電話の移行に関する考慮事項
電話を移行するには、テキストベースの CSV データ ファイルを使用します。CSV データ ファイルは、BAT スプレッドシートまたはテキスト エディタのいずれかを使用して作成できます。
電話を移行する際は、次の制限事項に注意してください。
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スピード ダイヤルまたは回線の数が少ない電話に移行しても、回線やスピード ダイヤルは削除されません。ただし、回線/スピード ダイヤルの一部が電話機に表示されなくなります。電話の設定ページには引き続き元のすべての回線/スピード ダイヤルが表示されます。
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新しい電話に移行するとしても、SIP から SCCP、またはその逆に移行する場合は機能が消失する可能性があります。
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移行できるのは既存の電話のみです。存在していないデバイスを CSV ファイルに入力すると、エラー メッセージが表示されます。
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電話が正常に移行されると、古い電話機は新しい電話機の設定で更新されます。
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リセットまたは再起動オプションを選択すると、新しい電話機がリセットされます。
BAT スプレッドシートを使用した電話移行用の CSV データ ファイルの作成
BAT スプレッドシートを使用して、電話の移行の詳細を含む CSV データ ファイルを作成できます。
BAT スプレッドシートのフィールドの編集を完了した後、その内容を CSV 形式のデータ ファイルにエクスポートできます。エクスポートされた CSV 形式のデータ ファイルには、次のようなデフォルトのファイル名が割り当てられます。
PhoneMigration#timestamp.txt
ここで、"timestamp
" はファイルが作成された正確な日時を表します。
(注) |
いずれかのフィールドにカンマを入力すると、BAT 形式にエクスポートする際に BAT.xlt はそのフィールド エントリを二重引用符で囲みます。 スプレッドシートに空の行を含める場合、システムは空の行をファイルの終わりとして扱います。空の行より後に入力されたデータは BAT 形式に変換されません。 |
手順
ステップ 1 |
BAT スプレッドシートを開くには、BAT.xlt ファイルを探してダブルクリックします。 |
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ステップ 2 |
スプレッドシートの機能を使用するように求められたら、[マクロを有効にする(Enable Macros)] をクリックします。 |
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ステップ 3 |
[電話の移行(Phone Migration)] タブをクリックします。 |
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ステップ 4 |
各行で、次のフィールドの情報を入力します。
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ステップ 5 |
BAT Excel スプレッドシートから CSV ファイルにデータを転送するには、[BAT 形式にエクスポート(Export to BAT Format)] をクリックします。 デフォルトのファイル名
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次のタスク
CSV データ ファイルを Cisco Unified Communications Manager サーバの最初のノードにアップロードすると、BAT からそのデータ入力ファイルにアクセスできるようになります。