バックアップの概要
定期的にバックアップを行うことを推奨します。 ディザスタ リカバリ システム(DRS)を使用して、クラスタ内のすべてのサーバのデータを完全にバックアップできます。 自動バックアップをセットアップすることも、任意の時点でバックアップを起動することもできます。
ディザスタ リカバリ システムで実行するバックアップは、クラスタ レベルであり、Cisco Unified Communications Manager クラスタ内のすべてのサーバのバックアップを 1 箇所に集め、バックアップ データを物理的なストレージ デバイスにアーカイブします。 バックアップ ファイルが暗号化され、システム ソフトウェアによってだけ開くことができます。
DRS は、プラットフォームのバックアップ/復元の一環として、独自の設定(バックアップ デバイス設定およびスケジュール設定)を復元します。 DRS は drfDevice.xml ファイルと drfSchedule.xml ファイルをバックアップおよび復元します。 これらのファイルとともにサーバを復元するときは、DRS バックアップ デバイスおよびスケジュールを再設定する必要がありません。
システム データを復元するときには、クラスタ内のどのノードを復元するかを選択できます。
ディザスタ リカバリ システムには、次の機能があります。
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バックアップおよび復元タスクを実行するためのユーザ インターフェイス。
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バックアップ機能を実行するための分散システム アーキテクチャ。
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スケジュール バックアップまたは手動(ユーザが起動する)バックアップ。
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リモート SFTP サーバへのバックアップのアーカイブ。
この表では、ディザスタリカバリシステムがバックアップおよび復元できる機能とコンポーネントを示します。 選択した各機能について、すべてのコンポーネントが自動的にバックアップされます。
機能 |
コンポーネント |
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CCM - Unified Communications Manager |
Unified Communications Manager データベース |
Platform |
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Serviceability |
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保留音(MOH) |
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Cisco Emergency Responder |
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一括管理ツール(BAT) |
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優先順位 |
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電話デバイスファイル(TFTP) |
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syslogagt(SNMP syslog エージェント) |
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cdpagent(SNMP cdp エージェント) |
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tct(トレース収集ツール) |
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コール詳細レコード(CDR) |
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CDR レポートと分析(CAR) |
機能 |
コンポーネント |
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IM and Presence Service |
IM and Presence データベース |
syslogagt(SNMP syslog エージェント) |
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cdpagent(SNMP cdp エージェント) |
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Platform |
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Reporter(Serviceability Reporter) |
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CUP SIP Proxy |
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XCP |
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CLM |
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一括管理ツール(BAT) |
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優先順位 |
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tct(トレース収集ツール) |