Threat Defense 用の DHCP および DDNS サービス

次のトピックでは、DHCP サービスと DDNS サービスについて、および Threat Defense デバイスでこれらを設定する方法について説明します。

DHCP サービスと DDNS サービスについて

次の項では、DHCP サーバ、DHCP リレー エージェント、および DDNS 更新について説明します。

DHCPv4 サーバについて

DHCP は、IP アドレスなどのネットワーク構成パラメータを DHCP クライアントに提供します。FTD デバイス は、FTD デバイス インターフェイスに接続されている DHCP クライアントに、DHCP サーバーを提供します。DHCP サーバは、ネットワーク構成パラメータを DHCP クライアントに直接提供します。

IPv4 DHCP クライアントは、サーバに到達するために、マルチキャスト アドレスよりもブロードキャストを使用します。DHCP クライアントは UDP ポート 68 でメッセージを待ちます。DHCP サーバは UDP ポート 67 でメッセージを待ちます。

IPv6 の DHCP サーバーはサポートされていません。ただし、IPv6 トラフィックの DHCP リレーを有効にできます

DHCP オプション

DHCP は、TCP/IP ネットワーク上のホストに設定情報を渡すフレームワークを提供します。設定パラメータは DHCP メッセージの Options フィールドにストアされているタグ付けされたアイテムにより送信され、このデータはオプションとも呼ばれます。ベンダー情報も Options に保存され、ベンダー拡張情報はすべて DHCP オプションとして使用できます。

たとえば、Cisco IP Phone が TFTP サーバから設定をダウンロードする場合を考えます。Cisco IP Phone の起動時に、IP アドレスと TFTP サーバの IP アドレスの両方が事前に設定されていない場合、Cisco IP Phone ではオプション 150 または 66 を伴う要求を DHCP サーバに送信して、この情報を取得します。

  • DHCP オプション 150 では、TFTP サーバのリストの IP アドレスが提供されます。

  • DHCP オプション 66 では、1 つの TFTP サーバの IP アドレスまたはホスト名が与えられます。

  • DHCP オプション 3 では、デフォルト ルートが設定されます。

1 つの要求にオプション 150 と 66 の両方が含まれている場合があります。この場合、両者が ASA ですでに設定されていると、ASA の DHCP サーバは、その応答で両方のオプションに対する値を提供します。

高度な DHCP オプションにより、DNS、WINS、ドメイン名のパラメータを DHCP クライアントに提供できます。DNS ドメイン サフィックスには DHCP オプション 15 が使用されます。これらの値は DHCP 自動構成設定を使用して取得するか、または手動で定義できます。この情報の定義に 2 つ以上の方法を使用すると、次の優先順位で情報が DHCP クライアントに渡されます。

  1. 手動で行われた設定

  2. 高度な DHCP オプションの設定

  3. DHCP 自動構成設定

たとえば、DHCP クライアントが受け取るドメイン名を手動で定義し、次に DHCP 自動構成を有効にできます。DHCP 自動構成によって、DNS サーバーおよび WINS サーバーとともにドメインが検出されても、手動で定義したドメイン名が、検出された DNS サーバー名および WINS サーバー名とともに DHCP クライアントに渡されます。これは、DHCP 自動構成プロセスで検出されたドメイン名よりも、手動で定義されたドメイン名の方が優先されるためです。

DHCP リレー エージェントについて

インターフェイスで受信した DHCP 要求を 1 つまたは複数の DHCP サーバに転送するように DHCP リレー エージェントを設定できます。DHCP クライアントは、最初の DHCPDISCOVER メッセージを送信するために UDP ブロードキャストを使用します。接続されたネットワークについての情報がクライアントにはないためです。サーバを含まないネットワーク セグメントにクライアントがある場合、FTD デバイス はブロードキャスト トラフィックを転送しないため、UDP ブロードキャストは通常転送されません。DHCP リレー エージェントを使用して、ブロードキャストを受信している FTD デバイス のインターフェイスが DHCP 要求を別のインターフェイスの DHCP サーバに転送するように設定できます。

DHCP および DDNS の要件と前提条件

モデルのサポート

FTD

ユーザの役割

  • 管理者

  • アクセス管理者

  • ネットワーク管理者

DHCP サービスと DDNS サービスのガイドライン

この項では、DHCP および DDNS サービスを設定する前に確認する必要のあるガイドラインおよび制限事項について説明します。

ファイアウォール モード

  • DHCP リレーは、トランスペアレント ファイアウォール モード、BVI 上のルーテッド モードまたはブリッジ グループ メンバー インターフェイスではサポートされません

  • DHCP サーバーは、ブリッジ グループ メンバー インターフェイス上のトランスペアレント ファイアウォール モードでサポートされます。 ルーテッド モードでは、DHCP サーバーは BVI インターフェイスでサポートされますが、ブリッジ グループ メンバー インターフェイスではサポートされません。DHCP サーバーを動作させるために、BVI には名前が必要です。

  • DDNS は、トランスペアレント ファイアウォール モード、BVI 上のルーテッド モードまたはブリッジ グループ メンバー インターフェイスではサポートされません

IPv6

DHCP サーバーでサポートされます。DHCP リレーの IPv6 はサポートされます

DHCPv4 サーバ

  • 使用可能な DHCP の最大プールは 256 アドレスです。

  • インターフェイスごとに 1 つの DHCP サーバのみを設定できます。各インターフェイスは、専用のアドレス プールのアドレスを使用できます。しかし、DNS サーバー、ドメイン名、オプション、ping のタイムアウト、WINS サーバーなど他の DHCP 設定はグローバルに設定され、すべてのインターフェイス上の DHCP サーバーによって使用されます。

  • インターフェイスで DHCP サーバーも有効になっている場合、そのインターフェイスを DHCP クライアントとして設定することはできません。スタティック IP アドレスを使用する必要があります。

  • 別々のインターフェイスで有効にする場合でも、同じデバイスで DHCP サーバーと DHCP リレーの両方を設定することはできません。いずれかのサービスタイプのみを設定できます。

  • FTD デバイス は、QIP DHCP サーバと DHCP プロキシ サービスとの併用をサポートしません。

  • DHCP サーバーは、BOOTP 要求をサポートしていません。

DHCP リレー

  • グローバルおよびインターフェイス固有のサーバを合わせて 10 台までの DHCPv4 リレー サーバを設定できます。インターフェイスごとには、4 台まで設定できます。

  • 10 台までの DHCPv6 リレー サーバを設定できます。IPv6 のインターフェイス固有のサーバーはサポートされません。

  • 別々のインターフェイスで有効にする場合でも、同じデバイスで DHCP サーバーと DHCP リレーの両方を設定することはできません。いずれかのサービスタイプのみを設定できます。

  • DHCP リレー サービスは、トランスペアレント ファイアウォール モード。ただし、アクセス ルールを使用して DHCP トラフィックを通過させることはできます。DHCP 要求と応答が FTD デバイス を通過できるようにするには、2 つのアクセス ルールを設定する必要があります。1 つは内部インターフェイスから外部(UDP 宛先ポート 67)への DCHP 要求を許可するもので、もう 1 つは逆方向(UDP 宛先ポート 68)に向かうサーバーからの応答を許可するためのものです。

  • IPv4 の場合、クライアントは直接 FTD デバイス に接続する必要があり、他のリレー エージェントやルータを介して要求を送信できません。IPv6 の場合、FTD デバイス は別のリレー サーバーからのパケットをサポートします。

  • DHCP クライアントは、FTD デバイス が要求をリレーする DHCP サーバーとは別のインターフェイスに存在する必要があります。

  • トラフィック ゾーン内のインターフェイスで DHCP リレーを有効にできません。

  • DHCP リレーは、仮想トンネルインターフェイス(VTI)ではサポートされていません。

DHCP サーバーの設定

DHCP サーバーを構成するには、次の手順を参照してください。

手順


ステップ 1

[デバイス(Devices)] > [デバイス管理(Device Management)] を選択し、FTD デバイスを編集します。

ステップ 2

[DHCP] > [DHCP サーバー(DHCP Server)] を選択します。

ステップ 3

次の DHCP サーバーのオプションを設定します。

  • [Ping タイムアウト(Ping Timeout)]:Firepower Threat Defense デバイスが DHCP ping 試行のタイムアウトを待つ時間をミリ秒単位で入力します。有効値の範囲は 10 ~ 10000 ミリ秒です。デフォルト値は、50 ミリ秒です。

    アドレスの衝突を避けるために、Firepower Threat Defense デバイスは、1 つのアドレスに ICMP ping パケットを 2 回送信してから、そのアドレスを DHCP クライアントに割り当てます。

  • [リース長(Lease Length)]:リースの期間が終了する前に、割り当て IP アドレスをクライアントが使用できる秒単位の時間。有効な値の範囲は、300 ~ 1048575 秒です。デフォルト値は 3600 秒(1 時間)です。

  • (ルーテッド モード)[自動設定(Auto-configuration)] :Firepower Threat Defense デバイスで DHCP 自動設定を有効にします。自動設定では、指定したインターフェイスで動作している DHCP クライアントから取得した DNS サーバ、ドメイン名、および WINS サーバの情報が、DHCP サーバから DHCP クライアントに提供されます。自動設定にしない場合は、自動設定を無効にして、手順 4 で値を追加することもできます。

  • (ルーテッド モード)[インターフェイス(Interface)]:自動設定に使用されるインターフェイスを指定します。

ステップ 4

自動設定をオーバーライドするには、以下を実行します。

  • インターフェイスのドメイン名を入力します。たとえば、デバイスは Your_Company ドメインにあるかもしれません。

  • ドロップダウン リストから、インターフェイスに設定された DNS サーバ(プライマリおよびセカンダリ)を選択します。DNS サーバを新たに追加する手順については、ネットワーク オブジェクトの作成を参照してください。

  • ドロップダウン リストから、インターフェイスに設定された WINS サーバ(プライマリおよびセカンダリ)を選択します。WINS サーバーを新たに追加する手順については、ネットワーク オブジェクトの作成を参照してください。

ステップ 5

[サーバー(Server)] を選択して [追加(Add)] をクリックし、次のオプションを設定します。

  • [インターフェイス(Interface)]:ドロップダウン リストからインターフェイスを選択します。トランスペアレント モードでは、名前付きブリッジ グループ メンバー インターフェイスを指定します。 ルーテッド モードでは、名前付きルーテッド インターフェイスまたは名前付き BVI を指定します。ブリッジ グループ メンバー インターフェイスは指定しないでください。DHCP サーバーが動作するためには、BVI の各ブリッジ グループ メンバー インターフェイスにも名前を付ける必要があることに注意してください。

  • [アドレス プール(Address Pool)]:DHCP サーバーが使用する IP アドレスの最下位から最上位の間の範囲です。IP アドレスの範囲は、選択したインターフェイスと同じサブネット上に存在する必要があり、インターフェイス自身の IP アドレスを含めることはできません。

  • [DHCP サーバを有効にする(Enable DHCP Server)]:選択したインターフェイスの DHCP サーバを有効にします。

ステップ 6

[OK] をクリックして、DHCP サーバーの設定を保存します。

ステップ 7

(オプション)[詳細(Advanced)] を選択して、[追加(Add)] をクリックし、DHCP クライアントに戻すオプションの情報のタイプを指定します。

  • [オプション コード(Option Code)]:Firepower Threat Defense デバイスは、RFC 2132、RFC 2562、および RFC 5510 に記載されている情報を送信する DHCP オプションをサポートしています。オプション 1、12、50 ~ 54、58 ~ 59、61、67、82 を除き、すべての DHCP オプション(1 ~ 255)がサポートされています。DHCP オプション コードの詳細については、DHCPv4 サーバについてを参照してください。

    (注)   

    Firepower Threat Defense デバイスは、指定されたオプションのタイプおよび値が、RFC 2132 に定義されているオプション コードに対して期待されているタイプおよび値と一致するかどうかは確認しません。オプション コードと、コードに関連付けられたタイプおよび期待値の詳細については、RFC 2132 を参照してください。

  • [タイプ(Type)]:DHCP のオプションのタイプ。使用できるオプションには、IP、ASCII、および HEX が含まれます。IP を選択する場合、[IP アドレス(IP Address)] フィールドに IP アドレスを追加する必要があります。ASCII を選択する場合、[ASCII] フィールドに [ASCII] 値を追加する必要があります。HEX を選択する場合、[HEX] フィールドに [HEX] 値を追加する必要があります。

  • [IP アドレス 1(IP Address 1)] および [IP アドレス 2(IP Address 2)]:このオプションコードで戻る IP アドレス。IP アドレスを新たに追加する手順については、ネットワーク オブジェクトの作成を参照してください。

  • [ASCII]:DHCP クライアントに戻る ASCII 値。文字列にスペースを含めることはできません。

  • [HEX]:DHCP クライアントに戻る HEX 値。文字列はスペースなしの偶数でなければなりません。0x プレフィックスを使用する必要はありません。

ステップ 8

[OK] をクリックして、オプション コードの設定を保存します。

ステップ 9

DHCP ページで [保存(Save)] をクリックして変更を保存します。


DHCP リレー エージェントの設定

インターフェイスで受信した DHCP 要求を 1 つまたは複数の DHCP サーバに転送するように DHCP リレー エージェントを設定できます。DHCP クライアントは、最初の DHCPDISCOVER メッセージを送信するために UDP ブロードキャストを使用します。接続されたネットワークについての情報がクライアントにはないためです。サーバを含まないネットワーク セグメントにクライアントがある場合、Firepower Threat Defense デバイスはブロードキャスト トラフィックを転送しないため、UDP ブロードキャストは通常転送されません。

ブロードキャストを受信している Firepower Threat Defense デバイスのインターフェイスが DHCP 要求を別のインターフェイスの DHCP サーバに転送するように設定すると、この状況を改善できます。


(注)  

DHCP リレーは、トランスペアレント ファイアウォール モードまたは では、サポートされません。


手順


ステップ 1

[デバイス(Devices)] > [デバイス管理(Device Management)] を選択し、FTD デバイスを編集します。

ステップ 2

[DHCP] > [DHCP リレー(DHCP Relay)] を選択します。

ステップ 3

[タイムアウト(Timeout)] フィールドでは、Firepower Threat Defense デバイスが DHCP リレー エージェントのタイムアウトを待つ時間を秒単位で入力します。有効な値の範囲は、1 ~ 3600 秒です。デフォルト値は 60 秒です。

タイムアウトは、ローカル DHCP リレー エージェントを介すアドレス ネゴシエーション用です。

ステップ 4

[DHCPリレーエージェント(DHCP Relay Agent)] で、[追加(Add)] をクリックして、以下のオプションを設定します。

  • [インターフェイス(Interface)]:DHCP クライアントに接続されているインターフェイス。

  • [DHCP リレーを有効にする(Enable DHCP Relay)]:このインターフェイスで IPv4 DHCP リレーを有効にします。

  • [ルート設定(Set Route)]:(IPv4 用)サーバーからの DHCP メッセージのデフォルト ゲートウェイ アドレスを、元の DHCP 要求をリレーした DHCP クライアントに最も近い Firepower Threat Defense デバイスのインターフェイスのアドレスに変更します。このアクションを行うと、クライアントは、自分のデフォルト ルートを設定して、DHCP サーバーで異なるルータが指定されている場合でも、Firepower Threat Defense デバイスをポイントすることができます。パケット内にデフォルトのルータ オプションがなければ、Firepower Threat Defense デバイスは、そのインターフェイスのアドレスを含んでいるデフォルト ルータを追加します。

  • [IPv6 リレーを有効にする(Enable IPv6 Relay)]:このインターフェイスで IPv6 DHCP リレーを有効にします。

ステップ 5

[OK] をクリックして、DHCP リレー エージェントの変更を保存します。

ステップ 6

[DHCPサーバー(DHCP Servers)] タブで、[追加(Add)] をクリックして、以下のオプションを設定します。

IPv4 サーバー アドレスおよび IPv6 サーバー アドレスが同じサーバーに属していても、個別のエントリとして追加します。

  • [サーバ(Server)]:DHCP サーバの IP アドレス。ドロップダウン リストから IP アドレスを選択します。新たに加えるには、次を参照してください。 ネットワーク オブジェクトの作成

  • [インターフェイス(Interface)]:指定の DHCP サーバーが接続されるインターフェイス。DHCP リレー エージェントと DHCP サーバを、同じインターフェイスに設定することはできません。

ステップ 7

[OK] をクリックして、DHCP サーバの変更を保存します。

ステップ 8

DHCP ページで [保存(Save)] をクリックして変更を保存します。


ダイナミック DNS の設定

インターフェイスで DHCP IP アドレッシングを使用している場合、DHCP リースが更新されると、割り当てられた IP アドレスが変更されることがあります。完全修飾ドメイン名(FQDN)を使用してインターフェイスに到達できる必要がある場合、この IP アドレスの変更が原因で DNS サーバーのリソースレコード(RR)が古くなる可能性があります。ダイナミック DNS(DDNS)は、IP アドレスまたはホスト名が変更されるたびに DNS の RR を更新するメカニズムです。DDNS はスタティックまたは PPPoE IP アドレッシングにも使用できます。

DDNS では DNS サーバーの A RR と PTR RR を更新します。A RR には名前から IP アドレスへのマッピングが含まれ、PTR RR でアドレスが名前にマッピングされます。

FTD では、RFC 2136 で定義されている DDNS 更新方式をサポートしています。Web 更新方式はサポートされていません。この方式では、FTD と DHCP サーバーで DNS 要求を使用して DNS の RR を更新します。FTD または DHCP サーバーは、ローカル DNS サーバーにホスト名に関する情報を求める DNS 要求を送信し、その応答に基づいて RR を所有するメイン DNS サーバーを特定します。その後、FTD または DHCP サーバーからメイン DNS サーバーに更新要求が直接送信されます。一般的なシナリオを次に示します。

  • FTD で A RR を更新し、DHCP サーバーで PTR RR を更新します。

    通常、FTD が A RR を「所有」し、DHCP サーバーが PTR RR を「所有」するため、両方のエンティティで個別に更新を要求する必要があります。IP アドレスまたはホスト名が変更されると、FTD から DHCP サーバーに DHCP 要求が送信され、PTR RR の更新を要求する必要があることが通知されます。

  • DHCP サーバーで A RR と PTR RR の両方を更新する。

    このシナリオは、FTD に A RR を更新する権限がない場合に使用します。IP アドレスまたはホスト名が変更されると、FTD から DHCP サーバーに DHCP 要求が送信され、A RR と PTR RR の更新を要求する必要があることが通知されます。

セキュリティのニーズやメイン DNS サーバーの要件に応じて、異なる所有権を設定できます。たとえば、スタティックアドレスの場合、FTD で両方のレコードの更新を所有します。

[DDNS] ページは、DDNS に関連する DHCP サーバー設定の設定もサポートしています。


(注)  

DDNS は BVI またはブリッジ グループのメンバー インターフェイスではサポートされません。


始める前に

  • [オブジェクト(Objects)] > [オブジェクト管理(Object Manageme)] > [DNS サーバーグループ(DNS Server Group)]で DNS サーバーグループを構成し、[デバイス(Devices)] > [プラットフォーム設定(Platform Settings)] > [DNS]でインターフェイスのグループを有効にします。DNS の設定を参照してください。

  • デバイスのホスト名を設定します。FTD の初期セットアップを実行するとき、または configure network hostname コマンドを使用して、ホスト名を設定できます。インターフェイスごとにホスト名を指定しない場合は、デバイスのホスト名が使用されます。

手順


ステップ 1

[デバイス(Devices)] > [デバイス管理(Device Management)] を選択し、FTD デバイスを編集します。

ステップ 2

[DHCP] > [DDNS]を選択します。

ステップ 3

FTD からの DNS 要求を有効にするように DDNS 更新方式を設定します。

すべての要求を DHCP サーバーで実行する場合は、DDNS 更新方式を設定する必要はありません。

  1. [DDNS更新方式(DDNS Update Methods)] で、[追加(Add)] をクリックします。

  2. [メソッド名(Method Name)] を設定します。

  3. (任意) [Update Interval] で、DNS 要求の更新間隔を設定します。デフォルトでは、すべての値が 0 に設定され、IP アドレスまたはホスト名が変更されるたびに更新要求が送信されます。要求を定期的に送信するには、[Days](0 ~ 364)、[Hours]、[Minutes]、[Seconds] で間隔を設定します。

  4. FTD が更新する [更新レコード(Update Records)] を設定します。

    この設定は、FTD から直接更新するレコードにのみ影響します。DHCP サーバーで更新するレコードを指定するには、インターフェイスごとまたはグローバルに DHCP クライアント設定を行います。ステップ 4を参照してください。

    • [未定義(Not Defined)]:FTD からの DNS 更新を無効にします。

    • [AおよびPTRの両レコード(Both A and PTR Records)]:FTD で A RR と PTR RR の両方を更新するように設定します。スタティックまたは PPPoE IP アドレッシングには、このオプションを使用します。

    • [Aレコード(A Records)]:FTD で A RR のみを更新するように設定します。DHCP サーバーで PTR RR を更新する場合は、このオプションを使用します。

  5. [OK] をクリックします。

  6. この方式をステップ 4でインターフェイスに割り当てます。

ステップ 4

DDNS のインターフェイス設定として、このインターフェイスの更新方式、DHCP クライアント設定、ホスト名などを設定します。

  1. [DDNSインターフェイス設定(DDNS Interface Settings)] で、[追加(Add)] をクリックします。

  2. ドロップダウンリストから [Interface] を選択します。

  3. [DDNS更新方式(DDNS Update Methods)] ページで作成した [メソッド名(Method Name)] を選択します。

    すべての更新を DHCP サーバーで実行する場合は、方式を割り当てる必要はありません。

  4. このインターフェイスの [ホスト名(Host Name)] を設定します。

    ホスト名を設定しない場合は、デバイスのホスト名が使用されます。FQDN を指定しない場合、DNS サーバーグループのデフォルトのドメイン(スタティックまたは PPPoE IP アドレッシングの場合)、または DHCP サーバーのドメイン名(DHCP IP アドレッシングの場合)が追加されます。

  5. [DHCPクライアントが更新要求をDHCPサーバーに要求(DHCP Client requests DHCP server to update requests)] で、DHCP サーバーで更新するレコードを指定します。

    FTD から DHCP サーバーに DHCP クライアント要求が送信されます。DHCP サーバーも DDNS をサポートするように設定する必要があることに注意してください。サーバーはクライアント要求を受け入れるように設定できるほか、クライアントをオーバーライドすることもできます(この場合、サーバーで実行している更新をクライアントで実行しないようにクライアントに応答します)。

    スタティックまたは PPPoE IP アドレッシングの場合、これらの設定は無視されます。

    (注)   

    これらの値は、[DDNS] ページで、すべてのインターフェイスに対してグローバルに設定することもできます。インターフェイスごとの設定は、グローバル設定よりも優先されます。

    • [未選択(Not Selected)]:DHCP サーバーへの DDNS 要求を無効にします。クライアントで DDNS 更新を要求しなくても、DHCP サーバーから更新を送信するように設定できます。

    • [更新なし(No Update)]:DHCP サーバーで更新を実行しないように要求します。この設定は、[Both A and PTR Records] を有効にした DDNS 更新方式と連携して機能します。

    • [PTRのみ(Only PTR)]:DHCP サーバーで PTR RR の更新を実行するように要求します。この設定は、[A Records] を有効にした DDNS 更新方式と連携して機能します。

    • [AおよびPTRの両レコード(Both A and PTR Records)]:DHCP サーバーで A RR と PTR RR の両方の更新を実行するように要求します。この設定では、DDNS 更新方式をインターフェイスに関連付ける必要はありません。

  6. [OK] をクリックします。

(注)   

[ダイナミックDNS更新(Dynamic DNS Update)] 設定は、FTD で DHCP サーバーを有効にするときの DHCP サーバー設定に関連します。詳細については、ステップ ステップ 5 を参照してください。

ステップ 5

FTD で DHCP サーバーを有効にすると、DDNS の DHCP サーバー設定を構成できます。

DHCP サーバーを有効にするには、DHCP サーバーの設定を参照してください。DHCP クライアントが標準の DDNS 更新方式を使用する場合のサーバーの動作を構成できます。サーバーが更新を実行する場合に、クライアントのリースが期限切れになる(更新されない)場合、サーバーは、DNS サーバーが担当していた RR を削除するように要求します。

  1. サーバー設定は、グローバルに構成することも、インターフェイスごとに構成することもできます。グローバル設定については、メインの [DDNS] ページを参照してください。インターフェイスごとの設定については、[DDNSインターフェイス設定(DDNS Interface Settings)] ページを参照してください。インターフェイス設定は、グローバル設定よりも優先されます。

  2. [ダイナミックDNS更新(Dynamic DNS Update)] で、DHCP サーバーが更新する DNS RR を構成します。

    • [未選択(Not Selected)]:クライアントが要求した場合でも、DDNS 更新は無効になっています。

    • [PTRのみ(Only PTR)]:DDNS 更新を有効にします。[DHCPクライアント要求のオーバーライド(Override DHCP Client Requests)] 設定を有効にすると、サーバーは PTR RR のみを更新します。それ以外の場合、サーバーはクライアントが要求する RR を更新します。クライアントが FQDN オプションで更新要求を送信しない場合、サーバーは DHCP オプション 12 で検出されたホスト名を使用して、A RR と PTR RR の両方の更新を要求します。

    • [AおよびPTRの両レコード(Both A and PTR Records)]:DDNS 更新を有効にします。[DHCPクライアント要求のオーバーライド(Override DHCP Client Requests)] 設定を有効にすると、サーバーは A RR と PTR RR の両方を更新します。それ以外の場合、サーバーはクライアントが要求する RR を更新します。クライアントが FQDN オプションで更新要求を送信しない場合、サーバーは DHCP オプション 12 で検出されたホスト名を使用して、A RR と PTR RR の両方の更新を要求します。

  3. DHCP クライアントによって要求された更新アクションをオーバーライドするには、[DHCPクライアント要求のオーバーライド(Override DHCP Client Requests)] をオンにします。

    サーバーは、要求がオーバーライドされたので、サーバーで実行している更新をクライアントで実行しないようにクライアントに応答します。

ステップ 6

(任意) 一般的な DHCP クライアント設定を構成します。これらの設定は DDNS には関係ありませんが、DHCP クライアントの動作に関係しています。

  1. [DDNS] ページで、[DHCPクライアントブロードキャストを有効にする(Enable DHCP Client Broadcast)] をオンにして、DHCP サーバーが DHCP 応答をブロードキャストするように要求します(DHCP オプション 1)。

  2. デフォルトの内部生成文字列ではなく、オプション 61 の DHCP 要求パケット内に保存された MAC アドレスを強制するには、[DDNS] > [DHCPクライアントIDインターフェイス(DHCP Client ID Interface)]で、[使用可能なインターフェイス(Available Interfaces)] リストからインターフェイスを選択し、[追加(Add)] をクリックして、それを [選択したインターフェイス(Selected Interfaces)] リストに移動します。

    いくつかの ISP はインターフェイスの MAC アドレスにオプション 61 が必要です。MAC アドレスが DHCP 要求パケットに含まれていない場合、IP アドレスは割り当てられません。この設定は DDNS とは直接関係ありませんが、一般的な DHCP クライアントの設定です。

ステップ 7

[デバイス(Device)] ページで [保存(Save)] をクリックして変更を保存します。