PacketCable と PacketCable Multimedia

このマニュアルでは、既存の DOCSIS(1.1 以降)ネットワーク上での PacketCable および PacketCable Multimedia 運用のための Cisco CMTS の設定方法について説明します。

機能情報の確認

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このマニュアルの最後にある機能情報の表を参照してください。

プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、http:/​/​tools.cisco.com/​ITDIT/​CFN/​ からアクセスできます。http:/​/​www.cisco.com/​ のアカウントは必要ありません。

Cisco cBR シリーズ ルータに関するハードウェア互換性マトリクス


(注)  


Cisco IOS-XE の特定のリリースで追加されたハードウェア コンポーネントは、特に明記しない限り、以降のすべてのリリースでもサポートされます。


表 1 Cisco cBR シリーズ ルータに関するハードウェア互換性マトリクス

Cisco CMTS プラットフォーム

プロセッサ エンジン

インターフェイス カード

Cisco cBR-8 コンバージド ブロードバンド ルータ

Cisco IOS-XE リリース 16.5.1 以降のリリース

Cisco cBR-8スーパーバイザ

  • PID:CBR-CCAP-SUP-160G

  • PID:CBR-CCAP-SUP-60G

  • PID:CBR-SUP-8X10G-PIC

Cisco IOS-XE リリース 16.5.1 以降のリリース

Cisco cBR-8 CCAP ライン カード:

  • PID:CBR-LC-8D30-16U30

  • PID:CBR-LC-8D31-16U30

  • PID:CBR-RF-PIC

  • PID:CBR-RF-PROT-PIC

  • PID:CBR-CCAP-LC-40G-R

Cisco cBR-8 ダウンストリーム PHY モジュール:

  • PID:CBR-D30-DS-MOD

  • PID:CBR-D31-DS-MOD

Cisco cBR-8 アップストリーム PHY モジュール:

  • PID:CBR-D30-US-MOD

  • PID:CBR-D31-US-MOD

PacketCable 運用の制限事項

  • 音声コールのパケット ドロップを防ぐには、Cisco CMTS でデフォルトのトークン バケット設定(cabledownstreamrate-limittoken-bucketshaping)を使用する必要があります。shaping オプションが使用されない場合(cabledownstreamrate-limittoken-bucket)、パケット ドロップが確実に発生します。
  • 組み込み型マルチメディア ターミナル アダプタ(E-MTA)クライアントのみサポートします。スタンドアロン MTA(S-MTA)クライアントはサポートされません。
  • PacketCable 運用は HCCP N+1 冗長性と同時に設定できますが、PacketCable のステートは現用インターフェイスと保護インターフェイス間で同期化されません。スイッチオーバーが発生した場合、既存の音声発信は続行されますが、ユーザが電話を切ると、保護インターフェイスは以前の発信状態を認識しないため、PacketCable イベント メッセージは生成されません。ただし、新規の音声コールは通常の方法で作成および処理されます。
  • PacketCable の音声コールをサポートするアップストリームや、非送信請求許可サービス(UGS)またはアクティビティ検出による UGS(UGS-AD)を使用するアップストリームでは、200,000 Hz のチャネル幅は使用できません。音声および他の UGS/UGS-AD サービス フローでこのような狭いチャネル幅を使用すると、「DSA MULTIPLE ERRORS」が原因でコールが拒否されます。

PacketCable 運用の情報

ここでは、PacketCable の運用、PacketCable ネットワークのコンポーネント、および DOCSIS ケーブル ネットワークの他のコンポーネントとの連携に関する概要とその他の情報について説明します。

機能の概要

PacketCable は Cablelabs とその関連ベンダーが提供するプログラム イニシアチブであり、光同軸ハイブリッド(HFC)ケーブル ネットワーク上でパケット ベースのリアルタイム ビデオおよびその他のマルチメディア トラフィックを提供する標準的な方法を確立します。PacketCable 仕様は Data-over-Cable System Service Interface Specifications(DOCSIS)1.1 に基づき構築されていますが、インターネットや公衆電話交換網(PSTN)などの非ケーブル ネットワーク上で使用するためにその他のプロトコルで DOCSIS プロトコルを拡張しています。

これにより PacketCable は、ケーブル ネットワークで発着信されるトラフィックのためのエンドツーエンドのソリューションになっており、異なるネットワークとメディア タイプで構成されるインフラストラクチャ上でマルチメディア サービスを提供するタスクを簡略化します。また、エンドツーエンドのコール シグナリング、プロビジョニング、Quality of Service(QoS)、セキュリティ、請求、およびネットワークの管理の統合アプローチも提供します。

Emergency 911 機能

PacketCable Emergency 911 ケーブル インターフェイス ラインカードの優先順位付け

PacketCable Emergency 911 ケーブル インターフェイス ラインカードの優先順位付け機能により、HCCP スイッチオーバー イベントの場合でも、Emergency 911 コールをサポートするケーブル インターフェイス ラインカードを、非緊急音声コールをサポートするケーブル インターフェイス ラインカードよりも自動的に優先させることができます。このような場合、現用 HCCP ケーブル インターフェイス ラインカードが停止すると、保護 HCCP ラインカード インターフェイスは Emergency 911 音声コールへのサービスを自動的に優先させます。この機能はデフォルトでイネーブルになっており、手動でディセーブルに設定することはできません。


(注)  


Emergency 911 ケーブル インターフェイス ラインカードの優先順位付けは、PacketCable 音声コールにのみ適用されます。

HCCP スイッチオーバー イベント中、ケーブル モデムは次の順序で復旧します。

  1. Emergency 911 音声トラフィックをサポートするケーブル モデム
  2. 非緊急音声トラフィックをサポートするケーブル モデム
  3. サービスが停止する T4 タイムアウト イベントに近づいているケーブル モデム
  4. 残りのケーブル モデム

Emergency 911 音声イベントおよびケーブル インターフェイス ラインカードの優先順位付けについての情報を表示するには、特権 EXEC モードで show cable calls コマンドおよび show hccp event-history コマンドを使用します。

PacketCable Emergency 911 のサービス リストおよび履歴

Cisco CMTS ルータでの PacketCable Emergency 911 コールへの拡張情報サポートには、次の情報および関連する履歴が含まれています。

  • アクティブな Emergency 911 コール
  • 最近の緊急 911 コール
  • 通常の音声コール
  • 最近の Emergency 911 コールのあとに行われた音声コール

この機能は、次のコンフィギュレーションおよび show コマンドによりイネーブル化およびサポートされます。

  • cable high-priority-call-window
  • showcablecalls
  • showcablemodem calls

Cisco CMTS ルータが Emergency 911 コールの記録を保持するコール ウィンドウ(分)を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで cable high-priority-call-window コマンドを使用します。Cisco CMTS ルータから通話ウィンドウ設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

PacketCable ネットワーク コンポーネント

PacketCable ネットワークには複数のコンポーネントが含まれます。一部のコンポーネントは DOCSIS 1.1 ネットワークに存在するコンポーネントと同じですが、他のコンポーネントは新規のもので、PacketCable ネットワークがコールを確立する必要があるエンドツーエンドのインフラストラクチャを構築します。PacketCable のコンポーネントおよびプロトコルは、実装および相互運用性を容易にするために、可能な限り既存のプロトコルやインフラストラクチャ上に構築されています。

  • ケーブル モデム:DOCSIS 1.0 または DOCSIS 1.1 ケーブル ネットワークに接続する顧客宅内機器(CPE)。DOCSIS のケーブル モデムはすべて、インターネットへの高速データ接続を提供しますが、他のケーブル モデムは電話接続などの機能を提供できます。
  • ケーブル モデム終端システム(CMTS):DOCSIS ケーブル ネットワークを IP バックボーン ネットワークに接続するヘッドエンドベースのルータ。CMTS は DOCSIS 1.1 の MAC レイヤを制御し、ケーブル オペレータが加入者に対して保証するサービス品質(QoS)の制限を強化します。標準的な CMTS では、数百 ~ 数千のケーブル モデムが使用できます。

(注)  


ケーブル モデムおよび CMTS の動作については、DOCSIS 1.1 仕様書を参照してください。
  • マルチメディア ターミナル アダプタ(MTA):電話および他のエンド ユーザ デバイスを PacketCable ネットワークに接続する CPE デバイス。PacketCable 仕様では、2 つの MTA タイプ(組み込み型 MTA(E-MTA)およびスタンドアロン MTA(S-MTA))が定義されています。E-MTA は DOCSIS 1.1 ケーブル モデムに統合された MTA です。S-MTA は単独の MTA で、DOCSIS 1.1 ケーブル モデムをケーブル ネットワークに接続する必要があります。
  • コール管理サーバ(CMS):中心部に配置されるサーバで、MTA がネットワーク上でコールを確立できるようにシグナリング機能を提供します。CMS はネットワーク ベースのコール シグナリング(NCS)プロトコルを使用して、認証、許可、コール ルーティング、および 3 ウェイ コーリングなどの特殊な機能のサポートを可能にします。PacketCable ネットワークは、ネットワークの規模と複雑さに応じて、複数の CMS サーバを含むことができます。

(注)  


CMS は Common Open Policy Service(COPS)プロトコルの上部に複数のプロトコルを実装して、PacketCable ネットワークの他の部分と通信します。
  • ゲート コントローラ(GC):PacketCable ネットワーク内でゲートの確立を制御するサーバ。ゲートとは、CMTS 内の論理的なエンティティです。サービス フローが要求している QoS 機能に対して許可されるようにします。個別のゲートがサービス フローのアップストリームおよびダウンストリームの方向性を制御します。コールが確立すると、GC は CMTS にそれぞれのゲートを作成するように指示し、各ゲートに一連の許可パラメータを提供します。各ゲートは CMTS が MTA がコールに対して作成している QoS 要求を許可するために使用します。また、GC はコールが許可および確立されるようにコールの両端に 2 組のゲートを作成する調整役でもあります。

(注)  


PacketCable ネットワークには複数の GC を含めることができますが、一時に特定のコールを制御するサーバは 1 つだけです。通常、同一のワークステーションが CMS と GC サーバの両方を兼ねます。
  • 記録保持サーバ(RKS):各コールの生成時にその情報を収集する課金サーバ。RKS は Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)プロトコルを使用して、CMTS および他の PacketCable サーバから課金データを収集します。RKS は各コールのコール データ レコード(CDR)を作成し、その後の処理のためにサービス プロバイダーのデータ処理センターの適切なアプリケーション サーバにその情報を転送します。

DQoS(Dynamic Quality of Service)

PacketCable ネットワークの主要機能とは、DOCSIS 1.1 で提供される動的サービスに似ている Dynamic Quality of Service(DQoS)機能です。ただし、DOCSIS 1.1 DQoS は、ケーブル ネットワーク内でのみサービスを承認およびプロビジョニングし、ネットワーク全体でエンドポイント間でコールを伝達するために必要なリソースを確保しません。

PacketCable DQoS はネットワーク全体で DOCSIS 1.1 サービスを拡張し、リソースをエンドポイント間で動的に承認およびプロビジョニングできるようにします。これにより、サービス不正使用攻撃の可能性を防ぎ、使用が承認されているサービスを顧客に保証します。


(注)  


PacketCable 1.0 では、E-MTA クライアント用にケーブル ネットワーク内のリソース予約で DOCSIS 1.1 が使用される必要があります。

二段階式リソース予約プロセス

PacketCable の DQoS モデルは二段階式のリソース予約プロセスを使用しており、リソースは最初に予約され、その後コミットされます。これにより、双方向での予約プロセスが可能になり、実際に電話をかける前に接続の両方のエンドポイントでリソースを使用することが保証されます。

MTA がコール要求を行うと、ローカル CMTS はゲート コントローラと通信して、コールのリソースを許可します。リソースが許可されると、CMTS はローカルのリソースを予約し、一方、リモート エンドで必要なリソースに関してリモート エンドとネゴシエートします。


(注)  


CMTS は DOCSIS 1.1 動的サービス追加(DSA)メッセージを使用してリソースを予約し、次に動的サービス変更(DSC)メッセージを使用してリソースにコミットします。

必要なリソースがすべて使用できるようになると、ローカル CMTS およびリモート CMTS はリソースにコミットし、トラフィックを流します。使用量のアカウンティングおよび課金は、リモート MTA により検出されてコールが実際に進行するまで開始されません。

DQoS モデルでは、コールの両方のエンドポイント、さらにバックボーン ネットワークで同じ帯域幅が予約され、帯域幅はコールの進行中にのみ予約されます。コールが終了すると、ネットワークのすべての部分がコールのリソースを解放し、他のユーザがそれを使用できるようになります。

DQoS を使用したコールの作成

DOCSIS 1.1 ネットワークはサービス フローを使用してさまざまな QoS ポリシーを実行しますが、サービス フローはケーブル ネットワークの内側だけに存在します。サービス フローを制御してネットワーク全体に広げるために、PacketCable ネットワークは「ゲート」を作成し、維持します。

ゲートは接続の両側の CMTS 上で作成される論理エンティティで、特定の DQoS トラフィック フローの許可と確立を行います。CMTS はゲート コントローラと通信して、接続の両側でマッチング ゲートの作成を行います。

ゲートは単一方向なので、ダウンストリームとアップストリームのトラフィック フローには別のゲートが必要です。ただし、1 つのコールのダウンストリーム ゲートとアップストリーム ゲートには、通常、同じゲート ID が使用されます。各 CMTS はそれぞれ固有のゲート セットを保持するので、双方向のトラフィック フローではゲートを 4 つ(ローカル CMTS とリモート CMTS にそれぞれ 2 つ)作成する必要があります。

標準的なコールの場合、ゲートは次の各段階を経て、DQoS トラフィック フローが作成されます。

  1. ローカル MTA がコール要求を作成し、ゲート コントローラは CMTS に Gate-Allocation コマンドを送信します。これに応じてゲートが作成され、Allocated ステートになります。
  2. コール管理サーバ(ゲート コントローラと同一サーバの場合あり)はコールの要求を分析して、宛先の電話番号を適切な宛先ゲートウェイに変換します。
  3. ゲート コントローラはコールを要求する MTA が必要なリソースに対して許可されていることを確認し、Gate-Set コマンドを CMTS に送信し、ゲートを Authorized ステートにします。
  4. 接続の両側の CMTS はコールに必要なローカル リソースを予約し、ゲートを Reserved ステートにします。
  5. リモート CMTS およびローカル CMTS はゲート調整を行うと、それぞれのゲートが Local_Committed ステートおよび Remote_Committed ステートになります。
  6. 両側が必要なリソースをすべて予約すると、各 CMTS はそのゲートを Committed ステートにして、トラフィックを流します。

DQoSLite ベースの IPv6 音声サポート

DQoSLite は、IPv4 アドレス空間を回収するために、ゲートの概念を使わずに IPv6 で個人用音声サービスを検証して提供するモデム中心型ソリューションです。CMTS は、リソースの予約と認証には参加しません。

DQoSLite は PacketCable 2.0 の要素を利用します。SIP に基づく、PacketCable 2.0 と同様のプロビジョン メカニズムを使用する DQoSLite を、ISP 用の IP Multimedia Subsystem(IMS)インフラストラクチャに統合することができます。

この新しい DQoSLite インフラストラクチャに IPv6 音声ソリューションを導入する主な要因は次のとおりです。

  • SIP または IMS に基づいています。

  • 広範なマルチメディア サービスをサポートします。

  • IPv4 アドレス空間の一部を回収できます。

この機能は、次のコンフィギュレーションおよび show コマンドによりイネーブル化およびサポートされます。

  • packetcale authorize vanilla-docsis-mta

  • show cable modem{ip-address|mac-address}qos

  • show cable modem{ip-address|mac-address}service-flow

  • show interface cable slot/subslot/cable-interface-index sid sid

  • showinterface cable slot/subslot/cable-interface-index service-flow sfid

動的サービス トランザクション ID サポート

DOCSIS 2.0 はトランザクション間で一意のトランザクション ID(TAID)が必須です。TAID は一意で、増加しない必要があります。TAID は送信者によって割り当てられます。TAID タイムアウトは、送信者と受信者の間で一致しないことがあります。これは TAID の一意性に影響します。

TAID は送信者がトランザクションを完了したら再利用できます。同様に、DOCSIS では受信者が SFID なしでも TAID でトランザクションを特定できます。これら 2 つの要件が組み合わさると、DSD トランザクションと DSA/DSC 割り込みトランザクションで問題が発生します。

相互運用性の問題を解決するために、TAID の一意性が保証される必要があります。これは、同じ TAID を再利用するために CMTS を T10 まで待機させることで行われます。この要件を満たすために、新しい TAID 割り当てアルゴリズムが使用されます。

既存の 16 ビット カウンタを置き換えるために TAID プールを作成します。この TAID プールは、TAID の有効期限を追跡するためにタイマーによってモニタされます。可用性を示すために、プール内の各 TAID にフラグが割り当てられます。新しい TAID が要求されると、動的サービス プロセスは TAID の可用性をチェックします。TAID が使用可能な場合は、新しいサービス フローに割り当てられますが、それ以外の場合は要求が拒否されます。

TAID が割り当てられると、タイマーが有効期限 T10 で開始し、TAID の非可用性を示すために TAID フラグが false に設定されます。動的サービス プロセスはタイマーを追跡します。この時間が期限切れになると、タイマーが停止し、TAID の可用性を示すためにフラグが TRUE に設定されます。

TAID プールはプロセスの初期化時に割り当てられ、初期化されます。TAID に関連付けられたすべてのタイマーは、リーフ タイマーとしてプロセスの親タイマーに追加されます。

PacketCable サブスクライバ ID のサポート

PacketCable サブスクライバ ID 機能は、すべてのゲート コントロール メッセージにサブスクライバ ID を追加して、Cisco CMTS ルータから返されるエラー コードを強化します。

以前は、ゲート ID が個々の CMTS システムに一意にあるのみで、CMS の代わりに CMTS 接続を管理する中央デバイスによって、CMS のすべてのゲート コントロール メッセージの処理がプロキシされていました。CMS は単一の Common Open Policy Service(COPS)でプロキシ デバイスに関連付けられていました。したがって、複数の CMTS システムを使用している場合、ゲート ID が重複する可能性がありました。

各ゲート コントロール メッセージにサブスクライバ ID が追加されて、CMS とプロキシ デバイス間のゲート ID のあいまいさが解消されています。サブスクライバ ID パラメータは、次の COPS メッセージに追加されています。

  • GATE-INFO
  • GATE-DELETE
  • GATE-OPEN
  • GATE-CLOSE

サブスクライバ ID は CMS で取得され、Gate-Set メッセージで使用されます。また、CMTS またはそのプロキシから返されるエラー コードは、ゲート動作障害に関するより具体的な情報を含むように強化されています。

この機能を有効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで packetcablegatesend-subscriberID コマンドを使用します。

利点

PacketCable 機能は、サービス プロバイダーとそのカスタマーに次の利点を提供します。

ケーブル ネットワーク上の統合サービス

PacketCable を使用すると、ケーブル オペレータは、ネットワーク全体で、データ接続に加えて、マルチメディアのリアルタイム サービスを提供できます。これらのサービスには、ライフラインをサポートする基本的なテレフォニー、および競争力の高い拡張コーリング サービスを提供するテレフォニーが含まれます。オペレータは、既存のネットワーク インフラストラクチャを広く活用しながら、新しいサービスを導入できます。

現在のデータ ネットワークの標準的な伝送メカニズムとして IP は普及しています。このため、マルチメディア電子メール、リアルタイム チャット、ストリーミング メディア、(音楽やビデオなど)、ビデオ会議といった高度なインターネット アプリケーションを数多く実現できます。PacketCable イニシアチブは、ケーブル オペレータ向けにネットワーク アーキテクチャを提供することで、これらのサービスを迅速かつ経済的に実現します。

標準化されたプロビジョニング

PacketCable の仕様では均一でオープン、かつ相互運用可能なネットワークを定義できるため、PacketCable は個々の加入者に IP サービスをプロビジョニングする標準化された効率的な方法を提供します。ケーブル オペレータには、標準化されたプロビジョニングおよびそれに関連する導入コストの低下が保証されます。

相互運用性

顧客宅内機器(CPE)デバイスは、ケーブル設備の VoIP ソリューション導入における設備投資の大部分を占めています。PacketCable の仕様では、ベンダーはケーブル オペレータが導入を計画している音声とその他のサービスをサポートする MTA クライアントを構築できます。これらの CPE デバイスは既存の DOCSIS 準拠ケーブル モデムに基づくため、開発の時間とコストは最小限に抑えられます。

仕様に対して各種の標準規格に準拠したアプローチを取るため、PacketCable ネットワークのその他のコンポーネントとの相互運用性も保証されます。どの PacketCable 認定コンポーネントも、PacketCable の標準に準拠したネットワーク内で相互運用できます。

セキュアなアーキテクチャ

PacketCable は DOCSIS 1.1 で利用できるセキュリティ機能を基に構築されているため、一般的なサービス不正使用攻撃を防止する高いセキュリティ標準によって、ケーブル オペレータはエンドツーエンドでセキュアなネットワークが保証されます。包括的で各種の標準規格に準拠した PacketCable の仕様は、公衆電話交換網(PSTN)と同程度にセキュアなネットワークを構築するように設計されています。

CALEA サポート

PacketCable アーキテクチャは、1994 年の Communications Assistance for Law Enforcement Act(CALEA)に対応するように設計されました。CALEA では、通信キャリアに対して、裁判所が命じた電子的監視を実施する際に法執行機関に協力することを要求しています。PacketCable ネットワークでは、裁判所命令のタイプに応じて、キャリアに提供義務のある 2 種類の情報を提供できます。

  • コール識別情報:キャリアは傍受ターゲットとのコールに関するコール識別情報を提供する必要があります。通話では、この情報にターゲットからコールした電話番号やターゲットをコールした電話番号が含まれます。
  • コールの内容:キャリアは傍受ターゲットとのコールの内容を提供する必要があります。通話では、このリアルタイム コンテンツは音声による対話です。

PacketCable 運用の設定方法

ここでは、PacketCable 機能を設定するためのタスクについて説明します。オプションと記載されていない限り、各タスクは必須です。

PacketCable 運用の有効化

PacketCable 運用をイネーブルにするには、まずユーザ EXEC モードで次のコマンドを実行します。この手順は必須です。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1enable


    例:
    Router> enable
     

    特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

     
    ステップ 2configureterminal


    例:
    Router# configure terminal 
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3packetcable


    例:
    Router(config)# packetcable
     

    すべてのケーブル インターフェイスで PacketCable 運用をイネーブルにします。

     
    ステップ 4exit


    例:
    Router(config)# exit
     

    グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

     

    PacketCable 運用の無効化

    PacketCable 運用をディセーブルにするには、まずユーザ EXEC モードで次のコマンドを実行します。この手順は、Cisco CMTS で PacketCable シグナリングのサポートを止める場合にのみ必要です。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1enable


      例:
      Router> enable
       

      特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

       
      ステップ 2configure terminal


      例:
      Router# configure terminal
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 3nopacketcable


      例:
      Router(config)# no packetcable
       

      すべてのケーブル インターフェイスで PacketCable 運用をディセーブルにします。

       
      ステップ 4exit


      例:
      Router(config)# exit
       

      グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

       

      PacketCable 運用の設定

      PacketCable の運用に影響するさまざまなパラメータを設定するには、ユーザ EXEC モードで次のコマンドを使用します。各パラメータは一般的な PacketCable 運用に適したデフォルト値に設定されているため、これらすべての手順は任意です。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1enable


        例:
        Router> enable
         

        特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

         
        ステップ 2configure terminal


        例:
        Router# configure terminal
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

         
        ステップ 3packetcableelement-id n


        例:
        Router(config)# packetcable element-id 23
         

        Cisco CMTS のイベント メッセージ要素 ID を設定します。要素 ID を手動で設定しない場合、PacketCable 運用が有効になると、CMTS は、0 ~ 99,999 の範囲のランダムな値をデフォルト値に設定します。

         
        ステップ 4packetcablegatemaxcount n


        例:
        Router(config)# packetcable gate maxcount 524288 
         

        Cisco CMTS のゲート データベースに割り当てるゲート ID の最大数を設定します。

         
        ステップ 5packetcabletimerT0 timer-value


        例:
        Router(config)# packetcable timer T0 40000 
         

        T0 タイマーをミリ秒で設定します。

         
        ステップ 6packetcabletimerT1 timer-value


        例:
        Router(config)# packetcable timer T1 300000 
         

        T1 タイマーをミリ秒で設定します。

         
        ステップ 7exit


        例:
        Router(config)# exit 
         

        グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

         

        PacketCable と PacketCable 以外の UGS サービス フローの有効化

        デフォルトでは、packetcable コマンドを使って PacketCable の運用を有効にすると、非送信請求許可サービス(UGS)サービス フローを要求するときにケーブル モデムが PacketCable プロトコルに従う必要があります。これにより、PacketCable の運用をサポートしない DOCSIS ケーブル モデムが、DOCSIS スタイル UGS サービス フローを使用できなくなります。

        PacketCable および PacketCable 以外の両方の DOCSIS CM が混在するネットワークがある場合、両方のタイプの UGS サービス フローを有効にするには、packetcableauthorizevanilla-docsis-mta コマンドを使用できます。これはオプションの手順です。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1enable


          例:
          Router> enable 
           

          特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

           
          ステップ 2configure terminal


          例:
          Router# configure terminal 
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 3packetcable


          例:
          Router(config)# packetcable 
           

          PacketCable の運用をイネーブルにします。

           
          ステップ 4packetcableauthorizevanilla-docsis-mta


          例:
          Router(config)# packetcable authorize vanilla-docsis-mta 
           

          DOCSIS スタイル UGS サービス フロー要求を使用できるようにします。

           
          ステップ 5cable dsx authorization


          例:
          Router(config)# cable dsx authorization 
           

          DSX 認証を有効にします。

           
          ステップ 6exit


          例:
          Router(config)# exit 
           

          グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

           
          次の作業


          ヒント


          PacketCable 以外の UGS サービス フローが有効になっているかどうかを表示するには、showpacketcableglobal コマンドを使用します。


          PacketCable サブスクライバ ID サポートの有効化

          GATE-OPEN と GATE-CLOSE ゲート コントロール メッセージにサブスクライバ ID を追加するには、グローバル コンフィギュレーション モードで packetcablegatesend-subscriberID コマンドを使用します。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1enable


            例:
            Router> enable 
             

            特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

             
            ステップ 2configure terminal


            例:
            Router# configure terminal 
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 3packetcable


            例:
            Router(config)# packetcable 
             

            PacketCable の運用をイネーブルにします。

             
            ステップ 4packetcablegatesend-subscribeID


            例:
            Router(config)# packetcable gate send-subscriberID 
             

            ゲート コントロールのサブスクライバ ID 情報を使用できるようにします。

             
            ステップ 5exit


            例:
            Router(config)# exit
             

            グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

             

            RKS サーバ用の RADIUS アカウントの設定

            RADIUS プロトコルを使用して Cisco CMTS ルータと記録保持サーバ(RKS サーバ)との通信をイネーブルにするには、次のコマンドを使用します。この手順は必須です。

            手順
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1enable


              例:
              Router> enable 
               

              特権 EXEC モードをイネーブルにします。パスワードを入力します(要求された場合)。

               
              ステップ 2configure terminal


              例:
              Router# configure terminal
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 3aaanew-model


              例:
              Router(config)# aaa new-model 
               

              認証、許可、アカウンティング(AAA)アクセス コントロール モデルをイネーブルにします。

               
              ステップ 4aaagroupserverradius group-name


              例:
              Router(config)# aaa group server radius packetcable 
               

              認証用に RADIUS サーバのグループを作成し、RADIUS グループ コンフィギュレーション モードを開始します。group-name は固有の値で、このグループを識別する任意の文字列です。

               
              ステップ 5server {hostname | ip-address} [auth-port udp-port ] [acct-port udp-port ]

              例:
              Router(config-sg-radius)# server radius-server1 
               

              RKS サービスを提供している RADIUS サーバのホスト名または IP アドレスを指定します。

              (注)      複数の RADIUS サーバを開始するには、必要に応じてこのコマンドを繰り返します。Cisco CMTS は、このコマンドで指定した順番にサーバを使用します。
               
              ステップ 6exit


              例:
              Router(config-sg-radius)# exit 
               

              RADIUS グループ コンフィギュレーション モードを終了します。

               
              ステップ 7aaaaccountingnetworkdefaultstart-stopgroupradiusgroup group-name


              例:
              Router(config)# aaa accounting network default start-stop group radius group packetcable 
               

              前に作成したグループで定義した RADIUS サーバ グループを使用して、AAA サービスをイネーブルにします。group-name パラメータは、ステップ 4 で指定したのと同じ名前にする必要があります。

               
              ステップ 8radius-serverhost {hostname | ip-address} [auth-port port-number] [acct-port port-number ] [timeout seconds ] [retransmit retries ] key0000000000000000


              例:
              Router(config)# radius-server host radius-server1 key 0000000000000000 
               

              RADIUS ホストを指定します。hostname または ip-address には、ステップ 5 で指定したサーバのいずれかと同じ値を使用します。また、ステップ 5 で auth-port または acct-port の値を指定した場合は、ここでも同じように指定する必要があります。key 値は必須で、次に示すように 16 個の ASCII ゼロを指定する必要があります。

              (注)      ステップ 5 で入力した各 RADIUS サーバでこのコマンドを繰り返します。
               
              ステップ 9radius-servervsasendaccounting


              例:
              Router(config)# radius-server vsa send accounting 
               

              アカウンティング関連のベンダー固有属性(VSA)を認識して使用できるように Cisco CMTS を設定します。

               
              ステップ 10exit


              例:
              Router(config)# exit 
               

              グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

               
              次の作業

              トラブルシューティングのヒント

              PacketCable CMS と Cisco CMTS ルータ間の接続が完全に確立されておらず、PacketCable CMS が TCP FIN メッセージを送ってセッションを正しく終了しない場合は、接続に関する showcopsserver コマンドの出力に COPS サーバが示されます。

              PacketCable クライアント承認タイムアウト

              PacketCable クライアント承認タイムアウト機能は、Cisco CMTS ルータで PacketCable の COPS をサポートします。また、この機能を使用すると、Cisco CMTS ルータでの COPS Telnet 接続のタイムアウト値と COPS Telnet セッションのクリアのタイムアウト値も設定できます。

              ネットワークまたは Cisco CMTS ルータ上の Telnet のエラーが原因で、不完全な COPS セッションが作成される場合があります。この問題を解決するために、タイムアウト タイマーは、Cisco CMTS ルータ上の古い COPS Telnet セッションに割り当てられたリソースをクリアしてクリーニングできるようにします。

              タイムアウト タイマーは、Cisco CMTS ルータの各 COPS Telnet 接続に適用されます。このタイムアウト設定が期限切れになると、Telnet セッションが終了し、Cisco CMTS ルータのサポート リソースがクリアされます。

              手順
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1enable


                例:
                Router> enable
                 

                特権 EXEC モードをイネーブルにします。

                • パスワードを入力します(要求された場合)。
                 
                ステップ 2configure terminal


                例:
                Router# configure terminal
                 

                グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 3packetcable timer {T0 timer-value| T1 timer-value | multimedia T1 timer-value}


                例:
                Router(config)# packetcable timer T0 300000


                例:
                Router(config)# packetcable timer T1 400000


                例:
                Router(config)# packetcable timer multimedia T1 400000
                 

                PacketCable タイマー値を設定します。

                 
                ステップ 4end


                例:
                Router(config)# end
                 

                特権 EXEC モードに戻ります。

                 
                次の作業

                トラブルシューティングのヒント

                PacketCable CMS と Cisco CMTS ルータ間の接続が完全に確立されておらず、PacketCable CMS が TCP FIN メッセージを送ってセッションを正しく終了しない場合は、接続に関する showcopsserver コマンドの出力に COPS サーバが示されます。

                PacketCable の設定例

                ここでは、PacketCable の設定例を示します。

                例:PacketCable の通常設定

                ここでは、デフォルト パラメータを使用して、PacketCable の運用に合わせて設定された Cisco CMTS ルータの一般的な設定を示します。この設定を使用するには、ネットワーク内のサーバのアドレスと一致するように、RADIUS と RKS の各サーバの IP アドレスを変更する必要があります。

                !
                version 15.5
                no parser cache
                no service pad
                service timestamps debug datetime msec localtime show-timezone
                service timestamps log datetime msec localtime show-timezone
                no service password-encryption
                service internal
                service udp-small-servers max-servers no-limit
                service tcp-small-servers max-servers no-limit
                !
                hostname Router 
                !
                no logging rate-limit
                aaa new-model
                !
                !
                aaa group server radius a
                 server 10.9.62.12 auth-port 1813 acct-port 1812
                 server 10.9.62.13 auth-port 1813 acct-port 1812
                !
                aaa accounting network default start-stop group radius group a
                aaa session-id common
                enable password <delete> 
                !
                cable modulation-profile 2 request 0 16 0 8 qpsk scrambler 152 no-diff 64 fixed uw16
                cable modulation-profile 2 initial 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
                cable modulation-profile 2 station 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
                cable modulation-profile 2 short 6 75 6 8 16qam scrambler 152 no-diff 144 shortened uw8
                cable modulation-profile 2 long 8 220 0 8 16qam scrambler 152 no-diff 160 shortened uw8
                cable modulation-profile 5 request 0 16 2 8 qpsk scrambler 152 no-diff 64 fixed uw16
                cable modulation-profile 5 initial 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
                cable modulation-profile 5 station 5 34 0 48 qpsk scrambler 152 no-diff 128 fixed uw16
                cable modulation-profile 5 short 6 78 7 8 16qam scrambler 152 no-diff 144 shortened uw16
                cable modulation-profile 5 long 8 220 0 8 16qam scrambler 152 no-diff 160 shortened uw16
                cable qos profile 5 max-burst 1200
                cable qos profile 5 max-downstream 2000
                cable qos profile 5 max-upstream 128
                cable qos profile 5 priority 5
                cable qos profile 5 privacy
                cable qos profile 7 guaranteed-upstream 87
                cable qos profile 7 max-upstream 87
                cable qos profile 7 privacy
                no cable qos permission create
                no cable qos permission update
                cable qos permission modems
                cable qos permission enforce 5
                cable time-server
                no cable privacy accept-self-signed-certificate
                ip subnet-zero
                !
                !
                no ip domain-lookup
                ip domain-name cisco.com
                ip host tftp 10.8.8.8
                ip host cnr 10.9.62.17
                !
                packetcable 
                packetcable element-id 12456
                !
                !
                !
                interface Tunnel0
                 ip address 10.55.66.3 255.255.255.0
                 load-interval 30
                 tunnel source TenGigabitEthernet 4/1/0
                 tunnel destination 172.27.184.69
                !
                interface Tunnel10
                 ip address 10.0.1.1 255.255.0.0
                !
                interface TenGigabitEthernet 4/1/0
                 ip address 10.9.60.10 255.255.0.0
                 no ip redirects
                 no ip mroute-cache
                 full-duplex
                !
                interface TenGigabitEthernet 4/1/0
                 ip address 172.22.79.44 255.255.254.0
                 no ip redirects
                 no ip mroute-cache
                 full-duplex
                !
                interface Cable3/0
                 ip address 10.3.1.33 255.255.255.0 secondary
                 ip address 10.4.1.1 255.255.255.0 secondary
                 ip address 10.4.1.33 255.255.255.0 secondary
                 ip address 10.3.1.1 255.255.255.0
                 ip helper-address 10.9.62.17
                 load-interval 30
                 no keepalive
                 cable downstream annex B
                 cable downstream modulation 64qam
                 cable downstream interleave-depth 32
                 cable downstream frequency 55500000
                 cable upstream 0 modulation-profile 2
                 no cable upstream 0 shutdown
                 cable upstream 1 frequency 12000000
                 cable upstream 1 power-level 0
                 cable upstream 1 channel-width 3200000
                 cable upstream 1 data-backoff automatic
                 cable upstream 1 modulation-profile 2
                 cable upstream 1 shutdown
                 cable upstream 2 frequency 16000000
                 cable upstream 2 power-level 0
                 cable upstream 2 channel-width 3200000
                 cable upstream 2 data-backoff automatic
                 cable upstream 2 modulation-profile 2
                 no cable upstream 2 shutdown
                 cable upstream 3 frequency 20000000
                 cable upstream 3 power-level 0
                 cable upstream 3 channel-width 3200000
                 cable upstream 3 data-backoff automatic
                 cable upstream 3 modulation-profile 2
                 no cable upstream 3 shutdown
                 cable upstream 4 frequency 24000000
                 cable upstream 4 power-level 0
                 cable upstream 4 channel-width 3200000
                 cable upstream 4 data-backoff automatic
                 no cable upstream 4 shutdown
                 cable upstream 5 frequency 28000000
                 cable upstream 5 power-level 0
                 cable upstream 5 channel-width 3200000
                 cable upstream 5 data-backoff automatic
                 cable upstream 5 modulation-profile 2
                 no cable upstream 5 shutdown
                 cable dhcp-giaddr policy
                !
                router eigrp 48849
                 network 1.0.0.0
                 network 10.0.0.0
                 auto-summary
                 no eigrp log-neighbor-changes
                !
                ip default-gateway 10.9.0.1
                ip classless
                ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 172.22.78.1
                ip route 10.8.0.0 255.255.0.0 10.9.0.1
                ip route 192.168.80.0 255.255.255.0 Tunnel0
                ip route 192.168.80.0 255.255.255.0 172.27.184.69
                ip route 10.255.254.254 255.255.255.255 10.9.0.1
                no ip http server
                ip pim bidir-enable
                !
                !
                cdp run
                !
                !
                radius-server host 10.9.62.12 auth-port 1813 acct-port 1812 key 0000000000000000
                radius-server retransmit 3
                radius-server vsa send accounting
                !
                line con 0
                 exec-timeout 0 0
                 privilege level 15
                line aux 0
                line vty 0 4
                 session-timeout 33 
                 exec-timeout 0 0
                 password <deleted> 
                !
                ntp clock-period 17179976
                ntp server 1.9.35.8
                end

                PacketCable 運用の確認

                PacketCable 運用の情報を確認および維持するには、次のコマンドを 1 つ以上使用します。

                • showpacketcableglobal
                • showpacketcablegate
                • showpacketcablegateipv6
                • showpacketcablegatedqos
                • showpacketcablegatecountercommit

                PacketCable の設定、要素 ID の値、ゲートの最大数、および CMTS ベースのさまざまな DQoS タイマーを確認するには、特権 EXEC モードで showpacketcableglobal コマンドを使用します。

                Router# show packetcable global 
                Packet Cable Global configuration:
                Enabled   : Yes
                Element-ID: 12456
                Max Gates : 1048576
                Allow non-PacketCable UGS 
                Default Timer value - 
                  T0      : 30000 msec
                  T1      : 300000 msec
                

                ゲート データベース内の 1 つまたは複数のゲートに関する情報を確認するには、次の例に示すように showpacketcablegate コマンドを使用します。

                Router# show packetcable gate summary
                GateID     i/f          SubscriberID   GC-Addr        State     Type  SFID(us) SFID(ds)
                13582      Ca8/1/0      3.18.1.4       20.5.0.254     RECOVERY  Dqos  74
                29962      Ca8/1/0      3.18.1.5       20.5.0.254     RECOVERY  Dqos  73
                46354      Ca8/1/0      ------         20.5.0.254     RECOVERY  Dqos  72
                62738      Ca8/1/0      ------         20.5.0.254     RECOVERY  Dqos           69
                Total number of  gates = 4
                Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 8
                

                ゲート データベース内の IPv6 サブスクライバ ID に関連する 1 つまたは複数の PacketCable ゲートの情報を確認するには、次の例に示すように showpacketcablegateipv6 コマンドを使用します。

                Router# show packetcable gate ipv6 summary
                GateID     i/f                     SubscriberID                State   SFID(us) SFID(ds)
                13582      Ca8/1/0      2001:40:1:42:C0B4:84E5:5081:9B5C       COMMIT    74       
                29962      Ca8/1/0      2001:40:1:42:C0B4:84E5:5081:9B5C       COMMIT    73       
                46354      Ca8/1/0      2001:40:1:42:C0B4:84E5:5081:9B5C       COMMIT    72       
                62738      Ca8/1/0      2001:40:1:42:C0B4:84E5:5081:9B5C       COMMIT             69       
                Total number of  gates = 4
                Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 8
                

                ゲート データベース内の IPv4 サブスクライバ ID に関連する 1 つまたは複数の PacketCable ゲートの情報を確認するには、次の例に示すように showpacketcablegatedqos コマンドを使用します。

                Router# show packetcable gate dqos summary
                GateID     i/f          SubscriberID   GC-Addr        State     Type  SFID(us) SFID(ds)
                13576      Ca8/1/0      40.1.43.60     10.74.58.5     COMMIT    DQoS  527      528
                29956      Ca8/1/0      40.1.43.56     10.74.58.5     COMMIT    DQoS  525      526
                Total number of DQOS gates = 2
                Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 346
                

                Cisco CMTS ルータを最後にリセットしてから、またはカウンタを最後にクリアにしてから、このルータの状態が Committed に移行したゲートの総数を確認するには、次の例のような show packetcable gate counter commit コマンドを使用します。

                Router# show packetcable gate counter commit
                

                通知済みゲート総数(カウンタの起動またはクリア以降)= 132

                緊急 911 コールの確認

                ここでは、show cable calls および show cable modem calls コマンドを使用して緊急 911 コールに関連するさまざまなシナリオを確認する方法を、いくつかの例で示します。

                次の例に、優先度の高いコールのウィンドウ設定時に Cisco CMTS ルータの Cable8/1/1 インターフェイスで実行される緊急 911 コールを示します。

                Router# show cable calls
                Interface   ActiveHiPriCalls  ActiveAllCalls  PostHiPriCallCMs  RecentHiPriCMs
                C5/0/0  				0                 0               0                 0              
                C5/0/1  				0                 0               0                 0              
                C5/1/0  				0                 0               0                 0              
                C5/1/1  				0                 0               0                 0              
                C5/1/2  				0                 0               0                 0              
                C5/1/3  				0                 0               0                 0              
                C5/1/4  				0                 0               0                 0              
                C6/0/0  				0                 0               0                 0              
                C6/0/1  				0                 0               0                 0              
                C7/0/0  				0                 0               0                 0              
                C7/0/1  				0                 0               0                 0              
                C8/1/0  				0                 0               0                 0              
                C8/1/1  				1                 1               0                 0              
                C8/1/2  				0                 0               0                 0              
                C8/1/3  				0                 0               0                 0              
                C8/1/4  				0                 0               0                 0              
                Total       1                 1               0                 0              
                

                次の例に、この緊急 911 コールが終了したときの Cisco CMTS ルータ上の変化を示します。

                Router# show cable calls
                Interface   ActiveHiPriCalls  ActiveAllCalls  PostHiPriCallCMs  RecentHiPriCMs
                C5/0/0  				0                 0               0                 0              
                C5/0/1  				0                 0               0                 0              
                C5/1/0  				0                 0               0                 0              
                C5/1/1  				0                 0               0                 0              
                C5/1/2  				0                 0               0                 0              
                C5/1/3  				0                 0               0                 0              
                C5/1/4  				0                 0               0                 0              
                C6/0/0  				0                 0               0                 0              
                C6/0/1  				0                 0               0                 0              
                C7/0/0  				0                 0               0                 0              
                C7/0/1  				0                 0               0                 0              
                C8/1/0  				0                 0               0                 0              
                C8/1/1 				 0                 0               0                 1              
                C8/1/2  				0                 0               0                 0              
                C8/1/3  				0                 0               0                 0              
                C8/1/4  				0                 0               0                 0              
                Total       0                 0               0                 1              
                

                次の例に、音声コールを同じ MTA から同じインターフェイス上の他の MTA に発信するときに使用可能な情報を示します。

                Router# show cable calls
                Interface   ActiveHiPriCalls  ActiveAllCalls  PostHiPriCallCMs  RecentHiPriCMs
                C5/0/0  				0                 0               0                 0              
                C5/0/1  				0                 0               0                 0              
                C5/1/0  				0                 0               0                 0              
                C5/1/1  				0                 0               0                 0              
                C5/1/2  				0                 0               0                 0              
                C5/1/3  				0                 0               0                 0              
                C5/1/4  				0                 0               0                 0              
                C6/0/0  				0                 0               0                 0              
                C6/0/1  				0                 0               0                 0              
                C7/0/0  				0                 0               0                 0              
                C7/0/1  				0                 0               0                 0              
                C8/1/0  				0                 0               0                 0              
                C8/1/1  				0                 2               1                 1              
                C8/1/2  				0                 0               0                 0              
                C8/1/3  				0                 0               0                 0              
                C8/1/4  				0                 0               0                 0              
                Total       0                 2               1                 1              
                

                次の例に、同じ MTA から同じインターフェイス上の他の MTA に発信した音声コールが終了したときに使用可能な情報を示します。

                Router# show cable calls
                Interface   ActiveHiPriCalls  ActiveAllCalls  PostHiPriCallCMs  RecentHiPriCMs
                C5/0/0  				0                 0               0                 0              
                C5/0/1  				0                 0               0                 0              
                C5/1/0  				0                 0               0                 0              
                C5/1/1  				0                 0               0                 0              
                C5/1/2  				0                 0               0                 0              
                C5/1/3  				0                 0               0                 0              
                C5/1/4  				0                 0               0                 0              
                C6/0/0  				0                 0               0                 0              
                C6/0/1  				0                 0               0                 0              
                C7/0/0  				0                 0               0                 0              
                C7/0/1  				0                 0               0                 0              
                C8/1/0  				0                 0               0                 0              
                C8/1/1  				0                 0               0                 1              
                C8/1/2  				0                 0               0                 0              
                C8/1/3 				 0                 0               0                 0              
                C8/1/4  				0                 0               0                 0              
                Total       0                 0               0                 1              
                

                次の例に、Cisco CMTS ルータの cable modem calls コマンドの一定期間にわたる出力を示します(コール ステータス情報が変化しています)。コール情報は、コールが終了すると消えます。

                Router# show cable modem calls
                Cable Modem Call Status Flags:
                H: Active high priority calls
                R: Recent high priority calls
                V: Active voice calls (including high priority)
                MAC Address    IP Address      I/F       Prim  CMCallStatus  LatestHiPriCall
                                                         Sid                    (min:sec)
                0000.cab7.7b04 10.10.155.38    C8/1/1/U0 18    R                   0:39
                Router# show cable modem calls
                Cable Modem Call Status Flags:
                H: Active high priority calls
                R: Recent high priority calls
                V: Active voice calls (including high priority)
                MAC Address    IP Address      I/F       Prim  CMCallStatus  LatestHiPriCall
                                                         Sid                    (min:sec)
                

                次の例に、Cisco CMTS ルータ上の新規の緊急 911 コールを示します。

                Router# show cable modem calls
                Cable Modem Call Status Flags:
                H: Active high priority calls
                R: Recent high priority calls
                V: Active voice calls (including high priority)
                MAC Address    IP Address      I/F       Prim  CMCallStatus  LatestHiPriCall
                                                         Sid                    (min:sec)
                0000.cab7.7b04 10.10.155.38    C8/1/1/U0 18    HV                  1:30
                

                次の例に、Cisco CMTS ルータ上の緊急 911 コールの終了を示します。

                Router# show cable modem calls
                Cable Modem Call Status Flags:
                H: Active high priority calls
                R: Recent high priority calls
                V: Active voice calls (including high priority)
                MAC Address    IP Address      I/F       Prim  CMCallStatus  LatestHiPriCall
                                                         Sid                    (min:sec)
                0000.cab7.7b04 10.10.155.38    C8/1/1/U0 18    R                   0:3 

                次の例に、同じ MTA から Cisco CMTS ルータへの非緊急音声コールを示します。

                Router# show cable modem calls
                Cable Modem Call Status Flags:
                H: Active high priority calls
                R: Recent high priority calls
                V: Active voice calls (including high priority)
                MAC Address    IP Address      I/F       Prim  CMCallStatus  LatestHiPriCall
                                                         Sid                    (min:sec)
                0000.ca36.f97d 10.10.155.25    C8/1/1/U0 5     V                    -
                0000.cab7.7b04 10.10.155.38    C8/1/1/U0 18    RV                  0:30
                

                次の例に、Cisco CMTS ルータ上の非緊急音声コールの終了を示します。

                Router# show cable modem calls
                Cable Modem Call Status Flags:
                H: Active high priority calls
                R: Recent high priority calls
                V: Active voice calls (including high priority)
                MAC Address    IP Address      I/F       Prim  CMCallStatus  LatestHiPriCall
                                                         Sid                    (min:sec)
                0000.cab7.7b04 10.10.155.38    C8/1/1/U0 18    R                   0:36

                PacketCable Multimedia 運用の情報

                PacketCable Multimedia(PCMM)機能は、PacketCable Multimedia 用 CableLabs® 規格の強力な実装です。DOCSIS(DOCSIS 1.1 以降のバージョン)ネットワークにより、PCMM は、マルチメディア アプリケーション、音声、帯域幅使用量の多いサービスに強化された QoS を提供します。

                Cisco CMTS ルータでは、SIP ベースの電話や SIP テレビ電話、帯域幅オンデマンド アプリケーション、ネットワーク ベースのゲーム アプリケーション(すべて、ネットワーク上で広範な帯域幅を要求)に対し、DOCSIS QoS がサポートされます。

                ここでは、Cisco CMTS ルータ用 PacketCable Multimedia について、特に、このマニュアルで後述する Cisco IOS コマンドライン インターフェイスで設定する PCMM コンポーネントに関する情報を提供します。

                PCMM の概要

                PCMM 機能をサポートするには次のネットワーク コンポーネントが必要です。

                • アプリケーション サーバ:クライアント要求をアプリケーション マネージャに転送する中継役を担います。
                • アプリケーション マネージャ:アプリケーションまたはセッション レベルの状態を管理し、セッション コントロール ドメイン(SCD)ポリシーを適用します。
                • ポリシー サーバ:RCD ポリシーを適用し、アプリケーション マネージャと Cisco CMTS ルータ間の関係を管理します。
                • Cisco CMTS ルータ:DOCSIS サービス フローを通じてアドミッション制御を実行し、ネットワーク リソースを管理します。

                次の図に、PCMM 機能のアーキテクチャ概要を示します。

                図 1. PCMM アーキテクチャ概要

                PacketCable 1.x を介した PCMM の機能拡張

                PacketCable Multimedia は、既存の PacketCable 1.x の展開と機能性をできるかぎり利用してサービス配信を行うための仕様です。さらに、PCMM は CLI を直接実装して VoIP サービス配信仕様を拡張し強化します。PCMM の主な拡張内容は次のとおりです。

                • DOCSIS 1.1 サービス品質(QoS)メカニズムに基づく、時間と用量によるネットワーク リソース認証。
                • イベントベースのネットワーク リソースの監査および管理機能
                • すべてのインターフェイスを適切なレベルで保護するセキュアなインフラストラクチャ。
                • PCMM ゲートのインストールと管理にサービス フローの作成、変更、削除機能が追加された PacketCable 1.x の事前許可モデル。ネットワークベースのセキュアな QoS も実現します。

                Cisco CMTS ルータの PCMM および高可用性機能

                Cisco CMTS ルータの高可用性は PCMM アプリケーションおよび PCCM ゲート用に作成されたサービス フローの同期のみに対応します。

                PCMM ゲート

                PCMM ゲートの概要と PCMM DQoS(Dynamic Quality of Service)

                PacketCable 1.x ゲートは、QoS パラメータとポリシーに基づく加入者許可、およびネットワーク リソースの特別なエンベロープを定義します。また、PacketCable 1.x ゲートは、IP アドレスとポートを開始および終了するための分類子を保守します。

                サブスクライバ ID は、ケーブル モデムまたはクライアント CPE のいずれかの IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを識別できます。

                PacketCable 1.x は事前許可モデルを定義します。PacketCable ゲートは、ネットワーク リソースの予約要求やアクティベーション要求よりも先に Cisco CMTS に作成されインストールされます。このプロセスはゲート コントロールと呼ばれ、COPS ベースのポリシー インターフェイスを通じて Cisco CMTS で 管理されます。

                PCMM ではこの COPS ベースのインターフェイスが拡張され、QoS の寿命管理ができるようになりました。PCMM ゲートはサービス フローの作成、変更、削除機能を保守し、ネットワークベースの QoS を提供します。Cisco CMTS では指定の時間に複数の PCMM ゲートおよびサービス フロー ポリシーを保守することができ、これらの PCMM ゲートは PacketCable 1.x ゲートと完全に相互運用できます。

                ケーブル モデムの加入者がネットワーク集中型アプリケーションの帯域を要求する場合、ネットワーク ポリシー サーバは Cisco CMTS ルータに Gate-Set メッセージを送信します。このメッセージには、QoS、サービス フロー、この加入者の課金情報が含まれています。このゲート プロファイル 情報は Cisco CMTS ルータで保守され、PCMM ゲート状態と PCMM 状態遷移を含みます。

                Cisco CMTS ルータはケーブル モデムのサービス フローを開始し、Cisco CMTS での DOCSIS リソースの可用性を PCMM に特徴的な帯域幅使用量の多いサービス フローに合わせて最適化します。

                制限事項

                一部のアップストリーム パスで、一部のモデムにベスト エフォート サービス フローが認定情報レート(CIR)とともに設定されている場合があります。そのようなモデムで多数の帯域幅要求がキューイングされた場合は、少数の要求のみが CMTS に送信されます。これは、サービス フローの数に増えるとトラフィック量が増大して送信中の要求が輻輳状態になること、およびパケットのサイズが小さいことに起因します。このため、CMTS により少数のベスト エフォート サービス フロー要求のみが満たされます。

                PCMM 永続ゲート

                永続ゲートとは、オフラインになったケーブル モデムで PCMM ゲート情報を保守する機能です。このゲート情報は、ケーブル モデムがオンラインに戻るとすぐにイネーブルになります。ケーブル モデムがオンラインに戻ると、Cisco CMTS ルータは保存されていた PCMM ゲートをスキャンし、それぞれの PCMM ゲートに応じてケーブル モデムへのサービスを開始します。イネーブルに戻ったサービスではそのゲートのトラフィック サポート プロファイルが保守され、新しいオンライン加入者に応じて DOCSIS リソースが割り当てられます。

                PCMM インターフェイス

                PCMM は、ケーブル インターフェイス ラインカードと Cisco CMTS ルータのルート プロセッサ(RP)との IPC ハンドシェイクを最適化します。また、PCMM インターフェイスの PacketCable 1.x からの変更には、COPS インターフェイスおよび分散ケーブル インターフェイス ラインカードの処理が含まれます。

                PCMM と COPS の間のインターフェイス

                PCMM は COPS セッションの処理が PacketCable 1.x と異なります。PCMM での COPS セッションでは、TCP ポート番号 3918 がデフォルトで使用されます。PacketCable は、TCP ポート要求と COPS セッションに DQoS 仕様を使用します。

                PCMM モジュールを初めて初期化する場合、ケーブル インターフェイス ライン カードとルート プロセッサに PCMM レジストリが追加されます。PCMM モジュールには、PCMM COPS クライアントが Cisco CMTS ルータの COPS レイヤとともに登録されます。

                PCMM と分散型ケーブル インターフェイス ラインカード

                PacketCable 1.x では、PCMM は IPC メッセージを使って音声をサポートします。ネットワーク プロセッシング エンジン(NPE)やルート プロセッサ(RP)に PCMM ゲートが作成されると、PCMM ゲート パラメータがケーブル インターフェイス ライン カードに送信されます。IPC は NPE または RP とケーブル インターフェイス ライン カードの間の通信をすべて保守します。

                PCMM ではイベント メッセージが使用され、Gate-Set メッセージに基づく課金情報をサポートします。DSX が正しく動作すると、分散型ケーブル インターフェイス ライン カードのイベント メッセージがライン カードから送信されます。

                PCMM モジュールは PCMM COPS クライアントも COPS レイヤとともに登録します。

                PCMM ユニキャストとマルチキャスト

                ユニキャスト送信では、コンテンツは一意のユーザに送信されます。マルチキャスト送信では、コンテンツは複数のユーザに同時に送信されます。

                PCMM マルチキャスト セッション範囲

                PCMM マルチキャスト グループに対し IPv4 IP アドレスとマスクを指定することで PCMM マルチキャスト セッション範囲を設定できます。PCMM マルチキャスト セッション範囲により、Cisco CMTS ルータは PCMM ポリシー サーバから Gate-Set メッセージを受信できるようになります。PCMM マルチキャスト セッション範囲が設定されている場合、Cisco CMTS ルータで Internet Group Management Protocol(IGMP)および DOCSIS Set-Top Gateway(DSG)などの他のソースを使用してマルチキャスト セッションを作成することはできません。

                PCMM 運用の設定方法

                次に示すタスクにより、CMTS ルータで PCMM 運用をイネーブルにし、その関連機能を設定する方法について説明します。

                Cisco CMTS ルータでの PCMM 運用の有効化

                Cisco CMTS ルータで PCMM 運用をイネーブルにするには、次の手順を実行します。

                手順
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1enable


                  例:
                  Router> enable
                   

                  特権 EXEC モードをイネーブルにします。

                  • パスワードを入力します(要求された場合)。
                   
                  ステップ 2configureterminal


                  例:
                  Router# configure terminal
                   

                  グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                   
                  ステップ 3packetcablemultimedia


                  例:
                  Router(config)# packetcable multimedia
                   

                  Cisco CMTS ルータで PCMM 処理をイネーブルにして表示します。このコマンドは、PCMM ポリシー サーバから受信した PCMM COPS メッセージへの応答を、Cisco CMTS ルータが開始または停止できるようにします。

                   
                  ステップ 4packetcableauthorizevanilla-docsis-mta


                  例:
                  Router(config)# packetcable authorize vanilla-docsis-mta
                   

                  非 DQoS MTA が DOCSIS DSX メッセージを送信するのを許可します。

                   
                  ステップ 5packetcablegatemaxcount n


                  例:
                  Router(config)# packetcable gate maxcount 890
                   

                  ゲート データベースの最大 PCMM ゲート数を設定します。

                   
                  ステップ 6packetcabletimermultimediaT1 timer-value


                  例:
                  Router(config)# packetcable timer multimedia T1 300000
                   

                  PCMM ゲート処理で使用する T1 タイマーのタイムアウト値を設定します。

                   
                  ステップ 7clearpacketcablegatecountercommit[dqos|multimedia]


                  例:
                  Router(config)# clear packetcable gate counter commit multimedia
                   

                  (任意)指定した PCMM ゲート カウンタをクリアします。

                   
                  ステップ 8end


                  例:
                  Router(config)# end
                   

                  特権 EXEC モードに戻ります。

                   

                  PCMM マルチキャスト セッション範囲の設定

                  PCMM マルチキャスト セッション範囲により、Cisco CMTS ルータで PCMM マルチキャスト グループの IP アドレス範囲を使用できます。

                  はじめる前に

                  PCMM が、packetcable multimedia コマンドを使用して設定されていることを確認します。 packetcablemultimediacommand.


                  (注)  


                  • Cisco CMTS ルータで PCMM マルチキャスト グループのみを設定できます。1 つのマルチキャスト グループに最大 10 のマルチキャスト セッションを設定できます。
                  • PCMM マルチキャスト機能は、マルチキャスト DSID ベースの転送(MDF)に対応しているケーブル モデムでのみサポートされます。

                  手順
                     コマンドまたはアクション目的
                    ステップ 1enable


                    例:
                    Router> enable
                     

                    特権 EXEC モードをイネーブルにします。

                    • パスワードを入力します(要求された場合)。
                     
                    ステップ 2configureterminal


                    例:
                    Router# configure terminal
                     

                    グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

                     
                    ステップ 3cablemulticastsourcepcmm


                    例:
                    Router(config)# cable multicast source pcmm
                     

                    Cisco CMTS ルータの PCMM ベースのマルチキャスト サービスを有効にし、マルチキャスト セッション範囲コンフィギュレーション モードを開始します。

                     
                    ステップ 4session-range ip-addressip-mask


                    例:
                    Router(config)# session-range 229.0.0.0 255.0.0.0
                     

                    PCMM マルチキャスト グループのセッション範囲を設定します。

                     
                    ステップ 5end


                    例:
                    Router(config)# end
                     

                    特権 EXEC モードに戻ります。

                     

                    PacketCable Multimedia の設定例

                    ここでは、Cisco CMTS ルータでの PCMM 運用の設定例を示します。

                    例:Cisco CMTS ルータでの PCMM 運用の有効化

                    Router# configure terminal
                    Router(config)# packetcable multimedia
                    Router(config)# packetcable authorize vanilla-docsis-mta
                    Router(config)# packetcable gate maxcount 890
                    Router(config)# packetcable timer multimedia 30000
                    

                    例:Cisco CMTS ルータでのマルチキャスト セッション範囲の有効化

                    Router# configure terminal
                    Router(config)# cable multicast source pcmm
                    Router(config)# session-range 229.0.0.0 255.0.0.0
                    

                    PCMM 運用の確認

                    PCMM 運用を確認するには、次の show コマンドを使用します。

                    • showpacketcablegatemultimedia
                    • showcablemulticastdb
                    • showinterfacewideband-cable
                    • showcablemulticastqos

                    PCMM マルチキャスト ゲートを確認するには、次の例に示すように showpacketcablegatemultimedia コマンドを使用します。

                    Router# show packetcable gate multimedia multicast summary
                    GateID     i/f          SubscriberID   GC-Addr        State     Type  SFID(us) SFID(ds)
                    134        Ca5/0/0      60.1.1.202     2.39.26.19     COMMIT    MM             4
                    Total number of Multimedia-MCAST gates = 1
                    Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 1
                    
                    
                    

                    PCMM IPv6 ゲートを確認するには、次の例に示すように show packetcable gate multimedia ipv6 コマンドを使用します。

                    Router# show packetcable gate multimedia ipv6 summary      
                    Load for five secs: 10%/1%; one minute: 9%; five minutes: 9%
                    Time source is NTP, 03:29:42.153 EST Mon Nov 9 2015
                    
                    GateID     i/f                     SubscriberID                State   SFID(us) SFID(ds)
                    409        Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:58AF:E36A:80:213A   COMMIT             1326     
                    16789      Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:AC40:A49A:F80A:8D0B COMMIT    1321     
                    33177      Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:DD49:72A3:2ECC:8770 COMMIT             1322     
                    49577      Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:485:31DF:C88B:E315  COMMIT    1308     
                    65953      Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:5AB:AA0B:34AD:ACCF  COMMIT    1336     
                    82337      Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:5AB:AA0B:34AD:ACCF  COMMIT             1337     
                    98721      Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:5570:EF2E:7565:D36A COMMIT             1316     
                    115097     Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:6009:EF26:F573:7356 COMMIT             1318     
                    131489     Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:7D4A:BC50:3FD:CA7   COMMIT    1312     
                    147873     Ca5/0/2      2001:420:2C7F:FC38:E83E:8259:AEF6:5624 COMMIT    1332     
                    
                    
                    Total number of Multimedia gates = 10
                    Total Gates committed(since bootup or clear counter) = 1024
                    
                    

                    マルチキャスト データベースで利用可能なすべての PCMM クライアント エントリを確認するには、次の例に示すように show cable multicast db コマンドを使用します。

                    Router# show cable multicast db client pcmm
                    Interface : Bundle1
                    Session (S,G) : (*,229.2.2.12)
                    Fwd Intf     Bundle Intf  Host Intf    CM MAC         CPE IP           Gate-ID SFID
                    Wi1/1/0:0    Bundle1      Ca5/0/0      0018.6852.8056 60.1.1.202       134	4
                    
                    

                    特定のワイドバンド ケーブル インターフェイスのマルチキャスト セッションを確認するには、次の例に示すように showinterfacewideband-cable コマンドを使用します。

                    Router# show interface wideband-cable 1/1/0:0 multicast-sessions 
                    Default Multicast Service Flow 3 on Wideband-Cable1/1/0:0 
                    Multicast Group    : 229.2.2.12
                             Source    : N/A
                             Act GCRs  : 1
                             Interface : Bu1                   State: A      GI: Bu1         RC: 0 
                    		GCR       : GC   SAID    SFID    Key   GQC    GEn
                                         512  8196    4       0     512    0    
                    
                    
                    

                    特定のワイドバンド ケーブル インターフェイス上のサービス フローの属性ベースの割り当てを確認するには、次の例に示すように showinterfacewideband-cable コマンドを使用します。

                    Router# show interface wideband-cable 1/1/0:0 
                    service-flow 4 verbose 
                    Sfid                                    : 4
                    Mac Address                             : ffff.ffff.ffff
                    Type                                    : Secondary(Static)
                    Direction                               : Downstream
                    Current State                           : Active
                    Current QoS Indexes [Prov, Adm, Act]    : [4, 4, 4]
                    Active Time                             : 05:26
                    Required Attributes                     : 0x00000000
                    Forbidden Attributes                    : 0x00000000
                    Aggregate Attributes                    : 0x00000000
                    Multicast Sid                           : 8196
                    Traffic Priority                        : 0
                    Maximum Sustained rate                  : 0 bits/sec
                    Maximum Burst                           : 3044 bytes
                    Minimum Reserved Rate                   : 250000 bits/sec
                    Minimum Packet Size                     : 0 bytes
                    Maximum Latency                         : 0 usecs
                    Peak Rate                               : 0 bits/sec
                    Admitted QoS Timeout                    : 200 seconds
                    Active QoS Timeout                      : 0 seconds
                    Packets                                 : 0
                    Bytes                                   : 0
                    Rate Limit Delayed Packets              : 0
                    Rate Limit Dropped Packets              : 0
                    Current Throughput                      : 0 bits/sec, 0 packets/sec
                    Application Priority                    : 0
                    Low Latency App                         : No
                    Blaze/JIB3 DS Statistic Index           : 0
                    Forwarding Interface                    : Wi1/1/0:0
                    Classifiers: NONE
                    
                    
                    

                    PCMM ベースの MQoS ゲート コントローラが正しいセッション範囲で作成されていることを確認するには、次の例に示すように showcablemulticastqos コマンドを使用します。

                    Router# show cable multicast qos group-qos
                    Group QOS Index    Service Class    Control    Igmp Limit    Override  App
                     DEFAULT           mcast_default     Aggregate  NO-LIMIT
                     1                 SDV_SD            Single      ---          No        CLI
                     512               SDV_HD            Single      ---          No        PCMM
                    
                    

                    PacketCable と PacketCable Multimedia の高可用性ステートフル スイッチオーバー(SSO)

                    拡張型高可用性サポート機能により、Cisco CMTS ルータでのスイッチオーバー イベント時に PacketCable と PacketCable Multimedia(PCMM)のゲートを同期化できるようになります。この拡張機能はデフォルトで有効になっています。

                    この機能は、N+1 冗長性の場合に作業インターフェイスと保護インターフェイスを関連付けるために使用される、既存のインターフェイス単位の HCCP コマンドを使用します。

                    アドミッション制御による PacketCable と PCMM

                    PacketCable または PacketCable Multimedia ネットワークには、アドミッション制御 QoS の恩恵を受ける多数のコンポーネントが含まれます。アドミッション制御は PacketCable および PCMM の QoS を次の方法で管理し最適化します。

                    • 音声およびデータの QoS(DOCSIS 1.1 以降のバージョンに基づく)
                    • ケーブル モデム登録
                    • CMS
                    • ゲートウェイ コントローラ(GC)
                    • 記録保持サーバ(RKS)
                    • ビデオ テレフォニー

                    PacketCable または PCMM のいずれかでアドミッション制御を設定し、その恩恵を受けるには、PacketCable または PCMM が Cisco CMTS ヘッドエンドで十分に動作する必要があります。

                    音声 MGPI サポート

                    Multiple Grants Per Interval(MGPI)機能を使用すると、Cisco CMTS ルータは、同じケーブル モデムの UGS トラフィック プロファイルを使用して、単一の DOCSIS サービス フローに複数の PacketCable Multimedia ゲート(アプリケーション フロー)をマッピングすることができます。つまり、Cisco CMTS ルータでは、単一のサービス フローに基づく各アプリケーション フローの 1 間隔あたりの許可の数が増え、これにより 1 間隔あたりの複数許可が実現しています。

                    MGPI 機能は、CableLabs PacketCable 仕様(PKT-SP-MM-I05-091029)に基づくフロー集約音声の MGPI 機能をサポートします。フロー集約 MGPI 機能により、アプリケーション マネージャは UGS トラフィック プロファイルを使用して、1 間隔あたりの許可の数を明示的に設定し、単一ゲートに複数のアプリケーション フローを置くことができます。これにより、イベント メッセージ、ボリューム、および時間の使用制限が集約されたビューが表示されます。

                    DOCSIS 3.0 E-MTA での音声サポート

                    PacketCable および PCMM サービスが、組み込み型マルチメディア ターミナル アダプタ(E-MTA)でサポートされます。E-MTA は、物理的な音声デバイス、ネットワーク インターフェイス、および VoIP トランスポート、クラス機能シグナリング、QoS シグナリングに必要なすべてのシグナリングおよびカプセル化機能へのインターフェイスを含むネットワーク要素です。

                    PacketCable と PCMM コール トレース

                    シグナリング情報を効果的にキャプチャするため、この機能では設定された数の PacketCable または PCMM ゲートのシグナリングをバッファします。デフォルトで、10 のユーザ設定のゲート トレースだけがバッファに保存されます。指定した数に達したら、それ以降のゲート シグナリング情報はバッファされません。トレースされるゲートの 1 つが削除されると、新しいゲートのゲート シグナリングがバッファされます。

                    Cisco CMTS ルータでの PacketCable および PacketCable Multimedia ゲートのコール トレース機能を有効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで cabledynamic-qostrace コマンドを使用します。コール トレースをイネーブルにする必要がある加入者の数を指定する必要があります。

                    PacketCable と PCMM 統計情報の確認

                    次のコマンドを使用すると、Cisco CMTS ルータの PacketCable および PCMM の統計情報を確認できます。

                    • showinterfacecabledynamic-servicestatistics
                    • showinterfacecablepacketcablestatistics
                    • showpacketcablecms

                    ケーブル インターフェイスに基づいたダイナミックなサービスの統計情報を確認するには、次の例のように show interface cable dynamic-service statistics コマンドを使用します。

                    Router# show interface cable 7/1/0 dynamic-service statistics
                    		Upstream        Downstream
                    DSA REQ      0               5
                    DSA RSP      5               0
                    DSA ACK      0               5
                    DSC REQ      0               5
                    DSC RSP      5               0
                    DSC ACK      0               5
                    DSD REQ      0               0
                    DSD RSP      0               0
                    Retransmission counts
                                 Upstream        Downstream
                    DSA REQ      0               0
                    DSA RSP      0               0
                    DSA ACK      0               0
                    DSC REQ      0               5
                    DSC RSP      5               0
                    DSC ACK      0               0
                    DSD REQ      0               0
                    DSD RSP      0               0
                    

                    ケーブル インターフェイスに基づいた PacketCable IPC の統計情報を確認するには、次の例のように show interface cable packetcable statistics コマンドを使用します。

                    Router# show interface cable 7/1/0 packetcable statistics
                    Packetcable IPC Statistics on RP
                    Msg   create     gate       gate       gate set   dsd
                          gie        set        del        notify     notify
                    Sent  0          10         0          0          0
                    Rcvd  0          0          0          10         0
                    Packetcable IPC Statistics on LC
                    Msg   create     gate       gate       gate set   dsd
                          gie        set        del        notify     notify
                    Sent  0          0          0          10         0
                    Rcvd  0          10         0          0          0
                    

                    PacketCable クライアントに現在接続されているすべてのゲート コントローラを確認するには、次の例ように show packetcable cms コマンドを使用します。

                    Router# show packetcable cms
                    GC-Addr        GC-Port  Client-Addr    COPS-handle  Version PSID Key PDD-Cfg
                    1.100.30.2     47236    2.39.34.1      0x2FF9E268/1    4.0   0    0   0
                    2.39.26.19     55390    2.39.34.1      0x2FF9D890/1    1.0   0    0   2
                    

                    PacketCable 接続がダウンした COPS サーバを含むすべてのゲート コントローラを確認するには、次の例に示すように show packetcable cms コマンドを使用します。

                    Router# show packetcable cms all
                    GC-Addr        GC-Port  Client-Addr    COPS-handle  Version PSID Key PDD-Cfg
                    1.100.30.2     47236    2.39.34.1      0x2FF9E268/1    4.0   0    0   0
                    2.39.26.19     55390    2.39.34.1      0x2FF9D890/1    1.0   0    0   2
                    1.10.30.22     42307    2.39.34.1      0x0       /0    4.0   0    0   0
                    

                    ゲート コントローラの統計情報を確認するには、次の例に示すようにキーワード verbose を指定した show packetcable cms コマンドを使用します。

                    Router# show packetcable cms verbose
                    Gate Controller
                         Addr         :     1.100.30.2
                         Port         :     47236
                         Client Addr  :     2.39.34.1
                         COPS Handle  :     0x2FF9E268
                         Version      :     4.0
                         Statistics   :
                            gate del =  0  gate del ack =  0   gate del err = 0
                            gate info = 0  gate info ack = 0  gate info err = 0
                            gate open =  0  gate report state = 0
                            gate set =  0  gate set ack =  0   gate set err = 0
                            gate alloc = 0 gate alloc ack = 0  gate alloc err = 0
                            gate close =  0
                    Gate Controller
                         Addr         :     2.39.26.19
                         Port         :     55390
                         Client Addr  :     2.39.34.1
                         COPS Handle  :     0x2FF9D890
                         Version      :     1.0
                         Statistics   :
                            gate del =  0  gate del ack =  0   gate del err = 0
                            gate info = 0  gate info ack = 0  gate info err = 0
                            gate open =  0  gate report state = 0
                            gate set =  2  gate set ack =  2   gate set err = 0
                            PCMM Timers Expired
                            Timer T1 =  0  Timer T2 =  0 Timer T3 = 0 Timer T4 = 0
                    GC-Addr        GC-Port  Client-Addr    COPS-handle  Version PSID Key PDD-Cfg
                    1.100.30.2     47236    2.39.34.1      0x2FF9E268/1    4.0   0    0   0
                    2.39.26.19     55390    2.39.34.1      0x2FF9D890/1    1.0   0    0   2

                    
                     
                    	 

                    その他の参考資料

                    関連資料

                    関連項目

                    マニュアル タイトル

                    Cisco IOS コマンド

                    『Cisco IOS Master Commands List, All Releases』

                    CMTS コマンド

                    『Cisco CMTS Cable Command Reference』

                    http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​ios/​cable/​command/​reference/​cbl_​book.html

                    N+1 冗長

                    『N+1 Redundancy for the Cisco CMTS Routers』

                    http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​ios/​cable/​configuration/​guide/​cmts_​nplus1_​redun_​ps2209_​TSD_​Products_​Configuration_​Guide_​Chapter.html

                    NTP または SNTP の設定

                    システム クロックの設定に Network Time Protocol(NTP)または Simple Network Time Protocol(SNTP)を使用するように Cisco CMTS ルータを設定するには、『Cisco IOS Configuration Fundamentals Configuration Guide』の「System Management」セクションの「Performing Basic System Management」章を参照してください。

                    標準

                    標準1

                    タイトル

                    PKT-SP-MM-I06-110629

                    『PacketCable™ Specification Multimedia Specification』

                    ITU X.509 V3

                    International Telecommunications Union (ITU) X.509 Version 3.0 standard』

                    PKT-EM-I03-011221

                    『PacketCable™ Event Message Specification』

                    PKT-SP-DQOS-I04-021018

                    『PacketCable™ Dynamic Quality-of-Service Specification』

                    PKT-SP-EC-MGCP-I04-011221

                    『PacketCable™ Network-Based Call Signaling Protocol Specification』

                    PKT-SP-ESP-I01-991229

                    『PacketCable™ Electronic Surveillance Specification』

                    PKT-SP-ISTP-I02-011221

                    『PacketCable™ Internet Signaling Transport Protocol (ISTP) Specification』

                    PKT-SP-PROV-I03-011221

                    『PacketCable™ MTA Device Provisioning Specification』

                    1 サポートされている標準がすべて記載されているわけではありません。

                    MIB

                    MIB

                    MIB のリンク

                    この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。

                    選択したプラットフォーム、Cisco ソフトウェア リリース、およびフィーチャ セットの MIB を検索してダウンロードする場合は、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

                    http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

                    RFC

                    RFC

                    タイトル

                    RFC 1321

                    『The MD5 Message-Digest Algorithm』

                    RFC 1510

                    『The Kerberos Network Authentication Service (V5)』

                    RFC 2138

                    『Remote Authentication Dial In User Service (RADIUS)』

                    RFC 2205

                    『Resource ReSerVation Protocol (RSVP)』

                    RFC 2327

                    SDP: Session Description Protocol

                    RFC 2748

                    『The COPS (Common Open Policy Service) Protocol』

                    シスコのテクニカル サポート

                    説明

                    リンク

                    右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。これらのリソースは、ソフトウェアをインストールして設定したり、シスコの製品やテクノロジーに関する技術的問題を解決したりするために使用してください。この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

                    http:/​/​www.cisco.com/​cisco/​web/​support/​index.html

                    PacketCable と PacketCable Multimedia に関する機能情報

                    Cisco Feature Navigator を使用すると、プラットフォームおよびソフトウェア イメージのサポート情報を検索できます。Cisco Feature Navigator を使用すると、ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、http:/​/​www.cisco.com/​go/​cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


                    (注)  


                    次の表は、特定のソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースのみを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。


                    機能名

                    リリース

                    機能情報

                    PacketCable と PacketCable Multimedia ユニキャスト

                    Cisco IOS XE Everest 16.6.1

                    この機能が Cisco cBR シリーズ コンバージド ブロードバンド ルータ上の Cisco IOS XE Everest 16.6.1 に統合されました。

                    PacketCable と PacketCable Multimedia マルチキャスト

                    Cisco IOS XE Everest 16.6.1

                    この機能が Cisco cBR シリーズ コンバージド ブロードバンド ルータ上の Cisco IOS XE Everest 16.6.1 に統合されました。

                    DQoSLite ベースの IPv6 音声サポート

                    Cisco IOS XE Everest 16.6.1

                    この機能が Cisco cBR シリーズ コンバージド ブロードバンド ルータ上の Cisco IOS XE Everest 16.6.1 に統合されました。