ロケール管理の概要
複数の言語をサポートする Cisco Unified Communications Manager と IM and Presence サービスを設定できます。インストール可能なサポート言語の数に制限はありません。
www.cisco.com には、ロケール固有のバージョンの Cisco Unified Communications Manager のロケール インストーラと IM and Presence サービスのロケール インストーラが用意されています。このロケール インストーラはシステム管理者がインストールします。このインストーラを使用すると、ユーザがサポートされているインターフェイスを使用するときに、選択した翻訳済みテキストまたはトーン(使用可能な場合)を表示または受信できます。
Cisco Unified Communications Manager または IM and Presence Service をアップグレードした後で、すべてのロケールを再インストールする必要があります。Cisco Unified Communications Manager ノードまたは IM and Presence Service ノードの major.minor バージョン番号と一致する、最新バージョンのロケールをインストールしてください。
クラスタの各ノードに Cisco Unified Communications Manager をインストールし、データベースをセットアップしてから、ロケールをインストールします。IM and Presence Service ノードで特定のロケールをインストールする場合は、最初に Cisco Unified Communications Manager のクラスタで同じ国の Cisco Unified Communications Manager のロケール ファイルをインストールする必要があります。
ソフトウェアのアップグレードが完了した後に、Cisco Unified Communications Manager のノードと IM and Presence サービス ノードでロケールをインストールするには、次の項の情報を使用します。
ユーザ ロケール
ユーザ ロケール ファイルは、特定の言語と国に関する言語情報が含まれます。ユーザ ロケール ファイルは、ユーザが選択したロケールの電話機表示用の翻訳済みテキストとボイス プロンプト(使用可能な場合)、ユーザ アプリケーション、および Web ページを提供します。これらのファイル名の表記は、次のとおりです。
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cm-locale-language-country-version.cop(Cisco Unified Communications Manager)
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ps-locale-language_country-version.cop(IM and Presence Service)
システムでユーザ ロケールのみが必要な場合は、CUCM ロケールをインストールした後でそれをインストールします。
ネットワーク ロケール
ネットワーク ロケール ファイルは、電話トーン、Annunciator、ゲートウェイ トーンなど、さまざまなネットワーク項目の国固有のファイルを提供します。複合ネットワーク ロケール ファイル名の表記は、次のとおりです。
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cm-locale-combinednetworklocale-version.cop(Cisco Unified Communications Manager)
1 つのロケール インストーラに複数のネットワーク ロケールが組み合されている場合があります。
(注) |
シスコ認定の顧客が提供するサーバ上の Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence Service は、複数のロケールをサポートします。複数のロケール インストーラをインストールすることにより、ユーザは複数のロケールから選択できるようになります。 ロケール ファイルは、ソフトウェア アップグレードをインストールする場合と同じプロセスを使用して、ローカル ソースまたはリモート ソースからインストールできます。クラスタの各ノードに、複数のロケール ファイルをインストールできます。クラスタ内のすべてのノードをリブートしないと、変更は有効になりません。クラスタ内のすべてのノードですべてのロケールのインストールが終了するまで、ノードをリブートしないように強くお勧めします。通常の業務時間後にノードをリブートして、コール処理の中断を最小限にとどめてください。 |