IR1101 の第 2 の L3 WAN ポート
Cisco IOS XE リリース 17.15.1 以降、IR1101 ルータでは、既存のレイヤ 3 G0/0/0 インターフェイスに加えて、レイヤ 2 G0/0/5 インターフェイスが WAN ポートとしてサポートされています。この機能拡張により、デフォルトのレイヤ 2 インターフェイス G0/0/5 をレイヤ 3 WAN ポートに変換できます。
追加の WAN ポートの利点
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セルラー接続なしでの Cisco Catalyst SD-WAN 高可用性(HA)機能などの、マルチバックホールのユースケースがサポートされます。
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レイヤ 3 バックツーバックリング接続が有効になり、ネットワークの復元力が維持され、トラフィックフローが最適化されます。
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デュアル機能が提供されてネットワーク設計の柔軟性が高まり、追加のルーテッドインターフェイスが必要になるシナリオに追加のハードウェアを必要とせずに対応できます。
サポートされる拡張モジュール
レイヤ 3 WAN ポートの設定
次の手順に示すように、no switchport コマンドを使用して、インターフェイス G0/0/5 をレイヤ 3 インターフェイスに変換します。
Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#interface g0/0/5
Router(config-if)#no switchport
Router(config-if)#end
レイヤ 3 WAN ポートの確認
show run interface コマンドを使用して、レイヤ 3 インターフェイスを設定する準備ができていることを確認します。
Router#show run interface g0/0/5
Building configuration...
Current configuration : 68 bytes
!
interface GigabitEthernet0/0/5
no switchport
no ip address
end
これで、インターフェイス G0/0/5 に IP アドレスを割り当てることができるようになりました。
レイヤ 2 インターフェイスの設定
次の手順に示すように、switchport コマンドを使用して、インターフェイス G0/0/5 をレイヤ 3 からレイヤ 2 モードに切り替えます。
Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router(config)#interface g0/0/5
Router(config-if)#switchport
Router(config-if)#end