. 必要に応じて、ターシャリ変調プロファイルを作成します。このプロファイルは通常、帯域幅の効率性には劣りますが、優れた堅牢性があります。

      4. 任意のケーブル インターフェイスとアップストリームにプロファイルを割り当てます。


      ヒント


      変調プロファイルを作成する場合は、各変調プロファイルのそれぞれのバースト パラメータを手動で指定する代わりに、定義済み変調プロファイルを使用することを推奨します。


      制約事項:
      • アップストリームの動的変調機能は、高度なスペクトル管理用の DOCSIS 1.0 または DOCSIS 1.1 TDMA 専用の変調プロファイルのみでサポートされます。

      • DOCSIS 2.0 混合モードまたは ATDMA 専用モードの変調プロファイルは、高度なスペクトル管理ではなく、基本的なスペクトル管理(MER [SNR] ベース)のみでサポートされます。

      • 3 段階の動的変調機能では、基本的なスペクトル機能のみがサポートされます。CNR(CNiR)のしきい値および測定値に基づいて、変調プロファイルが変更されることはありません。

      • アップストリームの動的変調機能は、単一の変調プロファイル設定では有効になりません。

      • アップストリームの周波数ホッピングがスペクトル グループに割り当てられている場合、設定できる変調プロファイルは 2 つのみです。このスペクトル グループは、高度なスペクトル管理と、CNR(CNiR)の使用を示しています。

      • 次の条件に基づいて、スペクトル グループの割り当て前に 3 つの変調プロファイルがアップストリーム インターフェイスに割り当てられている場合は、設定からプロファイルが 1 つ自動的に削除されます。
        • アップストリーム ポートが高性能なプロファイルを使用している場合、堅牢なプロファイルはドロップされます。

        • アップストリーム ポートが中程度または堅牢なプロファイルを使用している場合、高性能なプロファイルはドロップされます。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1enable


        例:
        Router> enable
         

        特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

         
        ステップ 2configureterminal


        例:
        Router# configure terminal 
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 3cablemodulation-profile profile {mixed| tdma | atdma


        例:
        Router(config)# cable modulation-profile 3 mixed 
         

        DOCSIS 1.0 または DOCSIS 1.1 TDMA あるいは A-TDMA アップストリームで使用するプライマリ変調プロファイルを作成します。

        (注)     

        DOCSIS 1.0 または DOCSIS 1.1 TDMA あるいは A-TDMA アップストリームで使用するセカンダリおよびターシャリ プロファイルを作成するには、このコマンドを繰り返します。

        (注)     

        また、個別のバースト パラメータの値を設定することにより、cablemodulation-profile コマンドでカスタム変調プロファイルを作成することもできます。ただし、各パラメータの変更が DOCSIS MAC レイヤにどのような影響を与えるかを熟知していない場合は、このパラメータを変更しないでください。ケーブル設備の大部分には、デフォルトの定義済み変調プロファイルを使用することを推奨します。

         
        ステップ 4controller upstream-cable slot/subslot/port


        例:
        Router(config)# controller upstream-cable 9/0/15
         

        コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 5us-channel nmodulation-profile primary-profile-number[secondary-profile-number] [tertiary-profile-number]


        例:
        Router(config-controller)# us-channel 0 modulation-profile 21 121 221
         

        プライマリ変調プロファイルと、オプションのセカンダリおよびターシャリ変調プロファイルを指定したアップストリーム ポートに割り当てます。

         
        ステップ 6次のいずれかのコマンドを使用します。
        • us-channeln threshold snr-profiles threshold1-in-db threshold2-in-db
        • us-channeln mthreshold snr-profiles threshold1-in-db threshold2-in-db


        例:
        Router(config-controller)# us-channel 0 threshold  snr-profiles 25 15
         

        (任意)MER(SNR)のしきい値を dB で指定します。

         
        ステップ 7次のいずれかのコマンドを使用します。
        • us-channeln threshold corr-fec corr-fec
        • us-channeln m threshold corr-fec corr-fec


        例:
        Router(config-controller)# us-channel 0 threshold  corr-fec 20
         

        (任意)アップストリームに修正可能な FEC エラーの許容数を指定します。

         
        ステップ 8次のいずれかのコマンドを使用します。
        • us-channeln threshold uncorr-fec uncorr-fec
        • us-channeln m threshold uncorr-fec uncorr-fec


        例:
        Router(config-controller)# us-channel 0 threshold  uncorr-fec 10
         

        (任意)アップストリームに修正不可能な FEC エラーの許容数を指定します。

         
        ステップ 9us-channel n threshold hysteresis hysteresis-in-db


        例:
        Router(config-controller)# us-channel 0 threshold  hysteresis 10
         

        (任意)動的変調アップグレードのしきい値と組み合わせて使用するヒステリシス値を指定します。

         
        ステップ 10 end


        例:
        Router(config-controller)# end 
         

        コントローラ インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

         
        次の作業


        ヒント


        アップストリームの動的変調機能の詳細については、アップストリームの動的変調(MER [SNR] ベース)を参照してください。


        周波数ホッピングの確認

        コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用すると、CMTS の周波数ホッピングを確認できます。

        CLI コマンドを使用した周波数ホッピングの確認

        CLI コマンドを使用して周波数ホッピングを確認するには、次の手順を実行します。

        手順
          ステップ 1   特権 EXEC モードで showinterfacescable コマンドを使用して、テスト対象のインターフェイスが稼働していることを確認します。出力の最初の行には、インターフェイスとライン プロトコルの両方が稼働しているかどうかが表示されます。

          例:
          Router# show interfaces cable 9/0/0
           
          Hardware is CMTS MD interface, address is c414.3c16.cf8f (bia c414.3c16.cf8f)
          MTU 1500 bytes, BW 26000 Kbit/sec, DLY 1000 usec,
          reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
          Encapsulation MCNS, loopback not set
          
          
          ステップ 2   showinterfacescableupstream コマンドを使用して、テスト対象のアップストリームが稼働していることを確認します。最初の行には、アップストリームが稼働しているかどうかが表示されます。

          例:
          Router# show interfaces cable 9/0/0 upstream 0
           
          MAC domain upstream impairment report: 0x0
          Cable9/0/0: Upstream 0 is up
          Description: UC9/0/0:U0
          Received 5 broadcasts, 0 multicasts, 26 unicasts
          0 discards, 0 errors, 0 unknown protocol
          31 packets input
          Codewords: 348 good 0 corrected 0 uncorrectable
          
          
          ステップ 3   アップストリームで現在使用している周波数を表示するには、showcablehopupstream-cable コマンドを使用します。

          例:
          Router# show cable hop upstream-cable 9/0/0
           
          Upstream    Port       Poll Missed Min    Missed Hop   Hop     Corr    Uncorr
          Port        Status     Rate Poll   Poll   Poll   Thres Period  FEC     FEC
                                 (ms) Count  Sample Pcnt   Pcnt  (sec)   Errors  Errors
          Cable6/0/U5 16.816 Mhz 1000 0      10         0%   20%  25     0       0
          
          
          ステップ 4   showcablehopupstream-cablehistory コマンドを使用して、アップストリームの周波数の変更、変調の変更、チャネル幅の変更に関する操作履歴を表示します。

          例:
          Router# show cable hop upstream-cable 9/0/0 history
          
          F = Frequency Hop, M = Modulation Change, C = Channel Width Change
          Upstream     Action             Chg    Chg    Action                            
          Port         Time          Code From   To     Reason                            
          Ca7/0/0/U0   Sep 17 17:00:24 C  1.6    3.2    Configuration changed               
                       Sep 14 19:38:55 F  41.117 26.358 Interface state changed             
                       Sep 14 19:38:55 F   0.000 41.117 Interface state changed             
                       Sep 14 19:38:24 M  21     221    Configuration changed 
          
          
          ステップ 5   showcablehopupstream-cablethreshold コマンドを使用して、アップストリームのユーザ定義しきい値、現在の CNR、MER(SNR)、修正可能な FEC の割合、修正不可能な FEC の割合、適用されなかったステーション メンテナンスの割合の数値を表示します。

          例:
          Router# show cable hop upstream-cable 6/0/0 threshold
          
          Upstream   SNR(dB)         CNR(dB)         CorrFEC%  UncorrFEC%       MissedSM%
          Port       Val Thre1 Thre2 Val Thre1 Thre2 Pcnt Thre Pcnt Thre        Pcnt Thre
          
          Ca6/0/0/U0 27   25   15    39   35   25    0    3    0    1           75   75 
          Ca6/0/0/U1 31   25   15    51   35   25    0    3    0    1           90   75 
          Ca6/0/0/U2 --   35   25    --   35   25    0    3    0    1           0    75 
          Ca6/0/0/U3 --   35   25    --   35   25    0    3    0    1           0    75 
          
          
          ステップ 6   testcablehop コマンドを使用して、該当するアップストリームで周波数ホッピングを強制的に実行します。コマンドを入力してから数秒後に、コンソール メッセージにホッピングの通知が表示されます。必要に応じてこのコマンドを繰り返し、アップストリームのスペクトル グループに割り当てられたすべての周波数でホッピングが行われていることを確認します。

          例:
          Router# test cable hop cable 6/0 upstream 5
            
          2w0d: %UBR7200-5-USFREQCHG: Interface Cable6/0 Port U5, frequency changed to 15.760 MHz
          
          Router# test cable hop cable 6/0 upstream 5
           
          2w0d: %UBR7200-5-USFREQCHG: Interface Cable6/0 Port U5, frequency changed to 26.832 MHz
          
          
          ステップ 7   testcablechannel-width コマンドを使用して、該当するアップストリームでチャネル幅の変更を強制的に実行します。テスト コマンドを投入してから数秒に、show cable hop コマンドを使用してチャネル幅の変更を確認します。

          例:
          Router# test cable channel-width cable 7/0/0 upstream 0
          
          Channel width changed to 1600000 Hz for Cable7/0/0 U0
          
          Router# *Sep 17 17:06:46.882: %UBR10000-5-USCWCHG: Interface Cable7/0/0 U0, channel width changed to 1600 kHz SLOT 7/0: Sep 17 17:06:46.898: %UBR10000-5-USCWCHG: Interface Cable7/0/0 U0, channel width changed to 1600 kHz 
          
          Router# Sep 17 17:06:46.898: %Interface Cable7/0/0 U0 With channel width 1600 kHz, the minislot size is now changed to 4 ticks.
          
          Router# show cable hop cable 7/0/0 upstream 0 history
          
          
          F = Frequency Hop, M = Modulation Change, C = Channel Width Change
          Upstream     Action             Chg    Chg    Action                            
          Port         Time          Code From   To     Reason                            
          Ca7/0/0/U0   Sep 17 17:06:46 C  3.2    1.6    Test command enforced               
                       Sep 17 17:06:02 M  222    221    SNR 36>=28 CFEC 0<=3 UnCFEC 0<=1    
                       Sep 17 17:06:00 M  221    222    Test command enforced               
                       Sep 17 17:03:21 M  222    221    SNR 36>=28 CFEC 0<=3 UnCFEC 0<=1    
                       Sep 17 17:03:19 M  221    222    Test command enforced               
                       Sep 17 17:01:44 F  26.358 19.742 Test command enforced               
                       Sep 17 17:01:17 F  21.528 26.358 Test command enforced               
                       Sep 17 17:00:24 C  1.6    3.2    Configuration changed               
                       Sep 14 19:38:55 F  41.117 21.528 Interface state changed             
                       Sep 14 19:38:55 F   0.000 41.117 Interface state changed             
                       Sep 14 19:38:24 M  21     221    Configuration changed               
          Router#
          
          
          ステップ 8   testcablefreq-hop コマンドを使用して、該当するアップストリームで動的周波数の変更を強制的に実行します。テスト コマンドを発行してから数秒後に、 show cable hop コマンドを使用して周波数の変更を確認します。

          例:
          Router# test cable freq-hop cable 7/0/0 upstream 0
           
          SLOT 7/0: Sep 17 17:01:44.650: %UBR10000-5-USFREQCHG: Interface Cable7/0/0 U0, changed to Freq 19.742 MHz
          
          Router# show cable hop cable 7/0/0 upstream 0 history
          
          F = Frequency Hop, M = Modulation Change, C = Channel Width Change
          Upstream     Action             Chg    Chg    Action                            
          Port         Time          Code From   To     Reason                            
          Ca7/0/0/U0   Sep 17 17:01:44 F  26.358 19.742 Test command enforced               
                       Sep 17 17:00:24 C  1.6    3.2    Configuration changed               
                       Sep 14 19:38:55 F  41.117 26.358 Interface state changed             
                       Sep 14 19:38:55 F   0.000 41.117 Interface state changed             
                       Sep 14 19:38:24 M  21     221    Configuration changed
          
          
          ステップ 9   testcablemodulation-change コマンドを使用して、該当するアップストリームで動的変調の変更を強制的に実行します。テスト コマンドを発行してから数秒後に、 show cable hop コマンドを使用して変調の変更を確認します。

          例:
          Router# test cable modulation-change cable 7/0/0 upstream 0
           
          SLOT 7/0: Sep 17 17:03:19.038: %UBR10000-5-USMODCHANGE: Interface Cable7/0/0 U0, dynamic modulation changed to QPSK 
          SLOT 7/0: Sep 17 17:03:19.038: %UBR10000-6-PREAMLENADJUST: request burst's preamble length in mod profile 222 is adjusted to 38 bits.
          SLOT 7/0: Sep 17 17:03:19.038: %UBR10000-6-PREAMLENADJUST: initial burst's preamble length in mod profile 222 is adjusted to 100 bits.
          SLOT 7/0: Sep 17 17:03:19.038: %UBR10000-6-PREAMLENADJUST: station burst's preamble length in mod profile 222 is adjusted to 100 bits.
          
          Router# show cable hop cable 7/0/0 upstream 0 history
          
          F = Frequency Hop, M = Modulation Change, C = Channel Width Change
          Upstream     Action             Chg    Chg    Action                            
          Port         Time          Code From   To     Reason                            
          Ca7/0/0/U0   Sep 17 17:03:19 M  221    222    Test command enforced               
                       Sep 17 17:01:44 F  26.358 19.742 Test command enforced               
                       Sep 17 17:01:17 F  21.528 26.358 Test command enforced               
                       Sep 17 17:00:24 C  1.6    3.2    Configuration changed               
                       Sep 14 19:38:55 F  41.117 21.528 Interface state changed             
                       Sep 14 19:38:55 F   0.000 41.117 Interface state changed             
                       Sep 14 19:38:24 M  21     221    Configuration changed 
          
          

          スペクトル グループ特性のトラブルシューティング

          設定のトラブルシューティングでは、有効なスペクトル グループの番号、時間、周波数、および入力電力レベルを必ず入力します。また、スペクトルを定義するときは、次のガイドラインに従います。

          • アマチュア無線周波数帯や短波周波数帯など、流合の問題が判明している周波数を避けます。

          • 20 MHz 未満の不適切なスペクトルを避けます。

          • 周波数ホッピングに予備の帯域を許可します。

          • 共有スペクトル グループ内の同じコンバイナ グループにアップストリーム ポートを配置します。

          • 受信電力レベルの設定によって、多少の等化調整を行います。

          インテリジェント型および高度なスペクトル管理の設定タスク

          ここでは、シスコのケーブル インターフェイス ラインカードで使用できるインテリジェント型および高度なスペクトル管理機能対応の Cisco uBR7200 シリーズまたは Cisco uBR10012 ユニバーサル ブロードバンド ルータを設定するために必要な設定タスクについて説明します。

          スペクトル グループの設定と割り当て

          インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能を使用する前に、スペクトル グループを作成および設定する必要があります。この手順は、ガイド型およびスケジュール型スペクトル管理で使用する手順と同じで、次のセクションに記載されています。

          スペクトル グループを設定し、アップストリームに割り当てたら、Cisco IOS ソフトウェアでは、このソフトウェアをサポートするケーブル インターフェイス ライン カードで高度な周波数ホッピング アルゴリズムが自動的に使用されます。


          (注)  


          インテリジェント型および高度なスペクトル管理機能を効率的に使用するには、スペクトル グループを作成するときに、固定周波数ではなく、周波数帯域のみを設定することを推奨します。スペクトル グループでは、周波数ホッピングが発生する前に設定したチャネル幅で少なくとも 2 つの中心周波数を見つけられるように、ケーブル インターフェイスに十分な周波数帯域幅を設定する必要があります。


          アップストリームの動的変調の設定(CNR ベース)

          CNR ベース バージョンのアップストリームの動的変調機能の設定は、この機能の MER(SNR)バージョンの設定に似ています。

          1. プライマリ変調プロファイルを作成します。このプロファイルは通常、帯域幅の効率性に優れていますが、堅牢性はそれほどでもありません。

          2. セカンダリ変調プロファイルを作成します。このプロファイルは通常、帯域幅の効率性には劣りますが、優れた堅牢性があります。


            ヒント


            変調プロファイルを作成する場合は、各変調プロファイルのそれぞれのバースト パラメータを手動で指定する代わりに、定義済み変調プロファイルを使用することを推奨します。


          3. 任意のケーブル インターフェイスとアップストリームにプロファイルを割り当てます。

          変調プロファイルを作成し、アップストリームに割り当てたら、Cisco IOS ソフトウェアでは、このソフトウェアをサポートするケーブル インターフェイス ライン カードで CNR ベース バージョンのアップストリームの動的変調機能が自動的に使用されます。

          制約事項:
          • アップストリームの動的変調機能は、DOCSIS 1.0 または DOCSIS 1.1 TDMA 専用の変調プロファイルのみでサポートされます。DOCSIS 2.0 混合モードまたは A-TDMA 専用モードの変調プロファイルではサポートされません。

          • 3 段階の動的変調は、CNR ベース バージョンのアップストリームの動的変調ではサポートされません。

          • CNR ベースのアップストリームの動的変調機能は、A-TDMA 変調プロファイルをサポートしていません。ただし、A-TDMA は、MER(SNR)ベースのアップストリームの動的変調機能でサポートされています。

          アップストリームにプライマリおよびセカンダリ プロファイルを割り当てるには、次の手順に従います。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1enable


            例:
            Router> enable
             

            特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

             
            ステップ 2configureterminal


            例:
            Router# configure terminal 
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 3cablemodulation-profile profile {mix| qam-16 | qpsk | robust-mix}


            例:
            Router(config)# cable modulation-profile 3 mix 
             

            DOCSIS 1.0 または DOCSIS 1.1 TDMA アップストリームで使用するプライマリ変調プロファイルを作成します。

            通常、プライマリ プロファイルは qam-16 または mix のどちらかです。

            (注)     

            DOCSIS 1.0 または DOCSIS 1.1 TDMA アップストリームで使用するセカンダリ プロファイルを作成するには、このコマンドを繰り返します。通常、セカンダリ プロファイルは robust-mix または qpsk のどちらかです。

            (注)     

            また、個別のバースト パラメータの値を設定することにより、cablemodulation-profile コマンドでカスタム変調プロファイルを作成することもできます。ただし、各パラメータの変更が DOCSIS MAC レイヤにどのような影響を与えるかを熟知していない場合は、このパラメータを変更しないでください。ケーブル設備の大部分には、デフォルトの定義済み変調プロファイルを使用することを推奨します。

             
            ステップ 4controller upstream-cable slot/subslot/port


            例:
            Router(config)# controller upstream-cable 9/0/15
             

            コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 5cableupstream n modulation-profile primary-profile-number secondary-profile-number


            例:
            Router(config-controller)# cable upstream 0  modulation-profile 3 4 
             

            プライマリ変調プロファイルと、オプションのセカンダリ変調プロファイルを指定したアップストリーム ポートに割り当てます。

             
            ステップ 6end


            例:
            Router(config-controller)# end 
             

            コントローラ インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

             

            プロアクティブなチャネル管理

            高度なスペクトル管理機能をサポートするケーブル インターフェイス ライン カードで次のパラメータを使用して設定すると、カードのアップストリームでプロアクティブなチャネル管理操作を微調整できます。

            • アップストリームのノイズが変調プロファイルのしきい値を超えた場合に実行する修正措置の優先順位。

            • アップストリームとその 2 つの変調プロファイルの CNR(CNiR)と MER(SNR)のしきい値および FEC 値。

            • 周波数ホッピングまたは変調スイッチングでもアップストリームの問題を回避できない場合に使用できるチャネル幅の許容範囲。

            次のすべてのパラメータにはデフォルト設定があるため、実際の設備の特性に合うようにパラメータを変更しない限りは、この手順を実行する必要はありません。

            パラメータを設定するには、次の手順に従います。

            プロアクティブなチャネル管理

            Cisco CMTS ルータの 1 つの物理ポートで 2 つの論理チャネルを設定することができます。論理チャネルを設定すると、アップストリーム関連のコマンドが、物理ポート レベルと論理チャネル レベルの 2 つのグループに分類されます。

            物理ポート レベル

            物理ポート レベルのコマンドの形式は cableupstream n です。ここで、n は物理ポート番号を表します。

            論理チャネル レベル

            論理チャネル レベルのコマンドの形式は cableupstream n m です。ここで n は物理ポート番号を表し、m は論理チャネル インデックス番号(0 または 1)を表します。

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1enable


              例:
              Router> enable
               

              特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

               
              ステップ 2configure terminal


              例:
              Router# configure terminal
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 3controller upstream-cable slot/subslot/port


              例:
              Router(config)# controller upstream-cable 9/0/0
               

              コントローラ コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 4us-channel nhopmodulationfrequencychannel-width


              例:
              Router(config-controller)# us-channel 0  hop modulation frequency channel-width 
               

              アップストリームのノイズが現在の変調プロファイルで指定したしきい値を超えた場合に実行する 3 種類の修正措置(modulationfrequency、および channel-width)の優先度を指定します。デフォルトの優先度は、frequencymodulationchannel-width です。

              (注)     

              channel-width オプションの位置は、必ず frequency オプションの後でなければなりません。

               
              ステップ 5cableupstream n thresholdcnr-profiles threshold1-in-db threshold2-in-db


              例:
              Router(config-controller)# cable upstream 2 threshold  cnr-profiles 23 14
               

              (任意)アップストリームとその 2 つの変調プロファイルの CNR(CNiR)のしきい値および FEC 値を指定します。

              (注)     

              プライマリとセカンダリの CNR(CNiR)のしきい値を両方とも回避するには、最初のパラメータ(threshold1-in-db)を 0 に設定します。これにより、2 つ目のパラメータ(threshold2-in-db)が拒否され、CNR(CNiR)の両方のしきい値が回避されます。

               
              ステップ 6次のいずれかのコマンドを使用します。
              • cableupstreamnupstreamthresholdsnr-profiles threshold1-in-db threshold2-in-db
              • cableupstream n mupstreamthresholdsnr-profiles threshold1-in-db threshold2-in-db


              例:
              Router(config-controller)# cable upstream 2 threshold  snr-profiles 23 14
               

              (任意)アップストリームとその 2 つの変調プロファイルの MER(SNR)のしきい値および FEC 値を指定します。

              (注)     

              プライマリ MER(SNR)のしきい値(threshold1-in-db)を 0 に設定すると回避できます。ただし、2 つ目のパラメータ(threshold2-in-db)を入力する必要があります。

               
              ステップ 7cableupstream nthresholdhysteresis hysteresis-in-db


              例:
              Router(config-controller)# cable upstream 2 threshold hysteresis 3
               

              (任意)動的変調アップグレードのしきい値と組み合わせて使用するヒステリシス値を指定します。

              (注)     

              この値を 0 に設定することで、hysteresis しきい値をバイパスできます。

               
              ステップ 8次のいずれかのコマンドを使用します。
              • cableupstream n threshold corr-fec corrfec-threshold
              • cableupstream n mthreshold corr-fec corrfec-threshold


              例:
              Router(config-controller)# cable upstream 5 threshold  corr-fec 5 
               

              (任意)アップストリームとその 2 つの変調プロファイルの CNR(CNiR)のしきい値および FEC 値を指定します。

              (注)     

              この値を 0 に設定することで、corr-fec しきい値をバイパスできます。

               
              ステップ 9次のいずれかのコマンドを使用します。
              • cableupstream n threshold uncorr-fec uncorrfec-threshold
              • cableupstream n mthreshold uncorr-fec uncorrfec-threshold


              例:
              Router(config-controller)# cable upstream 5 threshold  uncorr-fec 1 
               

              (任意)アップストリームとその 2 つの変調プロファイルの CNR(CNiR)のしきい値および FEC 値を指定します。

              (注)     

              この値を 0 に設定すると、uncorr-fec しきい値を回避できます。

              (注)     

              通常のプラントの使用では、チャネルに許容できない数のエラーが発生しないように、修正不可能な FEC のしきい値をデフォルトの 1 % のままにしておくことを推奨します。

               
              ステップ 10cableupstream n channel-width first-choice-width [last-choice-width ]


              例:
              Router(config-controller)# cable upstream 0  channel-width 800000 800000 
               
               
              ステップ 11end


              例:
              Router(config-controller)# end 
               

              コントローラ インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

               

              スペクトル管理の設定の確認

              スペクトル管理の設定を確認するには、次の手順に従います。

              手順
                ステップ 1   入力した設定値を確認するには、特権 EXEC モードで showrunning-config コマンドを実行します。

                例:
                Router# show running-config 
                
                
                ステップ 2   各変調プロファイルの設定を表示するには、特権 EXEC モードで show cable modulation-profile コマンドを実行します。

                例:
                Router# show cable modulation-profile
                
                

                特定の変調プロファイルの設定を表示するには、特権 EXEC モードでプロファイル番号を show cable modulation-profile コマンドに追加します。



                例:
                Router# show cable modulation-profile 6
                  
                
                ステップ 3   各アップストリームのステータスおよび設定を表示するには、特権 EXEC モードで showcontrollerscableupstream コマンドを実行します。次の例に、ケーブル ライン カードのアップストリーム 0 の情報を示します。

                例:
                Router# show controller cable 8/1/14 upstream 0
                
                 Cable8/1/14 Upstream 0 is up
                  Frequency 19.504 MHz, Channel Width 3.200 MHz, Symbol Rate 2.560 Msps
                  Modulations (64-QAM) - A-short 64-QAM, A-long 64-QAM, A-ugs 64-QAM
                  Mapped to shared connector 18 and receiver 56
                  Spectrum Group 8
                  MC3Gx60  CNR measurement : 30 dB
                  US phy MER(SNR)_estimate for good packets - 32.5530 dB
                  Nominal Input Power Level 0 dBmV, Tx Timing Offset 1547
                  Ranging Backoff Start 3, Ranging Backoff End 6
                  US timing offset adjustment type 0, value 0 
                  Ranging Insertion Interval automatic (60 ms)
                  US throttling off
                  Tx Backoff Start 3, Tx Backoff End 5
                  Modulation Profile Group 221
                  Concatenation is enabled
                  Fragmentation is enabled
                  part_id=0x3142, rev_id=0xC0, rev2_id=0x00
                  nb_agc_thr=0x0000, nb_agc_nom=0x0000
                  Range Load Reg Size=0x58
                  Request Load Reg Size=0x0E
                  Minislot Size in number of Timebase Ticks is = 2
                  Minislot Size in Symbols = 32
                  Bandwidth Requests = 0xEE3AF
                  Piggyback Requests = 0x6A24F
                  Invalid BW Requests= 0x76
                  Minislots Requested= 0xC33362
                  Minislots Granted  = 0x158609
                  Minislot Size in Bytes = 24
                  Map Advance (Dynamic) : 2581 usecs
                  Map Count Internal = 330309891
                  No MAP buffer= 0x0   No Remote MAP buffer= 0x0
                  Map Counts: Controller 8/1/0 = 1321230158    
                  UCD Counts:
                    Controller 8/1/0:0 = 336057
                    Controller 8/1/0:1 = 336057
                    Controller 8/1/0:2 = 336057
                    Controller 8/1/0:3 = 336057
                
                  UCD procedures on lch 0  
                  UCD ucd-succeeds(5) ucd-shut(0) init-state-err(0) 
                  UCD init-tss-err(0) init-timeout(0) init-start-err(0) 
                  UCD ucd-ccc-time(0) ucd-timeout(0) ucd-tss-err(0) 
                  UCD ucd-state-err(0) ucd-process(0) ucd-retries(0) 
                  UCD stale-tss(0) 
                  ATDMA mode enabled
                  PHY: us errors 0  us recoveries 0 (enp 0)
                  MAC PHY TSS: tss error start 0  tss error end 0
                  MAC PHY Status: bcm3140 status 0  lookout status 0
                  PHY: TSS late 0  discontinuous 0 
                  PHY: TSS mis-match 0  not-aligned 0 
                  PHY: TSS missed snapshots from phy 0  
                  MAP/UCD Replication Instructions:
                    Controller 8/1/0 index = 477, bitmap = 0x000F
                  Dynamic Services Stats:
                  DSA: 0  REQs  0 RSPs  0 ACKs
                  0 Successful DSAs  0 DSA Failures
                  DSC: 0  REQs  0 RSPs  0 ACKs
                  0 Successful DSCs  0 DSC Failures
                  DSD:  0 REQs  0 RSPs
                  0 Successful DSDs  0 DSD Failures
                  Dropped MAC messages: (none)
                
                
                ステップ 4   各アップストリームのホッピング間隔およびホッピングしきい値を表示するには、特権 EXEC モードで showcablehop コマンドを実行します。

                例:
                Router# show cable hop
                 
                 Upstream    Port       Poll Missed Min    Missed Hop   Hop     Corr    Uncorr
                 Port        Status     Rate Poll   Poll   Poll   Thres Period  FEC     FEC
                                        (ms) Count  Sample Pcnt   Pcnt  (sec)   Errors  Errors
                Cable3/0/U0 20.800 Mhz 105  0      20         0%   25%  45     1       4
                Cable3/0/U1 20.800 Mhz 105  0      48         0%   25%  45     2       19
                Cable3/0/U2 23.120 Mhz 105  0      45         0%   25%  45     0       5
                Cable3/0/U3 22.832 Mhz 105  0      26         0%   25%  45     0       6
                Cable3/0/U4 22.896 Mhz 105  0      43         0%   25%  45     0       7
                Cable3/0/U5 23.040 Mhz 105  0      54         0%   25%  45     1       3
                Cable4/0/U0 22.896 Mhz 117  0      26         0%   25%  45     0       2
                Cable4/0/U1 23.168 Mhz 117  0      87         0%   25%  45     4       2
                Cable4/0/U2 22.896 Mhz 117  0      23         0%   25%  45     1       0
                Cable4/0/U3 20.800 Mhz 117  0      54         0%   25%  45     0       0
                Cable4/0/U4 22.928 Mhz 117  0      22         0%   25%  45     0       1
                Cable4/0/U5 22.960 Mhz 117  0      0       -----   25%  45     0       0
                
                
                ステップ 5   周波数、変調、チャネル幅について、時間や理由に関係なく、ある状態から別の状態への変化を表示するには、show cable hop コマンドの history オプションを使用します。

                例:
                Router# show cable hop c8/1/1 u0 history
                
                F = Frequency Hop, M = Modulation Change, C = Channel Width Change
                Upstream   Action             Chg    Chg    Action
                Port       Time          Code From   To     Reason
                C8/1/1 U0  Feb 20 12:21:29 M  142    141    SNR 28>=28 CFEC 0<=3 UnCFEC 0<=1
                           Feb 20 12:09:08 F   0.000 24.000 Configuration changed
                
                
                ステップ 6   MER(SNR)、CNR(CNiR)、および FEC のしきい値を表示するには、show cable hop コマンドの threshold オプションを使用します。

                例:
                Router# show cable hop c8/1/1 u0 threshold
                
                Upstream   SNR(dB)         CNR(dB)         CorrFEC%  UncorrFEC%       MissedSM%
                Port       Val Thre1 Thre2 Val Thre1 Thre2 Pcnt Thre Pcnt Thre        Pcnt Thre
                C8/1/1 u0  33   23   14    60   25   15    0    1    0    2           0    50 
                
                
                ステップ 7   各スペクトル グループの割り当てを表示するには、特権 EXEC モードで showcablespectrum-group コマンドを実行します。

                例:
                Router# show cable spectrum-group
                
                Group  Frequency      Upstream      Weekly Scheduled          Power   Shared
                No.    Band           Port          Availability              Level   Spectrum
                       (MHz)                        From Time:    To Time:    (dBmV)
                1      42.967 [3.20]  UC2/0/4:U0                               -1     No
                1      83.400 [3.20]  UC2/0/4:U1                               -1     No
                1      80.200 [3.20]  UC2/0/4:U2                               -1     No
                1      42.922 [3.20]  UC2/0/4:U3                               -1     No
                1      17.677 [3.20]  UC2/0/5:U0                               -1     54
                1      10.603 [3.20]  UC2/0/5:U1                               -1     54
                
                
                上記の例では
                • No:ファイバ ノードが設定されていません

                • 54:ファイバ ノードの ID

                ステップ 8   特定のケーブル モデムの現在の CNR(CNiR)値を表示するには、特権 EXEC モードで showcablemodemcnr コマンドを実行します。

                例:
                Router# show cable modem 5.100.1.94 cnr 
                
                MAC Address    IP Address      I/F         MAC         Prim  snr/cnr
                                                           State       Sid   (dB)
                0018.689c.17b8 5.100.1.94      C7/0/0/U1   online      428   36.12
                
                

                スペクトル管理のモニタリング

                Cisco CLI コマンドまたは SNMP のいずれかを使用して、Cisco CMTS でのスペクトル管理アクティビティをモニタリングできます。

                詳細については、次の項を参照してください。

                CLI コマンドの使用

                次のコマンドは、アップストリームのスペクトルの状態に関する情報を表示します。

                コマンド

                目的

                Router# show cable hop[cablex/y] [upstream usport]

                ルータのすべてのアップストリーム、1 つのケーブル インターフェイス ライン カード上のすべてのアップストリーム、または 1 つのアップストリームについて、ホップ間隔、ホップのしきい値、FEC エラー カウンタが表示されます。

                Router# show cable hop [cable x/y[z]] [upstream n][thresholds]

                MER(SNR)の設定値と現在の値を dB で、CNR(CNiR)は dB で、CorrFEC はパーセントで、UncorrFEC はパーセントで、失われたステーション メンテナンスは指定したアップストリームのパーセントで表示されます。

                Router# show cable hop history
                1. CMTS 全体に対して showcablehophistory コマンドを使用すると、アクションごとの最新の変更が表示されます。

                2. MAC ドメインに対して showcablehophistory コマンドを使用すると、アクションごとの最新の 3 件の変更が表示されます。

                3. 特定のアップストリームに対して showcablehophistory コマンドを使用すると、アクションごとの最新の 10 件の変更が表示されます。変更は新しい順に時系列で表示されます。

                Router# show cable hop [cable x/y[z]] [upstream n][summary

                1 時間ごと、1 日ごと、1 週間ごと、30 日の稼働平均、システムが起動されて以来の平均が、指定したアップストリームごとに表示されます。

                Router# show cable hop [cable x/y[z]]  [upstream n] [history]

                周波数、変調、チャネル幅について、時間や理由に関係なく、ある状態から別の状態への変化が表示されます。

                Router# show cable modem [ip-address | interface | mac-address] [options] 

                登録および未登録ケーブル モデムの情報が MER(SNR)値を含めて表示されます。

                Router# show cable modulation-profile [num] [initial | long | reqdata | request | short | station] 

                すべての変調プロファイルについて、特定の変調プロファイルについて、または特定の変調プロファイルの特定のバースト タイプについて、設定情報が表示されます。

                Router# show cable spectrum-group[groupnum] [detail] 

                設定済みのスペクトル グループ情報が表示されます。

                Router# show controllers cable  x/y  upstream  n [ip-address | mac-address] start-freq end-freq res-freq 

                現在の周波数、チャネル幅、変調レート、スペクトル グループを含めて、アップストリームの状況が表示されます。

                Router# show controllers cable  x/y  upstream  n spectrum  [ip-address | mac-address] start-freq end-freq res-freq 

                特定のケーブル モデムの雑音レベル、またはアップストリーム全体のバックグラウンド雑音が表示されます。


                (注)  


                showcableflap-list コマンドを使用すると、CMTS ルータのフラップ リストが表示されます。フラップ リストから、アップストリームのケーブル モデムで問題が発生しているか、発生している場合はどのようなタイプの問題であるかといった補足情報が得られます。ケーブル モデム フラッピングの詳細とケーブル モデム フラップ リストのモニタリング方法については、「Flap List Troubleshooting for the Cisco CMTS Routers」を参照してください。


                SNMP の使用

                SNMP を使用すると、スペクトル管理アクティビティをモニタできます。SNMP マネージャは、CiscoView や Cable Broadband Troubleshooter(リリース 3.0 以降)のようにグラフィックベースです。

                次の MIB 属性を使用して SNMP サポートを提供できるように、CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB が強化されています。

                ccsSNRRequestTable

                次の表に、ccsSNRRequestTable の属性を示します。この属性には、アップストリームで各ケーブル モデムのために行われた CNR(CNiR)の測定値が含まれます。

                表 3 ccsSNRRequestTable 属性

                属性

                タイプ

                説明

                ccsSNRRequestIndex

                Integer32

                各テーブル エントリを特定する任意のインデックス。

                ccsSNRRequestMacAddr

                MacAddress

                報告されたリモート オンライン ケーブル モデムの MAC アドレス。

                ccsSNRRequestSNR

                Integer32

                MER(SNR)の測定値(dB)です。動作状況が [running] の場合、この値は 0 です。

                ccsSNRRequestOperation

                CCSRequestOperation

                現在の動作を設定します。[start]、[pending]、[running]、または [abort]。

                ccsSNRRequestOperState

                CCSRequestOperState

                現在の動作状態を報告します。[idle]、[pending]、[running]、[noError]、[aborted]、[notOnLine]、[invalidMac]、[timeOut]、[fftBusy]、[fftFailed] など。

                ccsSNRRequestStartTime

                Timestamp

                MER(SNR)測定動作の開始時間が含まれます。

                ccsSNRRequestStoppedTime

                Timestamp

                MER(SNR)測定動作の終了時間が含まれます。

                ccsSNRRequestStatus

                RowStatus

                テーブル エントリの修正、作成、および削除を制御します。

                ccsSpectrumRequestTable

                次の表に、ccsSpectrumRequestTable の各エントリの属性を示します。この属性は、特定のケーブル モデムのスペクトル プロファイルの取得またはアップストリーム全体のバックグラウンド MER(SNR)の取得に使用されます。

                表 4 ccsSpectrumRequestTable 属性

                属性

                タイプ

                説明

                ccsSpectrumRequestIndex

                Integer32

                各テーブル エントリを特定する任意のインデックス。

                ccsSpectrumRequestIfIndex

                InterfaceIndexOrZero

                アップストリームを特定するインターフェイス。

                ccsSpectrumRequestMacAddr

                MacAddress

                特定のケーブル モデムに MER(SNR)値を指定する MAC アドレス、またはスペクトル全体のバックグラウンド ノイズを示す 0000.0000.0000。

                ccsSpectrumRequestUpperFreq

                CCSFrequency

                モニタする周波数範囲の上限周波数(5000 ~ 42000 KHz、デフォルトは 42000 KHz)。

                ccsSpectrumRequestLowFreq

                CCSFrequency

                モニタする周波数範囲の下限周波数(5000 ~ 42000 KHz、デフォルトは 5000 KHz)。

                ccsSpectrumRequestResolution

                Integer32

                サンプリングする周波数範囲の決定に必要な解像度(12 ~ 37000 KHz、デフォルトは 60 KHz)。

                ccsSpectrumRequestStartTime

                Timestamp

                スペクトル測定の開始時間。

                ccsSpectrumRequestStoppedTime

                Timestamp

                スペクトル測定の終了時間。

                ccsSpectrumRequestOperation

                CCSRequestOperation

                新しいスペクトル管理要求を開始したり、現在の要求を中止します。

                ccsSpectrumRequestOperState

                CCSRequestOperState

                現在のスペクトル管理要求の動作状態を表示します。

                ccsSpectrumRequestStatus

                RowStatus

                テーブル エントリの修正、作成、および削除を制御します。

                ccsSpectrumDataTable

                以下の表に、ccsSpectrumDataTable の各エントリの属性を示します。この表にはスペクトル要求の結果が含まれます。

                表 5 ccsSpectrumDataTable 属性

                属性

                タイプ

                説明

                ccsSpectrumDataFreq

                CCSMeasuredFrequency

                この電力測定の実行に必要な周波数(KHz)。

                ccsSpectrumDataPower

                INTEGER

                特定の周波数(– 50 ~ 50 dBmV)で測定された受信電力。


                (注)  


                ccsSpectrumRequestTable 表と ccsSpectrumDataTable 表にある情報は、showcontrollerscableupstreamspectrum コマンドによって表示される情報と同じです。


                ccsUpSpecMgmtTable

                次の表に、ccsUpSpecMgmtTable の属性を示します。各周波数ホップを記述するエントリを示しています。

                表 6 ccsUpSpecMgmtEntry 属性

                属性

                タイプ

                説明

                ccsUpSpecMgmtHopPriority

                INTEGER

                アップストリームの過剰なノイズに対応する措置を決める際に、周波数、変調プロファイル、およびチャネル幅の優先度を指定します(デフォルトは、周波数、変調プロファイル、およびチャネル幅の順です)。

                ccsUpSpecMgmtSnrThres1

                Integer32

                変調プロファイル 1(5 ~ 35 dB、デフォルトは 25)の上位 MER(SNR)のしきい値を指定します。

                ccsUpSpecMgmtSnrThres2

                Integer32

                変調プロファイル 2(5 ~ 35 dB、デフォルトは 13)の上位 MER(SNR)のしきい値を指定しますが、ccsUpSpecMgmtSnrThres1 で指定したよりも低い値でなければなりません。

                ccsUpSpecMgmtFecCorrectThres1

                Integer32

                変調プロファイル 1 の修正可能な FEC エラーしきい値を指定します(1 ~ 20%)。

                ccsUpSpecMgmtFecCorrectThres2

                Integer32

                廃止されており、すでに使用されていません。

                ccsUpSpecMgmtFecUnCorrectThres1

                Integer32

                変調プロファイル 1 の修正不可能な FEC エラーしきい値を指定します(1 ~ 20%)。

                ccsUpSpecMgmtFecUnCorrectThres2

                Integer32

                廃止されており、すでに使用されていません。

                ccsUpSpecMgmtSnrPollPeriod

                Integer32

                廃止されており、すでに使用されていません。

                ccsUpSpecMgmtHopCondition

                INTEGER

                周波数ホップを引き起こす状況を報告します(MER [SNR] 値またはモデムのオフラインの割合)。

                ccsUpSpecMgmtFromCenterFreq

                CCSFrequency

                最新の周波数ホップの前に中心周波数(KHz)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtToCenterFreq

                CCSFrequency

                最新の周波数ホップの後に現在の中心周波数(KHz)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtFromBandWidth

                CCSFrequency

                最新の周波数ホップの前にチャネル幅(KHz)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtToBandWidth

                CCSFrequency

                最新の周波数ホップの後に現在のチャネル幅(KHz)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtFromModProfile

                Integer32

                最新の周波数ホップの前に変調プロファイル番号を表示します。

                ccsUpSpecMgmtToModProfile

                Integer32

                最新の周波数ホップの後に現在の変調プロファイル番号を表示します。

                ccsUpSpecMgmtSNR

                Integer32

                アップストリームの現在の MER(SNR)値(dB)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtCnrThres1

                Integer32

                変調プロファイル 1(5 ~ 35 dB、デフォルトは 25)の上位 CNR(CNiR)のしきい値を指定します。

                ccsUpSpecMgmtCnrThres2

                Integer32

                変調プロファイル 2(5 ~ 35 dB、デフォルトは 13)の上位 CNR(CNiR)のしきい値を指定しますが、ccsUpSpecMgmtCnrThres1 で指定したよりも低い値でなければなりません。

                ccsUpSpecMgmtCNR

                Integer32

                アップストリームの現在の CNR(CNiR)値(dB)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtMissedMaintMsgThres

                Integer32

                スペクトル グループで失われたステーション メンテナンス メッセージの割合で周波数ホップのしきい値を表示します。

                ccsUpSpecMgmtHopPeriod

                Integer32

                周波数ホップの間隔の最小時間を秒単位で表示します。

                ccsHoppingNotification

                次の表に、各周波数ホップの後に送信された通知に含まれる属性を示します。

                表 7 ccsHoppingNotification 属性

                属性

                タイプ

                説明

                ccsUpSpecMgmtHopCondition

                INTEGER

                周波数ホップを引き起こす状況を報告します(MER [SNR] 値またはモデムのオフラインの割合)。

                ccsUpSpecMgmtFromCenterFreq

                CCSFrequency

                最新の周波数ホップの前に中心周波数(KHz)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtToCenterFreq

                CCSFrequency

                最新の周波数ホップの後に現在の中心周波数(KHz)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtFromBandWidth

                CCSFrequency

                最新の周波数ホップの前にチャネル幅(KHz)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtToBandWidth

                CCSFrequency

                最新の周波数ホップの後に現在のチャネル幅(KHz)を表示します。

                ccsUpSpecMgmtFromModProfile

                Integer32

                最新の周波数ホップの前に変調プロファイル番号を表示します。

                ccsUpSpecMgmtToModProfile

                Integer32

                最新の周波数ホップの後に現在の変調プロファイル番号を表示します。

                設定例

                ここでは、次の設定例について説明します。

                スペクトル グループとコンバイナ グループの例

                次の例により、スペクトル グループとコンバイナ グループが設定され、アクティブになっているかを確認することができます。

                例:スペクトル グループの作成の確認

                スペクトル グループの作成が完了したことを確認するには、showcablespectrum-group コマンドを入力します。

                Router# show cable spectrum-group 
                spectrum-group 1
                spectrum-group 2
                spectrum-group 3

                例:タイム スケジュール型スペクトル グループ

                ケーブル設備に 1 週間サイクルのアップストリーム雑音特性がある場合には、タイム スケジュール型スペクトル割り当てを使用します。

                Router(config)# cable spectrum-group 1 time Mon 08:00:00 frequency 21600000
                
                

                削除するには、delete キーワードを使用します。

                Router(config)# cable spectrum-group 1 time Mon 18:00:00 delete frequency 21600000
                

                例:スペクトル グループの設定の確認

                スペクトル グループの設定と有効化が完了したかどうかを確認するには、showcablespectrum-group コマンドを入力します。次のコマンドにより、各スペクトル グループ、そのグループに割り当てられた周波数、グループが割り当てられるアップストリーム ポート、グループにスケジュールがあるかどうか、現在の測定電力レベル、共有スペクトル グループであるかどうかが表示されます。

                Router# show cable spectrum-group 
                
                22:07:46: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
                Group  Frequency      Upstream     Weekly Scheduled            Power   Shared
                No.    Band           Port         Availability                Level   Spectrum
                       (Mhz)                       From Time:    To Time:      (dBmV)
                1       5.000-15.000                                           0       Yes
                1      12.000                                                  0       Yes
                1      22.000         Cable6/0 U5                              7       Yes
                2      29.000         Cable6/0 U4                              6       No
                2      26.000                                                  0       No
                3      35.000-41.000                                           0       No
                3      16.000-19.000  Cable6/0 U3                              5       No
                5*      5.000-10.000               Thu 21:50:00  Thu 21:45:00  0       Yes 

                例:コンバイナ グループに割り当てるアップストリーム ポートの特定

                次に、コンバイナ グループ A ~ J が指定された CMTS のトポロジ例を示します。コンバイナ グループ C ~ E は、共有スペクトル グループで設定された複数のアップストリーム ポートを持ちます。他のアップストリームは、非共有スペクトル グループで設定する必要があります。

                次の例では、3 つのスペクトル グループから 10 のコンバイナ グループが周波数ホッピング テーブルで使用されます。

                Cable3/0
                DS +-----+ Upconverter +----- laser group 1
                U0 +----- combiner group A
                U1 +----- combiner group B
                U2 +------combiner group C
                U3 +------combiner group C
                U4 +----- combiner group D
                U5 +------combiner group E
                Cable4/0
                DS +-----+ Upconverter +----- laser group 2
                U0 +------combiner group E
                U1 +----- combiner group F
                U2 +----- combiner group G
                U3 +----- combiner group H
                U4 +----- combiner group I
                U5 +----- combiner group J
                
                

                レーザー グループとは、同じダウンストリーム信号を共用する 1 組のファイバ ノードを意味します。ノードごとに個別のフィードを発生させるには、通常、光スプリッタを使用します。

                ダウンストリーム方向で、6 MHz のチャネル スロットが 2 つ割り当てられています。コンバイナ グループ A ~ E のすべてのファイバ ノードには、Cable3/0 からのダウンストリーム信号が含まれるチャネル スロットが与えられる必要があります。コンバイナ グループ A ~ E は、レーザー グループ 1 に属していることになります。

                コンバイナ グループ E ~ J のすべてのファイバ ノードには、Cable4/0 からのダウンストリーム信号が含まれるチャネル スロットが与えられる必要があります。コンバイナ グループ E ~ J は、レーザー グループ 2 に属していることになります。

                コンバイナ グループ E は 2 つのレーザー グループに属しているので、Cable3/0 および Cable4/0 に対応する 2 種類のダウンストリーム チャネル スロットがあります。

                例:コンバイナ グループ

                次に、すべてのアップストリーム ポートのスペクトル管理を有効にし、すべてのコンバイナ グループで 20 ~ 26 MHz の周波数帯域を使用する例を示します。

                CMTS01(config)# cable spectrum-group 1 band 20000000 26000000
                CMTS01(config)# cable spectrum-group 2 shared
                CMTS01(config)# cable spectrum-group 2 band 20000000 26000000
                CMTS01(config)# cable spectrum-group 3 shared
                CMTS01(config)# cable spectrum-group 3 band 20000000 26000000
                CMTS01(config)# controller upstream-Cable 9/0/0
                CMTS01(config-controller)# cable spectrum-group 1
                CMTS01(config-controller)# cable upstream 2 spectrum-group 2
                CMTS01(config-controller)# cable upstream 3 spectrum-group 2
                CMTS01(config-controller)# cable upstream 5 spectrum-group 3
                CMTS01(config-controller)# exit
                CMTS01(config)# controller upstream-Cable 9/0/1
                CMTS01(config-controller)# cable spectrum-group 1
                CMTS01(config-controller)# cable upstream 0 spectrum-group 3
                
                

                スペクトル グループ 1 ~ 3 の説明は次のとおりです。

                • スペクトル グループ 1:これは非共有グループです。アップストリーム RF ドメインが、各メンバーのアップストリーム ポートごとに存在します。

                  Upstream Port   RF Domain
                  Cable3/0 U0     combiner group A
                  Cable3/0 U1     combiner group B
                  Cable3/0 U4     combiner group D
                  Cable4/0 U1     combiner group F
                  Cable4/0 U2     combiner group G
                  Cable4/0 U3     combiner group H
                  Cable4/0 U4     combiner group I
                  Cable4/0 U5     combiner group J
                  
                  
                • スペクトル グループ 2:これは共有グループです。存在するアップストリーム RF ドメインは 1 つです。

                  Upstream Port   RF Domain
                  Cable3/0 U2     combiner group C
                  Cable3/0 U3     combiner group C
                  
                  
                • スペクトル グループ 3:これは共有グループです。存在するアップストリーム RF ドメインは 1 つです。

                  Upstream Port   RF Domain
                  Cable3/0 U5     combiner group E
                  Cable4/0 U0     combiner group E
                  
                  

                各 RF ドメインの 20 ~ 26 MHz 帯域に関して、スペクトルは各メンバー ポートのチャネル幅設定に従ってチャネル化されます。たとえば、Cable3/0 のポート U2 および U3 は、それぞれ 3.2 MHz および 1.6 MHz のチャネル幅に設定され、スペクトル グループ 2 では次のチャネル化が使用されます。

                > Channel Width Start Stop Center
                >           (Mhz) (Mhz) (Mhz) (Mhz)
                > 1        3.2    20.0 23.2 21.6
                > 2*       1.6    20.0 21.6 20.8
                > 3*       1.6    21.6 23.2 22.4
                > 4        1.6    23.2 24.8 24.0
                
                

                (注)  


                チャネル 2 および 3 は、チャネル 1 の使用中は利用できません。


                グループが共用されるので、ポート U2 および U3 は、オーバーラップしないように、それぞれチャネル 1 および 4 が割り当てられます。


                (注)  


                各ポートに代替周波数割り当てはなく、24.8 ~ 26.0 MHz の帯域幅は無駄になります。代替チャネルを作成するには、上限の境界を 26.0 MHz から 28.0 MHz に引き上げます。


                > Channel  Width  Start Stop  Center
                >           (Mhz)  (Mhz) (Mhz) (Mhz)
                >  1        3.2    20.0  23.2  21.6
                >  2        3.2    23.2  26.4  24.8
                >  3        1.6    20.0  21.6  20.8
                >  4        1.6    21.6  23.2  22.4
                >  5        1.6    23.2  24.8  24.0
                >  6        1.6    24.8  26.4  25.6
                >  7        1.6    26.4  28.0  27.4
                
                

                チャネル幅が小さい場合、スペクトル割り当てを引き下げてみてください。そうしないと、多数のアップストリーム チャネル スロットが生じ、周波数ホッピングで雑音のないスロットを見つけるまでに数分かかる場合があります。

                例:その他のスペクトル管理の設定

                さまざまなスペクトル グループを設定するには、次の例を参照してください。

                • アップストリーム帯域が 12,000,000 ~ 18,000,000 Hz でデフォルト電力レベルが 0 dBmV のスペクトル グループ 3 を設定するには、次の例を使用します。

                  Router(config)# cable spectrum-group 3 band 12000000 18000000
                  
                  
                • スペクトル グループ 3 で電力レベルが 13 dBmV に変更された有効帯域幅のリストに 20,000,000 ~ 24,000,000 Hz のアップストリーム帯域を追加するには、次の例を使用します。

                  Router(config)# cable spectrum-group 3 band 20000000 24000000 13
                  
                  
                • デフォルト電力レベルが 0 dBmV のスケジュール型スペクトル グループ 4 で 5,000,004 ~ 40,000,000 Hz の継続帯域を設定するには、次の例を使用します。この帯域は、毎週月曜日の現地時間午後 12:00 に開始されるスペクトル グループで利用可能です。

                  Router(config)# cable spectrum-group 4 time Monday 12:00:00 band 5000004 40000000
                  
                  
                • 有効周波数のリストに 9,500,000 Hz のアップストリーム周波数を追加し、公称電力レベルを 5 dBmV に変更するには、次の例を使用します。スペクトル マネージャは、毎日現地時間の午前 2:00 にこのグループの周波数および電力レベルを調整します。

                  Router(config)# cable spectrum-group 3 time 02:00:00 frequency 9500000 5
                  
                  
                • 周波数ホップが発生するまでの最小期間を秒数で設定するには、次の例を使用します。

                  Router(config)# cable spectrum-group 3 hop period 800
                  
                  
                • ルータが自動周波数ホップを開始する前に特定する「オフライン」モデム数のしきい値(割合で表示)を設定するには、次の例を使用します。

                  Router(config)# cable spectrum-group 3 hop threshold 40
                  
                  
                • 特定のスペクトル グループを共有 RF スペクトル グループとして設定するには、次の例を使用します。特定のスペクトル グループを「共有」に指定するということは、アップストリーム ポートに割り当てられているアップストリーム周波数が、別のアップストリーム ポートに割り当てられないことをルータに通知しています。

                  Router(config)# cable spectrum-group 3 shared
                  
                  
                • 現在の設定から指定したスペクトル グループを削除するには、次の例を使用します。

                  Router(config)# no cable spectrum-group 3
                  
                  

                アップストリームの動的変調の例

                次の例では、show cable modulation-profile コマンドにより変調プロファイル情報を表示する方法と、cable modulation-profile コマンドにより変調プロファイルを定義する方法を示します。

                設定の確認

                手順
                  ステップ 1   入力した設定値を確認するには、特権 EXEC モードで showrunning-config コマンドを入力します。

                  例:
                  Router# show running-config
                  
                  

                  設定の変更を検討する場合は、特権 EXEC モードで showstartup-config コマンドを使用すると、NVRAM に保存されている情報を表示できます。

                  ステップ 2   変調プロファイル グループ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show cable modulation-profile コマンドを使用します。

                  例:
                  Router# show cable modulation-profile[profile][iuc-code]
                   
                  

                  このコマンドでは、次の構文が使用されます。

                  • profile:(任意)プロファイル番号。有効値は 1 ~ 8 です。

                  • iuc-code:(任意)内部使用コード。

                    有効なオプションは次のとおりです。

                    • initial:初期レンジング バースト

                    • long:長期認可バースト

                    • request:要求バースト

                    • short:短期認可バースト

                    • station:ステーション レンジング バースト


                  例:変調プロファイル

                  Cisco CMTS には、メモリ内に QPSK 変調の一般的なプロファイルを定義する設定済み変調プロファイルが 1 つ常駐します。アップストリームの動的変調機能を使用するには、最初のプロファイルとは異なり、通常はより堅牢な変調方式を提供する 2 つ目のプロファイルを作成する必要があります。

                  次に、QAM-16 の変調プロファイルの例を示します。初期要求およびステーション メンテナンス メッセージが QPSK として送信され、short および long のデータ パケットが QAM-16 として送信されます。QAM-16 変調は QPSK よりも帯域幅効率に優れていますが、QPSK は QAM-16 よりも堅牢です。


                  (注)  


                  アップストリーム要求およびステーション メンテナンス メッセージは、QPSK で 640K、1280K、および 2560K シンボル/秒に設定すると、ケーブル ネットワーク上では短時間で送信されます。そのため、これらのメッセージを QPSK モードで使用すると、実際は効率が上がり、信頼性に優れたモデム接続を実現します。アップストリームの初期メンテナンス メッセージは、設定に関係なく、ケーブル ネットワーク上で送信する時間はまったく同じです。システムを QPSK 用に設定すると、初期メンテナンス中にモデムをより高速で接続でき、電力調整の作業が軽減されます。


                  Router# configure terminal
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 request 0 16 1 8 qpsk scrambler 152 no-diff 64 fixed uw16
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 initial 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 station 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 short 6 75 6 8 16qam scrambler 152 no-diff 72 fixed uw16
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 long 8 220 0 8 16qam scrambler 152 no-diff 160 fixed uw16
                  
                  

                  次の例では、すべてのメッセージ タイプが QAM-16 変調によって伝送されます。QAM-16 変調では、5 つすべてのメッセージ タイプに同じ変調方式が適用されますが、ステーション メンテナンス メッセージと帯域要求メッセージについては、QAM-16 プリアンブルの長さが追加されるので、MAC データ メッセージの帯域効率向上の利点はもたらされません。

                  Router# configure terminal
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 request 0 16 1 8 16qam scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 initial 5 34 0 48 16qam scrambler 152 no-diff 256 fixed uw16
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 station 5 34 0 48 16qam scrambler 152 no-diff 256 fixed uw16
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 short 5 75 6 8 16qam scrambler 152 no-diff 144 fixed uw16
                  Router(config)# cable modulation-profile 2 long 8 220 0 8 16qam scrambler 152 no-diff 160 fixed uw16
                  
                  

                  (注)  


                  DOCSIS と 16-QAM または混合シンボル レートを併用する場合、CMTS を short および long の両方のデータ バースト プロファイルのプリアンブルで固有ワード 16(「uw16」)に設定します。


                  cableupstreamport-numbermodulation-profile primary profile-number secondary profile-number コマンドを該当するインターフェイスに追加します。この例では、変調プロファイル 2 に QAM-16 変調、変調プロファイル 1 に QPSK 変調が設定されています。

                  Router# configure terminal
                  Router(config)# controller upstream-Cable 6/0/0
                  Router(config-controller)# cable upstream 0 modulation-profile 2 1
                  
                   

                  例:入力レベル

                  次の例では、24.8 MHz でのモデム送信電力が 1 dBmV 単位でアップストリームに調整され、28.0 MHz でのモデム送信電力が 2 dBmV 単位でアップストリームに調整されます。

                  CMTS01(config)# cable spectrum-group 1 frequency 21600000
                  CMTS01(config)# cable spectrum-group 1 frequency 24800000 1
                  CMTS01(config)# cable spectrum-group 1 frequency 28000000 2
                  

                  高度なスペクトル管理の設定例

                  ここでは、次の一般的な設定を示します。

                  例:Cisco cBR シリーズ ルータ用の高度なスペクトル管理

                  ここでは、ケーブル インターフェイス ライン カードを使用した Cisco cBR ルータの一般的な設定例の抜粋を示します。この設定では次の作業を行います。

                  • 4 つのスペクトル グループのホップ間隔を 30 秒に設定します。

                  • QPSK 変調プロファイルを作成し、スロット 6/1/0 の シスコ ケーブル インターフェイス ライン カードの 4 つのアップストリームに割り当てます。

                  • 4 つのアップストリームそれぞれにスペクトル グループを割り当てます。

                  • 各アップストリームにデフォルトの CNiR(CNR)および FEC のしきい値を設定します。

                  cable modulation-profile 21 qpsk
                  interface Cable6/1/0
                  cable bundle 1
                  cable downstream annex B
                  cable downstream modulation 256qam
                  cable downstream interleave-depth 32
                  ! upstream 0
                  cable upstream 0 spectrum-group 1
                  cable upstream 0 modulation-profile 21
                  cable upstream 0 threshold cnr-profiles 16 0 
                  cable upstream 0 threshold Corr-Fec 3 
                  cable upstream 0 threshold Uncorr-Fec 1 
                  no cable upstream 0 shutdown ! upstream 1 
                  cable upstream 1 spectrum-group 2 
                  cable upstream 1 modulation-profile 21 
                  cable upstream 1 threshold cnr-profiles 16 0 
                  cable upstream 1 threshold Corr-Fec 3 
                  cable upstream 1 threshold Uncorr-Fec 1 
                  no cable upstream 1 shutdown ! upstream 2 
                  cable upstream 2 spectrum-group 3 
                  cable upstream 2 modulation-profile 21 
                  cable upstream 2 threshold cnr-profiles 16 0 
                  cable upstream 2 threshold Corr-Fec 3 
                  cable upstream 2 threshold Uncorr-Fec 1 
                  no cable upstream 2 shutdown ! upstream 3 
                  cable upstream 3 spectrum-group 4 
                  cable upstream 3 modulation-profile 21 
                  cable upstream 3 threshold cnr-profiles 16 0 
                  cable upstream 3 threshold Corr-Fec 3 
                  cable upstream 3 threshold Uncorr-Fec 1 
                  no cable upstream 3 shutdown

                  その他の参考資料

                  ここでは、Cisco CMTS ルータのスペクトル管理と高度なスペクトル管理に関連する資料を紹介します。

                  関連資料

                  関連項目

                  マニュアル タイトル

                  CMTS コマンド リファレンス

                  『Cisco Broadband Cable Command Reference Guide』

                  標準および RFC

                  標準

                  タイトル

                  SP-RFIv1.1-I09-020830

                  『Data-over-Cable Service Interface Specifications Radio Frequency Interface Specification, version 1.1』

                  SP-RFIv2.0-I03-021218

                  『Data-over-Cable Service Interface Specifications Radio Frequency Interface Specification, version 2.0』

                  SP-OSSIv2.0-I03-021218

                  『Data-over-Cable Service Interface Specifications Operations Support System Interface Specification, version 2.0』

                  SP-BPI+-I09-020830

                  『Data-over-Cable Service Interface Specifications Baseline Privacy Plus Interface Specification, version 2.0』

                  MIB

                  MIB

                  MIB のリンク

                  CISCO-CABLE-SPECTRUM-MIB

                  選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

                  https:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

                  シスコのテクニカル サポート

                  説明

                  リンク

                  右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

                  https:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​support/​index.html

                  スペクトル管理と高度なスペクトル管理に関する機能情報

                  Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator を使用すると、ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、http:/​/​www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


                  (注)  


                  次の表は、特定のソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースのみを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。


                  機能名

                  リリース

                  機能情報

                  スペクトル管理と高度なスペクトル管理

                  Cisco IOS XE Fuji 16.7.1

                  この機能が Cisco cBR シリーズ コンバージド ブロードバンド ルータに統合されました。