ドメインの設定の概要
IM and Presence Domain ウィンドウに以下のドメインの種類が表示されます。
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管理者が管理する IM アドレス ドメイン。これらは、手動で追加されたが、どのユーザにも割り当てられていない内部ドメインか、Sync Agent によって自動的に追加されたが、その後でユーザのドメインが変更されたために使用されていない内部ドメインです。
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システムが管理する IM アドレス ドメイン。これらは、ユーザが展開で使用し、手動または自動のいずれでも追加できる内部ドメインです。
ドメインが [IM and Presence ドメイン(IM and Presence Domain)] ウィンドウに表示されている場合は、ドメインは有効になっています。ドメインを有効化する必要はありません。ローカルl IM アドレス ドメインは、手動で追加、更新、削除が可能です。
2 個のクラスタでドメインを設定することはできますが、ピア クラスタのみで使用されている場合に限ります。これは、ローカル クラスタのシステムが管理するドメインとして表示されますが、ピア クラスタで使用中であると識別されます。
CiscoSync Agent サービスが夜間監査を実行し、ローカル クラスタ、およびクラスタ間が設定されている場合はピア クラスタの各ユーザのディレクトリ URI を確認して、一意のドメインのリストを自動的に構築します。クラスタ内のユーザがそのドメインに割り当てられると、管理者管理ドメインからシステム管理ドメインに変更されます。クラスタ内のユーザがドメインを使用しなくなった場合は、ドメインは管理者管理のドメインに戻ります。
ドメイン設定例
Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービスは、任意の数の DNS ドメインへの柔軟なノード展開をサポートします。この柔軟性をサポートするには、展開内のすべての IM and Presence サービス ノードにそのノードの完全修飾ドメイン名(FQDN)に設定されたノード名が必要です。以下の IM and Presence Service 向けノード展開オプションの例を説明します。
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別々の DNS ドメインおよびサブドメインを持つ複数の DNS ドメイン
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別々の DNS ドメインおよびサブドメインを持つ単一クラスタ
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DNS ドメインが Unified Communications Manager のドメインと異なる単一クラスタ
![]() (注) |
ある IM and Presence サービス ノード名がホスト名だけに基づいている場合、すべての IM and Presence サービス ノードが同じ DNS ドメインを共有する必要があります。 システムによって、IM and Presence サービス のデフォルト ドメインまたは DNS ドメインと一致するように設定される他の IM ドメインは必要はありません。IM and Presence サービス展開に共通のプレゼンス ドメインを配置し、ノードを複数の DNS ドメインに展開することができます。 |
別々の DNS ドメインおよびサブドメインを持つ複数の DNS ドメイン
IM and Presence Service は、ピアの IM and Presence Service クラスタを構成するノードとは異なる DNS ドメインまたはサブドメイン内の 1 つの IM and Presence Service クラスタに関連付けられたノードをサポートします。次の図に、サポートされている展開シナリオの例を示します。

別々の DNS ドメインおよびサブドメインを持つ単一クラスタ
IM and Presence Service は、複数の DNS ドメインまたはサブドメインに展開された IM and Presence Service クラスタ内へのノードの配置をサポートします。次の図に、サポートされている展開シナリオの例を示します。

![]() (注) |
ハイ アベイラビリティは、プレゼンス冗長グループ内の 2 台のノードが別々の DNS ドメインまたはサブドメインにあるシナリオでも完全にサポートされます。 |
DNS ドメインが Unified Communications Manager のドメインと異なる単一クラスタ
IM and Presence Service は、関連する Cisco Unified Communications Manager クラスとは異なる DNS ドメインへの IM and Presence Service ノードの配置をサポートします。次の図に、サポートされている展開シナリオの例を示します。

![]() (注) |
Cisco Unified Communications Manager とのアベイラビリティ統合をサポートするには、CUCM Domain の SIP Proxy サービス パラメータが Cisco Unified Communications Manager クラスタの DNS ドメインと一致する必要があります。 デフォルトでは、このサービス パラメータは IM and Presence データベース パブリッシャ ノードの DNS ドメインに設定されています。IM and Presence データベース パブリッシャ ノードの DNS ドメインが Cisco Unified Communications Manager クラスタの DNS ドメインと異なる場合、Cisco Unified Communications Manager のドメインを使用するようにこのサービス パラメータを編集する必要があります。 |