外線コール転送の制限事項の概要
外線コール転送の制限事項は、ゲートウェイ、トランク、およびルート パターンを、システム レベルでオンネット(内部)デバイスまたはオフネット(外部)デバイスとして設定するために使用できる機能です。デバイスをオフネットとして設定すると、外部デバイスへの外線コールの転送を制限できるため、電話料金の詐欺行為の防止に役立ちます。
[オフネット間転送のブロック(Block OffNet to OffNet Transfer)] サービス パラメータが [はい(True)] に設定されている場合に、オフネット ゲートウェイまたはトランクでコールを転送しようとすると、コールを転送できないことを通知するメッセージがユーザの電話に表示されます。
この章では、次の用語を使用します。
用語 | 説明 |
---|---|
オンネット デバイス |
オンネットとして設定されており、ネットワーク内部にあるものと見なされるデバイス。 |
オフネット デバイス |
オフネットであると見なされ、ルーティング時にネットワーク外部にあるものと見なされるデバイス。 |
ネットワークの場所 |
ネットワークを基準にしたデバイスの場所(オンネットまたはオフネット)。 |
発信側 |
転送されるデバイス。システムはこのデバイスをオンネットまたはオフネットと見なします。 |
着信側 |
転送されたコールを受信するデバイス。システムはこのデバイスをオンネットまたはオフネットと見なします。 |
DN への着信コール |
オンネットまたはオフネットとして分類するために、ゲートウェイまたはトランク コール分類設定だけが使用されるコール。ルート パターン コール分類設定は適用されません。 |
発信コール |
トランク、ゲートウェイ、およびルート パターンのコール分類設定が考慮されるコール。ルート パターンの [デバイスの上書きを許可(Allow Device Override)] 設定により、ルート パターン コール分類設定の代わりに、トランクまたはゲートウェイ コール分類設定が使用されるかどうかが決まります。 |