メインコンテンツに移動
(Enter を押します)
このページの内容:

環境コンプライアンス

シスコは、適用される環境法、規制、およびその他の義務を遵守します。

環境に関する方針

シスコは、企業環境ポリシーの中で、シスコの環境パフォーマンスを継続的に改善していくための高度な枠組みを定めています。毎年のパーパスレポートと ESG レポートハブでシスコの環境方針を詳しく紹介しています。シスコは環境管理システム(EMS)に従って、ビジネスプロセス、製品、サービスを継続的に改善して環境への影響に対処しています。

企業環境ポリシー

シスコは、長期的な目標を設定して製品や事業活動による環境への重大な影響に対処することで環境保護に取り組んでいきます。シスコにとって最も重要な環境上の課題は、エネルギーと温室効果ガス(GHG)を削減すること、製品寿命を管理すること、さらには循環型経済の原則を実現して地球資源を保護することです。

シスコの取り組みを以下に挙げます。

  1. 影響の軽減:シスコの事業、販売や物流などの広義の事業範囲(サプライチェーン)が環境に与える悪影響に対処します。これは製品のライフサイクル全体にわたる取り組みです。
  2. ポリシーの対象範囲の拡大:シスコは今後も世界全域の事業と法的主体、広義の事業範囲、すべての製品に一貫して環境に関する方針を取り入れるために尽力します。
  3. ISO 14001 への準拠: 外部の認定を受けた国際標準化機構(ISO)14001 EMS を使用し、環境関連の取り組みを管理します。
  4. コンプライアンスの維持:シスコは、適用される環境法、規制、およびその他の義務を遵守します。シスコ自身が設定した要件のほうが厳しい場合、私たちはこのより高い基準に従って事業を推進します。主要なビジネスパートナーや請負業者にも同様のコンプライアンスを期待しています。
  5. アプローチの拡大:エネルギー管理や GHG 排出、製品と梱包材、水、種の多様性と土地利用、事業廃棄物、廃液、非 GHG 排出などもシスコの EMS が対処する範囲に含まれます。
  6. コラボレーションの推進:シスコは、サプライヤ、業界団体、お客様、従業員、擁護団体、学界、その他のステークホルダーと協力して、環境への影響に対処します。
  7. アクションへの優先順位付け:2 年ごとに実施する ESG の重要性評価1で、重要度の高い環境トピックを把握します。
  8. 評価と改善:シスコは、当社の事業が環境に与える影響について EMS を用いて毎年評価と確認を行い、その影響を軽減するための目標を設定したうえで進捗を測定します。さらに、毎年のパーパスレポートと ESG レポートハブで実績を報告します。
  9. 目標に基づく進捗管理:曖昧な点のない環境目標を設定して公開したうえで、改善を推進し説明責任を果たします。

シスコの EMS の詳細については、bms-listening@cisco.com までお問い合わせください。

1 本 Web サイトやシスコの ESG レポート、ESG の重要性評価プロセスで用いられている「ESG の重要性」は、証券取引委員会(SEC)の開示義務のコンテキストで用いられている「重要性」とは異なります。ESG レポートの目的および ESG 戦略の決定の目的で重要とみなされる問題は、SEC レポートの目的では重要とみなされない場合があります。また、ESG レポートに情報を含めることで、そのトピックまたは情報がシスコのビジネスまたは業績に重要であることを示すこともありません。

ISO 14001 EMS

シスコの ISO 14001 EMS は、ESG の取り組み全体の機能と側面に関わるグローバルなフレームワークです。個人の説明責任や管理責任、重要業績評価指標の測定、および継続的な改善の原理に基づいてビジネス目標と環境目標を支援し、環境パフォーマンスを高めます。シスコの EMS は TUV SUD America 社 の審査を受け、国際的な EMS 規格である ISO 14001:2015 に認定されています。

影響をもたらす可能性が最も高いところから ISO 14001 認証を受けるシスコの拠点を選択しています。基準の例を以下に挙げます。

  • 施設の規模と研究エリア
  • 建物に収容可能な人数または従業員数
  • 施設の主要機能
  • 事業または顧客のニーズ

シスコは独自の EMS によって環境への影響とリスクを拠点で把握し、それに基づいて妥当性のある企業目標と地域目標を設定します。拠点を選定したら、基準となる環境スコアを計算しパフォーマンスを経時的に測定します。影響の測定対象としては、企業の機能分野、拠点に関連する製品・活動・サービス、材料の製造または使用に伴う環境への影響・大気および水への影響・天然資源の枯渇状況などが挙げられます。

持続可能性に関する企業としての活動はシスコの認定 ISO 14001 EMS の一環として、シスコが年に 1 回実施している内部監査および外部監査の対象となります。EMS の内部監査を行うことで、シスコの環境プロセスや目標がどのように進められているかや、認定サイトでの EMS の改善状況を評価できます。シスコは ISO 14001 認定の一環として、サードパーティの審査登録機関による年次監査にも参加しています。この監査では改善の余地の特定やパフォーマンスの測定とともに、シスコの EMS プロセスとプログラムを対象に外部機関の検証と有効性の確認を受けます。

シスコは認定基準に照らして既存の拠点と獲得した拠点を評価し、ISO 14001 の認定ロードマップに取り入れることで事業上のニーズとお客様のニーズの双方に対応しています。2023 年度末の時点で、シスコの不動産の 63%(平方フィート)が ISO 14001 認証を取得しています。次の表はシスコが所有する世界各地の ISO 14001 認定拠点の所在地を、地域ごとに整理したものです。

シスコの ISO 14001 認定拠点の所在地
南北アメリカ(AMER) ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA) アジア太平洋、日本、中国、インド(APJCI)
アメリカ地域:
  • アトランタ(ジョージア州)
  • オースティン(テキサス州)
  • ボックスボロー(マサチューセッツ州)
  • フルトン(メリーランド州)
  • ハーンドン(バージニア州)
  • カナタ(カナダ)
  • ニューヨーク(ニューヨーク州)
  • リサーチ トライアングル パーク(ノースカロライナ州)
  • リチャードソン(テキサス州)
  • サンノゼ(カリフォルニア州)
  • トロント(カナダ)
ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA):
  • アムステルダム(オランダ)
  • ベッドフォントレイクス(英国)
  • ブリュッセル(ベルギー)
  • デュッセルドルフ(ドイツ)
  • ゴールウェイ(アイルランド)
  • クラクフ(ポーランド)
  • ネタニヤ(イスラエル)
  • パリ(フランス)
  • レディング(英国)
  • ヴィメルカーテ(イタリア)
アジア太平洋、日本、中国、インド(APJCI):
  • バンガロール(インド)
  • 北京(中国)
  • 香港(中国)
  • ノースシドニー(オーストラリア)
  • プネー(インド)
  • 上海(中国)
  • シンガポール(シンガポール)
  • セントレナーズ(オーストラリア)
  • 東京(日本)
シスコ環境管理システムの ISO 14001 認定
KPI 2019 年度 2020 年度 2021 年度 2022 年度 2023 年度
KPI:ISO 14001 認定を取得した拠点数 2019 年度:32 2020 年度:31 2021 年度:30 2022 年度:30 2023 年度:30

シスコの Global eScrap Management Team

シスコの Global eScrap Management Aspect Team(SMAT)は、シスコの ISO 14001 対象オフィスの目標設定に責任を持ち、シスコの EMS および環境テーマ管理プロセスによって特定された目標に沿って取り組みます。環境保護、公害防止、継続的な改善を推進しています。

環境法規制の遵守

シスコは、事業を行っている国で適用される環境に関する規制や法律を遵守します。

製品関連の重要な材料、リサイクル、バッテリ、梱包に関する法律(有害物質使用制限(RoHS)指令や Registration, Evaluation, Authorization, and Restriction of Chemicals(REACH)規則など)についてのシスコの見解は Materials をご覧ください。電気電子機器廃棄物(WEEE)、バッテリ、梱包に関するコンプライアンスについてのシスコの見解はこちらをご覧ください。

特定の国における特定のシスコ製品のホモロゲーションステータスに関する情報は、セルフサービスの PAS(製品承認ステータス)データベースをご覧ください。

過去 4 会計年度で、シスコは 2020 年度に約 34,000 米ドルの環境に関する罰金を支払いました。